JP3833149B2 - 再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は再生装置に関し、特には情報信号の再生手順を示す再生リスト情報に従い情報信号を再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ一体型VTRにおいてテープに記録された画像信号を再生する場合、テープに記録された動画像や静止画信号を記録した順に順次再生している。また、業務用のVTRなどでは、記録シーン番号と、そのシーンの記録位置を用いてプログラム再生を実現しているものもある。
【0003】
一方、ビデオCDやDVDなどディスク媒体を用いた再生専用の映像ソフトでは、インタラクティブソフトというアプリケーションがある。インタラクティブソフトとは、複数の動画情報と再生手順(プログラム)を予め光ディスクに格納しておき、この再生プログラムに従って所定の再生位置でユーザの分岐選択指示を待ち、ユーザ指示に従って再生経路を選択再生するものである。インタラクティブソフトの具体例としては、操作者の選択結果によりストーリ進行が変化するマルチストーリドラマなどがある。ただし、再生位置、選択経路等は、予め鑑賞用としてプログラムされている。
【0004】
近年、記憶媒体にディスク媒体を用いたビデオカメラが製品化され始めた。ディスク媒体を使用したビデオカメラでは、撮影した各シーンのデータをファイルとして記録媒体に保存するため、再生時、各シーンのアクセスが容易かつ高速になる。また、記録情報のアクセス速度が速くなれば、記録再生動作及び複数の記録情報の再生が同時に処理できる可能性があることなどが特徴である。
【0005】
このような機器では、ユーザが記録された各シーンを自由にプログラムしても、そのプログラムをシームレスに再生することが可能となる。プログラム内容も複数の再生経路、任意の再生区間、多彩な再生エフェクト機能、任意の位置、区間でのリンク機能等、複雑なプログラムが再生可能となる期待がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような光ディスクを用いたビデオCDやDVDなどの再生専用映像ソフトにおいては、再生位置や選択経路情報等は予めプログラムとして光ディスク内に記録されて頒布される。そのため、プログラム作成に費やす時間も十分にあり、専用の機材も使用することができる。また、鑑賞されることを前提としているため、最適にプログラムすることが可能である。また、マルチストーリーやインタラクティブ再生は、ユーザとって予期せぬコンテンツを作成することが重要となる。例えば、コンテンツ再生以前に再生リストを提示することは、鑑賞前にコンテンツ全体を鑑賞者に把握できてしまう等、鑑賞者の興味を損ねてしまうことになる。そのため、このようなマルチストーリーの再生プログラムを表示、あるいはユーザにより記録編集する手法が存在していなかった。
【0007】
一方、ディスク媒体を用いたビデオカメラでは、ユーザが記録された各シーンを自由にプログラムすることが可能となり、プログラム内容も複数の再生経路、任意の再生区間、多彩な再生エフェクト機能、任意の位置、区間でのリンク機能等、複雑なプログラムを作成することが実現可能である。
【0008】
しかし、複雑なプログラムを作成すると、プログラム作成時点では鑑賞時に最適なプログラムがされているか疑問となる。鑑賞者が撮影者本人であれば意図したプログラムの把握が容易ではあるが、それ以外の場合、最適なプログラムであるとは限らない。よって、鑑賞時に何かしらの工夫が必要となる。
【0009】
また、この様に複雑にプログラムされた再生リストに従い再生された画像信号をダビングする場合、ユーザの希望するコンテンツが再生するとは限らない。また、期待した再生経路で再生が行われるかわからない。更に、再生されたコンテンツに不具合が生じている場合、再生を停止してしまう可能性が生じてくる。そのため、ダビング再生中、機器から離れることはできなくなる等、大変不便なものになってしまう。
【0010】
本発明はこの様な問題点を解決することを目的とする。
【0011】
本発明の他の目的は、再生リストに従い画像や音声などの情報信号を再生する場合に、容易に再生手順を認識可能とする処にある。
【0012】
本発明の更に他の目的は、再生リストにより複数の再生経路が設定されている場合であっても最適な再生経路を選択可能とする処にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明によれば、記録媒体より複数の情報データを再生する再生手段と、前記複数の情報データの再生手順を示す再生リストに関する情報を表示装置に表示する表示制御手段と、複数の再生経路を有する前記再生リストにて指定されている複数の再生経路より任意の再生経路を選択する選択手段と、前記選択された再生経路に基づいて前記再生手段の再生動作を制御する再生制御手段とを備え、前記表示制御手段は前記複数の再生経路を有する再生リストについて、前記複数の再生経路にて指定されている情報データの内容を各再生経路の再生手順に応じた位置に夫々表示すると共に、前記複数の再生経路のうち前記選択手段により選択中の再生経路を示す情報と、選択中の再生経路以外の再生経路を示す情報とを、互いに識別可能な形態で同一画面上に表示する装置が提示される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明が適用されるビデオカメラ100の構成を示す図である。図1のビデオカメラ100は記録媒体としてDVD−RAMなどのディスク媒体を用い、また、再生リストに基づく再生処理や再生リストの編集処理機能を持つ。
【0016】
まず、図1のビデオカメラ100による記録処理について説明する。
【0017】
撮像部101により得られた動画像信号はバス114を介して画像信号処理部102及び表示制御部108に出力される。画像信号処理部102はMPEGなど周知の圧縮符号化方法により撮像部101からの動画像信号を符号化し、バス114を介してディスクI/F105に出力する。また、表示制御部108はCPU110からの指示に従い、記録モードにおいては撮像部101からの動画像信号に係る動画像を表示部109に表示する。
【0018】
一方、マイク103により得られた音声信号はバス114を介して音声信号処理部104に出力される。音声信号処理部104は周知の圧縮符号化方法により音声信号を符号化し、バス114を介してディスクI/F105に出力する。
【0019】
CPU110は操作キー111からの記録開始指示があるとディスクI/F105に対して記録フォーマットにて規定された制御データを出力すると共に、前述の様に符号化された画像信号と音声信号とを記録開始するよう制御信号を出力する。なお、このときCPU110よりディスクI/Fに出力される制御データは、ビデオカメラ自体の情報、画像信号や音声信号の画質や音質などの設定情報、撮影環境に係る付加情報などを含む。また、CPU110は記録開始の指示に応じて記録中の動画像データから1フレームの画像信号を抽出し、そのサイズを縮小したサムネイル画像を生成するよう画像信号処理部102を制御し、このサムネイル画像データもディスクI/F105に出力する。
【0020】
ディスクI/F105は周知の光ピックアップや磁気ヘッド、及びメカニズムなどを有し、これら画像信号、音声信号及び制御データを一つのファイルとして、UDF、FATなどのファイルシステム管理の下でディスクDに記録する。ファイルシステムとはファイルの管理を行うための管理情報とファイルデータからなる構造体形を意味しており、このファイルシステムを共通化することにより、異なった記憶媒体、あるいは記録再生機器においても情報を記録再生できる。
【0021】
本形態では記録媒体としてディスクDを用いており、このディスクDの所定領域、例えば最内周の所定の管理領域にファイルシステムにおける管理情報を記録する。また、ディスクI/F105はこの管理領域に管理情報のほか、ディスクID、各ファイルの属性、ファイルデータの記録位置(セクタあるいはトラック)、各ファイルのサムネイル画像データ、各ファイルのグループ管理データ、撮影時の付加情報などを記録する。また、画像データや音声データのファイルはこの管理領域以外の領域に記録する。
【0022】
記録開始後、操作キー111より記録停止の指示があると、CPU110はディスクI/F105に対して記録を停止するよう指示する。ディスクI/F105は記録停止の指示に従い画像信号や音声信号の記録を停止し、記録開始から記録停止までの間にディスクDに記録した各データを一つのファイルとする。
【0023】
なお、記録モードにおいては、撮像部101からの画像信号あるいは画像信号処理部102により符号化された画像信号をバス114を介して外部I/F113に出力し、この外部I/F113により外部機器に対して出力することも可能である。
【0024】
次に、静止画記録モードについて説明する。静止画撮影モードにおいても、撮像部101により得られた動画像信号に係る画像が表示制御部108により表示部109に表示されている。この状態で操作キー111より静止画記録の指示があると、CPU110は撮像部101からの動画像信号より1フレームの画像信号を抽出し、画像信号処理部102に出力する。画像信号処理部102はこの1フレームの画像信号をJPEGなどの周知の圧縮符号化方法により符号化し、静止画像データとしてバス114を介してディスクI/F105に出力する。また、CPU110はこの静止画像データのサイズを縮小したサムネイル画像データを生成するよう画像信号処理部102を制御し、画像信号処理部102により生成されたサムネイル画像データをディスクI/F105に出力する。
【0025】
ディスクI/F105はこの1フレームの符号化された静止画像信号とCPU110からの制御データとを一つのファイルとしてディスクDに記録すると共に、動画記録モードと同様、管理情報をディスクDの所定領域に記録する。
【0026】
次に、この様に記録された動画像ファイルや静止画ファイルの通常の再生動作について説明する。
【0027】
操作キー111により再生モードの指示があると、CPU110はディスクDから管理情報を再生するようディスクI/F105を制御する。ディスクI/F105はディスクDより管理情報を再生し、CPU110に出力する。CPU110はこの管理情報をメモリ112に記憶し、この管理情報より各ファイルのサムネイル画像データを検出して画像信号処理部102に出力する。そして、画像信号処理部102によりこのサムネイル画像データをデコードし、表示制御部108に送る。
【0028】
そして、CPU110は表示制御部108を制御して、複数のサムネイル画像を同一画面に表示する。
【0029】
ユーザは操作キー111を操作して表示部109に表示された複数のサムネイル画像から再生を希望するファイルのサムネイル画像を選択し、再生を指示する。そして、CPU110は指定されたサムネイル画像に対応したファイルをディスクDより再生し、画像信号処理部103によりデコードして表示制御部108により表示部109に表示する。
【0030】
次に、再生リストファイルによる再生動作を制御する。
【0031】
再生リストファイルはディスクDに記録された画像、音声などの情報ファイルの再生手順を指定したリストファイル(バイナリファイルでも実現可能である)であり、任意の再生経路、任意の再生区間、多彩な再生エフェクト機能、任意の位置や区間でのリンク機能等を記述している。
【0032】
図2に再生リストファイルの一例を示す。
【0033】
図2の例では、1行目は<Play>から14行目の<PlayEnd>タグまで再生動作を指示することを表し、2行目は動画01ファイルを先頭から5秒後の位置から200秒間通常再生し、10行目のラベル<Lavel1>に移行することを表している。3行目は動画01ファイルの再生中にユーザ操作により<Action>タグから<Action終了>タグまでの4行目の<1>、5行目の<2>、7行目の<3>のいずれかに分岐することを表している。
【0034】
4行目の<1>では動画02ファイルを全て再生して12行目の<Lavel2>に移行する。5行目の<2>では静止画03ファイルを5秒間再生して、次に動画07ファイルを10秒再生して12行目の<Level2>に移行する。7行目の<3>では動画07ファイルを全て再生し、次に動画08ファイルを全て再生して12行目の<Lavel2>に移行する。
【0035】
11行目は静止画01ファイルを15秒再生することを表し、13行目は動画10ファイルを全て再生することを表している。そして、14行目で全ての再生処理を終了する。
【0036】
なお、図2の例では記載していないが、再生リストファイルには画角やサイズ、レイヤ、エフェクト、シーンチェンジ効果、オーバーラップ効果、画像、音声、テキストなどの組み合わせ再生なども記述できる。
【0037】
本形態のビデオカメラ100では簡単な再生リストを生成可能な機能を持っており、ユーザは再生リスト編集モードにてディスクDに記録されたファイルに対する再生順序や特殊効果などを指定して再生リストを生成することができる。生成された再生リストはCOU110よりディスクI/F105送られ、ディスクDに記録される。
【0038】
また、後述のようなより複雑な再生リストはパソコンなど他の機器により生成可能であり、この様に生成された再生リストは外部I/F113を介してディスクI/F105に送られ、ディスクDに記録される。
【0039】
さて、複数の再生リストがディスクDに記録されている状態で、ユーザによりプレイリスト再生の指示があると、CPU110はディスクI/F105を制御してディスクDより再生リストファイルに関する管理情報を再生してメモリ112に記憶する。そして、表示制御部108を制御してディスクDに記録されている再生リストファイルの一覧画面を表示部109に表示する。
【0040】
図3は再生リストの一覧画面300を示す図である。図3において、301は再生リストが一覧画面に全て表示しきれない場合に画面の位置を示すためのスライダーバー、302は再生リストの内容を示す情報であり、図3では再生リストの名称とその作成日を表示している。情報302として、この他に再生リストにて指定された入り情報ファイルの合計再生時間、再生リストの属性、サブタイトル、コメント、作成者の情報や、各再生リストファイルの代表画像を表示することも可能である。303は現在選択されている再生リストを示す情報であり、504は再生リスト中の再生経路数を示す情報である。例えば、“LINK/ROOT:2”は二つの再生経路があることを示している。
【0041】
ユーザはこの様な一覧画面を表示した状態で操作キー111を操作し、所望の再生リストを一つ選択すると、CPU110はディスクDより指定された再生リストファイルを再生し、メモリ112に記憶する。そして、その内容を確認し、表示制御部108を制御して選択された再生リストの内容を示す画面を表示部109に表示する。
【0042】
例えば、図3において複数の再生経路を持つ“運動会003.plf”の再生リストが選択された場合、図4のようにその内容を示す画面400が表示部109に表示される。
【0043】
図4において、401は再生リストファイルにて指定されているファイルの情報を示しており、ファイル名や再生時間、ファイルの属性、サブタイトル、コメント、作成者、エフェクト情報などを表示することができる。なお、図4ではファイル名のみを表示している。また、402は最終ファイルを示しており、他のファイルと識別可能な表示形態にしている。そして、各ファイル間の再生順序を矢印にて表示している。
【0044】
例えば、図4の例では、“動画01→静止画01→動画10”という再生経路、“動画01→動画02→動画10”という再生経路、“動画01→静止画03→静止画07→動画01”という再生経路、及び、動画01→動画07→動画08→動画10”という再生経路の四つの再生経路を持つ。
【0045】
また、このとき、再生リストにて多数のファイルが指定されており、全てのファイルを一度に表示しきれない場合、あるいは、表示部109に全てのファイルを表示すると見ずらくなる場合、例えば、図5あるいは図6の如く表示することも可能である。
【0046】
図5及び図6は“運動会006.plf”という再生リストファイルの内容を示している。この再生リストファイルは多数の情報ファイルを指定しており、指定されている全てのファイルの内容を表示部109に表示しようとするとサイズを縮小しなければならず、見ずらくなるので、全画面を約四分割して表示する。
【0047】
図5はこの四分割画面の一つ500を示す図であり、502、503はそれぞれ表示位置を示すスライダーバーである。また、503は再生リストファイルの全体の画面のうち、この表示画面500の位置を示す情報である。
【0048】
また、ユーザが全画面表示を指示した場合、図6のように再生リストファイルの全ての内容を表示部109に表示する。図6の表示画面600では、図5の四分割画面500が区別可能な状態で表示している。
【0049】
次に、この様に複数の再生経路より一つの再生経路を選択する処理について説明する。
【0050】
図4の如く再生リストの内容画面を表示している状態で操作キー111により経路選択画面表示の指示があると、CPU110は表示制御部108を制御して図7に示す経路選択画面を表示部109に表示する。図7に示した様に、現在選択されている再生経路を太い線で表示しており、ユーザは操作キー111を操作することで、複数の再生経路の中から任意の再生経路を選択することができる。
【0051】
なお、この様に選択された再生経路の情報を再生リストの付加情報として再生リストファイルに格納することも可能である。
【0052】
この様に再生リストファイルの内容を確認した後、更に必要であれば再生経路の設定を行った後、ユーザにより再生開始の指示があると、CPU110はメモリ112に記憶されている再生リストの内容に従いディスクDより各ファイルを再生するようディスクI/F105及び画像信号処理部102を制御する。
【0053】
図8は図3の“運動会003.plf”という再生リストファイルに従い再生を行った際に表示部109に表示される画面の様子を示す図である。図8の表示画面では、例えば、動画01というファイルの再生中、次に動画04、動画05及び静止画04の三つのファイルが選択可能であり、その後、動画10というファイルを再生するという情報を画面の下部に表示している。また、この再生リストでは複数の再生経路が設定されていることを示す情報801を表示している。
【0054】
ここで、予めユーザにより再生経路が選択されていない場合、CPU110は再生経路が分岐するタイミングにおいて、次の再生経路の選択を促す警告情報を表示部109に表示する。この場合、ユーザは操作キー111により表示画面の下部に表示された次の再生候補のファイルのうちの一つを選択することで次の再生経路を決定する。
【0055】
もし現在再生している情報ファイルが終了するまでに次の再生経路が指示されない場合、その時点で再生動作を一時停止し、ユーザにより次のファイルが選択されるのを待つ。
【0056】
この様に、予め再生経路を選択しない場合には再生経路の分岐点にてユーザが任意に次の再生ファイルを選択する構成となる。
【0057】
前述の様に、再生リストに複数の再生経路が設定されている場合、ユーザが任意に再生経路を選択可能であるが、再生リストが複数存在する場合など、その都度ユーザが再生経路を設定することが煩わしい場合もある。そこで、本形態では所定の条件によって再生経路を自動的に選択する機能を設けた。
【0058】
例えば、第1の選択条件としてユーザの操作履歴に基づいて再生経路を自動選択する機能を持つ。即ち、この場合、CPU110は当該再生リストファイルに関して過去にユーザが選択した再生経路の履歴をメモリ112に蓄積しておき、再生リストファイルによる再生時においてはこの再生経路の履歴に基づいて自動的に再生経路を選択する。
【0059】
また、第2の選択条件として再生リストにて指定されている情報ファイルの種類を用いることができる。例えば、再生リストにて指定されている情報ファイルのうち、動画のファイルのみを再生する構成や、あるいは、音声のみを含むファイルを選択して再生する構成などが考えられる。また、各ファイルに付加されている付加情報の種類により特定の種類のファイルのみを選択して再生することも可能である。
【0060】
更に、特定の種類のファイルがもっとも多く含まれるような再生経路や、逆に、特定の種類のファイルがもっとも少ない再生経路を選択することなども可能である。また、いくつかの種類のファイルが所定の割合で含まれるような再生経路を選択することも可能となる。
【0061】
例えば、ユーザが再生リストファイルに従う再生を行う場合にこの様な自動再生を行うことを設定することで、ユーザが再生経路を選択する手間がない。
【0062】
さて、本形態の如きビデオカメラを用いたシステムの応用例として、ビデオカメラ100と他の記録装置とを接続してダビングを行うことが考えられる。
【0063】
このとき、再生リストに従って再生された情報データを記録装置に送信してダビングすることも可能となる。
【0064】
その際、選択された再生リストに複数の再生経路が設定されていた場合、本形態によれば、図7のようにユーザが予め再生経路を選択した後ダビングを開始すれば、再生経路がすでに設定されているため、ダビング開始後ユーザはその場に大気する必要がない。
【0065】
また、ユーザがうっかりして予め再生経路を選択せずにダビングを開始してしまった場合、CPU110は前述のように所定の条件に従い再生経路を自動的に選択することで、やはりユーザがその場に待機していなくても、再生リストファイルによる自動再生処理が停止してしまうことがなく、良好なダビングを行うことが可能である。
【0066】
ダビングを行う場合、図9に示す様に、図1のビデオカメラ100と同様の構成を持つビデオカメラ100’の外部I/Fをビデオカメラ100の外部I/F113と接続し、ビデオカメラ100により再生された画像データや音声データのストリームアナログ信号としてビデオカメラ100’に送信して記録する。また、この際、ビデオカメラ100と100’との間で、記録開始コマンドなどの制御信号を授受する。なお、制御信号についてはIEEE1394インターフェイスなどによりデジタルデータとして送受信する。
【0067】
次に、この様なダビング処理も含めたビデオカメラ100による再生処理を図10のフローチャートを用いて説明する。
【0068】
図10は再生モード時におけるCPU100による制御動作を示すフローチャートである。再生モードが設定されると、まず、ディスクDより管理情報を再生し(ステップS1001)、次に、ユーザにより再生リストによる再生が指示されたか否かを検出する(ステップS1002)。ここで、再生リストによる再生が指示されていない場合、通常再生処理を行う(ステップS1021)。
【0069】
また、再生リストによる再生が指示されていた場合、更にダビングモードが設定されたか否かを検出する(ステップS1003)。ダビングモードが設定された場合、ディスクDの中に再生禁止(コピー禁止)のファイルがあるか否かを判別し(ステップS1004)、再生禁止ファイルが含まれていた場合その旨を表示部109に表示すると共に再生処理を終了する。また、再生禁止ファイルが存在しない場合、ダビングモードが設定された旨の情報を表示する(ステップS1005)。
【0070】
その後、図3の如く再生リストの一覧を表示し(ステップS1006)、ユーザにより再生リストが選択されるのを待つ(ステップS1007)。再生リストが選択されるとその内容を解析し(ステップS1008)、再生を行う上で不具合があるかどうかを判定する(ステップS1009)。ここで、ファイル情報の欠陥、ファイル内のストリームの欠陥、再生経路指示の欠陥など不具合がある場合、それらを可能な限り修復する。この修復作業によっても解決されない欠陥が存在する場合、ファイル自体の置き換えや再生不能なデータのスキップ、再生経路の切り替えなどの代替処理を行う。そして、その旨を表示部109に表示する(ステップS1010)。
【0071】
この様な再生リストの解析後、図4に示した様に再生リストの構造を表示する。
【0072】
次に、選択された再生リストに複数の再生経路があるかを検出し、再生経路が一つしかない場合にはそのままユーザの指示を待って再生リストに従う再生を開始する。
【0073】
また、再生経路が複数設定されている場合、更にユーザによる手動の経路選択を検出し(ステップS1013)、手動により再生経路画選択された場合には選択された再生経路で再生を開始する(ステップS1017)。また、手動により再生経路が選択されない場合、更に、ダビングモードが設定されているか否かを検出し、ダビングモードが設定されていた場合には前述の様に複数の条件に従って再生経路を自動的に選択する(ステップS1016)。そして、ユーザによる再生開始(ダビング開始)の指示を待って再生を開始する(ステップS1017)。
【0074】
また、ダビングモードが設定されていない場合、経路自動選択モードが設定されているか否かを判別し、自動選択モードが設定されていた場合には前述の様に複数の条件に従って再生経路を自動的に選択する(ステップS1016)。そして、ユーザによる再生開始の指示を待って再生を開始する(ステップS1017)。
【0075】
このとき、CPU110は再生中に不具合が発生するか常に監視しており、不具合が発生した場合できる限りこれを修復し、必要であれば再生経路を変更するなどの処置を施す。
【0076】
また、経路自動選択モードも設定されていない場合、ユーザにより再生経路の分岐点にて手動で選択するよう設定し、再生を開始する。
【0077】
その後、各再生リストに従う再生処理が終了すると(ステップS1018)、再生モードでの処理を終了する。
【0078】
この様に、本形態においては、再生リストによる再生を行う際、ディスクに記録されている複数の再生リストについてその構造を解析して表示するので、ユーザが選択した再生リストの内容(再生手順)を容易に把握することができる。また、再生リストの一覧表示の際、複数の再生経路を持つ再生リストを識別できるよう表示しているので、ユーザは複数の再生経路を持つ再生リストを容易に認識することが可能となる。
【0079】
また、複数の再生経路を持つ再生リストについて、再生を開始する前に予め再生経路を選択可能な構成にしたので、再生開始後、分岐点においてその都度再生処理が中断することがなく、快適な再生処理を実現できる。
【0080】
また、複数の再生経路について、過去の操作履歴や指定されているファイルの種類など、所定の条件に従い自動的に再生経路を選択して再生することにより、ユーザが再生経路を選択しない場合であっても最適な再生経路にて再生リストに従う再生処理を実現できる。
【0081】
また、再生リストに従って再生したデータをダビングする際、ユーザにより再生経路が設定されなかった場合には自動的に再生経路を選択するので、ユーザが再生経路の指示を忘れた場合であっても自動で最適な再生経路を選択してダビングを行うことができ、破綻してしまうことを防止することができる。
【0082】
なお、前述の実施形態では、複数の再生経路を持つ再生リストが選択されているが、再生経路が手動選択されていない場合、図10のステップS1016において自動的に再生経路を選択していたが、ダビングモードにおいてはユーザにより再生経路が選択されない限り再生リストに従う再生、及びダビング処理を禁止するようにしてもよい。
【0083】
この場合、図11のフローチャートに示す様に、ステップS1013において再生経路の手動選択がなされず、ステップS1014においてダビングモードが設定されていた場合、再生経路が設定されていないのでダビング不可である旨の情報を表示し、再生処理を停止する(ステップS1022)。他の処理は図10と同様である。
【0084】
この様に、ダビングモードにおいて、複数の再生経路を持つ再生リストが選択されている場合、ユーザが再生経路を選択せずにダビングを行うことを禁止したので、不用意にダビングを行うことを防止することができる。
【0085】
なお、前述の実施形態では、光ディスク媒体に対して画像データを記録再生する装置に対して本発明を適用した場合について説明したが、これ以外にも、メモリカードなどの半導体メモリ媒体やその他音ランダムアクセス媒体に対して画像データなどの情報データを記録再生し、これを再生リストを用いて再生する装置に対しても本発明を同様に用いることができ、同様の効果をもつ。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、再生リストが有する複数の再生経路を表示し、また、これら複数の再生経路より任意の再生経路を選択可能としたので、複数の再生経路が設定されている場合であっても最適な再生経路を選択可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される記録再生装置の構成を示す図である。
【図2】再生リストの様子を示す図である。
【図3】再生リストの選択画面を示す図である。
【図4】再生リストの再生経路の表示画面を示す図である。
【図5】再生リストの再生経路の表示画面を示す図である。
【図6】再生リストの再生経路の表示画面を示す図である。
【図7】再生経路の選択画面を示す図である。
【図8】再生リストに従う再生動作中の表示画面の様子を示す図である。
【図9】ダビング時の機器の接続状態を示す図である。
【図10】再生動作を示すフローチャートである。
【図11】再生動作を示すフローチャートである。
Claims (2)
- 記録媒体より複数の情報データを再生する再生手段と、
前記複数の情報データの再生手順を示す再生リストに関する情報を表示装置に表示する表示制御手段と、
複数の再生経路を有する前記再生リストにて指定されている複数の再生経路より任意の再生経路を選択する選択手段と、
前記選択された再生経路に基づいて前記再生手段の再生動作を制御する再生制御手段とを備え、
前記表示制御手段は前記複数の再生経路を有する再生リストについて、前記複数の再生経路にて指定されている情報データの内容を各再生経路の再生手順に応じた位置に夫々表示すると共に、前記複数の再生経路のうち前記選択手段により選択中の再生経路を示す情報と、選択中の再生経路以外の再生経路を示す情報とを、互いに識別可能な形態で同一画面上に表示することを特徴とする再生装置。 - 記録媒体より複数の情報データを再生する方法であって、
前記複数の情報データの再生手順を示す再生リストに関する情報を表示装置に表示する表示制御処理と、
複数の再生経路を有する前記再生リストにて指定されている複数の再生経路より任意の再生経路を選択する選択処理と、
前記選択された再生経路に基づいて前記再生手段の再生動作を制御する再生制御処理とを有し、
前記複数の再生経路を有する再生リストについて、前記複数の再生経路にて指定されている情報データの内容を各再生経路の再生手順に応じた位置に夫々表示すると共に、前記複数の再生経路のうち前記選択手段により選択中の再生経路を示す情報と、選択中の再生経路以外の再生経路を示す情報とを、互いに識別可能な形態で同一画面上に表示することを特徴とする再生方法。
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