JP4333775B2 - 光ディスク装置及び光ディスクの判別方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクの再生や記録を行う光ディスク装置に関する。また、本発明は、光ディスクの種類を判別する光ディスクの判別方法に関する。
コンパクトディスク(以下、CDという。)やデジタル多用途ディスク(以下、DVDという。)といった光ディスクが普及している。また、最近では、光ディスクの情報量を更に増やすために、光ディスクの高密度化に関する研究が進められ、ブルーレイディスク(以下、BDという。)等の高密度化された光ディスクも実用化されている。
光ディスクの情報の記録や再生は光ディスク装置において行われるが、上述のように光ディスクの種類が複数存在するために、その利便性等を考慮して1台の装置で複数種類の光ディスクを互換できる光ディスク装置が普及するに至っている。こうした光ディスク装置では、一般に装置内に光ディスクが挿入されると、まず、光ディスクの種類の判別を行い、判別結果に基づいて対応する光ディスクに見合った条件に装置の設定を行い、光ディスクの記録や再生を行う。
ところで、複数の光ディスクを互換する光ディスク装置において、光ディスクの種類を判別する方法については、従来から多数の報告がなされている。例えば、特許文献1においては、RF信号に基づいて光ディスクの記録密度を判別し、光ディスクの種類を判別する方法が提案されている。また、特許文献2には、RF信号に基づいてフォーカス信号を生成し、光ディスクの種類を判別する方法が提案されている。
また、このようなRF信号を利用して光ディスクの種類を判別する方法とは異なる方法として、例えば特許文献3に示されるような光ディスクの判別方法も提案されている。特許文献3の光ディスクの判別方法では、まず、プルイン信号に基づいて、光ディスク表面による表面反射から記録層による記録層反射が検出されるまでの時間長を計測して光ディスクの種類を大別する。例えばCDとDVDでは透明カバー層の厚みが異なる(例えば、CD:1.2mm、DVD:0.6mm)ために、表面反射から記録層反射が検出されるまでの時間長が異なる。従って、この時間長を計測することにより、光ディスクの種類をCD系、DVD系と大別できる。そして、光ディスクの種類の大別を行った後に、フォーカスエラー信号のピーク値を計測して、このピーク値に基づいて光ディスクの詳細な判別(例えば、CD系の光ディスクについて、CD−ROM、CD−R、CD−RWの判別)を行う。
なお、特許文献3は、このような方法で光ディスクの判別を行う際に、ディスク種別の判別処理に要する時間の短縮化を図る技術を提案するものである。
特開2005−353142号公報 特開2004−206765号公報 特開2005−259252号公報
以上のように、従来、種々の光ディスクの判別方法が提案されているが、本発明者は、光ディスクの種類判別の精度を向上するために、反射光の和信号であるプルイン信号(PI信号)を用いて光ディスクの種類を大別した後に、フォーカスエラー信号(FE信号)の振幅に加えて、PI信号の振幅も用いて、光ディスクの種類を判別することを検討している。
なお、光ディスクは、その種類によって反射率が異なるように設計されており、反射光の和信号であるPI信号の振幅を検出することにより、光ディスクの種類を判別することが可能である。
しかしながら、PI信号の振幅を用いて光ディスクの種類を判別する場合、特に反射率が低い光ディスクについて光ディスクの種類を誤判別することがあった。BDの色素変化型(BD−R)や相変化型(BD−RE)のディスクは反射率が低いために、この誤判別が発生し易く、特に問題となる。
この点について、本発明者が検討したところ以下の点がわかった。光ディスクの種類を判別するために、対物レンズを例えば光ディスクに近づける方向に移動する場合、図9に示すように、FE信号のS字曲線がゼロクロスする位置でピークを示すPI信号が得られる。なお、図9は、対物レンズを光ディスクに近づける方向に移動する場合に得られる信号について説明するための説明図で、図9(a)はPI信号、図9(b)はFE信号を示す。
このPI信号を観察すると、光ディスクに情報が記録されている場合に、PI信号のピーク付近に、例えば図10に示すようなノイズ成分が発生することがわかった。これは、光ディスクに情報が記録されると、光ディスクの記録層における反射率が変化することから、反射光の和信号であるPI信号と同様に反射光の和信号から生成されるRF信号が、PI信号に重畳し、それがノイズとなっていることがわかった。
このようなにPI信号にRF信号が重畳した場合には、以下のような理由で、光ディスクの種類について誤判別が生じると考えられる。すなわち、PI信号の振幅検出は、PI信号をA/D変換してCPU等の演算装置に取り込んだ後に行われるために、PI信号のサンプリング状況によって、PI信号が、例えば図11に示すような信号であると誤認識される場合ある。その結果として、PI信号の振幅が低レベルであったと判断されて、光ディスクの誤判別が生じる。そして、この誤判別は、特に低反射率の光ディスクで起こり易い。
従来、PI信号を用いて光ディスクの種類を判別する際に、以上のような問題点が存在するとの報告はなく、また、その解決方法についても報告がない。
以上の点を鑑みて、本発明の目的は、低反射率の光ディスクの種類判別を精度良く行え、安定して情報の記録や再生を行える光ディスク装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、低反射率の光ディスクの種類判別を精度良く行え、光ディスクの誤判別を低減できる光ディスクの判別方法を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、複数種類の光ディスクを互換する光ディスク装置であって前記光ディスクから受光した反射光を変換した電気信号から、前記反射光の和信号であるプルイン信号と、再生信号であるRF信号とを取得する信号取得処理と、前記RF信号に基づいて、前記プルイン信号の振幅の値を補正するか否かを決定し、前記プルイン信号の振幅の値を補正しない場合には、前記プルイン信号の振幅の値を用いて前記光ディスクの種類を判別し、前記プルイン信号の振幅の値を補正する場合には、前記RF信号の最大値と最小値との差として得られる値を前記プルイン信号の振幅の値に加える補正を行い、補正した前記プルイン信号の振幅の当該補正値を用いて前記光ディスクの種類を判別することを特徴としている。
この構成によれば、反射光の和信号であるプルイン信号の振幅を適宜補正する構成となっているために、プルイン信号の振幅(場合によっては補正されたもの)を用いて光ディスクの種類を判別する際に、誤判別が発生する可能性が低減する。従って、低反射率の光ディスクの種類判別を精度良く行え、安定して情報の記録や再生を行える光ディスク装置を提供することが可能となる。また、プルイン信号の補正を、誤差が発生する可能性を低減して行うことが可能となり、光ディスクの誤判別の可能性をより低減できる。
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記信号取得処理において、さらにフォーカスエラー信号を取得し、前記判別処理において、前記プルイン信号の振幅の値及び前記フォーカスエラー信号の振幅の値、又は、前記プルイン信号の振幅の前記補正値及び前記フォーカスエラー信号の振幅の値を用いて前記光ディスクの種類を判別する構成としても良い
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記光ディスクは、ブルーレイディスク系の光ディスクを含み、ブルーレイディスク用の光源を用いて、前記光ディスク表面による反射が検出されてから前記記録層による反射が検出されるまでの時間を計測し、得られた時間情報から前記光ディスクの種類を大別する大別処理を行った後に、前記判別処理を行うこととしても構わない。このように構成することによって、光ディスクの判別を、精度良く行うことが可能となる。
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、光源から出射される光ビームを前記光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクに対して接離する方向に変位させるアクチュエータと、前記光ディスクで反射された前記反射光を受光する光検出手段と、前記光検出手段で検出された電気信号から、前記反射光の和信号である前記プルイン信号を生成するプルイン信号生成手段と、前記光検出手段で検出された電気信号から、再生信号である前記RF信号を生成するRF信号生成手段と、前記信号取得処理及び前記判別処理を実行させる制御手段と、を備え、前記光ディスクは、ブルーレイディスク系の光ディスクを含み、前記制御手段は、前記対物レンズを前記光ディスクに近づく方向、又は前記光ディスクから離れる方向に移動させて、前記信号取得処理を実行させ、さらに、ブルーレイディスク用の光源を用いて、前記光ディスク表面による反射が検出されてから前記記録層による反射が検出されるまでの時間を計測し、得られた時間情報から前記光ディスクの種類を大別する大別処理を実行させた後に、前記判別処理を実行させることとしても良い
また、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記判別処理は、少なくともブルーレイディスク系の光ディスクの種類を判別する際に使用されるのが好ましい。ブルーレイディスク(BD)系の光ディスクのうち、特に色素変化型(BD−R)や相変化型(BD−RE)の光ディスクは反射率が低く、誤判別を生じ易い。このために、本発明の構成によって誤判別低下の効果を特に期待できる。さらに、本発明は、上記構成の光ディスク装置において、前記判別処理において、前記プルイン信号の信号レベルが最大となる時間における前記プルイン信号の振幅の値と前記RF信号の信号レベルとを取得し、取得した前記RF信号の信号レベルが予め定めた第1の閾値以上の場合には、取得した前記プルイン信号の振幅の値を補正しないことを決定し、当該プルイン信号の振幅の値と予め定めた第2の閾値との大小比較により前記光ディスクの種類を判別し、取得した前記RF信号の信号レベルが予め定めた前記第1の閾値よりも小さい場合には、取得した前記プルイン信号の振幅の値を補正することを決定し、前記RF信号の最大値と最小値との差として得られる値を当該プルイン信号の振幅の値に加える補正を行い、補正した前記プルイン信号の振幅の当該補正値と予め定めた前記第2の閾値との大小比較により前記光ディスクの種類を判別することとしても良い。
また、上記目的を達成するために本発明は、光ディスクからの反射光の和信号であるプルイン信号の振幅を用いて光ディスクの種類を判別する方法であって、対物レンズを前記光ディスクに近づく方向、又は前記光ディスクから離れる方向に移動して、前記プルイン信号と再生信号であるRF信号とを取得するステップと、前記RF信号に基づいて、前記プルイン信号の振幅の値を補正するか否かを決定するステップと、前記プルイン信号の振幅の値を補正しない場合には、前記プルイン信号の振幅の値を用いて前記光ディスクの種類を判別するステップと、前記プルイン信号の振幅の値を補正する場合には、前記RF信号の最大値と最小値との差として得られる値を前記プルイン信号の振幅の値に加える補正を行い、補正した前記プルイン信号の振幅の当該補正値を用いて前記光ディスクの種類を判別するステップと、を具備することを特徴としている。
この構成によれば、反射光の和信号であるプルイン信号の振幅を適宜補正する構成となっているために、プルイン信号の振幅(場合によっては補正されたもの)を用いて光ディスクの種類を判別する際に、誤判別が発生する可能性が低減する。従って、低反射率の光ディスクの種類判別を精度良く行え、光ディスクの誤判別を低減できる光ディスクの判別方法を提供できる。
本発明によれば、低反射率の光ディスクの種類判別を精度良く行え、安定して情報の記録や再生を行える光ディスク装置を提供可能である。また、本発明によれば、低反射率の光ディスクの種類判別を精度良く行え、光ディスクの誤判別を低減できる光ディスクの判別方法を提供可能である。
以下に本発明の内容について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
まず、本実施形態の光ディスク装置の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の光ディスク装置1は、光ディスク20の情報の再生、及び光ディスク20への情報の記録を可能に設けられており、BD系、DVD系、及びCD系の光ディスクを互換可能となっている。
なお、BD系の光ディスクには、例えばBD−ROM、BD−R、BD−REが含まれ、DVD系の光ディスクには、例えばDVD−ROM、DVD±R、DVD±RWが含まれ、CD系の光ディスクには、例えばCD−ROM、CD−R、CD−RWが含まれる。
2は、スピンドルモータであり、光ディスク20はスピンドルモータ2の上部に設けられるチャック部(図示せず)に着脱可能に保持される。スピンドルモータ2は、光ディスク20の情報の記録再生を行う際や光ディスク20の種類を判別する場合等に光ディスク20を連続回転する。スピンドルモータ2の回転制御は、スピンドルモータ駆動回路3によって行われる。
4は、光ピックアップであり、光源21から出射されるレーザ光を光ディスク20に照射し、光ディスク20への情報の書き込みと、光ディスク20に記録されている情報の読み取りを可能とする。図1に示されるように、光ピックアップ4には、光源21と、光源から出射されるレーザ光を光ディスク20の記録層20aに集光する対物レンズ22と、対物レンズ22を光軸方向と平行な方向であるフォーカス方向と、光ディスク20の半径方向と平行な方向であるトラッキング方向と、に移動するアクチュエータ23と、光ディスク20で反射された反射光を受光して電気信号に変換する光検出器24と、が備えられる。図2に示すように、光検出器24には4分割された受光領域が備えられる。
なお、本実施形態の光ディスク装置1は、上述のようにBD系、DVD系及びCD系の光ディスク20を互換可能であり、光源21は、BD用(例えば波長405nm)、DVD用(例えば波長650nm)、CD用(例えば波長780nm)のレーザ光を出射できるようになっている。
また、光ピックアップ4は、スライド部25の駆動によって光ディスク20の半径方向に移動可能となっており、光ディスク装置1によって情報の記録再生を行う際には、光ピックアップ4は、光ディスク20の半径方向に移動しながら情報の読み取りや書き込みを行う。
レーザ駆動回路5は、光ピックアップ4が備える光源21から出射されるレーザ光について、図示しないフロントモニタ用の受光素子で受光される光量によってレーザパワーの制御を行ったり、波長の異なるレーザ光を出射する際に、その切り換えの制御を行ったりする。
FEP(フロントエンドプロセッサ)6は、光ピックアップ4が備える光検出器24から電気信号を供給されて、供給された電気信号の処理を行い、RF信号、プルイン信号(PI信号)、フォーカスエラー信号(FE信号)、トラッキングエラー信号(TE信号)等を生成する。
DSP(デジタルシグナルプロセッサ)7は、FEP6から供給されるRF信号について、波形等化等の処理を行い、光ディスク20に記録されている情報の読み出しを行い、読み出した情報をデコーダ8に送る。デコーダ8は、データの復調を行うとともに、データのエラーを検出し、エラーが検出された場合において訂正可能であればデータの訂正処理を行う。デコーダ8で得られた再生データは、インターフェース9を介してパソコン等の外部機器に出力される。なお、デコーダ8はデータの読み取りエラーの発生割合であるエラーレートをシステムコントローラ12に供給する役割も果たす。
DSP7は、サーボコントローラ回路の機能も備えており、システムコントローラ12の制御下にFEP6から出力されるFE信号及びTE信号を用いて、光ピックアップ4のフォーカスサーボ及びトラッキングサーボと、スライド部25を駆動するスライドモータのサーボとを行うために制御信号を出力する。また、DSP6は、光ディスク装置1に挿入された光ディスク20の判別を行うための各種処理を行うが、この点については後述する。
アクチュエータ駆動回路10は、DSP7のサーボコントローラ回路から出力されるフォーカスサーボ制御信号を用いて、光ピックアップ4の対物レンズ22の焦点が常に光ディスク20の記録層20a上に合致するように光ピックアップ4のアクチュエータ23を駆動する。また、トラッキングサーボ制御信号を用いて、光ピックアップ4の光源21から出力されるレーザ光が常に光ディスク20のトラック上をトレースするように光ピックアップ4のアクチュエータ23を駆動する。また、アクチュエータ駆動回路10は、光ディスク20の種類判別時にも対物レンズ22の移動を行うが、この点については後述する。
スライドモータ駆動回路11は、DSP7から出力されるスライドモータのサーボを行うための制御信号を用いて、光ピックアップ34ら出力されるレーザ光が所定の光ディスク20のトラック上をトレースするように、スライド部25が備えるスライドモータを駆動する。
システムコントローラ12は、マイクロコンピュータを備えて光ディスク装置1を構成する各部が実行すべき所要の動作に応じて適宜制御処理を実行する。また、システムコントローラ12は、光ディスク20の種類を判別する処理を実行させる制御手段としても機能する。光ディスク20の判別動作については、後述する。なお、本実施形態においては、システムコントローラ12に光ディスク20の種類を判別する処理を実行させる構成としているが、この構成に限定される趣旨ではなく、システムコントローラ12とは別に、光ディスク20の種類を判別する処理実行させる制御手段を設ける構成等としても構わない。
システムコントローラ12には、ROM(Read Only Memory)13及びRAM(Random Access Memory)14が備えられている。ROM13には、システムコントローラ12が各種処理を行う上で必要となる各種のパラメータや動作プラグラムが記憶される。RAM14は、システムコントローラ12によるワーク領域として用いられ、また、各種必要な情報の格納領域とされる。
次に、光ディスク装置1における光ディスク20の種類判別について説明する。図3は、光ディスク装置1が備えるFEP6において、光ディスク20の種類判別と関係する部分について示したブロック図である。この図3を参照しながら、光ディスク装置1において、光ディスク20の判別処理を行う際に使用するPI信号、RF信号、FE信号を生成し、処理する流れについて説明する。
光検出器24が備える4つの受光領域A〜D(図2参照)で反射光を受光することにより得られた電気信号はそれぞれ、PI信号生成用演算器31とRF信号生成用演算器35とFE信号生成用演算器40とに送られる。PI信号生成用演算器31は、光検出器24が備える4つの受光領域A〜Dから送られてくる信号を全て加算(A+B+C+D)する。
この加算された信号は、PI用ゲイン制御部32に送られる。PI用ゲイン制御部32は、後段で処理しやすいようにゲイン調整を行い、LPF(ローパスフィルター)33はノイズの除去を行う。バッファアンプ34は、FEP6からDSP7へと信号を受け渡すために、信号のレベル調整を行う。このようにして得られたPI信号は、DSP7に供給される。
RF信号生成用演算器35は、光検出器24が備える4つの受光領域A〜Dから送られてくる信号を全て加算(A+B+C+D)する。この加算された信号は、RF用ゲイン制御部36に送られる。RF用ゲイン制御部36は、後段で処理しやすいようにゲイン調整を行い、LPF(ローパスフィルター)37はノイズの除去を行う。バッファアンプ38は、FEP6からDSP7へと信号を受け渡すために、信号のレベル調整を行う。このようにして得られたRF信号は、DSP7に供給される。
また、RF信号生成用演算器35によって得られた信号は、単にRF信号を取得する処理に加えて、図4に示されるようなRF信号の最大値と最小値を得るための処理が行われる。すなわち、RFゲイン調整部36及びLPF37で処理されて得られるRF信号は、ピーク/ボトム検出回路39に送られる。ピーク/ボトム検出回路39のうち、ピーク検出回路は計測時間内のRF信号の最大値のみをホールドし、ボトム検出回路は計測時間内のRF信号の最小値のみをホールドする。これにより、図4に示すようなRF信号の最大値と最小値とを得ることができる。
なお、図4は、RF信号の最大値と最小値について説明するためのイメージ図である。また、ここで得られるRF信号の最大値と最小値について、以下では、それぞれRF信号のピーク(P)、RF信号のボトム(B)と表現する。取得されたRF信号のピークとボトムについては、DSP7に送られる。
FE信号生成用演算器40は、光検出器24が備える4つの受光領域A〜Dから送られてくる信号を演算して((A+C)−(B+D))、FE用ゲイン制御部41に送る。FE用ゲイン制御部41は、後段で処理しやすいようにゲイン調整を行い、LPF(ローパスフィルター)42はノイズの除去を行う。バッファアンプ43は、FEP6からDSP7へと信号を受け渡すために、信号のレベル調整を行う。このようにして得られたFE信号は、DSP7に供給される。
DSP7は、FEP7から供給されたPI信号、RF信号、FE信号、及びRF信号のピーク及びボトムについて各種処理を行い、この処理結果をシステムコントローラ12(図1参照)に送る。そして、システムコントローラ12は、DSP7から送られてきた処理結果に基づいて光ディスク20の種類を判別する。
以下、光ディスク装置1における光ディスク20の種類判別の手順を、図5から図8を参照しながら説明する。なお、図5は、本実施形態の光ディスク装置1によって光ディスクの判別を行う手順の一部を示すフローチャートで、主にBD系の光ディスクを判別する手順を示したものである。また、図6は、図5に示すフローチャートの一部を詳細に説明するためのフローチャートである。図7は、本実施形態の光ディスク装置1によって光ディスクの判別を行う手順の一部を示すフローチャートで、主にDVD系の光ディスクを判別する手順を示したものである。図8は、本実施形態の光ディスク装置1によって光ディスクの判別を行う手順の一部を示すフローチャートで、主にCD系の光ディスクを判別する手順を示したものである。
まず、図5を参照しながら説明する。光ディスク装置1において、光ディスク20の判別はシステムコントローラ12からの指令によって行われる。まず、装置内に光ディスク20があるか否かが確認される(ステップS1)。この光ディスク20の有無の確認は、例えば、スピンドルモータ2を僅かに動作させた場合に得られるFG(Frequency Generator)パルスを用いて行われる。光ディスク20の有無によって観測されるFGパルスの数が異なるために光ディスク20の有無が判断される。
光ディスク20が装置内にない場合には、光ディスク20の判別は行われない。光ディスク20が装置内にあると判断された場合には、対物レンズ22が所定位置に移動される(ステップS2)。本実施形態では、後述のように、まず、対物レンズ22を光ディスク20に近づける方向に移動してPI信号、RF信号、FE信号を得るように構成されているために、対物レンズ22は、光ディスク20から所定量離れる方向に移動される。
対物レンズ22が所定位置に移動されると、BD用の光源21が点灯される(ステップS3)。その後、対物レンズ22が光ディスク20に近づく方向(アップ方向)に移動される(ステップS4)。また、対物レンズ22がアップ方向に移動されると同時に、PI信号、RF信号及びFE信号の取得が開始される(ステップS5)。また、RF信号の取得開始と同時に、RF信号のピークとボトムの測定も開始される(ステップS6)。
その後、対物レンズ22が所定の位置まで移動したか否かが確認される(ステップS7)。対物レンズ22が所定の位置に移動するまで、PI信号等の取得、及びRF信号のピークとボトムの測定が続けられる。対物レンズ22が所定の位置まで移動すると、対物レンズ22の移動が停止され(ステップS8)、装置内に挿入されている光ディスク20が、BD系の光ディスク20であるか否かが確認される(ステップS9)。
この確認は、例えばPI信号を用いて次のようにして行われる。すなわち、対物レンズ22が光ディスク20に近づく方向に移動する場合、まず、光ディスク20の表面反射に伴ってPI信号のピークが見られ、その後、光ディスク20の記録層20aでの反射(記録層反射)に伴ってPI信号のピークが見られる。従って、例えば、PI信号の表面反射によるピークが得られてから記録層反射によるピークが得られるまでの時間を計測することにより、光ディスク20の表面から記録層20aまでの距離がわかる。そして、BD系、DVD系、CD系で、記録層20aを保護する透明カバー層20b(図1参照)の厚みが異なる(例えばBD:0.1mm、DVD:0.6mm、CD:1.2mm)ために、この時間長計測をしておけば、光ディスク20がBD系か否かの確認が可能となる。
ステップS9で、装置内にある光ディスク20がBD系でないと判断された場合については後述する。ステップS9で、装置内にある光ディスク20がBD系であると判断された場合には、以下の処理によって、BD系の光ディスク20が、BD−ROM、BD−R、BD−REのいずれであるかが判別される。
なお、これらの各光ディスク20は、記録層20aにおける反射率が異なるために、先に取得したPI信号及びFE信号の振幅(記録層20aに由来する信号曲線の振幅)を用いて判別可能である。なお、PI信号及びFE信号の振幅は、PI信号及びFE信号を供給されたDSP7で取得される。しかし、上述のように、PI信号にRF信号が重畳するために、PI信号の振幅で光ディスク20の判別を行う場合には、誤判別が発生する可能性がある。以下では、この誤判別を発生させないように光ディスク20の判別を行う手順について説明する。
BD系の光ディスクであると判断されると、PI信号及びFE信号の振幅(BDの記録層反射に基づく信号曲線のもの)を取得する(ステップS10)。これらの振幅は、DSP7による処理によって得られ、これがシステムコントローラ12に送られる。次に、PI信号の振幅について補正を行う必要があるか否かが確認される(ステップS11)。この確認手順について、図6を参照しながら説明する。
まず、BDの記録層反射に基づくPI信号の信号レベルが最大となる時間を確認する(ステップS101)。この時間は、例えばPI信号等の取得開始(図5におけるステップS5)と同時に時間計測を開始し、この時間データについても収集しておくことで得られる。なお、本実施形態では、PI信号の信号レベルが最大となる位置によって、上述のPI信号の振幅を得ることにしている。
次に、確認された時間におけるRF信号の信号レベルを取得する(ステップS102)。この処理はDSP7において行われ、取得されたRF信号の信号レベルがシステムコントローラ12に送られる。そして、取得されたRF信号の信号レベルが、予め定めておいた閾値より小さいか否かが、システムコンピュータ12によって確認される(ステップS103)。
ここで、RF信号の信号レベルが閾値より小さい場合には、先に取得したPI信号の振幅は、RF信号の重畳によって本来の値より極端に小さくなっていると判断(すなわち、光ディスク20の種類を誤判別する可能性があると判断)される。このために、システムコンピュータ12は、PI信号の振幅を補正する必要があると決定する(ステップS104)。一方、RF信号の信号レベルが閾値以上の場合には、先に取得したPI信号の振幅が本来の値に近いと判断し、PI信号の振幅について補正不要と決定する(ステップS105)。
なお、以上においては、光ディスク20の情報が記録されている部分については、反射率が低下し、その部分については取得されるRF信号の信号レベルが低下することを前提としている。また、PI信号の補正を行うか否かの判断を行うために用いる閾値は、予め実験を行うことによって適切な値を決定すれば良い。
また、光ディスク20に情報が未記録の場合については、情報の記録による反射率の低下がないために、PI信号にRF信号が重畳することによってPI信号の振幅が本来の値より小さくなるということはない。この場合についても、図6に示したフローでPI信号の振幅について補正が必要か否かの判断を行えるが、別の実施形態として、予め光ディスク20に情報が記録されているか否かの判断を行い、情報が未記録の場合にはPI信号の振幅の補正が不要であると判断し、情報が記録されている場合に図6に示したステップS101からステップS105を実行するようにしても構わない。
なお、光ディスク20に情報が記録されているか否かの判断は、例えば、RF信号を、あるスライスレベルでコンパレートし、記録済みであれば1、未記録であれば0とする2値化信号(RECED信号)を用いることができる。
図5に戻って、ステップS11でPI信号の振幅の補正が必要と判断された場合には、RF信号の最大値(ピーク(P))と最小値(ボトム(B))について演算処理(P−B)し、これを用いてPI信号の振幅にレベル加算して、PI信号の補正値を得る(ステップS12)。
なお、本実施形態ではPI信号の振幅を補正する際に、RF信号の最大値と最小値との差として得られる値(P−B)を用いる構成としているのは、補正によって得られるPI信号の振幅(補正値)が誤差を含まないようにするためである。例えば、図6のステップS102で得られるRF信号の信号レベルによって、PI信号の振幅を補正することもできるが、この場合にはRF信号の測定ばらつきの影響を受けやすく、補正値が不正確なものとなり易い。
PI信号の振幅の補正値が得られると、その補正値とFE信号の振幅値から、BD系の光ディスク20が、BD−ROM、BD−R、BD−REのいずれであるかが判別される(ステップS13)。この判別は、予め閾値を準備しておき、この閾値との大小比較で判別する構成とすれば良い。
一方、ステップS11でPI信号の振幅の補正が不要と判断された場合には、ステップS10で取得したPI信号の振幅値及ぶFE信号の振幅値を用いて、BD系の光ディスク20が、BD−ROM、BD−R、BD−REのいずれかであるかが判別される(ステップS14)。
ステップ9でBD系の光ディスク20と大別された場合の光ディスク20の判別は以上のようであるが、ステップS9において、BD系でないと判断された場合には、以下の手順によって光ディスク20の判別が行われる。
以下、図7を参照しながら説明する。まず、DVD用の光源21が点灯される(ステップS15)。その後、対物レンズ22が光ディスク20から離れる方向(ダウン方向)に移動される(ステップS16)。また、対物レンズ22がダウン方向に移動されると同時に、PI信号及びFE信号の取得が開始される(ステップS17)。
その後、対物レンズ22が所定の位置まで移動したか否かが確認される(ステップS18)。対物レンズ22が所定の位置に移動するまで、PI信号等の取得が続けられる。対物レンズ22が所定の位置まで移動すると、対物レンズ22の移動が停止され(ステップS19)、装置内に挿入されている光ディスク20が、DVD系の光ディスク20であるか否かが確認される(ステップS20)。この確認は、BD系の光ディスク20であるか否かを大別した手順と同様の手順によれば良い。
ステップS20で、装置内にある光ディスク20がDVD系でないと判断された場合については後述する。ステップS20で、装置内にある光ディスク20がDVD系であると判断された場合には、PI信号及びFE信号の振幅(DVDの記録層反射に基づく信号曲線のもの)を取得する(ステップS21)。これらの振幅は、DSP7による処理によって得られ、これがシステムコントローラ12に送られる。
そして、取得したPI信号の振幅値及ぶFE信号の振幅値を用いて、DVD系の光ディスク20が、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RWのいずれであるかが判別される(ステップS22)。この判別は、予め閾値を準備しておき、この閾値との大小比較で判別する構成とすれば良い。
ステップ20でDVD系の光ディスク20と大別された場合の光ディスク20の判別は以上のようであるが、ステップS20において、DVD系でないと判断された場合には、以下の手順によって光ディスク20の判別が行われる。
以下、図8を参照しながら説明する。まず、CD用の光源21が点灯される(ステップS23)。その後、対物レンズ22が光ディスク20に近づく方向(アップ方向)に移動される(ステップS24)。また、対物レンズ22がアップ方向に移動されると同時に、PI信号及びFE信号の取得が開始される(ステップS25)。
その後、対物レンズ22が所定の位置まで移動したか否かが確認される(ステップS26)。対物レンズ22が所定の位置に移動するまで、PI信号等の取得が続けられる。対物レンズ22が所定の位置まで移動すると、対物レンズ22の移動が停止され(ステップS27)、装置内に挿入されている光ディスク20が、CD系の光ディスク20であるか否かが確認される(ステップS28)。この確認は、BD系、DVD系の光ディスク20であるか否かを大別した手順と同様の手順によれば良い。
なお、場合によっては、BD系でもDVD系でもないので、特にここで確認を行わなくても、光ディスク装置1内にある光ディスク20はCD系の光ディスク20であると大別しても構わない。
ステップS28で、装置内にある光ディスク20がCD系であると判断された場合には、PI信号及びFE信号の振幅(CDの記録層反射に基づく信号曲線のもの)を取得する(ステップS29)。これらの振幅は、DSP7による処理によって得られ、これがシステムコントローラ12に送られる。
そして、取得したPI信号の振幅値及ぶFE信号の振幅値を用いて、CD系の光ディスク20が、CD−ROM、CD−R、CD−RWのいずれであるかが判別される(ステップS30)。この判別は、予め閾値を準備しておき、この閾値との大小比較で判別する構成とすれば良い。一方、ステップS28で装置内にある光ディスク20がCD系でないと判断された場合には、光ディスク装置1で記録再生可能なBD系、DVD系、CD系のいずれの光ディスク20でもないので、装置外に排出される(ステップS31)。
なお、本実施形態では、BD系、DVD系、CD系のいずれでもない場合に装置外に排出する構成としたが、これに限定される趣旨ではなく、例えばエラーを表示部(図示せず)に表示するように構成する等しても構わない。
以上に示した光ディスク装置1の光ディスク20の判別方法では、PI信号の振幅値を用いて光ディスク20の判別を行う場合に、BD系の光ディスク20を判別する場合についてのみ、RF信号を用いてPI信号の振幅の補正を行う構成とした。しかし、これに限定される趣旨ではなく、DVD系、CD系と大別された光ディスク20の判別を行う場合にも、RF信号を用いてPI信号の振幅の補正を行う構成としても、もちろん構わない。ただし、BD系の光ディスク20のうち、色素変化型(BD−R)や相変化型(BD−RE)の記録対応光ディスクは特に反射率が低く、PI信号の振幅について誤認識する可能性が高いために、PI信号の振幅を補正する効果が特に大きい。
また、本発明は、PI信号の振幅を用いて光ディスク20の種類を判別する場合に有効な発明であり、本実施形態に示した光ディスクの判別手順以外の場合にも、本発明は広く適用可能である。例えば、以上に示した実施形態では、光ディスク20の大別後、PI信号の振幅及びFE信号の振幅を用いて、光ディスク20の種類を判別する構成であるが、光ディスク20の大別後、PI信号の振幅のみを用いて光ディスク20の種類判別を行うような場合にも、本発明は適用可能である。また、例えば、BD系、DVD系、CD系の順に光ディスクの判別を行うのではなく、別の順番とする変更や、光ディスク20の種類判別を効率良く行うための判別手順の変更等が行われた場合にも、本発明は適用可能である。
また、以上に示した実施形態では、光ディスク20に情報が記録された場合に光ディスク20の反射率が低下する場合を前提としているが、光ディスクの情報が記録された場合に、光ディスク20の記録層における反射率が向上するものもあり、このような場合にも本発明は応用可能である。すなわち、本実施形態の場合には、PI信号の振幅の補正を行う場合にレベル加算する構成であるが、上記のような場合には、PI信号の振幅の補正を行う場合に、レベル減算する構成としても良い。
その他、本実施形態では、BD系、DVD系、及びCD系を互換する光ディスク装置における光ディスクの判別について説明したが、別の種類の光ディスクを互換する光ディスク装置の場合にも、本発明は広く適用できるのは言うまでもない。
本発明の光ディスク装置によれば、反射率が低い光ディスクが含まれる場合でも光ディスクの種類判別を適切に行うことができる。従って、複数種類の光ディスクを互換する光ディスク装置の分野で、有用な発明である。
は、本実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 は、本実施形態の光ディスク装置に備えられる光検出器が有する受光領域の構成を示す概略平面図である。 は、本実施形態の光ディスク装置が備えるFEPにおいて、光ディスクの種類判別と関係する部分について示したブロック図である。 は、RF信号の最大値と最小値について説明するためのイメージ図である。 は、本実施形態の光ディスク装置によって光ディスクの判別を行う手順の一部を示すフローチャートで、主にBD系の光ディスクを判別する手順を示したものである。 は、図5に示すフローチャートの一部を詳細に説明するためのフローチャートである。 は、本実施形態の光ディスク装置によって光ディスクの判別を行う手順の一部を示すフローチャートで、主にDVD系の光ディスクを判別する手順を示したものである。 は、本実施形態の光ディスク装置によって光ディスクの判別を行う手順の一部を示すフローチャートで、主にCD系の光ディスクを判別する手順を示したものである。 は、従来の問題点を説明するための図で、対物レンズを光ディスクに近づける方向に移動する場合に得られる信号について説明する図である。 は、従来の問題点を説明するための図で、PI信号にノイズが発生する様子を示す図である。 は、従来の問題点を説明するための図で、PI信号にノイズが発生して誤判別する状態を説明するための模式図である。
符号の説明
1 光ディスク装置
6 FEP(PI信号生成手段、RF信号生成手段)
12 システムコントローラ(制御手段)
22 対物レンズ
23 アクチュエータ
24 光検出器(光検出手段)

Claims (7)

  1. 複数種類の光ディスクを互換する光ディスク装置であって
    前記光ディスクから受光した反射光を変換した電気信号から、前記反射光の和信号であるプルイン信号と、再生信号であるRF信号とを取得する信号取得処理と、
    前記RF信号に基づいて、前記プルイン信号の振幅の値を補正するか否かを決定し、前記プルイン信号の振幅の値を補正しない場合には、前記プルイン信号の振幅の値を用いて前記光ディスクの種類を判別し、前記プルイン信号の振幅の値を補正する場合には、前記RF信号の最大値と最小値との差として得られる値を前記プルイン信号の振幅の値に加える補正を行い、補正した前記プルイン信号の振幅の当該補正値を用いて前記光ディスクの種類を判別する判別処理と、を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記信号取得処理において、さらにフォーカスエラー信号を取得し、
    前記判別処理において、前記プルイン信号の振幅の値及び前記フォーカスエラー信号の振幅の値、又は、前記プルイン信号の振幅の前記補正値及び前記フォーカスエラー信号の振幅の値を用いて前記光ディスクの種類を判別することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ディスクは、ブルーレイディスク系の光ディスクを含み、
    ブルーレイディスク用の光源を用いて、前記光ディスク表面による反射が検出されてから前記記録層による反射が検出されるまでの時間を計測し、得られた時間情報から前記光ディスクの種類を大別する大別処理を行った後に、前記判別処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 光源から出射される光ビームを前記光ディスクの記録層に集光する対物レンズと、
    前記対物レンズを前記光ディスクに対して接離する方向に変位させるアクチュエータと、
    前記光ディスクで反射された前記反射光を受光する光検出手段と、
    前記光検出手段で検出された電気信号から、前記反射光の和信号である前記プルイン信号を生成するプルイン信号生成手段と、
    前記光検出手段で検出された電気信号から、再生信号である前記RF信号を生成するRF信号生成手段と、
    前記信号取得処理及び前記判別処理を実行させる制御手段と、を備え、
    前記光ディスクは、ブルーレイディスク系の光ディスクを含み、
    前記制御手段は、
    前記対物レンズを前記光ディスクに近づく方向、又は前記光ディスクから離れる方向に移動させて、前記信号取得処理を実行させ、さらに、
    ブルーレイディスク用の光源を用いて、前記光ディスク表面による反射が検出されてから前記記録層による反射が検出されるまでの時間を計測し、得られた時間情報から前記光ディスクの種類を大別する大別処理を実行させた後に、前記判別処理を実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  5. 前記判別処理は、少なくともブルーレイディスク系の光ディスクの種類を判別する際に使用されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光ディスク装置。
  6. 前記判別処理において、
    前記プルイン信号の信号レベルが最大となる時間における前記プルイン信号の振幅の値と前記RF信号の信号レベルとを取得し、
    取得した前記RF信号の信号レベルが予め定めた第1の閾値以上の場合には、取得した前記プルイン信号の振幅の値を補正しないことを決定し、当該プルイン信号の振幅の値と予め定めた第2の閾値との大小比較により前記光ディスクの種類を判別し、
    取得した前記RF信号の信号レベルが予め定めた前記第1の閾値よりも小さい場合には、取得した前記プルイン信号の振幅の値を補正することを決定し、前記RF信号の最大値と最小値との差として得られる値を当該プルイン信号の振幅の値に加える補正を行い、補正した前記プルイン信号の振幅の当該補正値と予め定めた前記第2の閾値との大小比較により前記光ディスクの種類を判別することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光ディスク装置。
  7. 光ディスクからの反射光の和信号であるプルイン信号の振幅を用いて光ディスクの種類を判別する方法であって、
    対物レンズを前記光ディスクに近づく方向、又は前記光ディスクから離れる方向に移動して、前記プルイン信号と再生信号であるRF信号とを取得するステップと、
    前記RF信号に基づいて、前記プルイン信号の振幅の値を補正するか否かを決定するステップと、
    前記プルイン信号の振幅の値を補正しない場合には、前記プルイン信号の振幅の値を用いて前記光ディスクの種類を判別するステップと、
    前記プルイン信号の振幅の値を補正する場合には、前記RF信号の最大値と最小値との差として得られる値を前記プルイン信号の振幅の値に加える補正を行い、補正した前記プルイン信号の振幅の当該補正値を用いて前記光ディスクの種類を判別するステップと、
    を具備することを特徴とする光ディスクの判別方法。
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