JP4333734B2 - ベーンポンプ - Google Patents

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Description

本発明はベーンポンプに関する。
一般的なベーンポンプとしては例えば図10に示すものが知られている。このベーンポンプ1は、ロータ室2にロータ3を偏心させて収納している。ロータ3には複数状のベーン溝19を放射状に形成してあり、各ベーン溝19にはベーン4を摺動自在に収納している。各ベーン4はロータ3のラジアル方向に移動自在となっている。ロータ3を回転駆動すると、各ベーン4の先端部はロータ室2の内周面2aに摺接し、これによりロータ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた作動室5の容積が大小変化し、この作動室5を介して吸入口6からの作動流体を吐出口7から排出する。例えば特許文献1には図10と同様のベーンポンプが開示されている。
ところで上記図10に示すベーンポンプは、ロータ3の外周面3aから突出するベーン4により作動室5内の作動流体に圧力を加えることはできるが、ロータ3の外周面3aにおいて隣り合うベーン4間の部分は凹凸のない滑らかな円弧状の曲面となり、作動室5内で流体の流れが生じ難くなっており、このため作動室5内の流体にそれ程圧力を発生させることができずポンプ性能が悪いという問題がある。
特開昭62−291488号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、作動室内の作動流体の圧力を高めて吐出口から効率良く作動流体を送り出すことができ、ポンプ性能を向上できるベーンポンプを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るベーンポンプは、ロータ室2に収納したロータ3と、ロータ3に設けられて先端がロータ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4と、ロータ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれてロータ3の回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室5と、容積拡大過程の作動室5に作動流体を流入させる吸入口6と、容積縮小過程の作動室5から作動流体を排出させる吐出口7とを備え、ロータ3の外周面3aにおいて隣り合うベーン4間の部分に羽根部27を突設し、前記羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面をロータ3のスラスト方向の中央部が両端側よりもロータ3の回転方向の後側に位置する凹面30として成ることを特徴とする。このようにロータ3の外周面3aにおいて隣り合うベーン4間の部分に羽根部27を突設することで、回転駆動するロータ3に設けた羽根部27によりロータ3の外周面3aとロータ室2の内周面2aの間に形成された作動室5の作動流体中に渦流が発生し、これにより作動室5内の作動流体の圧力を高めることができる。また、羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面をロータ3のスラスト方向の中央部が両端側よりもロータ3の回転方向の後側に位置する凹面30とすることで、ロータ3の回転駆動時においては羽根溝28内の作動流体中にロータ3のスラスト方向の両側から中央に向かって流れる渦流が発生し、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めることができる。
また請求項2は請求項1において、ロータ3の外周面3aにおいて隣り合うベーン4間の部分に前記羽根部27をロータ3の周方向に複数突設し、隣り合う羽根部27間に形成された羽根溝28をロータ3のスラスト面3bから開口させて成ることを特徴とする。このように羽根溝28をロータ3のスラスト面3bから開口させることで、該開口に対向するロータ室2の内底面2bに羽根溝28内の作動流体が接触して流れが生じ、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めることができる。
また請求項3は請求項1又は請求項2において、前記ロータ3の外周面3aから突出する羽根部27の突端部をロータ3の回転方向の前側に向けて突出して成ることを特徴とする。このように羽根部27の突端部をロータ3の回転方向の前側に向けて突出することで、ロータ3を回転駆動した場合には、羽根溝28内の作動流体中に羽根部27の突端側から基端側に向かって流れる渦流が発生し、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めることができる。
請求項1に係る発明では、回転駆動するロータに設けた羽根部によりロータの外周面とロータ室の内周面の間に形成された作動室の作動流体中に渦流が発生し、これにより作動室内の作動流体の圧力を高めて吐出口から効率良く作動流体を送り出すことができる。また、羽根部のロータの回転方向における前側の面をロータのスラスト方向の中央部が両端側よりもロータの回転方向の後側に位置する凹面とすることで、ロータの回転駆動時においては羽根溝内の作動流体中にロータのスラスト方向の両側から中央に向かって流れる渦流が発生し、これにより作動室内の作動流体の圧力をより高めて吐出口からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
また請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えて、また羽根溝をロータのスラスト面から開口させることで、該開口に対向するロータ室の内底面に羽根溝内の作動流体が接触して流れが生じ、これにより作動室内の作動流体の圧力をより高めて吐出口からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
また請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、羽根部の突端部をロータの回転方向の前側に向けて突出することで、ロータを回転駆動した場合には、羽根溝内の作動流体中に羽根部の突端側から基端側に向かって流れる渦流が発生し、これにより作動室内の作動流体の圧力をより高めて吐出口からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1乃至図4に示す本例のベーンポンプ1は例えば燃料電池に燃料を供給するためのポンプとして利用され、ケーシング10内に設けたロータ室2にロータ3を偏心させて収納し、先端がロータ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4をロータ3に設け、ケーシング10に吸入口6及び吐出口7をロータ室2に至るように設け、ロータ3を回転駆動させることでロータ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた作動室5の容積を大小変化させて、作動室5を介して吸入口6からの作動流体を吐出口7から排出する構成を有する。以下詳述する。
本例ではロータ3のスラスト方向(ロータ3の軸方向)を上下方向とするものであり、ロータ3を収納するケーシング10はロータ3の上方に位置する上ケース11とロータ3の下方に位置する下ケース12とをパッキン13を介して合わせることで形成されている。なお図1の14は上ケース11と下ケース12を締結させる締結具用の孔である。上ケース11には下ケース12との合わせ面から上方に凹没した上凹所15が形成され、下ケース12には上ケース11との合わせ面から下方に凹没した下凹所16が形成され、この上凹所15と下凹所16を合わせることでロータ室2が形成される。
上凹所15にはロータ3の上部が位置し、下凹所16にはロータ3の下部が位置する。上凹所15はロータ3の外径よりも大きな内径形状を有し、下凹所16はロータ3の外径と略同じ内径を有する。つまり下凹所16は上凹所15よりも小さい内径に形成してあり、上ケース11と下ケース12とを合わせた際には下凹所16はロータ3と同様に上凹所15の偏心位置に位置する。上凹所15の周縁部分にはリング材17が嵌合されてリング材17の内周面がロータ室2の内周面2aを構成する。ロータ室2はロータ3のスラスト方向から見た断面が円形であるが、リング材17の内周形状を変化させることで容易に平面視楕円形等の任意形状にできる。また、上ケース11には作動流体を作動室5に引き込む吸入口6と作動流体を作動室5から排出する吐出口7とが形成されており、リング材17の貫通孔17aを介して作動室5となるロータ室2にそれぞれ連通されている。また、下ケース12の下方には下凹所16の内底面に隣接するようにステータ23が配置されている。
ロータ3は中央に軸受部18を備えて平面視円形に形成されている。ロータ3の上部にはロータ3のラジアル方向に伸びるベーン溝19をロータ3の周方向に等間隔で複数条(本例では4つ)放射状に形成してあり、各ベーン溝19はロータ3の外周面3a及びロータ3の上面から開口している。またロータ3の下部にはマグネットから成る磁性体22が一体に装着されている。
ロータ3は、軸受部18がロータ室2を上下に貫く固定軸20に回転自在に挿通されることで、外周面3aがロータ室2の内周面2aに対向すると共にロータ3の一方のスラスト面3b(上面)が上凹所15の底面が構成するロータ室2の内底面2bに対向するようにしてロータ室2に回転自在に配置される。固定軸20は対向するロータ室2の内底面2bの偏心位置と下凹所16の内底面の中央部とに設けた軸着部21に回転不能状態で支持されている。
ロータ3の各ベーン溝19にはベーン4を摺動自在に収納してあり、これにより各ベーン4はロータ3のラジアル方向に移動自在となってロータ3の外周面3aから出没自在となる。
上記ロータ3をロータ室2に配置した際には磁性体22とステータ23とが隣接して配置されるが、この隣接する磁性体22とステータ23とはロータ3を図1の矢印aに示す一方向に回転駆動させる駆動部を構成する。つまり、この駆動部は、図示しない電源部からステータ23に電流を入力することで、ステータ23と磁性体22との間の磁気作用によって磁性体22に回転トルクを発生させるものであり、この回転トルクにより磁性体22、ひいてはロータ3が回転駆動されるようになっている。
ロータ室2に収納したロータ3を駆動部にて回転駆動させた際には、各ベーン4はロータ3が回転することによる遠心力を受けてロータ3の外周面3aから外方へ突出させてその先端をロータ室2の内周面2aに摺接させるのであり、ロータ室2の内面(内周面2aや内底面2b等)とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた複数の作動室5をロータ室2に形成する。ロータ3はロータ室2の偏心位置にあるから、ロータ室2の内周面2aとロータ3の外周面3aとの距離はロータ3の回転位置に応じて異なると共にベーン4のロータ3からの突出量もロータ3の回転位置に応じて異なるのであり、つまりロータ3を回転駆動させることで各作動室5はロータ3の回転方向に移動しながらその容積を大小に変化させる。すなわち、各作動室5は吸入口6に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が増大し、吐出口7に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が減少するようにされ、従ってロータ3を回転駆動すれば、作動流体が吸入口6からこれに連通する作動室5内に流入し、この作動室5内で圧縮された後に吐出口7から吐出されるのであり、これによりポンプとして機能する。
ここでロータ3の外周面3aにおいて各ベーン4(ベーン溝19)とこれと隣り合うベーン4(ベーン溝19)の間の部分にはロータ3の周方向に複数の羽根部27をロータ3と一体に突設してあり、各羽根部27はロータ3の周方向に等間隔で設けられている。各羽根部27はロータ3の中心からラジアル方向の外側に向かう方向に突出し、その突出長さはロータ室2の内周面2aに接しない長さに設定されている。各羽根部27のロータ3の回転方向における前側(矢印aに示す方向)の面はロータ3の周方向に対して垂直な面となっている。各羽根部27間にはロータ3の外周面3aから開口する羽根溝28が形成され、各羽根溝28のロータ3のスラスト方向における両端は閉塞している。上記のようにロータ3の外周面3aにおいて隣り合うベーン4間の部分に羽根部27を突設することで、回転駆動するロータ3に設けた各羽根部27によりロータ3の外周面3aとロータ室2の内周面2aの間に形成された作動室5の作動流体中に図1のbに示すような渦流が発生し、これにより作動流体の圧力を高めて吐出口7から効率良く作動流体を送り出すことができる。
また上記実施の形態の一例の各羽根溝28はロータ3のスラスト方向における両端を閉塞したが、各羽根溝28をロータ3のスラスト面から開口させることが好ましい。図5及び図6(a)に示す例ではロータ3のスラスト方向の両側のスラスト面のうち一方のスラスト面を構成する上面を開口側スラスト面3bとし、各羽根溝28のスラスト方向における一端を開口側スラスト面3bから開口させている。また図6(a)では各羽根部27の突端面はロータ3のラジアル方向に対して垂直な断面直線状の面となっている。
なおこの場合の羽根部27の突端部のロータ3の回転方向で見た断面形状としては、図6(a)のように各羽根部27の突端面をロータ3のラジアル方向に対して垂直な断面直線状の面とするものの他に、例えば図6(b)や図6(c)に示すものが考えられる。図6(b)では羽根部27の突端面を開口側スラスト面3b側に行く程ロータのラジアル方向の内側(ロータ3の中心側)に位置するように湾曲したロータ3の中心側に凸となる弧状の面としている。また図6(c)では羽根部27の突端面において開口側スラスト面3b側の半部を開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3のラジアル方向の内側(ロータ3の中心側)に位置するように湾曲したロータ3の中心側に凸となる弧状の面とすると共に、開口側スラスト面3bとは反対側の半部を開口側スラスト面3bと反対側に行く程ロータ3のラジアル方向の内側に位置するように湾曲したロータ3の中心側に凸となる弧状の面としている。なお図6(a)〜(c)の例では各羽根部7のロータ3のスラスト方向における一端面を開口側スラスト面3bと面一としている。
このように隣り合う羽根部27間に形成された羽根溝28をロータ3のスラスト面3bから開口させることで、該開口を介して回転駆動するロータ3の各羽根溝28内にある作動流体がロータ室2の内底面2bと接触してこの間に流れが生じ、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めて吐出口7からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
なお上記図6(a)〜(c)に示す例では各羽根溝28をロータ3の両側のスラスト面のうち一方のスラスト面3bからのみ開口させたが、ロータ3のスラスト方向における両端の夫々がロータ3の両側のスラスト面に開口するものであっても良く、この場合はロータ3の各羽根溝28内にある作動流体がロータ3の両側のスラスト面に対向するロータ室2の内底面2bの夫々と接触し、各羽根溝28内の作動流体中により一層渦流を発生させることができる。
また上記図6(a)〜(c)に示す例のように各羽根溝28を開口側スラスト面3bから開口させたものにあっては、図7(a)〜(c)に示すように羽根溝28を構成する各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面において少なくとも開口側スラスト面3b側の部分にガイド面29を形成し、該ガイド面29を前記開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3の回転方向の後側に位置するように傾斜した面とすることが好ましい。
図7(a)〜(c)に示す各羽根溝28はロータ3の両側のスラスト面のうち一方のスラスト面を開口側スラスト面3b(上面)から開口するものであり、このうち図7(a)では、各羽根部27は開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3の回転方向の後側に位置するように傾斜し、これにより各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面は開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3の回転方向の後側に位置するように傾斜した直線状の面となっており、この面をガイド面29としている。
また図7(b)では各羽根部27は開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3の回転方向の後側に位置するようにロータ3の中心側に凸となる弧状に湾曲し、これにより各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面は開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3の回転方向の後側に位置するように湾曲した弧状の面となっており、この面をガイド面29としている。
また図7(c)では各羽根部27を断面V字状に形成し、これにより各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面の開口側スラスト面3b側の半部を開口側スラスト面3b側に行く程ロータ3の回転方向の後側に位置するように傾斜した直線状の面とし、この面をガイド面29としている。なお図7(a)〜(c)の例では各羽根部7のロータ3のスラスト方向における一端面を開口側スラスト面3bと面一としている。
上記図7(a)〜(c)に示すように各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面にガイド面29を形成することで、ロータ3の回転駆動時においては、各羽根溝28内の作動流体中に図7(a)〜(c)の矢印のようにガイド面29に沿って各羽根溝28から開口側スラスト面3b側に向かう渦流を発生させることができ、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めて吐出口7からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
なお図7(a)〜(c)においても図6(a)〜(c)に示す例の場合と同様に各羽根溝28のロータ3のスラスト方向における両端をロータ3の両側のスラスト面の夫々から開口させ、ロータ3の各羽根溝28内にある作動流体がロータ3の両側のスラスト面に対向するロータ室2の内底面2bの夫々と接触するようにしても良いものとする。
また図8(a)や図8(b)に示すように各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面をロータ3のスラスト方向の中央部が両端側よりもロータ3の回転方向の後側に位置する凹面30とすることが好ましい。なお図8(a)では各羽根部27を弧状に形成することで凹面30を形成してあり、また図8(b)では各羽根部27を断面V字状に形成することで凹面30を形成している。
図8(a)や図8(b)に示すように各羽根部27のロータ3の回転方向における前側の面をロータ3のスラスト方向の中央部が両端側よりもロータ3の回転方向の後側に位置する凹面30とすることで、ロータ3の回転駆動時においては各羽根溝28内の作動流体中に凹面30に沿ってロータ3のスラスト方向の両側から中央に向かって流れる渦流が発生し、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めて吐出口7からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
また図9に示すようにロータ3の外周面3aから突出する各羽根部27の突端部をロータ3の回転方向の前側に向けて突出することが好ましく、図示例ではロータ3の外周面3aからロータ3のラジアル方向に突出した各羽根部27の突端部をロータ3の回転方向の前側に向けて屈曲している。
図9のように各羽根部27の突端部をロータ3の回転方向の前側に向けて突出することで、図中cに示すように各羽根溝28内の作動流体中に羽根部27の突端側から基端側に向かって流れる渦流が発生し、これにより作動室5内の作動流体の圧力をより高めて吐出口7からより効率良く作動流体を送り出すことができる。
なお、上記各例ではベーン4をロータ3の回転駆動時の遠心力で外方へ突出するようにしたが、ベーン溝19にベーン4を外方へ付勢するようなバネ材26(図10参照)を介装してロータ3の回転スピードによらずにベーン4の先端をロータ室2の内周面2aに確実に摺接するようにしてもよい。また、上記各例ではロータ3が固定軸20に対して回転自在に軸支されているが、上記固定軸20の代わりにロータ3に固定された回転軸をロータ室2に対して回転自在に軸支される構造を採用しても良い。また上記各例ではロータ3を回転駆動させる駆動部は磁気作用を発生させるステータ23と磁性体22とで構成しているが、駆動部としてはロータ3に固定した軸をモータにて回動駆動させる構造を採用してもよい。また本例のベーンポンプ1は燃料電池に燃料を供給するためのポンプとして利用されるものであるが、ベーンポンプ1としてはこれに限られるものではなく、また作動流体としては気体または液体のいずれであっても良いものとする。
本発明の実施の形態の一例を示すベーンポンプの断面図である。 同上のベーンポンプの分解斜視図である。 同上のロータの羽根部を示す斜視図である。 (a)は図1のA−A断面図であり、(b)はロータを図1の状態から所定角度回転した時のA−A断面の図である。 他例のロータの羽根部を示す斜視図である。 (a)は同上の羽根部近傍を拡大した縦断面図であり、(b)(c)は更に他例の羽根部近傍を拡大した縦断面図である。 (a)〜(c)は更に他例の羽根部を示す説明図である。 (a)(b)は更に他例の羽根部を示す説明図である。 更に他例の羽根部を示す水平断面図である。 従来のベーンポンプの断面図である。
符号の説明
1 ベーンポンプ
2 ロータ室
3 ロータ
3a 外周面
3b 開口側スラスト面
4 ベーン
5 作動室
6 吸入口
7 吐出口
27 羽根部
29 ガイド面
30 凹面

Claims (3)

  1. ロータ室に収納したロータと、ロータに設けられて先端がロータ室の内周面に摺接される複数のベーンと、ロータ室の内面とロータの外周面とベーンとで囲まれてロータの回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室と、容積拡大過程の作動室に作動流体を流入させる吸入口と、容積縮小過程の作動室から作動流体を排出させる吐出口とを備え、ロータの外周面において隣り合うベーン間の部分に羽根部を突設し、前記羽根部のロータの回転方向における前側の面をロータのスラスト方向の中央部が両端側よりもロータの回転方向の後側に位置する凹面として成ることを特徴とするベーンポンプ。
  2. ロータの外周面において隣り合うベーン間の部分に前記羽根部をロータの周方向に複数突設し、隣り合う羽根部間に形成された羽根溝をロータのスラスト面から開口させて成ることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. 前記ロータの外周面から突出する羽根部の突端部をロータの回転方向の前側に向けて突出して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベーンポンプ。
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