JP4332004B2 - ブラストマスクを用いた加工方法およびウェハ支持部材 - Google Patents

ブラストマスクを用いた加工方法およびウェハ支持部材 Download PDF

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Description

本発明は、セラミックス材、ガラス材、金属材等の表面に微細な形状や文字を、ブラスト加工によって形成する際に用いるブラストマスクを用いた加工方法および半導体や液晶の製造装置において半導体ウェハや液晶用ガラスなどのウェハを保持するウェハ支持部材に関する。
ブラスト加工とは、種々の形に形成されたマスクを貼り付けた被加工物に砥粒と圧縮空気からなる混合流体を吹き付けることによって、被加工物の記マスクのない露出した部分を削り凹部を形成し、形成した微細な凹部により文字や模様を形成する加工方法である。ブラスト加工品の例として、様々な模様を形成したガラス工芸品、溝加工された流体軸受け、インパクト面を備えたゴルフクラブやウェハ支持部材等がある。
例えば、図6はアイアンタイプのゴルフクラブ72を示す。このインパクト面74にブラスト加工を施して、微細な凹凸部76を形成することによって、インパクト面74でボールが滑り難くなり、降雨時に水滴が付着してもインパクト時にインパクト面74とボールとの間に水膜ができにくい。よって、ボールにバックスピンがかかり易いゴルフクラブ72を提供できる。
またウェハ支持部材として、半導体や液晶の製造装置において半導体ウェハや液晶用ガラスなどのウェハを静電気力によって固定する静電チャックがある。図5(a)は、静電チャック32の平面図の一例であり、(b)は、そのX−X線の断面図である。板状セラミック体34の主面をウェハWを載せる載置面46とし、その内部には一対の静電吸着用電極42を埋設し、さらにその下には抵抗発熱体電極44をそれぞれ埋設してある。板状セラミック体34の下面には、一対の静電吸着用電極42および抵抗発熱体電極44を電気的に接続する一対の給電端子38、40がそれぞれ固定されている。そして、載置面46と静電吸着用電極42の間には絶縁層34bが設けられている。また、載置面46にはHeやAr等の不活性ガスを導入するガス導入口36とこのガス導入口36に連通する一連の凹部34aが形成されている。そして、この静電チャック32の給電端子38に500Vの直流電圧を印加すると、ウェハWと載置面46の間に静電吸着力が発現し、ウェハWを載置面46に吸着固定することができる。また、抵抗発熱体電極44に接続した給電端子40に電圧を印加すると、抵抗発熱体電極44が加熱され、載置面46を加熱するとともにウェハWを吸着することができる。
ところで、半導体素子の集積度の向上に伴って、半導体素子の特性安定化、歩留まり向上、単位時間当たりの処理枚数の増加などが強く求められている。その為、エッチングや成膜処理の際にウェハWをできるだけ早く目的の温度にまで加熱し、ウェハW表面の全体の均熱性を高めることが求められている。そこで、ウェハWを載せる載置面46に、HeやAr等の不活性ガスを導入するガス導入口36と、このガス導入口36に連通する一連の凹部34aを形成し、載置面46上にウェハWを吸着した時、ウェハWと一連の凹部34aとで形成される空間に上記ガス導入口36から不活性ガスを充填することにより、ウェハWと載置面46との間の熱伝達特性を高め、ウェハWの均熱化を図るようになっていた。
図4(a)は被加工物86に加工部分を露出した単一組成のポリウレタン樹脂やポリアミド樹脂からなるブラストマスク80(以後マスク80とする。)を貼り付ける直前の断面図である。特許文献1によると被加工物86に貼り付ける接着面80bに埃やゴミなどが付くのを保護する保護シート82を剥がして、被加工物86の表面にマスク80を貼り付ける。そして、マスク80をつなぐ支持フィルム84を剥がし、図4(b)のようにマスク80を被加工物86に貼り付ける。そして、マスク80に記ブラスト加工方法により記混合流体を吹き付けて被加工物86にマスク80の形状に沿った微細な文字や形状の加工を行っていた。
しかしながら、特許文献1に記載のマスク80では、長時間のブラスト加工中に砥粒の噴射圧によってマスク80が部分的に剥がれたり、破れたりして加工すべきでない部分までブラスト加工したり、求める形状と異なる形状が形成されて不良になるという問題があった。
また、静電チャック32など内部に電極を含む被加工物86をブラスト加工する際は、ノズルより噴射された砥粒とマスク80との衝突摩擦により静電気が発生し、帯電する為、静電気が内部の電極との間で放電現象を起こし、被加工物86が破損するという問題もあった。
本発明の加工方法は、圧縮空気と砥粒の混合流体を噴射するノズルと、ブラストマスクを貼り付けた被加工物とを備え、上記混合流体を上記被加工物に吹き付けてブラスト加工し、上記圧縮空気の初期圧力がその後の圧力より小さいことを特徴とする。
また、上記初期圧力がその後の圧力の20〜70%であることが好ましい
また、上記被加工物がウェハ支持部材であることが好ましい
本発明のウェハ支持部材は、板状セラミックス体の一方の主面にウェハを載せる載置面、上記板状セラミックス体の内部あるいは表面に形成されている極を備えておりシート状体の一方の主面がセルロース誘導体を含む層からなり、他方の主面がエステル化合物を含む層からなるブラストマスクを使用して上記載置面を加工したことを特徴とする。
また、本発明のウェハ支持部材は、板状セラミックス体の一方の主面にウェハを載せる載置面、上記板状セラミックス体の内部あるいは表面に形成されている極を備えており、上記の加工方法で上記載置面を加工したことを特徴とする。
また、上記電極が静電吸着用電極あるいは抵抗発熱体電極であることが好ましい
また、本発明のウェハ支持部材は、板状セラミックス体の一方の主面にウェハを載せる載置面、上記板状セラミックス体の内部あるいは表面に形成されている極を備えており、上記載置面に凹部形成されており、該凹の底面の表面粗さRmaxが5.5μm以下であることを特徴とする。
なお、本発明の加工方法は、上記ブラストマスクが、シート状体の一方の主面がセルロース誘導体を含む層からなり、他方の主面がエステル化合物を含む層からなることが好ましい。
本発明によれば、ブラスト加工中にブラストマスクが剥がれないことから、加工面に形成した凹部を精度よく加工するブラストマスクを提供できると共にその表面加工方法も提供できる。
また、本発明のブラストマスクを使用すると静電チャックなど内部に電極を含む被加工物をブラスト加工する際に、静電気による破損を起こすことがない。
図1(a)は、本発明のブラストマスク1の一例を示す断面図である。
本発明のブラストマスク1はシート状で一方の主面2aにセルロース誘導体を含む層2と、他方の主面3aにエステル化合物を含む層3との二層を備えている。そして、エステル化合物を含む層3の主面3aは、被加工物8と接着して使用される。
ノズル54から噴射された砥粒66と圧縮空気との混合流体を被加工物8に吹き付けると、砥粒66がブラストマスク1に当たり被加工物8の表面を保護するのに対し、セルロース誘導体を含む層2で覆われていない被加工物8の表面は砥粒66が当たり削られ凹部5を形成することができる。
本発明のブラストマスク1はセルロース誘導体を含む層2その下部に様々な形状のパターンを形成されたエステル化合物を含む層3の形状の変形を防ぎ、形状を保持することができる。層3に微細なブラスト加工形状を形成し被加工物にブラストマスク1を貼り付ける際に、伸び等による変形が少なく好ましい。セルロース誘導体として、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースがあり、これらのセルロース誘導体にウレタン化合物やポリアミド樹脂を60重量%以下好ましくは40%重量以下の割合で含んでも保形性を維持できることから差し支えない。
また、ブラストマスク1のエステル化合物を含む層3は、砥粒66に対する耐摩耗性が優れ、高速の砥粒66、特にセラミックス砥粒66が衝突しても磨耗したりすることが小さく被加工物8の表面を保護することができる。また、同時に被加工物8の表面に容易に接着することができることから好ましい。特にセラミックス材料に対する接着力が高く、その中でも窒化物セラミックスの表面との接着力が大きく、ブラスト加工中に剥がれることがなく優れた接着特性を示す。上記エステル化合物として、ポリエステルウレタンやポリカーボネートがあり、これらエステル化合物に50重量%以下の割合でヒドロキシメチルアクリレートやヒドロキシメチルメタクリレートを含んでも耐摩耗性や接着特性の低下が小さく良い。
図1(b)は本発明の他の実施形態であるブラストマスク1を示す。ブラストマスク1の一方の主面2aは平面をなし、他方の主面3aに凹部4を備え、記一方の主面2aはセルロース誘導体を含む層2からなり、他方の主面3aはエステル化合物を含む層3からなり、層2と層3の2つの層でブラストマスクが構成されている。また、層3の面3aは被加工物8の表面8aに接着している。
記ブラストマスク1の凹部4を備えた面を被加工物8側にして貼り付けて、砥粒66と圧縮空気からなる混合流体を被加工物8に吹き付けることが重要である。これはブラストマスク1を貼り付けると被加工物8とブラストマスク1の間に空間ができ、混合流体の中の砥粒66が容易に短時間に記凹部4を覆う層2を剥ぐことができるからである。ノズル54から噴出した混合流体の中の砥粒66が単層の層2に当たると層2を剥がしブラストマスク1に露出部10を形成することができる。ブラストマスク1の露出部10に層2の剥がれ残りが殆どなくなり、被加工物8の加工深さのバラツキが少なくなる。そして、ノズル54から噴射された砥粒66が記露出部10を通して被加工物8吹き付けられて被加工物8の表面8aを削り、凹部5を形成することができる。そして、被加工物8に微細な凹部5からなる文字や模様等の形状に加工することができる。なお、エステル化合物を含む層3は砥粒66が衝突しても剥がれず、層3が貼り付いている被加工物8の表面が削られることを防ぐことができる。
なお、本発明のブラストマスク1は上下の主面2a、3aにそれぞれ保護シートと支持フィルムを備えたシートとして保存できる。そして、被加工物8の表面に接着する面3a側の保護シートを剥がし、被加工物8の表面に貼り付ける。そして、支持フィルムを剥がし、被加工物8の表面にブラストマスク1を貼り付けることができる。そして、支持フィルムが層2を介してすでに被加工物8に貼り付いている層3の面3aを引っ張る際に、支持フィルムは層2の広い面を引っ張るので、層3の伸びが比較的小さくブラストマスク1の位置がずれ難い。また、一度被加工物8にブラストマスク1を貼ってずれてしまっても、ブラストマスク1はシート状であるため、被加工物8から容易に剥がすことができ、再度貼り直しができる。よって、加工位置の修正もできることから、精度良く加工位置を決定することができる。
上記凹部4を形成するブラストマスク1の薄肉部である層2の厚みは厚肉部である層2と層3の合計の厚みの1〜30%であることが好ましい。それは、層2の厚みが記厚肉部の厚みの1%未満なら、被加工物8にブラストマスク1を貼り付ける際、層2を破いてしまう虞れがあるからである。さらに、層2の厚みが記厚肉部の厚みの30%を超えるなら、凹部4の上部の層2が容易に剥がれず、層2が残ってしまい露出部10の開口部にバラツキができ、被加工物8の加工深さのバラツキが大きくなってしまう虞があるからである。
また、層2の厚みは、層3の保形性を維持するために5〜30μmが好ましく、さらに好ましくは、10〜25μmである。15〜25μmであれば最も優れている。
また、層3の厚みについては、砥粒66の耐摩耗性の観点から加工深さによっても異なるが、加工深さが10〜500μmの場合、層3の厚みが95〜470μmであると磨耗することがなくしかも加工面の面粗さRmaxが5.5μm以上と大きくなる虞が小さく好ましい。さらに好ましくは200〜300μmである。
また、これらの層2や層3は層の構造で説明したが、層2が砥粒照射面にあれば、層2と層3は交互に複数の層から形成されても何ら問題はない。
次に、本発明のブラストマスク1はその一方の主面2aの赤外ATR法(ttenuated otal eflectanceの略)によるスペクトル分析において、2982〜2962cm−1、2880〜2860cm−1、1102〜1082cm−1、1063〜1043cm−1に吸収を示すセルロース誘導体からなることが好ましく、他方の主面3aの赤外ATR法によるスペクトル分析において、1750〜1720cm−1に吸収を示すエステル化合物からなることが好ましい。これは、1750〜1720cm−1に吸収を示すエステル化合物は被加工物8であるセラミックスとの接着性が大きく、ブラスト加工中にブラストマスク1の層3の面3aが被加工物8から剥がれないからである。
なお記ATR法によるスペクトル分析とは、固体表面の分析用に用いられ、IRE(nternal eflectance lementの略)と呼ばれる屈折率の大きいプリズムに分析試料を密着させ、赤外光をIREに入射するとIREと試料の界面で一部吸収され、通過光量に分析試料の原子や結合の種類によって変化が生じる。そして、この通過光量を解析して、試料の分子構造を推定するものである。
特に、層2の化合物として、エチルヒドロキシエチルセルロースを含むことが好ましい。この化合物は弾性、柔軟性が高い特徴がある。これは、砥粒66が層2に衝突する際に層2との衝突摩擦により静電気が発生し帯電しようとするが、層2に弾性、柔軟性があることにより、静電気が軽減され、帯電量が軽減される。よって、内部に電極を含む被加工物8をブラスト加工する場合でも、上記静電気によって被加工物8を破損する虞が少ない。よって層2の化合物として、エチルヒドロキシエチルセルロースを含むことが好ましい。
図2(a)は被加工物8の一連の凹部5を加工するブラスト加工装置の一例を示す概略断面図である。
このブラスト加工装置のブラスト加工室52の内部にはノズル54と被加工物8を載せる台車60が設置され、ノズル54には砥粒供給管56と送気管58が連結されている。またブラスト加工室52の下部には、砥粒回収管62が設置してあり、砥粒回収管62はサイクロン集塵装置68に連結している。砥粒供給管56から供給される砥粒66と送気管58から送られる圧縮空気とからなる混合流体をノズル54から被加工物8に吹き付けることによりブラスト加工を行うように構成されている。なお、使用した砥粒66は、砥粒回収管62を介して空気輸送によりサイクロン集塵装置68回収し、加工屑等の不純物を除去して再利用することができる。
図2(b)は、ブラスト加工時のノズル54と被加工物8の関係を示す斜視図である。砥粒66と圧縮空気の混合流体を噴出するノズル54は、ブラスト加工を施す面70との距離を一定に保ち、被加工物8を載せた台車60はX軸方向に移動することができる。そして、ノズル54はY軸方向に移動できる。そして、記混合流体を噴射しながらノズル54はY方向に移動し、被加工物8の上面を通過し、台車60がX軸方向に移動した後、ノズル54は−Y方向に移動する。被加工物8を通過した後、台車60がX軸方向に移動する。そしてこれを繰り返し被加工物8の全面に一連の凹部5を加工できるようになっている。このようなブラスト加工装置は大型で広い面積を均一に加工することができる。
上記のブラスト加工において、上記圧縮空気の初期圧力がその後の圧力より小さい圧力で加工するのは、上記初期圧力によりブラストマスク1の下面3aと被加工物8の上面8aとをより密着させることができるからである。そして、層3の密着を高めた後、圧縮空気の圧力を高めて層3で覆われていない被加工物8の表面を砥粒66により削ることができる。このように、層3の密着力を高めるとブラスト加工中に記ブラストマスク1の層3の面3aが剥がれることが殆どないことから好ましい。
また、上記初期圧力はその後の圧力の20〜70%の範囲がより好ましい。初期圧力が20%未満では、ブラストマスク1の層3と被加工物8とをより強く密着させるには圧力が足りず、その後の圧力で加工中にブラストマスク1が剥がれる虞があるからである。さらに、初期圧力が70%を超えるなら、圧力が強過ぎることから、ブラストマスク1の面3aと被加工物8の上面8aとの間の接着力が小さく剥がれてしまうがあるからである。
本発明に用いるブラストマスク1の製造方法の一例としては、まず保護シート上にエステル化合物を含む感光性樹脂を塗布し、さらにその上に表面形状を記録したフィルムを載置する。そして、フィルムの上から紫外線蛍光灯やハロゲンランプなどの光源によりエステル化合物を含む感光性樹脂を露光する。すると、エステル化合物を含む感光性樹脂の感光部が硬化し、非感光部が樹脂質状態のまま保たれる。そして、炭酸ナトリウム水溶液などのアルカリ現象液で非感光部を溶解除去して硬化したエステル化合物を含む層3を作製する。そして、さらに、このエステル化合物を含む層3の他方の主面にセルロース誘導体を含むシート上の層2を密着させることによって、本発明のブラストマスク1を作製することができる。
図3(a)は、ウェハ支持部材12の平面図の一例であり、(b)は、そのX−X線の断面図である。板状セラミック体14の一方の主面をウェハWを載せる載置面26とし、その内部には一対の静電吸着用電極22を埋設し、さらにその下には抵抗発熱体電極24をそれぞれ埋設してある。板状セラミック体14の下面には、一対の静電吸着用電極22および抵抗発熱体電極24を電気的に接続する一対の給電端子18、20がそれぞれ固定されている。そして、載置面26と静電吸着用電極22の間には絶縁層14bが設けられている。また、載置面26にはHeやAr等の不活性ガスを導入するガス導入口16が形成されている。この載置面26に上記製造方法で作製したブラストマスク1を貼り付けて、記ブラスト加工装置によってブラスト加工を施し、ガス導入口16に連通する一連の凹部14aを形成した。そして、このウェハ支持部材12の給電端子18、20に電圧を印加すると、抵抗発熱体電極24が加熱され、載置面26を加熱するとともにウェハWを加熱することができる。そして、載置面26上に静電吸着力によりウェハWを吸着できるとともに、ウェハWと一連の凹部14aとで形成される空間に上記ガス導入口16から不活性ガスを充填することにより、ウェハWと載置面26との間の熱伝達特性を高め、ウェハWの均熱化を図るようにできている。
また、本発明のウェハ支持部材12は、各部の凹部14aの底面の両側に凹曲面部を備えることにより、不活性ガスを充填する際に、不活性ガスと凹部14aの底面の摩擦が少なくなり、不活性ガスが凹部14aをスムーズに流れ、凹部14aの断面において全ての不活性ガスがムラ無くウェハW裏面と熱交換できることから、ウェハWの均熱性がよくなることが分かった。一連の凹部14aの底面の各部の凹曲面部の大きさは、曲率半径が100〜500μmであることがより好ましい。
そして、一連の凹部14aの平均深さに対して各部の凹部14aの深さのバラツキは20%以下とすることが好ましい。これは、各部の凹部14aの深さのバラツキを小さくすることによって、ウェハWと凹部14aとで形成される空間に充填される不活性ガスの量を一定にし、ウェハWの均熱性を高めることができるからである。また、一連の凹部14aの平均深さに対して各部の凹部14aの深さのバラツキは10%以下とすると、さらに好ましい。これは、一連の凹部14aの平均深さに対して各部の凹部14aの深さのバラツキを10%以下とすると、ウェハWの表面の温度差がより小さくなり好ましいからである。
各部の凹部14aの深さのバラツキを小さくするには、板状セラミック体14のブラスト加工を施す前の表面をラップ盤にてラップ加工し(粗加工)、さらにこのラップ面を研磨し(鏡面加工)、ブラスト加工を施す前の表面を表面粗さRa1.0μm以下とすることが好ましい。ブラスト加工を施す前の表面粗さをRa1.0μm以下とするのは、ブラスト加工を施す面70の凹凸を少なくし、ブラスト加工によって形成される各部の凹部14aの深さのバラツキを小さくできるからである。
なお、載置面26が略円形である場合、載置面26の中心から放射状に4等分割する線と、載置面26を囲む円と、中心から載置面26の直径の0.7倍の円とで囲まれるそれぞれの領域で各2箇所の凹部14aの深さを測定し、合計16箇所の測定値を平均し平均深さとした。また、載置面26が四角形の場合、碁盤目状に16等分割しそれぞれ2箇所を測定し、合計32箇所の測定値の平均値を平均深さとした。なお、凹部14a深さとは、載置面26と各部の凹部14aの境界線に垂直な断面において略中心の最大の深さとした。
また、一連の凹部14aの平均深さは10〜500μmとすることが好ましい。これは、凹部14aの平均深さが10μm未満ではウェハWと一連の凹部14aとで形成される空間に充填される不活性ガスの量が少なくなり、ウェハWの均熱性が悪くなるからである。また、一連の凹部14aの平均深さが500μmを超えてしまうと一連の凹部14aの深さのコントロールが難しくなり、各部の凹部14aの深さのバラツキが20%以上と大きくなるからである。よって、一連の凹部14aの平均深さは10〜500μmの範囲とすることがよい。
そして、記のブラスト加工装置で、その後の圧縮空気の圧力を0.3〜0.6MPa、圧縮空気の水分の含有量を0.5〜5重量%、砥粒66の粒径を150〜500μm、被加工物8に対する上記ノズル54の移動速度を100〜300mm/秒としてブラスト加工を行って一連の凹部14aを形成する。
また、上記砥粒66としては例えば、アルミナ、炭化珪素、ガラスビーズなどがある。
なお、砥粒66の粒径とは、レーザー回折散乱法により測定した粒径の50%である。レーザー回折散乱法とは、レーザー光を粒子に当てた時に、散乱される光の強度と散乱角度から、Mieの散乱理論より、粒径を求める方法である。
また、上記のノズル54より噴射された砥粒66が加工面に衝突する際に加工面との衝突摩擦により加工面である凹部14aに静電気が発生する。そして、この静電気の電位が大きくなると、凹部14aの底面の静電気が被加工物8である板状セラミック体14内の静電吸着電極22との間で放電現象が発生し、絶縁層14bが破損する虞があることから、上記静電気の発生を抑え放電現象を発生させること無くブラスト加工することが重要である。
ここで、ブラスト加工時の圧縮空気の圧力は、0.3〜0.6MPaが好ましい。その理由は、圧力が0.3MPa未満だと凹部14aのブラスト加工量が小さくなり、凹部14aの深さ10〜500μmを形成するのに同じ部分を何度も繰り返し加工しなくてはならなくなる。すると、同じ部分を繰り返し加工した面は大きな電位の静電気が帯電し、凹部14aの底面から静電吸着用電22の間で放電し、絶縁層14bが絶縁破壊する虞がある。また、圧力が0.6MPaを超えると、砥粒66を吹き付ける力が強いので、凹部14aの底面の表面粗さが粗くなり、凹部14aの底面にマイクロクラックが発生する。マイクロクラックが発生すると、マイクロクラックの先端から静電吸着用電極22の間に大きな電位の静電気が加わり放電し、絶縁層14bが破壊する虞がある。よって、その後の圧縮空気の圧力は0.3〜0.6MPaの範囲とすることがよい。
また、圧縮空気の水分の含有量は、0.5〜5重量%が好ましい。その理由は、水分の含有量が0.5重量%未満だと混合流体が乾燥しすぎて被加工物8に衝突した際大きな電位の静電気が発生してしまうからである。また、圧縮空気の水分の含有量が5重量%超えると砥粒66が圧縮空気と混合した際に砥粒66同士が固まって塊になってしまうことがあり、その砥粒66の塊がブラスト加工を施す面70に噴射されると、凹部14aの表面粗さRmaxが15μm以上と大きくなり、凹部14aの底面にマイクロクラックが発生するからである。よって、圧縮空気の水分の含有量は0.5〜5重量%の範囲とすることがよく、凹部14aの表面粗さRmax(JIS B0601−1982による)は5.5μm以下が好ましい。
また、砥粒66の粒径は、150〜500μmが好ましい。その理由は、砥粒66の粒径が150μm未満だと凹部14aのブラスト加工量が小さくなるからである。また、砥粒66の粒径が500μmを超えると凹部14aの表面粗さが粗くなり、凹部14aの底面にマイクロクラックが発生するからである。よって、砥粒66の粒径は150〜500μmの範囲とすることがよい。
また、ノズル54の移動速度は、100〜300mm/秒が好ましい。その理由は、移動速度が100mm/秒未満だと、ノズル54の移動速度が小さいため、砥粒66とブラスト加工を施す凹部14aの摩擦が大きくなり、凹部14aに大きな電位の静電気を帯電させるためである。また、ノズル54の移動速度が300mm/秒を超えると、凹部14aを形成する際のブラスト加工量が小さくなるからである。よって、ノズル54の移動速度は100〜300mm/秒の範囲とすることがよい。
また、ノズル54の口径としては、直径3〜15mmとすることが好ましい。これは、ノズル54の直径がmm未満だと凹部14aの曲率半径が5μm以下となる虞があるとともに混合流体の噴出量が少なくなり、ブラスト加工量も小さくなり過ぎるからである。また、ノズル54の口径が15mmを超えてしまっては、噴射する混合流体が分散し、凹部14aの曲率半径が500μmをえる虞があるとともにブラスト加工量が大きくなるからである。さらに好ましくは、ノズル54の口径を5〜15mmの範囲とすることがよい。
また、ノズル54から噴射する炭化珪素からなる砥粒66の量は100〜900g/分とすることが好ましい。これは、砥粒66の量が100g/分未満だと、圧縮空気と混合した際に、混合流体全体の水分の含有量が多くなり、砥粒66が塊になってしまい、凹部14aの表面粗さが荒くなるからである。また、砥粒66の量が900g/分を超えてしまっては、圧縮空気と混合した際に、混合流体全体の水分の含有量が少なくなり、混合流体が乾燥してしまうからである。そして、ブラスト加工を施す面70に衝突した際に、静電気が帯電しやすくなるためである。より好ましくは、砥粒66の量は100〜900g/分の範囲とすることがよい。
なお、ウェハ支持部材12として静電チャック32を例に説明したが、静電吸着用電極22を含まなく、抵抗発熱体電極24のみを含む、ウェハ支持部材12においても同様の効果が得られることはあえて説明するまでもないことである。
以下、本発明の実施例を説明する。
ブラストマスク1のシート状の一方の主面にセルロース誘導体を含む層2の赤外ATR法によるスペクトル分析において2982〜2962cm−1、2880〜2860cm−1、1102〜1082cm−1、1063〜1043cm−1に吸収を示し、エステル化合物を含む層3は1750〜1720cm−1に吸収を示す二層からなる本発明のブラストマスク1とそれにさらにエチルヒドロキシエチルセルロースを含む本発明のブラストマスク1と、本発明以外の従来のマスク80を被加工物8に貼り付け、そこで上記ブラスト装置を用いてブラスト加工を行った。
なお、ブラストマスク1および従来のマスク80を貼り付ける被加工物として、板状セラミック体を用いた。板状セラミック体の製造方法としては、窒化アルミニウム粉末を板状に成形して成形体を作製した後、この成形体の上に、タングステンからなる静電吸着用電極を配置し、さらにこの上に窒化アルミニウム粉末を充填し、再び成形した。そして、再び抵抗発熱体電極を配設した後、窒化アルミニウム粉末を充填し成形し、内部電極を埋設した円盤状の成形体を作製した。次いで、この成形体を400℃で脱脂したあと、2000℃で窒素雰囲気で焼結することにより、記板状セラミック体を得た。
さらにブラスト加工条件としては、ノズルの先端と被加工物との距離は110mmでノズル径は8mmで、圧縮空気の圧力は0.4MPaで砥粒は平均粒径180μmの炭化珪素を使用した。
その際に、ブラストマスク1およびマスク80が被加工物8から剥がれるかどうか、また加工後の凹部の底面に帯電した静電気の電位を表面電位計にて測定するとともに絶縁層の状態を確認し、静電気によって被加工物が破損しているかどうかを実験して、表1に結果を示した。
Figure 0004332004
この表1の結果から、試料No.3〜5のように、本発明の範囲外のものは、ブラスト加工中にマスク80が剥がれてしまい、加工してはいけない部分まで加工している。また、加工後の凹部14aの底面に帯電した静電気が752〜1210Vと非常に高く、マスク80の接着面の主面から内部電極までの絶縁層14bが静電気による放電で破損していた。
これに対し、本発明実施例である試料No.1、2では、ブラスト加工終了までブラストマスク1は剥がれず、ブラストマスク1の露出部10を介してブラスト加工し被加工物8に一連の凹部5を形成でき、加工後の凹部14aの底面に帯電した静電気も235V以下と低く、静電気による放電で絶縁層14bが破損することはなかった。
さらに、エチルヒドロキシエチルセルロースを含んだ試料No.1は表面電位が110Vと非常に低く、本発明実施例のNo.2より加工後の凹部14aの底面に帯電した静電気が低く、さらに良いことがわかる。
この結果から、シート状の一方の主面にセルロース誘導体を含む層2と、他方の主面にエステル化合物を含む層3との二層からなることを特徴とするブラストマスク1で、セルロース誘導体を含む層2の赤外ATR法によるスペクトル分析において2982〜2962cm−1、2880〜2860cm−1、1102〜1082cm−1、1063〜1043cm−1に吸収を示す層2と、1750〜1720cm−1に吸収を示すエステル化合物を含む層3との層からなるブラストマスク1をブラスト加工で使用するとブラストマスク1の剥がれによる不良および静電気による被加工物8の破損の不良がなくなることがわかった。そして、エチルヒドロキシエチルセルロースを含むことにより、表面電位をさらに小さくできるため、静電気による被加工物8の破損で不良になる可能性がさらに少なくなるということがわかった。
従来のマスク80を実施例1と同様の方法で作製した板状セラミック体に貼り付けて、上記のブラスト加工装置で、圧縮空気の初期圧力を0.05〜0.32MPa、その後の圧縮空気の圧力を0.4MPaとして、ノズルの先端と板状セラミック体の表面との距離は110mm、ノズル径は8mmで、板状セラミック体にブラスト加工を行った。また、砥粒は平均粒径180μmの炭化珪素を使用した。そして、このブラスト加工中にマスクが剥がれたかどうかということと、求める形状に近いかを示すために次の方法で加工深さのバラツキを測定した。
板状セラミック体の載置面の中心から放射状に4等分割する線と、載置面を囲む円と、中心から載置面の直径の0.7倍の円とで囲まれるそれぞれの領域で各2箇所の凹部の深さを測定し、合計16箇所の測定値を平均し平均深さとした。なお、凹部の深さとは、載置面と各部の凹部の境界線に垂直な断面において略中心の最大の深さとした。そして、上記16箇所の最大値と最小値との差を上記平均深さで徐して百倍した値を加工深さのバラツキとした。
そして、その結果を表2に示した。
Figure 0004332004
この表2の結果から、本発明の圧縮空気の初期圧力がその後の圧力の20〜70%の範囲内である試料No.12〜14は、加工深さバラツキも4〜9%と非常に小さく優れていることが分かった。
一方、本発明以外の条件でブラスト加工した試料No.11、15、16は、ブラスト加工中にマスク80が一部剥がれてしまい、加工してはいけない部分まで加工され、加工深さのバラツキも15〜22%とやや大きいことが分かった。
以上の結果から、圧縮空気と砥粒の混合流体を噴射するノズルとマスク80を貼り付けた被加工物8とを備え、上記圧縮空気の初期圧力がその後の圧力より小さくしてブラスト加工すると好ましく、上記初期圧力がその後の圧力の20〜70%であるブラスト加工方法することによってブラスト加工中にマスク80が剥がれる虞が少ないことが分かった。また、加工深さのバラツキも小さく、求める形状に近いものを提供できることわかった。
(a)は、本発明のブラストマスクの一例を示す断面図であり、(b)は本発明の他の実施形態を示す断面図である。 (a)は、本発明の加工方法を説明するためのブラスト加工装置を示す概略断面図であり、(b)はブラスト加工時のノズルと被加工物の関係を示す斜視図である。 (a)は、本発明のウェハ支持部材の平面図であり、(b)はそのX−X線断面図である。 (a)は被加工物に加工部分を露出した単一組成の従来のブラストマスクを貼り付ける前の断面図であり、(b)は従来のブラストマスクを被加工物に貼り付けた状態の断面図である。 (a)は、従来の被加工物の平面図であり、(b)はそのY−Y線の断面図である。 アイアンタイプのゴルフクラブのインパクト面を示す側面図である。
符号の説明
1:マスク
2:層
2a:主面
3:層
3a:主面
4:凹部
5、14a、34a:凹部
8、32、86:被加工物
10、81:露出部
12:ウェハ支持部材
14、34:板状セラミック体
14b、34b:絶縁層
16、36:ガス導入口
18、20、38、40:給電端子
22、42:静電吸着用電極
24、44:抵抗発熱体電極
26、46:載置面
52:ブラスト加工室
54:ノズル
56:砥粒供給管
58:送気管
60:台車
62:砥粒回収管
66:砥粒
68:サイクロン集塵機装置
70:面
72:ゴルフクラブ
74:インパクト面
76:凹凸部
80:マスク
80b:接着面
82:保護フィルム
84:支持フィルム
W:ウェハ

Claims (9)

  1. 圧縮空気と砥粒の混合流体を噴射するノズルと、ブラストマスクを貼り付けた被加工物とを備え、上記混合流体を上記被加工物に吹き付けてブラスト加工し、上記圧縮空気の初期圧力がその後の圧力より小さいことを特徴とする加工方法。
  2. 上記初期圧力がその後の圧力の20〜70%であることを特徴とする請求項に記載の加工方法。
  3. 上記被加工物がウェハ支持部材であることを特徴とする請求項またはに記載の加工方法。
  4. 板状セラミックス体の一方の主面にウェハを載せる載置面、上記板状セラミックス体の内部あるいは表面に形成されている極を備えておりシート状体の一方の主面がセルロース誘導体を含む層からなり、他方の主面がエステル化合物を含む層からなるブラストマスクを使用して上記載置面を加工したことを特徴とするウェハ支持部材。
  5. 板状セラミックス体の一方の主面にウェハを載せる載置面、上記板状セラミックス体の内部あるいは表面に形成されている極を備えており、請求項の何れかに記載の加工方法で上記載置面を加工したことを特徴とするウェハ支持部材。
  6. 上記電極が静電吸着用電極であることを特徴とする請求項またはに記載のウェハ支持部材。
  7. 上記電極が抵抗発熱体電極であることを特徴とする請求項またはに記載のウェハ支持部材。
  8. 板状セラミックス体の一方の主面にウェハを載せる載置面、上記板状セラミックス体の内部あるいは表面に形成されている極を備えており、上記載置面に凹部形成されており、該凹の底面の表面粗さRmaxが5.5μm以下であることを特徴とするウェハ支持部材。
  9. 上記ブラストマスクは、シート状体の一方の主面がセルロース誘導体を含む層からなり、他方の主面がエステル化合物を含む層からなることを特徴とする請求項1に記載の加工方法。
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