JP2007508080A - 回収カテーテル - Google Patents
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Abstract
体内管腔からプルライン(16)の遠位端部に取り付けられた器具(48)を回収する回収カテーテル(30)であって、カテーテルは、カテーテルルーメン(22)を構成する壁(32)及びルーメンの遠位端部を構成する開口遠位オリフィス(38)に向かってテーパした遠位先端部(36)を有し、テーパ先端部の長さにわたる壁は、オリフィスが拡張できるよう拡張可能であり、回収カテーテルは、ルーメン内に設けられていて、ルーメンに沿って遠位側へ押圧されてカテーテル壁を遠位先端部内で半径方向外方へ加圧してオリフィスを拡張させることができる拡張器を有し、拡張器は、半径方向外方に向いた円周方向壁によって互いに分離された遠位端側の環状体と近位端側の環状体及び遠位端側環状体と近位端側環状体との間で拡張器を貫通した軸方向ルーメンを有し、回収カテーテルは、拡張器からカテーテルルーメンに沿って近位側へ延びてカテーテルルーメンの近位端部を近位側に越えたところに至ると共に遠位端側環状体がカテーテルの遠位オリフィスの遠位側に位置してカテーテルの開口遠位オリフィスが拡張されるまで拡張器を遠位側へ押すように配置されたプッシャシャフト(46)を更に有し、プルラインが回収されるべき器具から拡張器のルーメン及びカテーテルのルーメンを貫通して延びた状態で、器具を、器具の少なくとも最も近位側の部分が拡張器の遠位端側環状体上を滑って拡張器のルーメン内に入るまで、プルラインによりカテーテルに対して近位側へ引っ張ることができるようになっている。
Description
本発明は、回収カテーテルに関する。
回収カテーテルは、国際公開第WO01/12082号パンフレットに開示されている。このカテーテルを用いると、塞栓性フィルタを血管又は脈管系から回収することができる。このカテーテルは、細長い可撓性の管(フレキシブルチューブ)を備え、この管は、フィルタを回収するための開いた口を備える半径方向に拡張可能な遠位先端部を有する。回収カテーテルを血管構造内の中央に位置させるために調心カテーテルが用いられる。これにより、回収カテーテルは、狭窄部又はステントを自由に貫通してフィルタを回収することができる。
本出願人は、国際公開第WO01/34061号パンフレットにおいて、インプラント、特に自己拡張型ステントを送達するためのカテーテル装置を開示した。このカテーテルは、無傷性の遠位テーパ先端部及びこのテーパ先端部のすぐ近位側に位置していて、自己拡張型ステントを収納するルーメンを有している。このように収納されたステントのすぐ近位側には、プッシャリングが設けられ、このプッシャリングは、ルーメン内で圧縮状態のステントの近位端部に当接する。ステントの送達のため、プッシャを体内管腔内の所望のステント送達位置に保持し、カテーテル管をステントの長さにわたって近位側に引き戻し、遠位先端部は、ステントのルーメン側と反対側のステント壁面上でこれに沿って滑動するときに延伸し、それにより、カテーテル管は、ステントを拡張可能に徐々に体内管腔内へ釈放又は放出し、これは、ステントの遠位端部で始まって、漸次且つ無段階にステントの近位端部に向かって続く。
国際公開第WO01/34061号パンフレットにおいて説明されているように、ステント留置手技では、ステント留置手技の開始前にステント留置部位の遠位側に保護器具を配置することが好ましく又は必要不可欠である。例えば、ステントを頸動脈内に配置するとき、ステントの配置により動脈壁から剥がれ落ちたプラークが血管内流体中に同伴されて頸動脈に沿って脳に到達することがないようにすることが極めて重要である。このようによくないことが起こらないようにするために、ステント留置部位の遠位側で頸動脈内に、動脈を閉塞させるインフレート状態のバルーン又はステントを配置することにより剥がれ落ちたデブリを捕捉するメッシュフィルタのいずれかを配置するのが慣例である。
当然のことながら、ステントを首尾よくいったん配置すると、保護器具を取り出す必要があり、これは、ステントルーメンを通って保護器具を抜去することにより慣例的に行われる。ステントルーメンそれ自体にはデブリが全く無く又はステントを拡張して動脈内の定位置に留置した後、体組織がステントの拡張状態のメッシュ開口部を通ってステントルーメン内へ半径方向内方に突き出ることは理解されよう。明らかなこととして、ステント留置手技中におけるデブリの逃出を止める保護手段は全て、保護器具それ自体の抜去により非捕捉状態のままのデブリが放出されると無益である。
したがって、留置されたステントのルーメンを通って保護器具を抜去している間、体組織、例えばプラークの剥落の恐れを減少させ又は最小限に抑えた状態で留置状態のステントのルーメンを通って抜去できる保護器具が要望されている。
明らかなこととして、デブリが放出される恐れのある表面に対する引っ掛かり又はこすれ或いは引き摺りに起因して保護器具の表面に生じる段部又は縁部或いは不連続部の発生の恐れを最小限に抑える保護器具用の回収システムが要望されている。換言すると、遠位側へ前進するカテーテルの遠位先端部も同様にできるだけ無傷性であることが必要であり、保護器具及びその関連の回収カテーテルの表面は全て、その作業部位から先に留置されているステントのルーメンを通って遠位側に抜去される場合も同様である。
しかしながら、回収カテーテルの無傷性先端部を体内管腔内に遠位側へ前進させる要件及びこれまた不連続部の無い近位側への抜去のための構成は、自明ではない。特に、一点に向かってテーパする無傷性遠位先端部を備えた回収カテーテルは、回収されるべき器具と組み合わせた状態で、システムを近位側へ引っ込める際に通るステントの表面を引き摺り、引っ掛かり又はこする恐れのある不連続部又は表面の無いシステムを工夫するのは困難である。
本明細書では、イギリス国特許出願第0323971.2号に基づく優先権が主張されている。この出願では、イギリス国特許庁は、特許性調査を行い、その2回目の報告において次の刊行物、即ち、米国特許第5,868,753号明細書、米国特許出願公開第2002/0010476号明細書、同第2002/0058963号明細書、同第2002/0183781号明細書並びに欧州特許出願公開第1,232,765号明細書を列記している。しかしながら、イギリス国特許庁は、これら技術文献の全てをカテゴリA、即ち、技術背景に割り当てているに過ぎない。
遠位保護器具を回収するカテーテルのそれ以上の開示に関しては、国際公開第WO98/39053号パンフレットを参照されたい。
本発明の目的は、遠位側へ送り進められるときに無傷性であると共に回収されるべき器具と組み合わせた状態でステントルーメン内からデブリを放出させる恐れのある表面の無いステントのルーメンを通って近位側へ抜去可能なシステムを構成することができる遠位端部構造を備えた回収カテーテルを提供することにある。
本発明によれば、体内管腔からプルラインの遠位端部に取り付けられた器具を回収する回収カテーテルであって、カテーテルは、カテーテルルーメンを構成する壁及びルーメンの遠位端部を構成する開口遠位オリフィスに向かってテーパした遠位先端部を有し、テーパ先端部の長さにわたる壁は、オリフィスが拡張できるよう拡張可能であり、回収カテーテルは、ルーメン内に設けられていて、ルーメンに沿って遠位側へ押圧されてカテーテル壁を遠位先端部内で半径方向外方へ加圧してオリフィスを拡張させることができる拡張器を有し、拡張器は、半径方向外方に向いた円周方向壁によって互いに分離された遠位端側の環状体と近位端側の環状体及び遠位端側環状体と近位端側環状体との間で拡張器を貫通した軸方向ルーメンを有し、回収カテーテルは、拡張器からカテーテルルーメンに沿って近位側へ延びてカテーテルルーメンの近位端部を近位側に越えたところに至ると共に遠位端側環状体がカテーテルの遠位オリフィスの遠位側に位置してカテーテルの開口遠位オリフィスが拡張されるまで拡張器を遠位側へ押すように配置されたプッシャシャフトを更に有し、プルラインが回収されるべき器具から拡張器のルーメン及びカテーテルのルーメンを貫通して延びた状態で、器具を、器具の少なくとも最も近位側の部分が拡張器の遠位端側環状体上を滑って拡張器のルーメン内に入るまで、プルラインによりカテーテルに対して近位側へ引っ張ることができるようになった回収カテーテルが提供される。
従属形式の請求項は、本発明の回収カテーテルの好ましい特徴又は任意的な特徴に関する。
本発明の回収カテーテルは、カテーテルのルーメン内に設けられていて、回収カテーテルをその動作場所まで遠位側へ送り進められた後であって回収カテーテルを用いて標的器具を回収する前に、カテーテルの遠位先端部を再構成する要素、即ち拡張器を用いていることが理解されよう。具体的に説明すると、カテーテルルーメン内の拡張器は、カテーテル壁に対して遠位側へ押圧され、カテーテルのテーパ先端部の長さ内でルーメンに沿って遠位側へ送り進められてカテーテル壁をそのテーパ先端部の長さにわたって拡張させ、それにより回収カテーテルの遠位端部のオリフィスを開く。さらにいえば、拡張器は、カテーテル壁に対して遠位側に動き、遂には、その遠位端側環状体がカテーテル壁の遠位オリフィスの遠位側に位置するようになる。
回収カテーテルをプルライン上でこれに沿って前進させることにより回収カテーテルをこの形態にする。標的器具をプルライン、通常はガイドワイヤにつなぎ、このプルラインは、標的器具から拡張器のルーメンを通り、回収カテーテルのルーメンを通って近位側へ延びている。プルラインは又、標的器具の遠位側へ留置されているステントのルーメンを貫通する。このプルラインを引っ張ることにより、標的器具をその配備又は展開位置から近位側へ引いて拡張器の遠位端側環状体に当接させることができる。さらに、プルラインを引っ張ることにより、標的器具の最も近位側の部分が拡張器の遠位端側環状体上を滑って拡張器のルーメン内に入ることができる。
特定の一標的器具は、塞栓性フィルタであり、この塞栓性フィルタは、幾つかの点において、傘に似ていて、ハブから半径方向外方に延びるリブ及びリブ相互間に延びるメッシュを有している。代表的には、傘形フィルタのハブは、フィルタ/傘のキャノピーの遠位側に位置し、リブの片持ち端部がフィルタ器具の最も近位側の部分を目立たせるようになっている。本発明では、プルラインは、リブの片持ち端部をプルライン及びフィルタ器具の長手方向軸線の方へ寄せ、それによりこれらリブ端部をこれらが拡張器の遠位端側環状体上を滑って拡張器のルーメン内に入るまで近位側に引っ張ることができる。リブ端部がいったん拡張器の環状体内に捕捉されると、回収カテーテル/傘形フィルタシステムをステントのルーメンを通って安全に近位側へ引っ込めることができる。というのは、リブ端部は、ステントの表面部分又は拡張状態のステントメッシュの隙間を通ってステントルーメン内へ半径方向に突き出た体組織に係合してこれに引っ掛かる恐れがもはや無いからである。
別の例として、標的器具は、閉塞バルーンであってもよい。これをプルラインに取り付けて引っ張ってバルーンの最も近位側の部分が拡張器の遠位端側環状体上を滑って拡張器のルーメン内に入り始めるようになる。もっとはっきりといえば、環状体を通過するバルーンの壁を半径方向内方に締め付けるこの滑動運動は、単にプルラインを引くことによりバルーンのデフレーションを達成するのに役立つ場合がある。バルーンの場合、プルラインは、バルーンの閉塞部位のところでバルーンをインフレートさせるようバルーンに流体を送るようにすることができるようにするルーメンである可能性が高い。
回収カテーテルは、オーバー・ザ・ワイヤ(over-the-wire)カテーテルであってもよく、或いは、迅速交換カテーテルであってもよい。両方の可能性が以下に説明する図示の実施形態に示されている。
回収カテーテルは、カテーテルの遠位先端部周りから流体を吸引するのにも役立つ可能性がある。代表的には、回収カテーテルは、デブリ又はプラークを含む流体を吸引しようとするものである。この目的のため、回収カテーテルは、回収カテーテルの開口遠位オリフィスを通って吸引を行うのがよく、或いは変形例として、遠位先端部の近くの回収カテーテルの壁に設けられた遠位吸引オリフィスを通って吸引を行ってもよい。迅速交換カテーテルの場合、遠位ガイドワイヤポートと近位ガイドワイヤポートの両方がカテーテルそれ自体の近位端部から見て遠くに位置した状態で、遠位吸引ポート及び近位吸引ポートをそれぞれカテーテルの遠位及び近位ガイドワイヤポートに隣接して又はこれと一致して設けることが計画される。
回収カテーテルをガイドワイヤ内に支持することが計画される。テーパした遠位先端部を備えたガイドワイヤが計画される。かかるシステムは、迅速交換カテーテルである回収カテーテルの場合に特に効果がある。この場合、吸引は、案内カテーテルのルーメンを介して、しかも、案内カテーテルのテーパ先端部の遠位端オリフィスと回収カテーテルのルーメン側と反対側の壁が滑り嵌め関係をなした状態で行われる。案内カテーテルの先端部の遠位側から案内カテーテルの先端部の近位側への吸引は、迅速交換回収カテーテルの遠位吸引ポートと近位吸引ポートとの間で迅速交換回収カテーテルのルーメンを介して達成される。
当然のことながら、放射線技術を用いて体内の標的部位に対する回収カテーテルの位置を視覚化することが計画される。この目的のため、回収カテーテルに放射線不透過性マーカを設けることが計画される。特定の有利な一構成例では、拡張器は、放射線不透過性物質でできていて、それ自体放射線不透過性マーカとしての役目を果たす。回収カテーテルの壁内で、その拡張可能なテーパ遠位先端部のすぐ近位側には、別の環状放射線不透過性マーカが設けられる。
拡張器及びプッシャの技術の大部分は、本出願人が上述の国際公開第WO01/34061号パンフレットで提供した教示から「拝借」されたものであるのがよい。米国向けの言い方として、国際公開第WO01/34061号パンフレットの開示内容は全て、この国際公開パンフレットを参照により引用してここに組み込む。具体的に説明すると、プッシャに関し、断面寸法が小さいが、それにもかかわらず、低い耐曲げ性と共に高い耐座屈性(良好なプッシャビリティ)を備え、回収カテーテルシステムを曲がりくねった体内管腔に沿って前進させることができるようにするステンレス鋼製ハイポチューブ又は他のシステムが計画される。本明細書の読者、即ち、当業者であれば、プッシャビリティ及びトラッカビリティ(追従性)を達成することは、現在の回収カテーテルについては新規性を欠くが、大抵の経皮カテーテルシステムの要件であることは理解されよう。
当業者であれば、拡張器の遠位端側環状体の設計の特定の特徴は、回収されるべき標的器具の特定の形状、構成及び変形特性に応じて選択されるべきことは理解されよう。当然のことながら、上述した回収カテーテルと回収されるべき相補形器具の組合せは、本発明の範囲に属する。
本発明をよりよく理解するために、又、本発明をどのように実施すればよいかを明確に示すために、一例として添付の図面を参照する。
先ず最初に図1を参照すると、人体の頸動脈10内で管腔の細くなった部分12のところにステント14が配置されている。ステントルーメンを貫通して延びるガイドワイヤ16上には、ガイドワイヤの遠位先端部のところに塞栓性フィルタ器具18が設けられている。このフィルタは、人体内へのガイドワイヤ16の導入箇所に対してステント14の遠位側に位置する部分20のところで管腔10を閉塞する。理解できるように、フィルタ器具18は、ゾーン20のところで管腔10を閉塞する。
ステント14は首尾よく管腔10内に留置されているので、ステントの比較的細いルーメン22を沿ってフィルタ保護器具18を取り出すことが必要になる。理解できるように、フィルタ器具18の或る部分がステント14のマトリックスの或る部分に引っ掛かり又は拡張状態のステント14のマトリックスの間隙を通ってステントルーメン22内へ突き出た体組織の或る部分に引っ掛かる恐れが多分にある。
図1は、本発明の回収器具を示している。この器具は、回収カテーテル30の構造的要素を利用しており、この回収カテーテルは、回収カテーテルのシャフトを構成する円筒形の壁32を有している。図面では、シャフト32の最も遠位側の部分しか示されておらず、シャフト32は、ステントのルーメン22を近位側へ貫通し、ガイドワイヤ16の近位端部が体外に位置するまでガイドワイヤ16の経路を定めていることは理解されよう。分かりやすくする目的で、カテーテル30の直径は、ステントルーメン22よりも大きく示されているが、実際には、ステントルーメンの方が大きな直径を有する。
カテーテルシャフト32の近位端部34のところには、拡張可能な無傷性の遠位側にテーパした先端部ゾーン36の近位終端点が位置し、この先端部ゾーンは、ガイドワイヤ16の円筒面と滑り嵌め関係をなす遠位端オリフィス38まで半径方向内方にテーパしている。かくして、遠位端オリフィス38は、回収カテーテル30のシャフト32を少なくともその遠位先端部についてガイドワイヤ16上に「調心」する効果を有する傾向がある。カテーテル30のシャフト32は、先端部36の近位端部34のすぐ近位側に放射性不透過性物質(例えば、金又はタンタル)の環状体40を支持している。放射線科医は、放射線不透過性マーカ40を用いて動脈10内における回収カテーテル30の先端部36の位置をモニタすることができる。
図1には、環状体42が、放射線不透過性マーカ40の半径方向内側に位置した状態で記載されている。これも又、放射線不透過性の拡張器要素であり、これは、案内カテーテル30に対して遠位側へ動き、それによりテーパ先端部36の材料を半径方向外方に引き延ばして遠位端オリフィス38を拡張させるようになっている。拡張器環状体は、比較的短い長さの薄肉管44の半径方向外側に設けられている。プッシャシャフト46が、例えば溶接又はろう付け或いは接着剤によりこの管44に結合されており、このプッシャシャフトは、ステンレス鋼製のハイポチューブである。切頭円錐形リターンコーン48が、拡張器環状体42に当接すると共にこの近位側に位置した状態で薄い壁44のルーメン側と反対側(以下、「反ルーメン側」という場合がある)の壁面上に設けられている。このコーンの目的は、次の通りである。拡張器環状体42が万が一遠位側へ遠過ぎるほど押圧されて回収カテーテル32の遠位端オリフィス38が拡張器環状体42の近位端部から近位側に間隔を置いて位置した場合、回収カテーテル30のルーメン内への拡張器環状体42の引き戻しが、拡張器環状体42の近位端面に対するカテーテル30の先端部36の近位端環状体のラッチ止め効果により阻止される。リターンコーンは、拡張器環状体42の反ルーメン側表面から管44の反ルーメン側表面への無段階の移行をもたらすのでこのようなことが起こるのを阻止する。リターンコーン48は有利には、接着剤を用いて管44に取り付けられる。
次に図2を参照すると、拡張器環状体42がプッシャシャフト46により案内カテーテル30の遠位端オリフィス38を越えて遠位側に押されていることが分かる。事実、図1では切頭円錐形のカテーテルの先端部ゾーン36は、図2では円筒形であり、カテーテルのシャフト壁32の直線延長部である。管腔10内における回収カテーテル30の位置は不変なままであるが、拡張器及びプッシャは、フィルタ18を回収する位置に遠位側に動いている。しかしながら、図2では、このフィルタは、形態又は位置が依然として変わっていない。それにもかかわらず、図2の記載から既に理解済みのように、フィルタ器具18の近位端部50は、拡張器要素42のルーメンのすぐ遠位側に位置しており、したがって、回収カテーテル30の壁32により構成されるルーメン内へいつでも近位側に引っ込められる準備ができている。
次に図3を参照すると、この場合も又、回収カテーテル30の位置は不変であるが、フィルタ器具18と拡張器42の両方及びその関連要素は、回収カテーテルに対して近位側に動いている。好ましくは、図2に示す位置を基準として、最初の回収段階では、ガイドワイヤ16を近位側に引き、それによりフィルタ器具18の近位部分50が拡張器42の遠位端側環状体52上を滑り、それによりフィルタ器具18の近位部分を図3に示すようなフィルタ器具18の形態まで半径方向内方に圧縮するが、拡張器42の近位側への運動はまだ生じさせない。
次に、フィルタ器具18を拡張器環状体42によって半径方向内方に圧縮してこれがもはや体内管腔10の壁と圧力接触関係にはないようにすると、引張力をガイドワイヤ16とプッシャシャフト46の両方に加えて拡張器環状体42及びフィルタ18を回収カテーテル30の遠位端部48に対して図2の拡張器環状体42の位置から図3に示す位置に近位側へ引っ込めることができる。
フィルタ要素18の近位部分50が拡張器環状体42によって拘束され、フィルタ器具18の遠位部分54が回収カテーテルの直径とほぼ同じ(又は、その直径よりもほんの僅かに大きく又は小さい)最大直径を有する状態で、回収カテーテルと回収された器具の組合せが、ステント14のルーメン22を通って近位側へいつでも引っ込められる状態にあり、図3から理解できるように、この組合せのいずれかの部分がステント14のどこかの部分又はステントルーメン22内の体組織に引っ掛かる恐れが、もし本発明の回収カテーテルシステムを用いなかった場合の引っ掛かりの可能性と比較して非常に大幅に減少する。
次に図4を参照すると、図1〜図3に記載したシステムの迅速交換変形例が示されている。さらに、回収カテーテルは、案内カテーテル62のルーメン60内に位置した状態で示され、この案内カテーテルは、回収カテーテル70の反ルーメン側壁面68上でぴったりと嵌まった状態で滑動する遠位端側環状体66を備えたテーパ遠位先端部64を有している。回収カテーテルの先端部72並びに回収カテーテル70の拡張器、プッシャ及び放射線不透過性マーカの細部は、図1の実施形態を参照して説明したものに類似している。
例えば図1と図4に記載された構成の差を説明すると、迅速交換システムは、近位ガイドワイヤ出口ポート74を有し、フィルタ器具の代わりに、閉塞バルーン76を有している。吸引のため、吸引流体を、ステンレス鋼製プッシャ管46内のルーメンを用いてカテーテルシステムの近位端部から遠位先端部に送り出すのがよく、この流体は、回収カテーテルの近位端オリフィス38から出て、図4の矢印fで示すように、カテーテルの先端部から流出し、次に回収カテーテル70の円筒壁に設けられた遠位吸引ポート78まで体内管腔10に沿って僅かな距離近位側に流れる。吸引された流体は、回収カテーテルのルーメンの内部にいったん入ると、近位吸引ポート80まで近位側へ流れ、この近位吸引ポートを通って再び回収カテーテル70の肉厚を通り、案内カテーテル62のルーメン60内へ流れる。この流体は次に、図4に矢印Fで示すようにそのルーメンに沿って近位側へ更に流れる。当業者であれば理解されるように、矢印fと矢印Fによって示される流れを確立して維持するには圧力差が必要である。この圧力差は、案内カテーテルの先端部64の環状体66と回収カテーテル70の円筒形の反ルーメン側表面68との間の密封具合で決まる。しかしながら、ルーメン60内の流体圧力が管腔10内の流体圧力よりも低く、これは、案内カテーテルのテーパ先端部64と回収カテーテルの壁68との間の密封具合を強める傾向のあることも又理解されよう。
理解されるように、遠位先端部64が回収カテーテル70の壁68に限度を越えるほどの掴み力を及ぼしているときにこれを案内カテーテルのルーメン60内へ引っ込めた場合、先端部64の遠位端側環状体66が回収中の器具の或る部分に引っ掛かる恐れがある。しかしながら、図4に示すようなバルーンでは、これが起こる現実的な可能性は無いはずである。図4のバルーン67に代えて例えば図1に示すようなフィルタ器具を用いる場合、システムの部品を指定する場合、案内カテーテルの遠位端側環状体が、フィルタ器具が例えば図3に示す回収のための位置にある場合、フィルタ器具の一部に引っ掛からないようにする或る程度の注意が必要である。
次に、回収カテーテルシステムの近位端部を説明するために図5を参照する。シースをどのように引き戻して自己拡張型ステントをカテーテルシステムの遠位端部から釈放するかを教示するためには、例えばジャイアンターコの米国特許第4,580,568号明細書に戻ってこの開示内容を参照するのがよい。より最近の文献については、例えば、本出願人の国際公開第WO02/087470号パンフレット、コーディスの欧州特許出願公開第1,300,271号明細書又はメドトロニックの欧州特許出願公開第990,426号明細書を参照されたい。ステント送達の場合、内側の同軸プッシュロッド90を固定された位置F1から軸方向に遠ざかるのを阻止した状態でシースを近位側に(図5の矢印A)引っ張る。これとは対照的に、本発明のカテーテルでは、外側同軸要素30を固定された軸方向位置F2に維持し、内側同軸要素90,46,44,42を軸線に沿って遠位側へ(矢印B)押す。当業者であれば、回収カテーテルシステムの遠位先端部36を拡張させる必要な運動Bを行わせることができる回収システムの遠位端部のための制御ユニットを構成できよう。
当業者であれば理解されるように、図示の実施形態は、本願において保護が求められる本発明の技術的思想の範囲内の個々の要点であるに過ぎない。例えば、当業者であれば理解されるように、本発明の回収システムは、フィルタやバルーン以外の器具を回収するために用いられ、動脈管腔以外の体内管腔に有用である。当業者であれば理解されるように、種々の用途の経皮経管的カテーテルシステムが、長年にわたり提案されており、技術の現状において広範な設計上の可能性及びこれら技術分野における当業者には非常に厳しい設計上の競争を与えている。この読者層の場合、カテーテルの材質及び寸法形状をどのように選択するかについて詳細に説明にすることは不要であろう。というのは、かかる設計上の選択決定は、この読者層の通常の知識に属するからである。本願の要旨である回収カテーテルを設計し、構成し、そして使用する当業者であれば、本願の優先日の時点における技術の現状において既に存在するノウハウを利用するであろう。
Claims (17)
- プルラインの遠位端部に取り付けられた器具を体内管腔から回収するための回収カテーテルであって、
カテーテルルーメンを構成する壁と、開口遠位オリフィスに向かってテーパした遠位先端部とを有し、前記開口遠位オリフィスが前記ルーメンの遠位端部を構成し、前記テーパ先端部の長さにわたる前記壁は、前記オリフィスが拡張できるように拡張可能であり、
前記ルーメン内に設けられた拡張器を有し、該拡張器は、前記拡張器が前記カテーテル壁を前記遠位先端部内で半径方向外方に押圧して前記オリフィスを拡張するように、前記ルーメンに沿って遠位側に押圧されることができ、
前記拡張器は、半径方向外方に向いた円周方向壁によって互いに分離された、遠位端側の環状体、近位端側の環状体と、前記遠位端側環状体と前記近位端側環状体との間で前記拡張器を貫通する軸方向ルーメンとを有し、
プッシャシャフトを有し、該プッシャシャフトは、前記拡張器から前記カテーテルルーメンに沿って近位方向に前記カテーテルルーメンの前記近位端部を近位方向に越えて延び、前記遠位端側環状体が前記カテーテルの前記遠位オリフィスの遠位側に位置し、前記カテーテルの前記開口遠位オリフィスが拡張されるまで、前記拡張器を遠位方向に押すように構成され、
前記プルラインが回収されるべき前記器具から前記拡張器の前記ルーメン及び前記カテーテルの前記ルーメンを通って延びた状態で、前記器具の少なくとも最も近位側の部分が前記拡張器の前記遠位端側環状体を摺動して前記拡張器の前記ルーメン内に入るまで、前記器具を前記プルラインによって前記カテーテルに対して近位方向に引っ張ることができる、
回収カテーテル。 - 前記カテーテル先端部の遠位側に位置する前記体内管腔から物体を吸引できる、請求項1記載の回収カテーテル。
- 前記遠位先端部に隣接した又は前記遠位先端部内の前記カテーテルの壁に設けられた遠位吸引ポートを有する、請求項2記載の回収カテーテル。
- オーバー・ザ・ワイヤ(over-the-wire)型カテーテルである、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記カテーテルの前記遠位端部から見て遠くに位置する近位ガイドワイヤ出口ポートを備えた迅速交換カテーテルである、請求項1〜4のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記ガイドワイヤ出口ポートの近位側に位置する前記カテーテルの壁に設けられた近位吸引ポートを有する、請求項5記載の回収カテーテル。
- 前記回収カテーテルを受け入れるルーメンを備えた案内カテーテルを有する、請求項1〜6のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記案内カテーテルは、テーパした遠位端部を有し、前記回収カテーテルは、前記案内カテーテルの前記テーパ端部の遠位端オリフィスと滑り嵌め関係をなす、請求項7記載の回収カテーテル。
- 前記拡張器は、放射線不透過性物質から成り、放射線不透過性マーカとしての役目を果たす、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記カテーテル壁は、前記遠位先端部に隣接したところに環状放射線不透過性マーカを有する、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記拡張器は、環状拡張器リングと、前記拡張器リングと同軸であり、前記拡張器リングと境を接した大径端部を備え、前記リングから近位側へ延びる切頭円錐形環状要素とを有する、請求項1〜10のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記拡張器リングは、放射線不透過性物質で作られている、請求項11記載の回収カテーテル。
- 前記拡張器の前記遠位端側環状体は、前記拡張器の前記ルーメンの軸線に対して横方向の端面を備えている、請求項1〜12のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 回収されるべき器具と組み合わされる請求項1〜13のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
- 前記器具は、ルーメン閉塞バルーンである、請求項14記載の回収カテーテル。
- 前記器具は、体内管腔内を通る体液を濾過するフィルタである、請求項14記載の回収カテーテル。
- 前記拡張器は、ステンレス鋼製の管から成る、請求項1〜16のうちいずれか一に記載の回収カテーテル。
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