JP4330571B2 - 捕捉装置 - Google Patents

捕捉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4330571B2
JP4330571B2 JP2005280748A JP2005280748A JP4330571B2 JP 4330571 B2 JP4330571 B2 JP 4330571B2 JP 2005280748 A JP2005280748 A JP 2005280748A JP 2005280748 A JP2005280748 A JP 2005280748A JP 4330571 B2 JP4330571 B2 JP 4330571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
capture
shaft
sheath
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005280748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006305301A (ja
Inventor
正輝 成
ドナルド ホッキング ゴードン
バーハウ スティーブ
Original Assignee
ドナルド ホッキング ゴードン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ドナルド ホッキング ゴードン filed Critical ドナルド ホッキング ゴードン
Priority to JP2005280748A priority Critical patent/JP4330571B2/ja
Publication of JP2006305301A publication Critical patent/JP2006305301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4330571B2 publication Critical patent/JP4330571B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本発明は血栓等の捕捉フィルタ及びそれを用いた捕捉装置に関するものであり、より詳細には、体内の管腔等で拡張されて、血液中のプラークや血栓等を捕捉する捕捉フィルタ及びそれを用いた捕捉装置に関するものである。
一般に、冠動脈や頚動脈、静脈グラフトなどの血管狭窄部において、ステント留置やバルーン拡張を行い、血流を確保する手術がカテーテルを使用して行われている。しかしながら、従来のステント留置で血流は確保されるが、術中遊離したプラークや血栓などが病変部末梢側へ流れ、梗塞(No−Reflow)現象などをきたすことがある。再灌流が得られないことがある。そして、このような血栓等によって引き起こされる合併症は重篤なものが多い。
このようなことから、血栓等を捕捉して、経皮的血管形成術を容易に行うことのできる血栓捕捉装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)。
従来の血栓捕捉装置の捕捉フィルタは、図13に示す如く、複数の螺旋状ワイヤ71が交叉されてなる部材70であって、先端72と基端73が収束し、血管2内で中間の膨らんだ形状を有した、中間部分を含む先端側にフィルタ74を設けたものである。フィルタ74は、交叉ワイヤ部材の膨らんだ中間部分を含む先端側に孔径が50μm〜1000μmの範囲とされている。
また、血栓が大きい場合、この複数のワイヤの編み目で血栓を捕捉することが可能であるとし、フィルタが無くても良いとしている。フィルタのワイヤの本数は、8〜16本が好ましいとしている(特許文献1参照)。
特開2004−97807号公報 特表2001−514554号公報 特表2002−505151号公報
しかしながら、先端部の交叉ワイヤにフィルタを被せたものは、フィルタ自体は収縮可能な部材で構成されず、また、可撓姓のシートであるため、捕捉装置のシース内への収納が困難である。また、シースへの収納時にフィルタに皺などが生じ、ワイヤによって拡張された場合に不具合を生じやすい。また、フィルタ自体を収縮自在とすることは、そのフィルタの孔径が一定しない。
また、複数の金属ワイヤのみでもフィルタが構成できることを提案している。しかし、従来の金属フィルタは、フィルタをシースに収める際に、フィルタに溜まった血栓がシースと擦れてすり抜けるおそれがある。また、16本程度のワイヤからなるフィルタでは十分な捕捉機能を有しない。
更に、金属ワイヤは一般にNi−Ti合金からなるが、これらはX線の造影性が乏しく、医者は外部から十分に観察できない不具合がある。
本発明は、かかる実情に鑑み、ワイヤのみによって構成されるフィルタで、血栓等を確実に捕捉し、更には外部からの観察も容易にできる血栓等の捕捉フィルタ、及びそれを用いた捕捉装置を提供しようとするものである。
本発明者等は、複数の反発弾性又は形状記憶性を有する金属ワイヤで編みこまれた拡張可能なフィルタを、拡張時に各ワイヤが折り返ってパラソル型に拡張せること、又はワイヤの基端結束部側を紐状に編みこんで基端部を非フィルタ部としてパラシュート型に拡張させることにより、血栓を正確に捕捉できることを見出し、本発明に至ったものである。
また、フィルタを形成するワイヤの一部をラジオペーク金属とすることにより、特に、ラジオペーク金属をコアとし、外層を反発弾性又は形状記憶性金属からなるワイヤを使用することにより、拡張機能を損なうことなく血管内でのフィルタの動きを十分に観察することができることを見出し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明の捕捉フィルタ及び捕捉装置は以下の構成又は構造を特徴とする。
すなわち、本捕捉装置は、シースと、該シース内に挿通されるシャフトと、複数の反発弾性を有する形状記憶性ワイヤで編みこまれたフィルタとを有し、前記フィルタが前記シャフトとシースとの相対的移動により前記シース先端から出し入れ可能に設けられた体内の血管内の血栓を捕捉する捕捉装置において、前記フィルタが、前記複数のワイヤで編みこまれた前記フィルタの基端をシャフトの軸方向に移動可能に結束する基端結束部と、前記フィルタの先端を前記シャフトに固定する先端結束部と、を備え、前記シャフトが、前記基端結束部側から前記先端結束部に向かって先細のテーパーに成形され、当該捕捉装置を体内の血管内から引き抜く際に、前記フィルタの前記基端結束部が前記先端結束部の方向に移動することにより前記ワイヤが折り返りパラソル型に拡張して血管内の血栓を捕捉する
記ワイヤを、前記基端結束部から折り返り部まで1乃至12本の範囲で紐状に編み込み、前記基端側一部を非フィルタ部とした上記(1)記載の捕捉装置
記ワイヤの本数が20本以上である上記(1)記載の捕捉装置
記フィルタを構成する反発弾性又は形状記憶性を有するワイヤは、Ni−Ti系合金、Cu−Zn−Mn系合金、Cu−Zn−Al系合金、Cu−Al−Ni系合金、およびFe−Mn−Si系合金の何れかの1以上から選択されてなるとともに前記ワイヤの一部がラジオペーク金属からなる上記()記載の捕捉装置
記ラジオペーク金属は前記ワイヤのコアとして含まれる上記()記載の捕捉装置
記ラジオペーク金属が、Au又はPt系金属であり、前記コア径は、前記ワイヤ径の10乃至80%の範囲にある上記()記載の捕捉装置
前記基端結束部と先端結束部との間に、該結束部の移動を規制するストッパが前記シャフトに固定されている上記()記載の捕捉装置。
前記捕捉装置の、前記フィルタの先端結束部より先端側にコイル状又はリボン状の案内チップが設けられる上記()乃至()の何れかに記載の捕捉装置。
)前記案内チップ又は前記シャフトの一部を、ラジオペーク金属で形成する上記()又は()記載の捕捉装置。
本発明の血栓等の捕捉フィルタによれば、可撓性のフィルタ布などが不要である。反発弾性又は形状記憶性を有する金属ワイヤからなるフィルタであるため、捕捉装置のシース内に正確に収縮収納され、シース内から出したときに血管内で正確に拡張する。この場合、各ワイヤは折り返して拡張するため、基端結束部から折り返り部までのワイヤ部分はそれぞれフィルタを拡張させる作用をする。このため、血管内で確実にフィルタを拡張させる。またフィルタは基端結束部から折り返り部と、折り返り部から先端結束部との二重フィルタとなり、血栓を確実に捕捉する。一方、シースにフィルタを収納する場合、血栓等は、フィルタの中心部に集まるため、即ち、結束部付近に集まって来るため、従来のように血栓がシースの先端周壁で漉し落とされることがない。
また、フィルタがパラシュート型に拡張する場合、捕捉血栓がフィルタの先端側のパラシュート面で確実に捕捉される。特に、20本以上のワイヤからなるフィルタは血栓のすり抜けがない。シースにフィルタが収納される場合も、シースの先端壁で捕捉した血栓が漉し落とされることもない。
また、ワイヤは一般に、反発弾性或いは形状記憶性を必要とする金属、例えば、Ni−Ti合金、Cu−Zn−Mn合金およびFe−Mn−Si合金などである。しかし、Ni−Ti合金等はX線の造影性が乏しいため、このような金属のみのフィルタでは体外からの観察がし難くなる。このため、X線不透過(造影性に優れた)のラジオペーク金属、例えば、金、プラチナ、パラジウム、タングステン等をワイヤに織り込み、ワイヤに塗布し、ワイヤの金属との合金とすること、及びラジオペーク金属をコアとすること等のワイヤの一部にラジオペーク金属を含めることによって、体外から観察を容易にするものである。
特に、ラジオペーク金属をコアとし、外層に反発弾性又は形状記憶性を有する金属とする金属ワイヤを使用することにより、そのラジオペーク金属が操作中に欠落又は破壊されて観察不能となることなく、また、外層金属により機械的強度及び形状記憶性を適宜に発揮してフィルタを確実に拡張させる。
また、捕捉装置にあっては、シャフトの先端部、フィルタの両結束部、及び案内チップ等にラジオペーク金属を使用すれば、捕捉装置及びフィルタの動きを外部から正確に観察できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
尚、本発明の血栓等の捕捉フィルタは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
図1は、本発明を実施する形態の第1の例であって、捕捉装置のシース内に捕捉フィルタが収縮して収められている断面図である。
図2は、本発明を実施する形態の第1の例であって、捕捉装置のシース外に移動させたれた捕捉フィルタが血管内で拡張している断面図である。
図3は、図2の拡張した捕捉フィルタの先端側から見た正面図である。
図4は、図2の拡張した捕捉フィルタの基端側から見た裏面図である。
図5は、図2の拡張した捕捉フィルタの先端部分の概略図である。
図6は、本発明を実施する形態の第2の例であって、捕捉装置のシース内に捕捉フィルタが収縮して収められている断面図である。
図7は、本発明を実施する形態の弟2の例であって、捕捉装置のシース外に移動させられた捕捉フィルタが血管内で拡張している断面図である。
図8は、図7の拡張した捕捉フィルタの基端側から見た裏面図である。
図9は、本発明の実施する形態の第2の例における捕捉装置のシャフト先端部に捕捉フィルタを取り付ける場合の別の態様をしめす側面図である。
図10は、図9の基端結束部のI−I線に沿った断面図である。
図11は、図9の基端結束部の拡大斜視図である。
図12は、本発明の実施する形態の第3の例における捕捉装置のシャフト先端部に捕捉フィルタを取り付ける場合の別の態様をしめす側面図である。
図1及び2に示すように、捕捉フィルタ1は複数の金属ワイヤ3で編みこまれた拡張可能なフィルタからなり、体内の管腔2で拡張して血栓4を捕捉する。捕捉フィルタ1は、複数の反発弾性又は形状記憶性を有するワイヤ3の先端と基端とが結束部材5、6でそれぞれ結束される。またフィルタ1の拡張の際に、図2又は図4に示すように、各ワイヤ3は折り返しが生じ、基端結束部5が先端結束部6側に相対的に近接してパラソル型に拡張してなる。特に、基端結束部5がワイヤの折り返し部7より先端結束部6側に位置してなることが好ましい。
また、捕捉フィルタ1を適用する捕捉装置11は、シース12と、シース12内に挿通されるシャフト(又はガイドワイヤ)13とを有する。シャフト13はシース12内で軸方向に移動可能となっている。シャフト13の先端部に捕捉フィルタ1の基端結束部5を固定し、シース12又はシャフト13の移動操作により、捕捉フィルタ1がシース12の先端からの送り出しされる。
捕捉フィルタ1の先端結束部6にはコイル状の案内チップ14が設けられ、チップ14はトップ部材15を有する。
尚、図1及び図2の例においては、先端結束部6はシャフト13の先端に取り付けられていない。従って、先端結束部6はシャフト13と必ずしも接続される必要はなく、基端結束部5と先端結束部6との間にシャフト13が存在しなくても良い。これは、かかる捕捉フィルタ1の特徴であり、部材の省スペース化になる。しかしながら先端結束部6がシャフト13の先端にスライド可能に取り付けられていても良い。この場合も、フィルタ1がシース12外に出たときにパラソル型に拡張することができる。
図3及び図4に示すように、捕捉フィルタ1は、複数の金属ワイヤ3で編みこまれた、略中間部で拡張可能なものである。ワイヤ3の金属としては、反発弾性、超弾性、形状記憶性を有するものである。金属ワイヤの具体的な金属としては、Ni−Ti系合金、Cu−Zn−Mn系合金、Cu−Zn−Al系合金、Cu−Al−Ni系合金、およびFe−Mn−Si系合金等を挙げられる。特に、Ni−Ti系合金が好ましい。
上記の金属、合金は、通常、好ましい反発弾性、形状記憶性があるがX線造影性が乏しい。手術中、体外からX線などで観察することが難しい。このため、捕捉フィルタ1には、上記の金属以外に、一部にX線の造影性、若しくは不透過性(オペーク)の金属、いわゆるラジオペーク金属を一部に含ませて、体外から捕捉フィルタ1の観察ができるようにすることが好ましい。ラジオペーク金属の具体的なものとしては、金(Au)、白金(Pt)、白金/イリジウム(Pt/Ir)、及びタングステン(W)などを挙げることができ、特に、Au、Pt、Pt/Ir等が好ましい。
また、ラジオペーク金属を一部に含まれるとは、上記のNi−Ti系合金ワイヤ等に、Ptワイヤ、Wワイヤ、AUワイヤ、Pt/Irワイヤなどを織り込むことができる。また、Pt、Pt/Ir、Auを上記のNi−Ti系合金ワイヤ等の表面に被覆したり、Pt、Pt/Ir、Auをコアにして上記のNi−Ti系合金を外層としたものであっても良い。また、Ni−Ti−Pt系合金、Ni−Ti−Au系合金等にして一部に含ませても良い。
特に、Au系、又はPt系のコアにNi−Ti系合金を外装、又は被覆したワイヤをフィルタ1の全体又は一部に使用することが好ましい。ラジオペーク金属をコアとし、外層に反発弾性又は形状記憶性を有する金属とする金属ワイヤを使用することにより、そのラジオペーク金属が操作中に欠落又は破壊されて観察不能となることがない。また、外層金属により機械的強度及び形状記憶性を適宜に発揮してフィルタを確実に拡張させる。この場合、ワイヤにおけるラジオペーク金属のコア径は、10〜80%の範囲、特に30〜60%の範囲が好ましい。上記範囲未満では、観察が十分にできない。上記範囲を超えると、ワイヤの反発弾性或いは形状記憶性が悪くなる。
ワイヤの外径は、特に限定するものではない。フィルタ1の拡張時の大きさ、及び捕捉血栓の大きさにより適宜選択できる。通常、ワイヤ外径は0.001乃至0.1インチの範囲、特に好ましくは、0.001乃至0.02インチの範囲である。ワイヤ径が上記の範囲内であれば、そのフィルタ1がシース12内に簡単に収まる一方、管腔2で所望の形状に正確に拡張する。
また、各ワイヤ3は平編み、その他の編み方などのように従来公知の編み方でよく、フィルタ1のメッシュを形成することができる限り、特に限定するものではない。ワイヤによって拡張時に形成されるフィルタ1のメッシュ径(孔径)は、0.5〜0.05mmの範囲が好ましく、かかる範囲であれば、血栓、プラークなどを十分に捕捉する。
また、フィルタ1自身のシース内の縮小時と拡張字との割合は、1/10〜1/2の範囲、特に、1/8〜1/4の範囲が好ましい。このような範囲にあれは、シース12の外径をできる限り小径なものとすることができる。
捕捉フィルタ1を構成するワイヤ3の本数は20本以上であることが好ましい。金属ワイヤ3が20本以上であれば、十分な弾性力が働き、捕捉フィルタ1は正確に拡張される。また捕捉フィルタ1は上述の拡張時のメッシュ径を正確に構成することができ、血栓4を正確に捕捉する。従って、捕捉フィルタ1の金属ワイヤ3は、20乃至200本の範囲にあることが好ましく、特に、32乃至98本の範囲にあることが好ましい。金属ワイヤ3が20本未満では、フィルタ1の捕捉機能も低下する。また、金属ワイヤ3が200本を超える場合には、フィルタの製造上、困難を伴う。
尚、捕捉フィルタ1の拡張時の外径は、特に限定するものではない。病変部の血管径に応じて使い分けるようにするのが好ましい。
捕捉フィルタ1は、複数のワイヤ3の先端と基端とがリング状の結束部材5、6でそれぞれ結束される。結束部材5、6の材質は、金属でも樹脂でも良く、金属としては上述の金属のほかに一般的なSUSなどを使用しても良い。樹脂としては、例えば、ポリウレタンや、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等の生体適合性樹脂などを挙げることができる。
また、このような結束部材5、6にも、金(Au)、白金(Pt)、白金/イリジウム(Pt/Ir)、及びタングステン(W)などのラジオペーク金属を全部又は一部に使用することが望ましい。
また各ワイヤ3は図4に示すように、拡張時に折返し部7が生じる。基端結束部5が相対的に先端結束部6側に近接し、特に、基端結束部5がワイヤの折り返し部7より先端結束部6側に位置することが好ましい。この場合は、血栓等がより基端結束部5付近に集積され、シース12が所定の内径を有していることから、フィルタ1の収縮時にシース12の周縁で漉し落とされることなく、スムースに回収される。
上述の捕捉フィルタ1は、捕捉装置11のシャフト13の先端に取り付けられる。本発明の捕捉フィルタ1の特徴は、基端結束部5をシャフト13にスライド可能とし、先端結束部6をシャフト13に固定する
シャフト13の材質は、Ni−Ti系合金、SUS、その他の金属を挙げることができ、シャフト13の径は、特に限定する必要はないが、上記の例にあっては0.014インチとなっている。また、基端結束部5の近傍のシャフト13の先端部分は外径が徐々に先端(基端結束部)に向かって細くなるようにテーパー状に形成されている。その径は0.012乃至0.1インチまでに細くテーパー形成することが好ましい。尚、シャフト13にもラジオペーク金属を一部使用することが好ましい。
シャフト13は捕捉装置11の図示しない基端のシース12内から挿通され、シース12の軸方向に移動可能となっている。従って、基端でのシャフト13の相対的な移動操作により、捕捉フィルタ1がシース12の先端からの送り出しされる。
シース12は、好ましくは生体適合性材料の、例えばポリウレタンや、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等の合成樹脂からなる。シース12の内径は、特に限る必要はなく、適用する血管、捕捉フィルタ1の大きさに応じて決定される。
図5に示すように、捕捉フィルタ1の先端結束部6にはコイル状の可撓性のある案内チップ14が設けられ、チップ14の先端にはトップ部材15が設けられる。案内チップ14はリボン状でもよく、その長さは、使用する血管、捕捉フィルタ1の大きさにもよるが、通常10乃至70mmの範囲である。案内チップ14はSUSからなり、ラジオペーク金属、Pt等が上述したように一部又は全部に有していてもよい。また、リボン状の案内チップであれば、Ptからなることが好ましい。また、トップ部材15には上述のラジオペーク金属を用いることが望ましい。更に、コイル状案内チップは先太のテーパー形成されていることが望ましい。
このような構成の捕獲フィルタ1及び捕捉装置11にあっては、先ず、図1に示すような血栓捕捉装置11を目的とする血管付近に予め留置する。次いで、捕捉フィルタ1が収縮状態で収納されているシース12の先端部を血管狭窄部4の末梢側まで挿入する。シャフト12を固定した状態でシース1を基端側(手前)に引くと、捕捉フィルタ1がシース12内を出て拡張し、血管壁に密着する。所定の手術を行い、捕捉フィルタ1に狭窄部4などからの血栓が捕捉される。また、手術中にあっては、捕捉フィルタ1は外部から正確に観察できる。手術完了後、シャフト13を固定した状態でシース12を先端側に押し出すと、再びシース12内に捕捉フィルタ1が収納される。最後に血栓捕捉捕捉装置を一緒に抜去すれば、経皮的血管形成術が完了する。
この場合、捕捉フィルタ1は拡張時にパラソル型のフィルタ部となっているので、可撓性のフィルタ布などの補助部材は不要である。捕捉装置11のシース12内に正確に収縮収納され、シース12内から出したときに血管内で確実に拡張する。血栓等の捕捉を確実にする。そして、各ワイヤ3は折り返して拡張するため、基端結束部5から折り返り部7までのワイヤはそれぞれフィルタ1を確実に拡張させる作用をする。また、フィルタ1は基端結束部5から折り返り部7と、折り返り部7から先端結束部6との二重フィルタとなり、血栓を確実に捕捉する。一方、シース12にフィルタ1を収納する場合、血栓等は、フィルタ1の中心部に集まるため、即ち、結束部5付近に集まって来るため、従来のように血栓がシーツ12の先端周壁で漉し落とされることが少ない。
図6は、本発明を実施する形態の第2の例であって、捕捉装置のシース内に捕捉フィルタが収縮して収められている断面図である。図7は、本発明を実施する形態の第2の例であって、捕捉装置のシース外に移動させたれた捕捉フィルタが血管内で拡張している断面図である。
尚、第2の例の捕捉フィルタ21が第1の例のフィルタ1と異なる点は、以下の構成を有することである。第2の例の捕捉フィルタ21が、第1の例と類似する部分については、その詳しい説明を省略する。
図6及び7に示すように、捕捉フィルタ21は複数の反発弾性又は形状記憶性を有する金属ワイヤ3で編みこまれた拡張可能なフィルタからなり、体内の管腔2で拡張して血栓4を捕捉する。上記の各ワイヤの先端と基端とがそれぞれ結束され、基端結束部5から所定位置まで、1乃至12の範囲で紐状に編みこんで基端側を非フィルタ部22、先端側をフィルタ部23としたパラシュート型に形成されてなる。
また、捕捉フィルタ21を適用する捕捉装置11は、第1の例と同様なので、その詳しい説明は省略する。尚、図6及び図7の例において、先端結束部6はシャフト13にスライド可能に取り付けられている。
図3及び図4の捕捉フィルタ1で示したと同様に、捕捉フィルタ21は、複数の金属ワイヤ3で編みこまれ、ワイヤ3の金属としては、弾性、超弾性、形状記憶性を有するものである。また、ワイヤの具体的な金属としては、Ni−Ti系合金、Cu−Zn−Mn系合金、Cu−Zn−Al系合金、Cu−Al−Ni系合金、およびFe−Mn−Si系合金等を挙げられ、上記の金属以外に、一部にX線の不明瞭性、若しくは不透過性の金属、いわゆるラジオペーク金属を一部に含ませて、体外から捕捉フィルタ1の観察ができるようにする。捕捉フィルタ21のワイヤの外径、メッシュ、ワイヤの本数、拡張倍数等も捕捉フィルタ1とほぼ同様である。また、フィルタ21の結束部材の材質、捕捉装置のシース12、シャフト13、案内チップ14、及びトップ部材15の構造なども捕捉フィルタ1の場合と同様である。
捕捉フィルタ21が捕捉フィルタ1と相違する点は以下の部分である。
捕捉フィルタ21は、図6及び図7に示すように、各ワイヤ3の先端と基端とがそれぞれ基端結束部材22及び先端結束部材23で結束される。基端結束部材22から所定位置まで、20本以上のワイヤ3の所定本数が紐状の4本に編み込まれて(図8参照)、基端側を非フィルタ部24としている。そして、先端結束部側をフィルタ部25としたパラシュート型に形成されてなる。
基端側非フィルタ部24の足の数としては、使用するワイヤ3の本数にもよるが、好ましくは1乃至12本の範囲、特に好ましくは1乃至8本の範囲、更に好ましくは2乃至6本である。
このような構成の捕獲フィルタ21及び捕捉装置11にあっても、先ず、図1に示すような血栓捕捉装置11を目的とする血管付近に予め留置する。次いで、捕捉フィルタ1が収縮状態で収納されているシース12の先端部も血管狭窄部4の末梢側まで挿入する。シャフト13を固定した状態でシース12を基端側(手前)に引くと、捕捉フィルタ21がシース12内を出て拡張し、血管壁に密着する。所定の手術後、シャフト13を固定した状態で、シース12に押し出すと、再びシース12内にフィルタ21が収納される。最後に血栓捕捉捕捉装置を一緒に抜去すれば、経皮的血管形成術が完了する。
このような一連の手術において、狭窄部4からの血栓等が先端結束部材23側のフィルタ部25で捕捉され、シース12内にフィルタ21が収縮して収納される場合でも、血栓等は確実に保持された状態にあり、確実に捕捉される。
図9は、本発明の実施する形態の第2の例における捕捉装置のシャフト先端部に捕捉フィルタを保持する場合の別の態様を示す側面図である。
図9は、捕捉装置のシャフト13に捕捉フィルタ21を保持或いは取り付ける際の別の態様を示したものである。即ち、捕捉装置シースと、該シース内に挿通されるシャフト13とを有する捕捉装置11において、シャフト13の先端部13に捕捉フィルタ21の可動性の基端結束部32が取り付けられ、シャフト13の先端部で基端結束部32が予め軸方向(図9の矢印の方向)に予め定めた長さまで移動可能にシャフト13に保持されていることである。
図10及び11に示すように基端結束部32は外装リング部材35と、内リング部材36とからなる。ワイヤ3の先端部は外装リング部材35と内リング部材36との間に挿入されて結束されている。内リング部材36にはシャフト13の先端部が相対的にスライド可能に挿入されている。また、先端結束部33はシャフト13の先端部に固定されている。尚、先端結束部33も必ずしも固定される必要はなく、図12に示すように、スライド可能にシャフトに保持されていても良い。
図9に示すように、シャフト先端部13であって基端結束部32と先端結束部33との間に、結束部32及び/又は33のシャフトでのスライド移動距離を規制するために、上述の内リング部材36の内径より大径となっているストッパリング38がシャフト13に固定して取り付けられる。
このような構成の捕捉フィルタ21の取り付けにあっては、基端結束部及び先端結束部がシャフト13に沿って正確に移動させられるため、シャフト13を中心に正確に半径方向にフィルタ21が容易に伸展及び収納される。従って、捕捉フィルタ21自身、及び先端チップ14が管内で傾いて血管壁を傷つけるおそれがない。
尚、図1及び図2の第1例の捕捉フィルタ1において、第2の例のフィルタ21と同様に、各ワイヤ3の基端結束部5から折り返し部7まで、1乃至12本の範囲で紐状に編みこんで基端側の一部を非フィルタ部としてもよい。
また、図1及び図2の第1例の捕捉フィルタ1において、図9に示すように基端結束部32、及び先端結束部33のように結束部がシャフト先端部で予め定めた距離移動或いはスライド可能に保持されていてもよい。また、ストッパリング38を有していてもよい。
本発明の血栓等の捕捉フィルタは、パラソル型、又はパラシュート型のフィルタ部を有するため、また、金属ワイヤによってフィルタ部が形成されているため、更に、フィルタ部が外部から確実に観察できるため、血管内で捕捉フィルタが確実に拡張し、血栓をフィルタ部で正確に捕捉し、また、確実に血栓を保持したまま回収できる産業上利用可能性がある。
図1は、本発明を実施する形態の第1の例であって、捕捉装置のシース内に捕捉フィルタが収縮して収められている断面図である。 図2は、本発明を実施する形態の第1の例であって、捕捉装置のシース外に移動させたれた捕捉フィルタが血管内で拡張している断面図である。 図3は、図2の拡張した捕捉フィルタの先端側から見た正面図である。 図4は、図2の拡張した捕捉フィルタの基端側から見た裏面図である。 図5は、図2の拡張した捕捉フィルタの先端部分の概略図である。 図6は、本発明を実施する形態の第2の例であって、捕捉装置のシース内に捕捉フィルタが収縮して収められている断面図である。 図7は、本発明を実施する形態の弟2の例であって、捕捉装置のシース外に移動させられた捕捉フィルタが血管内で拡張している断面図である。 図8は、図7の拡張した捕捉フィルタの基端側から見た裏面図である。 図9は、本発明の実施する形態の第2の例における捕捉装置のシャフト先端部に捕捉フィルタを取り付ける場合の別の態様をしめす側面図である。 図10は、図9の基端結束部のI−I線に沿った断面図である。 図11は、図9の基端結束部の拡大斜視図である。 図12は、本発明の実施する形態の第3の例における捕捉装置のシャフト先端部に捕捉フィルタを取り付ける場合の別の態様をしめす側面図である。 図13は、従来の捕捉フィルタの概要図である。
符号の説明
1 捕捉フィルタ
2 血管
3 ワイヤ
4 血管狭窄部
5 基端結束部材
6 先端結束部材
7 ワイヤの折り返し部
11 捕捉装置
12 シース
13 シャフト
21 捕捉フィルタ
22 基端結束部材
23 先端結束部材
24 非フィルタ部
25 フィルタ部

Claims (7)

  1. シースと、該シース内に挿通されるシャフトと、複数の反発弾性を有する形状記憶性ワイヤで編みこまれたフィルタとを有し、前記フィルタが前記シャフトとシースとの相対的移動により前記シース先端から出し入れ可能に設けられた体内の血管内の血栓を捕捉する捕捉装置において、
    前記フィルタが、前記複数のワイヤで編みこまれた前記フィルタの基端をシャフトの軸方向に移動可能に結束する基端結束部と、前記フィルタの先端を前記シャフトに固定する先端結束部と、を備え、
    前記シャフトが、前記基端結束部側から前記先端結束部に向かって先細のテーパーに成形され、
    当該捕捉装置を体内の血管内から引き抜く際に、前記フィルタの前記基端結束部が前記先端結束部の方向に移動することにより前記ワイヤが折り返りパラソル型に拡張して血管内の血栓を捕捉することを特徴とする捕捉装置。
  2. 前記フィルタは、外形が0.001乃至0.02インチのワイヤが、紐状に20乃至200本編み込まれて形成された請求項1記載の捕捉装置。
  3. 前記フィルタを構成する反発弾性又は形状記憶性を有するワイヤは、Ni−Ti系合金、Cu−Zn−Mn系合金、Cu−Zn−Al系合金、Cu−Al−Ni系合金、およびFe−Mn−Si系合金の何れかの1以上から選択されてなるとともに、前記ワイヤの一部がラジオペーク金属からなる請求項1記載の捕捉装置。
  4. 前記ラジオペーク金属は、Au又はPt系金属であり、前記ワイヤ径の10乃至80%の範囲のコアに含まれる請求項1記載の捕捉装置。
  5. 前記基端結束部と先端結束部との間に、該基端結束部の移動を規制するストッパが前記シャフトに固定されている請求項1に記載の捕捉装置。
  6. 前記フィルタの先端結束部より先端側にコイル状又はリボン状の案内チップが設けられる請求項1に記載の捕捉装置。
  7. 前記案内チップ又は前記シャフトの一部を、ラジオペーク金属で形成する請求項6に記載の捕捉装置。
JP2005280748A 2005-04-01 2005-08-30 捕捉装置 Active JP4330571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005280748A JP4330571B2 (ja) 2005-04-01 2005-08-30 捕捉装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005133051 2005-04-01
JP2005280748A JP4330571B2 (ja) 2005-04-01 2005-08-30 捕捉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006305301A JP2006305301A (ja) 2006-11-09
JP4330571B2 true JP4330571B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=37472855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005280748A Active JP4330571B2 (ja) 2005-04-01 2005-08-30 捕捉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4330571B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016513524A (ja) * 2013-03-15 2016-05-16 ナショナル ユニバーシティー オブ アイルランド, ゴールウェイ 内腔内部および体内腔の壁から物質を除去するのに適したデバイス

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4510125B1 (ja) * 2009-02-20 2010-07-21 株式会社ウィルファイン 血管内の血栓捕獲器
PL2542293T3 (pl) * 2010-03-04 2019-06-28 Grifols Therapeutics Llc Układy do dostarczania środków terapeutycznych
KR20130076813A (ko) * 2010-04-13 2013-07-08 액세스 포인트 테크놀로지스, 아이엔씨. 색전 물질 절개 트랩핑 장치
JP5470197B2 (ja) * 2010-08-19 2014-04-16 アクセスポイント テクノロジーズ有限会社 塞栓捕捉装置
JP5749094B2 (ja) * 2011-06-23 2015-07-15 アクセスポイント テクノロジーズ有限会社 塞栓捕捉装置
JP2013027593A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Access Point Technologies Kk 塞栓捕捉装置
JP6022820B2 (ja) * 2012-06-18 2016-11-09 アクセスポイント テクノロジーズ有限会社 管状器官の異物捕捉及び排出装置
EP3213699A4 (en) 2014-10-27 2018-04-18 Terumo Kabushiki Kaisha Medical device
JP6749694B2 (ja) * 2017-07-26 2020-09-02 株式会社東海メディカルプロダクツ 塞栓物質捕捉用デバイス
DE102021118381A1 (de) * 2021-07-15 2023-01-19 KSB SE & Co. KGaA Flexible Struktur

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016513524A (ja) * 2013-03-15 2016-05-16 ナショナル ユニバーシティー オブ アイルランド, ゴールウェイ 内腔内部および体内腔の壁から物質を除去するのに適したデバイス
US11278307B2 (en) 2013-03-15 2022-03-22 Vetex Medical Limited Thrombectomy devices with aspiration
US11317939B2 (en) 2013-03-15 2022-05-03 Vetex Medical Limited Thrombectomy devices with maceration
US11406418B2 (en) 2013-03-15 2022-08-09 Vetex Medial Limited Thrombectomy devices with control assemblies
US11896257B2 (en) 2013-03-15 2024-02-13 Vetex Medical Limited Thrombectomy devices with control assemblies

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006305301A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4330571B2 (ja) 捕捉装置
US20070233174A1 (en) Trapping Filter for Blood Vessel
ES2924974T3 (es) Aparatos de trombectomía de inversión
US9254213B2 (en) Stent delivery device
CN110072473B (zh) 用于支架输送的方法及装置
JP6105078B2 (ja) 経皮経管的血管形成装置
EP1613239B1 (en) Embolic filter loop fabricated from composite material
EP2361590B1 (en) Vascular protection devices and methods of use
AU2018220002B2 (en) Distal capture device for a self-expanding stent
JP2022504291A (ja) 医療用インプラント送達システム
JP2007528771A (ja) 遠位側保護器具
JP2004536665A5 (ja)
JP2009509719A5 (ja)
JP2004536665A (ja) 塞栓物質を捕捉する一時的装置
JP2004536663A (ja) 一時的血管内フィルタ・ガイドワイヤ
JP2008534139A (ja) オペレータが1人で交換する塞栓防護フィルタ
JP2007508080A (ja) 回収カテーテル
US20190223995A1 (en) Device for delivery and retrieval of protection filters
JP5537861B2 (ja) 保護ステントシステム
JP7198272B2 (ja) インプラント送達システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090501

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4330571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140626

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250