JP4327297B2 - 動圧軸受装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動圧軸受装置に関するものであり、更に詳しくは軸受部材と軸受保持部材との固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばHDD用スピンドルモータには様々な動圧軸受装置が採用されている。特開平6−103691号公報の図1に開示されたスピンドルモータにおいて、ロータハブ部28の中央孔に肉厚円筒形の回転スリーブ34が嵌合固定されて一体化され、回転スリーブ34は固定支柱部14側の固定スリーブ15に外嵌されて、コイル26により生成される磁界とロータマグネット32との電磁相互作用により固定支柱部14を中心に回転する。回転スリーブ34はその内周面に動圧発生溝が形成され、そこに潤滑油が充填された動圧ラジアル軸受となっている。また、特開平9−217735号公報の図1に開示されたモータにおいて、中心固定軸22がラジアル軸受25に支承され、ディスクハブ24の中央孔にラジアル軸受25が嵌合固定されいて、コイル33により生成される磁界と駆動マグネット34との電磁相互作用によりディスクハブ24は中心固定軸22を中心に回転する。中心固定軸22の外周面に動圧発生溝22b、22bが形成されている。
【0003】
更にまた、特開平10−96421号公報の図2に開示されたモータにおいて、ローターを構成するハブ14の中央孔にはジャーナルユニットが嵌合固定されており、ジャーナルユニットは内外周に円筒形状の内側ヨーク24、外側ヨーク21を配設し、その間に上下一対の動圧軸受部である軸受支持部22a、22bが円筒形状の磁石部材23を挟んで予め一体に結合固定されており、固定軸部11を磁性流体を介して支承している。ハブ14はステータコイル15と磁石16との相互作用により固定軸部11を中心に回転する。これらの軸受装置に共通する構造として、固定軸を支承する円筒形状のラジアル軸受の外周がディスクハブの内周に嵌合固定されている。
【0004】
一方、特開平8−210364号公報の図1に開示されたモータは、フレーム10中心に立設された円筒状の軸受ホルダー22内周部に一対の動圧ラジアル滑り軸受部24、24が固定されており、この軸受部24、24によって回転軸31が回転自在に支承されている。そして回転軸31の下端部は動圧スラスト軸受26により支承され、上端部にはロータ組30を構成するハブ37が固着され、ステータコア21と駆動マグネット36との相互作用により回転軸31と一体に回転するようになっている。
【0005】
これらの動圧軸受装置は記憶媒体の駆動に用いられることから、記憶媒体を保持しているディスクハブが回転に伴い偏心しないことが特に重要な品質である。そのために、ラジアル軸受部材とこれが支承する回転軸または固定軸との対向面の少なくとも一方には動圧発生用の溝が形成されており、前記対向面間に潤滑剤が保持され、回転に伴い発生する潤滑剤の動圧により前記対向面はラジアル方向に相互に変位しないようになっている。また、軸受部材を固定している円筒形状内面を持った部材(以後これを軸受保持部材と言う)との固定においては、互いに偏心を生じないで、しかも、記憶装置全体の小型化の必要性から、大きな体積を要しない固定構造が望ましい。
【0006】
このような従来の動圧軸受装置の軸受部材の固定構造について更に図面に基づき説明する。図5は従来の軸受装置の主要部を示す断面図である。
【0007】
図5において、11は中心孔に動圧発生溝が形成された図示しない回転軸または固定軸を支承する軸受部材としてのラジアル軸受であり、12はその中心孔12aにラジアル軸受11の外周を嵌合固定した軸受保持部材としての記憶媒体を保持するディスクハブであり、このディスクハブ12の特に外周側は簡略化して主要部のみを示している。ラジアル軸受11とディスクハブ12との嵌合には偏心しないように軽圧入嵌合が採用され、また、装置が小型化を要求されていることから、大きな体積を要しない接着固定構造がとられている。そして、嵌合部分には隙間が無いのでラジアル軸受11の外周に接着剤を保持するための複数の環状溝11aが形成されている。ラジアル軸受11の端面11bはディスクハブ12の端面12bから内側に後退した位置にある。ラジアル軸受11が支承する図示しない軸とディスクハブ12とに囲まれた端面11bの外側のスペースにはスラスト軸受等が配設される。
【0008】
次に、以上の動圧軸受装置の組立方法について図面に基づき説明する。図6、図7は図5に示す従来の動圧軸受装置の組立方法を示す断面図である。図8、図9は従来の他の軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【0009】
図6において、15は嫌気性または熱硬化性の接着剤であり、ラジアル軸受11の環状溝11a付近に重点的に予め塗布されている。このラジアル軸受11をディスクハブ12の一方の端面12b側から矢印方向に中心穴12aに対し挿入する。接着剤15は環状溝11aより径方向にはみ出して塗布されているので、ラジアル軸受11が挿入される時にはディスクハブ12端面12bにおいて堰き止められて、挿入終了後は図7に示すように端面12bの上から端面11bの上面にかけてはみ出し残留するようになる。
【0010】
また、図8においては、21は軸受部材、22は軸受保持部材のディスクハブであり、ディスクハブ22の中心孔22aの方に接着剤15を保持するための複数の環状溝22bが設けられている。接着剤15が環状溝22bに予め塗布されたディスクハブ22の中心孔22aに対して、ラジアル軸受21が矢印方向に挿入されるのであるが、この場合には、挿入完了後には図9に示すように、ラジアル軸受21が挿入される側とは反対側のラジアル軸受21の端面21b上に接着剤15がはみ出し残留する。はみ出した接着剤15は後から組み込まれる部材と干渉しないように硬化前に拭き取る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ラジアル軸受11または21の端面11bまたは21bが共にディスクハブ12または22の端面12bまたは22bより後退している場合には、この余分な接着剤15が、それぞれラジアル軸受端面11b、21bとディスクハブ12、22内周面との凹部コーナーに残留することになるのでこれを除去することは容易ではなく、時間を要する上に完全にきれいには拭い切れない。そしてラジアル軸受11または21の端面11bまたは21bに拭い切れずに残留した接着剤15は、スラスト軸受と干渉する危険性があり、またラジアル軸受11または21の内周と図示しない回転軸または固定軸との間に介在する潤滑剤が端面12bまたは22b側への流出しようとするのを助けるように働いてしまう。
【0012】
本発明の目的は、上記課題を解決し、動圧軸受装置の軸受部材と軸受保持部材との接着に際し、接着剤のはみ出しを防止でき、万一はみ出しを生じてもきわめて容易且つ確実に余分な接着剤を拭い去ることのできる軸受装置の構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、本発明の請求項1記載の発明は、回転軸または固定軸を支承する軸受部材1と、該軸受部材1の外周に挿入嵌合される軸受保持部材とを備え、前記軸受部材の外周と前記軸受保持部材とが、前記軸受部材1の周面側に保持されている接着剤により接合固定されている動圧軸受装置において、前記軸受保持部材を、前記軸受部材との嵌合面が上下に2分されるように分し、前記軸受部材1と前記軸受保持部材との組み立て状態で、各々の軸受保持部材2,3を互いに当接するように、前記軸受部材1の両端部側に挿入して配置し前記各々の軸受保持部材2,3の互いに当接する当接面を、前記軸受部材1への挿入の際に、該軸受部材1の周面からはみ出す接着剤を、前記軸受部材1の外周面との間に残留させるように、前記軸受部材1への挿入側に設け、前記一方の軸受保持部材2の当接面が、該当接面に対して窪んだ内周側に設けられる沈み面2cを備え、該沈み面2cと前記軸受部材1の外周面との間に前記接着剤が残留するように構成され、前記各々の 軸受保持部材2,3と前記軸受部材とに囲まれ、前記沈み面2cと当接面とが対向し、前記軸受部材1の外周面との間に残留す前記接着剤が収容されるように、前記各々の軸受保持部材2,3を互いに当接させて形成される空間Sを設け前記空間Sを、前記軸受部材と前記軸受保持部材との組み立て時に、前記軸受部材1の周面からはみ出す接着剤が前記軸受部材1の端面にはみ出ないように、前記残留する接着剤を収容する接着剤の溜部としたこと、を特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項2記載の発明は、請求項1の発明において、分割された前記軸受保持部材2,3と前記軸受部材の間に閉じ込められる空気を外部に逃がす連通路を設けたことを特徴とし、本発明の請求項3記載の発明は、請求項1の発明において、前記空間は前記軸受保持部材の側に設けたことを特徴とするものであり、また、本発明の請求項4記載の発明は、請求項1の発明において、分割された前記軸受保持部材2,3は、一方は外段付形状を有し、他方は内段付形状を有していることを特徴とし、本発明の請求項5記載の発明は、請求項4の発明において、前記空間は前記軸受保持部材の外段付形状の上面に設け、該空間より連続して径小円筒部2aの外周に溝部2dを形成して空気逃げの連通路としたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態である動圧軸受装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の動圧軸受装置の構成を示す要部断面図である。図2は図1における軸受保持部材の一つを詳細に示す斜視図である。
【0016】
図1において、1は動圧発生溝を形成した図示しない回転軸または固定軸を支承するラジアル軸受であり、ラジアル軸受1の外周には接着剤を保持するための複数の環状溝1aが形成されている。ラジアル軸受1の保持部材はラジアル軸受1との嵌合面が上下に2分されるように分割されており、2は分割された一方の軸受保持部材である外段付円筒形状のディスクハブAである。図2に示すように、ディスクハブA2の段部2gの上にある径小円筒部2aの端面2bの内周側には沈み面2cがあって、径小円筒部2aの外周には軸方向に延びる3カ所の溝2dが形成されている。溝2d底面は端面2bを切り欠くようにして、沈み面2cと接続している。図1に示すように、このディスクハブA2の中心穴2eにラジアル軸受1が軽圧入嵌合の上接着されている。ラジアル軸受1の下端面1cはディスクハブA2下端面2fより後退した位置にある。
【0017】
3は分割された他方の軸受保持部材である内段付円筒形状のディスクハブBであり、その中心穴3aにラジアル軸受1が軽圧入嵌合の上接着されている。ディスクハブB3の下端面3bはディスクハブA2の段部2gと当接している。下端面3bの内周側は沈み面3cとなっており、沈み面3cはディスクハブA2の上端面2bと当接している。沈み面3cと2cとで囲まれた空間は接着剤の溜部となっている。ディスクハブA2とディスクハブB3とはラジアル軸受1を介して合体して一つのディスクハブを構成している。即ち、ディスクハブのラジアル軸受との接合面が上下に2分されるようにディスクハブが分割されており、分割された一方のディスクハブA2と他方のディスクハブB3とラジアル軸受1とに囲まれるように空間Sを形成し、この空間Sをラジアル軸受1とディスクハブとを接合するための接着剤の溜部とした。そして、空間SはディスクハブA2、B3との嵌合隙間や溝2dが通気路となって外気に連絡している。
【0018】
次に、この動圧軸受装置の組立方法を図面に基づき説明する。図3、図4はこの軸受装置の組立方法を説明するための断面図である。
【0019】
図3において、図1、図2と同じ構成部材には同じ符号を用いて説明を省略する。ここで4は軸受部材と軸受保持部材とを接着固定するための嫌気性または熱硬化性の接着剤である。図3に示すように、ラジアル軸受1に設けられた環状溝1a内あるいはその近傍には接着剤4が塗布されている。このラジアル軸受1がディスクハブA2の中心穴2eに矢印方向に上端面2b側から挿入される。この嵌合は従来と同じく軽圧入である。従って、ラジアル軸受1がディスクハブA2に圧入された状態では、接着剤4は、図4に示すように沈み面2cとラジアル軸受1外周面とが接触するコーナーにはみ出し残留することになる。しかし、ラジアル軸受1の下端面1c側へは接着剤4がはみ出さない。
【0020】
次に、ディスクハブA2と組み合わされたラジアル軸受1に対してディスクハブB3が組み合わされる。ここで、ラジアル軸受1には予め接着剤4が塗布されており、組立治具等により支持された状態のラジアル軸受1の外周に、ディスクハブB3の中心穴3aを嵌合させ圧入する。この嵌合も軽圧入である。
【0021】
このとき、ディスクハブB3の下方の沈み穴の内径3dはディスクハブA2の径小円筒部2a外径と十分な隙間をもって嵌合する。そして、ラジアル軸受1の外周に塗布されていた接着剤4は、ディスクハブB3の沈み面3cによってラジアル軸受1の外壁に沿って押し下げられ、空間S内に収まる。そして、ラジアル軸受1の上端面1bには接着剤4がはみ出さない。ディスクハブB3がディスクハブA2に被さってその間に閉じこめられた空気は、両部材の嵌合隙間や溝部2dを経由して外気へ逃げる。空間Sは接着剤の溜部となるが、この溜部の容積を接着剤4の塗布量に対して、十分大きく設定しておけば、ディスクハブB3の圧入に伴って接着剤4が空間S内に留まる。もし、空間をはみ出したとしても溝2dが余分な接着剤4の溜部を兼ねるので外部へはみ出すことはない。また、万一外周部へ出たとしても、そこはディスクハブ外周部であることから完全に拭い去ることは容易である。
【0022】
以上の実施の形態では、接着剤溜部を分割した一方のディスクハブに配設したが、これを他方のディスクハブに設けてもよく、両方にまたがって設けてもよいことは勿論である。また、接着剤溜部と外気とを連通する通気路を一方のディスクハブに溝として設けたが、他方のディスクハブに径方向に貫通する穴として設けてもよいし、更にまた、分割した二つのディスクハブ同士の嵌合部に隙間を設けることでこれらの通気路を省略することもできる。また、ラジアル軸受とディスクハブとを接着する接着剤保持部としての環状溝には、例えば複数の環状溝同士を連結し端面に開放する軸方向の溝を設けることもできる。環状溝に代わるものとして各種形状の溝を形成できることも勿論である。更に本発明の動圧軸受装置の構造は、HDD用モータに限らず汎用性のあるものである。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、回転軸または固定軸を支承する軸受部材の外周が軸受保持部材の中心孔に嵌合固定されている動圧軸受装置の軸受保持部材を、軸受部材との接合面が上下に2分されるように分割して、分割した軸受保持部材同士と回転軸または固定軸とに囲まれるように空間を形成し、これを接着剤溜部としたので、軸受部材を軸受保持部材に接着する際に接着剤が軸受部材の端面にはみ出して残留することを防ぐことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動圧軸受装置を示す要部断面図である。
【図2】本発明の動圧軸受装置の一方の軸受保持部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の動圧軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【図4】本発明の動圧軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【図5】従来の動圧軸受装置を示す要部断面図である。
【図6】従来の動圧軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【図7】従来の軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【図8】従来の他の軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【図9】従来の他の軸受装置の組立方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラジアル軸受
2 ディスクハブA
3 ディスクハブB
4 接着剤

Claims (5)

  1. 回転軸または固定軸を支承する軸受部材(1)と、該軸受部材(1)の外周に挿入嵌合される軸受保持部材とを備え、前記軸受部材(1)の外周と前記軸受保持部材とが、前記軸受部材(1)の周面側に保持されている接着剤(4)により接合固定されている動圧軸受装置において、
    前記軸受保持部材を、前記軸受部材(1)との嵌合面が上下に2分されるように分し、前記軸受部材(1)と前記軸受保持部材との組み立て状態で、各々の軸受保持部材(2),(3)を互いに当接するように、前記軸受部材(1)の両端部側に挿入して配置し
    前記各々の軸受保持部材(2),(3)の互いに当接する当接面を、前記軸受部材(1)への挿入の際に、該軸受部材(1)の周面からはみ出す接着剤を、前記軸受部材(1)の外周面との間に残留させるように、前記軸受部材(1)への挿入側に設け、
    前記一方の軸受保持部材(2)の当接面が、該当接面に対して窪んだ内周側に設けられる沈み面(2c)を備え、該沈み面(2c)と前記軸受部材(1)の外周面との間に前記接着剤が残留するように構成され、
    前記各々の 軸受保持部材(2),(3)と前記軸受部材(1)とに囲まれ、前記沈み面(2c)と当接面とが対向し、前記軸受部材(1)の外周面との間に残留す前記接着剤が収容されるように、前記各々の軸受保持部材(2),(3)を互いに当接させて形成される空間(S)を設け
    前記空間(S)を、前記軸受部材(1)と前記軸受保持部材との組み立て時に、前記軸受部材(1)の周面からはみ出す接着剤が前記軸受部材(1)の端面にはみ出ないように、前記残留する接着剤を収容する接着剤の溜部としたこと、
    を特徴とする動圧軸受装置。
  2. 分割された前記軸受保持部材(2),(3)と前記軸受部材(1)のに間に閉じ込められる空気を外部に逃がす連通路を設けたことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 前記空間(S)は前記軸受保持部材の側に設けたことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  4. 分割された前記軸受保持部材(2),(3)は、一方は外段付形状を有し、他方は内段付形状を有していることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  5. 前記空間(S)は前記軸受保持部材(2)の外段付形状の上面に設け、該空間(S)より連続して径小円筒部(2a)の外周に溝部(2d)を形成して空気逃げの連通路としたことを特徴とする請求項4記載の動圧軸受装置。
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