JP2008223548A - ベーンポンプ - Google Patents

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Tsukasa Hojo
司 法上
Ken Yamamoto
山本  憲
Masaki Nagano
正樹 長野
Masaaki Nishikata
政昭 西方
Takeshi Kusakabe
毅 日下部
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】摺接するポンプ室の内周面とベーンの先端との間の摺動抵抗を低減させて、作動効率を向上させると共に長寿命化を図ったベーンポンプを提供する。
【解決手段】ポンプ室2と、ポンプ室2に偏心させて収納したロータ3と、ロータ3に設けられて先端がポンプ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4と、ポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれてロータ3の回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室5と、容積拡大過程の作動室5に作動流体を流入させる吸入口6と、容積縮小過程の作動室5から作動流体を排出させる吐出口7とを備える。吐出口7から至る吐出経路8に分岐経路9を設ける。分岐経路9の出口90をポンプ室2の内周面2aに設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベーンポンプに関するものである。
従来から、図6のように、ポンプ室2にロータ3を偏心させて収納し、先端がポンプ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4をロータ3に設け、ロータ3を回転駆動させることでポンプ室2の内周面2aとロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた作動室5の容積を大小させて、作動室5を介して吸入口6からの作動流体を吐出口7から排出するベーンポンプ1が知られている(たとえば特許文献1参照)。
上記構造を有したベーンポンプ1では、摺接するポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との間の摺動抵抗が大きいと、ロータ3のスムーズな回転を阻害してベーンポンプ1の作動効率を低下させるばかりか、ポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端とが互いに磨耗してベーンポンプ1を劣化させてしまうという問題があった。
特開昭62−291488号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、摺接するポンプ室の内周面とベーンの先端との間の摺動抵抗を低減させて、作動効率を向上させると共に長寿命化を図ったベーンポンプを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係るベーンポンプ1にあっては、ポンプ室2と、ポンプ室2に偏心させて収納したロータ3と、ロータ3に設けられて先端がポンプ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4と、ポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれてロータ3の回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室5と、容積拡大過程の作動室5に作動流体を流入させる吸入口6と、容積縮小過程の作動室5から作動流体を排出させる吐出口7とを備え、吐出口7から至る吐出経路8に分岐経路9を設け、分岐経路9の出口90をポンプ室2の内周面2aに設けて成ることを特徴とする。これによると、作動室5から吐出口7に排出した作動流体の一部を分岐経路9を介してポンプ室2の内周面2aに供給することができ、つまり摺接するポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との間を作動流体による流体潤滑状態にすることができ、しかしてポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との摺接抵抗を低減でき、ベーンポンプ1の作動効率を向上させると共にベーンポンプ1を長寿命化できる。
また、請求項2に係るベーンポンプ1にあっては、請求項1において、分岐経路9の出口近傍部91をロータ3の回転方向に対して鋭角状に形成したことを特徴とする。これによると、ロータ3の回転に応じて先端がポンプ室2の内周面2aに摺接するベーン4は、その摺動抵抗によって先端がポンプ室2の内周面2aに引き摺られるような傾斜姿勢になる場合もあって、ベーン4が傾斜姿勢にある場合にはベーンポンプ1の駆動安定性の確保が困難になるが、出口近傍部91をロータ3の回転方向に対して鋭角状に形成した分岐経路9を介してポンプ室2の内周面2aに供給された作動流体は、上記摺動抵抗を打ち消す方向(ロータ3の回転方向)にベーン4の先端を押圧することができるのであり、つまり、ベーン4が傾斜姿勢になることを防止してベーンポンプ1の駆動安定性を確保することができる。
また、請求項3に係るベーンポンプ1にあっては、請求項1又は2において、分岐経路9の出口90をポンプ室2の内周面2aにおける周方向の等間隔ごとに複数設けたことを特徴とする。これによると、分岐経路9を介して作動流体をポンプ室2の内周面2aにおける周方向の等間隔ごとに供給でき、ポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との摺接抵抗を効果的に低減でき、更なるベーンポンプ1の作動効率の向上や長寿命化を図ることができる。
本発明にあっては、摺接するポンプ室の内周面とベーンの先端との間の摺動抵抗を低減させて、ベーンポンプの作動効率を向上させると共にベーンポンプの長寿命化を図ることができる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例のベーンポンプ1は、図1及び図2に示すように、ケーシング10内に設けたポンプ室2にロータ3を偏心させて収納し、先端がポンプ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4をロータ3に設け、ケーシング10に吸入口6及び吐出口7をポンプ室2に至るように設け、ロータ3を回転駆動させることでポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた空間である作動室5の容積を大小させて、作動室5を介して吸入口6からの作動流体を吐出口7から排出する構成を有する。以下詳述する。
ケーシング10は上ケース11と下ケース12とを合わせることで形成されている。下ケース12には上ケース11の合わせ面から下方に凹没した下凹所16が形成され、この下凹所16の上方開口を上ケース11の合わせ面で閉塞することでポンプ室2が形成される。このポンプ室2は平面視円形に形成されている。また、図示はしないが、下ケース12の下方には下凹所16の底面に隣接するようにステータが配置されている。
ロータ3は中央に軸受部18を備えて平面視円形に形成されており、ロータ3の上部には複数条(本例では4つ)のベーン溝19が放射状に形成されている。また、図示はしないが、ロータ3の下部には磁石などの磁性体が一体に装着されている。このロータ3は、軸受部18がポンプ室2を上下に貫いた固定軸20に回転自在に挿通されることで、外周面3aがポンプ室2の内周面2aに対向すると共にスラスト面(上面3b)が上ケース11のポンプ室2の上面構成部に対向するようにしてポンプ室2に回転自在に配置されている。また、各ベーン溝19にはベーン4がスライド自在に収納されてロータ3の外周面3aから突没自在にされている。ロータ3をポンプ室2に配置した際には磁性体とステータとが隣接して配置されるのであるが、この隣接する磁性体とステータとはロータ3を回転駆動させる駆動部を構成する。つまり、この駆動部は、図示しない電源部からステータに電流を入力することで、ステータと磁性体との間の磁気作用によって磁性体に回転トルクを発生させるものであり、この回転トルクにより磁性体、ひいてはロータ3が回転駆動されるようになっている。
ポンプ室2に収納したロータ3を駆動部にて回転駆動させた際には(矢印f)、各ベーン4はロータ3が回転することによる遠心力を受けてロータ3の外周面3aから外方へ突出させてその先端をポンプ室2の内周面2aに摺接させるのであり、ポンプ室2の内面(内周面2aや上面等)とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた複数の作動室5をポンプ室2に形成させる。ロータ3はポンプ室2の偏心位置にあるから、ポンプ室2の内周面2aとロータ3の外周面3aとの距離はロータ3の回転位置に応じて異なると共にベーン4のロータ3からの突出量もロータ3の回転位置に応じて異なるのであり、つまりロータ3を回転駆動させることで各作動室5はロータ3の回転方向に移動しながらその容積を大小に変化させる。ここで、上ケース11には作動流体を作動室5に引き込む吸入口6と作動流体を作動室5から排出する吐出口7とが形成されている。吸入口6や吐出口7はポンプ室2の上面に作動室5に連通可能にするように開口されている。なお図中14は吸入口6に至る吸入経路であり、8は吐出口7から至る吐出経路である。
すなわち、各作動室5は吸入口6に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が増大し、吐出口7に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が減少するようにされ、従ってロータ3を回転駆動すれば、作動流体が吸入口6からこれに連通する作動室5内に流入し(矢印b)、この作動室5内で圧縮された後に吐出口7から吐出されるのであり(矢印c)、これによりポンプとして機能する。
ところで、本例のベーンポンプ1では、摺接するベーン4の先端とポンプ室2の内周面2aとの摺接抵抗を低減させる工夫が施されている。すなわち、吐出口7から至る吐出経路8には分岐経路9が設けられ、分岐経路9の出口90がポンプ室2の内周面2aに設けてある。詳しくは、吐出経路8は上ケース11に形成されているが、その途中から分岐された分岐経路9は上ケース11から下ケース12を跨ぐように形成され、ポンプ室2の内周面2aを構成する下凹所16の内周面に分岐経路9の出口90が開口するようにされている。なお、分岐経路9の出口近傍部91はロータ3のスラスト面と略平行になるように形成されている。これによると、作動室5から吐出口7に排出した作動流体の一部は分岐経路9を介してポンプ室2の内周面2aに供給されるのであり(矢印a)、つまり摺接するポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との間を作動流体による流体潤滑状態にすることができるのであり、したがって、ポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との摺接抵抗を低減でき、ベーンポンプ1の作動効率の向上と、ベーンポンプ1の長寿命化が図られているのである。
以下、実施形態の他例を列挙する。先例と同様部位については同符号を付して説明を省き、異なる点につき説明をする。
図3のベーンポンプ1は、分岐経路9の出口近傍部91をロータ3の回転方向(矢印f)に対して鋭角状に形成してある。詳しくは、分岐経路9の出口近傍部91の中心線Mと、分岐経路9の出口90が開設されるポンプ室2の内周面2aの箇所におけるロータ3の回転方向後側へ伸びる接線Tとのなす角θが鋭角となるようにしてある。ロータ3の回転に応じて先端がポンプ室2の内周面2aに摺接するベーン4は、ベーン4に負荷される摺動抵抗(矢印d)によって先端がポンプ室2の内周面2aに引き摺られるような傾斜姿勢になる場合もあり(図中点線のベーン4)、この場合、ベーン4がベーン溝19の溝側面やベーン4室の内周面2aに強く摺れたり等することで、騒音や振動が発生してベーンポンプ1の駆動安定性の確保すら困難になる。しかしながら、本例のように分岐経路9の出口近傍部91をロータ3の回転方向に対して鋭角状に形成したことで、出口近傍部91をロータ3の回転方向に対して鋭角状に形成した分岐経路9を介してポンプ室2の内周面2aに供給された作動流体は、上記摺動抵抗を打ち消す方向(ロータ3の回転方向)にベーン4の先端を押圧することができるのであり(矢印e)、つまり、ベーン4が傾斜姿勢になることを防止してベーンポンプ1の駆動安定性を確保することができるのである。
図4及び図5のベーンポンプ1は、分岐経路9の出口90をポンプ室2の内周面2aにおける周方向の等間隔ごとに複数設けてある。具体的に本例では出口90はポンプ室2の内周面2aに等間隔に12箇所設けてあり、各出口90に至る各分岐経路9の出口近傍部91が下凹所16の周囲を取り巻くようなリング経路92からそれぞれ延出されている。なお、リング経路92は上ケースから至る分岐経路9に接続されており、各出口近傍部91は図3の例と同様にロータ3の回転方向(矢印d)に対して鋭角状に形成してある。これによると、分岐経路9を介して作動流体をポンプ室2の内周面2aにおける周方向の等間隔ごとに供給できるのであって、摺接するポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との間の流体潤滑状態を切らさないようにできるのであり、ポンプ室2の内周面2aとベーン4の先端との摺接抵抗を効果的に低減でき、更なるベーンポンプ1の作動効率の向上や長寿命化を図ることができたものである。
なお、上記実施形態では、ベーン4はロータ3の回転駆動時の遠心力で外方へ突出するようにされているが、ベーン溝19にベーン4を外方へ付勢するような押圧バネ21(図6参照)を介装してロータ3の回転スピードによらずにベーン4の先端をポンプ室2の内周面2aに確実に摺接させるようにしてもよい。また、上記実施形態では、ポンプ室2は平面視円形に形成されているが、平面視楕円形状など任意の形状にも形成できる。また、上記実施形態では、ロータ3が固定軸20に対して回転自在に軸支されているが、上記固定軸20の代わりにロータ3に固定させた回転軸をポンプ室2に対して回転自在に軸支される構造を採用してもよい。また、上記実施形態ではロータ3を回転駆動させる駆動部は磁気作用を発生させるステータと磁性体とで構成しているが、駆動部としてはロータ3に固定した回転軸をモータにて回動駆動させる構造を採用してもよい。
本発明の実施の形態の例であり、(a)はベーンポンプの分解斜視図であり、(b)は図1(a)のA部の水平断面図である。 同上のベーンポンプの水平断面図である。 実施の形態の他例であり、(a)はベーンポンプの分解斜視図であり、(b)は図3(a)のB部の水平断面図である。 実施の形態の更に他例であり、ベーンポンプの分解斜視図である。 同上のベーンポンプの水平断面図である。 従来技術の例のベーンポンプの水平断面図である。
符号の説明
1 ベーンポンプ
2 ポンプ室
2a 内周面
3 ロータ
3a 外周面
4 ベーン
5 作動室
6 吸入口
7 吐出口
8 吐出経路
9 分岐経路
90 出口
91 出口近傍部
92 リング経路

Claims (3)

  1. ポンプ室と、ポンプ室に偏心させて収納したロータと、ロータに設けられて先端がポンプ室の内周面に摺接される複数のベーンと、ポンプ室の内面とロータの外周面とベーンとで囲まれてロータの回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室と、容積拡大過程の作動室に作動流体を流入させる吸入口と、容積縮小過程の作動室から作動流体を排出させる吐出口とを備え、吐出口から至る吐出経路に分岐経路を設け、分岐経路の出口をポンプ室の内周面に設けて成ることを特徴とするベーンポンプ。
  2. 分岐経路の出口近傍部をロータの回転方向に対して鋭角状に形成したことを特徴とする請求項1記載のベーンポンプ。
  3. 分岐経路の出口をポンプ室の内周面における周方向の等間隔ごとに複数設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のベーンポンプ。
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