JP4332873B2 - マグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置 - Google Patents

マグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に寒冷時や極寒時におけるディーゼルエンジンやガソリンエンジンを動力源とする主に自動車などの各種車両用エンジンの起動性向上や各種車両や船舶のキャビン暖房などに使用されるエンジン冷却水などの熱媒体用流体の補助加熱手段として用いられ、またエンジン駆動される発電機、溶接機、コンプレッサー、建設機械などのエンジン冷却水の予熱あるいは急速昇温(ウォーミングアップ時間の短縮)に用いるマグネット式ヒーターと、主に車両用内燃機関に適用される冷却ファンを回転制御するファンクラッチを一体化したマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地などにおける始動時のエンジン冷却水の暖房に利用される自動車などの車両用補助暖房熱源として、ビスカス式ヒーターが知られている(特開平2−246823号公報、実開平4−11716号公報、特開平9−254637公報、特開平9−66729号公報、特開平9−323530公報等参照)。
ビスカス式ヒーターは、シリコンオイルなどの粘性流体をせん断により発熱させ、ウォータージャケット内を循環する循環水に熱交換して暖房熱源に利用する方式であって、その構造としては、例えばハウジング内部に発熱室と、この発熱室の外域にウォータージャケットを形成し、ハウジングには軸受装置を介して駆動軸が回動可能に支承され、駆動軸には発熱室内で回動可能なロータが固定されており、発熱室の壁面とロータとの間隙にシリコンオイルなどの粘性流体が封入され、ウォータージャケット内では循環水が入水ポートから取入れられ、出水ポートから外部の暖房回路へ送り出されるべく循環されている。
【0003】
車両の暖房装置に組込まれたこのビスカス式ヒーターでは、駆動軸がエンジンにより駆動されれば、発熱室内でロータが回動するため、粘性流体が発熱室の壁面とロータの外面との間隙でせん断により発熱し、この発熱がウォータージャケット内の循環水に熱交換され、加熱された循環水が暖房回路でエンジン冷却水など車両の暖房に供されることとなる。しかし、上記したビスカス式ヒーターは、シンプルな構造により、小型化と低コストを実現でき、また摩耗のない非接触式の機構で高い信頼性と安全性を確保することができ、さらに水温が上昇し、補助ヒーターが不要になると温度制御により自動的に運転が停止するため、無駄なエネルギーは使用しないなどの特徴を有するが、粘性流体として用いるシリコンオイルの耐熱性は240℃程度が限界であり、シリコンオイルの温度をあまり高くできないことと、始動時シリコンオイルが撹拌されて高温に発熱するまでに時間がかかると共に、シリコンオイルの温度が上昇すると粘度が低下することによりせん断抵抗が低下して単位時間当りの発熱量が次第に減少する傾向があるためにエンジン冷間時間での急速な暖房効果が得られないという難点がある。このため、特にディーゼルエンジン搭載の寒冷地仕様車の場合、このようなビスカス式ヒータは有効性において十分とはいえず、より短時間にかつ効率よく熱媒体用流体を高温に加熱することができる補助ヒータが望まれていた。
【0004】
そこで、本出願人はこのようなビスカス式ヒーターの有する問題点にかんがみ、前記のビスカス式ヒーターに比しより高温にしかも短時間に熱媒体用流体の温度を上昇させることができ、かつ耐熱性に優れたマグネット式ヒーターを開発し先に提案している。
このマグネット式ヒーターは、基本的には永久磁石、サーマルフェライトまたは電磁石などの磁石と、磁気ヒステリシスの大きな材料(例えばアルニコ材、フェライト系ステンレス鋼、ケイ素鋼など)やエディカレント材などの導体(発熱体)の2つの部材で構成され、この2つの部材が僅かなギャップを隔てて向かい合い、磁石と導体を相対的に回転させて磁路をせん断することにより導体側に発生するスリップ発熱を利用したもので、発熱体にエディカレント材またはヒステリシス材製リングを用いることによって数秒〜数十秒で200〜600℃の温度に発熱させることができるという特徴を有する。マグネット式ヒーターはこの原理を利用したもので、エンジン冷却水など車両の暖房に供される循環水をより短時間にかつ効率よく高温に加熱することができるという優れた特徴を有する。なお、上記した「スリップ発熱」とは前記磁石により発生した磁界内で、該磁界を切る方向に導体を動かす(回転させる)と、当該導体内に渦電流(エディカレント)が発生し、この渦電流の導体内における電気抵抗により発熱することを主に意味する。
【0005】
一方、車両用内燃機関などに適用される冷却ファンを回転制御するファンクラッチとして、ヒステリシス材製リングを使用したマグネット式クラッチがある。このマグネット式クラッチは、磁性のヒステリシス材製リング内に置かれた永久磁石間に働く吸引作用によりトルクを伝達するもので、車両用内燃機関では主にラジエーターの冷却に用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両用内燃機関に用いられている前記のマグネット式ヒーターとマグネット式クラッチはそれぞれ別々に製作され独立して使用されているため、従来のマグネット式ヒーターとマグネット式クラッチはそれぞれ別々に制御系を設ける必要があり、コストやメンテナンスが比較的高くつく上、コンパクト化できないためそれぞれの設置スペースを必要とし、そのスペースの確保も容易でないという問題があった。
【0007】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、マグネット式のクラッチとヒーターを一体化することによって、コンパクト化および低コスト化をはかったマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はマグネット式クラッチとマグネット式ヒーターが共に永久磁石を必須としている点に着目し、一つの永久磁石をマグネット式クラッチとマグネット式ヒーターに兼用できるように構成することによってマグネット式クラッチとヒーターを一体化した装置であり、その第1の実施態様は駆動軸に軸受装置を介して回転自在に支承されたファンケースの内周面に磁性のヒステリシス材製リングが嵌着され、前記駆動軸に軸方向にスライド可能に装着した磁石回転体に前記ヒステリシス材製リングと僅かなギャップを隔てて対向可能な永久磁石が取付けられ、前記ヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により前記駆動軸のトルクをファンケースに伝達するようにしたマグネット式ファンクラッチと、磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることにより導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式であって、内側に熱媒体用流体ジャケットが設けられ、該ジャケットの内周面に前記永久磁石と僅かなギャップを隔てて対向可能な導体が取付けられたハウジングが前記ファンケースに軸受装置を介して回転自在に支承され、前記駆動軸に装着した磁石回転体を該ハウジング側にスライドさせて永久磁石を前記導体に対向させて駆動軸により永久磁石側を回動させることにより導体に生じるスリップ発熱により前記熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が加熱される構造となしたマグネット式ヒーターとからなり、前記磁石支持体に軸受装置を介して相互に回転自在に接続され、流体圧シリンダー、サーモワックス、ソレノドなどの動力にて前後動するピストンロッドが前記ハウジング内に設けられ、該ピストンロッドにて前記磁石支持体を軸方向に前後動させて永久磁石を前記マグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させる切替機構を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
また第2の実施態様は磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることにより導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式であって、内側に熱媒体用流体ジャケットが設けられ、該ジャケットの内周面に導体が取付けられたハウジング内に、流体圧シリンダー、サーモワックス、ソレノドなどの動力にて前後動可能に支持された駆動モーターが収納され、該駆動モータの回転軸に取付けられた磁石回転体に前記導体と僅かなギャップを隔てて対向可能な永久磁石が取付けられ、磁石回転体の回動により導体に生じるスリップ発熱により前記熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が加熱される構造となしたマグネット式ヒーターと、前記永久磁石と僅かなギャップを隔てて対向可能な磁性のヒステリシス材製リングが内周面に嵌着され、前記ヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により前記駆動軸のトルクをファンケースに伝達するようにしたマグネット式ファンクラッチとからなり、前記駆動モーターを前後動させて磁石回転体に取付けられた永久磁石を前記マグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させてクラッチとヒーターとを切替えるごとく構成したことを特徴とするものである。
【0010】
さらに第3の実施態様はマグネット式ヒーターとマグネット式ファンクラッチをそれぞれディスク形としたもので、駆動軸に軸受装置を介して回転自在に支承されたディスク形のファンケースの内面に磁性のヒステリシス材製リングが好ましくは嵌着して設けられ、前記駆動軸に軸方向にスライド可能に装着したディスク形の磁石回転体に前記ヒステリシス材製リングと僅かなギャップを隔てて対向可能な永久磁石が取付けられ、前記ヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により前記駆動軸のトルクをファンケースに伝達するようにしたディスク形のマグネット式ファンクラッチと、磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることにより導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式であって、内側に熱媒体用流体ジャケットが設けられ、該ジャケットの前記ディスク形磁石回転体の背面と対向する面に前記永久磁石と僅かなギャップを隔てて対向可能な導体が取付けられたハウジングが前記ファンケースに軸受装置を介して回転自在に支承され、前記駆動軸に装着した磁石回転体を該ハウジング側にスライドさせて永久磁石を前記導体に対向させて駆動軸により永久磁石側を回動させることにより導体に生じるスリップ発熱により前記熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が加熱される構造となしたディスク形のマグネット式ヒーターとからなり、前記磁石支持体の背面に軸受装置を介して相互に回転自在に接続され、流体圧シリンダー、サーモワックス、ソレノドなどの動力にて前後動するピストンロッドが前記ハウジング内に設けられ、該ピストンロッドにて前記磁石支持体を軸方向に前後動させて永久磁石を前記マグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させる切替機構を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
上記本発明のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置においては、永久磁石に替えてサーマルフェライトを用いたり、導体にエディカレント材または鉄やフェライト系ステンレス鋼などを用いたりするものである。
【0012】
また、本発明における回転駆動源としては、エンジンによりプーリなどを介して駆動軸を駆動する方式、あるいはエンジンとは別設の専用のモーターなどを用いることができる。
【0013】
本発明においては、回転駆動される永久磁石をマグネット式ヒーター側に移動させると熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が導体に生じるスリップ発熱で加熱される。また回転駆動される永久磁石をファンクラッチ側に移動させると、マグネット式ヒーター側がOFFになると同時にファンクラッチ側がONとなりヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により駆動軸のトルクがファンケースに伝達されてファンが回転する。したがって、本発明装置は一つの永久磁石の軸方向の位置によりヒーターとファンのON/OFFを制御できるとともに、ファン回転およびヒーター性能を自由にコントロールできる。
なお、サーマルフェライトは、永久磁石にソフトフェライトを貼り付けたものが一般的であり、ある温度以上に発熱すると磁路がソフトフェライト中を通るようになり、反対に発熱温度がある温度以下に下がると磁路がソフトフェライトの外側に形成されるという特性を有する磁石であるため、永久磁石に替えてサーマルフェライトを用いた場合は、ヒーターは永久磁石をファンクラッチ側に移動させることなく自動的にON/OFF制御が可能となる。
【0014】
本発明に係るマグネット式ヒーターは導体側の回転により当該導体が発熱し、永久磁石も導体からの輻射熱により磁力は少し弱まり、駆動トルクは多少減少するが、前記したビスカス式ヒーター程の比ではなく、発熱量は高い値を維持し続けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の請求項1に対応するマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の一実施例を示す縦断側面図、図2は同上のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の他の実施例を示す縦断側面図、図3は本発明の請求項2に対応するマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の一実施例を示す縦断側面図、図4は同上のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の他の実施例を示す縦断側面図、図5は本発明の請求項3に対応するマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の一実施例を示す縦断側面図、図6は同上のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の他の実施例を示す縦断側面図であり、1、11、21は駆動軸、2、12、22はファンケース、3、13はヒステリシス材製リング、4、14、24は磁石回転体、5、15は永久磁石、6、16、26はハウジング、7、17、27はウォータージャケット、8、18は導体、9、19はヨーク、10はピストン、30は流体圧シリンダー、31はスプリング、32は駆動モーター、33はモーター支持体、34−1〜34−4は軸受、35はファン、36はプーリ、37は給電ケーブル、38はエンジン冷却水、P1は入水ポート、P2は出水ポート、P3、P4は圧力流体ポートをそれぞれ示す。
【0016】
図1に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、駆動軸1に軸受34−1を介して回転自在に取付けられた大径短寸のファンケース2、このファンケース2の内周面に嵌着されたアルニコ、フェライト系ステンレス鋼や鉄などからなるヒステリシス材製リング3、前記駆動軸1にスプライン軸部を設けて軸方向にスライド可能に外嵌した磁石回転体4に前記ヒステリシス材製リング3と僅かなギャップを隔てて対向可能に取付けられたリング状の永久磁石5とからなるマグネット式ファンクラッチと、前記ファンケース2に軸受34−2を介して相互に回転自在に外嵌したハウジング6、該ハウジングの内周側に設けたウォータージャケット7、前記ウォータージャケット7に前記永久磁石5と僅かなギャップを隔てて対向するごとくヨーク9を介して取付けた銅、アルミニウムなどの導体8とからなるマグネット式ヒーターと、前記ハウジング6に前記駆動軸1と同一軸線上に突設した筒体部6−1に流体圧シリンダー30にて前後動可能に収納され、かつスプリング31にて常時外方の力を付勢され前記磁石回転体4と軸受34−3を介して接続されたピストン10からなり、前記流体圧シリンダー30により磁石回転体4を軸方向に前後動させることにより永久磁石5をマグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させる切替機構とから構成されている。
【0017】
導体8およびウォータージャケット7を有するハウジング6には、入水ポートP1および出水ポートP2が設けられ、入水ポートP1と出水ポートP2は該ウォータージャケット7内に連通されている。一方、駆動軸1には締結ボルトなどによりプーリ36が取付けられ、車両のエンジンによりベルトで回転されるようになっている。駆動源はエンジンに替えて専用のモーターを使用することも可能であることはいうまでもない。また、切替機構のピストン10をスプリング31に抗して軸方向に移動させる動力としては、油圧または空圧などの流体圧シリンダー30のほか、サーモワックス、ソレノイドなどを用いることも可能である。
【0018】
上記構成のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置において、切替機構の流体圧シリンダー30により磁石回転体4を図1に示すごとくハウジング6側に移動させて永久磁石5を導体8と対向位置させた状態で駆動軸1がプーリ36を介してエンジンにより駆動されると、永久磁石5が回動することによりハウジング6内に収納されている導体8との間に形成されている磁路がせん断されて導体8にスリップ発熱が生じる。この導体8の発熱は、ウォータージャケット7内のエンジン冷却水25に熱交換されて加熱される。このヒーター作動中はファンクラッチは機能していないためファンは停止している。
【0019】
つぎに、エンジン冷却水の冷却が必要となった場合は切替機構の流体圧シリンダー30によりスプリング31に抗して磁石回転体4をファンケース2側に移動させて永久磁石5をヒステリシス材製リング3と対向位置させると、永久磁石5がマグネット式ヒーター側の導体8より離れることによりヒーターの機能が停止すると同時に、マグネット式ファンクラッチ側のヒステリシス材製リング3と永久磁石5間に働く吸引作用により駆動軸のトルクがファンケース2に伝達され冷却ファン35が回転しラジエーターが冷却される。これによりウォータージャケット7内のエンジン冷却水25は温度が徐々に低下する。
【0020】
ウォータージャケット7内のエンジン冷却水38がある温度まで低下し、昇温させる必要が生じた場合は、再び切替機構の流体圧シリンダー30を開放してスプリング31の押圧力により磁石回転体4をハウジング6側に移動させて永久磁石5を導体8と対向位置させてヒーターとして機能させる。この時冷却ファン35の回転は停止する。そしてエンジン冷却水38が暖まり始めると、今度は磁石回転体4をファンケース2側に移動させて永久磁石5をヒステリシス材製リング3と対向位置させて冷却ファン35を回転させ、ラジエーター冷却用として作用させる。
【0021】
つぎに、図2に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、ファンクラッチとヒーターの切替機構を変更した以外は図1に示す装置と同一である。すなわち、図1に示す装置では切替機構のピストン10を流体圧シリンダー30とスプリング31にて作動させる方式を採用した場合を例示したが、図2に示す装置はハウジング6に前記駆動軸1と同一軸線上に突設した筒体部6−1を直接流体圧シリンダーとして用いて、図1に示す流体圧シリンダー30とスプリング31を省いた構成としたもので、筒体部6−1の長手方向両端部に設けた圧力流体ポートP3、P4より筒体部6−1内に圧力流体を出し入れすることによりピストン10を作動させる方式である。34−4はピストン10をスライド自在に支持する軸受兼シールである。
【0022】
図2に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置において、筒体部6−1内の圧力流体の供給量が加減されて磁石回転体4がヒーター側に位置した状態で駆動軸1が駆動されると、永久磁石5が回動することによりハウジング6内に収納されている導体8との間に形成されている磁路がせん断されて導体8にスリップ発熱が生じ、ウォータージャケット7内のエンジン冷却水38が加熱される。つぎに筒体部6−1内の圧力流体の流れ方向を調節してピストン10をファンケース2側に移動させて永久磁石5をヒステリシス材製リング3と対向位置させると、永久磁石5が導体より離れることによりヒーターの機能が停止すると同時に、ヒステリシス材製リング3と永久磁石5間に働く吸引作用により駆動軸のトルクがファンケース2に伝達され冷却ファン35が回転しラジエーターが冷却される。この時ウォータージャケット7内のエンジン冷却水38は温度が徐々に低下する。したがってこの装置の場合は、筒体部6−1内の圧力流体の供給方向を調整することによってファンクラッチ、ヒーターの両機能を選択機能させることができる。
【0023】
一方、図3、図4に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置はモーター内蔵型を例示したもので、図3に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の構造は、ウォータージャケット17、導体8およびヨーク9を具備するハウジング16の背面側に突設した筒体部16−1に流体圧シリンダー30にて前後動可能に収納され、かつスプリング31にて常時外方の力を付勢されたピストン10の先端にモーター支持体33を介して駆動モーター32を取付け、この駆動モーター32の駆動軸11に円筒形の磁石回転体14を取付けた構造となしたもので、内周面にアルニコ、フェライト系ステンレス鋼、鉄などからなるヒステリシス材製リング3を有するファンケース12は前記ハウジング16の前面側に軸受34−2を介して回転自在に外嵌されている。なお、駆動モーター32には給電ケーブル37より通電されるように構成されている。
【0024】
図3に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置において、切替機構の流体圧シリンダー30を操作してピストン10を後退させて磁石回転体14に取付けた永久磁石5を導体8と対向位置させた状態で駆動モーター32が起動すると、図1に示す装置と同様、永久磁石5が回動することによりハウジング16内に収納されている導体8との間に形成されている磁路がせん断されて導体8にスリップ発熱が生じ、ウォータージャケット17内のエンジン冷却水38が加熱される。このヒーター作動中はファンクラッチは機能していないためファンは停止している。
【0025】
つぎに、切替機構の流体圧シリンダー30によりスプリング31に抗して磁石回転体14をファンケース12側に移動させて永久磁石5をヒステリシス材製リング3と対向位置させると、永久磁石5が導体より離れることによりヒーターの機能が停止すると同時に、ヒステリシス材製リング3と永久磁石5間に働く吸引作用により駆動軸のトルクがファンケース12に伝達され冷却ファン35が回転しラジエーターが冷却される。この時ウォータージャケット17内のエンジン冷却水38は温度が徐々に低下する。ウォータージャケット17内のエンジン冷却水38がある温度まで低下し、昇温の必要が生じた場合は、再び切替機構の流体圧シリンダー30を開放してスプリング31の押圧力により磁石回転体14をハウジング16側に移動させて永久磁石5を導体8と対向位置させてヒーターとして機能させる。この時冷却ファン35の回転は停止する。そしてエンジン冷却水38が暖まり始めると、今度は磁石回転体14をファンケース12側に移動させて永久磁石5をヒステリシス材製リング3と対向位置させて冷却ファン22を回転させ、ラジエーター冷却用として作用させる。
【0026】
また、図4に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、ファンクラッチとヒーターの切替機構を変更した以外は図3に示す装置と同一である。すなわち、図3に示す装置では切替機構のピストン10をスプリング31と流体圧シリンダー30にて作動させる方式を採用した場合を例示したが、図4に示す装置は前記図2に示す切替機構と同様、ハウジング16に前記駆動軸1と同一軸線上に突設した筒体部16−1を直接流体圧シリンダーとして用いて、図3に示す流体圧シリンダー30とスプリング31を省いた構成としたもので、筒体部16−1の長手方向両端部に設けた圧力流体ポートP3、P4より筒体部16−1内に圧力流体を出し入れすることによりピストンロッド10を作動させる方式である。
【0027】
図4に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置において、筒体部16−1内の圧力流体の供給量が加減されて磁石回転体14がヒーター側に位置した状態で駆動モーター32が起動すると、図3に示す装置と同様、永久磁石5が回動することによりハウジング内に収納されている導体8との間に形成されている磁路がせん断されて導体8にスリップ発熱が生じ、ウォータージャケット17内のエンジン冷却水38が加熱される。つぎに筒体部16−1内の圧力流体の流量を調節してピストン10をファンケース12側に移動させて永久磁石5をヒステリシス材製リング3と対向位置させると、永久磁石5が導体より離れることによりヒーターの機能が停止すると同時に、ヒステリシス材製リング3と永久磁石5間に働く吸引作用により駆動軸のトルクがファンケース12に伝達され冷却ファン35が回転しラジエーターが冷却される。この時ウォータージャケット17内のエンジン冷却水38は温度が徐々に低下する。したがってこの装置の場合も前記図2に示す装置と同様、筒体部16−1内の圧力流体の供給量を加減することによってファンクラッチ、ヒーターの両機能を選択機能させることができる。
【0028】
なお、図3、図4に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の場合は、ファンケース12側のヒステリシス材製リング3とヒーター側の導体8との間にいわゆるニュートラルの状態にするための領域を設けているので、ファンクラッチおよびヒーター共に機能停止させたい場合は、図3に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置においては切替機構の流体圧シリンダー30により、図4に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置においては筒体部16−1内に出し入れする圧力流体により、それぞれ永久磁石5を図3、図4に示すニュートラルの位置に停止させておけばよい。
【0029】
上記図1〜図4に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、マグネット式ファンクラッチおよびマグネット式ヒーター共に、永久磁石5とヒステリシス材リング3および導体8がそれぞれファンケース2、12、ハウジング6、16の半径方向に対向配置した構成となしているが、図5、図6に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、永久磁石とヒステリシス材リングおよび導体を軸方向に配置したデイスクタイプとしたものである。
すなわち図5に示すデイスクタイプのマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、駆動軸21に軸受34−1を介して回転自在に取付けられたディスク形のファンケース22、このファンケース22の内面に取着したアルニコ、フェライト系ステンレス鋼や鉄などからなるドーナツ形のヒステリシス材製リング13、前記駆動軸21にスプライン軸部を設けて軸方向にスライド可能に外嵌したディスク形の磁石回転体24に前記ヒステリシス材製リング13と僅かなギャップを隔てて対向可能に取付けられたドーナツ形の永久磁石15とからなるマグネット式ファンクラッチと、前記ファンケース22に軸受34−2を介して相互に回転自在に外嵌したハウジング26、該ハウジングの内周側に設けたウォータージャケット27、前記ウォータージャケット27に前記永久磁石15と僅かなギャップを隔てて対向するごとくヨーク19を介して取付けた銅、アルミニウムなどのドーナツ形の導体18とからなるマグネット式ヒーターと、前記ハウジング26に前記駆動軸21と同一軸線上に突設した筒体部26−1に流体圧シリンダー30にて前後動可能に収納され、かつスプリング31にて常時外方の力を付勢され前記磁石回転体24と軸受34−3を介して接続されたピストン10からなり、前記流体圧シリ15をマグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させる切替機構とから構成されている。
【0030】
導体18およびウォータージャケット27を有するハウジング26には、入水ポートP1および出水ポートP2が設けられ、入水ポートP1と出水ポートP2は該ウォータージャケット27内に連通されている。一方、駆動軸21には締結ボルトなどによりプーリ36が取付けられ、車両のエンジンによりベルトで回転されるようになっている。駆動源はエンジンに替えて専用のモーターを使用することも可能であることはいうまでもない。また、切替機構のピストン10をスプリング31に抗して軸方向に移動させる動力としては、油圧または空圧などの流体圧シリンダー30のほか、サーモワックス、ソレノドなどを用いることも可能である。
【0031】
上記構成のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置において、切替機構の流体圧シリンダー30により磁石回転体24を図1に示すごとくハウジング26側に移動させて永久磁石15を導体18と対向位置させた状態で駆動軸21がプーリ36を介してエンジンにより駆動されると、永久磁石15が回動することによりハウジング26内に収納されている導体18との間に形成されている磁路がせん断されて導体18にスリップ発熱が生じる。この導体18の発熱は、ウォータージャケット27内のエンジン冷却水38に熱交換されて加熱される。このヒーター作動中はファンクラッチは機能していないためファンは停止している。
【0032】
つぎに、エンジン冷却水の冷却が必要となった場合は切替機構の流体圧シリンダー30によりスプリング31に抗して磁石回転体24をファンケース22側に移動させて永久磁石15をヒステリシス材製リング13と対向位置させると、永久磁石15がマグネット式ヒーター側の導体18より離れることによりヒーターの機能が停止すると同時に、マグネット式ファンクラッチ側のヒステリシス材製リング13と永久磁石15間に働く吸引作用により駆動軸のトルクがファンケース22に伝達され冷却ファン35が回転しラジエーターが冷却される。これによりウォータージャケット27内のエンジン冷却水38は温度が徐々に低下する。
【0033】
ウォータージャケット27内のエンジン冷却水38がある温度まで低下し、昇温させる必要が生じた場合は、再び切替機構の流体圧シリンダー30を開放してスプリング31の押圧力により磁石回転体24をハウジング26側に移動させて永久磁石15を導体18と対向位置させてヒーターとして機能させる。この時冷却ファン35の回転は停止する。そしてエンジン冷却水38が暖まり始めると、今度は磁石回転体24をファンケース26側に移動させて永久磁石15をヒステリシス材製リング13と対向位置させて冷却ファン35を回転させ、ラジエーター冷却用として作用させる。
【0034】
つぎに、図6に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、ファンクラッチとヒーターの切替機構を変更した以外は図5に示す装置と同一である。すなわち、図5に示す装置では切替機構のピストン10を流体圧シリンダー30とスプリング31にて作動させる方式を採用した場合を例示したが、図6に示す装置はハウジング26に前記駆動軸1と同一軸線上に突設した筒体部26−1を直接流体圧シリンダーとして用いて、図5に示す流体圧シリンダー30とスプリング31を省いた構成としたもので、筒体部26−1の長手方向両端部に設けた圧力流体ポートP3、P4より筒体部26−1内に圧力流体を出し入れすることによりピストン10を作動させる方式である。34−4はピストン10をスライド自在に支持する軸受兼シールである。
【0035】
図6に示すマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置において、筒体部26−1内の圧力流体の供給量が加減されて磁石回転体24がヒーター側に位置した状態で駆動軸21が駆動されると、永久磁石15が回動することによりハウジング26内に収納されている導体18との間に形成されている磁路がせん断されて導体18にスリップ発熱が生じ、ウォータージャケット27内のエンジン冷却水38が加熱される。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明に係るマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置は、より短時間にかつ効率よく熱媒体用流体を高温に加熱することができるマグネット式ヒーターとヒステリシス材を使用したマグネット式クラッチとを一体化して一つの永久磁石でクラッチとヒーターの両機能を得ることができるように構成したことにより、構造をよりシンプルにでき、装置のコンパクト化と低コスト化を実現でき、また摩耗のない非接触式の機構でより高い信頼性と安全性を確保することができるなどの効果が得られるとともに、永久磁石の位置を調節することができるので、ファン回転およびヒーター性能を自由にかつ精度よくコントロールすることが可能となり、エンジン冷却水の温度を微調整できることにより燃費の向上をはかることができるとともに、例えばエンジン冷間時、急速に暖房が必要な場合、エンジン冷却水を急速に暖めることができるなど、多くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応するマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同上のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の他の実施例を示す縦断側面図である。
【図3】本発明の請求項2に対応するマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図4】同上のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の他の実施例を示す縦断側面図である。
【図5】本発明の請求項3に対応するマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図6】同上のマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置の他の実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1、11、21 駆動軸
2、12、22 ファンケース
3、13 ヒステリシス材製リング
4、14、24 磁石回転体
5、15 永久磁石
6、16、26 ハウジング
7、17、27 ウォータージャケット
8、18 導体
9、19 ヨーク
10 ピストンロッド
30 流体圧シリンダー
31 スプリング
32 駆動モーター
33 モーター支持体
34−1〜34−4 軸受
35 ファン
36 プーリ
37 給電ケーブル
38 エンジン冷却水
P1 入水ポート
P2 出水ポート
P3、P4 圧力流体ポート

Claims (3)

  1. 駆動軸に軸受装置を介して回転自在に支承されたファンケースの内周面に磁性のヒステリシス材製リングが嵌着され、前記駆動軸に軸方向にスライド可能に装着した磁石回転体に前記ヒステリシス材製リングと僅かなギャップを隔てて対向可能な永久磁石が取付けられ、前記ヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により前記駆動軸のトルクをファンケースに伝達するようにしたマグネット式ファンクラッチと、磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることにより導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式であって、内側に熱媒体用流体ジャケットが設けられ、該ジャケットの内周面に前記永久磁石と僅かなギャップを隔てて対向可能な導体が取付けられたハウジングが前記ファンケースに軸受装置を介して回転自在に支承され、前記駆動軸に装着した磁石回転体を該ハウジング側にスライドさせて永久磁石を前記導体に対向させて駆動軸により永久磁石側を回動させることにより導体に生じるスリップ発熱により前記熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が加熱される構造となしたマグネット式ヒーターとからなり、前記磁石支持体に軸受装置を介して相互に回転自在に接続され、流体圧シリンダー、サーモワックス、ソレノドなどの動力にて前後動するピストンロッドが前記ハウジング内に設けられ、該ピストンロッドにて前記磁石支持体を軸方向に前後動させて永久磁石を前記マグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させる切替機構を備えたことを特徴とするマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置。
  2. 磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることにより導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式であって、内側に熱媒体用流体ジャケットが設けられ、該ジャケットの内周面に導体が取付けられたハウジング内に、流体圧シリンダー、サーモワックス、ソレノドなどの動力にて前後動可能に支持された駆動モーターが収納され、該駆動モータの回転軸に取付けられた磁石回転体に前記導体と僅かなギャップを隔てて対向可能な永久磁石が取付けられ、磁石回転体の回動により導体に生じるスリップ発熱により前記熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が加熱される構造となしたマグネット式ヒーターと、前記永久磁石と僅かなギャップを隔てて対向可能な磁性のヒステリシス材製リングが内周面に嵌着され、前記ヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により前記駆動軸のトルクをファンケースに伝達するようにしたマグネット式ファンクラッチとからなり、前記駆動モーターを前後動させて磁石回転体に取付けられた永久磁石を前記マグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させてクラッチとヒーターとを切替えるごとく構成したことを特徴とするマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置。
  3. 駆動軸に軸受装置を介して回転自在に支承されたディスク形のファンケースの内面に磁性のヒステリシス材製リングが設けられ、前記駆動軸に軸方向にスライド可能に装着したディスク形の磁石回転体に前記ヒステリシス材製リングと僅かなギャップを隔てて対向可能な永久磁石が取付けられ、前記ヒステリシス材製リングと永久磁石間に働く吸引作用により前記駆動軸のトルクをファンケースに伝達するようにしたディスク形マグネット式ファンクラッチと、磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることにより導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式であって、内側に熱媒体用流体ジャケットが設けられ、該ジャケットの前記ディスク形磁石回転体の背面と対向する面に前記永久磁石と僅かなギャップを隔てて対向可能な導体が取付けられたハウジングが前記ファンケースに軸受装置を介して回転自在に支承され、前記駆動軸に装着した磁石回転体を該ハウジング側にスライドさせて永久磁石を前記導体に対向させて駆動軸により永久磁石側を回動させることにより導体に生じるスリップ発熱により前記熱媒体用流体ジャケット内の熱媒体用流体が加熱される構造となしたディスク形マグネット式ヒーターとからなり、前記磁石支持体の背面に軸受装置を介して相互に回転自在に接続され、流体圧シリンダー、サーモワックス、ソレノドなどの動力にて前後動するピストンロッドが前記ハウジング内に設けられ、該ピストンロッドにて前記磁石支持体を軸方向に前後動させて永久磁石を前記マグネット式ファンクラッチ側とマグネット式ヒーター側に移動させる切替機構を備えたことを特徴とするマグネット式ファンクラッチ・ヒーター装置。
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