JP4326372B2 - 薄型基板用固定治具の再生方法 - Google Patents

薄型基板用固定治具の再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、薄型フレキシブルプリント配線基板を載置、固定する薄型基板固定治具に関する。
プリント配線板は、生産性の向上や高信頼性により、近時、多くの電子機器に使用されている。近年、電子機器の小型化、軽量化に対応すべく、フィルム状の絶縁基板表面に導体パターンを備えたフレキシブルプリント配線基板(以下、FPCという)が多用されている。このFPCにおいては、上記導体パターン表面に電子部品を実装する、いわゆる表面実装方式が広く採用されている。
FPCは、通常、搭載する電子部品の配設位置等に応じて、クリームハンダ塗布工程等を経た後、このクリームハンダ塗布部に電子部品を搭載し、その後、これらを加熱してクリームハンダを溶融、硬化し、上記電子部品をFPCに接合する(特許文献1参照)。
FPCは、フレキシブルであるが故に、また、最近の小型化の進行によっても、以上の各工程や、保管・移送等に際してその都度個別に取り扱うことは、繁雑であり、不安定でもあるので、剛性を有する板材(プレート)表面に弱粘着性接着剤層(弱粘着性層)を形成した薄型基板用固定治具を用いて、その弱粘着性層にFPCを装着して以上の各工程や、保管・移送等することが行われている。
特開昭63−204695号公報
薄型基板用固定治具の弱粘着性層は、表面の状態で粘着力が大きく変化する。特に長期的に使用を重ねると、薄型基板のエッジによる傷や、ごみの付着等により表面状態が粗面化され(図1)、耐久寿命を迎えていた。しかし、薄型基板用固定治具の平板は、アルミニウムやマグネシウム等の耐久寿命が長く剛性の高い材料が通常用いられ、弱粘着性層が機能しなくなっても使用できる状態である。特にマグネシウムは非常に高価なため、再使用が強く望まれている。
従来も一部で薄型基板用固定治具の再生が試みられてきたが、弱粘着性層をスクレーパー等により機械的に剥離して再生する方法が取られていて、この方法では、平板表面を傷つけてしまうばかりではなく、マグネシウムは削りかすを発火させる危険性があるため大きな問題となっている。
本発明は、上記の事情に鑑み、平板の片面に弱粘着性層を形成した薄型基板用固定治具において、弱粘着性層を再生する際、弱粘着性層の表を物理的に取り除き、平板を再利用することができる方法を提供することを課題とする。
本発明の薄型基板用固定治具の再生方法は、弱粘着性層を再生する際、該弱粘着性層の表面を物理的に除去した後、残った弱粘着性層の上に追加弱粘着性層を形成することを特徴とする。
本発明によれば、薄型基板用固定治具の平板を傷付けたり削り取ったり等のダメージを与えないので、平板を繰り返し利用することができる。また、新たな弱粘着性層の粘着強度等の性状を元の弱粘着性層のものと異ならせることもでき、FPCの仕様変更等にも適時に容易に対応することができる。
本発明は、薄型基板用固定治具の弱粘着性層表面を再生する際、該弱粘着性層の少なくとも表面を物理的に取り除き、追加弱粘着性層を形成することによって、平板を再利用することを基本とする。
以下に、図面を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態を示す説明図であって、(a)は、長期使用の結果、弱粘着性層が耐久寿命となった薄型基板用固定治具、(b)は、(a)の弱粘着性層の表面部分を物理的に取り除いて、表面部分の特に荒れた弱粘着性層を除去した状態、(c)は、平板上に残された弱粘着性層上に追加弱粘着性層を形成して再生された薄型基板用固定治具をしめす。
図1において、1は、平板2上に、長期使用の結果、表面が荒れて耐久寿命となった弱粘着性層3を有する耐久寿命となった薄型基板用固定治具である(a)。この耐久寿命となった薄型基板用固定治具1上の耐久寿命となった弱粘着性層3の表面部分を物理的な手段により除去し整える(b)。表面が整えられた弱粘着性層6の上に、新たな弱粘着剤層が形成され、接合熱処理、後熱処理を施して、新たな追加弱粘着性層7が形成され(c)、整えられた弱粘着性層6と新たな追加弱粘着性層7とが平板2上の新たな弱粘着性層8となり、全体で再生薄型基板用固定治具9を構成する。
表面が荒れた弱粘着性層の表面部分を物理的に除去する方法としては、レーザーを照射して蒸発除去する方法や、サンドブラスト、ウェットブラスト、パフがけ等による方法が用いられ得る。中でも、レーザー照射による方法が、表面層の除去量をコントロールし易いので、好ましい。この際に、平板に弱粘着性層除去操作に伴うダメージが及ばないことに留意することが肝要である。
表面が荒れた弱粘着性層の除去量に格別の制限はないが、元の弱粘着性層の厚さの半分程度を目安とすると、除去操作をコントロールし易い。
表面が荒れた弱粘着性層を除去する際に、整えられた弱粘着性層の表面には細かな凹凸が存在することがあるが、未硬化の新たな弱粘着性層を積層することによって細かな凹凸は吸収されるので、格別問題となることはなく、却ってアンカー効果が期待できて接合強度が向上する利点もある。
残された弱粘着性層上に形成される追加弱粘着性層は、残された弱粘着性層の全面を均一に覆うものであっても良いし、弱粘着性層が載置される電子部品に適合するパターン形状をなすものであっても良い。また、弱粘着性層に適宜の凹凸部が形成されても差し支えない。
残された弱粘着性層上に追加弱粘着性層を形成するには、カレンダーロール法等により直接追加弱粘着剤層を形成することもでき、また、強度を有する支持シート上に弱粘着剤層を形成しておいて転写することもできる。さらには、追加弱粘着剤層に後熱処理を施す時期は、残された弱粘着性層上に形成される前後を問わない。
再生薄型基板用固定治具は、通例通り、追加弱粘着性層7上にFPC(図示せず)が粘着・固定されて保管・移送され、また、FPCの所用個所にはクリームハンダ等が印刷等により配置され、フリップチップ(電子部品)が載置され、加熱処理されて、実装される。
平板2の材質としては、クリームハンダによる電子部品の実装のための加熱に耐え得る耐熱性を有する剛体であれば、格別の制限はないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ガラスエポキシ複合板、マグネシウム、マグネシウム合金などが好適なものとして挙げられる。
追加弱粘着剤層7を形成させる材質としては、耐熱性、耐寒性、自己密着性を有し、繰り返し粘着することができるものが望ましく、例えば、シリコーン、ポリイミドシリコーン、末端に硬化性官能基を有するフッ素化ポリエーテル骨格を有するフッ素系エラストマーを硬化せしめたものなど耐熱性の高いエラストマー材料が挙げられる。
追加弱粘着性層の材質が元の弱粘着性層の材質と同じものである場合には、両者の接合がより容易になる利点があるが、それに限らず、例えば適用するFPCの仕様等の変更に適応するため等により、異なる材質のものとすることがより好ましいこともある。
なお、以上の説明では元の弱粘着性層が長期使用の結果、表面が荒れて耐久寿命となった弱粘着性層の例について説明してきたが、これに限られることなく、FPCの仕様変更等で弱粘着性層の変更が必要になった場合も、本件発明における「弱粘着性層を再生する際」に含めることとする。
[実施例1]
薄型基板用固定治具のアルミニウム平板の弱粘着性層がミラブル型のシリコーン樹脂KE−9510U(信越化学工業(株)製)からなる薄型基板用固定治具の弱粘着性層の粘着力が低下したため、レーザーを使用して耐久寿命となった弱粘着性層面をその厚みが半分程度になるまで研磨し、研磨した表面上に新たな弱粘着性層として先のKE−9510U(未硬化)からなるシートを貼付け、加熱硬化一体化させ、再生薄型基板用固定治具を作製した。
得られた再生薄型基板用固定治具をFPCへの電子部品の実装工程に供したが、新品の薄型基板用固定治具と何ら遜色が認められなかった。
本発明により、薄板基板用固定治具の再生、弱粘着性層の交換が安価に、簡便に行えるようになり、さらには、FPCの仕様変更等に迅速・簡便に適応できるようにもなり、電子機器製造の分野における薄型基板用固定治具の利便性が格別に向上する。
本発明の実施の形態を示す説明図であって、(a)は、長期使用の結果、弱粘着性層が耐久寿命となった薄型基板用固定治具、(b)は、(a)の弱粘着性層の表面部分を物理的に取り除いて、表面部分の特に荒れた弱粘着性層を除去した状態、(c)は、平板上に残された弱粘着性層上に追加弱粘着性層を形成して再生された薄型基板用固定治具をしめす。
符号の説明
1:(耐久寿命となった)薄型基板用固定治具
2:平板
3:(長期使用の結果、表面が荒れて耐久寿命となった)弱粘着性層
4:(新たな)弱粘着性
:(表面が整えられた)弱粘着性層
7:追加弱粘着性層
8:(新たな)弱粘着性層
9:再生薄型基板用固定治具

Claims (1)

  1. 平板の片面に弱粘着性層を形成した薄型基板用固定治具の再生方法であって、弱粘着性層を再生する際、該弱粘着性層の表面を物理的に除去した後、残った弱粘着性層の上に追加弱粘着性層を形成することを特徴とする薄型基板用固定治具の再生方法。
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