JP4331131B2 - 車両用マッドガード、及びその装着構造 - Google Patents

車両用マッドガード、及びその装着構造 Download PDF

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本発明は、車両用マッドガードに関し、特に詳細には、車両の後輪の前側に配置される開閉ドアの前記後輪と対向する縁に沿って装着されるマッドガード、及びその装着構造に関するものである。
特許文献1には、従来の車両用マッドガード(特許文献1では、「ウェザーストリップ」と称されている)が開示されている。このマッドガードは、後部ドアのドアインナーパネルに車内側の中空シール状のウェザーストリップと共に、その車外側であって、前記ドアインナーパネルの後輪と対向する縁に取付けられる中空シール部を有する部材(ウェザーストリップ)である。そして、後部ドアを閉じた状態で、マッドガード(特許文献1では、車外側のウェザーストリップ)は、車内側のウェザーストリップと同様に、ボディパネルに当接して弾性変形されて、前記当接部は密封状態となる。これにより後部ドアを閉じた状態で、ドアインナーパネルとボディパネルとで形成される隙間に雪,氷,飛石等が侵入するのを防止している。
しかしながら、上記した従来のマッドガードは下記の不具合を有している。ドアを閉じるとき、閉止直前に中空シール部がボディパネルとの当接により弾性変形してドアインナーパネルとボディパネルとの間をシールするので、ドアを閉じるときに中空シール部を変形させるための大きな力を必要とする。特に、中空シール部がゴムや熱可塑性弾性材料で成形されている場合において、車両が寒冷環境で使用されて温度が低下すると、中空シール部の硬度が高くなるので前記不具合が顕著に現れる。また、ドアを閉じた状態で、中空シール部はボディパネルと接触しているので、前記環境ではボディパネルと中空シール部とが凍結結合して、ドアを開けるのに困難を伴うことがある。
特開2000−264066号公報
本発明は、車両の走行時に後輪が跳ねる飛石や泥が前記隙間に飛び込む(侵入する)のを効果的に阻止して、パネルが傷付けられるのを防止すると共に、上記した各不具合が生じないマッドガード、及びその装着構造の提供を課題としている。
上記の課題を解決するために請求項1の発明は、車両の後輪の前方に隣接して位置する開閉ドアのドアパネルの後端縁に沿って装着可能な車両用マッドガードであって、前記マッドガードは、前記後輪の外形の略相似的拡大形の湾曲形状を有する長尺状に形成されて、前記ドアパネルの室内側に装着される硬質で剛性を有する装着部と、前記装着部の幅方向に沿って後輪側の端縁に沿って一体的に取付けられて、前記マッドガードがドアパネルの所定位置に装着されたとき、前記ドアパネルの後端縁を前記後輪側から覆って遮蔽すると共に前記後端縁に沿って延びる遮蔽部と、前記装着部と一体に長手方向に沿って形成され、前記マッドガードが所定位置に装着されたとき前記装着部からホイールハウスパネルに向けて突出して、ホイールハウスパネルの外壁面から所定距離だけ離間すると共に先端がホイールハウスパネルの外側縁を超える長さに設定され、ドアを閉じたときにドアパネルとクォーターロックパネルとの隙間を後輪側から覆う長手方向に湾曲形状の楯壁部とを有し、前記装着部は、前記マッドガードをドアパネルの室内側に装着するための装着手段及び/又は装着手段の保持部を備え、前記装着部と楯壁部はガスアシスト射出成形で一体成形され、楯壁部と装着部との連結部にガス流路による長手方向に沿った空洞が形成されて、前記連結部の実質的な厚さを減少させていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ドアを閉じた状態でマッドガードの楯壁部によりドアパネルとクォーターロックパネルとの隙間が後輪側から覆われる。そのため、後輪の回転により泥や飛石が飛散しても楯壁部によって遮られ、その先のドアパネルの内面やドアパネルと対向するボディパネルの外側面に当たるのを防止できる。また、ドアを閉じるときにマッドガードがボディパネル(ホイールハウスパネルやクォーターロックパネル)に接触しないので、ドアを閉じるのに過大な力を必要としない。また、装着部と楯壁部はガスアシスト射出成形で一体成形され、楯壁部と装着部との連結部にガス流路による長手方向に沿った空洞が形成されて、前記連結部の実質的な厚さを減少させているために、前記連結部の実質的な厚さが減少し、射出成形時の冷却時間差に起因する変形等の好ましくない成形変形が発生せず、マッドガードの外形を正確に成形できる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、長手方向に湾曲した前記楯壁部の曲率半径は全長に亘ってほぼ一定であることを特徴としている。このため、請求項1の作用効果に加えて、楯壁部は、装着部とほぼ直交する方向に突出して形成されており、しかも長手方向にほぼ円弧形状であるため、成形されたマッドガードは捩れ剛性が高い構造となる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、湾曲した前記装着部の曲率半径は全長に亘ってほぼ一定であることを特徴としている。請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明の上記作用効果に加えて、装着部は、ほぼ円弧形状であるため、成形されたマッドガードは捩れ剛性が高い強固な構造となる。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記楯壁部は、マッドガードが所定位置に装着されたとき前記後輪の外縁からの距離が装着部の下側から上側に向けて徐々に大きくなるように、装着部に一体に形成されていることを特徴としている。請求項4の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかの発明の上記作用効果に加えて、車両の走行中において、ボディパネルと後輪との間の上下方向の距離(寸法)の変動が生じても後輪とマッドガードの楯壁部との干渉を防止できる。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、楯壁部の曲率半径の中心位置を遮蔽部の曲率半径の中心位置に対してほぼ上側に移動させることにより、前記後輪の外縁から楯壁部までの距離が装着部の下側から上側に向けて徐々に大きくなっていることを特徴としている。請求項5の発明によれば、請求項4の発明の作用効果に加えて、楯壁部は装着部を幅方向に沿って横切るように一体に形成されるため、マッドガードの捩り剛性が高められる。このため、長期間の使用によってもマッドガードが変形せず、マッドガードの本来の機能が持続して奏される。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明において、前記遮蔽部は前記装着部よりも柔軟な材料で形成されていることを特徴としている。請求項6の発明によれば、請求項1ないし5のいずれかの発明の作用効果に加えて、ドアエッジ(ドアフレームの後端縁)が遮蔽部により後輪側から被覆されるため飛石等からドアエッジを保護し、しかもドアエッジの塗装磨耗が防止される。更に、遮蔽部が撓み可能であるため、ドアエッジと遮蔽部との誤差(微小隙間)を吸収し、ドアエッジの部分の外観が良好となる。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明において、前記遮蔽部は、成形型を用いた射出成形により装着部と溶着一体化して固着されていることを特徴としている。請求項7の発明によれば、請求項1ないし6のいずれかの発明の作用効果に加えて、遮蔽部の型成形時において装着部に対して遮蔽部を強固に固着できる。
また、請求項8の発明は、請求項6又は7の発明において、前記装着部及び楯壁部はオレフィン系熱可塑性樹脂で成形され、前記遮蔽部は前記オレフィン系熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱可塑性エラストマー材料で成形されていることを特徴としている。請求項8の発明によれば、請求項6又は7の発明の作用効果に加えて、装着部に対して遮蔽部を射出成形により容易に一体成形できる。
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記装着部はポリプロピレン樹脂で成形され、前記遮蔽部はオレフィン系熱可塑性エラストマーで成形されていることを特徴としている。請求項9の発明によれば、請求項8の発明の作用効果に加えて、マッドガードを軽量にして安価に製造できる。
また、請求項10の発明は、請求項1ないし9のいずれかの発明において、前記楯壁部は装着部側から先端に向けてその厚さが徐々に薄くなる形状に成形されていることを特徴としている。請求項10の発明によれば、請求項1ないし9のいずれかの発明の作用効果に加えて、楯壁部は幅方向の曲げ強度が大きく、飛石等の衝突に対しても強固に耐えることができる。
また、請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の車両用マッドガードをドアパネルの内側に装着する構造であって、前記装着手段は、装着部の長手方向に沿って所定間隔をおいて一体に形成されて、ドアパネルの内側に形成された略L字状の係止孔に係止される複数の係止部材と、前記装着部をドアパネルの内側に固定するための固定部材とを有し、マッドガードの装着部に一体に形成された複数の係止部材を、ドアパネルの内側に形成された各係止孔に仮係止させておいて、前記係止部材を係止孔に沿って移動させることにより、ドアパネルに対するマッドガードの装着位置が確定されると共にマッドガードの遮蔽部がドアパネルの後端縁に密着され、マッドガードの装着位置が確定した状態で前記固定部材によりマッドガードがドアパネルに固定されることを特徴としている。
請求項11の発明によれば、マッドガードに形成された複数の係止部材が仮保持部材を兼用しているため、別体の仮保持部材が不要となって部品点数を減少させられる。更に、マッドガードの複数の係止部材をドアパネルの各係止孔に係止させるのみで仮保持できてマッドガードの仮保持が簡単となる。また、ドアパネルにマッドガードが仮保持された状態では、マッドガードの遮蔽部は、ドアパネルの後端縁よりも僅かに後輪側に配置されていて、係止部材が係止孔に案内されて移動することにより、マッドガードがドアパネルの後端縁の側に引き寄せられて、マッドガードの遮蔽部がドアパネルの後端縁に密着する。このため、マッドガードの遮蔽部が折れ曲がってドアパネルの内側に巻き込まれる不具合がなくなって、ドアパネルの後端縁を遮蔽部により確実に遮蔽できる。
本発明に係る車両用マッドガードによれば、ドアを閉じた状態でマッドガードの楯壁部によりドアパネルとホイールハウスパネルとの隙間が後輪側から覆われる。そのため、車両走行時の後輪の回転により泥や飛石が飛散しても楯壁部によって遮られ、その先のドアパネルの内面やドアパネルと対向するボディパネルの外側面に当たるのを防止できる。また、ドアを閉じるときにマッドガードがボディパネル(ホイールハウスパネルやクォーターロックパネル)に接触しないので、ドアを閉じるのに過大な力を必要としない。
また、本発明に係る車両用マッドガードの装着構造によれば、マッドガードに形成された複数の係止部材が仮保持部材を兼用しているため、別体の仮保持部材が不要となって部品点数を減少させられる。更に、マッドガードの複数の係止部材をドアパネルの各係止孔に係止させるのみで仮保持できてマッドガードの仮保持が簡単となる。また、ドアパネルにマッドガードを装着する際に、マッドガードの遮蔽部が折れ曲がってドアパネルの内側に巻き込まれる不具合がなくなって、ドアパネルの後端縁を遮蔽部により確実に遮蔽して保護できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態、及び他の形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明のマッドガードMがスライドドアのドアパネルP1 の後端縁に装着された車両の後輪Bの部分の左側面図である。図2は、図1のX1 −X1 線断面図である。図3は、図1のX2 −X2 線断面図である。図4は、装着状態を基準にしてマッドガードMを裏面側(車内側)から見た斜視図である。図5は、マッドガードMの正面図である。図6は、同じく裏面図である。最初に、マッドガードMがドアパネルP1 に装着された状態を基準にして、このマッドガードMの構成について説明し、その後に、マッドガードMをドアパネルP1 に装着する構造について説明する。なお、「マッドガードM」の「正面図」の基準については、ドアパネルP1 の後端縁(ドアエッジ)P1aに装着された状態のマッドガードMを車両の左側から見た図を正面図とし、各図において「Q」は車両の前側(前方向)を示す。
図1ないし図3に示されるように、ボディパネル(クォーターロックパネルP2 がその一部を構成している)に形成されたドア開口(図示せず)がスライドドアのドアパネルP1 により閉じられたとき、前記ドアパネルP1 の後端縁P1a(図2及び図3参照)は、車両の後輪Bの車外前方に隣接して位置している。ドアパネルP1 の後端縁P1aは長手方向に後輪Bの外形状に対応した円弧状をなしていて、ドアインナーパネルP11の後端縁がドアアウターパネルP12の後端縁の略U字状の折曲げ部に入り込んでいる。マッドガードMは、前記ドアインナーパネルP11の内側の端部に装着されて、ドアパネルP1 とクォーターロックパネルP2 との間に形成される隙間1を車両後側から覆っている。なお、クォーターロックパネルP2 の後端縁は、後輪Bの径方向外側に配置するホイールハウスパネルP3 と接続されている。
図1ないし図6に示されるように、マッドガードMは、長手方向に沿って円弧状に湾曲した形状になっていて、装着板部11、延出板部12、遮蔽部13及び楯壁部14との4つの各部分を有している。装着板部11は、湾曲した平板状をなしていて、ドアインナーパネルP11の後端のホイールハウスパネルP3 の車外側側端と対向する部分(ドアパネルP1 全体から見ると、その室内側後端部分)に固定して装着される部分である。延出板部12は、マッドガードMが装着されたときに前記装着板部11の幅方向の後側端部から車外側に向けて僅かに折れ曲って前記装着板部11と一体となって延出された部分である。遮蔽部13は、後述の本体部10よりも軟質の材料で成形されて撓み可能となっていて、前記延出板部12の車外側の後端縁に固着され、前記ドアパネルP1 の後端縁P1aを車両後側から覆って遮蔽する部分である。楯壁部14は、前記装着板部11の車内側の側面の長手方向の全長に亘って該装着板部11に対してほぼ直交して一体に形成された長手方向に湾曲板状をなしていて、ドアパネルP1 とクォーターロックパネルP2 との間に形成される隙間1を車両後側から覆う部分である。
また、マッドガードMの遮蔽部13以外の部分(以下、この部分をマッドガードMの「本体部10」ということもある)である装着板部11、延出板部12及び楯壁部14は、ポリプロピレン樹脂等のオレフィン系熱可塑性樹脂を用いたガスアシスト射出成形により成形される。遮蔽部13は、前記本体部10をガスアシスト射出成形した後に、オレフィン系熱可塑性樹脂よりも軟質(例えば、JIS K 7215によるデュロメータ硬さHDA 60) のオレフィン系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性エラストマー材料によるインサート射出成形により、両者の相溶性を利用して延出板部12に熱融着で強固に固着される。このように、マッドガードMのうち遮蔽部13を除く本体部10は、剛性を高めるために硬質材料で成形され、遮蔽部13は、ドアパネルP1 の後端縁P1aを車両後側から遮蔽するために、マッドガードMの本体部10よりも柔軟な材料により成形される。遮蔽部13が柔軟な材料により成形されていて、ドアパネルP1 の後端縁(ドアエッジ)P1aを車両後側から被覆しているため、後端縁(ドアエッジ)P1aの塗装磨耗が防止される。また柔軟な材料で成形された遮蔽部13は撓み可能なため、ドアパネルP1 の後端縁(ドアエッジ)P1aと遮蔽部13との誤差(微小隙間)を吸収することができ、前記後端縁(ドアエッジ)P1aの外観が良好となる。また、マッドガードの本体部10をガスアシスト射出成形するとき、装着板部11と延出板部12と楯壁部14との連結部15にガス流路による空洞16(図2及び図3参照)を長手方向に沿って形成する。こうすれば、前記連結部15は、他の板状の部分よりも肉厚となるが、前記空洞16の形成により実質的な肉厚が減少され、射出成形時の冷却時間差に起因する変形等の好ましくない成形変形の発生を防止できて、マッドガードMの外形を正確に成形できる。
図4及び図5に示されるように、装着板部11は長手方向に沿って面方向に、楯壁部14は長手方向に沿って板厚方向に湾曲された形状であるが、それぞれ湾曲位置が異なっている。このため、装着板部11の幅方向における車両後側の一端部に沿って、僅かに屈曲した状態で一体に形成された延出板部12と、前記延出板部12の車両後側の一端部に一体に形成された遮蔽部13とは、装着板部11と同様に長手方向に湾曲している。装着板部11と楯壁部14は、いずれも全長に亘って曲率半径が一定している(即ち、円弧状である)。図5に示されるように、マッドガードMがドアインナーパネルP11に装着されたとき、楯壁部14の曲率半径(R1 )の中心位置(O1 )を遮蔽部13の曲率半径(R2 )の中心位置(O2 )よりも上側に移動させることにより、前記後輪Bの外縁から楯壁部14までの距離が装着部の下側から上側に向けて徐々に大きくなっている。このため、車両の走行中において、ホイールハウスパネル(ボディパネル)P3 と後輪Bとの間の上下方向の距離(寸法)が振動等で変動しても、後輪BとマッドガードMの楯壁部14との干渉を防止できる。また、楯壁部14は装着板部11を幅方向に沿って横切るように一体に形成されるため、マッドガードMの捩り剛性が高められて、長期間の使用によってもマッドガードが変形しない。また、図1及び図4に示されるように、マッドガードMの装着板部11の上側の端部に凹部が形成されたり、下側の端部が斜めに切り欠かれているのは、他の部材との干渉を回避するためであって、マッドガードMの本来の機能とは無関係である。なお、図1において6はリアフェンダーパネルを、(O)は後輪Bの中心をそれぞれ示す。
図1及び図5に示されるように、装着板部11におけるマッドガードMが装着された状態で上側の端部であってしかも、楯壁部14の車両後方の部分には、タッピングスクリュー31(図3参照)を挿通するねじ挿通孔17が貫通して形成されている。装着板部11の車外側の側面における幅方向に沿って車両前側の端部には、長手方向に沿って所定間隔をおいて複数個(実施例では3個)の係止凸部18が一体に形成されている。
図7は、ドアインナーパネルP11の車内側の側面にマッドガードMを装着するときのマッドガードMの動きを説明するための正面図である。図8は、同じくマッドガードMの動きを説明するために3個の係止凸部18のうち中央の係止凸部18を車内側から見た部分斜視図である。図9は、図7のY−Y線拡大断面図である。なお、図8においては、係止凸部18の首部18bを切断して図示してあり、図8においてSは、ドアインナーパネルP11の後端縁の直前のドアアウターパネルP12に対してほぼ垂直な部分(P11a)を示す。各係止凸部18は、図7及び図8に示されるように、ドアインナーパネルP11に前記各係止凸部18の位置に対応した位置に形成された略L字状の各係止孔2にそれぞれ係止される部分である。係止凸部18の本体部18aは、正面視で横長の長方形状をなしていて、係止孔2の挿入孔部2aの縦幅及び横幅の各寸法が係止凸部18の本体部18aの縦幅及び横幅の各寸法より僅かに大きいため、係止孔2の横長の挿入孔部2aに挿通可能である。しかし、前記挿入孔部2aとほぼ直交して連続した縦長の係止孔部2bにスライドしたときには係止孔2の挿入孔部2aの横幅寸法が係止凸部18の本体部18aの横幅寸法より小さいため、抜出し不能になっている。係止凸部18の首部18bの横幅寸法は、前記係止孔部2bの横幅寸法よりも僅かに狭くて、装着板部11に対して垂直な方向に沿ってドアインナーパネルP11の板厚よりも大きな高さ寸法を有している。係止凸部18が係止孔2の係止孔部2bに位置したときに、係止凸部18の本体部18aとマッドガードMの装着板部11との間にドアインナーパネルP11が挟持されることにより、複数の係止凸部18を介してマッドガードMがドアインナーパネルP11の車内側の側面に仮保持される。
ドアパネルP1 の車内側において、ドアインナーパネルP11に形成された各係止孔2の挿入孔部2aに、マッドガードMの各係止凸部18の本体部18aを挿入すると、図7及び図8で2点鎖線で示されるように、ドアインナーパネルP11に対してマッドガードMが位置決めされる。この位置決め状態で、マッドガードMを車両の斜前上方(T1 )に僅かに移動させて各係止凸部18の首部18bを各係止孔2の挿入孔部2aの内端面に当接させる。その後にマッドガードMを斜前下方(T2 )に向けて僅かに移動させると、各係止凸部18の首部18bが各係止孔2の係止孔部2bに入り込んで、各係止凸部18の本体部18aは、係止孔2の係止孔部2bから抜出し不能となる。この結果、係止凸部18が係止孔2の係止孔部2bに位置したときに、係止凸部18の本体部18aとマッドガードMの装着板部11との間にドアインナーパネルP11が挟持されることにより、複数の係止凸部18を介してマッドガードMがドアインナーパネルP11の車内側の側面に仮保持される。また、ドアインナーパネルP11のグロメット孔3には予めグロメット4が挿入固着されており、装着板部11の上端側のねじ挿通孔17にタッピングスクリュー31を前記グロメット4に挿通してねじ込むと、ドアパネルP1 にマッドガードMが固定される。
また、図9に示されるように、上記のようにしてドアパネルP1 にマッドガードMを装着する際に撓み可能な遮蔽部13は、車両後側からドアアウターパネルP12に対して水平方向に移動してドアパネルP1 の後端縁(ドアエッジ)P1aに密着して覆うので、マッドガードの遮蔽部が折れ曲がってドアパネルの内側に巻き込まれる不具合がなくなって、ドアパネルの後端縁を遮蔽部により確実に遮蔽できる。なお、ドアインナーパネルP11に形成される係止孔2及び該係止孔2に係止される係止凸部18の各形状は上記形状に限られず、相互に係止してドアインナーパネルP11にマッドガードMを仮保持できればいかなる形状であってもよい。
図1ないし図3に示されるように、マッドガードMがドアパネルP1 の内側の後端部に装着されたとき、楯壁部14の先端はホイールハウスパネルP3 の外側縁P3aを超えて所定長さ〔L1 (最大8mm程度)〕だけ車内側に入り込んでいると共に、前記ホイールハウスパネルP3 との間には車両の前後方向に沿って所定長さ(L2 )だけの隙間5が形成されている。これにより、ドアパネルP1 とクォーターロックパネルP2 との間に形成される隙間1は、マッドガードMの楯壁部14により車両後側から覆われるため、車両の走行中に後輪Bの回転により泥や飛石32(図3参照)が飛散しても楯壁部14によって遮られる。そして楯壁部14よりも先のドアパネルP1 の内面やドアパネルと対向するクォーターロックパネルP2 の外側面に当たるのを防止できて、クォーターロックパネルP2 を含むボディパネルが汚損、損傷等されるのを防止できる。また、ドアインナーパネルP11とクォーターロックパネルP2 の後端部の間隔〔図3で(L3 )で図示される間隔〕は、ドアパネルP1 の後端縁(ドアエッジ)P1aに沿って一定ではなくて、上方にいくに従って僅かに広くなっている。このため、マッドガードMの楯壁部14の突出長は、前記間隔(L3 )の変化に対応させて上方にいくに従って僅かに長くなるように変化させてある。なお、楯壁部14は装着板部11の側から先端に向けてその厚さが徐々に薄くなる形状に成形されていて、幅方向の曲げ強度が大きくなっているため、飛石32等の衝突に対しても強固に耐えることができる。なお、楯壁部14に関しては、装着板部11に対してその幅方向に沿って横切るようにし一体に形成すると、上記した各利点があるが、装着板部11に対する幅方向の装着位置、並びに楯壁部14自体の形状及び寸法は、飛石32等が前記隙間1に入り込むのを防止できれば、任意に選択し得る。
また、スライドドアの閉止直前の軌跡Kは図2で2点鎖線で示されるように、閉止直前において車内側に僅かに移動するが、ドアが閉じたときにマッドガードMの楯壁部14とホイールハウスパネルP3 との間には車両の前後方向に沿って所定長さ(L2 )の間隔が形成されるようになっていて、楯壁部14はボディパネル(クォーターロックパネルP2 やホイールハウスパネルP3 )に接触しない。このためドアを閉じるのに過大な力を必要としない。なお、図2及び図3において、W1 は、ボディパネルのドア開口の周縁に装着された中空シール部を有するウェザーストリップであり、W2 は、ドアパネルP1 の車内側における前記ウェザーストリップW1 の外側に装着された中空シール部を有する別のウェザーストリップである。
また、マッドガードMの遮蔽部13は、ガスアシスト射出成形された本体部10に対して該本体部10よりも柔軟な材料を用いてインサート射出成形により一体に固着するものについて説明したが、柔軟な遮蔽部13を別途成形しておいて、本体部10の所定位置に接着剤等により固着してもよい。なお、本体部10を形成する材料はポリプロピレン樹脂に限定されず、遮蔽部13を形成する材料もオレフィン系熱可塑性エラストマーに限定されない。
また、上記実施例は本発明をスライドドアに対して適用したものであるが、ヒンジ開閉式のドアに対しても同様に実施できる。ヒンジ開閉式のドアの場合には、ドアを閉じるときに楯壁部14とホイールハウスパネルP3 との干渉を避けるため適切な配置に考慮することでスライドドアに適用する場合と同一の効果が奏される。
更に、上記実施例は、ドアパネルP1 の後端縁(ドアエッジ)P1aの湾曲部分にマッドガードMが装着される例であるが、本発明は、前記後端縁(ドアエッジ)P1aの湾曲部分の下端からドアパネルの下縁に沿って所定長さだけ車両の前側Qに延びる延長部を一体に備えたマッドガードに対しても適用可能である。
本発明のマッドガードMがスライドドアのドアパネルP1 の後端縁に装着された車両の後輪Bの部分の左側面図である。 図1のX1 −X1 線断面図である。 図1のX2 −X2 線断面図である。 装着状態を基準にしてマッドガードMを裏面側(車内側)から見た斜視図である。 マッドガードMの正面図である。 同じく裏面図である。 ドアインナーパネルP11の車内側の側面にマッドガードMを装着するときのマッドガードMの動きを説明するための正面図である。 同じくマッドガードMの動きを説明するための3個の係止凸部18のうち中央の係止凸部18を車内側から見た部分斜視図である。 図7のY−Y線拡大断面図である。
符号の説明
B:後輪
M:マッドガード
1 :ドアパネル
1a:ドアパネルの後端縁(ドアエッジ)
11:ドアインナーパネル
2 :クォーターロックパネル
3 :ホイールハウスパネル
1:ドアパネルとクォーターロックパネルとの隙間
2:ドアインナーパネルの係止孔
4:グロメット(装着手段)
11:装着板部(装着部)
13:遮蔽部
14:楯壁部
15:連結部
16:空洞
17:ねじ挿通孔(装着手段の保持部)
18:係止凸部(装着手段)
31:タッピングスクリュー(装着手段)

Claims (11)

  1. 車両の後輪の前方に隣接して位置する開閉ドアのドアパネルの後端縁に沿って装着可能な車両用マッドガードであって、
    前記マッドガードは、
    前記後輪の外形の略相似的拡大形の湾曲形状を有する長尺状に形成されて、前記ドアパネルの室内側に装着される硬質で剛性を有する装着部と、
    前記装着部の幅方向に沿って後輪側の端縁に沿って一体的に取付けられて、前記マッドガードがドアパネルの所定位置に装着されたとき、前記ドアパネルの後端縁を前記後輪側から覆って遮蔽すると共に前記後端縁に沿って延びる遮蔽部と、
    前記装着部と一体に長手方向に沿って形成され、前記マッドガードが所定位置に装着されたとき前記装着部からホイールハウスパネルに向けて突出して、ホイールハウスパネルの外壁面から所定距離だけ離間すると共に先端がホイールハウスパネルの外側縁を超える長さに設定され、ドアを閉じたときにドアパネルとクォーターロックパネルとの隙間を後輪側から覆う長手方向に湾曲形状の楯壁部とを有し、
    前記装着部は、前記マッドガードをドアパネルの室内側に装着するための装着手段及び/又は装着手段の保持部を備え、
    前記装着部と楯壁部はガスアシスト射出成形で一体成形され、楯壁部と装着部との連結部にガス流路による長手方向に沿った空洞が形成されて、前記連結部の実質的な厚さを減少させていることを特徴とする車両用マッドガード。
  2. 長手方向に湾曲した前記楯壁部の曲率半径は全長に亘ってほぼ一定であることを特徴とする請求項1に記載の車両用マッドガード。
  3. 湾曲した前記装着部の曲率半径は全長に亘ってほぼ一定であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用マッドガード。
  4. 前記楯壁部は、マッドガードが所定位置に装着されたとき前記後輪の外縁からの距離が装着部の下側から上側に向けて徐々に大きくなるように、装着部に一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用マッドガード。
  5. 前記楯壁部の曲率半径の中心位置を遮蔽部の曲率半径の中心位置に対してほぼ上側に移動させることにより、前記後輪の外縁から楯壁部までの距離が装着部の下側から上側に向けて徐々に大きくなっていることを特徴とする請求項4に記載の車両用マッドガード。
  6. 前記遮蔽部は前記装着部よりも柔軟な材料で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用マッドガード。
  7. 前記遮蔽部は、成形型を用いた射出成形により装着部と溶着一体化して固着されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両用マッドガード。
  8. 前記装着部及び楯壁部はオレフィン系熱可塑性樹脂で成形され、前記遮蔽部は前記オレフィン系熱可塑性樹脂と相溶性を有する熱可塑性エラストマー材料で成形されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の車両用マッドガード。
  9. 前記装着部はポリプロピレン樹脂で成形され、前記遮蔽部はオレフィン系熱可塑性エラストマーで成形されていることを特徴とする請求項8に記載の車両用マッドガード。
  10. 前記楯壁部は装着部側から先端に向けてその厚さが徐々に薄くなる形状に成形されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の車両用マッドガード。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の車両用マッドガードをドアパネルの内側に装着する構造であって、
    前記装着手段は、装着部の長手方向に沿って所定間隔をおいて一体に形成されて、ドアパネルの内側に形成された略L字状の係止孔に係止される複数の係止部材と、前記装着部をドアパネルの内側に固定するための固定部材とを有し、
    マッドガードの装着部に一体に形成された複数の係止部材を、ドアパネルの内側に形成された各係止孔に仮係止させておいて、前記係止部材を係止孔に沿って移動させることにより、ドアパネルに対するマッドガードの装着位置が確定されると共にマッドガードの遮蔽部がドアパネルの後端縁に密着され、
    マッドガードの装着位置が確定した状態で前記固定部材によりマッドガードがドアパネルに固定されることを特徴とする車両用マッドガードの装着構造。
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