(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る印刷装置の全体の斜視図を図1に示し、この印刷装置の主要部の構成を示す平面図及び正面図を図2及び図3に示す。
この印刷装置は、装置本体としてのケース1を備え、装置本体(ケース)1の上面には、キー入力部2、液晶表示部3が設けられる。また、ケース1の前面には開口部4が配設される。プリンタ部25をカバーするプリンタカバー5が開口部4の上部に配置され、トレイ15がケース1内の収納位置から開口部4を介してケース1外に向けて引き出し可能に設けられている。
キー入力部2は、文字や記号や空白文字(スペース)等を入力する文字入力キーと、入力された文字を編集するための漢字変換キー及び無変換キーと、液晶表示部3上に表示されるカーソルを移動させるカーソルキーと、入力された文字列の印刷を実行するための印刷キーと、装置の電源をON・OFFするための電源キーと、トレイ15をイジェクトするためのイジェクトキーと、動作に必要な制御キーを備える。
ケース1の内部にはベース6が配設され、そのベース6上にはCD−Rなどの光ディスク(光記録媒体)45を支持するトレイ15が配置されている。また、ケース1の内部には、トレイ15に支持された光ディスク45の表面(レーベル面)に対して所定の文字等の印刷を行なうプリンタ部25が設けられている。プリンタ部25は、後述する印刷処理において、光ディスクに記録されたデータに関するタイトル等の印刷を実行する。なお、光ディスク45は、その中央部に円孔46を有する。この円孔46の内縁に後述する回転台18の係合爪20が係合して、光ディスク45は回転台18に装着される。
トレイ15は、矩形でプレート状のトレイ本体16を備え、トレイ本体16上には、光ディスクを支持し回転軸17を中心に回転可能な回転台18が配置されている。この回転台18の表面には緩衝材シート19が貼設され、中央部には光ディスク45の円孔46の内縁に係合する複数の係合爪20が回転台18の表面から突設されている。このトレイ15は、ケース1内の左右の位置でベース6に設けた案内レール7a、7bに沿って案内されて、装置内外に移動可能に配置されている。
トレイ本体16の片側の側縁にはラック8が設けられている一方、ケース1内にはラック8と噛み合う駆動ギア9およびギア列10を介して駆動ギア9を正逆回転させるステッピングモータ(トレイ駆動モータ)11が設けられている。そして、イジェクトキーの操作によりモータ11が正転駆動されて装置内の収納位置にあるトレイ15がケース1の前面に形成された開口部4から装置外に排出され、またイジェクトキーの操作によりモータ11が逆転駆動されて装置外に位置するトレイ15が装置内の収納位置まで移動される。
なお、ケース1には、トレイ15が装置内の収納位置(位置L1)に移動したことを検出する位置検出スイッチ12、トレイ15が光ディスクの着脱が可能な装置外の排出位置まで移動したことを検出する位置検出スイッチ13、トレイ15が装置内と装置外の間の所定の中間位置(位置L2)まで移動したことを検出する位置検出スイッチ13aが設けられる。これらの位置検出スイッチ12,13、13aの信号に基づいてモータ11の駆動が制御されて、トレイ15がケース1内外及びその中間での所定の停止位置に停止するように制御される。
回転台18は、その回転軸17がトレイ本体16に軸支されており、トレイ本体16に対して回転可能に構成されている。この回転台18は、トレイ本体16の裏面側に設けられたステッピングモータ(回転台駆動モータ)21を駆動源とし、ギア列22を介してモータ21の駆動力が回転軸17に伝達されることにより時計回りに回転駆動される。なお、トレイ本体16には、回転台18の初期位置(基準位置)を検出し、かつ基準位置に基づいて回転台18の回転量を管理するための回転位置検出スイッチ23が設けられている。
また、ケース1内に配置されるプリンタ部25は、熱転写プリンタから構成され、収納位置(位置L1)又は所定の中間位置(位置L2)にあるトレイ15の回転台18と対向して設けられている。
このプリンタ部25は、ブリッジ形状のプリンタフレーム26を備える。このプリンタフレーム26は、両端部に設けられた脚部27a、27bがケース1内のベース6に固定される。脚部27a、27bの間に水平方向に架け渡して配設された水平フレーム部27cが回転台18の回転中心部からケース1の前面側に偏って配置されている。
このプリンタフレーム26は、サーマルヘッド32を搭載したキャリッジ31を支持すると共に、キャリッジ31を回転台18に沿って往復走行させる走行路を形成する。このプリンタフレーム26には、キャリッジ31を摺動自在に案内するガイドシャフト28が水平フレーム部27cと並行して設けられている。また、水平フレーム部27cの回転台18との対向面側に沿って、ラック29およびキャリッジ31を案内するガイドレール30が配置されている。ラック29は、キャリッジ31の走行時にキャリッジ31に設けられた駆動ギア34と噛み合う。このキャリッジ31は、そこに搭載したステッピングモータ(キャリッジ駆動モータ)33によりラック29と噛み合う駆動ギア34を駆動してラック29に沿って往復移動する自走方式をとっている。
キャリッジ31の前面側には熱転写印刷のためのインクリボンを収容したリボンカートリッジ40が装着され、このリボンカートリッジ40はケース1の前面に設けたプリンタカバー5を開いて交換が可能になっている。
また、以下に述べるように、キャリッジ31には、モータ33を駆動源としてカム機構などによってサーマルヘッド32を印刷位置と非印刷位置とに移動させるヘッド移動機構、モータ33を駆動源としてリボン巻取り軸35を駆動してインクリボンを巻き取るリボン巻取機構が設けられる。
図4に基づいてプリンタ部25の構成についてさらに詳細に説明する。
キャリッジ31の前面のカートリッジ装着面には、印刷用消耗材としてのインクリボン80を収容したリボンカートリッジ40が着脱可能に装着されている。このリボンカートリッジ40は、ケース81を備え、このケース81に不図示のヘッドカバーが嵌合する凹部82が形成されている。
このケース81内には、リボン供給コア83とリボン巻取りコア84とが設けられ、リボン供給コア83にはインクリボン80がロール状に巻装されている。このリボン供給コア83から繰り出されたインクリボン80が、複数のガイドピン85を経て巻取りコア84に掛け止められる。さらに、インクリボン80は、リボン巻取り軸35に嵌装される巻取りコア84の正回転に応じて、順次巻取りコア84に巻き取られる。インクリボン80の中途部分は、ケース81の外部に露出してサーマルヘッド32が位置する上記凹部82の下面側を走行するようになっている。
キャリッジ31内には、キャリッジ用駆動モータ33の出力軸に取り付けられた出力ギア86が配置され、この出力ギア86に第1のギア87aが噛合する。さらに、この第1のギア87aに同軸に第2のギア87bが設けられ、この第2のギア87bに第3のギア34が噛合し、この第3のギア34に第4のギア87dが噛合している。
そして、第4のギア87dの回転軸に同軸にワンウエイクラッチ(図示せず)を介してリボン巻取り軸35が配置されている。このリボン巻取り軸35は、キャリッジ31のカートリッジ装着面からその前方に突出し、カートリッジ装着面に対するリボンカートリッジ40の装着に応じて、巻取りコア84と係合するようになっている。
第3のギア34は、ガイドシャフト28と平行にして、キャリッジ31の走行路に沿って水平フレーム部27cに配置されたラック29と噛合する。この噛合により、第3のギア34の正逆回転に応じて、キャリッジ31がガイドシャフト28に沿って往復移動するようになっている。
また、キャリッジ31内にはカムギア89が設けられ、このカムギア89には外周部にギヤが設けられ、その側面には回転中心に対して偏心する円弧状のカム溝90が形成されている。そしてこのカムギア89と上記出力ギア86との間に首振りクラッチ91が設けられている。この首振りクラッチ91は、出力ギア86に噛合した太陽ギア92と、この太陽ギア92に噛合し、かつアーム93を介して太陽ギア92の周方向に移動可能に支持された一対の遊星ギア94a,94bとから構成される。太陽ギア92の時計方向の回転時には、一方の遊星ギア94aがカムギア89に噛合すると共に、他方の遊星ギア94bがカムギア89から離れる。一方、太陽ギア92の反時計方向の回転時には、一方の遊星ギア94aがカムギア89から離れると共に、他方の遊星ギア94bがカムギア89に噛合するようになっている。
キャリッジ31内には、シャフト95を中心にして上下方向に回動するヘッドアーム96が設けられている。このヘッドアーム96は、その一端側の端部に張設されたスプリング97により、図4における反時計方向に弾性的に付勢されている。また、このへッドアーム96には、その一端寄りにピン98が設けられ、このピン98が上記力ムギア89の力ム溝90内に摺動自在に挿入されている。ヘッドアーム96の他端側の端部には、ヘッドホルダ99が取り付けられる。このヘッドホルダ99は、キャリッジ31の前方側に突出した不図示のヘッドカバーに配置されると共に、このヘッドカバーに沿ってキャリッジ31の前方側に延出している。さらに、このヘッドホルダ99の下面に、シャフト100を介してヘッドベース101が支持され、このヘッドベース101の下面にサーマルヘッド32が取り付けられている。このサーマルヘッド32は、ヘッドカバーの下面の開口に対向するように配置されている。
サーマルヘッド32は、リボンカートリッジ40から繰り出されるインクリボン80を挟んで、停止状態の回転台18上に静止して保持される光ディスク45の信号記録面とは反対側のレーベル面に圧接される。サーマルヘッド32は、この状態でキャリッジ31と一体にガイドシャフト28に沿って図3の左側から右側へ移動し、この移動中に、インクリボンのインクを溶融しながら光ディスク45の表面に所定の像を熱転写する方式で印刷を行なうようになっている。従って、サーマルヘッド32の発熱素子列の幅(主走査方向の幅)とその幅に直交するサーマルヘッド32の移動距離(副走査方向の長さ)で定まる矩形状の領域が1回の印刷動作による印刷範囲となる。
このプリンタ部25では、モータ33の正転駆動によって、キャリッジ31を図3の左側から右側に向けて移動させると共に、ヘッド移動機構によりサーマルヘッド32を光ディスクに当接する印刷位置に移動させてその位置に保持する。さらに、リボン巻取機構によりリボン巻取り軸35を駆動して熱転写に使用されたインクリボンの巻取りを行なう。また、モータ33の逆転駆動によって、サーマルヘッド32を非印刷位置に移動させてその位置に保持すると共に、キャリッジ31を図3の右側から左側に向けて復帰移動させる。リボン巻取機構にはワンウエイクラッチ機構が設けられており、キャリッジ31の復帰移動の際には、リボン巻取り軸35の駆動は行われない。
このように、この印刷装置では、そのプリンタ機構が、キャリッジ31に設けた単一の駆動モータ33により、印刷時のキャリッジ31の走行と、サーマルヘッド32の印刷位置へのダウンと、インクリボン80の送り動作とが連動して行われるように構成している。
図1において、破線で示す光ディスク45上の領域Aと領域Bはそれぞれプリンタ部25の各1回の印刷動作での印刷可能領域である。この印刷装置では、光ディスク45のレーベル面の2箇所の印刷領域A、Bに印刷を行なうものである。
この印刷装置では、トレイ15が装置本体内に収納された位置L1にあって、かつ回転台18が基準位置(回転角度0°)にあるときに、光ディスク45の第1の印刷領域Aがプリンタ部25の位置に対応し、この第1の印刷領域Aに印刷が可能となるように構成されている。
また、トレイ15が装置本体外の位置L2にあって、かつ回転台18が基準位置に対して180°回転した位置にあるときも、光ディスク45の第1の印刷領域Aがプリンタ部25の位置に対応し、この第1の印刷領域Aに印刷が可能となるように構成されている。
また、トレイ15が装置本体内に収納された位置L1にあって、かつ回転台18が基準位置に対して180°回転した位置にあるときに、光ディスク45の第2の印刷領域Bがプリンタ部25の位置に対応し、この第2の印刷領域Bに印刷が可能となるように構成されている。
また、トレイ15が装置本体外の位置L2にあって、かつ回転台18が基準位置にあるときも、光ディスク45の第2の印刷領域Bがプリンタ部25の位置に対応し、この第2の印刷領域Bに印刷が可能となるように構成されている。
図5は本実施形態に係る印刷装置の電子回路の構成を示している。この印刷装置の備える制御部50には、キー入力部2と、表示制御部51と、駆動回路52,53,54,55と、トレイ15の位置検出スイッチ12、13、13aと、回転台18の回転位置検出スイッチ23とが接続される。なお、ここでは、制御部50の内部構成について詳細には説明しない。制御部50は、各種演算及び制御を行なうための中央演算処理装置CPU(Central Processing Unit)若しくはMPU(Micro Processing Unit)等の他に、図5に示す各構成要素との間で各種信号を入出力するための信号入出力装置等から構成される。
表示制御部51は、液晶表示部3に表示データを出力するための表示用RAMを有する。駆動回路52,53,54,55は、それぞれ、トレイ駆動モータ11、回転台駆動モータ21、キャリッジ駆動モータ33及びサーマルヘッド32を駆動するためのものである。
また、制御部50には、フォントROM56、ROM57及びRAM58が接続され、フォントROM56には、多数の文字や記号について、表示用ドットパターンが記憶されると共に、印字用ドットパターンが大小の文字サイズ分記憶されている。ROM57には、後述する処理を行なうための各種プログラムが格納される。
上記プログラムとして、例えば、表示制御プログラム、印刷制御プログラム、印刷駆動制御プログラムなどがある。表示制御プログラムは、キー入力部2から入力された文字のコードデータに対応させて表示制御部51を制御する。印刷制御プログラムは、後述する入力バッファ58aに記憶された文字列に基づいて印刷用ドットパターンデータを作成する。印刷駆動制御プログラムは、作成された印刷用ドットパターンデータを1列づつサーマルヘッド32に出力する。制御部50は、これらのプログラムに基づいて印刷装置各部を制御して、所定の動作を行なわせる。
RAM58は入力バッファ58aと、印字バッファ58bとを備えている。ここで、入力バッファ58aは入力された文字列を記憶し、印字バッファ58bには、印刷動作毎に印刷すべき文字の印刷データが展開される。
次に、図6及び図7は印刷装置の印刷処理を示すフローチャートである。また、図8ないし図11は印刷装置の印刷動作の説明図である。以下、図8ないし図11を参照して図6及び図7に示す印刷処理について説明する。
この印刷装置では、光ディスク45の2箇所の印刷領域A、Bに印刷を行い、第1の印刷領域Aに印刷する1ないし複数行の第1の印刷データ及び第2の印刷領域Bに印刷する1ないし複数行の第2の印刷データの文字列をキー入力部2より入力し、印刷開始の指示を行なうと、図6及び図7の処理を開始する。
まず、RAM58の入力バッファ58aに格納された入力文字列により第1の印刷データの行数を検出する(ステップS1)。第1の印刷データの文字列が1行であれば(ステップS2のYes)、第1の印刷データの前余白量(F1)を検出し、次に後余白量(R1)を検出する(ステップS3、S4)。
この印刷装置では、印刷領域A、Bに対して印刷可能な行数、各行の文字数及び文字サイズが決められており、例えば、1行の場合には、印刷可能な文字数は12文字となっている。ステップS3の前余白量は印刷バッファ58aに格納された文字列の前部に入力された空白文字(スペース)の数をカウントし、また後余白量は1行の入力可能な文字数から空白文字を含む実際に入力された文字数を差し引いた数によって求める。
例えば、図9に示す例では、印刷領域Aに印刷する第1の印刷データとして、1個の空白文字に続いて「技術開発室」の5個の文字データが入力された場合である。この場合には、1行に入力可能な12文字分のうち、キー入力部2から入力される文字データは6個分の文字データであり、入力がされない6個分について空白文字(スペース)が強制挿入されるようにしている。従って、この例によれば、「技術開発室」の前部に1個の空白文字Sがあり、後部に6個の空白文字Sがあることになり、前余白量(F1)が空白文字1個相当分の長さとなり、後余白量(R1)が空白文字6個相当分の長さとなる。
また、例えば、図8に示す例では、印刷領域Aに印刷する第1の印刷データとして、6個の空白文字に続いて「技術開発室」の5個の文字データが入力された場合である。この場合には、1行に入力可能な12文字分のうち、キー入力部2から入力される文字データは11個分の文字データであり、入力がされない1個分について空白文字(スペース)が強制挿入されるようにしている。従って、この例によれば、「技術開発室」の前部に6個の空白文字Sがあり、後部に1個の空白文字Sがあることになり前余白量(F1)が空白文字6個相当分の長さとなり、後余白量(R1)が空白文字1個相当分の長さとなる。
また、ステップS2で第1の印刷データが1行文字列ではない場合には(ステップS2のNo)、各行の前余白量を求め(ステップS5)、その中から最小の前余白量(F1min)を求める(ステップS6)。後余白量についても同様に、各行について、後余白量を求め(ステップS7)、その中から最小の後余白量(R1min)を求める(ステップS8)。
そして、1行ないし複数行の文字列から構成される第1の印刷データについて前余白量F1が後余白量R1より大きいか否か判断する。複数行の場合には、最小値F1minとR1minとをもってこの判断を行なう(ステップS9)。この判断の結果、前余白量F1(又はF1min)が後余白量R1(又はR1min)より大きいと判断すると(ステップS9のYes)、トレイ駆動モータ11を駆動し位置検出スイッチ13aの検出信号に基づいてトレイ15を装置本体1外の位置L2まで移動させる一方、回転台駆動モータ21を駆動して回転台をその基準位置から180°回転する(ステップS10)。
図8はそのときの状態を説明するものである。図で矢印は印刷時のサーマルヘッド32の移動方向を示している。図9ないし図11についても同様である。図示のように、文字列の前後の余白のうち余白量の小さい後余白をサーマルヘッド32の印刷開始側に対応させ、余白量の小さい側から大きい側に向けて印刷する文字列の方向に沿ってサーマルヘッド32を移動させるようにするものである。また、図でPは予め印刷されているプレ印刷文字を表し、Sは空白文字を表す。
このようにして、トレイ15及び回転台18の位置を調整した後、入力バッファ58aに格納された第1の印刷データの文字列の末尾から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出して、指定の文字サイズで180°回転して印刷バッファ58bに展開する。この場合、空白文字については、文字サイズ相当分の空白を設定する(ステップS11)。
そして、キャリッジ駆動モータ33を正転駆動してサーマルヘッド32を印刷位置にダウン移動し、光ディスク45のレーベル面に沿って移動させるとともに、インクリボン80を送りながら印刷バッファ58bに展開された第1の印刷データの文字列のパターンデータに基づいてサーマルヘッド32を発熱駆動することによりをインクリボン80を介して光ディスク45の第1の印刷領域Aに第1の印刷データとしての文字列を印刷する(ステップS12)。この場合には、印刷バッファ58bに第1の印刷データの文字列が180°回転した文字列が逆順で上下が逆のパターンデータで展開されているため、文字列の末尾側から順に印刷されることになる。第1の印刷データの全てを印刷すると、キャリッジ駆動モータ33を逆転駆動してサーマルヘッド32を非印刷位置にアップし、キャリッジ31をホームポジションに復帰させて終了する。
一方、前記ステップS9の判断により、前余白量F1(又はF1min)が後余白量R1(又はR1min)より大きくないと判断すると、トレイ15を装置本体内の位置L1に位置させ、回転台18を回転することなく基準位置に位置させる(ステップS13)。
図9はその状態を示すものである。図示のように、文字列の前後の余白のうち余白量の小さい前余白をサーマルヘッド32の印刷開始側に対応させ、余白量の小さい側から大きい側に向けて印刷する文字列の方向に沿ってサーマルヘッド32を移動させようとするものである。
次に、入力バッファ58aに格納された第1の印刷データの文字列の先頭から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出して、指定の文字サイズで回転することなく印刷バッファ58bに展開する。空白文字については、空白の設定をする(ステップS14)。そして、印刷バッファ58bに展開された第1の印刷データの文字列のパターンデータをプリンタ部25により光ディスク45の第1の印刷領域Aに印刷する(ステップS12)。この場合には、印刷バッファ58bに第1の印刷データのパターンデータが文字列順に展開されているため、文字列の先頭側から順に印刷されることになる。
このようにして第1の印刷データの印刷が終了すると、次に図7に示す第2の印刷データの印刷処理に移行する。まず、RAM58の入力バッファ58aに格納された入力文字列により第2の印刷データの行数を検出する(ステップS15)。第2の印刷データが1行であれば(ステップS16のYes)、第2の印刷データの前余白量(F2)を検出し、次に後余白量(R2)を検出する(ステップS17、S18)。
また、ステップS16で第2の印刷データが1行文字列ではないと判断した場合には(ステップS16のNo)、各行の前余白量を求め(ステップS19)、その中から最小の前余白量(F2min)を求める(ステップS20)。後余白量についても同様に、各行について、後余白量を求め(ステップS21)、その中から最小の後余白量(R2min)を求める(ステップS22)。
そして、1行ないし複数行の文字列から構成される第2の印刷データについて前余白量F2が後余白量R2より大きいか否か判断する。複数行の場合には、前余白量の最小値F2minと後余白量の最小値R2minとをもってこの判断を行なう(ステップS23)
この判断の結果、前余白量F2(又はF2min)が後余白量R2(又はR2min)より大きいと判断すると(ステップS23のYes)、トレイ15を装置本体1内の位置L1に位置させ、回転台を180°回転する(ステップS24)。図10は、第2の印刷データとして、5個の空白文字に続いて6個の文字データからなる「新製品データ」の文字列を入力し、これを光ディスク45の第2の印刷領域Bに対して印刷する場合の説明図である。図示のように、文字列の前余白には5個の空白文字が挿入され、後余白には1個の空白文字が挿入される。従って、この場合には、文字列の前後の余白のうち余白量の小さい後余白をサーマルヘッド32の印刷開始側に対応させ、余白量の小さい側から大きい側に向けて文字列の方向に沿ってサーマルヘッド32を移動させようとするものである。
次に、入力バッファ58aに格納された第2の印刷データの文字列の末尾から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出し指定の文字サイズで180°回転して印刷バッファ58bに展開する。なお、空白文字については空白の設定をする(ステップS25)。そして、印刷バッファ58bに展開された第2の印刷データの文字列のパターンデータをプリンタ部25により光ディスク45の第2の印刷領域Bに印刷する(ステップS26)。
このプリンタ部25の動作はステップS12の領域Aに対する場合と同様である。この場合には、印刷バッファ58bに第2の印刷データの文字列が180°回転した文字列が逆順で上下が逆のパターンデータで展開されているため、文字列の末尾側から順に印刷されることになる。この第2の印刷データの全てを印刷すると、キャリッジ31をホームポジションに復帰させて終了する。
また、前記ステップS23の判断により、前余白量F2(又はF2min)が後余白量R2(又はR2min)より大きくないと判断すると、トレイ15を装置本体1外の位置L2に位置させ、回転台18を回転することなく基準位置に置く(ステップS27)。図11はその状態の説明図である。図示のように、この例では、文字列の前余白には1個の空白文字が挿入され、後余白には5個の空白文字が挿入される。従って、この場合には、文字列の前後の余白のうち余白量の小さい前余白をサーマルヘッド32の印刷開始側に対応させ、余白量の小さい側から大きい側に向けて文字列の方向に沿ってサーマルヘッド32を移動させようとするものである。。
次に、入力バッファ58aに格納された第2の印刷データの文字列の先頭から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出して、指定の文字サイズで回転することなく印刷バッファ58bに展開する。空白文字部分は空白の設定をする(ステップS28)。
そして、印刷バッファ58bに展開された第2の印刷データの文字列のパターンデータをプリンタ部25により光ディスク45の第2の印刷領域Bに印刷する(ステップS26)。この場合には、印刷バッファ58bに第2の印刷データのパターンデータが文字列順に展開されているため、文字列の先頭側から順に印刷されることになる。
図12及び図13は図6及び図7に示す印刷処理によって光ディスク45に印刷された第1の印刷データ及び第2の印刷データの印刷例を示している。図12の第1の印刷領域Aへの印刷例は、図6のステップS10〜S12の処理に基づくものであり、図12の第2の印刷領域Bへの印刷例は、図7のステップS24〜S26の処理に基づくものであり、図13の第1の印刷領域Aへの印刷例は、図6のステップS13〜S14及びS12の処理に基づくものであり、図13の第2の印刷領域Bへの印刷例は、図7のステップS27〜S28及びS26の処理に基づくものである。
このように、この第1の実施形態に係る印刷装置では、印刷すべき第1の印刷データ及び第2の印刷データの前後に設けられる前余白と後余白の余白量の大小を判断し、余白量の小さい側をサーマルヘッド32の印刷開始位置側に対応させるべく、トレイ15及び/又は回転台18をトレイ駆動モータ11や回転台駆動モータ21の駆動により移動して光ディスク45の印刷領域A、Bの位置をプリンタ部25に位置合わせし、余白量の小さい側から大きい側に向ってサーマルヘッド32を移動させて印刷を行なうため、余白部分でのインクリボンの空送り量を少なくすることができ、インクリボンの無駄な消費を少なくすることができる。
(第2の実施形態)
次に、図14及び図15は第2の実施形態に係る印刷装置の説明図である。前述の第1の実施形態に係る印刷装置では、トレイ15及び回転台18がモータにより移動及び回転するように構成していたが、この第2の実施形態に係る印刷装置ではトレイ112及び回転台113をユーザーの手動操作により移動及び回転するように構成している点が相違する。
図14及び図15において、装置本体としてのケース111にはトレイ112がそのケース(装置本体)111の内外に移動可能に設けられ、トレイ112には回転台113が回転可能に設けられている。また、装置本体111の内部にはプリンタ部114が設けられている。このプリンタ部114は、前述の第1の実施形態に係る印刷装置のプリンタ部25と同一の構成を備えている。
トレイ112の前部には手動によりトレイ112を装置本体111に対して移動操作するための取っ手115が設けられ、トレイ112の側面部には装置本体111に対する停止位置の位置決め用の凹部116a、116b、116cが設けられ、装置本体側には凹部116a、116b、116cに対応して係合部117が設けられている。係合部117は不図示のバネによってトレイ112の側面部に向けて付勢されており、各凹部116a、116b、116cに係合してトレイ112の停止位置の位置決めを行なう。
また、装置本体111にはトレイ112の移動位置検出用のスイッチ118a、118bが設けられている。これにより、トレイ112の移動位置(位置L1及び位置L2)の検出が可能にされている。
また、回転台113は回転軸119に軸支されてトレイ112上に回転可能に設けられており、この回転台113を手動で回転操作するためのダイヤル120がトレイ112に設けられ、ダイヤル120の一部がトレイ112の前部に露出して配置されている。ダイヤル120には軸121と同軸的にギヤ122が設けられ、このギヤ122が回転台113と同軸的に設けられたギヤ123に噛み合っている。従って、トレイ112の前部でダイヤル120を回転操作すると、ギヤ122及びギヤ123を介して回転台113が回転することになる。
この回転台113は、第1の実施形態のものと同様に基準位置があり、その基準位置がユーザーに確認できるようにダイヤル120部分に基準位置マーク等を表示してあることが好ましい。また、回転台113の周縁部の180°対向する2箇所には、回転台113の回転位置を位置決めするための位置決め用の凹部124が設けられている。
装置本体111側には凹部124に対応して係合部125が設けられている。係合部125は不図示のバネによって回転台113の周縁部に向けて付勢されており、凹部124に係合してトレイ112の停止位置の位置決めを行なう。これにより、回転台113が180°回転する毎に位置決め可能になっている。また、装置本体111には回転台113の回転位置検出用のスイッチ126が設けられている。これにより回転台113の回転位置を検出するようにしている。
このように、この印刷装置では、トレイ112は取っ手115を用いた手動操作によって、装置本体111に収納される位置(位置L1)と、装置本体111の外側に完全に引き出されて光ディスク45の着脱が可能な位置と、それらの中間の所定の位置(位置L2)の各停止位置の間で移動可能に構成されている。
これらの停止位置は、プリンタ部114との位置関係において、第1の実施形態の場合と同様である。図14は、トレイ112が位置L1に停止している状態を示し、図15は、トレイ112が位置L2に停止している状態を示している。そして、この印刷装置では、ダイヤル120の手動操作により回転台113が180°づつ回転可能に構成されている。
なお、この印刷装置では、前述の第1の実施形態のトレイ駆動モータ11、回転台移動モータ21及びそれらの駆動回路に相当する構成を備えていない他は図5と同様に、キー入力部2、表示部3、制御部50、ROM57、RAM58などの電子回路の構成を備えている。
次に、第2の実施形態に係る印刷装置の印刷処理について図16及び図17のフローチャートにより説明する。
第1の印刷データ及び第2の印刷データの入力後、印刷開始の指示があると、まず、RAM58の入力バッファ58aに格納された入力文字列により第1の印刷データの行数を検出する(ステップT1)。第1の印刷データが1行であれば(ステップT2のYes)、第1の印刷データの前余白量(F1)を検出し、次に後余白量(R1)を検出する(ステップT3、T4)。
また、ステップT2で第1の印刷データが1行文字列ではないない場合には(ステップT2のNo)、各行の前余白量を求め(ステップT5)、その中から最小の前余白量(F1min)を求める(ステップT6)。後余白量についても同様に、各行について、後余白量を求め(ステップT7)、その中から最小の後余白量(R1min)を求める(ステップT8)。
そして、1行ないし複数行の文字列から構成される第1の印刷データについて前余白量F1が後余白量R1より大きいか否か判断する。複数行の場合には、最小値F1minとR1minとをもってこの判断を行なう(ステップT9)。この判断の結果、前余白量F1(又はF1min)が後余白量R1(又はR1min)より大きいと判断すると(ステップT9のYes)、トレイ112を装置本体111外の所定の位置L2に位置させ、回転台113を180°回転するための操作を行なうべき案内メッセージを表示部3に表示する(ステップT10)。
ユーザーが案内に従って、トレイ112を装置本体111外の所定の位置L2に移動操作し、回転台113を180°回転操作すると、トレイ112の移動が移動位置検出用スイッチ118bで検出され、回転台113の回転が回転位置検出スイッチ126によって検出されるように構成されているため、その操作完了が判断されると(ステップT11のYes)、入力バッファ58aに格納された第1の印刷データの文字列の末尾から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出して、指定の文字サイズで180°回転して印刷バッファ58bに展開する。空白文字については空白とする(ステップT12)。
そして、印刷バッファ58bに展開された第1の印刷データの文字列のパターンデータをプリンタ部114により光ディスク45の第1の印刷領域Aに印刷する(ステップT13)。この場合には、印刷バッファ58bに第1の印刷データの文字列が180°回転した文字列が逆順で上下が逆のパターンデータで展開されているため、文字列の末尾側から順に印刷されることになる。
また、前記ステップT9の判断により、前余白量F1(又はF1min)が後余白量R1(又はR1min)より大きくないと判断すると、トレイ112が装置本体111内の位置L1(初期位置)に位置し、回転台113が基準位置(初期位置)にあることを検出スイッチの信号により確認するとともに(ステップT14)、入力バッファ58aに格納された第1の印刷データの文字列の先頭から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出して、指定の文字サイズで回転することなく印刷バッファ58bに展開する。空白文字については、空白とする(ステップT15)。
そして、印刷バッファ58bに展開された第1の印刷データの文字列のパターンデータを印刷装置により光ディスクの第1の印刷領域Aに印刷する(ステップT13)。この場合には、印刷バッファ58bに第1の印刷データのパターンデータが文字列順に展開されているため、文字列の先頭側から順に印刷されることになる。
なお、ステップT14に代えて、あるいは加えてトレイ15を位置L1に位置させ、かつ回転台113を基準位置に位置させるように操作したり、あるいは確認すべき案内メッセージを表示部3に表示するようにしてもよい。
このようにして第1の印刷データの印刷が終了すると、図17に示す第2の印刷データの印刷処理に移行する。まず、RAM58の入力バッファ58aに格納された入力文字列により第2の印刷データの行数を検出する(ステップT16)。そして、第2の印刷データが1行か判断し(ステップT17)、第2の印刷データが1行であれば(ステップT17のYes)、第2の印刷データの前余白量(F2)を検出し、次に後余白量(R2)を検出する(ステップT18、T19)。
また、ステップT17で第2の印刷データが1行文字列ではないないと判断した場合には(ステップT17のNo)、各行の前余白量を求め(ステップT20)、その中から最小の前余白量(F2min)を求める(ステップT21)。後余白量についても同様に、各行について、後余白量を求め(ステップT22)、その中から最小の後余白量(R2min)を求める(ステップT23)。
そして、1行ないし複数行の文字列から構成される第2の印刷データについて前余白量F2が後余白量R2より大きいか否か判断する。複数行の場合には、最小値F2minとR2minとをもってこの判断を行なう(ステップT24)この判断の結果、前余白量F2(又はF2min)が後余白量R2(又はR2min)より大きいと判断すると(ステップT24のYes)、回転台113を180°回転操作すべきとの案内メッセージを表示部3に表示する(ステップT25)。
回転台113の回転操作完了が検出されると(ステップT26のYes)、入力バッファ58aに格納された第2の印刷データの文字列の末尾から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出し指定の文字サイズで180°回転して印刷バッファ58bに展開する。空白文字については、空白とする(ステップT27)。
そして、印刷バッファ58bに展開された第2の印刷データの文字列のパターンデータを印刷装置のプリンタ部114により光ディスク45の第2の印刷領域Bに印刷する(ステップT28)。この場合には、印刷バッファ58bに第2の印刷データの文字列が180°回転した文字列が逆順で上下が逆のパターンデータで展開されているため、文字列の末尾側から順に印刷されることになる。
一方、前記ステップT24の判断により、前余白量F2(又はF2min)が後余白量R2(又はR2min)より大きくないと判断すると(ステップT24のNo)、トレイ112を装置本体111外の位置L2に移動操作すべきとの案内メッセージを表示部3に表示する(ステップT29)。
トレイ112の移動完了がスイッチ118bによって検出されると(ステップT30のYes)、入力バッファ58aに格納された第2の印刷データの文字列の先頭から順に文字データを読み出し、その文字データに対応する文字フォントをフォントROM56から読み出し指定の文字サイズで回転することなく印刷バッファ58bに展開する。この場合、空白文字については、空白とする(ステップT31)。
そして、印刷バッファ58bに展開された第2の印刷データの文字列のパターンデータを印刷装置のプリンタ部114により光ディスク45の第2の印刷領域Bに印刷する(ステップT31)。この場合には、印刷バッファ58bに第2の印刷データのパターンデータが文字列順に展開されているため、文字列の先頭側から順に印刷されることになる。
このように、この第2の実施形態に係る印刷装置では、印刷すべき第1の印刷データ及び第2の印刷データの前後に設けられる前余白と後余白の余白量の大小を判断し、余白量の小さい側をサーマルヘッドの印刷開始位置側に対応させるべく、トレイ112及び/又は回転台113を取っ手115を用いた移動操作やダイヤル120を用いた回転操作により移動して光ディスク45の印刷領域A、Bの位置をプリンタ部114に位置合わせし、余白量の小さい側から大きい側に向ってサーマルヘッド3移動させて印刷を行なうため、余白部分でのインクリボンの空送り量を少なくすることができ、インクリボンの無駄な消費を少なくすることができる。また、トレイ112や回転台113の手動による操作機構を設けるため、構造を簡単にすることができる。
なお、第1の実施形態に係る印刷装置では、図6及び図7の制御において、トレイ駆動モータ11によりトレイ15を装置本体1に対して移動し、回転台駆動モータ21により回転台18を回転するように構成したが、回転台18を回転させずにトレイ15のみを移動させたり、トレイ15を移動させずに回転台18のみを回転させるようにしてもよい。
トレイ15のみを移動させるようにした場合には、図9及び図11のように、第1及び第2の印刷データの前余白が小さい場合にインクリボンの無駄な消費を少なくすることができる。また、回転台18のみを回転させるようにした場合には、図10に示すように、第2の印刷データの後余白が小さい場合にインクリボンの無駄な消費を少なくすることができる。
また、同様にして、第2の実施形態に係る印刷装置においても、手動の移動操作によりトレイ112を装置本体111に対して移動し、手動の回転操作により回転台113を回転するように構成したが、回転台113を回転させずにトレイ112のみを移動させたり、トレイ112を移動させずに回転台113のみを回転させるようにしてもよい。
1…ケース(装置本体)、2…キー入力部、3…液晶表示部、11…トレイ駆動モータ、12、13、13a…位置検出用のスイッチ、15…トレイ、16…トレイ本体、17…回転軸、18…回転台、21…回転台駆動モータ、23…回転位置検出スイッチ、25…プリンタ部、31…キャリッジ、32…サーマルヘッド、33…キャリッジ駆動モータ、35…リボン巻取り軸、40…リボンカートリッジ、45…光ディスク、50…制御部、57…ROM、58…RAM、111…ケース(装置本体)、112…トレイ、113…回転台、114…プリンタ部、115…取っ手、116a〜116c…凹部、117…係合部、118a、118b…移動位置検出用のスイッチ、119…回転軸、120…ダイヤル、121…軸、122、123…ギヤ、124…凹部、125…係合部、126…回転位置検出用のスイッチ、