JP4329708B2 - 水素透過膜および水素透過膜の製造方法 - Google Patents

水素透過膜および水素透過膜の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、水素透過膜および水素透過膜の製造方法に関する。
水素含有ガスから水素を抽出するために、従来、パラジウム(Pd)から成る水素透過性金属を含む水素透過膜が用いられてきた。このような水素透過膜として、水素透過性能のより高い金属から成る金属層の表面に、Pd層あるいはPd合金層を設け、多層構造とすることによって性能向上を図った水素透過膜が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−276866号公報 特開2004−167379号公報
しかしながら、水素透過膜を多層構造とする場合には、多層構造内の所定の層の表面において、金属結晶の境界に生じる段差(以下、粒界段差と呼ぶ)や粒界隙間、あるいは結晶構造の欠陥が生じる場合がある。そのため、これらの欠陥に起因して、上記所定の層上に形成する層に微細な欠陥が生じる可能性がある。例えば、既述した水素透過性能のより高い金属層の表面が、上記粒界段差や欠陥を有する場合に、この層上にPd層やPd合金層を形成すると、Pd層やPd合金層に欠陥が生じる可能性がある。このように、上側に形成する層に欠陥が生じると、この欠陥を介して、下側の層を構成する金属が上側の層内に拡散し、また、下側の層を構成する金属が水素透過膜の表面にまで至り、水素透過膜全体の水素透過性能を低下させる可能性がある。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、多層構造を有する水素透過膜において、多層構造内に形成される層の表面における粒界段差や欠陥に起因して、この層上に形成される層に欠陥が発生すること、および、発生した欠陥により水素透過膜の水素透過性能が低下すること、の防止を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の水素透過膜は、水素を選択的に透過させる水素透過膜であって、
5族金属を含有する金属ベース層と、
前記水素透過膜の少なくとも一方の表面を構成すると共に、パラジウム(Pd)を備える金属被覆層と、
を含む複数の層を積層して形成され、
前記金属ベース層は、前記複数の層の内の隣接する層との界面を含むと共に、5族金属を含むアモルファス合金により形成される層と、前記アモルファス合金により形成される層と共通する5族金属を含有する結晶質金属により形成される層と、を備えることを要旨とする。
以上のように構成された本発明の水素透過膜によれば、金属ベース層が、隣接する層との界面を含む領域においてアモルファス合金の層を有しているため、金属ベース層の表面に粒界段差や結晶構造の欠陥が形成されることがない。そのため、金属ベース層表面における粒界段差や結晶構造の欠陥に起因して、上記隣接する層のように金属ベース層上に形成される層において欠陥が生じることがない。したがって、金属ベース層と金属ベース層上に形成される層との間の金属拡散、特に、金属ベース層から金属被覆層への金属拡散を抑制して、水素透過膜の性能低下を防止できると共に、水素透過膜の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の水素透過膜において、前記金属被覆層は、表面がアモルファス合金により形成される前記金属ベース層上に形成されることとしても良い。この場合には、金属被覆層における欠陥の発生を防止可能となる。
また、本発明の水素透過膜において、さらに、
前記金属ベース層と前記金属被覆層との間に、前記金属ベース層および前記金属被覆層とは異なる組成の中間層を備えることとしても良い。
この場合には、中間層によって金属ベース層と金属被覆層との間の金属拡散を抑制できると共に、中間層と金属被覆層との両方において、欠陥の発生を防止することができる。
このような本発明の水素透過膜において、前記中間層は、前記金属ベース層および前記金属被覆層よりも融点が高く水素透過性を有する金属により形成されることとしても良い。このような中間層を設けることにより、金属ベース層と金属被覆層との間の金属拡散を効果的に抑制することができる。上記中間層を構成する金属としては、前記金属ベース層および前記金属被覆層よりも高い融点を示すと共に、前記金属ベース層が含む5族金属とは異なる5族金属を主金属として備える金属を用いることができる。
本発明の水素透過膜の製造方法は、水素を選択的に透過させる水素透過膜の製造方法であって、
(a)5族金属を含有する金属基材を用意する工程と、
(b)前記金属基材の少なくとも一方の表面に、前記金属基材と共通する5族金属を含むアモルファス層を形成する工程と、
(c)前記アモルファス層上に、パラジウム(Pd)を含有する金属被覆層を含む金属層を形成する工程と
を備え、
前記金属被覆層が表面に設けられた多層膜である水素透過膜を得ることを要旨とする。
以上のように構成された本発明の水素透過膜の製造方法によれば、金属基材上に、アモルファス層を形成し、その上に、金属被覆層を含む金属層を形成するため、粒界段差などの欠陥を表面に有しない表面上に、上記金属層を形成することができる。したがって、金属被覆層を含む金属層において、欠陥の発生を防止することができる。これにより、製造した水素透過膜において、金属基材およびアモルファス層から、その上に形成した金属層への金属拡散を抑制して、水素透過膜の性能低下を防止できると共に、水素透過膜の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、水素透過膜を用いた水素抽出装置や、燃料電池などの形態で実現することが可能である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.水素透過膜の構成:
B.水素透過膜の製造方法:
C.第2実施例:
D.第3実施例:
E.水素透過膜を用いた装置:
F.変形例:
A.水素透過膜の構成:
図1は、本発明の第1実施例である水素透過膜10の構成の概略を表わす断面模式図である。水素透過膜10は、金属ベース層12と、金属ベース層の両面上に形成される中間層13と、各々の中間層13上に形成される金属被覆層16と、を備えている。ここで、金属ベース層12は、中間層13と接する界面を含む領域に設けられたアモルファス層14と、その他の領域に設けられた結晶質金属層15とを備えている。すなわち、水素透過膜10は、全体では、7層構造を有している。
金属ベース層12は、バナジウム(V)を含有する金属により形成される層である。ここで、アモルファス層14は、Vと共に他の元素、例えば、亜鉛(Zr)、ニッケル(Ni)、ホウ素(B)をさらに含有する合金により形成される非晶質層である。アモルファス層14を構成する合金としては、例えば、Niを44〜75%含有し、Vを0.2〜12%含有し、残りをZrによって構成されたV含有Ni−Zr系合金とすることができる。結晶質金属層15は、アモルファス層14よりもVの含有割合が高いV金属、例えばVを主要な構成成分とする金属により構成されて結晶構造を有する層である。Vを主要な構成成分とする金属としては、50%を超える割合でVを含むV合金や、純度の高いVとすることができる。この結晶質金属層15は、優れた水素透過性を示す金属層である。
金属被覆層16は、Pdを含む金属によって形成されており、例えば、パラジウム(Pd)や、Pdを主要な構成成分として50%を超える割合で含むパラジウム合金によって形成されている。この金属被覆層16は、水素透過膜の表面における水素分子の解離反応あるいは水素分子への結合反応を促進する活性を有する触媒層として機能する層である。
中間層13は、金属ベース層12および金属被覆層16とは異なる組成の水素透過性金属から成る層であって、具体的にはタンタル(Ta)によって形成されている。この中間層13は、金属ベース層12と金属被覆層16との間の金属拡散を防止するために設けられる層である。
B.水素透過膜の製造方法:
図2は、水素透過膜10の製造方法を表わす工程図である。水素透過膜10を製造する際には、まず、金属ベース層12が備える結晶質金属層15となる金属基材、すなわち、Vを主要な構成成分とする金属箔を用意する(ステップS100)。ステップS100で用意する金属箔は、例えば、Vを主要な構成成分とする金属塊に対して圧延と焼鈍の工程を繰り返すことにより作製することができ、このような工程により、極めて緻密な結晶質から成る金属箔を得ることができる。なお、このステップS100では、用意した金属箔の表面をアルカリ溶液でエッチングして、表面に形成された酸化膜等の不純物の除去を行なっている。
ステップS100の次には、用意した金属箔の両面のそれぞれに、金属ベース層12が備えるアモルファス層14となるアモルファス金属層を形成する(ステップS110)。ここで、アモルファス金属層の形成は、PVD法あるいはCVD法により行なえば良い。PVD法としては、スパッタ法やイオンプレーティング、あるいは真空蒸着法を挙げることができる。成膜すべきアモルファス層14の組成に応じた成膜材料を用意すると共に、成膜時に成膜材料に供給されるエネルギ量を充分に少なくして結晶化を抑えることにより、所望のアモルファス金属層を形成することができる。成膜材料に供給するエネルギ量は、成膜の基板である金属箔の成膜時における温度や、成膜材料が基板に衝突する際の投入エネルギによって、調節することができる。成膜材料が基板に衝突する際の投入エネルギは、例えば成膜速度を上げることにより小さくすることができる。また、スパッタ法やイオンプレーティングによりアモルファス金属層を形成する場合には、アモルファス金属層の成膜時に、チャンバ内を満たすアルゴン(Ar)ガスのガス圧をより高くして、成膜材料により多くのArを衝突させることとしても良い。あるいは、イオンプレーティングを行なう場合には、アモルファス金属層の成膜時に、基板に印加するバイアス電圧をより低く設定することによっても、成膜材料が基板に衝突する際の投入エネルギを小さくすることができる。ステップS110においてアモルファス金属層を金属箔上に成膜することにより、結晶質金属層15とアモルファス層14とを備える金属ベース層12が得られる。
その後、金属ベース層12が備えるアモルファス層14の上に、Taから成る中間層13を形成する(ステップS120)。中間層13は、アモルファス層14と同様のPVD法やCVD法、あるいは無電解メッキや電解メッキ等のメッキ処理によって形成すればよい。
ステップS120で中間層13を形成すると、この中間層13上に、Pdを含有する金属被覆層16を形成し(ステップS130)、水素透過膜10を完成する。金属被覆層16は、PVD法やCVD法、あるいはメッキ処理(例えば無電解メッキや電解メッキ)によって形成することができる。
なお、水素透過膜10を製造する際には、用途に基づいて要求される水素透過性能や強度に応じて、各層の厚みを設定すればよい。例えば、結晶質金属層15は、10〜100μmとすることができる。また、アモルファス層14は、0.1〜10μmとすることができる。アモルファス層14は、粒界段差や欠陥を有する結晶質金属層15の表面を覆うことができればよい。金属被覆層16は、0.1〜1.0μmとすることができる。金属被覆層16は、既述したように触媒層として機能する層であるため、金属ベース層12に比べて薄くすることができる。また、中間層13は、金属ベース層12と金属被覆層16との間の金属拡散を防止するためにはより厚く形成することが望ましいが、両者の間に介在していれば金属拡散を防止する所定の効果が得られるため、金属被覆層16よりもさらに薄く形成しても良い。そのため、例えば、0.01〜10μm程度の厚みとすることができる。
以上のように構成された本実施例の水素透過膜10によれば、金属ベース層12において、中間層13との界面にアモルファス層14を設けているため、金属ベース層12表面における粒界段差や粒界隙間や欠陥などに起因して、金属ベース層12上に形成される層(中間層13および金属被覆層16であり、以下、上側層と呼ぶ)において欠陥が発生することを防止できる。これにより、金属ベース層12を構成する金属が中間層13を介して金属被覆層16へと拡散することを防止可能となり水素透過膜10において、金属拡散に起因する水素透過性能の低下を抑えることができる。
ここで、金属ベース層12表面の粒界段差などに起因して金属ベース層12の上側層に発生する欠陥は、成膜時に発生するものと、成膜後に発生するものとがある。成膜時には、金属ベース層12表面における粒界段差や欠陥上で、上側層の成膜材料が結晶構造を形成するための正しい位置を占めることができなかった場合に、上側層で欠陥が生じ得る。また、成膜後には、熱膨張および水素膨張を起こしている水素透過膜10において、例えば金属ベース層12の粒界段差近傍に応力がかかり、この応力によって上側層に欠陥が生じる場合がある。本実施例では、金属ベース層12の表面に、アモルファス層14、すなわち結晶構造を有しない層を設けているため、金属ベース層12の表面において、結晶構造に起因する粒界段差や欠陥が発生しない。したがって、成膜時あるいは成膜後の使用時に、上側層における欠陥の発生を防止することができる。
なお、アモルファス層14は、結晶質金属層15との間で共通する金属元素Vを備えているため、アモルファス層14と結晶質金属層15との間の結合力をより強めることができる。ここで、Vの含有割合が高い金属は、一般に、アモルファス化が困難であるため、アモルファス層14は、Vを主金属として備える結晶質金属層15とは異なる組成を有している。そのため、アモルファス層14と結晶質金属層15とでは、熱膨張および水素膨張による膨張率が異なる。本実施例では、共通する金属元素Vによりアモルファス層14と結晶質金属層15との間の結合力が強められているため、膨張率差に起因して上記2つの層間に応力が発生しても、結晶質金属層15あるいはアモルファス金属層14における変形を抑えることができる。したがって、アモルファス層14と結晶質金属層15との接触面近傍の損傷を防止することができる。
また、水素透過膜10の使用時には、金属ベース層12と中間層13との間にも、熱膨張および水素膨張による膨張率差に起因して、金属ベース層12と中間層13との間に応力が発生する。このように金属層内で発生した応力は、一般に結晶粒界に集中するが、本実施例では、金属ベース層12表面にアモルファス層14を設けているため、金属ベース層12の表面において、応力の局所的な集中を防止することができる。したがって、金属ベース層12と中間層13との間の膨張率差に起因する水素透過膜10内における損傷の発生を抑え、水素透過膜10全体の耐久性を向上させることができる。
金属ベース層12の表面における粒界段差や結晶構造の欠陥を解消する方法としては、金属ベース層12全体をアモルファス金属により形成する構成も考えられる。しかしながら、アモルファス金属層を形成するためには、水素透過性能に優れたVの含有割合を低くする必要があるため、金属ベース層12全体をアモルファス金属により形成する場合には、金属ベース層全体の水素透過性能を充分に確保することが困難となる。また、アモルファス金属層を作製するためには、液体急冷法のような特殊な方法を用いる必要があり、作製可能なアモルファス金属層の幅や厚みなどの自由度が少ないため、金属ベース層12の形状が制限される場合がある。本実施例では、金属ベース層において隣接する層との間の界面にのみアモルファス層14を形成しているため、金属ベース層12全体の水素透過性能の低下を抑えることができると共に、金属ベース層12の形状が制限を受けることもない。
第1実施例のステップS110では、V含有金属箔上にPVD法あるいはCVD法によりアモルファス層14を形成しているが、このとき、一様なアモルファス層14に代えて、結晶構造を有する状態から次第にアモルファス状態へと変化する層を形成することとしても良い。すなわち、結晶質金属層15との界面を含む所定の領域は結晶質構造を有し、界面から離れるに従って次第に非晶質構造へと変化する層を形成することとしても良い。このような層は、例えば、PVD法により成膜する際に、結晶質金属層15との界面を含む所定の領域は、Vの含有割合の高い成膜材料を用いると共に、より高いエネルギを成膜材料に対して供給しつつ成膜すれば良い。また、上記界面から離れるに従って、成膜材料において、V含有金属をアモルファス化し易くするために要する元素(本実施例ではNiおよびZr)の割合を増加させつつ、成膜材料に供給するエネルギ量を次第に低くすればよい。このように、アモルファス構造から次第に結晶質構造へと変化すると共に、組成も次第に変化する界面を、以下、傾斜界面と呼ぶ。このような構成としても、金属ベース層12の表面を、粒界段差や結晶構造の欠陥を有しないアモルファス層とすることで、同様の効果が得られる。
C.第2実施例:
第2実施例の水素透過膜は、図1に示した第1実施例の水素透過膜10と同様の構成を有しているが、製造方法が異なっている。図3は、第2実施例の水素透過膜の製造方法を表わす工程図である。なお、以下の説明では、第2実施例の水素透過膜においても、対応する部分において、第1実施例の水素透過膜10と同じ参照番号を付すこととする。
第2実施例の水素透過膜を製造する際には、まず、図2のステップS100と同様に、Vを主要な構成成分とする金属箔を用意する(ステップS200)。また、これとは別に、V含有アモルファス箔を用意する(ステップS210)。ステップS210で用意するV含有アモルファス箔は、アモルファス層14を形成するためのものであり、形成したいアモルファス層14に対応する組成を有している。アモルファス合金は、作製すべきアモルファス合金組成を有する金属を溶融して、急冷却することにより得られるものであり、アモルファス箔は、例えば、周知の単ロール型液体急冷装置により作製することができる。
その後、ステップS200で用意した金属箔の両面に、ステップS210で用意したアモルファス箔を重ね合わせて接合し、クラッドを作製する。このクラッドをさらに圧延して所望の厚みとすることで、結晶質金属層15とアモルファス層14とを備える金属ベース層12が得られる(ステップS220)。
金属ベース層12を形成した後は、第1実施例におけるステップS120およびステップS130と同様の工程を行ない、アモルファス層14上に中間層13および金属被覆層16を形成して(ステップS230、S240)、水素透過膜10を完成する。
以上のように構成された第2実施例の水素透過膜によっても、金属ベース層12において中間層13と接する界面を含む領域にアモルファス層14を有するため、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
D.第3実施例:
第3実施例の水素透過膜も、図1に示した第1実施例の水素透過膜10と同様の構成を有しているが、製造方法が異なっている。図4は、第3実施例の水素透過膜の製造方法を表わす工程図である。なお、以下の説明では、第3実施例の水素透過膜においても、対応する部分において、第1実施例の水素透過膜10と同じ参照番号を付すこととする。
第3実施例の水素透過膜を製造する際には、まず、図2のステップS100と同様に、Vを主要な構成成分とする金属箔を用意する(ステップS300)。
ステップS300の次には、用意した金属箔の両面のそれぞれに、金属箔を構成するVを主要な構成成分とする金属をアモルファス化し易くする元素から成るアモルファス化元素層を形成する(ステップS310)。既述したように、Vの含有割合が高い金属は、一般に、アモルファス化が困難であるため、ステップS310では、V含有金属をアモルファス化し易くするために要する元素から成る金属層を形成している。
ここで、Vを主要な構成成分とする金属をアモルファス化し易くする元素とは、例えば、得られる合金が、状態図において共晶反応を持つような場合には、その共晶組成付近の融点をより低くする性質を有するものを選択することができる。あるいは、Vに対して、原子半径が著しく異なる元素を選択することとしても良い。具体的には、例えば、既述した組成のアモルファス層14を形成するために要する金属であるNiおよびZrから成る合金層を形成すればよい。アモルファス化元素層は、PVD、CVDあるいはメッキ等により形成すればよい。あるいは、上記アモルファス化し易くする元素から成る金属箔を作製し、この金属箔を、ステップS300で用意したVを主要な構成成分とする金属箔上に接合することによって、アモルファス化元素層を形成しても良い。
次に、アモルファス化元素層を形成した金属箔表面を加熱して、金属箔とアモルファス化元素層との間で熱拡散を行なわせる(ステップS320)。ステップS320における加熱の処理は、例えば、真空中において、アモルファス化元素層を形成した金属箔全体を800〜900℃程度に加熱すればよい。これにより、金属箔表面には、Vを含有するNi−Zr合金が形成される。その後、この金属箔表面を急加熱・急冷却することによって、金属箔表面を一旦溶融させた後に急速に凝固させ、金属箔表面をアモルファス化する(ステップS330)。ステップS330における加熱は、例えば、レーザ照射によって上記合金化させた表面を溶融すればよい。これにより、双方の表面にアモルファス層14を有する金属ベース層12が得られる。なお、第3実施例の水素透過膜における金属ベース層12は、表面から内部にかけて金属組成が次第に変化しており、表面近くほどVの含有割合が低い金属によって形成される。このように、第3実施例の金属ベース層12では、アモルファス金属から成る層と、結晶質金属から成る層との間に、明確な界面が形成されない。すなわち、アモルファス構造から次第に結晶質構造へと変化するだけでなく、組成も次第に変化する傾斜界面を有している。
金属ベース層12を形成した後は、第1実施例におけるステップS120およびステップS130と同様の工程を行ない、アモルファス層14上に中間層13および金属被覆層16を形成して(ステップS230、S240)、水素透過膜を完成する。
以上のように構成された第3実施例の水素透過膜によっても、金属ベース層12において中間層13と接する界面を含む領域にアモルファス層14を有するため、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
E.水素透過膜を用いた装置:
E−1.水素抽出装置:
図5は、実施例の水素透過膜10(以下、第1実施例ないし第3実施例の水素透過膜を合わせて水素透過膜10とする)を利用した水素抽出装置20の構成を表わす断面模式図である。水素抽出装置20は、複数の水素透過膜10を積層した構造を有しており、図5では、水素透過膜10の積層に関わる構成についてのみ示している。水素抽出装置20では、積層される各水素透過膜10間に、水素透過膜10の外周部と接合する支持部22が配設されており、支持部22によって各水素透過膜10間に所定の空間が形成されている。支持部22は、水素透過膜10との接合が可能であって充分な剛性を有していればよい。例えばステンレス鋼(SUS)等の金属材料により形成することで、金属層である水素透過膜10と容易に接合可能となる。
各水素透過膜10間に形成される上記所定の空間は、水素含有ガス路24とパージガス路26とを交互に形成する。各々の水素含有ガス路24に対しては、図示しない水素含有ガス供給部より、水素抽出の対象となる水素含有ガスが供給される。また、各々のパージガス路26に対しては、図示しないパージガス供給部から、水素濃度が充分に低いパージガスが供給される。水素含有ガス路24に供給されたガス中の水素は、水素濃度差に従ってパージガス路26側へと水素透過膜10を透過することによって、水素含有ガスから抽出される。
このような水素抽出装置20によれば、水素透過膜として、金属拡散に起因する性能低下が抑えられた水素透過膜10を用いているため、水素抽出装置20全体の水素抽出性能の低下を防ぐことができる。
E−2.燃料電池:
図6は、実施例の水素透過膜10を利用した燃料電池の構成の一例を表わす断面模式図である。図6は、単セル30を表わしているが、燃料電池は、この単セル30を複数積層することによって形成される。
単セル30は、水素透過膜10と、水素透過膜10の一方の面上に形成された電解質層32と、電解質層32上に形成されたカソード電極34と、から成るMEA(Membrane Electrode Assembly)31を備えている。また、単セル30は、MEA31をさらに両側から挟持する2つのガスセパレータ36,37を備えている。水素透過膜10と、これに隣接するガスセパレータ36との間には、水素を含有する燃料ガスが通過する単セル内燃料ガス流路38が形成されている。また、カソード電極34と、これに隣接するガスセパレータ37との間には、酸素を含有する酸化ガスが通過する単セル内酸化ガス流路39が形成されている。
電解質層32は、プロトン伝導性を有する固体電解質、例えば、BaCeO3、SrCeO3系のセラミックスプロトン伝導体から成る層である。この電解質層32は、PVDやCVD等の手法により、水素透過膜10上に上記固体酸化物を生成させることによって形成することができる。このように、電解質層32を緻密な金属膜である水素透過膜10上に成膜することにより、電解質層32を薄膜化し、電解質層32の膜抵抗をより低減することが可能となる。これにより、従来の固体電解質型燃料電池の運転温度よりも低い温度である約200〜600℃程度で発電を行なうことが可能となる。
カソード電極34は、電気化学反応を促進する触媒活性を有する層であり、例えば、貴金属であるPtから成る多孔質なPt層により構成すればよい。また、単セル30において、カソード電極34とガスセパレータ37との間、あるいは水素透過膜10とガスセパレータ36との間に、導電性およびガス透過性を有する集電部をさらに設けても良い。
ガスセパレータ36,37は、カーボンや金属などの導電性材料で形成されたガス不透過な部材である。ガスセパレータ36,37の表面には、単セル内燃料ガス流路38あるいは単セル内酸化ガス流路39を形成するための所定の凹凸形状が形成されている。
このような燃料電池によれば、電解質層を形成する基板である水素透過膜として、金属拡散に起因する水素透過性能の低下が抑制された水素透過膜10を用いているため、燃料電池全体の性能低下を防ぐことができる。
なお、図6に示す燃料電池が備える水素透過膜では、図1に示した水素透過膜10とは異なり、電解質層32と接する面には、金属被覆層16および中間層13を設けない構成とすることも可能である。
F.変形例:
この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
F1.変形例1:
結晶質金属層15上にアモルファス層14を形成する際に、アモルファス層14の形成に先立って、結晶質金属層15の表面における結晶構造を微結晶化して、結晶質金属層15の表面における粒界段差を低減する構成も好適である。結晶質金属層15表面の微結晶化は、例えば第1実施例では、ステップS100で用意した金属箔の表面を、パルスレーザを用いて溶融させると共に急冷することにより行なうことができる。Vを主要な構成成分とする金属は、アモルファス化は極めて困難であるが、溶融・急冷却の処理により、容易に微結晶化することができる。このように結晶質金属層15の表面を微結晶化して粒界段差を低減することで、結晶質金属層15上に形成されるアモルファス層14表面をさらに平滑化することができ、そのアモルファス層14上に形成される層の欠陥をより低減可能となる。
F2.変形例2:
また、水素透過膜を構成する各層を、第1ないし第3実施例とは異なる金属により形成しても良い。例えば、実施例では金属ベース層12をVあるいはV合金により形成しているが、他種の5族金属を含有する金属(単体を含む)により形成してもよい。
また、実施例では中間層13をTaによって形成しているが、金属ベース層12と金属被覆層16との間の金属拡散を抑制可能であれば、異なる水素透過性金属により中間層13を形成しても良い。中間層13を構成する金属としては、特に、金属ベース層12および金属被覆層16よりも融点が高い金属(以下、高融点金属と呼ぶ)により形成することが好ましい。融点が高い金属は、一般に金属拡散し難いという性質を有しているため、高融点金属で中間層13を構成することにより、金属拡散防止の効果を高めることができる。例えば、Taの他、同じ5族金属であるニオブ(Nb)は、充分な水素透過性能を有すると共に高融点金属であるため好ましい。また、中間層13は、これらTaやNbの単体から成る金属層とする他、高融点金属であるTaやNbを主金属として含有する合金により形成しても良い。
従って、例えば、金属ベース層12の結晶質金属層15をNbで形成し、アモルファス層14をNb合金で形成して、中間層をTa合金により形成しても良い。
あるいは、中間層13を構成する金属は、TaやNbを含有しなくても、高融点金属であれば同様の効果を得ることができる。
F3.変形例3:
第1ないし第3実施例では、金属ベース層12と金属被覆層16との間に中間層13を設けているが、中間層13を設けないこととしても良い。すなわち、V等の5族金属あるいはその合金から成る金属ベース層12上に、その5族金属を含むアモルファス層14を形成し、このアモルファス層14上に、Pdを含有する金属被覆層16を直接形成することとしても良い。このような場合にも、金属ベース層12の表面にアモルファス層14を設けることで、その上に成膜する金属被覆層16における欠陥の発生を抑制する同様の効果が得られる。
F4.変形例4:
既述した第1ないし第3実施例の水素透過膜では、水素透過膜を、水素透過性を有する金属薄膜の自立膜としたが、ガス透過性を有する多孔質基材上に水素透過性金属を担持させることにより水素透過膜を形成してもよい。すなわち、金属被覆層、中間層、金属ベース層、中間層、金属被覆層の順で積層された金属層を、層状の多孔質体の上に順次形成し、水素透過膜としてもよい。このように多孔質基材上に担持された水素透過膜は、例えば、図5に示した水素抽出装置において、実施例の水素透過膜10に代えて用いることができる。
水素透過膜10の構成の概略を表わす断面模式図である。 水素透過膜10の製造方法を表わす工程図である。 第2実施例の水素透過膜の製造方法を表わす工程図である。 第3実施例の水素透過膜の製造方法を表わす工程図である。 水素透過膜10を利用した水素抽出装置20の構成を表わす断面模式図である。 水素透過膜10を利用した燃料電池の構成を表わす断面模式図である。
符号の説明
10…水素透過膜
12…金属ベース層
13…中間層
14…アモルファス層
15…結晶質金属層
16…金属被覆層
20…水素抽出装置
22…支持部
24…水素含有ガス路
26…パージガス路
30…単セル
31…MEA
32…電解質層
34…カソード電極
36,37…ガスセパレータ
38…単セル内燃料ガス流路
39…単セル内酸化ガス流路

Claims (11)

  1. 水素を選択的に透過させる水素透過膜であって、
    5族金属を含有する金属ベース層と、
    前記水素透過膜の少なくとも一方の表面を構成すると共に、パラジウム(Pd)を備える金属被覆層と、
    を含む複数の層を積層して形成され、
    前記金属ベース層は、前記複数の層の内の隣接する層との界面を含むと共に、5族金属を含むアモルファス合金により形成される層と、前記アモルファス合金により形成される層が備える5族金属と共通する5族金属を、前記アモルファス合金により形成される層よりも高い割合で含有する結晶質金属により形成される層と、を備える
    水素透過膜。
  2. 請求項1記載の水素透過膜であって、
    前記金属被覆層は、表面がアモルファス合金により形成される前記金属ベース層上に形成される
    水素透過膜。
  3. 請求項1記載の水素透過膜であって、さらに、
    前記金属ベース層と前記金属被覆層との間に、前記金属ベース層および前記金属被覆層とは異なる組成の中間層を備える
    水素透過膜。
  4. 請求項3記載の水素透過膜であって、
    前記中間層は、前記金属ベース層および前記金属被覆層よりも融点が高く水素透過性を有する金属により形成される
    水素透過膜。
  5. 請求項4記載の水素透過膜であって、
    前記中間層は、前記金属ベース層および前記金属被覆層よりも高い融点を示すと共に、前記金属ベース層が含む5族金属とは異なる5族金属を主金属として備える
    水素透過膜。
  6. 水素を選択的に透過させる水素透過膜の製造方法であって、
    (a)5族金属を含有する金属基材を用意する工程と、
    (b)前記金属基材の少なくとも一方の表面に、前記金属基材が備える5族金属と共通する5族金属を、前記金属基材よりも低い割合で含むアモルファス層を形成する工程と、
    (c)前記アモルファス層上に、パラジウム(Pd)を含有する金属被覆層を含む金属層を形成する工程と
    を備え、
    前記金属被覆層が表面に設けられた多層膜である水素透過膜を得る水素透過膜の製造方法。
  7. 請求項6記載の水素透過膜の製造方法であって、
    前記(b)工程は、
    (b−1)前記金属基材上に、前記金属基材を構成する金属をアモルファス化し易くするアモルファス化元素から成るアモルファス化元素層を形成する工程と、
    (b−2)前記アモルファス化元素層を形成した前記金属基材を熱処理して、前記アモルファス化元素を前記金属基材内に熱拡散させることにより、前記金属基材表面を合金化する工程と、
    (b−3)合金化した前記金属基材の表面への加熱および急冷却により、前記表面をアモルファス化する工程と
    を備える水素透過膜の製造方法。
  8. 請求項6記載の水素透過膜の製造方法であって、
    前記(b)工程は、
    (b−1)前記金属基材と共通する5族金属を含むアモルファス箔を用意する工程と、
    (b−2)前記アモルファス箔を前記金属基材上に載置する工程と
    を備える水素透過膜の製造方法。
  9. 請求項6記載の水素透過膜の製造方法であって、
    前記(b)工程は、PVDあるいはCVDにより前記金属基材上にアモルファス層を成膜する工程である
    水素透過膜の製造方法。
  10. 請求項6ないし9いずれか記載の水素透過膜の製造方法であって、
    前記(c)工程は、前記アモルファス層上に、前記金属被覆層を形成する工程である
    水素透過膜の製造方法。
  11. 請求項6ないし9いずれか記載の水素透過膜の製造方法であって、
    前記(c)工程は、
    (c−1)前記アモルファス層上に、前記金属基材、前記アモルファス層および前記金属被覆層とは異なる組成の中間層を形成する工程と、
    (c−2)前記中間層上に、前記金属被覆層を形成する工程と
    を備える水素透過膜の製造方法。
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