JP4330672B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、患者等の被検体の血管等にカテーテルのようなの細い管を挿入してX線透視下で血管の観察を行いながら血管の狭窄等を治療するIVR(Interventional Radiology)に用いられるX線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来のX線診断装置の一例であるX線透視装置の構成を示す図である。図1に示す従来のX線透視装置は、X線を発生するX線発生源であるX線管球1と、X線管球1の管電圧および管電流を制御するX線制御ユニット2と、X線制御ユニット2の制御によりX線管球1で発生し、被検体Pを透過したX線を光学像に変換するX線検出器であるイメージインテンシファイア(I.I.)3と、X線管球1およびイメージインテンシファイア3を被検体Pを挟んで対向配置して支持するための支持器であるC状のアーム(Cアーム)4と、観察方向(透視方向)を変えるためにCアーム4を移動させるCアーム移動ユニット5と、Cアーム移動ユニット5の駆動制御を行うCアーム移動制御ユニット6と、観察方向(投影方向や透視方向)を設定するための観察方向設定ユニット7と、イメージインテンシファイア3で得られた光学像を電気信号に変換するためのTV(テレビ)カメラ8と、TVカメラ8で変換された電気信号を基にして種々の画像処理を行って透視画像を得るための画像処理ユニット9と、画像処理ユニット9によって得られた透視画像を表示する透視画像表示モニタ10と、造影剤を用いたX線造影撮影においてTVカメラ8で変換された電気信号を基にして画像処理を行い、これにより得られた造影画像を参照画像として記憶する画像処理/記憶ユニット11と、画像処理/記憶ユニット11に記憶されている造影画像を表示する参照画像表示モニタ12と、被検体Pを載せるための寝台13とによって構成されている。
【0003】
上述のように構成されたX線透視装置を用い、X線透視下でカテーテルのような細い管により患者等の被検体の血管の狭窄の拡張や腫瘍血管の塞栓に対する治療を行う場合には、造影剤を用いて予め撮影され、画像処理/記憶ユニット11に記憶されている血管造影画像(静止画像)を参照画像表示モニタ12に表示してガイドとして参照しながら、術者は治療目的の病変までカテーテルを進めている。
【0004】
このようなガイドの方法としては、上述のようにX線透視装置により得られる透視画像を表示する透視画像モニタ10とは別のモニタ(参照画像表示モニタ12)に予め撮影された血管造影画像を表示する方法、予め撮影された血管造影画像を透視画像と重ねて表示する方法等が用いられている。
【0005】
なお、これらの表示方法は、血管造影撮影時の撮影方向と同じ方向からの血管透視画像を得ることによってその血管造影画像をガイドとして用いることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、血管造影画像をガイドとして用い、X線透視下で血管の治療目的の病変までカテーテルを進めるような従来の方法では、カテーテルを進める血管がその周辺の他の血管と分離している方が術者はその血管をよりよく把握することができる。しかし、脳血管のように血管の走行(血管構造)が複雑である場合には、カテーテルを進めるべき血管が他の血管と分離できずに重なってしまい、術者がその血管をよりよく把握できないことが往々にして起きている。
【0007】
従って、血管の重なりが少く、カテーテルを進むべき血管が術者にとってよりよく把握できる透視方向を探し出すためには、血管造影撮影をその撮影方向を変えて数回行わなければならない。しかし、これには、被検体に対する多量の造影剤の注入に伴う副作用の問題や多量のX線被爆の問題が伴うので、事実上行うことができない。そのため、カテーテルを進めるべき血管が他の血管と分離できない状態で術者は手技を行わなければならなかった。
【0008】
この場合、術者にとってカテーテルを治療目的の病変まで進めることは非常に困難であり、そのために検査時間や治療時間が長くなって患者や術者にかかる負担が大きくなっている。また、場合によっては、治療目的の血管以外の血管に対して治療を行ってしまうという危険性がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、Cアームの可動範囲内の観察方向を基にして予め取得した3次元画像データから投影画像を作成し、作成した投影画像を参照して術者が治療目的の病変の位置をよりよく把握可能な観察方向を指定してCアームを移動させることによりX線透視を行うX線診断装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明のX線診断装置は、被検体を挟んで対向配置されるX線発生源およびX線検出器によって構成され、被検体の透視画像を取得する透視画像取得手段と、前記透視画像取得手段を支持し、移動可能な支持手段と、予め取得された前記被検体の3次元画像を基にして前記支持手段の可動範囲内の観察方向を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された観察方向を基にして前記支持手段を移動させる移動制御手段と、前記設定手段によって設定された観察方向を基にして前記3次元画像から投影画像を取得する投影画像取得手段と、を備え、前記支持手段はCアームであり、前記観察方向は前記支持手段によって前記X線発生源および前記X線検出器が位置決め可能な範囲に限定されることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図2は本発明の実施の形態のX線診断装置の一例であるX線透視装置の構成を示すブロック図である。図2に示す本発明の実施の形態のX線透視装置は、被検体Pに照射するためのX線を発生するX線発生源であるX線管球21と、X線管球21の管電圧および管電流を制御するX線制御ユニット22と、X線制御ユニット22の制御によってX線管球21で発生し、被検体Pを透過したX線を光学像に変換するイメージインテンシファイア(I.I.)23と、X線管球21およびイメージインテンシファイア23を被検体Pを挟んで対向配置して支持するためのC状のアーム(Cアーム)24と、観察方向(透視方向)を変えるためにCアーム24を移動させるCアーム移動ユニット25と、Cアーム移動ユニット25の駆動制御を行うCアーム移動制御ユニット26と、X線透視時における透視方向や投影画像作成時における投影方向を観察方向として設定するための観察方向設定ユニット27と、イメージインテンシファイア23で得られた光学像を電気信号に変換するためのTVカメラ28と、TV(テレビ)カメラ28で変換された電気信号を基にして種々の画像処理を行い、透視画像を得るための画像処理ユニット29と、画像処理ユニット29で得られた透視画像を表示する透視画像表示モニタ30と、造影剤を用いたX線造影撮影においてTVカメラ28で変換された電気信号を基にして画像処理を行い、得られた造影画像を参照画像として記憶する画像処理/記憶ユニット31と、画像処理/記憶ユニット31に記憶されている造影画像を表示する参照画像表示モニタ32と、被検体Pの3次元画像データを取得するための3次元画像データ取得ユニット33と、3次元画像取得ユニット33によって取得された3次元画像データを基にして投影画像を作成するための投影画像作成ユニット34と、投影画像作成ユニット34によって作成された投影画像を表示する投影画像表示モニタ35と、被検体Pを載せるための寝台36とによって構成されている。
【0022】
X線制御ユニット22は、X線管球21の管電圧および管電流を制御し、X線管球21において所定のX線を発生させ、発生したX線を被検体Pに向けて照射させる。
【0023】
イメージインテンシファイア23は、X線管球21から照射され、被検体Pを透過したX線を光学像に変換する。
【0024】
Cアーム24は、X線管球21とイメージインテンシファイア23を対向配置して支持するために用いられ、X線管球21とイメージインテンシファイア23との間に常に被検体Pが位置するようにしている。
【0025】
Cアーム移動ユニット25は、Cアーム移動制御ユニット26の制御の下にCアーム24をその可動範囲(すなわちX線管球21およびイメージインテンシファイア23が位置決め可能な範囲)内において移動させる。これにより、被検体Pに対して透視方向を変えてX線透視を行うことが可能になっている。なお、Cアーム移動制御ユニット26では、Cアーム24の可動範囲内の透視方向に関する透視方向情報が図示しないメモリに予め記憶されており、この透視方向情報は必要に応じて観察方向設定ユニット27に出力される。
【0026】
画像処理ユニット29は、イメージインテンシファイア23を通してTVカメラ28によって変換された電気信号を基にしてグレーレベル変換等の種々の画像処理を行い、これにより、透視画像表示モニタ30に表示するための透視画像を取得する。
【0027】
画像処理/記憶ユニット31は、X線透視下での被検体Pの検査や治療を行う前に造影剤を用いたX線造影撮影を行った場合に、TVカメラ28から出力される電気信号を基にして種々の画像処理を行い、画像処理によって得られた造影画像を記憶する。画像処理/記憶ユニット31に記憶された造影画像は、X線透視時において術者がX線を被検体Pに曝射しながらカテーテル等の進行状況を把握して手技を行う際に、参照画像表示モニタ32に手技のガイドのための参照画像として表示される。
【0028】
図3は本発明の実施の形態のX線診断装置の観察方向設定ユニットの構成を示すブロック図である。図3において、観察方向設定ユニット27は、投影画像の作成時における投影方向の指定やX線透視時における透視方向の指示を行うための投影方向情報や透視方向情報等を入力するための入力部27aと、Cアーム24の可動範囲内の透視方向(例えばCアーム24の角度)に関する透視方向情報を記憶する記憶部27bと、入力部27aから入力された投影方向に関する投影方向情報と記憶部27bに記憶されている透視方向情報とを比較し、その比較結果を基にしてその投影方向の投影画像を作成するかどうかを判定する判定制御部27cと、判定制御部27cの判定結果等を表示する表示部27dとによって構成されている。
【0029】
入力部27aは、キーボード、マウス等を備えた操作パネルによって構成されており、術者やオペレータの操作によってCアーム移動制御ユニット26に対してX線透視時における透視方向(例えばCアーム24の角度)を指示するための透視方向情報、後述する投影画像撮影ユニット34に対して投影画像を作成する際の投影方向(投影角度)を指定するための投影方向情報等を入力する。
【0030】
判定制御部27cは、Cアーム移動制御ユニット26内のメモリに予め記憶されている透視方向情報を読み出し、読み出した透視方向情報を記憶部27bに記憶させる。
【0031】
また、判定制御部27cは、術者やオペレータにより指定された投影方向に対応する透視方向がCアーム24の可動範囲にあるかどうかを判断するために、入力部27aから入力された投影方向情報を記憶部27bに予め記憶されているCアーム24の可動範囲内の透視方向に関する透視方向情報と比較する。これは、術者やオペレータによって指定された投影方向の投影画像を予め取得された3次元画像データを基にして投影画像作成ユニット34によって作成することは可能であるが、その投影方向に対応する透視方向がCアーム24の可動範囲内にないことによりその透視方向によるX線透視を実現することができなければ、作成された投影画像をガイドとして十分に利用することができず、術者が治療目的の病変の位置を正確に把握することが困難となるからである。従って、作成される投影画像の投影方向はCアーム24の可動範囲内に限定されており、Cアーム24の可動範囲はCアーム24を移動させるCアーム移動ユニット25の駆動機構に応じて決定される。
【0032】
なお、表示部27dにCアーム24の可動範囲内の透視方向に対応する投影方向を観察方向として予め表示しておき、術者やオペレータに表示部27dに表示されている観察方向を任意に選択させるようにすることもできる。
【0033】
判定制御部27cにおける比較の結果、入力部27aから入力された投影方向情報が記憶部27bに予め記憶されている透視方向情報と一致する場合には、その投影方向に対応する透視方向を基にしてCアーム24が移動可能であると判断され、その一致を示す一致情報および投影方向情報が投影画像作成ユニット34に出力される。
【0034】
3次元画像データ取得ユニット33は、X線CT(コンピュータ断像)装置、MRI(磁気共鳴イメージング)装置、Cアームを備えたX線透視装置等によって構成され、CTアンギオグラフィ、MRアンギオグラフィ、Cアーム回転によるアンギオグラフィ等を基にして被検体Pの3次元画像データを取得する。
【0035】
投影画像作成ユニット34は、観察方向設定ユニット27の判定制御部27cから一致情報が出力された場合には、判定制御部27cからその一致情報とともに出力された投影方向情報を基にして、3次元画像データ取得ユニット33によって得られた被検体Pの3次元画像データからその投影方向の投影画像を作成する。
【0036】
投影画像作成ユニット34によって作成された投影画像は投影画像表示モニタ35に表示される。
【0037】
次に、本発明の実施の形態のX線診断装置の作用について説明する。
【0038】
3次元画像データ取得ユニット33が例えばX線CT装置によって構成されている場合には、被検体Pの体軸を横断する方向にX線を照射することによりX線CT画像を作成する。さらに、X線の照射位置を体軸方向に連続的に移動することにより複数枚のX線CT画像を作成する。作成した複数枚のX線CT画像を合成処理することにより3次元画像データを取得する。3次元画像データ取得ユニット33によって取得された3次元画像データは投影画像作成ユニット34に出力される。
【0039】
なお、3次元画像データ取得ユニット33によって取得された3次元画像データを光磁気ディスク(MO)等の記録装置(図示しない)に一旦記録しておき、必要に応じてこの記録装置から3次元画像データを読み出して投影画像作成ユニット34に出力することも可能である。
【0040】
術者やオペレータが観察方向設定ユニット27の入力部27aにおいて投影画像の投影方向を観察方向として指定すると、指定されたその投影方向に関する投影方向情報が判定制御部27cに入力される。
【0041】
ここで、観察方向設定ユニット27の判定制御部27cにおける投影画像作成判定処理について説明する。図4は本発明の実施の形態のX線診断装置の観察方向設定ユニットの判定制御部における投影画像作成判定処理を示すフローチャートである。図4において、ステップS1では、術者やオペレータにより観察方向設定ユニット27の入力部27aから投影方向情報が入力されたかどうかを判断する。これは、上述したように、術者やオペレータにより指定された投影方向に対応する透視方向がCアーム24の可動範囲内にあるかどうかを判断するためである。
【0042】
ステップS1において、投影方向情報が入力されたと判断した場合には、その投影方向情報を基にして記憶部27bに予め記憶されているCアーム24の可動範囲内の透視方向に関する透視方向情報を検索する(ステップS2)。
【0043】
ステップS3では、入力された投影方向情報と一致する透視方向情報が記憶部27bに記憶されているかどうかを判断する。ステップS3において、入力された投影方向情報と一致する透視方向情報がある場合には、その投影方向に対応する透視方向を基にしてCアーム24が移動可能であると判断し、その一致を示す一致情報および入力された投影方向情報を投影画像作成ユニット34に出力する(ステップS6)。
【0044】
一方、ステップS3において、入力された投影方向情報と一致する透視方向情報がない場合には、その不一致を示す不一致情報を投影画像作成ユニット34に出力する(ステップS4)。また、不一致であることを表示部27dに表示させて(ステップS5)、術者に対して別の投影方向の指定を促す。
【0045】
投影画像作成ユニット34では、判定制御部27cの判断結果を基にして3次元画像から投影画像の作成を行う。すなわち、判定制御部27cから一致情報が出力された場合には、判定制御部27cから一致情報とともに出力された投影方向情報を基にして、3次元画像データ取得ユニット33によって得られた被検体Pの3次元画像データからその投影方向の投影画像を作成する。
【0046】
なお、判定制御部27cから不一致情報が出力された場合には、投影画像作成ユニット34では、投影画像の作成を行わない。
【0047】
ここで、投影画像作成ユニット34における3次元画像データを基にした投影画像の作成方法について説明する。図5は3次元画像データを基にした投影画像の作成方法について説明するための図である。図5において、3次元画像データ取得ユニット33によって取得された例えば腫瘍血管像60aを含む脳血管像60に関する3次元画像データ50を観察方向設定ユニット27により指定された投影方向51に投影する。これにより、腫瘍血管70aを含む脳血管70に関する2次元画像データである投影画像52を作成する。
【0048】
投影画像作成ユニット34によって作成された投影画像は投影画像表示モニタ35に表示される。
【0049】
術者は、投影画像表示モニタ35に表示された投影画像を見て、表示された投影画像では治療目的とする血管が把握しにくいと判断した場合には、観察方向設定ユニット27によって他の投影方向を指定する。上述したように、判定制御部27cでは、指定された投影方向に関する投影方向情報と一致する透視方向情報があるかどうかが記憶部27bを検索することにより判断される。指定された投影方向と一致する透視方向があれば、投影画像作成ユニット34において予め取得されている3次元画像から指定された投影方向の投影画像が作成され、作成された投影画像が投影画像表示モニタ35に表示される。以上のように、術者は、治療目的とする血管が容易に把握可能な投影画像が作成されるまで投影方向を順次指定する。
【0050】
治療目的とする血管が術者にとって容易に把握可能な投影画像が作成されて投影画像表示モニタ35に表示された場合、術者は、観察方向設定ユニット27によってこの投影画像の投影方向に対応する透視方向を観察方向として指示する。観察方向設定ユニット27によって指示された透視方向に関する透視方向情報はCアーム移動制御ユニット26に入力される。
【0051】
Cアーム移動制御ユニット26では、観察方向設定ユニット27から出力された透視方向情報を基にしてCアーム移動ユニット25に駆動信号を出力する。これにより駆動されたCアーム駆動ユニット25により、指示された透視方向を実現する位置にCアーム24を移動させる。
【0052】
これにより、術者にとって治療目的とする血管が容易に把握可能な透視方向でX線透視を行うことが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、Cアームの可動範囲内の透視方向に対応する投影方向を基にして予め取得した3次元画像データから投影画像を作成し、作成した投影画像を参照して術者が治療目的の病変の位置をよりよく把握可能な透視方向を指定し、その透視方向を実現する位置にCアームを移動させてX線透視を行わせるようにしている。従って、脳血管等のように血管の走行が複雑である部位に対してカテーテルを用いた造影撮影や治療等を行う場合においても、血管等の重なりが少なく、治療対象となる血管を把握しやすくなり、術者にとってカテーテルの手技を安全にかつ容易に行うことができる。
【0054】
また、これにより、造影撮影の回数を増加させることなく、術者が治療目的の血管をよりよく把握できる透視方向からのX線透視が容易となるので、検査時間や治療時間の短縮化、患者に対する造影剤の副作用や被爆線量の低減化を図り、患者や術者にかかる負担を軽減できる。さらに、治療目的の血管以外の血管を誤って治療してしまうという危険性を防止できるので、患者に対する安全性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のX線診断装置の一例であるX線透視装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態のX線診断装置の一例であるX線透視装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のX線診断装置の観察方向設定ユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態のX線診断装置の観察方向設定ユニットの判定制御部における投影画像作成判定処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態のX線診断装置の投影画像作成ユニットにおける3次元画像データを基にした投影画像の作成方法について説明するための図である。
【符号の説明】
P 被検体
21 X線管球
22 X線制御ユニット
23 イメージインテンシファイア
24 Cアーム
25 Cアーム移動ユニット
26 Cアーム移動制御ユニット
27 観察方向設定ユニット
27a 入力部
27b 記憶部
27c 判定制御部
27d 表示部
28 TVカメラ
29 画像処理ユニット
30 透視画像表示モニタ
31 画像処理/記憶ユニット
32 造影画像表示モニタ
33 3次元画像データ取得ユニット
34 投影画像作成ユニット
35 投影画像表示モニタ
36 寝台
50 3次元画像データ
51 投影方向
52 投影画像
60、70 脳血管像
60a、70a、腫瘍血管像

Claims (1)

  1. 被検体を挟んで対向配置されるX線発生源およびX線検出器によって構成され、被検体の透視画像を取得する透視画像取得手段と、
    前記透視画像取得手段を支持し、移動可能な支持手段と、
    予め取得された前記被検体の3次元画像を基にして前記支持手段の可動範囲内の観察方向を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された観察方向を基にして前記支持手段を移動させる移動制御手段と、
    前記設定手段によって設定された観察方向を基にして前記3次元画像から投影画像を取得する投影画像取得手段と、
    を備え
    前記支持手段はCアームであり、
    前記観察方向は前記支持手段によって前記X線発生源および前記X線検出器が位置決め可能な範囲に限定されることを特徴とするX線診断装置。
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