JP3974097B2 - カウルトップガーニッシュ構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等の車両に用いられるカウルトップガーニッシュ構造に関する。
従来、自動車等の車両において、フロンドウインドウガラスの下縁部とエンジンフードの後縁部との間には、車体のカウルボックス部の一部を構成する樹脂製のカウルトップガーニッシュが設けられることが一般的である。このカウルトップガーニッシュは、エンジンフードの後縁部に近接する関係上、例えばエンジンフードのヒンジを避けつつ車体に組み付けることができるように両側部が可倒式に構成されたり(例えば、特許文献1参照。)、エンジンフード開閉時にエンジンフードの後縁部と干渉する部位が切り欠かれたりしている(例えば、特許文献2参照。)。
実公平1−27989号公報 実開昭64−8478号公報
ところで、近年の自動車等の車両では、カウルトップガーニッシュが車体外表面の一部を構成すべく、カウルトップガーニッシュとエンジンフードとが略面一に設けられる等、カウルトップガーニッシュが車両の外観に与える影響が大きくなりつつある。
しかしながら、カウルトップガーニッシュがエンジンフードと略面一に設けられるような場合、カウルトップガーニッシュとエンジンフードとがより一層干渉し易くなることがあるため、このような点の改善が要望されている。
そこでこの発明は、車両の外観を考慮した上で、カウルトップガーニッシュとエンジンフードとの干渉を許容できるカウルトップガーニッシュ構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体(例えば実施例の車体2)のカウルボックス部(例えば実施例のカウルボックス部10)の一部を構成するカウルトップガーニッシュ(例えば実施例のカウルトップガーニッシュ11)の、エンジンフード(例えば実施例のエンジンフード3)開時に該エンジンフードと干渉する部位に、該エンジンフードと略面一に、弾性を有する可撓部(例えば実施例の可撓部33)が設けられることを特徴とする。
また、請求項2に記載した発明は、前記カウルトップガーニッシュの前縁部(例えば実施例の前縁部11a)が、前記エンジンフードの後縁部(例えば実施例の後縁部3a)と略面一に設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、特に、カウルトップガーニッシュが車体外表面の一部を構成すべく、カウルトップガーニッシュの前縁部とエンジンフードの後縁部とが略面一に設けられる場合等に、エンジンフードがその開時にカウルトップガーニッシュに干渉することがあっても、この干渉が可撓部の弾性変形により吸収される。また、カウルトップガーニッシュに切り欠きやスリット等による開口を設ける必要が無くなる。
請求項3に記載した発明は、前記カウルトップガーニッシュのガーニッシュ本体(例えば実施例のガーニッシュ本体11A)が硬質樹脂からなり、前記可撓部がガーニッシュ本体と一体に形成される軟質弾性材からなることを特徴とする。
この構成によれば、カウルトップガーニッシュ自身の部品点数を増加させず、かつ一体感を出すことができる。また、カウルトップガーニッシュ全体が軟質弾性材で形成される場合と比べて、カウルトップガーニッシュの形状が自身の剛性により保たれる。
請求項4に記載した発明は、前記カウルトップガーニッシュの側縁部(例えば実施例の側縁部31)が、フロントフェンダ(例えば実施例のフロントフェンダ6)の上縁部(例えば実施例の上縁部6a)と略面一に設けられ、前記可撓部が、前記側縁部のフロントフェンダ側の外縁(例えば実施例の外縁34)から前記エンジンフードの後縁部側端(例えば実施例の後縁部側端3c)よりも車幅方向内側の部位まで延びる略三角形状に形成されると共に、この可撓部の一辺(例えば実施例の前側辺36)が、前記エンジンフードとフロントフェンダとのパーティング(例えば実施例のフード側パーティング30)に連続するように設けられることを特徴とする。
この構成によれば、エンジンフード開時にカウルトップガーニッシュと干渉し易いエンジンフードの後縁部側端の近傍に局部的に可撓部が配置される。また、カウルトップガーニッシュの側縁部が、車体外表面の一部を構成すべく、フロントフェンダと略面一に設けられると共に、材質が異なるカウルトップガーニッシュのガーニッシュ本体と可撓部との境界線が、エンジンフードとフロントフェンダとのパーティングに連続するように設けられる。
請求項5に記載した発明は、前記カウルトップガーニッシュの側縁部であって前記フロントフェンダの上縁部と隣接する部位に、前記可撓部に連なる緩衝部(例えば実施例の緩衝部38)が設けられることを特徴とする。
この構成によれば、車幅方向に延在するカウルトップガーニッシュの車幅方向での部品公差や熱による伸縮が、緩衝部が撓むことで吸収される。また、可撓部と緩衝部とを同一材料とすれば、これらをカウルトップガーニッシュ製造時に同時に成形することが可能となり、カウルトップガーニッシュの製造が容易になる。
請求項1、2に記載した発明によれば、特に、カウルトップガーニッシュが車体外表面の一部を構成するような場合に、エンジンフードとカウルトップガーニッシュとの干渉を吸収できるため、カウルトップガーニッシュとエンジンフードとの一体的な外観を得ることができると共に、エンジンフードの開度を大きく設定することができる。また、カウルトップガーニッシュに開口を設ける必要が無いため、車体のカウルボックス部内に雨水や異物が入り込むことを防止できる。
請求項3に記載した発明によれば、カウルトップガーニッシュの構成を簡素化できると共に、可撓部設置部位の外観を良好に保つことができる。また、カウルトップガーニッシュ全体が軟質弾性材で形成される場合と比べてカウルトップガーニッシュを取り回し易く、かつ車体への固定部を増設する等の必要もないので、カウルトップガーニッシュの組み付け性を良好に保つことができる。
請求項4に記載した発明によれば、カウルトップガーニッシュに対して剛性の低い可撓部の面積を最小限に抑えてカウルトップガーニッシュの剛性を保ちつつ、カウルトップガーニッシュのエンジンフードが干渉し易い部位に可撓部を設けることができる。また、カウルトップガーニッシュの側縁部が車体外表面の一部を構成すると共に、カウルトップガーニッシュのガーニッシュ本体と可撓部との境界線がパーティングに連続して設けられるため、カウルトップガーニッシュとエンジンフード及びフロントフェンダとの一体的な外観を得ることができる。
請求項5に記載した発明によれば、カウルトップガーニッシュの車幅方向での部品公差や熱による伸縮が緩衝部が撓むことで吸収されるため、カウルトップガーニッシュとフロントフェンダとの面一状態を良好に保つことができる。また、可撓部及び緩衝部を同時に成形することが可能となるため、カウルトップガーニッシュの製造コストを抑えることができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きの記載は車両における向きと同一のものとする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印RH及びLHは車両右方及び左方をそれぞれ示す。
図1に示すように、この実施例の自動車等の車両1は、その車体2の前部にエンジンルーム2a有するものである。エンジンルーム2aはその上方からエンジンフード3で覆われ、エンジンフード3の後方にはフロントウインドウガラス4及びルーフ5が連なる。ルーフ5の前縁部両端は左右のフロントピラー8,8により支持される。また、エンジンフード3の両側方にはフロントフェンダ6,6が配設される。エンジンフード3は、その後部両側に設けられたヒンジ(図3,4,6参照)7により車幅方向に沿う軸線Eを中心として開閉可能である。そして、エンジンフード3の後縁とフロントウインドウガラス4の前縁(下縁)との間には、外気導入及び雨水の排出等のためのカウルボックス部10の一部を構成する樹脂製のカウルトップガーニッシュ11が配設される。なお、12はフロントウインドウガラス4用のワイパー装置であり、このワイパー装置12のワイパーピボット(不図示)がカウルトップガーニッシュ11を貫通して車外側に突出する。
図2に示すように、カウルボックス部10は、上方に向かって凸形とされる鋼板製のウインドシールドパネルアッシ13と、下方に向かって凸形とされる同じく鋼板製のダッシュアッパーパネルアッシ14とを備え、これらが複数の各ステフナ部材15と共に適宜接合されることで、両フロントフェンダ6,6に渡る一体のボックス構造が形成される。これら鋼板部材によるボックス構造部分は、フロントウインドウガラス4の前縁よりも後方に位置しており、フロントウインドウガラス4の前縁部をウインドシールドパネルアッシ13が接着材及びシール材を介して支持している。カウルトップガーニッシュ11は、カウルボックス部10の上部前側に、エンジンフード3の後縁とフロントウインドウガラス4の前縁との間を閉塞するように取り付けられる。
カウルトップガーニッシュ11は、エンジンフード3の後縁とフロントウインドウガラス4の前縁との間で外部に露出する断面略逆V字形状の上壁部16を有する。上壁部16の前部はカウルトップガーニッシュ11の前縁部11aを構成しており、この前縁部11aがエンジンフード3の後縁部3aと略面一に設けられる。具体的には、前縁部11aの外表面11bは、エンジンフード3の後縁部3aの外表面3bを後方に延長するように形成され、下方に凸となるように緩やかに湾曲した形状とされる。上壁部16の後部は、前縁部11aの後縁から斜め下後方に延びてフロントウインドウガラス4の前縁部に着地する脚部18とされ、この脚部18の先端部がフロントウインドウガラス4の外表面4b沿いに屈曲して当接部19とされる。なお、説明中の「外表面」とは車外側の面を意味する。
ここで、当接部19の先端部は、軟質弾性材(例えばエラストマー)からなるガラス用リップ20として構成される。このガラス用リップ20はカウルトップガーニッシュ11と一体に形成されるもので、フロントウインドウガラス4に向かって延びてその外表面4bに密接し、これらの間の隙間や段差を吸収することで外観品質の向上を図っている。なお、カウルトップガーニッシュ11の上壁部16右側には、ワイパー装置12のワイパーアームの基部及び不図示のワイパーピボットに対応する取り付け凹部16aが形成される(図3,5参照)。
一方、カウルトップガーニッシュ11の下部には、上壁部16の前縁から断面略クランク状に変化した後に斜め下後方に延びてダッシュアッパーパネルアッシ14の前縁部に着地する下側脚部21が設けられ、この下側脚部21の先端部にはダッシュアッパーパネルアッシ14への下側当接部22が屈曲成形される。下側脚部21の上端部には、斜め上前方に突出するシールフランジ23が設けられ、このシールフランジ23にはウェザーストリップ24が装着される。このウェザーストリップ24は、エンジンルーム2a内への雨水等の浸入を防止するべく、閉状態のエンジンフード3の後縁部3a車内側に設けられたシール面25に密接するものである。
また、図1に示すように、フロントウインドウガラス4の前縁及びエンジンフード3の後縁は、上面視で車幅方向中央側が外側よりも前方に位置するように緩やかに湾曲しているため、カウルトップガーニッシュ11も同様に湾曲して設けられる。また、エンジンフード3の後縁はフロントウインドウガラス4の前縁よりも深く湾曲しているため、カウルトップガーニッシュ11の前後方向での幅が端部側(車幅方向外側)に位置するほど狭まるように形成される。そして、カウルトップガーニッシュ11の両端部には、フロントウインドウガラス4側縁部に配設されたウインドウサイドモール26に沿うように湾曲して延びる延出部27,27が形成され、これら各延出部27がそれぞれ対応する側のウインドウサイドモール26に連なるように接続されている(図3,4参照)。
図3に示すように、カウルトップガーニッシュ11の延出部27は、フロントフェンダ6の上縁部6aよりも車幅方向内側に設けられる。フロントフェンダ6の上縁部6aとは、フロントピラー8の下端部8aに連なるように延びるフロントフェンダ6のピラー部28の一部である。フロントピラー8及びピラー部28は、その下端及び上端がピラー側パーティング29で突き合わされ、それぞれの外表面8b、28bを略面一にして連なる。また、フロントピラー8の外表面8bは、ウインドウサイドモール26の上面(外表面)26bとも略面一である。エンジンフード3とフロントフェンダ6とのパーティング(以下、フード側パーティングという)30は、その後端部が後方に位置するほど車幅方向内側に位置するように湾曲している(図5参照)。
延出部27における前縁部11aと連なる部位をカウルトップガーニッシュ11の側縁部31とすると、この側縁部31は、前縁部11aの外表面11bと略面一に連なる外表面31bを有する。この外表面31bは、エンジンフード3の後縁部3aの外表面3b、及びフロントフェンダ6の上縁部6aの外表面6bとも略面一である。そして、側縁部31におけるエンジンフード3の後縁部側端3cの開閉軌跡と交差する部位は、軟質弾性材(例えばエラストマー)からなる可撓部33として構成される。この可撓部33は、これと比べて硬質な樹脂(例えばポリプロピレン)からなるカウルトップガーニッシュ11のガーニッシュ本体11Aと一体に形成されるものである。なお、図中3’及び3c’は、開時のエンジンフード及びその後縁部側端を示す。
可撓部33は、側縁部31のフロントフェンダ6側の外縁34からエンジンフード3の後縁部側端3cよりも車幅方向内側の部位まで延びるように形成される。具体的には、可撓部33は、側縁部31の外表面31b上において、フロントフェンダ6側の外縁34の前部を底辺とし、頂部35が車幅方向内側に突出する略三角形状に形成される。可撓部33の外表面は側縁部31の外表面31bと面一である。可撓部33の頂部35を挟む二辺は、フード側パーティング30の後端部に連続するように設けられ頂部35の前側に位置する前側辺36、及び頂部35の後側に位置する後側辺37である。そして、フード側パーティング30の後端部が車幅方向内側に向かって湾曲していることで、これに連続する前側辺36も同様に湾曲し、その結果、可撓部33の頂部35がエンジンフード3の後縁部側端3cよりも車幅方向内側に位置している。
側縁部31におけるフロントフェンダ6の上縁部6aとフェンダ上部パーティング32を挟んで隣接する部位は、可撓部33と同一の軟質弾性材からなる緩衝部38として構成される。この緩衝部38は、フロントフェンダ6側の外縁34に沿って略同一幅に形成され、かつ可撓部33と一体に連なる。つまり、緩衝部38も可撓部33と同様にガーニッシュ本体11Aと一体に形成される。緩衝部38の外側方には、これと同一の軟質弾性材からなる係止爪39が一体に形成されており、この係止爪39がフェンダ上部パーティング32を跨ってフロントフェンダ6に車内側から係合することで、カウルトップガーニッシュ11の両端部の浮きを抑えている。
延出部27の先端は、ピラー側パーティング29と連続するように設けられる。そして、延出部27の先端部は、可撓部33及び緩衝部38と同一の軟質弾性材からなる可撓性を有するリップ40として構成される。このリップ40は緩衝部38と一体に連なっており、緩衝部38及び可撓部33と共にガーニッシュ本体11Aと一体に形成される。ウインドウサイドモール26は、その下端部がピラー側パーティング29よりも下方まで延び、この下端部にカウルトップガーニッシュ11の延出部27が車外側から重なり合った状態で接続される。
リップ40は延出部27の先端側からウインドウサイドモール26に向かって延び、ウインドウサイドモール26の下端部にカウルトップガーニッシュ11の延出部27が重なり合い接続された状態で、リップ40の先端部がウインドウサイドモール26の上面(外表面)26bに密接するようになっている(図8参照)。
なお、図4における要部は図3における要部とほぼ左右勝手違い対称の構成を有しており、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
図5は延出部27近傍を上方から見た図であり、可撓部33の頂部35がエンジンフード3の後縁部側端3cよりも後方でかつ車幅方向内側に位置することを示している。エンジンフード3は、その後縁部3aの側端側が車幅方向中央側よりも後方に位置するように湾曲している関係で、エンジンフード3開時には、後縁部側端3cがカウルトップガーニッシュ11に最も接近するようになっている。
図6に示すように、この車両1では、エンジンフード3全開時にはその後縁部側端3cが可撓部33に干渉するようにエンジンフード3の開度が設定されている。そして、後縁部側端3cの干渉は、可撓部33が車内側に撓む(弾性変形する)ことで吸収される。
図7はリップ40周辺の断面図であり、ウインドウサイドモール26の下端部にカウルトップガーニッシュ11の延出部27が重なり合い接続された状態で、リップ40の先端部がウインドウサイドモール26の上面26bに密接することを示している。ウインドウサイドモール26とカウルトップガーニッシュ11とが接続された状態では、延出部27はウインドウサイドモール26の上面26bに当接せず、これらの間に所定の間隙が設けられるが、可撓性を有するリップ40がウインドウサイドモール26の上面26bに密接することで、延出部27先端とウインドウサイドモール26の上面26bとの間の間隙及び段差が吸収される。
図8に示すように、カウルトップガーニッシュ11とウインドウサイドモール26との接続部分は特に車室側から見え易い部分ではあるが、延出部27先端とウインドウサイドモール26の上面26bとの間の間隙及び段差がリップ40により吸収されることで、カウルトップガーニッシュ11とウインドウサイドモール26とが滑らかに連なった外観となり、これらの継ぎ目が目立たなくなって見栄えが向上する。
なお、図5〜図8はカウルトップガーニッシュ11の右側部周辺を示し、同部品の左側部周辺はほぼ左右勝手違い対称の構成を有するものとしてその図示及び説明は省略する。
上記実施例によれば、車体2のカウルボックス部10の一部を構成するカウルトップガーニッシュ11の、エンジンフード3開時に該エンジンフード3と干渉する部位に、弾性を有する可撓部33が設けられることで、特に、カウルトップガーニッシュ11が車体2の外表面の一部を構成すべく、カウルトップガーニッシュ11の前縁部11aの外表面11bとエンジンフード3の後縁部3aの外表面3bとが略面一に設けられる場合等に、エンジンフード3がその開時にカウルトップガーニッシュ11に干渉することがあっても、この干渉が可撓部33の弾性変形により吸収される。
このため、カウルトップガーニッシュ11とエンジンフード3との一体的な外観を得ることができると共に、エンジンフード3の開度を大きく設定することができる効果がある。
しかも、カウルトップガーニッシュ11に切り欠きやスリット等による開口を設ける必要が無くなる。
このため、車体2のカウルボックス部10内に雨水や異物が入り込むことを防止できる効果がある。
また、カウルトップガーニッシュ11のガーニッシュ本体11Aが硬質樹脂からなり、可撓部33がガーニッシュ本体11Aと一体に形成される軟質弾性材からなることで、カウルトップガーニッシュ11自身の部品点数を増加させず、かつ一体感を出すことができる。
このため、カウルトップガーニッシュ11の構成を簡素化すると共に、可撓部33設置部位の外観を良好に保つことができる効果がある。
しかも、カウルトップガーニッシュ11全体が軟質弾性材で形成される場合と比べて、カウルトップガーニッシュ11の形状が自身の剛性により保たれる。
このため、カウルトップガーニッシュ11を取り回し易く、かつ車体2への固定部を増設する等の必要もないので、カウルトップガーニッシュ11の組み付け性を良好に保つことができる効果がある。
さらに、カウルトップガーニッシュ11の側縁部31が、その外表面31bがフロントフェンダ6の上縁部6aの外表面6bと略面一となるように設けられ、可撓部33が、側縁部31のフロントフェンダ6側の外縁34からエンジンフード3の後縁部側端3cよりも車幅方向内側の部位まで延びる略三角形状に形成されると共に、この可撓部33の一辺がフード側パーティング30に連続するように設けられることで、エンジンフード3開時にカウルトップガーニッシュ11と干渉し易いエンジンフード3の後縁部側端3cの近傍に局部的に可撓部33が配置される。
このため、カウルトップガーニッシュ11に対して剛性の低い可撓部33の面積を最小限に抑えてカウルトップガーニッシュ11の剛性を保ちつつ、カウルトップガーニッシュ11のエンジンフード3が干渉し易い部位に可撓部33を設けることができる効果がある。
しかも、カウルトップガーニッシュ11の側縁部31の外表面31bが、車体2の外表面の一部を構成すべく、フロントフェンダ6の上縁部6aの外表面6bと略面一に設けられると共に、材質が異なるカウルトップガーニッシュ11のガーニッシュ本体11Aと可撓部33との境界線が、エンジンフード3とフロントフェンダ6とのパーティングに連続するように設けられる。
このため、ガーニッシュ本体11Aとエンジンフード3、及び可撓部33とフロントフェンダ6との一体的な外観を得ることができる効果がある。
さらにまた、カウルトップガーニッシュ11の側縁部31であってフロントフェンダ6の上縁部6aと隣接する部位に、可撓部33に連なる緩衝部38が設けられることで、車幅方向に延在するカウルトップガーニッシュ11の車幅方向での部品公差や熱による伸縮が、緩衝部38が撓むことで吸収される。
このため、カウルトップガーニッシュ11とフロントフェンダ6との面一状態を良好に保つことができる効果がある。
しかも、可撓部33と緩衝部38とを同一材料とすれば、これらをカウルトップガーニッシュ11製造時に同時に成形することが可能となるので、カウルトップガーニッシュ11の製造が容易になる。
このため、カウルトップガーニッシュ11の製造コストを抑えることができる効果がある。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、カウルトップガーニッシュ11のガーニッシュ本体11Aや可撓部33等の材質、及び形状は、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、可撓部33、緩衝部38、及びリップ40はそれぞれカウルトップガーニッシュ11の一部を構成するように一体に形成したが、別体の部材をカウルトップガーニッシュに接合してなるものであってもよい。さらに、カウルトップガーニッシュ11及びウインドウサイドモール26が車体2の外表面と面一の外表面を有していなくてもよい。
この発明の実施例における車両のカウルボックス部周辺の上面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 カウルトップガーニッシュ右側部周辺の正面図である。 カウルトップガーニッシュ左側部周辺の正面図である。 図3の上面図である。 図5のB−B線に沿う断面図である。 図5のC−C線に沿う断面図である。 図5の矢印D方向から見た矢視図である。
符号の説明
2 車体
3 エンジンフード
3a 後縁部
3c 後縁部側端
6 フロントフェンダ
6a 上縁部
10 カウルボックス部
11 カウルトップガーニッシュ
11A ガーニッシュ本体
11a 前縁部
30 フード側パーティング
31 側縁部
33 可撓部
34 外縁
36 前側辺
38 緩衝部

Claims (5)

  1. 車体のカウルボックス部の一部を構成するカウルトップガーニッシュの、エンジンフード開時に該エンジンフードと干渉する部位に、該エンジンフードと略面一に、弾性を有する可撓部が設けられることを特徴とするカウルトップガーニッシュ構造。
  2. 前記カウルトップガーニッシュの前縁部が、前記エンジンフードの後縁部と略面一に設けられることを特徴とする請求項1に記載のカウルトップガーニッシュ構造。
  3. 前記カウルトップガーニッシュのガーニッシュ本体が硬質樹脂からなり、前記可撓部がガーニッシュ本体と一体に形成される軟質弾性材からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカウルトップガーニッシュ構造。
  4. 前記カウルトップガーニッシュの側縁部が、フロントフェンダの上縁部と略面一に設けられ、前記可撓部が、前記側縁部のフロントフェンダ側の外縁から前記エンジンフードの後縁部側端よりも車幅方向内側の部位まで延びる略三角形状に形成されると共に、この可撓部の一辺が、前記エンジンフードとフロントフェンダとのパーティングに連続するように設けられることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のカウルトップガーニッシュ構造。
  5. 前記カウルトップガーニッシュの側縁部であって前記フロントフェンダの上縁部と隣接する部位に、前記可撓部に連なる緩衝部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のカウルトップガーニッシュ構造。
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