JP2006239526A - 水素透過膜および水素透過膜の製造方法 - Google Patents

水素透過膜および水素透過膜の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 Pdを含有する被覆層における金属拡散に起因した水素透過膜の性能低下を防止する。
【解決手段】 水素を選択的に透過させる水素透過膜10は、5族金属の内の少なくとも一種の金属を備える金属ベース層12と、水素透過膜の少なくとも一方の表面に設けられ、パラジウム(Pd)を備える金属被覆層16とを備える。ここで、金属被覆層16は、Pdよりも低融点なPd合金により構成される低融点被覆層14と、低融点被覆層14よりも表面側に形成されると共に、低融点被覆層14よりも酸化を受けにくい性質を有するPd含有金属により形成される耐酸化性被覆層15とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、水素透過膜および水素透過膜の製造方法に関する。
水素含有ガスから水素を抽出するために、従来、パラジウム(Pd)等の水素透過性金属を備える水素透過膜が用いられてきた。このような水素透過膜として、水素透過性能のより高い金属から成るベース層の表面に、Pd層あるいはPd合金から成る被覆層を設け、多層構造とした膜が知られており、水素透過膜を多層構造とすることにより、水素透過膜の性能向上が図られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−276866号公報
しかしながら、金属層である上記被覆層では、通常は、結晶構造内において微細な欠陥が存在するため、この微細な欠陥や結晶粒界を介してベース層を構成する金属が被覆層内に拡散し、やがて拡散した金属が被覆層の表面にまで達する可能性がある。ベース層を構成する金属が被覆層内に拡散すると、水素透過性能の低下が引き起こされる。また、ベース層を構成する金属が被覆層の表面にまで達すると、膜内を透過させるべき水素分子を水素透過膜表面において解離させる触媒活性が妨げられる。その結果、水素透過膜としての性能が低下する。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、Pdを含有する被覆層における金属拡散に起因した水素透過膜の性能低下の防止を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の水素透過膜は、
5族金属の内の少なくとも一種の金属を備える金属ベース層と、
前記水素透過膜の少なくとも一方の表面に設けられ、前記ベース金属層よりも水素分子の解離反応または水素分子への結合反応を促進する触媒活性が高い金属被覆層と
を備え、
前記金属被覆層は、
Pdよりも低融点なPd合金により構成される低融点被覆層と、
前記低融点被覆層よりも表面側に形成されると共に、前記低融点被覆層よりも酸化を受けにくい性質を有するPd含有金属により形成される耐酸化性被覆層と
を備えることを要旨とする。
また、本発明の水素透過膜の製造方法は、水素を選択的に透過させる水素透過膜の製造方法であって、
(a)5族金属の内の少なくとも一種の金属を含有する金属ベース層を用意する工程と、
(b)前記金属ベース層の少なくとも一方の面上に、Pdよりも低融点なPd合金により構成される低融点被覆層と、前記低融点被覆層よりも表面側に設けられると共に、前記低融点被覆層よりも酸化を受けにくい性質を有するPd含有金属により形成される耐酸化性被覆層と、を含む複数の金属層を形成する工程と
を備えることを要旨とする。
以上のように構成された本発明の水素透過膜、および水素透過膜の製造方法によれば、Pdよりも低融点なPd合金により構成される低融点被覆層を設けているため、金属被覆層におけるこの低融点被覆層の部分を容易に緻密化する、すなわち、原子密度をより高くすることが可能となる。このように、金属被覆層において緻密性を確保することで、金属ベース層を構成する金属の金属被覆層内への拡散が抑制され、金属拡散に起因する水素透過膜の水素透過性能低下を防止することができる。また、低融点被覆層よりも表面側に耐酸化性被覆層を設けているため、低融点被覆層の酸化を抑制し、酸化に起因する水素透過膜の性能低下を防止することができる。
このような本発明の水素透過膜において、前記耐酸化性被覆層は、前記金属被覆層の表面に形成されていることとしても良い。酸素と接触する表面に耐酸化性被覆層を設けることにより、金属被覆層を形成する下側の層の酸化を防止し、水素透過性能の低下を抑えることができる。
また、本実施例の水素透過膜において、前記耐酸化性被覆層は、Pd、あるいは、Pd以外の貴金属とPdとの合金によって形成されることとしても良い。貴金属を用いることで、耐酸化性に優れた耐酸化性被覆層を得ることができる。
あるいは、本実施例の水素透過膜において、前記低融点被覆層は、銅(Cu)、ガドリニウム(Gd)、アルミニウム(Al)、リン(P)のうちの少なくともいずれかを含有するPd合金から成ることとしても良い。これらの元素を用いることで、Pdよりも融点の低い低融点被覆層を容易に形成することができる。
また、本発明の水素透過膜の製造方法において、さらに、
(c)前記複数の金属層の表面を加熱して、前記複数の金属層の表面近傍における原子密度を高くする工程を備えることとしても良い。
このような構成とすれば、金属被覆層における金属拡散に起因した水素透過性能の低下防止の効果をさらに高めることができる。
あるいは、本発明の水素透過膜の製造方法において、
前記(b)工程は、
(b−1)Pdよりも低融点なPd合金により構成される層を形成すると共に、さらに表面側に、Pdよりも酸化を受けにくい性質を有する金属から成る耐酸化性金属層を形成する工程と、
(b−2)前記耐酸化性金属層を加熱して、前記耐酸化性金属層を構成する金属を、前記耐酸化性金属層よりも下側に形成された金属層の内部に拡散させ、前記耐酸化性金属層が形成されていた表面を含む領域を前記耐酸化性被覆層とする工程と
を備えることとしても良い。
このような構成とすれば、Pdよりも酸化を受けにくい性質を有する金属の含有割合が高いPd含有金属の層から成る表面部分から、低融点被覆層を含むその他の部分に向かって次第に組成が変化する金属被覆層を形成することができる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、水素透過膜を用いた水素抽出装置や、燃料電池などの形態で実現することが可能である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.水素透過膜の構成:
B.水素透過膜の製造方法:
C.第2実施例:
D.水素透過膜を用いた装置:
E.変形例:
A.水素透過膜の構成:
図1は、本発明の第1実施例である水素透過膜10の構成の概略を表わす断面模式図である。水素透過膜10は、金属ベース層12と、金属ベース層の両面上に形成される中間層13と、各々の中間層13上に形成される金属被覆層16と、を備えている。ここで、金属被覆層16は、中間層13と接する界面を含む領域に設けられた低融点被覆層14と、その他の領域に設けられると共に水素透過膜10の表面を構成する耐酸化性被覆層15とを備えている。すなわち、水素透過膜10は、全体では、7層構造を有している。
金属ベース層12は、バナジウム(V)、あるいはVを主要な構成成分として50%を超える割合で含むバナジウム合金など、Vを含む金属によって形成されており、優れた水素透過性を示す金属層である。
金属被覆層16は、パラジウム(Pd)を含有する金属により形成される層であり、水素透過膜10の表面における水素分子の解離反応あるいは水素分子への結合反応を促進する活性を有する触媒として機能する層である。すなわち、既述したように金属ベース層12は、水素透過性は優れているが上記触媒としての機能が不十分であるため、より触媒活性の高い金属被覆層16を表面に設けることで、水素透過膜10全体で、水素透過膜としての性能を確保している。この金属被覆層16において、特に、耐酸化性被覆層15は、低融点被覆層14の酸化を抑制する働きを有している。ここで、低融点被覆層14は、Pdと銅(Cu)との合金により形成される層である。Cuは、比較的融点の低い金属であるが、このようなCuとPdとを合金化することで、Pdよりも融点が低い低融点被覆層14を形成することができる。また、耐酸化性被覆層15は、低融点被覆層14よりも酸化を受けにくいPd合金により形成されている。具体的には、Pdと、貴金属である金(Au)との合金により形成されている。貴金属のように酸化を受けにくい金属と合金化することで、Pd合金全体の耐酸化性を高めることができる。金属被覆層16において上記触媒としての機能および水素透過性能を確保するためには、Pd合金中のPdの含有割合が高い方が望ましいが、Pd合金を低融点化する効果あるいは耐酸化性を高める効果を充分に得るには、CuあるいはAuの含有割合をある程度確保する必要がある。そのため、低融点被覆層14を構成するPd−Cu合金におけるCu含有割合は20〜50%とすることが望ましく、耐酸化性被覆層15を構成するPd−Au合金におけるAu含有割合は、20〜50%とすることが望ましい。
中間層13は、金属ベース層12および金属被覆層16とは異なる組成の水素透過性金属から成る層であって、具体的にはタンタル(Ta)によって形成されている。この中間層13は、金属ベース層12と金属被覆層16との間の金属拡散を防止するために設けられる層である。
B.水素透過膜の製造方法:
図2は、水素透過膜10の製造方法を表わす工程図である。水素透過膜10を製造する際には、まず、金属ベース層12となるVを含有する金属層を用意する(ステップS100)。ステップS100で用意する金属層は、例えば、Vを主要な構成成分とする金属塊に対して圧延と焼鈍の工程を繰り返すことにより作製することができ、このような工程により、極めて緻密な結晶質から成る金属層を得ることができる。なお、このステップS100では、用意した金属層の表面をアルカリ溶液でエッチングして、表面に形成された酸化膜等の不純物の除去を行なっている。
ステップS100の次には、用意した金属ベース層12の両面のそれぞれに、Taから成る中間層13を形成する(ステップS110)。中間層13は、例えば、PVD法やCVD法あるいは無電解メッキや電解メッキ等のメッキ処理によって形成することができる。
その後、中間層13上に、低融点被覆層14となるPd−Cu合金層を形成する(ステップS120)。低融点被覆層14を形成すると、その上に、耐酸化性被覆層15となるPd−Au合金層を形成し(ステップS130)、水素透過膜10を完成する。低融点被覆層14および耐酸化性被覆層15は、例えば、PVD法やCVD法、あるいは溶射によって形成することができる。
なお、水素透過膜10を製造する際には、用途に基づいて要求される水素透過性能や強度に応じて、各層の厚みを設定すればよい。例えば、金属ベース層12は、10〜100μmとすることができる。金属被覆層16は、全体として、0.1〜1.0μmとすることができる。金属被覆層16は、既述したように触媒層として機能する層であるため、金属ベース層12に比べて薄くすることができる。ここで、耐酸化性被覆層15は、低融点被覆層14の酸化を抑制可能となるように、充分に緻密に形成される必要があるため、0.02μm以上の厚みに形成することが望ましい。中間層13は、金属ベース層12と金属被覆層16との間の金属拡散を防止するためにはより厚く形成することが望ましいが、両者の間に介在していれば金属拡散を防止する所定の効果が得られるため、金属被覆層16よりもさらに薄く形成しても良い。そのため、例えば、0.01〜10μm程度の厚みとすることができる。
以上のように構成された第1実施例の水素透過膜10によれば、金属被覆層16が、緻密化し易い、すなわち原子密度を高めやすい低融点Pd合金から成る低融点被覆層14を備えているため、金属被覆層16における金属拡散を効果的に防止することができる。
ここで、原子密度が高いとは、結晶構造の欠陥がより少なく、また、粒界密度がより低い状態を表わす。一般に金属は、融点が低いほど原子が移動しやすい性質を有しているため、低融点金属を成膜する際には、原子は、結晶構造を形成するための正しい位置へと、より正確に配置されやすくなり、結晶構造の欠陥のより少ない金属膜を形成可能となる。また、融点が低いほど、成膜の際には結晶粒が成長し易いため、粒界密度がより低くなると共に、粒界隙間もより緻密となり易い。例えば、PVD法やCVD法あるいは溶射のように成膜材料に供給するエネルギ量を調節可能な成膜方法を用いる場合には、成膜する際の成膜材料に対する供給エネルギ量が同じであっても、成膜材料の融点が低いほど、より緻密な(原子密度が高い)金属層を得ることができる。そのため、水素原子を解離させる活性を有するPdを備えた金属被覆層16において、Pdよりも融点の低いPd−Cu合金から成る低融点被覆層14を設けることで、金属被覆層16の少なくとも一部の原子密度をより高くすることができる。
本実施例の水素透過膜10のような、複数の異種金属層の積層体では、各金属層では、主として、結晶構造の欠陥や粒界(粒界隙間)を介して金属拡散が起こる。そのため、金属被覆層16内に、Pdよりも融点が低い低融点被覆層14を設け、金属被覆層16の一部をより緻密化することで、金属被覆層16内へと、下側の層、特に金属ベース層12を構成する金属が拡散することを防止可能となる。このように、金属被覆層16における金属拡散を防止することで、金属被覆層16における水素透過性能や触媒活性の低下を防止し、水素透過膜10全体の性能低下を防止することができる。
なお、上記したように、低融点被覆層14を成膜する際には、成膜材料に供給されるエネルギ量が多いほど緻密な層が得られるが、このような成膜時には、金属ベース層12を構成する金属の拡散が抑えられる温度範囲となるように、成膜条件を設定することが望ましい。例えば、PVD法やCVD法あるいは溶射により低融点被覆層14を成膜する際に、金属ベース層12を構成する金属のタンマン温度に達しないように、金属ベース層12の温度を制御すればよい。タンマン温度とは、固体内で自己拡散の始まる温度であり、融点に対して一定の関係を示す温度である。このように、金属ベース層12を、Vのタンマン温度より低い温度、例えば500℃以下であってできるだけ高い温度に維持しつつ成膜することで、金属ベース層12からの金属拡散を抑えつつ、より緻密な低融点被覆層14を形成することができる。なお、低融点被覆層14の成膜時だけでなく、中間層13および耐酸化性被覆層15の成膜時にも、金属ベース層12の温度を同様に制御することが望ましい。
さらに、本実施例の水素透過膜10では、金属被覆層16の表面に耐酸化性被覆層15を備えるため、低融点被覆層14の酸化を防止することができる。すなわち、低融点被覆層14において低融点Pd合金を得るために用いたCuは、酸化されやすい性質を有しており、このCuを含有するPd−Cu合金もまた酸化されやすい性質を有している。このような低融点被覆層14を構成する金属が酸化されると、低融点被覆層14における水素透過性能が低下して、水素透過膜10全体の性能も低下してしまう。本実施例では、Pd−Cu合金よりも酸化を受けにくいPd−Au合金から成る耐酸化性被覆層15によって低融点被覆層14を被覆することで、低融点被覆層14の酸化に起因する性能低下を防止している。
なお、本実施例の耐酸化性被覆層15を構成するPd−Au合金は、Pd−Cu合金よりも酸化を受けにくい性質を有するだけでなく、Pdよりも低融点であるという性質を有している。そのため、本実施例では、耐酸化性被覆層15においても原子密度をより高くする効果が得られ、金属被覆層16全体で、金属拡散を抑制する効果を高めることができる。
さらに、水素透過膜10を作製する際に、金属被覆層16を、積極的に緻密化する構成も可能である。すなわち、金属被覆層16を形成する際に、Pd合金層を成膜した後に、このPd合金層を加熱処理(アニーリング)して、Pd合金層の緻密化を積極的に行なうこととしても良い。このような加熱処理による緻密化は、図2のステップS120においてPd−Cu合金層を形成した後に、このPd−Cu合金層に対して行なっても良いし、ステップS130においてPd−Au合金層を形成した後に、このPd−Au合金層に対して行なっても良い。このように低融点被覆層14を加熱処理することにより、低融点金属を用いて形成した低融点被覆層14により金属拡散を防止する効果を、より高めることができる。また、耐酸化性被覆層15を加熱処理する場合には、耐酸化性被覆層15をより緻密化して、金属被覆層16全体において金属拡散を防止する効果を高めることができる。なお、加熱処理は、金属被覆層16において結晶構造の欠陥を削減すると共に、粒界密度を低減することができれば良い。例えばパルスレーザを用いて、成膜したPd合金層の表面のみを加熱することが望ましい。これにより、加熱処理の際に金属ベース層12の昇温を抑えることができ、加熱処理中に金属ベース層12を構成する金属が金属被覆層16側へと拡散することを防止可能となる。
C.第2実施例:
図3は、第2実施例の水素透過膜110の構成の概略を表わす説明図である。第2実施例の水素透過膜110は、第1実施例の水素透過膜10と類似する構成を有するため、以下、水素透過膜10と共通する部分には、同じ参照番号を付して説明する。
水素透過膜110は、金属ベース層12の両面に形成された中間層13上に、さらに、金属被覆層116を備えている。この金属被覆層116では、中間層13との界面を含む領域はPd−Cu合金により形成され、水素透過膜110の表面に向かって次第にPd合金中のAuの含有割合が増加している。このように、金属被覆層116では、中間層13との界面を含む領域にはPd−Cuによって形成される低融点被覆層114が形成され、水素透過膜110の表面を含む領域にはAuを含むPd合金から成る耐酸化性被覆層115が形成されている。しかしながら、第2実施例では、低融点被覆層114と耐酸化性被覆層115との間の界面は、第1実施例の水素透過膜10のような明確な界面ではなく、所定の厚みにわたって組成が次第に変化する層(以下、傾斜界面と呼ぶ)となっている。
図4は、第2実施例の水素透過膜110の製造方法を表わす工程図である。水素透過膜110を製造する際には、まず、図2のステップS100〜S120と同様に、金属ベース層12を用意すると共に、中間層13およびPd−Cu合金層を形成する(ステップS200〜220)。その後、ステップS220で形成したPd−Cu合金層の上に、Au層を形成する(ステップS230)。このAu層は、例えば、0.01〜0.1μmに形成すればよい。ステップS230でAu層を形成した様子を、図5(A)に模式的に示す。
その後、上記Au層を形成した表面を加熱処理し、Auを、Pd−Cu合金層内に金属拡散させる(ステップS240)。Au層の表面のみを加熱処理するには、例えば、パルスレーザを用いればよい。このようにAuをPd−Cu合金層内に拡散させることで、表面にはAuリッチなPd合金から成る耐酸化性被覆層115が形成され、中間層13との界面を含む領域はPd−Cu合金層から成る低融点被覆層114となり、金属被覆層116を備える水素透過膜110が完成する。
以上のように構成された第2実施例の水素透過膜110によっても、金属被覆層116において中間層13と接する界面を含む領域に低融点被覆層114を有し、水素透過膜110の表面を含む領域に耐酸化性被覆層115を有するため、第1実施例と同様の効果を得ることができる。特に第2実施例では、低融点被覆層114と耐酸化性被覆層115との間を傾斜界面としているため、両者の格子定数の違いや、水素膨張時あるいは熱膨張時における膨張率の違いに起因する、金属被覆層116内での結晶構造の欠陥(点欠陥や転位)の発生を防止可能となる。従って、上記結晶構造の欠陥を介した金属被覆層116内への金属拡散を、効果的に抑えることができる。
また、第2実施例では、金属被覆層116を形成する際に、Pd−Cu合金層上に形成したAu層を合金化する目的で加熱処理を施しているため、形成された金属被覆層116において、Auリッチな表面を中心に全体を緻密化することができる。従って、金属被覆層116における金属拡散を防止する効果を、より高めることができる。さらに、このような加熱処理は、金属被覆層116の表面に対するものであるため、加熱処理の際に、より下側の層の昇温を抑制し、下側の層、特に金属ベース層12を構成する金属の金属被覆層116側への拡散を抑えることができる。特に、パルスレーザのように下側層の加熱を抑えつつ表面層の加熱する制御が可能となる方法を採用する場合には、金属ベース層12を構成する金属の拡散を充分に抑制することができて好ましい。
なお、第2実施例では、金属被覆層116を形成するために、Pd−Cu合金層の上にAu層を形成して、熱処理を行なっているが、異なる構成としても良い。例えば、Pd−Cu合金層上に、まずPd層を形成し、その上にさらにAu層を形成しても良い。この様子を図5(B)に示す。あるいは、Pd−Cu合金層上に、まずAu層を形成し、その上にさらにPd層を形成しても良い。この様子を図5(C)に示す。いずれの場合にも、その後さらに既述した加熱処理を行なうことで、金属被覆層116と同様の合金膜を形成することができ、第2実施例と同様の効果を得ることができる。すなわち、中間層13との界面を含む領域には低融点なPd−Cu合金層を備え、表面を含む領域には耐酸化性に優れたAuリッチなPd合金層を備え、両者の間が傾斜界面となっている金属被覆層116を形成することができる。
D.水素透過膜を用いた装置:
D−1.水素抽出装置:
図6は、実施例の水素透過膜(以下の説明では、第1実施例および第2実施例を代表して水素透過膜10とする)を利用した水素抽出装置20の構成を表わす断面模式図である。水素抽出装置20は、複数の水素透過膜10を積層した構造を有しており、図6では、水素透過膜10の積層に関わる構成についてのみ示している。水素抽出装置20では、積層される各水素透過膜10間に、水素透過膜10の外周部と接合する支持部22が配設されており、支持部22によって各水素透過膜10間に所定の空間が形成されている。支持部22は、水素透過膜10との接合が可能であって充分な剛性を有していればよい。例えばステンレス鋼(SUS)等の金属材料により形成することで、金属層である水素透過膜10と容易に接合可能となる。
各水素透過膜10間に形成される上記所定の空間は、水素含有ガス路24とパージガス路26とを交互に形成する。各々の水素含有ガス路24に対しては、図示しない水素含有ガス供給部より、水素抽出の対象となる水素含有ガスが供給される。また、各々のパージガス路26に対しては、図示しないパージガス供給部から、水素濃度が充分に低いパージガスが供給される。水素含有ガス路24に供給されたガス中の水素は、水素濃度差に従ってパージガス路26側へと水素透過膜10を透過することによって、水素含有ガスから抽出される。
このような水素抽出装置20によれば、水素透過膜として、金属拡散に起因する性能低下が抑えられた水素透過膜10を用いているため、水素抽出装置20全体の水素抽出性能の低下を防ぐことができる。
D−2.燃料電池:
図7は、実施例の水素透過膜10を利用した燃料電池の構成の一例を表わす断面模式図である。図7は、単セル30を表わしているが、燃料電池は、この単セル30を複数積層することによって形成される。
単セル30は、水素透過膜10と、水素透過膜10の一方の面上に形成された電解質層32と、電解質層32上に形成されたカソード電極34と、から成るMEA(Membrane Electrode Assembly)31を備えている。また、単セル30は、MEA31をさらに両側から挟持する2つのガスセパレータ36,37を備えている。水素透過膜10と、これに隣接するガスセパレータ36との間には、水素を含有する燃料ガスが通過する単セル内燃料ガス流路38が形成されている。また、カソード電極34と、これに隣接するガスセパレータ37との間には、酸素を含有する酸化ガスが通過する単セル内酸化ガス流路39が形成されている。
電解質層32は、プロトン伝導性を有する固体電解質、例えば、BaCeO3、SrCeO3系のセラミックスプロトン伝導体から成る層である。この電解質層32は、PVDやCVD等の手法により、水素透過膜10上に上記固体酸化物を生成させることによって形成することができる。このように、電解質層32を緻密な金属膜である水素透過膜10上に成膜することにより、電解質層32を薄膜化し、電解質層32の膜抵抗をより低減することが可能となる。これにより、従来の固体電解質型燃料電池の運転温度よりも低い温度である約200〜600℃程度で発電を行なうことが可能となる。
カソード電極34は、電気化学反応を促進する触媒活性を有する層であり、例えば、貴金属であるPtから成る多孔質なPt層により構成すればよい。また、単セル30において、カソード電極34とガスセパレータ37との間、あるいは水素透過膜10とガスセパレータ36との間に、導電性およびガス透過性を有する集電部をさらに設けても良い。
ガスセパレータ36,37は、カーボンや金属などの導電性材料で形成されたガス不透過な部材である。ガスセパレータ36,37の表面には、単セル内燃料ガス流路38あるいは単セル内酸化ガス流路39を形成するための所定の凹凸形状が形成されている。
このような燃料電池によれば、電解質層を形成する基板である水素透過膜として、金属拡散に起因する水素透過性能の低下が抑制された水素透過膜10を用いているため、燃料電池全体の性能低下を防ぐことができる。
なお、図7に示す燃料電池が備える水素透過膜では、図1あるいは図3に示した水素透過膜10とは異なり、電解質層32と接する面には、金属被覆層16および中間層13を設けない構成とすることも可能である。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
第1および第2実施例では、耐酸化性被覆層15,115を、Pd−Au合金により形成したが、耐酸化性に優れたAu以外の元素を含むPd含有金属を用いることとしても良い。低融点被覆層を構成する金属よりも酸化を受け難いPd含有金属を用いることで、実施例と同様に、低融点被覆層の酸化に起因する水素透過膜の性能低下を防止することができる。このような耐酸化性被覆層を構成するPd含有金属としては、特に、Pdを含む貴金属から成る金属が好ましい。例えば、PdとPd以外の貴金属との合金であるPd−白金(Pt)合金、Pd−ロジウム(Rh)合金とすることができる。また、Pd単体(あるいは純度の高いPd)によって耐酸化性被覆層を構成しても良い。
なお、第2実施例において、耐酸化性被覆層を構成する金属としてPd−Au合金以外の金属を用いる場合には、例えば図5において、Au層に代えて、Pt層やRh層あるいはPd層を設ければよい。
E2.変形例2:
第1および第2実施例では、低融点被覆層14,114を、Pd−Cu合金により形成したが、融点を低下させるCu以外の元素を含むPd合金を用いることとしても良い。Pdよりも融点が低いPd合金から成る低融点被覆層を設けることで、実施例と同様に、金属被覆層の一部をより緻密化することができ、金属被覆層における金属拡散に起因する水素透過膜の性能低下を防止することができる。このような低融点被覆層を構成するPd合金としては、例えば、Pd−アルミニウム(Al)合金、Pd−ガドリニウム(Gd)合金、Pd−リン(P)合金を挙げることができる。なお、Pは金属ではないが、低融点被覆層を構成するPdよりも融点が低いPd合金としては、このように金属以外の成分を含有することでPdよりも低融点となるPd含有金属も含むこととする。
なお、低融点被覆層を構成するPd合金を形成するためにPdと共に用いる上記した金属元素、すなわち、実施例のCuやGdあるいはAlは、いずれも、酸化を受け易い性質を有している。したがって、低融点被覆層上に耐酸化性被覆層を設けることで、酸化による水素透過性能低下を防止する効果を顕著に得ることができる。
E3.変形例3:
また、金属被覆層以外の層、すなわち金属ベース層12および中間層13を、第1および第2実施例とは異なる金属により形成しても良い。例えば、実施例では金属ベース層12をVあるいはV合金により形成しているが、他種の5族金属を含有する金属(単体を含む)により形成してもよい。
また、中間層13は、金属ベース層12と金属被覆層との間の金属拡散を抑制可能であれば、Ta層とは異なる金属層としても良い。中間層13を構成する金属としては、特に、金属ベース層12および金属被覆層16よりも融点が高い金属(以下、高融点金属と呼ぶ)により形成することが好ましい。融点が高い金属は、一般に金属拡散し難いという性質を有しているため、高融点金属で中間層13を構成することにより、金属拡散防止の効果を高めることができる。例えば、Taの他、同じ5族金属であるニオブ(Nb)は、充分な水素透過性能を有すると共に高融点金属であるため好ましい。また、中間層13は、これらTaやNbの単体から成る金属層とする他、高融点金属であるTaやNbを主金属として含有する合金により形成しても良い。あるいは、中間層13を構成する金属は、TaやNbを含有しなくても、高融点金属であれば同様の効果を得ることができる。
E4.変形例4:
第1および第2実施例では、金属ベース層12と金属被覆層との間に中間層13を設けているが、中間層13を設けないこととしても良い。すなわち、V等の5族金属あるいはその合金から成る金属ベース層12上に、Pdよりも融点が低いPd合金から成る低融点被覆層を直接成膜し、さらにその上に、耐酸化性被覆層を形成すればよい。このような場合にも、低融点被覆層および耐酸化性被覆層を設けることによる同様の効果が得られる。
E5.変形例5:
既述した第1および第2実施例の水素透過膜では、水素透過膜を、水素透過性を有する金属薄膜の自立膜としたが、ガス透過性を有する多孔質基材上に水素透過性金属を担持させることにより水素透過膜を形成してもよい。すなわち、金属被覆層、中間層、金属ベース層、中間層、金属被覆層の順で積層された金属層を、層状の多孔質体の上に順次形成し、水素透過膜としてもよい。このように多孔質基材上に担持された水素透過膜は、例えば、図6に示した水素抽出装置において、実施例の水素透過膜10に代えて用いることができる。
水素透過膜10の構成の概略を表わす断面模式図である。 水素透過膜10の製造方法を表わす工程図である。 水素透過膜110の構成の概略を表わす説明図である。 水素透過膜110の製造方法を表わす工程図である。 水素透過膜を作製する際の一工程の様子を表わす説明図である。 水素抽出装置20の構成を表わす断面模式図である。 水素透過膜10を利用した燃料電池の構成を表わす断面模式図である。
符号の説明
10,110…水素透過膜
12…金属ベース層
13…中間層
14,114…低融点被覆層
15,115…耐酸化性被覆層
16,116…金属被覆層
20…水素抽出装置
22…支持部
24…水素含有ガス路
26…パージガス路
30…単セル
31…MEA
32…電解質層
34…カソード電極
36,37…ガスセパレータ
38…単セル内燃料ガス流路
39…単セル内酸化ガス流路

Claims (7)

  1. 水素を選択的に透過させる水素透過膜であって、
    5族金属の内の少なくとも一種の金属を備える金属ベース層と、
    前記水素透過膜の少なくとも一方の表面に設けられ、前記ベース金属層よりも水素分子の解離反応または水素分子への結合反応を促進する触媒活性が高い金属被覆層と
    を備え、
    前記金属被覆層は、
    Pdよりも低融点なPd合金により構成される低融点被覆層と、
    前記低融点被覆層よりも表面側に形成されると共に、前記低融点被覆層よりも酸化を受けにくい性質を有するPd含有金属により形成される耐酸化性被覆層と
    を備える水素透過膜。
  2. 請求項1記載の水素透過膜であって、
    前記耐酸化性被覆層は、前記金属被覆層の表面に形成されている
    水素透過膜。
  3. 請求項1または2記載の水素透過膜であって、
    前記耐酸化性被覆層は、Pd、あるいは、Pd以外の貴金属とPdとの合金によって形成される
    水素透過膜。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の水素透過膜であって、
    前記低融点被覆層は、銅(Cu)、ガドリニウム(Gd)、アルミニウム(Al)、リン(P)のうちの少なくともいずれかを含有するPd合金から成る
    水素透過膜。
  5. 水素を選択的に透過させる水素透過膜の製造方法であって、
    (a)5族金属の内の少なくとも一種の金属を含有する金属ベース層を用意する工程と、
    (b)前記金属ベース層の少なくとも一方の面上に、Pdよりも低融点なPd合金により構成される低融点被覆層と、前記低融点被覆層よりも表面側に設けられると共に、前記低融点被覆層よりも酸化を受けにくい性質を有するPd含有金属により形成される耐酸化性被覆層と、を含む複数の金属層を形成する工程と
    を備える水素透過膜の製造方法。
  6. 請求項5記載の水素透過膜の製造方法であって、さらに、
    (c)前記複数の金属層の表面を加熱して、前記複数の金属層の表面近傍における原子密度を高くする工程を備える
    水素透過膜の製造方法。
  7. 請求項5記載の水素透過膜の製造方法であって、
    前記(b)工程は、
    (b−1)Pdよりも低融点なPd合金により構成される層を形成すると共に、さらに表面側に、Pdよりも酸化を受けにくい性質を有する金属から成る耐酸化性金属層を形成する工程と、
    (b−2)前記耐酸化性金属層を加熱して、前記耐酸化性金属層を構成する金属を、前記耐酸化性金属層よりも下側に形成された金属層の内部に拡散させ、前記耐酸化性金属層が形成されていた表面を含む領域を前記耐酸化性被覆層とする工程と
    を備える水素透過膜の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202258A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Jx Nippon Mining & Metals Corp 水素透過性合金及びこれを利用した水素透過膜
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JP2015504362A (ja) * 2011-11-16 2015-02-12 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 漏れ安定性ガス分離膜システムを作製または再調整する方法
JP2016175016A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 国立研究開発法人産業技術総合研究所 水素分離膜、その製造方法及び水素分離方法

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