JP4325921B2 - 密閉鍛造方法及び密閉鍛造装置 - Google Patents
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Description
(1)主成形パンチ、この主成形パンチと異なる動作軸方向を有する1以上の従成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンを有する金型の成形空間内を、主成形パンチを動作させて加圧することにより、鍛造用金属素材で充満して最終鍛造成形品の中間形状を得る工程と、従成形パンチを鍛造用金属素材が凹になる方向に作動させて凹部を有する最終鍛造成形品形状を得る工程とを含み、金型の中間形状成形完了時の成形空間内容積を従成形パンチの動作により押込まれる体積以上に増加させるように変化させながら最終鍛造成形品形状を成形することを特徴とする密閉鍛造方法。
(2)中間形状成形後であって従成形パンチが動作開始するまでの間の所定時間、従成形パンチの動作開始と同時、または従成形パンチ動作開始以降の所定の時点から選ばれるいずれかの時点から、所定の時間の間、中間形状成形完了時の成形空間内容積を前記主成形パンチ、ダイス、ノッアウトピンのいずれかの位置を動かして変化させることを特徴とする上記(1)に記載の密閉鍛造方法。
(3)中間形状成形後に鍛造用金属素材への加圧力が所定の値以上になった時点で、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の密閉鍛造方法。
(4)中間形状成形後に主成形パンチおよび/または従成形パンチの位置が所定の位置となった時点で、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の密閉鍛造方法。
(5)中間形状成形完了時の加圧力と中間形状成形後の従成形パンチの動作による加圧力との差圧力により、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(6)機械的機構または油圧機構によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(7)ダイスがダイス本体を含み、中間形状成形時の主成形パンチと同じ向きにダイス本体を動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
(8)ダイスが摺動金型を含み、中間形状成形時の主成形パンチと同じ向きに摺動金型を動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(9)ノックアウトピンを動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(10)中間形状の成形時とは逆向きに主成形パンチを動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(11)中間形状成形時の主成形パンチと同じ向きにダイスを動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(12)主成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンから選ばれる2つ以上の組み合せの動作によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(13)主成形パンチ、ダイス本体、ノックアウトピンから選ばれる2つ以上の組み合せの動作によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(7)に記載の密閉鍛造方法。
(14)主成形パンチ、摺動金型、ノックアウトピンから選ばれる2つ以上の組み合せの動作によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする上記(8)に記載の密閉鍛造方法。
(15)従成形パンチを、主成形パンチの動作力を機械的に分配することによって動作させることを特徴とする上記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(16)従成形パンチを、主成形パンチの動作機構とは独立した機械的な機構によって動作させることを特徴とする上記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(17)従成形パンチを、主成形パンチの動作機構とは独立した油圧機構で動作させることを特徴とする上記(1)乃至(14)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(18)鍛造用金属素材が、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とする上記(1)乃至(17)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(19)鍛造用金属素材の温度が、200℃〜500℃であることを特徴とする上記(1)乃至(18)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(20)金型の温度が、100℃〜400℃であることを特徴とする上記(1)乃至(19)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(21)主成形パンチ及び従成形パンチの温度が、最も低いことを特徴とする上記(20)に記載の密閉鍛造方法。
(22)鍛造用金属素材の外表面、成形空間を形成する金型の面の少なくとも一方に潤滑材を塗布した後、鍛造用金属素材を成形することを特徴とするの上記(1)乃至(21)のいずれか1つに記載の密閉鍛造方法。
(23)最終鍛造成形品形状に凹部を形成するために鍛造用金属素材に入り込む従成形パンチの周面にも潤滑材が塗布されていることを特徴とする上記(22)に記載の密閉鍛造方法。
(24)主成形パンチ、この主成形パンチと異なる動作軸方向を有する1以上の従成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンを有する金型と、この金型の成形空間内を、主成形パンチを動作させて加圧することにより、鍛造用金属素材で充満して最終鍛造成形品の中間形状を得る中間形状成形完了時の成形空間内容積を、従成形パンチの動作により押込まれる体積以上に増加させるように変化させる容積変化手段と、中間形状成形完了後であって
従成形パンチが動作開始するまでの間の所定時間、従成形パンチの動作開始と同時、または従成形パンチ動作開始以降の所定の時点から選ばれるいずれかの時点から、所定の時間の間、容積変化手段を動作させる制御手段とを含む密閉鍛造装置。
(25)金型の中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させる容積変化手段が、主成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンから選ばれる1つ以上であることを特徴とする上記(24)に記載の密閉鍛造装置。
(26)金型の中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させる制御手段が、主成形パンチ、従成形パンチの位置、金型内の鍛造用金属素材の状態または鍛造用金属素材の加圧状態の検出機構と、この検出機構からの検出情報に基づいて容積変化手段を動作させる金型内容積制御装置から構成されることを特徴とする上記(24)に記載の密閉鍛造装置。
(27)金型に加熱手段を設けたことを特徴とする上記(24)乃至(26)のいずれか1つに記載の密閉鍛造装置。
まず、主成形パンチ(101)、この主成形パンチ(101)と異なる動作軸方向の従成形パンチ(103)、主成形パンチ(101)を受け入れる凹部を有するとともに、従成形パンチ(103)を底で摺動可能に支持するダイス本体(105)、このダイス本体(105)に摺動可能に支持された摺動金型(107)、最終鍛造成形品(151)を排出可能なように、ダイス本体(105)に摺動可能に支持されたノックアウトピン(108)を含む壁面で囲まれる成形空間内(金型空間内または成形孔内。)に鍛造用金属素材(131)を投入し〔図1(A)〕、主成形パンチ(101)による成形で成形空間内を鍛造用金属素材(131)で充満させて、最終鍛造成形品(151)の中間形状〔中間鍛造成形品(141)。〕を得る〔図1(B)〕。ここで、ダイスは、ダイス本体(105)と、摺動金型(107)とで構成されている。ダイスは、主成形パンチ(101)を受ける形になるので、受金型と称することもできる。そして、摺動金型(107)とは、ダイス本体(105)に設けられた摺動機能を有する分割部のことである。また、摺動機能とは、分割部をダイス本体(105)に対して成形空間内外の方向の任意の位置に移動できるもので、例えば、ダイス本体(105)の一部に孔を開け、その孔に適当なクリアランスを持った分割部を設置し、これがダイス本体(105)と機械的に固定されない方法を用いて支持することで実現できる。
例えば、従成形パンチの動作開始と同時に、主成形パンチ、ダイス本体、摺動金型、ノックアウトピンの少なくとも1つの相対位置を変える場合、従成形パンチを動作させた際に押込まれる体積の単位時間あたりの量をV1とすると、主成形パンチ、ダイス本体、摺動金型、ノックアウトピンの少なくとも1つの相対位置を変える動きの速度は、その動作により金型内の体積の単位時間あたりの増加量をV2とした場合、増加量(V2)は量(V1)以上の値であることが必要である。増加量(V2)が量(V1)よりも小さいときには、鍛造用金属素材が成形空間内に充填した状態に、さらに従成形パンチが押込まれるので、金型、プレス機械が破損する恐れがあるからである。充填された素材に無理な力が加わり、最終鍛造成形品に歪が生じるからである。
壁面金型(506)と摺動金型(507)とに囲まれた空間内に鍛造用金属素材(531)を投入し、主成形パンチ(501)の動作によって中間形状〔中間鍛造成形品(541)〕に成形する〔図5(A)〕。さらに、中間鍛造成形品(541)に、従成形パンチ(503)が押し込まれる時に、従成形パンチ(503)の動作開始時点、またはその前の時点から、摺動金型(507)を主成形パンチ(501)の主成形動作の方向(動作軸方向)と同じ向き(矢印にて図示。)に動かす〔図5(B)〕。摺動金型(507)を動かす量と動作速度は、前に述べた従成形パンチ(103)の押込み量と動作速度から摺動金型(107)の動かし方を決めた方法と同じで良い。なお、図5(B)において、551は最終鍛造成形品を示す。
本発明における、従成形パンチを動作させる方法としては、主成形パンチの力を分配して動かす方法、主成形パンチの動きとは独立した機械機構で動かす方法、または主成形パンチの動きとは独立した油圧機構で動かす方法、もしくはこれらを組み合わせた方法がある。
従成形パンチ(603)、ダイス本体(605)、摺動金型(607)及びノックアウトピン(608)を油圧機構によるダイフロートやダイクッション、ガスクッション、バネなどによる浮遊機構でダイセット(611)から浮かせておく〔図6(A)〕。図6(A)では、浮遊機構の一例として、圧縮バネ(612)を用いた場合を示す。浮かせておく力は、鍛造用金属素材(631)を中間形状〔中間鍛造成形品(641)〕に成形する際に主成形パンチ(601)から与えられる加圧力よりも大きく、それよりも大きな加圧力が上方から与えられたときに沈み込む値に設定しておく。圧縮バネ(612)を用いる場合には、前述の条件を満たすバネ常数、長さをもつバネを用い、バネをあらかじめ圧縮しておけば良い。なお、図6において、622はノックアウト機構を示す。
主成形パンチ、ダイス本体、摺動金型、ノックアウトピンの位置を変えるように動かす方法の一例として、従成形パンチが鍛造用金属素材に及ぼす加圧力を利用する方法について説明する。
従成形パンチの加圧力を利用するのではなく、中間鍛造成形品の成形完了時点を、主成形パンチの位置、主成形パンチにかかる荷重、ダイセットにかかる荷重などから検出し、それが検知されたら摺動金型を、電動機等を動力源とした機械的機構や油圧機構で動かすこともできる。より好ましくは、中間鍛造成形品の成形完了時点を、主成形パンチの位置で検知し、その信号を摺動金型を動かす機械的機構または油圧機構に送り、その信号を受け取ったらそれら機構が動作を開始する、電気信号系統による動作が、安定性の観点から好ましい。その結果、主成形パンチ、ダイス本体、摺動金型、ノックアウトピンを、中間鍛造成形品の成形後に主成形パンチおよび/または従成形パンチの位置が所定の位置となった時点で動作させれば良い。
(2)鍛造用金属素材を金型へ搬送する工程。
(3)鍛造用金属素材及び/または金型に潤滑材を塗布する工程。
(4)鍛造用金属素材を鍛造する工程。
(5)ノックアウト機構によって最終鍛造成形品を金型内から排出する工程。
(6)取り出した最終鍛造成形品に連続的に溶体化・時効処理を実施する熱処理工程。
従成形パンチ(103)の先端以外の成形部はダイス本体(105)内に隠れている〔図1(A)〕。この部分に潤滑剤を塗布するには、従成形パンチ(103)を図1(C)の状態から図1(A)の位置に戻して最終鍛造成形品(151)を取り出した後、鍛造用金属素材(131)を装填するよりも前に従成形パンチ(103)を(金型内が空の状態で)図1(C)の位置まで移動し、ダイス本体(105)から飛び出した状態で潤滑剤を塗布する。または、図1(A)の位置にあるときでも従成形パンチ(103)の周囲に潤滑剤を塗布できるように、従成形パンチ(103)とダイス本体(105)との隙間に潤滑剤を加圧して注入する。このとき、従成形パンチ(103)とダイス本体(105)との間に潤滑剤が染み出す溝を設けてもよい。溝の方向は、特に制限されないが、従成形パンチ(103)の動き方向と平行またはスパイラルが好ましい。
一方、主成形パンチ、従成形パンチ、ダイス本体、壁面金型、摺動金型、ノックアウトピンの材料の熱膨張率を組み合わせることで、熱膨張による隙間の変化を抑えることができ、その結果、温度管理がし易くなるので、好ましい。これは、焼きつき防止を考慮することなく、成形品質、成形形状不良対策を優先した温度管理をすることができるからである。
(1)金型の各部分を初期位置に位置させ、設定温度に加熱する。
(2)金型の各部分が設定温度になったのを検出した後、ダイスへ鍛造用金属素材を装填し、主成形パンチの動作を開始する。
(3)中間形状の成形完了を確認後、例えば主成形パンチの位置、加圧圧力の値等により、増加手段の動作開始時点を検出する。
(4)増加手段の動作開始時点を検出すると、増加手段の動作を開始し、もとの成形空間内容積を従成形パンチの押込み体積以上に増加させる。
(5)もとの成形空間内容積が設定した体積だけ増加したのを、例えばあらかじめ設定した体積だけ増加したことを検出(金型の部分の移動量で検出)して増加手段の停止時点を検出する。
(6)増加手段の停止時点を検出すると、増加手段の動作を停止し、もとの成形空間内容積を従成形パンチの押込み体積以上に増加させるのを終了する。
(7)増加手段の停止を確認後、従成形パンチの動作を開始する。
(8)従成形パンチの動作の完了を検出(移動量で検出)して従成形パンチの動作を停止し、鍛造成形品の成形を完了する。
(9)増加手段を初期位置(体積増加前の状態。)に戻す。
(10)主成形パンチ、従成形パンチを初期位置にもどす(どちらが先でもよいが、従成形パンチを先に戻すのがよい。)。
(11)鍛造成形品を排出する。
鍛造成形品の円柱形状部(1001)の直径は40mmで、高さは25mm、側面の穴〔凹部(1002)〕は直径6mmで、深さが8mmで対向する面に2箇所設けられている。用いる鍛造用金属素材(1131)は、材質がAA規格6061アルミニウム合金で、直径が35mmで、高さが32.2mmの円柱であった。この表面に、燐酸亜鉛皮膜からなる固体潤滑皮膜処理、いわゆるボンデ処理を施したものを用いた。
主成形パンチを150℃、従成形パンチを200℃、ダイス本体を250℃、摺動金型を200℃とした。
103 従成形パンチ
105 ダイス本体
107 摺動金型
108 ノックアウトピン
131 鍛造用金属素材
141 中間鍛造成形品
151 最終鍛造成形品
401 主成形パンチ
403 従成形パンチ
404 ダイス
408 ノックアウトピン
431 鍛造用金属素材
441 中間鍛造成形品
451 最終鍛造成形品
501 主成形パンチ
503 従成形パンチ
506 壁面金型
507 摺動金型
508 ノックアウトピン
531 鍛造用金属素材
541 中間鍛造成形品
551 最終鍛造成形品
601 主成形パンチ
602 縁
603 従成形パンチ
605 ダイス本体
607 摺動金型
608 ノックアウトピン
611 ダイセット
612 圧縮バネ
620 リンク機構
622 ノックアウト機構
631 鍛造用金属素材
641 中間鍛造成形品
651 最終鍛造成形品
701 主成形パンチ
703 従成形パンチ
705 ダイス本体
707 摺動金型
708 ノックアウトピン
713 油圧機構
714 逃がし弁
731 鍛造用金属素材
741 中間鍛造成形品
801 立方体部
802 凹部
803 突き出し部
901 主成形パンチ
902 縁
903 従成形パンチ
905 ダイス本体
907 摺動金型
908 ノックアウトピン
911 ダイセット
915 浮遊機構1
916 浮遊機構2
920 リンク機構
922 ノックアウト機構
931 鍛造用金属素材
941 中間鍛造成形品
951 最終鍛造成形品
1001 円柱形状部
1002 凹部
1101 主成形パンチ
1103 従成形パンチ
1106 壁面金型
1107 摺動金型
1108 ノックアウトピン
1111 ダイセット
1117 油圧浮遊機構1
1118 油圧浮遊機構2
1119 浮遊機構ホルダー
1120 リンク機構
1122 ノックアウト機構
1131 鍛造用金属素材
1141 中間鍛造成形品
1151 最終鍛造成形品
1401 主成形パンチ
1403 従成形パンチ
1404 ダイス
1408 ノックアウトピン
1431 鍛造用金属素材
1451 最終鍛造成形品
1501 主成形パンチ
1503 従成形パンチ
1504 ダイス
1505 充填部位
1508 ノックアウトピン
1531 鍛造用金属素材
1551 最終鍛造成形品
1552 充填不足部
1553 未充填部
Claims (27)
- 主成形パンチ、この主成形パンチと異なる動作軸方向を有する1以上の従成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンを有する金型の成形空間内を、主成形パンチを動作させて加圧することにより、鍛造用金属素材で充満して最終鍛造成形品の中間形状を得る工程と、従成形パンチを鍛造用金属素材が凹になる方向に作動させて凹部を有する最終鍛造成形品形状を得る工程とを含み、金型の中間形状成形完了時の成形空間内容積を従成形パンチの動作により押込まれる体積以上に増加させるように変化させながら最終鍛造成形品形状を成形することを特徴とする密閉鍛造方法。
- 中間形状成形後であって従成形パンチが動作開始するまでの間の所定時間、従成形パンチの動作開始と同時、または従成形パンチ動作開始以降の所定の時点から選ばれるいずれかの時点から、所定の時間の間、中間形状成形完了時の成形空間内容積を前記主成形パンチ、ダイス、ノッアウトピンのいずれかの位置を動かして変化させることを特徴とする請求項1に記載の密閉鍛造方法。
- 中間形状成形後に鍛造用金属素材への加圧力が所定の値以上になった時点で、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の密閉鍛造方法。
- 中間形状成形後に主成形パンチおよび/または従成形パンチの位置が所定の位置となった時点で、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の密閉鍛造方法。
- 中間形状成形完了時の加圧力と中間形状成形後の従成形パンチの動作による加圧力との差圧力により、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 機械的機構または油圧機構によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- ダイスがダイス本体を含み、中間形状成形時の主成形パンチと同じ向きにダイス本体を動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- ダイスが摺動金型を含み、中間形状成形時の主成形パンチと同じ向きに摺動金型を動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- ノックアウトピンを動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 中間形状の成形時とは逆向きに主成形パンチを動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 中間形状成形時の主成形パンチと同じ向きにダイスを動かすことによって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 主成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンから選ばれる2つ以上の組み合せの動作によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 主成形パンチ、ダイス本体、ノックアウトピンから選ばれる2つ以上の組み合せの動作によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項7に記載の密閉鍛造方法。
- 主成形パンチ、摺動金型、ノックアウトピンから選ばれる2つ以上の組み合せの動作によって、中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させることを特徴とする請求項8に記載の密閉鍛造方法。
- 従成形パンチを、主成形パンチの動作力を機械的に分配することによって動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 従成形パンチを、主成形パンチの動作機構とは独立した機械的な機構によって動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 従成形パンチを、主成形パンチの動作機構とは独立した油圧機構で動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 鍛造用金属素材が、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 鍛造用金属素材の温度が、200℃〜500℃であることを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 金型の温度が、100℃〜400℃であることを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 主成形パンチ及び従成形パンチの温度が、最も低いことを特徴とする請求項20に記載の密閉鍛造方法。
- 鍛造用金属素材の外表面、成形空間を形成する金型の面の少なくとも一方に潤滑材を塗布した後、鍛造用金属素材を成形することを特徴とするの請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の密閉鍛造方法。
- 最終鍛造成形品形状に凹部を形成するために鍛造用金属素材に入り込む従成形パンチの周面にも潤滑材が塗布されていることを特徴とする請求項22に記載の密閉鍛造方法。
- 主成形パンチ、この主成形パンチと異なる動作軸方向を有する1以上の従成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンを有する金型と、
この金型の成形空間内を、主成形パンチを動作させて加圧することにより、鍛造用金属素材で充満して最終鍛造成形品の中間形状を得る中間形状成形完了時の成形空間内容積を、従成形パンチの動作により押込まれる体積以上に増加させるように変化させる容積変化手段と、
中間形状成形完了後であって従成形パンチが動作開始するまでの間の所定時間、従成形パンチの動作開始と同時、または従成形パンチ動作開始以降の所定の時点から選ばれるいずれかの時点から、所定の時間の間、容積変化手段を動作させる制御手段とを含む密閉鍛造装置。 - 金型の中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させる容積変化手段が、主成形パンチ、ダイス、ノックアウトピンから選ばれる1つ以上であることを特徴とする請求項24に記載の密閉鍛造装置。
- 金型の中間形状成形完了時の成形空間内容積を変化させる制御手段が、主成形パンチ、従成形パンチの位置、金型内の鍛造用金属素材の状態または鍛造用金属素材の加圧状態の検出機構と、この検出機構からの検出情報に基づいて容積変化手段を動作させる金型内容積制御装置から構成されることを特徴とする請求項24に記載の密閉鍛造装置。
- 金型に加熱手段を設けたことを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか1項に記載の密閉鍛造装置。
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