JP4330283B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における現像装置、より詳細には、所定の現像位置に複数の現像ローラを順次回転移動させて像担持体上の潜像を現像する移動式の現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光体に対して所定の色の現像ローラを順次切り替えて作像を行なうカラー画像形成装置の代表的なものとして、例えば、回転可能なリボルバユニットを有するカラー画像形成装置があげられる。従来の現像ユニット技術に関して、例えば、特開平5−119626号公報には、気流βにより現像ケースの下部領域から現像ケース内に空気が吸い込まれると、現像ケース内の圧力が高まるため、逆に現像ケース内の現像スリーブの両端部から開口部の方へ流出する気流γが発生して、この気流γにはトナーが多量に含まれていることから、トナーが現像ケースの両端部からケース外へ飛散しないようにサイドシールを設けた現像装置が提案されている。
【0003】
図5は、従来の現像ケース開口部へのサイドシール取り付け例を示す斜視図で、図中、6は、入口カバー、7は、現像スリーブ(ローラ)、8は、現像ケース、20は、外側サイドシール(第1サイドシール)、22は、両面テープである。図5に示すように、入口カバー6の内側に貼り付けられたポリウレタンシール(外側サイドシール20)を、両面テープ22を用いて現像スリーブ7外側の現像ケース8の端面部、および現像スリーブ7端部下の現像ケース8の出口部に貼り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現像スリーブ両端部に関しては、内部にマグネットローラを有する構成上、端部フランジのために表面磁力を持たない非画像形成領域を有する。現像ユニット内部において、この現像スリーブ端部の磁力範囲外へ現像剤が回り込まないような規制を行う構成をとる。具体的には、例えば、現像スリーブ周面の端部に接触する弾性シールを設けたり、磁気シールにより端部の現像剤を拘束するといった方法による。しかしながら、このような規制においても、弾性シールの接触部での発熱や、磁気シールで拘束される現像剤に対するストレス等、現像剤やトナーの熱凝集体を発生させる危険があり、完全なシールは難しいものとなる。また、現像スリーブ上を搬送された現像剤が現像ドクタ部で層厚を規制される際に両端部へ現像剤が押し出されて広がろうとする部分に関しては、剤圧のため、より回り込み防止は難しい。
【0005】
上述のような現像スリーブ端部に回り込んだ現像剤に対しても、図5に示したようなサイドシールは現像剤漏れ防止手段として働く。ただし、従来のようなサイドシール構成を用いた場合に、リボルバ方式の現像装置を有する画像形成装置においては現像剤漏れ発生が防ぎきれないという状況が発生してしまう。
【0006】
リボルバ方式の現像装置を有する画像形成装置においては、リボルバ公転時に作用する遠心力による影響とともに、作像を行わない現像ユニットは、現像領域の開口部を様々な方向に向ける位置となることにより、現像ユニットからの現像剤漏れ、特に磁力による拘束の無い現像スリーブ端部に関しては、定置式の現像ユニットに比べて不利な状況にある。
【0007】
作像位置における現像ユニット駆動により、現像スリーブ端部に回り込んだ現像剤は、現像ケース内において重力により現像スリーブの下側に落下する。この落下した現像剤は、作像中の現像スリーブが回転している状態においては現像スリーブ端部磁力により引きつけられて、現像ケースの撹拌領域へと戻る流れを形成する。しかしながら、作像を終了し、現像スリーブが停止した時点では、磁力範囲外の端部に現像剤が残って滞留した状態になる。この現像スリーブ下部(現像領域下流部)の滞留した現像剤は現像スリーブの磁力拘束の小さい状態にあり、リボルバの公転により現像ケース外部へ漏れることとなる。
【0008】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、リボルバ式現像装置の現像スリーブの両端に滞留した現像剤がサイドシールと現像ケースとの隙間から漏れないようにすることを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、潜像担持体と対向するように形成された開口部を有する現像ケースと、該現像ケースの開口部に回転自在に配設され、前記潜像担持体と対向する現像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像ケースの開口部の長手方向における側端の非現像領域をシールするように設けたシール部材からなるサイドシールとを有し、回転軸の周りに配設された複数の前記現像ケースを前記回転軸を中心に回転して、該現像ケース内の開口部を作像動作位置及び非作像動作位置に順次移動させる現像装置であって、前記サイドシールは、少なくとも現像剤担持体の回転軸を中心とした回転方向下流側において前記現像ケースの外側面に貼り付けられた第1サイドシールと、該第1サイドシールと前記現像剤担持体との間にあって、前記現像剤担持体の回転軸を中心とした回転方向下流側の一端が、前記現像剤担持体と該現像剤担持体に対向する現像ケース内側面との間に挿入された第2サイドシールとにより構成され、前記第2サイドシールが、前記現像剤担持体上の現像剤と前記潜像担持体とのニップ部よりも現像剤担持体の回転軸を中心とした回転方向下流側にのみ設けられていることを特徴としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、現像ユニットの構成例を示す図で、図中、1は、感光体ドラム、2は、現像ユニット(現像装置)で、該現像ユニット2は、トナー補給スクリュ3、ドクタ4、プレドクタ5、入口カバー6、現像ローラ7、現像ケース8、搬送スクリュ9、Tセンサ10、現像駆動ギア11、補給駆動ギア12を有する。画像形成装置の構成については、従来機と同様である。本発明が対象とする部分は、現像ユニット2における現像ケース8の開口両端部に取り付けるサイドシールであり、現像ケース8の開口両端部の前側と後側のサイドシールは、対称形で同様の構成となるため、本実施例では前側のサイドシールに関して説明する。
【0012】
図2は、入口カバー6を示す図で、図中、21は、内側サイドシール(第2サイドシール)である。また、図2(A)は、背面図、図2(B)は、側面図である。図5に示した従来タイプのサイドシール20に対して、本発明のサイドシールでは、図2に示すように、サイドシール20の内側にもう一枚のサイドシール(内側サイドシール21)を設ける。この内側サイドシール21は、サイドシール下端を現像スリーブ7と現像ケース8内側面の間に挿入することにより、サイドシールと現像ケース8との段差を無くし、現像領域出口部に滞留する現像剤がリボルバ公転時に漏れることを防止する。なおここで、挿入されている内側サイドシール21下端と現像ケース8内側面の間に現像剤が入り込んでしまった場合でも、現像ケース8に貼り付けられている外側サイドシール20により、現像ケース8外側への現像剤漏れは発生しないものとなる。
【0013】
本発明が適用される現像ユニット2の現像Gapとサイドシールの構成条件を下記に示す。
現像Gap :0.6±0.1mm
サイドシール:0.1mmポリウレタンシート×2枚重ね
【0014】
上記のような2枚構成のサイドシールにより、現像剤漏れ防止の効果が得られるものとなったが、ここで、この現像装置に対して、さらに画像品質向上を目的とし、現像電界均一化を行うための現像Gap狭化の改良を行ったところ、現像Gap=0.4mmの条件においてサイドシール破れによる現像剤漏れが発生した。破れの発生する位置は、現像ニップ部(図示せず)からわずかに現像スリーブ7の回転上流側にかけてとなっている。この原因として、感光体ドラム1の回転方向に対してカウンター回転で公転するリボルバ(現像ユニット2)において、現像ユニット2が現像位置に突入する際に、ポリウレタンの腰により現像スリーブ7よりやや浮いた状態のサイドシールが感光体ドラム1との接触によりもって行かれる形となり、現像Gapに対するポリウレタン厚さの余裕の無い状態では、ストレスによる破れが発生することになる。
【0015】
ここでサイドシールの厚さに関して、実用上これ以上の薄いポリウレタンを使用することは、シール強度自体が満足できなくなると共に、貼り付け時の波打ちなどが発生しやすく、サイドシールとしての機能を満足させることが困難となる。
【0016】
図3は、本発明における現像ケース開口部へのサイドシール取り付け例を示す斜視図である。このような現像Gapの狭い条件下においても本発明の効果を得られる構成例として、図3に示すように、内側サイドシール21を現像ニップ部より下流側のみ取り付けている。このような構成としたことで、0.1mmポリウレタンシートを使用した場合でも、現像Gap=0.3mmの条件でサイドシール破れの発生がないことを確認した。
図4は、本発明の内側サイドシール21の形状例を示す図で、図4(A)は、側面図、図4(B)は、正面図である。
【0017】
なお、上記実施例2では内側サイドシール21を現像ケース8側に貼り付ける構成としているが、この内側サイドシール21は、両面テープ22等で外側サイドシール20に貼り付けられている構成であってもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明によると、現像ローラ端部の磁力範囲外において、回り込み現像剤による現像剤滞留に対し、現像領域開口部下流側からの現像剤漏れを規制し、外側サイドシールにより端部の現像剤の漏れおよびトナー飛散を防止すると共に、外側サイドシールの内側に配し、現像領域下流側において現像ローラ周面に沿うように位置する内側サイドシールにより、作像終了時に現像領域下流側に滞留する端部の現像剤に対して、外側サイドシールと現像ケースの隙間から漏れる現像剤を防止することができる。
【0019】
さらに、現像Gap狭化により画質向上を図った場合、リボルバ公転時の作像位置への突入における接触側となるサイドシール上流側の部分を外側サイドシール1枚構成として現像Gapに対するシール厚さの影響を小さくすることにより、現像領域下流側に滞留する端部現像剤漏れを防止する内側サイドシールの機能を維持しつつ、サイドシール破損を防止し、破損による現像剤漏れや現像ローラへの固着、ホタル核発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 現像ユニットの構成例を示す図である。
【図2】 入口カバーを示す図である。
【図3】 本発明における現像ケース開口部へのサイドシール取り付け例を示す斜視図である。
【図4】 本発明の内側サイドシールの形状例を示す図である。
【図5】 従来の現像ケース開口部へのサイドシール取り付け例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…現像ユニット、3…トナー補給スクリュ、4…ドクタ、5…プレドクタ、6…入口カバー、7…現像スリーブ(ローラ)、8…現像ケース、9…搬送スクリュ、10…Tセンサ、11…現像駆動ギア、12…補給駆動ギア、20…外側サイドシール、21…内側サイドシール、22…両面テープ。
Claims (1)
- 潜像担持体と対向するように形成された開口部を有する現像ケースと、該現像ケースの開口部に回転自在に配設され、前記潜像担持体と対向する現像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像ケースの開口部の長手方向における側端の非現像領域をシールするように設けたシール部材からなるサイドシールとを有し、
回転軸の周りに配設された複数の前記現像ケースを前記回転軸を中心に回転して、該現像ケース内の開口部を作像動作位置及び非作像動作位置に順次移動させる現像装置であって、
前記サイドシールは、少なくとも現像剤担持体の回転軸を中心とした回転方向下流側において前記現像ケースの外側面に貼り付けられた第1サイドシールと、該第1サイドシールと前記現像剤担持体との間にあって、前記現像剤担持体の回転軸を中心とした回転方向下流側の一端が、前記現像剤担持体と該現像剤担持体に対向する現像ケース内側面との間に挿入された第2サイドシールとにより構成され、
前記第2サイドシールが、前記現像剤担持体上の現像剤と前記潜像担持体とのニップ部よりも現像剤担持体の回転軸を中心とした回転方向下流側にのみ設けられていることを特徴とする現像装置。
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2001
- 2001-03-13 JP JP2001069572A patent/JP4330283B2/ja not_active Expired - Fee Related
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