JP4331775B2 - 遊技台 - Google Patents
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Description
また、本発明によれば、投入されるメダルが通過する通路に配設され、メダルの通過を検出する、メダル投入数検出用の第1の検出手段を備えた遊技台において、前記通路が、メダルが同一平面上を移動するように形成された第1の通路部と、前記第1の通路部により規定されるメダルの移動平面と交わる方向にメダルを案内する第2の通路部と、を有し、前記第1の通路部を形成すると共に、前記第1の検出手段が配置され、正規のメダルを選別するためのメダルセレクタと、前記メダルセレクタに連設され、前記第2の通路部を形成するレール部と、を備え、前記レール部は、前記第2の通路部として、投入されたメダルをメダル払出装置へ案内する湾曲形状の通路を構成し、メダルの通過を検出する、不正行為検出用の第2の検出手段を前記レール部の下流側の端部に配設し、メダルの投入受付開始から遊技の開始操作までの間に、前記第1の検出手段により少なくとも1つのメダルの通過が検出されたが、前記第2の検出手段によりメダルの通過が1つも検出されなかった場合に、前記開始操作後にエラー処理を行う処理手段を更に備え、前記メダルセレクタが、前記第1の通路に直交する方向に回動可能に設けられ、前記開始操作があった場合に、前記第1の通路に突出するメダルブロッカを備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観斜視図である。スロットマシン100は、メダルの投入により遊技が開始され、遊技の結果によりメダルが払い出されるものである。
スロットマシン100の本体101の中央内部には、外周面に複数種類の絵柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。本実施形態において、各絵柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の絵柄は、遊技者から見ると、絵柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの絵柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える絵柄の組み合せが変動することとなる。なお、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
スロットマシン100にはメダル投入口134から投入されるメダルが通過する通路を形成すると共に、正規のメダルを選別するメダルセレクタが設けられている。図14(a)はメダルセレクタ20の分解斜視図、図16はメダルセレクタ20におけるメダルの通過態様を示す図である。このメダルセレクタ20は、本体部21と、本体部21と着脱可能なガイド部材22と、本体部21の下部に着脱可能なカバー部材23と、を備え、固定部材24を介して前面扉102の裏面に取り付けられる。本体部21とガイド部材22とにより、投入されたメダルが通過する通路のうち、上流側の第1の通路部が形成され、固定部材24のレール部24aにより、下流側の第2の通路部が形成される。
次に、図2及び図3を参照して、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300より送信されたコマンドに応じて各種機器を制御する副制御部400と、から構成されている。
まず、図2を参照して、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御するための演算処理装置であるCPU310や、CPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、その他、以下に述べる構成を有する。クロック補正回路314は、水晶発振器311から発振されたクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が12MHzの場合に、分周後のクロックは6MHzとなる。CPU310は、クロック補正回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
次に、図3を参照して、スロットマシン100の副制御部400について説明する。副制御部400は、主制御部300より送信された主制御コマンド等に基づいて副制御部400の全体を制御する演算処理装置であるCPU410や、CPU410が各IC、各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、以下に述べる構成を有する。クロック補正回路414は、水晶発振器411から発振されたクロックを補正し、補正後のクロックをシステムクロックとしてCPU410に供給する回路である。また、CPU410にはタイマ回路415がバスを介して接続されている。CPU410は、所定のタイミングでデータバスを介してROM412の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路415に送信する。タイマ回路415は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU410に送信する。CPU410は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
図4は、本実施形態のスロットマシン100における遊技の基本的制御を示すフローチャートである。遊技の基本的制御は、MainCPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、同図の遊技処理を実行する。以下、この遊技処理について説明する。電源投入が行われると、まず、S101で主制御部300を初期化する初期処理が実行される。S102では、遊技開始処理を行う。ここでは、メダル投入に関する処理と、スタートレバー135による遊技の開始に関する処理を行う。詳細は後述する。
テーブルに従って停止させる。
図19に示した器具を用いた不正行為に対する本実施形態における防止技術について概説する。図19の器具を用いた不正行為はメダルセレクタ20のメダル投入数検出用センサ320の受光素子と発光素子との間に発光素子4を介在させ、発光素子4を点滅させることでメダル投入数検出用センサ320の受光素子がこれを検出することを利用したものである。一方、本実施形態ではメダルの投入はメダル投入数検出用センサ320のみならず、固定部材24のレール部24aに設けた不正行為検出用のメダル投入センサ320cによっても検出される。しかし、図19の器具を用いた場合、メダル投入センサ320cではメダルの投入が検出されない。
図5を参照してS102の遊技開始処理について説明する。図5はS102の遊技開始処理を示すフローチャートである。S111では規定枚数を設定する。規定枚数とは、その遊技においてベット可能な最大のメダル数を意味する。規定枚数は、スロットマシン100の遊技の仕様によるが、例えば、通常遊技の場合は3枚に設定され、RBゲーム等においては1枚に設定される。S112では割り込みステータスをメダル投入処理中へ設定する。割り込みステータスとは、割り込み処理で実行すべき処理の内容を示す情報である。割り込み処理で実行される内容は複数種類あり、S112の設定により、その後実行される割り込み処理ではメダル投入処理中の内容のものが選択されることになる。
次に、図6(a)を参照して割り込み処理の詳細について説明する。S121ではCPU310の各レジスタの情報をRAM313に退避する等の処理(現在処理中のデータの一時保存)を行う。S122では、入力インターフェース360のポートの値を取得し、RAM313の所定のエリアに保存する。図6(b)は入力インターフェース360のポートの各ビット(8ビット)の割り当てを示す図である。図2を参照して説明した通り、入力インターフェース360にはメダル投入センサ320a乃至320c等が接続されており、メダル投入センサ320aの検出結果はビットD0に、メダル投入センサ320bの検出結果はビットD1に、メダル投入センサ302cの検出結果はビットD2に、それぞれ割り当てられている。以下、各ポートの値のうち、メダル投入センサ320a及び320bの検出結果を示すビットD0及びD1の値をメダルセレクタ状態1と、メダル投入センサ320cの検出結果を示すビットD2の値をメダルセレクタ状態2と、両者を総称してメダルセレクタ状態ともいう。なお、RAM313の上記所定のエリアには複数回分のポートの値が保存され、S122では今回取得したポートの値を最も古いポートの値に上書きされる。
次に、図6(c)を参照してS125の遊技メダル投入受付処理について説明する。S131ではメダルセレクタ処理を行う。処理の詳細は後述する。S132ではその他の処理を行う。ここでは、例えば、精算ボタン132の受付処理やメダル投入ボタン130、131の受付処理等を行う。
次に、図7を参照してS131のメダルセレクタ処理について説明する。S141ではRAM313に保存してある前回のメダルセレクタ状態を取得する。S142ではRAM313に保存してある今回のメダルセレクタ状態を取得する。S143ではメダルブロッカ21eが返却状態か否かを判定する。該当する場合は処理を終了し、そうでない場合はS144へ進む。S144ではS141で取得した前回のメダルセレクタ状態のうち、メダルセレクタ状態1とS142で取得した今回のメダルセレクタ状態のメダルセレクタ状態1とを比較し、メダルセレクタ状態1に変化があったか否かを判定する。変化があった場合はS145へ進み、そうでない場合は処理を終了する。
次に、図9を参照してS153の不正判断処理について説明する。S161では、S141で取得した前回のメダルセレクタ状態のうち、メダルセレクタ状態2とS142で取得した今回のメダルセレクタ状態のメダルセレクタ状態2とを比較し、メダルセレクタ状態2に変化があったか否かを判定する。該当する場合はS162へ進み、そうでない場合はS165へ進む。S162では通過判定データを取得する。通過判定データとは、投入されたメダルがメダルセレクタ20を通過しているか(特に第2の通路部を通過しているか)否かを判定するためのデータでありROM312に格納される。そして、メダル投入センサ320cが検出状態から非検出状態へ変化した場合にメダルが第2の通路部を通過したと判断できるため、通過判定データはメダル投入センサ320cが検出状態から非検出状態へ変化したことを示すデータとなる。
上述した通り、図19の器具を用いた場合、メダル投入センサ320cではメダルの投入が検出されない。従って、図19の器具を用いて不正行為が行われた場合、所定の期間の間において、メダル投入数検出用センサ320ではメダルの通過が検出されているのに対して、メダル投入センサ320cではメダルの通過が検出されないことになり、両者の検出結果に齟齬が生じる。
図11は、第2実施形態における遊技メダル投入受付処理(図6(c)に相当する)を示すフローチャートである。S191では後述するメダルセレクタ処理を実行する。S192では精算ボタン132が操作されたか否かを判定する。操作された場合、S193へ進み通過検出フラグA及びBをOFFとする。操作されていない場合、S194へ進む。S194ではその他の処理を行う。ここでは、例えば、メダル投入ボタン130、131の受付処理等を行う。
図12は、第2実施形態におけるメダルセレクタ処理(図7に相当)を示すフローチャートである。図12において図7と同じ処理を行うステップについては同じ符号を付しており、その説明を割愛する。S150又はS151の処理の後、S201では通過検出フラグAをONにする。S202では後述する通過検出フラグB更新処理を行う。
図13はS202の通過検出フラグB更新処理を示すフローチャートである。S211では、S141で取得した前回のメダルセレクタ状態のうち、メダルセレクタ状態2とS142で取得した今回のメダルセレクタ状態のメダルセレクタ状態2とを比較し、メダルセレクタ状態2に変化があったか否かを判定する。該当する場合はS212へ進み、そうでない場合は処理を終了する。S212では通過判定データを取得する。通過判定データについては、図9のS162で説明した通りである。S213ではS141で取得した前回のメダルセレクタ状態2及びS142で取得した今回のメダルセレクタ状態2と、S212で取得した通過判定データとを比較して、メダルが通過したか否かを判定する。通過した場合、S214へ進み、通過検出フラグBをONにする。通過していない場合は処理を終了する。
Claims (2)
- 投入されるメダルが通過する通路に配設され、メダルの通過を検出する、メダル投入数検出用の第1の検出手段を備えた遊技台において、
前記通路が、メダルが同一平面上を移動するように形成された第1の通路部と、前記第1の通路部により規定されるメダルの移動平面と交わる方向にメダルを案内する第2の通路部と、を有し、
前記第1の通路部を形成すると共に、前記第1の検出手段が配置され、正規のメダルを選別するためのメダルセレクタと、
前記メダルセレクタに連設され、前記第2の通路部を形成するレール部と、を備え、
前記レール部は、前記第2の通路部として、投入されたメダルをメダル払出装置へ案内する湾曲形状の通路を構成し、
メダルの通過を検出する、不正行為検出用の第2の検出手段を前記レール部の途中の部位に配設し、
メダルの投入受付開始から遊技の開始操作までの間に、前記第1の検出手段により少なくとも1つのメダルの通過が検出されたが、前記第2の検出手段によりメダルの通過が1つも検出されなかった場合に、前記開始操作後にエラー処理を行う処理手段を更に備え、
前記メダルセレクタが、
前記第1の通路に直交する方向に回動可能に設けられ、前記開始操作があった場合に、前記第1の通路に突出するメダルブロッカを備えたことを特徴とする遊技台。 - 投入されるメダルが通過する通路に配設され、メダルの通過を検出する、メダル投入数検出用の第1の検出手段を備えた遊技台において、
前記通路が、メダルが同一平面上を移動するように形成された第1の通路部と、前記第1の通路部により規定されるメダルの移動平面と交わる方向にメダルを案内する第2の通路部と、を有し、
前記第1の通路部を形成すると共に、前記第1の検出手段が配置され、正規のメダルを選別するためのメダルセレクタと、
前記メダルセレクタに連設され、前記第2の通路部を形成するレール部と、を備え、
前記レール部は、前記第2の通路部として、投入されたメダルをメダル払出装置へ案内する湾曲形状の通路を構成し、
メダルの通過を検出する、不正行為検出用の第2の検出手段を前記レール部の下流側の端部に配設し、
メダルの投入受付開始から遊技の開始操作までの間に、前記第1の検出手段により少なくとも1つのメダルの通過が検出されたが、前記第2の検出手段によりメダルの通過が1つも検出されなかった場合に、前記開始操作後にエラー処理を行う処理手段を更に備え、
前記メダルセレクタが、
前記第1の通路に直交する方向に回動可能に設けられ、前記開始操作があった場合に、前記第1の通路に突出するメダルブロッカを備えたことを特徴とする遊技台。
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