JP4330174B2 - 情報選択方法及び情報選択装置等 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、複数のプログラム情報(例えば楽曲)から任意のプログラム情報を連続して選択するプログラム情報の選択方法等の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、HD(Hard Disc)等の記録媒体の大容量化や、MP(MPEG Audio Layer)3、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)3等のデータ圧縮技術の進展により、ユーザが、例えばオーディオ機器やパーソナルコンピュータ等を使用して、例えば、多くのCD(Compact Disc)や、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等に記録された楽曲(曲)のデータを、一つのHD等に記録して再生することが可能になっている。更に、最近では、インターネット上における配信サーバから楽曲のデータをダウンロードして上記HD等に記録して再生することが可能になった。
【0003】
このように記録された多くの楽曲のうちから、再生すべき楽曲選択(選曲)に当たって、例えば乱数発生器により乱数を発生させて、その乱数の一つに合致したトラック番号の楽曲を選択、再生するようなランダム再生機能や、シャッフル再生機能を有する情報再生装置が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、選択したディスクの収録曲数を検知してから収録曲のうちの1つを乱数によって選択して再生する情報再生方式が開示されている。
【特許文献1】
特開昭62−46480号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば乱数を発生させることにより楽曲を選択するようなランダム再生機能では、同じ楽曲が続けて選択されるという不都合がある。一方で、続けて同じ楽曲が選択されないように構成することも考えられるが、この場合も、結局、装置側で勝手に楽曲を選択することになるため、例えば、ユーザの聴きたくない楽曲が選択される可能性もあり、ユーザは、その楽曲を、スキップさせたり、ランダム再生機能をキャンセルさせたり、或いは、我慢して聴き続けなければならないという不都合があった。
[0006]
また、ランダム再生機能や、シャッフル再生機能において選択される楽曲の順序は、人間の思考や感性等が反映されたものではなく、人間にとって自然ではないということができる。仮に、人間の思考や感性までもが反映された選曲を実現するためには、複雑、高度な人工知能等のアルゴリズムが必要になってくるものと考えられる。
[0007]
そこで、このような問題の解消を一つの課題とし、人間の思考や感性が反映され、また、人間にとって自然な選択(楽曲等のプログラム情報の選択)を簡易に実現することが可能な情報選択方法及び情報選択装置等を提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、上記課題を解決するため、本願の一つの観点では、複数のプログラム情報から任意のプログラム情報を連続して選択するプログラム情報の選択方法であって、過去に選択された複数のプログラム情報の選択順序から所定数のプログラム情報を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解し、所定のプログラム情報の次に選択される選択候補プログラム情報を、前記分解した複数の選択順序における当該所定のプログラム情報から始まる選択順序に基づき抽出し、連鎖の優先度を決定する複数のパラメータ間での重み付けを示す値を設定し、当該重み付けが設定された複数のパラメータに基づいて、前記抽出された選択候補プログラム情報の一つを、前記連続して選択する際の前記所定のプログラム情報の次に選択されるプログラム情報として決定することを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するため、本願の他の観点では、複数のプログラム情報から任意のプログラム情報を連続して選択する情報選択装置であって、過去に選択された複数のプログラム情報の選択順序から所定数のプログラム情報を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解する分解手段と、所定のプログラム情報の次に選択される選択候補プログラム情報を、前記分解した複数の選択順序における当該所定のプログラム情報から始まる選択順序に基づき抽出する抽出手段と、連鎖の優先度を決定する複数のパラメータ間での重み付けを示す値を設定する設定手段と、当該重み付けが設定された複数のパラメータに基づいて、前記抽出された選択候補プログラム情報の一つを、前記連続して選択する際の前記所定のプログラム情報の次に選択されるプログラム情報として決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するため、本願の更に他の観点では、複数のプログラム情報から任意のプログラム情報を連続して選択するコンピュータを、過去に選択された複数のプログラム情報の選択順序から所定数のプログラム情報を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解し、所定のプログラム情報の次に選択される選択候補プログラム情報を、前記分解した複数の選択順序における当該所定のプログラム情報から始まる選択順序に基づき抽出し、連鎖の優先度を決定する複数のパラメータ間での重み付けを示す値を設定し、当該重み付けが設定された複数のパラメータに基づいて、前記抽出された選択候補プログラム情報の一つを、前記連続して選択する際の前記所定のプログラム情報の次に選択されるプログラム情報として決定するように機能させることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するため、本願の更に他の観点では、前記選択処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態における情報再生記録装置の概要ブロック例を示す図である。
【図2】曲調対応付けテーブルの一例を示す図である。
【図3】(A)は、IDリストの内容の一例を示す図であり、(B)は、選択順序リストの内容の一例を示す図である。
【図4】楽曲が連続して選択、再生される場合におけるシステム制御部19の処理を示すフローチャートである。
【図5】分解選択順序リストの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0014】
1 情報再生記録装置
2 楽曲配信サーバ
3 情報提供サーバ
4 ネットワーク
11 情報再生部
12 情報出力部
13 楽曲特徴量抽出部
14 情報記録再生部
15 操作・表示部
16 マイクロフォン
17 音声認識部
18 通信部
19 システム制御部
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本願の最良の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報再生記録装置(情報再生装置)に対して本願を適用した場合の実施形態である。
【0016】
先ず、図1を参照して、本実施形態における情報再生記録装置の構成及び機能を説明する。
【0017】
図1は、本実施形態における情報再生記録装置の概要ブロック例を示す図である。
【0018】
図1に示すように、情報再生記録装置1は、情報再生部11、情報出力部12、楽曲特徴量抽出部13、情報記録再生部14、操作・表示部15、マイクロフォン16、音声認識部17、ネットワーク4を介して楽曲配信サーバ2や、情報提供サーバ(例えば、ラジオ放送等の放送局のWebサーバや、音楽情報の提供者のWebサーバ等)3との間でデータ通信を行うための通信部18、及びシステム制御部19を備えて構成されている。
【0019】
情報再生部11は、システム制御部19の制御下、CD(Compact Disc:CD−DA(Digital Audio)、CD−R、CD−R/W等の総称)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc:DVD−Audio、DVD−Video、DVD−R、DVD−RW等の総称)、又はカード型記録媒体(例えば、メモリースティックやSDカード等)等の記録媒体(記録手段)に記録された楽曲(本願のプログラム情報の一例)を再生し、当該楽曲を情報出力部12、楽曲特徴量抽出部13、及び情報記録再生部14に出力するようになっている。
【0020】
例えば、情報再生部11がCD(例えば、CD−DA)に記録された楽曲を再生するものである場合、当該情報再生部11は、図示しないが、当該CDに光ビームを照射して記録情報を光学的に読み取り電気信号に光電変換し出力する光ピックアップ、当該光ピックアップから出力された電気信号からRF(Radio Frequency)信号等を生成して出力するRFアンプ、当該RF信号に所定の復調処理及び誤り訂正処理等を行いデジタル信号に変換して楽曲を再生するデジタル信号処理回路(例えばDSP(Digital Signal Processor)等により構成)及び、スピンドルモータ及び光ピックアップをサーボ制御するサーボ回路等を備え、当該楽曲の再生、出力を行う。
【0021】
また、情報再生部11は、記録媒体に、楽曲に付随する付随情報(例えば、楽曲のタイトル、ジャンル(例えば、ロック、ジャズ、ポップス、クラッシック、ヒップホップ等)などのテキスト情報)、アーティスト名、年代(例えば、いつ製作されたかを示す情報)等)が記録されている場合(例えば、記録媒体がCD−TEXT等の場合)には、情報再生部11は、システム制御部19の制御下、当該付随情報を記録媒体から読み出し、情報記録再生部14に出力するようになっている。
【0022】
なお、CD以外の記録媒体から楽曲を再生するための構成及び機能については公知の技術であるので、詳しい説明は省略する。また、マルチメディアプレーヤのように、複数の記録媒体から楽曲を再生するように構成してもよい。
【0023】
情報出力部12は、図示しないが、情報再生部11により再生された楽曲(デジタル音声信号)、又はシステム制御部19から出力された音声ガイド情報等を入力し、これをアナログ音声信号に変換するDAC(Digital-to-Analog Converter)、当該アナログ音声信号を増幅して出力するAMP(Amplifier)、及び増幅されたアナログ音声信号を音波として出力するスピーカ等を備えており、楽曲をスピーカから出力するようになっている。
【0024】
楽曲特徴量抽出部13は、例えばDSP等により構成されており、情報再生部11により再生出力された楽曲を入力し、当該楽曲のデータから当該楽曲の特徴を示す楽曲特徴量を抽出し、情報記録再生部14及びシステム制御部19に出力するようになっている。
【0025】
ここで、楽曲特徴量とは、その楽曲の特徴を定量的に示す情報(例えば、0〜100の間の数値等で表される)であり、これには、例えば、楽曲の楽音から得られる楽音特徴量などが含まれる。
【0026】
楽音特徴量としては、キー(ハ長調、イ短調等の曲の調性)、キーの変化位置(又は変化パターン)、コード(和音、又は和音の組合せ)、当該コードの変化位置(又は変化パターン)、当該コードの変化量(CPM)(又は変化率(HVL))、ビート(拍:強弱を持った一定のパルス信号)、当該ビートの最大値(又は、最小値、平均値)、当該ビートの変化位置(又は変化パターン)、当該ビートの変化量(BPM)(又は変化率)、楽音の最大強度や平均強度、音量、当該音量の変化位置(又は変化パターン)などが挙げられる。
【0027】
これらの楽音特徴量の抽出には、公知の様々な方法を適用可能であるので、詳しい説明を省略するが、例えば、楽曲特徴量抽出部13が、楽曲のデータを高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform)して周波数分析を行い時間軸に沿った所定の時間間隔で周波数毎の音量値を算出してキー及びこれに関する量(キーの変化位置等)、コード及びこれに関する量(コードの変化位置や変化量等)の抽出を行ったり、所定のスレッショルドレベルにて楽曲のデータに係る波形のエンベロープを検出することによりビート及びこれに関する量(ビート(信号)の最大値等)の抽出を行う。
【0028】
このような楽音特徴量(以下、楽曲特徴量という)は、例えばシステム制御部19による楽曲の曲調判別に使用される。この曲調判別の処理では、例えば、予め設定され記憶された、楽曲特徴量と曲調との対応付けを規定した曲調対応付けテーブルが用いられ、楽曲の楽曲特徴量に基づいて行われる。
【0029】
図2は、曲調対応付けテーブルの一例を示す図である。図2に示す例では、曲調としては、「明るい曲」、「ノリがいい曲」、「静かな曲」、「悲しい曲」が示され、楽曲特徴量としては、「キー」、「コードの変化率(HVL)」、「ビートの変化量(BPM)」、「ビートの最大値」、「楽音の平均強度(平均レベル)」が示されている。
【0030】
また、図2中、「高」、「中」、「低」は、楽曲特徴量のレベルを意味しており、例えば、「高」は、80〜100の数値範囲で、「中」は、30〜79の数値範囲で、「低」は、0〜29の数値範囲で、夫々表される(従って、「中〜高」は、30〜100の数値範囲を、「低〜中」は、0〜79の数値範囲を表す)。また、図2中、「キー」の一例として「ハ長調」若しくは「イ短調」が示されているが、これについても、夫々、例えば、ある数値範囲で表される。
【0031】
このような曲調対応付けテーブルが参照されて曲調判別の処理が行われる場合、例えば、上記特定された楽曲の楽曲特徴量が、「明るい曲」に対応する楽曲特徴量のレベルを満たすか(言い換えれば、図2に示す数値範囲に入るか)否かが判別され、満たす場合に当該楽曲は、「明るい曲」に合致すると判別されることになる(他の曲調についても同様である)。こうして一旦楽曲の曲調が判別されると、判別された曲調を示す情報は、当該楽曲に対応付けられて後述する楽曲リストに登録されることになる。
【0032】
情報記録再生部14は、例えば、楽曲のデータ等を一時的に蓄積するバッファメモリ、楽曲のデータをエンコード(圧縮等)又はデコード(伸長等)するためのエンコーダ/デコーダ、HD(Hard Disc)、及びHDに楽曲のデータ等を記録又はHDから再生等を行うためのHDドライブ等を備えている。
【0033】
なお、情報記録再生部14が、MD、DVD−RW、又はカード型記録媒体等の記録媒体を備えて構成されるものであっても良い。
【0034】
そして、情報記録再生部14は、システム制御部19の制御下、例えば、情報再生部11から出力された楽曲のデータを例えば圧縮して、HDに記録すると共に、情報再生部11から出力された付随情報を楽曲に関連付けて当該HDに記録する。また、情報記録再生部14は、システム制御部19の制御下、楽曲特徴量抽出部13から出力された楽曲特徴量を当該楽曲に関連付けて記録するようになっている。
【0035】
更に、情報記録再生部14は、システム制御部19の制御下、例えば楽曲配信サーバ2からネットワーク(例えば、インターネット、移動体通信網等によりからなる)4を介して配信され通信部18を介して受信された楽曲のデータ及びこれに付随する付随情報を当該HDに記録するようになっている。
【0036】
なお、楽曲配信サーバ2から取得される楽曲の楽音特徴量も、例えば当該取得の際に、楽曲特徴量抽出部13により抽出され、当該楽曲に関連付けて記録される。
【0037】
このように情報記録再生部14におけるHDに記録される各楽曲には、固有の登録番号(例えば、シリアル番号)が付与され、リスト管理されるようになっている。例えば、HDに記録されている楽曲の登録番号、データ容量、記録場所、演奏時間、上記付随情報、アルバム(例えば、CDアルバム)のタイトル(アルバムに収録されていた場合)、アルバムに収録されていた場合のトラック番号(そのアルバムにおける曲順)、及び楽曲特徴量等の管理情報が楽曲リストに登録される。この楽曲リストのデータは、例えばHDに記録され、適宜、システム制御部19により読み出され使用される。
【0038】
なお、楽曲に付随する付随情報は、楽曲のデータがHDに記録される際に、ユーザが操作・表示部15を操作して入力され、上記管理情報として楽曲リストに登録されるようにしても良い。また、システム制御部19が、例えばCDの最内周部に記録されたTOC(Table of content)情報を読み出し、当該TOC情報をキーとして、公知のCDDB(CDデータベース)を備えるサーバ(図示せず)にネットワーク4を介して問い合わせを行い、当該サーバから、CDに記録された楽曲の付随情報を取得して上記管理情報として上記楽曲リストに登録するようにしても良い。
【0039】
操作・表示部15は、例えばタッチパネル式の表示パネル(例えば液晶パネル)を備えており、システム制御部19の制御下、上記楽曲リストに含まれる管理情報や、ユーザが各種指示を入力するための操作ボタン等を表示するようになっている。操作ボタンの一例として、再生ボタン、早送り/巻き戻しボタン、スキップ(トラックスキップ)ボタン、及び楽曲選択ボタン(例えば所望のプレイリスト(楽曲の再生順が規定されたリスト)を作成するためのボタン)等が挙げられる。このような操作ボタンが押されると、当該操作ボタンに対応する指示信号がシステム制御部19に出力される。なお、当該操作ボタンが設けられたリモコンを併用しても良い。
【0040】
マイクロフォン16は、例えばユーザにより発話された各種指示に関する音声を検出(集音)して、その音声信号を音声認識部17に出力するようになっている。
【0041】
音声認識部17は、公知の音声認識処理を行うものであり、マイクロフォン16からの音声信号の周波数分析を行い、予め用意された発話音声候補群の中から最も適合する候補を選定することによって、上記音声信号に含まれる情報(例えば、楽曲を選択するための指示情報)を認識し、これをシステム制御部19に出力するようになっている。
【0042】
システム制御部19は、演算機能を有するCPU、作業用RAM、及び各種処理プログラム(選択処理プログラムを含む)やデータを記憶するROM等を備えており、本願の情報選択装置及び再生制御手段の一例である。なお、選択処理プログラムは、例えばネットワーク4に接続された所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよいし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
【0043】
そして、CPUがROM等に記憶されたプログラムを実行することにより、システム制御部19は、情報再生記録装置1全体を統括制御し、楽曲の記録及び再生制御等を行うようになっている。更に、システム制御部19は、例えばHDに記録された複数の楽曲(データ)から、再生すべき任意の楽曲を連続して選択する場合に、抽出手段として、過去に選択された複数の楽曲の選択順序に基づき所定の楽曲の次に選択される選択候補楽曲を抽出し、決定手段として、当該抽出された選択候補楽曲の一つを、上記連続して選択する際の上記所定の楽曲の次に選択される楽曲として決定するようになっている。
【0044】
ここで、「選択」とは、例えばプレイリストの作成や、楽曲の再生等のために、人により楽曲(或いは、楽曲のタイトルやトラック番号等)が指定される行為(例えば、再生ボタン、早送り/巻き戻しボタン、スキップボタン、及び楽曲選択ボタン等の操作による)、又は人の思考や感性等が反映された所定のアルゴリズムに基づき装置により楽曲が指定される動作を意味する。
【0045】
また、人(人間)とは、特に当該装置1のユーザに限るものではなく、楽曲のアーティスト、クラブの関係者、ラジオ放送等の放送番組におけるディスクジョッキー(DJ)、音楽情報を例えば雑誌やインターネット上で提供する情報提供者、iTunesのiMixというプレイリストの投稿者(アマチュア)等も該当する。
【0046】
また、プレイリストとは、特に当該装置1のユーザにより作成されたものに限るものではなく、例えば、楽曲のアーティスト、ラジオ放送等の放送番組におけるディスクジョッキー、編集者又は出版社、上記アマチュア等により作成された選曲リスト(例えば聴取者に聴いてもらいたい順に規定されたリスト。編集リストともいう)等も該当する。例えば、選曲リストには、アーティストにより選曲(編集)されたアーティスト選曲(編集)リスト、ラジオ放送等の放送番組におけるディスクジョッキーにより選曲(編集)されたラジオ選曲(編集)リスト、編集者又は出版社により選曲(編集)されたエディタ選曲(編集)リスト、アマチュアにより選曲(編集)されたアマチュア選曲(編集)リスト等がある。これらの選曲リストは、例えばユーザの指示に基づき、情報提供サーバ3からネットワーク4を介してシステム制御部19(例えばWebブラウザソフトの実行)により取得される。なお、この他にも、当該装置1にチューナを備えさせ、当該チューナにより受信された放送電波に含まれる情報から取得されるようにしても良いし、特に、その取得方法について限定されるものではない。
【0047】
上記行為又は動作により連続して楽曲が選択された場合に、複数の楽曲の選択順序が決まることになる。このような選択順序には、例えば、アルバムに収録された楽曲のトラック番号順(記録順)、プレイリストに登録された楽曲のトラック番号順、又はラジオ放送等により放送された放送順等、様々な順序があり、当該選択順序は、人の思考、感性等が反映されたものである。
【0048】
また、上記行為又は動作により選択された楽曲には、一意(固有)のID(識別情報)が例えばシステム制御部19により付与されることになる。このようなIDが付与されるタイミングとしては、例えば、上記行為又は動作により楽曲が指定される際、又は既に作成された選曲リスト等が取得(例えば情報提供サーバ3から)される際である。また、当該IDの付与に当たって、楽曲のタイトルやアーティスト名等に基づき、同じ楽曲に複数のIDが付与されず、かつ異なる2以上の楽曲に同じIDが付与されないように制御される。
【0049】
こうして楽曲に付与されるIDは、IDリストに登録されることになり、また、当該IDリストは、例えばHDに記録される。
【0050】
図3(A)は、IDリストの内容の一例を示す図である。図3(A)の例では、IDと楽曲タイトル等とが対応付けられて登録されており、これによって、各楽曲と、これに付与されたIDとの対応付けが図られることになる。
【0051】
また、IDが付与された楽曲の選択順序は、選択順序リストに登録(リスト化)されることになり、また、当該選択順序リストは、例えばHDに記録される。
【0052】
図3(B)は、選択順序リストの内容の一例を示す図である。図3(B)の例では、楽曲に付与されたIDによって選択順序が規定されている。図3(B)に示す「No.1」の選択順序は、ID1→ID2→ID3→ID4の順序で規定(なお、当該矢印「→」は選択方向を模式的に示すものであり、このような形態にとらわれない)されており、これは、例えば、CDアルバムに収録された楽曲がトラック番号順(例えば、aaaaaa→bbbbbb→cccccc→dddddd)に連続して再生(自動再生)されたことで登録されたものである。なお、かかる選択順序の選択順序リストへの登録(リスト化)は、例えば、楽曲の再生(自動再生)終了、CD等の記録媒体のイジェクト(排出)、装置電源のOFF等の場合に完了する。
【0053】
また、図3(B)に示す「選択回数」は、これに対応する選択順序で何回選択されたかを示すものであり、例えば、「No.1」では、ID1→ID2→ID3→ID4の順序で選択された回数は、5回であることを示している。
【0054】
また、図3(B)に示す「No.2」の選択順序は、ID2→ID5→ID3の順序で規定されており、これは、例えば、装置1のユーザによる所望の楽曲のトラック番号等の指定操作により楽曲が連続して選択されたことで登録されたものである。なお、かかる選択順序の選択順序リストへの登録(リスト化)は、例えば、CD等の記録媒体のイジェクト(排出)、装置電源のOFF等の場合に完了する。
【0055】
また、図3(B)に示す「No.3」の選択順序は、ID2→ID1→ID7→ID9の順序で規定されており、これは、例えば、放送番組におけるディスクジョッキーにより作成された選曲リスト(例えば、bbbbbb→aaaaaa→gggggg→iiiiiiの順で登録)が情報提供サーバ3から取得(例えばWebブラウザにより取得)された場合に、上記選択順序リストに登録されることになる。
【0056】
なお、図示しないが、選択順序リストには、各選択順序に対応付けられて、各選択順序の取得元に関する情報(ユーザのプレイリストであるか、どの放送番組のラジオ選曲(編集)リストであるか等の情報)も登録される。
【0057】
また、上記例では、例えば楽曲が選択される度又は選曲リストが取得される度等にシステム制御部19によりIDが付与されるようにしたが、これ以外にも、例えば、楽曲に一意のIDが元々放送局或いは情報提供サーバ3側で付加されてリスト化された選曲リストがIDリストとして取得されるようにしても良い。この場合、複数の場所でIDが付与されることになるので、同じ楽曲に複数のIDが付与されず、かつ異なる2以上の楽曲に同じIDが付与されないようなID付与規則が用いられることになる。
【0058】
そして、例えば、システム制御部19による自動再生が行われる場合に、所定の楽曲(例えば、ランダムに選択された最初の楽曲)の次に選択される選択候補楽曲が上記選択順序リストに登録された選択順序に基づき1又は複数抽出される。例えば、図3(B)において、上記所定の楽曲のIDがID2であるとすると、当該ID2に繋がる、「No.1」の選択順序におけるID3に対応する楽曲と、「No.2」の選択順序におけるID5に対応する楽曲と、「No.3」の選択順序におけるID1に対応する楽曲と、が夫々上記選択候補楽曲として抽出される。
【0059】
そして、当該抽出された選択候補楽曲のうち、例えば、上記所定の楽曲と関連する選択候補楽曲が当該所定の楽曲の次に選択される楽曲として優先的に決定されることになる。この所定の楽曲と関連する選択候補楽曲は、例えば、連鎖の優先度に基づき決定されることになる。
【0060】
この連鎖の優先度は、例えば、上述した選択回数、選択順序の質、上記所定の楽曲と次に選択される楽曲との間の関連性等をパラメータとして決定される。
【0061】
例えば、上記選択回数が多いほど連鎖の優先度が高くなり、上記選択順序の質が高いほど連鎖の優先度が高くなり、上記関連性が高いほど連鎖の優先度が高くなる。
【0062】
図3(B)の例では、「No.1」の選択順序の「選択回数」は5回と最も多いので、連鎖の優先度も他の選択順序よりも高くなり、その結果、ID3に対応する選択候補楽曲が上記所定の楽曲の次に選択される楽曲として決定されることになる。
【0063】
また、選択順序の質は、例えばユーザの指定操作による選択順序やユーザにより作成されたプレイリストにおける選択順序の質が最も高く、以降、アーティスト選曲(編集)リストにおける選択順序→ラジオ選曲(編集)リストにおける選択順序→エディタ選曲(編集)リストにおける選択順序→マチュア選曲(編集)リストにおける選択順序の順に質が低くなっていくように設定される。また、複数の放送番組から取得された複数のラジオ選曲(編集)リストにおける選択順序があった場合、例えば夫々のリストの評価に関する情報をも取得し、当該評価に基づき選択順序の質を設定する(例えば、ある特定の番組又はある特定のディスクジョッキーに係るラジオ選曲(編集)リストにおける選択順序の質を高く設定する)ように構成しても良い。
【0064】
また、上記所定の楽曲と次に選択される楽曲との間の関連性は、例えば、当該2つの楽曲が同一の放送番組、同一のアーティスト、同一のジャンル、同一の年代、同一の曲調、選択された年月日が同一、楽曲特徴量が近似等に場合には、高くなるように設定される。
【0065】
なお、上記所定の楽曲の次に選択される楽曲として決定される処理は繰り返し行われることになる。
【0066】
次に、図4を参照して、上記IDリスト及び選択順序リストが用いられて楽曲が連続して選択、再生される場合におけるシステム制御部19の処理について説明する。なお、以下の説明においては、上述したIDリスト及び選択順序リストが既に作成され、HDに記録されているものとする。
【0067】
図4は、楽曲が連続して選択、再生される場合におけるシステム制御部19の処理を示すフローチャートである。
【0068】
図4の処理は、例えばユーザが自動再生要求を発話、或いはユーザが自動再生要求を示す操作ボタンを押下することにより開始され、先ず、例えばHDに記録されたIDリスト、選択順序リスト及び楽曲リスト等のデータが、システム制御部19に読み込まれる。
【0069】
そして、システム制御部19は、上記選択順序リストに登録された選択順序から、所定数(例えば、3つ)の楽曲を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解し、当該分解された複数の選択順序(以下、「分解選択順序」という)が登録された分解選択順序リストを作成する(ステップS1)。
【0070】
図5は、こうして作成された分解選択順序リストの一例を示す図である。
【0071】
図5の例では、例えば、3つの楽曲(IDで示す)を連鎖的に繋げた分解選択順序が示されており、例えば、「No.101」の分解選択順序(ID1→ID2→ID3)と、「No.102」の分解選択順序(ID2→ID3→ID4)は、図3(B)に示す「No.1」の選択順序(ID1→ID2→ID3→ID4)から分解されて(この選択順序を基礎として)作られたものである。また、各分解選択順序には、「選択回数」が対応付けられており、これは、基礎となる選択順序の選択回数に依存している。このような分解選択順序を用いることにより、楽曲の選択の幅(バリエーション)を広げることができる。
【0072】
なお、図5に示す分解選択順序リストでは、3つのIDを連鎖的に繋げた1つの塊が複数登録されている例を示したが、これに限定されるものではなく、4つ以上のIDを連鎖的に繋げた1つの塊で合っても良いし、2つのIDを連鎖的に繋げた1つの塊であっても良い。また、分解選択順序リストは、予め作成されてHDに記録されておくようにしても良い。
【0073】
次いで、システム制御部19は、例えばIDリストからランダムに1つのIDを選択することによって当該IDに対応する(最初の)楽曲を選択する(ステップS2)。なお、最初の楽曲は、IDリストに登録された楽曲のうち、ユーザにより所望の楽曲が選択されるようにしても良い。
【0074】
次いで、システム制御部19は、分解選択順序リストに登録された複数の分解選択順序における上記最初の楽曲から始まる分解選択順序に基づき選択候補楽曲を抽出する(ステップS3)。例えば、最初の楽曲のIDがID1であるとすると、図5に示す例では、上記最初の楽曲から始まる分解選択順序は、「No.101」及び「No.105」の2つの分解選択順序が該当し、当該2つの分解選択順序に基づき、例えば、ID1の楽曲に繋がるID2及びID7に対応する各楽曲が上記選択候補楽曲として抽出される。
【0075】
次いで、システム制御部19は、抽出した選択候補楽曲のうち、上記選択した最初の楽曲に関連する一つの選択候補楽曲、例えば連鎖の優先度が最も高い選択候補楽曲を、当該最初の楽曲の次に選択される楽曲として優先的に決定し(ステップS4)、当該決定(つまり、選択)された楽曲を例えば新たなプレイリストに登録する。
【0076】
例えば、図5に示す例において、ID2及びID7に対応する各選択候補楽曲が抽出されたとすると、夫々に対応付けられた選択回数が比較され、最も選択回数が多い(つまり、最も連鎖の優先度が高い(最も結びつきが強い))選択候補楽曲(この例では、ID2に対応する楽曲)が、上記次に選択される楽曲として決定される。
【0077】
或いは、抽出された選択候補楽曲のうち、質が最も高いプレイリストにおける選択順序(例えばユーザにより作成されたプレイリストにおける選択順序)に含まれる選択候補楽曲が、上記次に選択される楽曲として決定される(また、プレイリストにおける選択順序がない場合には、アーティスト選曲(編集)リストにおける選択順序に含まれる選択候補楽曲が決定される)。
【0078】
或いは、抽出された選択候補楽曲のうち、上記最初の楽曲と関連性が高い(例えば、同一の放送番組、同一のアーティスト、同一の曲調、或いは、楽曲特徴量が近似する等)の選択候補楽曲が、上記次に選択される楽曲として決定される。
【0079】
なお、同一の放送番組であるか否かの判別は、例えば、選択順序リストに登録された選択順序に対応付けられた放送番組を示す情報に基づき行われる(同一の選択順序内にあるか否かにより行われても良い)。また、同一のアーティスト、又は同一の曲調であるか否かの判別は、楽曲リストに登録された各楽曲のアーティスト名、又は曲調に基づき行われる。また、楽曲特徴量が近似するか否かの判別は、楽曲リストに登録された各楽曲の楽曲特徴量に基づき行われ、例えば、各楽曲の楽曲特徴量(例えば、HVL、BPM)との差が所定範囲内にある場合、近似すると判別される。
【0080】
また、連鎖の優先度のパラメータ(つまり、上述した選択回数、選択順序の質、関連性等)間で重み付けの値を設定し(当該重み付けの値は任意に設定可能)、当該重み付けの値が大きい順に、抽出された複数の選択候補楽曲から一つの選択候補楽曲が絞り込まれていくように構成しても良い。例えば、選択回数→選択順序の質→関連性の順に重み付けの値が小さくなっていくとすると、先ず、抽出された複数の選択候補楽曲のうち最も選択回数が多い選択候補楽曲が決定され、一つの選択候補楽曲が絞り込まれていない場合には、次に、質が最も高い選択順序に含まれる選択候補楽曲が決定され、一つの選択候補楽曲が絞り込まれていない場合には、更に、関連性が最も高い選択候補楽曲が決定されることになる。
【0081】
なお、抽出された選択候補楽曲が一つである場合には、その選択候補楽曲が、上記次に選択される楽曲として決定されることになる。
【0082】
次いで、システム制御部19は、楽曲の選択を終了するか否かを判別し(ステップS5)、終了しない場合(例えばユーザ等により設定された最大選択楽曲数に達していない場合)には(ステップS5:N)、ステップS3に戻り、分解選択順序リストに登録された複数の分解選択順序における上記ステップS4にて決定された楽曲から始まる分解選択順序に基づき選択候補楽曲を抽出する。例えば、上記ステップS4で決定された楽曲のIDがID2であるとすると、図5に示す例では、当該ID2に対応する楽曲から始まる分解選択順序は、「No.102」、「No.103」、及び「No.104」の3つの分解選択順序が該当し、当該3つの分解選択順序に基づき、例えば、ID2の楽曲に繋がるID3、ID5、及びID1に対応する各楽曲が上記選択候補楽曲として抽出される。
【0083】
そして、システム制御部19は、上記と同じように、抽出した選択候補楽曲のうち、上記ステップS4にて決定された楽曲に関連する一つの選択候補楽曲を、当該ステップS4にて決定された楽曲の次に選択される楽曲として優先的に決定し、当該楽曲を上記プレイリストに登録する。こうして当該処理は、ステップS5において楽曲の選択を終了すると判別されるまで繰り返し実行され、連続して選択された楽曲の数が増えていくことになる。
【0084】
そして、楽曲の選択が終了する場合には(ステップS5:Y)、システム制御部19は、上記処理においてプレイリストに登録された楽曲、つまり、連続して選択された楽曲を情報記録再生部14から順番に再生させる再生処理を行う(ステップS6)。なお、複数の楽曲が連続して選択された後にステップS6にて再生されるものではなく、1曲1曲選択される度(つまり、ステップS4にて選択に係る楽曲が決定される度)に再生処理を行うように構成してもよい。
【0085】
以上説明したように上記実施形態によれば、過去に選択された複数の楽曲の選択順序に基づき所定の楽曲の次に選択される選択候補楽曲を抽出し、当該抽出された選択候補楽曲の一つを、連続して選択する際の上記所定の楽曲の次に選択される楽曲として決定するようにしたので、人間の思考や感性等が反映された連続的な選曲(楽曲の選択)が可能となり、人工知能等の複雑なアルゴリズムを用いることなく、人間にとって自然な(人間的な)選曲をより簡易な処理で実現することができる。
【0086】
また、例えば、ユーザの聴きたくない楽曲が選択されるという不都合を解消することができる。
【0087】
また、選択候補楽曲が複数ある場合に、それらを優先度に応じてランダムに選択するという構成を採用してもよく、その場合でも過去の選択履歴を用いて自動再生の際の人間の思考や感性に近い楽曲の選択を行うことができる。
【0088】
更にまた、上記実施形態においては、連鎖の優先度が用いられ最も連鎖の優先度が高い(最も結びつきが強い)選択候補楽曲が、上記次に選択される楽曲として決定されるようにしたので、より人間の思考や感性に近い楽曲の連続的な選択を実現することができる。
【0089】
なお、上記実施形態においては、1つのIDリスト毎に選択順序リストが作成される場合について説明したが、複数のIDリストと複数の選択順序リストから選択候補を抽出して、上記実施形態と同様の連鎖の優先度に基づき楽曲を選択するように構成しても良い。
【0090】
また、上記実施形態においては、連鎖の優先度を決定するパラメータの一例として選択回数、選択順序の質、及び関連性を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、季節、場所、ヒットチャート、生体情報、車両情報、渋滞情報等様々なものが適用可能である。例えば、複数の選択候補楽曲のうちからそのときの季節(システム制御部19が日時で判断)に合った選択候補楽曲(例えば、季節毎にそれに合う楽曲を設定しておく)が選択されるようにしても良いし、或いは、複数の選択候補楽曲のうちからそのときのヒットチャートの最も上位に位置する選択候補楽曲が選択されるようにしても良い。或いは、本願が車載に搭載される車載用オーディオ機器に適用される場合に、心拍数等の生体情報を取得するセンサからシステム制御部19により当該生体情報が取得され、複数の選択候補楽曲のうちから例えば運転者の興奮度や沈静度が判断されて興奮度や沈静度に合った選択候補楽曲(例えば、興奮度が高い(心拍数が高い)場合には癒される曲、又、沈静度が高い(心拍数が低い)場合にはノリがいい曲)が選択されるように構成しても良い。或いは、車両情報(例えば、車両速度)や渋滞情報(例えばVICSからの渋滞情報)がシステム制御部19により取得され、複数の選択候補楽曲のうちから例えば車両速度や渋滞に合った選択候補楽曲(例えば車両速度が速い場合にはノリがいい曲、渋滞の場合には癒される曲)が選択されるように構成しても良い。
【0091】
また、上記実施形態においては、本願のプログラム情報を楽曲に対して適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、画像(映像)等のコンテンツに対して適用するように構成しても良い。
【0092】
また、上記実施形態においては、情報再生記録装置に対して本願を適用した場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、例えばポータブルプレーヤー等の携帯型情報再生記録装置、携帯電話機、又はPDA、或いはパーソナルコンピュータ等に対して本願を適用してもよい。
【0093】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0094】
また、2005年2月18日に出願された明細書、特許請求の範囲、図面、要約を含む日本の特許出願(No. 2005-41826)の全ての開示は、その全てを参照することよって、ここに組み込まれる。
Claims (5)
- 複数のプログラム情報から任意のプログラム情報を連続して選択するプログラム情報の選択方法であって、
過去に選択された複数のプログラム情報の選択順序から所定数のプログラム情報を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解し、
所定のプログラム情報の次に選択される選択候補プログラム情報を、前記分解した複数の選択順序における当該所定のプログラム情報から始まる選択順序に基づき抽出し、
連鎖の優先度を決定する複数のパラメータ間での重み付けを示す値を設定し、
当該重み付けが設定された複数のパラメータに基づいて、前記抽出された選択候補プログラム情報の一つを、前記連続して選択する際の前記所定のプログラム情報の次に選択されるプログラム情報として決定することを特徴とするプログラム情報の選択方法。 - 請求項1に記載のプログラム情報の選択方法において、
前記複数のパラメータは、前記連鎖的に繋げた選択順序でのプログラム情報の選択回数、前記連鎖的に繋げた選択順序でプログラム情報を選択した者を基準とした選択順序の質、ならびに前記所定のプログラム情報との関連性、の各々であることを特徴とするプログラム情報の選択方法。 - 複数のプログラム情報から任意のプログラム情報を連続して選択する情報選択装置であって、
過去に選択された複数のプログラム情報の選択順序から所定数のプログラム情報を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解する分解手段と、
所定のプログラム情報の次に選択される選択候補プログラム情報を、前記分解した複数の選択順序における当該所定のプログラム情報から始まる選択順序に基づき抽出する抽出手段と、
連鎖の優先度を決定する複数のパラメータ間での重み付けを示す値を設定する設定手段と、
当該重み付けが設定された複数のパラメータに基づいて、前記抽出された選択候補プログラム情報の一つを、前記連続して選択する際の前記所定のプログラム情報の次に選択されるプログラム情報として決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする情報選択装置。 - 複数のプログラム情報から任意のプログラム情報を連続して選択するコンピュータを、
過去に選択された複数のプログラム情報の選択順序から所定数のプログラム情報を連鎖的に繋げた選択順序を複数分解し、
所定のプログラム情報の次に選択される選択候補プログラム情報を、前記分解した複数の選択順序における当該所定のプログラム情報から始まる選択順序に基づき抽出し、
連鎖の優先度を決定する複数のパラメータ間での重み付けを示す値を設定し、
当該重み付けが設定された複数のパラメータに基づいて、前記抽出された選択候補プログラム情報の一つを、前記連続して選択する際の前記所定のプログラム情報の次に選択されるプログラム情報として決定するように機能させることを特徴とする選択処理プログラム。 - 請求項4に記載の選択処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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