JP4326460B2 - 熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 - Google Patents
熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4326460B2 JP4326460B2 JP2004326967A JP2004326967A JP4326460B2 JP 4326460 B2 JP4326460 B2 JP 4326460B2 JP 2004326967 A JP2004326967 A JP 2004326967A JP 2004326967 A JP2004326967 A JP 2004326967A JP 4326460 B2 JP4326460 B2 JP 4326460B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- film
- heat
- styrene
- laminated film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
すなわち、本発明の目的は、以下の熱収縮性積層フィルムにより達成される。
(1) 表面層(S層)、中間層(M層)および接着層(AD層)を有する積層フィルムであって、各層が下記成分を主成分とする樹脂組成物からなるとともに、フィルムの主収縮方向と直交する方向の引張弾性率が1200MPa以上、および80℃温水中で10秒間浸積したときの熱収縮率が少なくとも一方向において30%以上であることを特徴とする熱収縮性積層フィルム。
(S層):多価カルボン酸成分と多価アルコール成分とを含む少なくとも一種のポリエステル樹脂を主成分とするポリエステル系樹脂
(M層):スチレン系樹脂
(AD層):スチレン系炭化水素と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体を含み、該共重合体または水素添加誘導体中のスチレン含有率が5質量%以上40質量%以下である樹脂組成物
(2) 前記表面層(S層)を構成するポリエステル系樹脂組成物が、芳香族ジカルボン酸成分とジオール成分とからなり、全ジオール成分中に15モル%以上50モル%以下の1,4−シクロヘキサンジメタノールを含有する非晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂を主成分とする樹脂組成物である(1)に記載の熱収縮性積層フィルム。
(3) 前記中間層(M層)を構成するスチレン系樹脂組成物が、スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素との共重合体、スチレン系炭化水素もしくは共役ジエン系炭化水素と共重合可能なモノマーと前記共重合体との共重合体、またはこれらの混合物である(1)または(2)に記載の熱収縮性積層フィルム。
(4) 前記中間層(M層)を構成するスチレン系樹脂組成物が、無延伸フィルムを形成したときに、該フィルム主収縮方向と直交する方向のJIS K7127に準拠して測定される引張弾性率1000MPa以上を与える樹脂組成物である(1)〜(3)のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルム。
(5) 前記接着層(AD層)を構成するスチレン系炭化水素と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体のガラス転移温度が20℃以下である(1)〜(4)のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルム。
(6) 前記中間層(M層)に、前記フィルム100質量部に対して40質量部以下の前記フィルムを再生添加したときのJIS K7105に準拠して測定されるヘーズ値が10%以下である(1)〜(5)のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルム。
(7) 前記(1)〜(6)のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルムを基材として用いた成形品。
(8) 前記(1)〜(6)のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルムを基材として用いた熱収縮性ラベル。
(9) (7)に記載の成形品または(8)に記載の熱収縮性ラベルを装着した容器。
なお、本発明における数値範囲の上限値および下限値は、本発明が特定する数値範囲内から僅かに外れる場合であっても、当該数値範囲内と同様の作用効果を備えている限り本発明の均等範囲に包含する。
本発明の熱収縮性積層フィルム(以下「本発明のフィルム」ともいう。)は、ポリエステル系樹脂からなる表面層(S層)と、スチレン系樹脂からなる中間層(M層)と、表面層(S層)と中間層(M層)との層間に接着性を持たせるための接着層(AD層)とにより構成される。
本発明のフィルムの表面層(S層)は、多価カルボン酸成分と多価アルコール成分とを含む少なくとも1種の熱可塑性ポリエステル樹脂を主成分とするポリエステル系樹脂で構成されている。
本発明では、フィルムの中間層(M層)を形成する樹脂としてスチレン系樹脂組成物を用いる。スチレン系樹脂としては、スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素との共重合体、スチレン含有率の異なる前記共重合体を2種類以上含む混合物、前記共重合体とスチレン炭化水素または共役ジエン系炭化水素と共重合可能なモノマーとの共重合体、またはこれらの混合物を用いることができ、中でもスチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素との共重合体を用いることが好ましい。
なお、上記「無延伸フィルム」とは、スチレン系樹脂組成物を原料として成形されたフィルムであって、フィルム形成時に延伸しないで得られたフィルムをいう。
本発明における接着層(AD層)は、スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素との共重合体またはその水素添加誘導体を含有する。ここで、スチレン系炭化水素としては、スチレンが好適に用いられ、α−メチルスチレン等のスチレン同族体なども用いることができる。また、共役ジエン系炭化水素としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等が挙げられ、これらは単独で、または2種以上を混合して用いることができる。また、第3成分として、ビニル芳香族系化合物および共役ジエン系炭化水素以外の成分を少量含んでいてもよい。また、共役ジエン系炭化水素部分のビニル結合を主とした二重結合が多く存在することにより、表面層(S層)のポリエステル系樹脂と馴染みが良くなり、層間接着強度を向上できるため好ましい。
各層の厚み比は、上述した作用効果を考慮して設定すればよく、特に限定されるものではない。表面層(S層)のフィルム全体の厚みに対する厚み比は10%以上、好ましくは15%以上、さらに好ましくは20%であり、前記厚み比の上限は75%以下、好ましくは65%以下、さらに好ましくは55%以下である。また中間層(M層)のフィルム全体の厚みに対する厚み比は、20%以上、好ましくは25%以上、さらに好ましくは30%以上であり、上限は80%以下、好ましくは75%以下、さらに好ましくは70%以下である。さらに接着層(AD層)はその機能から、0.5μm以上、好ましくは0.75μm以上、さらに好ましくは1μm以上であり、上限は6μm以下、好ましくは5μm以下である。各層の厚み比が上記範囲内であれば、フィルムの腰(常温での剛性)、収縮仕上がり性、再生添加時の透明性、自然収縮に優れ、かつフィルムの層間剥離が抑制された、収縮包装、収縮結束包装や収縮ラベル等の用途に適した熱収縮性積層フィルムがバランスよく得ることができる。
本発明のフィルムの腰(常温での剛性)は、フィルムの主収縮方向と直交する方向の引張弾性率が1200MPa以上であることが重要であり、より好ましくは1300MPa以上、さらに好ましくは1400MPa以上である。また、通常使用される熱収縮性フィルムの引張弾性率の上限値は、3000MPa程度であり、好ましくは2900MPa程度であり、さらに好ましは2800MPa程度である。フィルムの主収縮方向と直交する方向の引張弾性率が1200MPa以上あれば、フィルム全体としての腰(常温での剛性)を高くすることができ、特にフィルムの厚みを薄くした場合においても、ペットボトルなどの容器に製袋したフィルムをラベリングマシン等で被せる際に、斜めに被ったり、フィルムの腰折れなどで歩留まりが低下したりしやすいなどの問題点が発生し難く、好ましい。上記引張弾性率は、JISK7127に準じて、23℃の条件で測定することができる。
なお、本明細書においてフィルムの主収縮方向とは、縦方向と横方向のうち延伸方向の大きい方を意味し、例えば、ボトルに装着する場合にはその外周方向に相当する方向である。
本発明のフィルムは、フィルムの収縮仕上がり性、透明性、自然収縮等に優れているため、その用途が特に制限されるものではないが、必要に応じて印刷層、蒸着層その他機能層を形成することにより、ボトル(ブローボトル)、トレー、弁当箱、総菜容器、乳製品容器等に用いられる様々な成形品として用いることができる。特に本発明のフィルムを食品容器(例えば清涼飲料水用または食品用のPETボトル、ガラス瓶、好ましくはPETボトル)用熱収縮性ラベルとして用いる場合、複雑な形状(例えば、中心がくびれた円柱、角のある四角柱、五角柱、六角柱など)であっても該形状に密着可能であり、シワやアバタ等のない美麗なラベルが装着された容器が得られる。本発明の成形品および容器は、通常の成形法を用いることにより作製することができる。
なお、実施例に示す測定値および評価は次のように行った。実施例では、積層フィルムの引き取り(流れ)方向を「縦」方向、その直角方向を「横」方向と記載する。
JISK7127に準じて、温度23℃の条件でフィルムの主収縮方向と直交する方向(縦方向)について測定した。また、下記の基準で評価した結果も併記した。
◎:引張弾性率が1400MPa以上
○:引張弾性率が1200MPa以上1400MPa未満
×:引張弾性率が1200MPa未満
フィルムを縦100mm、横100mmの大きさに切り取り、70℃、80℃および90℃の温水バスに10秒間それぞれ浸漬し、収縮量を測定した。熱収縮率は、縦方向および横方向について、収縮前の原寸に対する収縮量の比率を%値で表示した。
縦100mm、横1000mmの大きさにフィルムを切り取り、30℃の雰囲気の恒温槽に30日間放置し、主収縮方向について、収縮前の原寸に対する収縮量を測定し、その比率を%値で表示した。
JIS K7105に準拠してフィルム厚み50μmでフィルムのヘーズ値を測定した。
JIS K7127に準じて、温度23℃、試験速度200mm/分の条件でフィルムの主収縮方向と直交する方向(縦方向)について測定した。
JIS K7127に準じて、温度0℃、試験速度200mm/分の条件でフィルムの主収縮方向と直交する方向(縦方向)について測定した。
中間層(M層)の樹脂ペレットを熱プレス加工機械により200℃、10MPa、10分の条件でフィルム化(厚さ100μm)した後、JIS K7127に準じて、温度23℃の条件でフィルムの主収縮方向と直交する方向(縦方向)の引張弾性率を測定した。
接着層(AD層)の樹脂ペレットを熱プレス加工機械により200℃、10MPa、10分の条件でフィルム化(厚さ100μm)した後、試料を縦4mm、横60mmに切り出し、粘弾性スペクトロメーターDVA−200(アイティ計測(株)製)を用い、振動周波数10Hz、ひずみ0.1%、昇温速度3℃/分、チャック間25mmで横方向について、−150〜150℃まで測定し、得られたデータから損失弾性率(E”)のピーク値を求め、その時の温度をガラス転移温度(Tg)とした。
フィルムの横方向の両端より10mmの位置で、THF90質量%、n−ヘキサン10質量%からなる混合溶剤を用いて接着し、筒状ラベルを製造した。シール部分を円周と直角方向に5mm幅に切り取り、それを恒温槽付引張試験機((株)インテスコ製「201X」)を使用し、剥離試験を行った。表裏層と中間層との層間剥離強度を以下の数値で評価した。
◎:層間剥離強度が6N/15mm幅以上
○:層間剥離強度が4N/15mm幅以上6N/15mm幅未満
×:層間剥離強度が2N/15mm幅未満
10mm間隔の格子目を印刷したフィルムをMD100mm×TD298mmの大きさに切り取り、TDの両端を10mm重ねて溶剤等で接着し、円筒状フィルムを作製した。この円筒状フィルムを、容量1.5Lの円筒型ペットボトルに装着し、蒸気加熱方式の長さ3.2m(3ゾーン)の収縮トンネル中を回転させずに、約4秒間で通過させた。各ゾーンでのトンネル内雰囲気温度は、蒸気量を蒸気バルブで調整し、70℃以上85℃以下の範囲とした。フィルム被覆後は下記基準で評価した。
◎:収縮が十分でシワ、アバタ、格子目の歪みが全く生じない。
○:収縮が十分でシワ、アバタ、格子目の歪みがごく僅かに生じる
×:収縮は十分だがシワ、アバタ、格子目の歪みが顕著に生じる
得られた熱収縮性積層フィルムを粉砕器を用いて粉砕し、再生ペレット化した後、フィルム総量に対して30質量%に相当する量を中間層(M層)にリターンして、各実施例と同様、再生添加フィルムを得た。得られた厚み50μmのフィルムを用いて、JIS K7105に準拠してヘーズ値を測定した。また、下記の基準で評価した結果も併記した。
◎:ヘーズ値が7%未満
○:ヘーズ値が7%以上10%未満
×:ヘーズ値が10%以上
表1に示すように、ポリエステル系樹脂として、イーストマンケミカル社製coplyester6763(以下「PETGと略称する」)を表面層(S層)とし、スチレン系樹脂としてSBS(スチレン/ブタジエン=90/10)(以下「SBS1と略称する」)45質量%とSBS(スチレン/ブタジエン=71/29)(以下「SBS2と略称する」)55質量%との混合樹脂組成物100質量部に対し、酸化防止剤(住友化学社製、商品名:スミライザーGS)0.3質量部を添加した樹脂組成物を中間層(M層)とし、ビニル芳香族系炭化水素と共役ジエン系炭化水素の共重合体としてSIS(JSRクレイトンポリマー社製 クレイトンD1124、スチレン含有量30%、Tg−56℃)(以下「AD1」と略称する)を接着層(AD層)として、それぞれ別個の三菱重工業株式会社製単軸押出機に投入し、設定温度230℃で溶融混合後、各層の厚みが表面層(S層)/接着層(AD層)/中間層(M層)/接着層(AD層)/表面層(S層)=40μm/10μm/150μm/10μm/40μmとなるよう3種5層ダイスより共押出し、50℃のキャストロールで引き取り、冷却固化させて幅300mm、厚さ250μmの未延伸積層シートを得た。次いで、京都機械株式会社製フィルムテンターにて、予熱温度110℃、延伸温度94℃で横一軸方向に5.0倍延伸した後、冷風で急冷して、厚さ50μmの熱収縮性積層フィルムを得た。評価項目の全てが◎であったフィルムを(◎)、○が含まれるフィルムを(○)、1つでも×があったフィルムを(×)として総合評価した。評価した結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1において、中間層(M層)に用いたSBS1とSBS2の質量比をSBS1:35質量%、SBS2:65質量%に変更した以外は、実施例1と同様に熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1において、接着層(AD層)に用いたAD1をスチレン−イソプレン共重合体(クラレ社製 ハイブラー5125、スチレン含有量20%、Tg−8℃)(以下「AD2」と略称する)に変更した以外は、実施例1と同様に熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1において、接着層(AD層)を有さず、未延伸積層シートでの各層の厚みが表面層(S層)/中間層(M層)/表面層(S層)=45μm/160μm/45μmと変更した以外は、実施例1と同様に熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1において、接着層(AD層)に用いたAD1をエチレン−アクリル酸共重合体(EAA)(日本ポリエチ社製 ノバテックAT210K、アクリル酸含有率7質量%)(以下「AD3」と略称する)に変更した以外は、実施例1と同様に熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1において、接着層(AD層)に用いたAD1をSBS(スチレン含有率87質量%、Tg36℃)(以下「AD4」と略称する)に変更した以外は、実施例1と同様に熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1において、中間層(M層)に用いたSBS1とSBS2からなる混合樹脂組成物の質量比をSBS1:20質量%、SBS2:80質量%に変更した以外は、実施例1と同様に熱収縮性積層フィルムを得た。得られたフィルムを評価した結果を表2に示す。
これに対し、接着層を有しない場合(比較例1)や接着層を構成する樹脂のTgが高い場合(比較例3)には充分な層間剥離強度が得られず、試験の途中で層間剥離が起こった。また、中間層(M層)を構成するスチレン系樹脂のスチレン含有量が低い場合(比較例4)には、中間層(M層)と積層フィルム全体の引張弾性率が低下し、得られたフィルムは充分な腰強さが得られなかった。また、接着層(AD層)を構成する樹脂としてエチレン−アクリル酸共重合体を用いた場合(比較例2)には、リターン後のヘーズ値が低下した。
これより、本発明のフィルムは、腰強さ(常温での剛性)、再生添加時の透明性、収縮仕上がり性、自然収縮性に優れ、かつフィルムの層間剥離が抑制された、収縮包装、収縮結束包装や熱収縮性ラベル等の用途に適した熱収縮性積層フィルムであることが分かる。
Claims (9)
- 表面層(S層)、中間層(M層)および接着層(AD層)を有する積層フィルムであって、各層が下記成分を主成分とする樹脂組成物からなるとともに、フィルム主収縮方向と直交する方向のJIS K7127に準拠して測定される引張弾性率が1200MPa以上であり、かつ80℃温水中で10秒間浸積したときの熱収縮率が少なくとも一方向において30%以上であることを特徴とする熱収縮性積層フィルム。
(S層):多価カルボン酸成分と多価アルコール成分とを含む少なくとも一種のポリエステル樹脂とからなるポリエステル系樹脂組成物
(M層):スチレン系樹脂組成物
(AD層):スチレン系炭化水素と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体を含み、該共重合体または水素添加誘導体中のスチレン含有率が5質量%以上40質量%以下である樹脂組成物 - 前記表面層(S層)を構成するポリエステル系樹脂組成物が、芳香族ジカルボン酸成分とジオール成分とからなり、全ジオール成分中に15モル%以上50モル%以下の1,4−シクロヘキサンジメタノールを含有する非晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂を主成分とする樹脂組成物である請求項1に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記中間層(M層)を構成するスチレン系樹脂組成物が、スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素との共重合体、スチレン系炭化水素もしくは共役ジエン系炭化水素と共重合可能なモノマーと前記共重合体との共重合体、またはこれらの混合物である請求項1または2に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記中間層(M層)を構成するスチレン系樹脂組成物が、無延伸フィルムを形成したときに、該フィルム主収縮方向と直交する方向のJIS K7127に準拠して測定される引張弾性率1000MPa以上を与える樹脂組成物である請求項1〜3のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記接着層(AD層)を構成するスチレン系炭化水素と共役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体のガラス転移温度が20℃以下である請求項1〜4のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記中間層(M層)に、前記フィルム100質量部に対して40質量部以下の前記フィルムを再生添加したときのJIS K7105に準拠して測定されるヘーズ値が10%以下である請求項1〜5のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルム。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルムを基材として用いた成形品。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の熱収縮性積層フィルムを基材として用いた熱収縮性ラベル。
- 請求項7に記載の成形品または請求項8に記載の熱収縮性ラベルを装着した容器。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004326967A JP4326460B2 (ja) | 2004-09-29 | 2004-11-10 | 熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 |
US11/570,002 US8962113B2 (en) | 2004-06-03 | 2005-06-01 | Heat-shrinkable laminate film, molded product and heat shrinkable label employing the film, and container |
PCT/JP2005/010083 WO2005118288A1 (ja) | 2004-06-03 | 2005-06-01 | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 |
EP20050746026 EP1752285B1 (en) | 2004-06-03 | 2005-06-01 | Heat shrink laminate film, molding utilizing the film, heat shrink label and container |
PL05746026T PL1752285T3 (pl) | 2004-06-03 | 2005-06-01 | Termokurczliwa laminowana folia, wyrób formowany z użyciem folii, termokurczliwa etykieta i pojemnik |
KR1020067025328A KR101437682B1 (ko) | 2004-06-03 | 2005-06-01 | 열수축성 적층 필름, 그 필름을 이용한 성형품, 열수축성라벨 및 용기 |
TW94118420A TWI382930B (zh) | 2004-06-03 | 2005-06-03 | A heat-shrinkable laminated film, a molded article using the film, a heat-shrinkable label, and a container |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004283593 | 2004-09-29 | ||
JP2004326967A JP4326460B2 (ja) | 2004-09-29 | 2004-11-10 | 熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006123482A JP2006123482A (ja) | 2006-05-18 |
JP4326460B2 true JP4326460B2 (ja) | 2009-09-09 |
Family
ID=36718664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004326967A Active JP4326460B2 (ja) | 2004-06-03 | 2004-11-10 | 熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4326460B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8114491B2 (en) * | 2007-02-15 | 2012-02-14 | Cryovac, Inc. | Shrink sleeve label |
JP5560042B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2014-07-23 | 株式会社フジシールインターナショナル | シュリンクフィルムおよび筒状シュリンクラベル |
JP2009154500A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Gunze Ltd | 熱収縮性多層フィルム及び熱収縮性多層ラベル |
JP5959391B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2016-08-02 | 旭化成株式会社 | 積層シート及びフィルム |
JP6097043B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2017-03-15 | 旭化成株式会社 | 積層樹脂シート及びフィルム |
JP7172694B2 (ja) * | 2019-02-13 | 2022-11-16 | 三菱ケミカル株式会社 | 積層フィルム、熱収縮性積層フィルム、包装資材、成形品、容器 |
CN117729998A (zh) * | 2021-08-05 | 2024-03-19 | 郡是株式会社 | 热收缩性膜和其制造方法 |
-
2004
- 2004-11-10 JP JP2004326967A patent/JP4326460B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006123482A (ja) | 2006-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101437682B1 (ko) | 열수축성 적층 필름, 그 필름을 이용한 성형품, 열수축성라벨 및 용기 | |
JP3867095B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP4678637B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
KR100939466B1 (ko) | 열수축성 적층 필름, 그리고 그 필름을 이용한 성형품,열수축성 라벨 및 용기 | |
JP4717596B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP2006159903A (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP4688750B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP5700920B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP4662359B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP5294974B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP5235494B2 (ja) | 積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び該ラベルを装着した容器 | |
WO2012070130A1 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP5057666B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品及び容器 | |
JP2011110780A (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP5235760B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP2007160543A (ja) | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP4717597B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及び容器 | |
JP4504890B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム、並びに該フィルムを用いた成形品、熱収縮性ラベル及びこれらを装着した容器 | |
JP4426488B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルム及び該フィルムを用いた成形品、容器 | |
JP4326460B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 | |
JP5466016B2 (ja) | 積層体、並びに該積層体を用いた熱収縮性フィルム、熱収縮性ラベル、及び該ラベルを装着した容器 | |
JP4364085B2 (ja) | 熱収縮性積層フィルムおよび該フィルムを用いた成形品、容器 | |
JP5358254B2 (ja) | 積層体、延伸フィルム、熱収縮性フィルム、成形体、熱収縮性ラベル、及び該ラベルを装着した容器 | |
JP7172694B2 (ja) | 積層フィルム、熱収縮性積層フィルム、包装資材、成形品、容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090609 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090609 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4326460 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |