JP4325695B2 - 情報通信システム、コンテンツ出力装置、ユーザ側装置、コンテンツ配信装置、コンテンツ出力装置用プログラム、ユーザ側装置用プログラム、コンテンツ配信装置用プログラム - Google Patents

情報通信システム、コンテンツ出力装置、ユーザ側装置、コンテンツ配信装置、コンテンツ出力装置用プログラム、ユーザ側装置用プログラム、コンテンツ配信装置用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツを利用するための情報通信システムに関するものである。
従来、コンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、コンテンツ配信装置からダウンロードしたコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置を備える情報通信システムが知られている。こうした情報通信システムに関しては、コンテンツデータの著作権を保護しつつ、コンテンツを利用するユーザの利便性を向上させるために、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、複数のユーザからなる特定の正規利用者グループに対し、通信回線を介して受信・購入されたコンテンツを受信端末以外の端末においても利用可能とする構成の情報通信システムが開示されている。この情報通信システムにおいて、ユーザは、カードごとに異なる利用者識別番号やグループに共通のグループ秘密鍵等が記憶されたカードをコンテンツが蓄積された端末装置に挿入し、更にパスワードを入力することによりコンテンツを利用する。
また、特許文献2には、車両の所有者以外のユーザが音楽配信サーバに保存している音楽データを、その車両に搭載された音楽再生装置で無料再生することを可能とするための構成が開示されている。この音楽再生装置で音楽配信を受けたいユーザは、自身のユーザID情報を音楽再生装置に入力し、音楽配信装置との間で認証確認が行われた後に、配信を希望する音楽データのダウンロードを要求する。
また、特許文献3には、購入したコンテンツを種々の場所で楽しむことを可能とするための構成が開示されている。具体的には、ユーザは、コンテンツを出力する権利を有することを示す情報である識別情報が記録された記録媒体を、コンテンツを出力させたいコンテンツ出力装置に挿入する。これにより、記録媒体に記録された識別情報がコンテンツ出力装置によって読み出され、そのユーザが出力する権利を有するコンテンツデータをサーバ装置からそのコンテンツ出力装置にダウンロード可能となる。
特開平7−297818号公報 特開2002−116769号公報 特開2004−62728号公報
しかしながら、前述した構成では、購入済のコンテンツをそのコンテンツデータが記憶されていないコンテンツ出力装置で出力するためには、そのコンテンツデータをコンテンツ配信装置から取得するための操作をユーザに行わせなければならない。このようにユーザ側で意識して操作を行わなければならないのは、ユーザにとっては煩わしいという問題がある。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、ユーザが購入済のコンテンツをそのコンテンツデータが記憶されていないコンテンツ出力装置で煩わしい操作を行うことなく利用可能な情報通信システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載の情報通信システムによれば、ユーザは、購入済のコンテンツをそのコンテンツデータが記憶されていないコンテンツ出力装置で煩わしい操作を行うことなく利用することが可能となる。すなわち、この情報通信システムにおいて、ユーザが所持するユーザ側装置には、ユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報が記憶されており、ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ送信される。そして、コンテンツ出力装置は、ユーザが購入済のコンテンツのうち当該コンテンツ出力装置に記憶されていないものが存在する場合に、そのコンテンツデータをコンテンツ配信装置から取得する。このような情報通信システムによれば、ユーザが利用しようとするコンテンツ出力装置にそのユーザが購入済のコンテンツが自動的に補充されるようにすることが可能となる。この結果、ユーザは、煩わしい操作を行うことなく購入済のコンテンツをコンテンツ出力装置で利用することができる。
なお、コンテンツとしては、音楽/音声、画像、動画、文字情報、地図情報等、様々なものが挙げられる。一般に、コンテンツの購入は、対価の支払いを条件にコンテンツデータを取得することにより行われるが、本発明でいう購入は、対価の支払いを必須とするものではなく、例えば無償による取得も含まれ得る。また、コンテンツの出力とは、例えば、音楽コンテンツ等の再生、画像コンテンツ等の表示などを意味する。
ところで、ユーザ側装置に記憶される所有コンテンツ情報は、例えば次のように更新することができる。
すなわち、請求項2に記載の情報通信システムでは、コンテンツ出力装置が、コンテンツが購入された場合に、そのコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてユーザ側装置へ送信する。そして、ユーザ側装置が、受信した新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして所有コンテンツ情報に追加する。このような構成によれば、ユーザがコンテンツを購入することでユーザ側装置に記憶される所有コンテンツ情報が更新されるため、所有コンテンツ情報を最新の情報に維持することができる。
特に、請求項3に記載のように、コンテンツ出力装置が、新規コンテンツ情報を、コンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ送信するように構成するとよい。このようにすれば、購入者以外のユーザのユーザ側装置が存在する場合に、そのユーザ側装置へ新規コンテンツ情報が送信されてそのユーザ側装置に記憶されている所有コンテンツ情報が誤って更新されてしまうことを防ぐことができる。
なお、コンテンツの購入者は、例えば、コンテンツの出力装置の所有者であるユーザとしてもよく、また、コンテンツの購入要求とともにユーザに入力させるようにしてもよい。
また、請求項4に記載の情報通信システムでは、コンテンツ出力装置が、当該コンテンツ出力装置に記憶されているコンテンツのうちユーザ側装置に記憶されていないものの情報を新規コンテンツ情報としてそのユーザ側装置へ送信する。そして、ユーザ側装置が、受信した新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして所有コンテンツ情報に追加する。このような構成によれば、ユーザ側装置が存在しない状態でコンテンツが購入された場合にも、そのユーザ側装置に記憶されている所有コンテンツ情報を事後的に適切な情報に更新することができる。
さらに、請求項5に記載の情報通信システムでは、コンテンツ配信装置が、コンテンツが購入された場合に、そのコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのコンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ送信する。そして、ユーザ側装置が、受信した新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして所有コンテンツ情報に追加する。このような構成によれば、ユーザがコンテンツを購入することでユーザ側装置に記憶される所有コンテンツ情報が更新されるため、所有コンテンツ情報を最新の情報に維持することができる。
ところで、本発明の情報通信システムの構成によれば、コンテンツ出力装置を用いてユーザが購入したコンテンツが、別のコンテンツ出力装置にも補充されるが、このような補充を無条件に行うことは著作権の保護の面で好ましくない。例えば、ユーザAがコンテンツ出力装置A1を用いて購入したコンテンツを、そのユーザAが所有する別のコンテンツ出力装置A2に補充する場合と、他のユーザBが所有するコンテンツ出力装置Bに補充する場合では、前者よりも後者を制限する必要がある。
そこで、請求項6に記載の情報通信システムでは、ユーザが購入済のコンテンツのうち当該コンテンツ出力装置に記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザが登録ユーザでないときには、コンテンツを期間制限付きで出力可能な制限付コンテンツデータをコンテンツ配信装置から取得する。このような情報通信システムによれば、コンテンツの不正取得を防止することができる。なお、登録ユーザは、例えばコンテンツ出力装置の所有者であるユーザとすることが考えられる。また、請求項7に記載のように、コンテンツをそのユーザが所持するユーザ側装置と無線通信可能な状態でのみ出力可能な制限付コンテンツデータを取得するようにしてもよい。
この場合、例えば請求項に記載のように、取得する制限付コンテンツデータをユーザにより選択させるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザの意に反して不要な制限付コンテンツデータが自動的に取得されてしまうことを防ぐことができる。
一方、著作権の保護を強化する面では、例えば請求項に記載のように、登録ユーザが存在しなければコンテンツ出力装置によるコンテンツの出力及び新たなコンテンツの購入のうち少なくとも一方を禁止するように構成してもよい。このような構成によれば、コンテンツの不正取得や不正使用を防止することができる。
具体的には、例えば請求項10に記載のように、登録ユーザのユーザ側装置がコンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にある場合に、登録ユーザが存在すると判定するとよい。このようにすれば、登録ユーザの存在を容易に判定することができる。
また、例えば、請求項11に記載のように、特徴検出手段により登録ユーザの身体的特徴が検出された場合に、登録ユーザが存在すると判定してもよい。このようにすれば、登録ユーザは、ユーザ側装置を所持していない状態においてもコンテンツを利用することができる。
一方、ユーザが利用しようとするコンテンツ出力装置にそのユーザが購入済のコンテンツが補充されるタイミングは早い方が好ましい。
そこで、請求項12に記載の情報通信システムでは、ユーザ側装置は、当該ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置が検出された時点で、そのコンテンツ出力装置へ所有コンテンツ情報を送信する。このため、コンテンツの補充を早いタイミングで行うことができる。
また、コンテンツ出力装置としては、例えば請求項13に記載のように、車両に搭載されて用いられるものが挙げられる。この場合、複数の車両を所有するユーザは、ある車両において購入したコンテンツを、別の車両においても利用することが可能となる。
次に、請求項1423に記載のコンテンツ出力装置によれば、請求項1〜4,6〜11の情報通信システムをそれぞれ構築することができ、これにより前述した効果を得ることができる。
また、請求項2428に記載のユーザ側装置によれば、請求項1,2,4,5,12の情報通信システムをそれぞれ構築することができ、これにより前述した効果を得ることができる。
さらに、請求項2931に記載のコンテンツ配信装置によれば、請求項1,5,6の情報通信システムをそれぞれ構築することができ、これにより前述した効果を得ることができる。
一方、請求項33に記載のコンテンツ出力装置用プログラムによれば、請求項14のコンテンツ出力装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
また、請求項34に記載のユーザ側装置用プログラムによれば、請求項24のユーザ側装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
さらに、請求項35に記載のコンテンツ配信装置用プログラムによれば、請求項29のコンテンツ配信装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
まず、第1実施形態の情報通信システムについて説明する。
[1−1.全体構成]
図1は、第1実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。
この情報通信システムは、車両50に搭載された車載装置10と、ユーザが所持する携帯装置20と、車載装置10で利用可能なコンテンツ(以下「車両用コンテンツ」という。)のデータ(コンテンツデータ)を配信するコンテンツ配信サーバ30から構成される。
ここで、この情報通信システムを構成する各装置10,20,30の具体的な構成について説明する。
[1−1−1.車載装置の構成]
車載装置10は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、音出力部15、車外通信部16及び近距離通信部17を備える。なお、車載装置10は、必ずしも単体の装置として構成される必要はなく、車両50に搭載された複数の装置から構成されるものであってもよい。
制御部11は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各種処理を実行する。
記憶部12は、ハードディスク等の記憶媒体に各種情報を記憶する。
具体的には、記憶部12には、当該車載装置10が搭載される車両50の所有者であるユーザ(車両オーナ)に固有の識別情報であるユーザ識別情報があらかじめ記憶されている。なお、ユーザ識別情報は、例えば、ユーザが本情報通信システムを利用するための加入手続を行った際に記憶部12に書き込まれる。
また、記憶部12には、コンテンツ配信サーバ30からダウンロードしたコンテンツデータが記憶される。そして、車載装置10は、車両50に乗車しているユーザにより行われる操作に従い、記憶部12に記憶されているコンテンツデータの表す車両用コンテンツを出力可能に構成されている。なお、コンテンツデータは、違法コピー防止のため、コンテンツデータごとに異なる制限解除キーを用いた状態でのみ出力可能となっており、記憶部12には、コンテンツデータとともにそのコンテンツデータに対応する制限解除キーが記憶される。
操作部13は、ユーザからの外部操作による指令を入力するためのものであり、例えば、表示部14と一体になったタッチスイッチや、メカニカルなスイッチ等を用いて構成される。
表示部14は、車両50に乗車しているユーザに対して各種情報を表示するためのものであり、例えば液晶ディスプレイを用いて構成される。
音出力部15は、車両50の室内に設けられたスピーカから音声や音楽等の音を出力する。
車外通信部16は、コンテンツ配信サーバ30との間でインターネットを介してデータ通信可能に構成されている。
近距離通信部17は、携帯装置20との間で近距離無線通信を行うためのものであり、車両50の室内全域をカバーする通信エリア(近距離無線通信可能なエリア)に存在する携帯装置20との間で無線通信が可能となる。なお、近距離無線通信としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、無線LAN、ZIGBEE(登録商標)等が挙げられる。
[1−1−2.携帯装置の構成]
携帯装置20は、車両50に乗車するユーザが携帯可能な可搬型端末(本実施形態では携帯電話端末)であり、制御部21、記憶部22及び近距離通信部23を備える。
制御部21は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各種処理を実行する。
記憶部22は、各種情報を記憶可能に構成されている。
そして、記憶部22には、当該携帯装置20の所有者であるユーザに固有の識別情報であるユーザ識別情報があらかじめ記憶されている。なお、ユーザ識別情報は、例えば、ユーザが本情報通信システムを利用するための加入手続を行った際に記憶部22に書き込まれる。
また、記憶部22には、当該携帯装置20の所有者であるユーザが過去に購入した車両用コンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報が記憶される。具体的には、車両用コンテンツを一義的に特定可能な識別情報であるコンテンツ識別情報が所有コンテンツ情報として記憶されている。なお、本実施形態では、コンテンツデータの表すデータの一部がコンテンツ識別情報として用いられる。
近距離通信部23は、車載装置10との間で前述した近距離無線通信を行うためのものである。
[1−1−3.コンテンツ配信サーバの構成]
コンテンツ配信サーバ30は、車両用コンテンツを販売する業者により管理される車両用コンテンツ配信用のサーバ装置であり、制御部31、記憶部32及び通信部33を備える。
制御部31は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各種処理を実行する。
記憶部32は、各種情報を記憶可能に構成されている。
そして、記憶部32には、配信用の車両用コンテンツを表すコンテンツデータのデータベースであるコンテンツデータベースが記憶されている。なお、記憶部32には、コンテンツデータとともに各コンテンツデータに対応する制限解除キーが記憶されている。
また、記憶部32には、過去に購入された車両用コンテンツの履歴を管理するためのデータベースである購入履歴データベースが記憶されている。
通信部33は、車載装置10との間でインターネットを介してデータ通信可能に構成されている。
[1−2.情報通信システムで実行される処理]
次に、第1実施形態の情報通信システムを構成する各装置10,20,30で実行される処理について説明する。
[1−2−1.コンテンツ取得処理]
まず、車載装置10の制御部11により実行されるコンテンツ取得処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。このコンテンツ取得処理は、車載装置10の電源がオン(車両50のアクセサリスイッチ(ACCスイッチ)がオン)されることにより開始され、車載装置10の電源がオフされるまで継続して行われる。
制御部11は、コンテンツ取得処理を開始すると、まず、S101で、車両オーナの所有する携帯装置20が車両50の室内で検出されたか否かを判定し、検出されたと判定した場合にS102へ移行する。具体的には、近距離通信部17を介して近距離無線通信可能な状態にある携帯装置20であって車両オーナのユーザ識別情報が記憶されたものが存在するか否かを判定する。つまり、車両50の所有者であるユーザが車両50に乗車しているか否かを判定するようにしている。
S102では、所有コンテンツ情報の送信要求である所有情報送信要求を、車両オーナが所有する携帯装置20へ近距離通信部17を介して送信する。これにより、車両オーナが所有する携帯装置20から当該車載装置10へ所有コンテンツ情報が送信されてくる(後述する情報送信処理(図3)におけるS202)。
続いて、S103では、携帯装置20から所有コンテンツ情報を受信する。
続いて、S104では、S103で受信した所有コンテンツ情報の表す車両用コンテンツ(車両オーナが過去に購入した車両用コンテンツ)の中に、記憶部12にコンテンツデータの記憶されていないものが存在するか否かを判定する。つまり、車両オーナが購入済の車両用コンテンツであるにもかかわらず車載装置10に記憶されていないもの(車両オーナが当該車載装置10以外の装置を介して購入した車両用コンテンツ等)が存在するか否かを判定するようにしている。
このS104で、記憶部12にコンテンツデータが記憶されていない車両用コンテンツが存在すると判定した場合には、S105へ移行する。そして、S105では、不足する車両用コンテンツのコンテンツデータの送信要求である不足データ送信要求を、記憶部12に記憶される車両オーナのユーザ識別情報とともに、車外通信部16を介してコンテンツ配信サーバ30へ送信する。これにより、不足する車両用コンテンツのコンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーが、コンテンツ配信サーバ30から当該車載装置10へ送信されてくる(後述するコンテンツ配信処理(図4)におけるS303)。
続いて、S106では、コンテンツ配信サーバ30からコンテンツデータ及び制限解除キーを受信し、記憶部12に記憶させる。その後、S107へ移行する。
一方、S104で、記憶部12にコンテンツデータが記憶されていない車両用コンテンツが存在しないと判定した場合には、S105,S106の処理を行わずにS107へ移行する。
つまり、S101〜S106では、車両オーナが過去に購入した車両用コンテンツのコンテンツデータであって当該車載装置10に記憶されていないものを、コンテンツ配信サーバ30からダウンロードして補充するようにしている。
S107では、新たな車両用コンテンツの購入を要求する操作がユーザにより操作部13で行われたか否かを判定し、購入操作が行われたと判定した場合にS108へ移行する。
S108では、ユーザにより要求された車両用コンテンツを表すコンテンツデータの購入要求を、記憶部12に記憶される車両オーナ(購入者)のユーザ識別情報とともに、車外通信部16を介してコンテンツ配信サーバ30へ送信する。これにより、購入を要求した車両用コンテンツのコンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーがコンテンツ配信サーバ30から当該車載装置10へ送信されてくる(後述するコンテンツ配信処理(図4)におけるS306)。
続いて、S109では、コンテンツ配信サーバ30からコンテンツデータ及び制限解除キーを受信し、記憶部12に記憶させる。これにより、購入した車両用コンテンツのコンテンツデータが記憶部12に記憶されている購入済のコンテンツデータに追加されることになる。
続いて、S110では、購入した車両用コンテンツのコンテンツ識別情報を、車両オーナが所有する携帯装置20へ近距離通信部17を介して送信する。これにより、携帯装置20に記憶される所有コンテンツ情報に、新たに購入した車両用コンテンツの情報が追加される(後述する情報送信処理(図3)におけるS204)。
つまり、S107〜S110では、車両用コンテンツを購入する操作が行われた場合に、購入要求のあった車両用コンテンツのコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ30からダウンロードするとともに、その旨を携帯装置20へ通知するようにしている。
[1−2−2.情報送信処理]
次に、携帯装置20の制御部21により実行される情報送信処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。この情報送信処理は、携帯装置20の電源がオンされることにより開始され、携帯装置20の電源がオフされるまで継続して行われる。
制御部21は、情報送信処理を開始すると、まず、S201で、所有コンテンツ情報の送信要求である所有情報送信要求が受信されたか否かを判定する。ここで、所有情報送信要求は、前述したように(S101,S102)、ユーザが携帯装置20を所持した状態でそのユーザの所有する車両50に乗車することにより、車載装置10から近距離無線通信で送信される。
そして、S201で、所有情報送信要求が受信されたと判定した場合には、S202へ移行し、記憶部22に記憶されている所有コンテンツ情報を要求元の装置へ送信し、S201へ戻る。つまり、携帯装置20は、当該携帯装置20と近距離無線通信可能な状態にある車載装置10を所有情報送信要求に基づき検出した時点で、その車載装置10へ所有コンテンツ情報を送信する。
一方、S201で、所有情報送信要求が受信されていないと判定した場合には、S203へ移行し、コンテンツ識別情報が受信されたか否かを判定する。ここで、コンテンツ識別情報は、前述したように(S110)、車載装置10を介して新しい車両用コンテンツが購入されることにより、その車載装置10から近距離無線通信で送信される。
そして、S203で、コンテンツ識別情報が受信されたと判定した場合には、S204へ移行し、受信したコンテンツ識別情報を、記憶部22に記憶されている所有コンテンツ情報に追加する。その後、S201へ戻る。
一方、S203で、コンテンツ識別情報が受信されていないと判定した場合には、そのままS201へ戻る。
[1−2−3.コンテンツ配信処理]
次に、コンテンツ配信サーバ30の制御部31により実行されるコンテンツ配信処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。このコンテンツ配信処理は、コンテンツ配信サーバ30の電源がオンされることにより開始され、コンテンツ配信サーバ30の電源がオフされるまで継続して行われる。
制御部31は、コンテンツ配信処理を開始すると、まず、S301で、車載装置10に不足する車両用コンテンツのコンテンツデータの送信要求である不足データ送信要求が受信されたか否かを判定する。ここで、不足データ送信要求は、前述したように(S104,S105)、車両オーナが購入済の車両用コンテンツであるにもかかわらず車載装置10に記憶されていないものが存在する場合に、その車載装置10から車両オーナのユーザ識別情報とともに送信される。
そして、S301で、不足データ送信要求が受信されたと判定した場合には、S302へ移行し、不足データ送信要求により要求された車両用コンテンツが購入済のものであるか否かを判定する。具体的には、記憶部32に記憶されている購入履歴データベースを参照し、受信したユーザ識別情報のユーザが、要求する車両用コンテンツを過去に購入しているか否かを確認する。
そして、S302で、要求された車両用コンテンツが購入済のものであると判定した場合には、S303へ移行し、要求された車両用コンテンツのコンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーを要求元の装置へ送信する。その後、S301へ戻る。
一方、S301で、不足データ送信要求が受信されていないと判定した場合には、S304へ移行し、コンテンツデータの購入要求が受信されたか否かを判定する。ここで、コンテンツデータの購入要求は、前述したように(S107,S108)、車載装置10で新たな車両用コンテンツの購入を要求する操作が行われることにより、その車載装置10から車両オーナのユーザ識別情報とともに送信される。
そして、S304で、コンテンツデータの購入要求が受信されたと判定した場合には、S305へ移行し、記憶部32に記憶されている購入履歴データベースを更新するとともに、課金処理を行う。具体的には、受信したユーザ識別情報のユーザの購入履歴に購入要求のあった車両用コンテンツ追加するように購入履歴データベースを書き換えるとともに、そのユーザから対価を徴収するための課金処理を行う。
続いて、S306では、購入要求のあった車両用コンテンツのコンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーを要求元の装置へ送信する。その後、S301へ戻る。
一方、S304で、コンテンツデータの購入要求が受信されていないと判定した場合には、そのままS301へ戻る。
[1−3.使用例]
次に、第1実施形態の情報通信システムの使用例について説明する。ここでは、複数の車両50(説明の便宜上「車両A1」、「車両A2」とする。)の所有者であるユーザAを例に挙げて説明する。
携帯装置20を所持して車両A1に乗車しているユーザAが、車両A1に搭載されている車載装置10(説明の便宜上「車載装置A1」とする。)で車両用コンテンツ(例えばナビゲーション装置用の更新地図データ)を新たに購入する操作を行うと、その車両用コンテンツのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ30からダウンロードされる。これにより、ユーザAは、購入した車両用コンテンツを車載装置A1で利用することができる。また、購入した車両用コンテンツのコンテンツ識別情報が車載装置A1から携帯装置20へ自動的に送信され、ユーザが購入済の車両用コンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報に追加される。
その後、ユーザAが携帯装置20を所持して車両A2に乗車すると、車両A2に搭載されている車載装置10(説明の便宜上「車載装置A2」とする。)により携帯装置20が検出され、携帯装置20に記憶されている所有コンテンツ情報が自動的に取得される。そして、車載装置A2に不足している車両用コンテンツのコンテンツデータが、コンテンツ配信サーバ30から車載装置A2へ自動的にダウンロードされる。この結果、ユーザAは、車載装置A1を介して購入した車両用コンテンツについても、車載装置A2で利用することができる。
[1−4.効果]
以上説明したように、第1実施形態の情報通信システムによれば、次の効果が得られる。
・車両50の所有者であるユーザが携帯装置20を所持して車両50に乗車することで、そのユーザが購入済の車両用コンテンツであってその車両50に搭載された車載装置10に記憶されていないものが自動的に補充される。このため、ユーザに煩わしい操作を行わせることなく(ユーザに意識させることなく)、ユーザの所有する車両50で購入された車両用コンテンツをそのユーザの所有する別の車両50でも利用可能とすることができる。
・携帯装置20は、当該携帯装置20と無線通信可能な状態にある車載装置10を検出した時点で、その車載装置10へ所有コンテンツ情報を送信する。このため、ユーザが車両50に乗車して車載装置10で車両コンテンツの利用を開始する前に、不足する車両用コンテンツを補充することができる。
・携帯装置20は、車載装置10からの要求に応じて所有コンテンツ情報を送信するため、車載装置10からの要求に関係なく(例えば定期的に)所有コンテンツ情報を送信する構成に比べ、不要な送信処理を少なくすることができる。
・ユーザが車両用コンテンツを購入することで、そのユーザの携帯装置20に記憶される所有コンテンツ情報が更新されるため、所有コンテンツ情報を最新の情報に維持することができる。
・車載装置10が、購入された車両用コンテンツのコンテンツ識別情報を購入者のユーザの携帯装置20へのみ送信するようにしているため、別のユーザの携帯装置20に記憶されている所有コンテンツ情報が誤って更新されてしまうことが防止される。
[1−5.特許請求の範囲との対応]
なお、第1実施形態の情報通信システムでは、車載装置10が、コンテンツ出力装置に相当する。そして、コンテンツ取得処理(図2)におけるS101〜S106の処理を実行する制御部11が、コンテンツ補充手段に相当し、S107〜S109の処理を実行する制御部11が、コンテンツ購入手段に相当し、S110の処理を実行する制御部11が、購入情報通知手段に相当し、記憶部12が、コンテンツ記憶手段に相当する。
また、携帯装置20が、ユーザ側装置に相当する。そして、情報送信処理(図3)におけるS201,S202の処理を実行する制御部21が、所有情報送信手段に相当し、S203,S204の処理を実行する制御部21が、所有情報更新手段に相当し、記憶部22が、所有情報記憶手段に相当する。
また、コンテンツ配信サーバ30が、コンテンツ配信装置に相当する。そして、コンテンツ配信処理(図4)におけるS301〜S303の処理を実行する制御部31が、コンテンツ再送手段に相当し、S304〜S306の処理を実行する制御部31が、コンテンツ送信手段に相当する。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態の情報通信システムについて説明する。なお、全体構成図については第1実施形態の情報通信システムのもの(図1)を流用する。
[2−1.全体構成]
第2実施形態の情報通信システムは、第1実施形態の情報通信システムと対比すると、車両オーナ以外のユーザが過去に購入した車両用コンテンツについても期間制限付きで利用可能とする点が異なる。以下、第1実施形態の情報通信システムと相違する部分を中心に説明し、共通する部分については同一符号を用いるとともに説明を省略する。
[2−2.情報通信システムで実行される処理]
次に、第2実施形態の情報通信システムを構成する各装置10,20,30で実行される処理について説明する。
[2−2−1.コンテンツ取得処理]
まず、車載装置10の制御部11により実行されるコンテンツ取得処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。第2実施形態のコンテンツ取得処理は、第1実施形態のコンテンツ取得処理(図2)と対比すると、S101〜S104の処理に代えてS401〜S404の処理を行う点と、S405,S407〜S409の処理が加わっている点が異なる。その他、S406,S410〜S414の各処理内容は、S105〜S110の各処理内容と同一であるため、具体的な処理内容についての説明は省略する。
制御部11は、コンテンツ取得処理を開始すると、まず、S401で、車両50の室内で携帯装置20(車両オーナの所有するものに限らない。)が検出されたか否かを判定し、検出されたと判定した場合にS402へ移行する。具体的には、近距離通信部17を介して近距離無線通信可能な状態にある携帯装置20が存在するか否かを判定する。つまり、携帯装置20を所持したユーザが車両50に乗車しているか否かを判定するようにしている。
S402では、所有コンテンツ情報及びユーザ識別情報の送信要求である所有情報送信要求を、S401で検出された携帯装置20へ近距離通信部17を介して送信する。これにより、車両50に乗車しているユーザの所有する携帯装置20から当該車載装置10へ所有コンテンツ情報及びユーザ識別情報が送信されてくる(後述する情報送信処理(図6)におけるS502)。なお、S401で複数の携帯装置20が検出されたと判定した場合には、各携帯装置20に対し所有情報送信要求を送信する。
続いて、S403では、携帯装置20から所有コンテンツ情報及びユーザ識別情報を受信する。
続いて、S404では、S403で受信した所有コンテンツ情報の表す車両用コンテンツ(車両50に乗車しているユーザが過去に購入した車両用コンテンツ)の中に、記憶部12にコンテンツデータの記憶されていないものが存在するか否かを判定する。つまり、車両50に乗車しているユーザが購入済の車両用コンテンツであるにもかかわらず車載装置10に記憶されていないものが存在するか否かを判定するようにしている。なお、S401で複数の携帯装置20が検出されたと判定した場合には、各携帯装置20から受信した所有コンテンツ情報それぞれについて、S404の判定処理を行うとともに、以降のS405〜S410の処理を実行する。
そして、S404で、記憶部12にコンテンツデータが記憶されていない車両用コンテンツが存在すると判定した場合には、S405へ移行し、所有コンテンツ情報の送信元である携帯装置20が車両オーナの所有するものであるか否かを判定する。具体的には、所有コンテンツ情報とともに受信したユーザ識別情報が、記憶部12に記憶されている車両オーナのユーザ識別情報と一致するか否かを判定する。
このS405で、車両オーナの所有するものであると判定した場合には、S406へ移行し、S406の処理(S105と同一の処理)を行った後、S410へ移行する。
一方、S405で、車両オーナの所有するものでないと判定した場合には、S407へ移行する。そして、S407では、不足する車両用コンテンツの名称を表示部14に一覧表示し、不足する車両用コンテンツの中からダウンロードしたい車両用コンテンツを選択する選択操作を操作部13で行うように車両50に乗車しているユーザに促す。
続いて、S408では、選択操作が行われたか否かを判定する。
このS408で、選択操作が行われたと判定した場合には、S409へ移行する。そして、S409では、選択操作により選択された車両用コンテンツの期限付コンテンツデータの送信要求である期限付データ送信要求を、所有コンテンツ情報とともに受信したユーザ識別情報とともに、車外通信部16を介してコンテンツ配信サーバ30へ送信する。ここで、期限付コンテンツデータとは、コンテンツを出力可能な期間が制限されたコンテンツデータ(例えば12時間)であり、車両用コンテンツの一時的な利用を可能とするためのものである。これにより、不足する車両用コンテンツの期限付コンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーが、コンテンツ配信サーバ30から当該車載装置10へ送信されてくる(後述するコンテンツ配信処理(図7)におけるS606)。その後、S410へ移行する。なお、ダウンロードされた期限付コンテンツデータは、出力可能な期間が過ぎた後に記憶部12から消去される。
一方、S408で、選択操作が行われなかったと判定した場合には、S409,S410の処理を行わずにS411へ移行する。本実施形態では、車両用コンテンツを表示部14に一覧表示した後、一定時間(例えば1分間)が経過しても選択操作がされなかった場合に、選択操作が行われなかったと判定する。
つまり、第2実施形態のコンテンツ取得処理では、車両オーナ以外のユーザが過去に購入した車両用コンテンツについても、一時的に利用可能としている。
[2−2−2.情報送信処理]
次に、携帯装置20の制御部21により実行される情報送信処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。第2実施形態の情報送信処理は、第1実施形態の情報送信処理(図3)と対比すると、S201,S202の処理に代えてS501,S502の処理を行う点が異なる。その他、S503,S504の各処理内容は、S203,S204の各処理内容と同一であるため、具体的な処理内容についての説明は省略する。
制御部21は、情報送信処理を開始すると、まず、S501で、所有コンテンツ情報及びユーザ識別情報の送信要求である所有情報送信要求が受信されたか否かを判定する。ここで、所有情報送信要求は、前述したように(S401,S402)、ユーザが携帯装置20を所持した状態で車両50に乗車することにより、車載装置10から近距離無線通信で送信される。
そして、S501で、所有情報送信要求が受信されたと判定した場合には、S502へ移行し、記憶部22に記憶されている所有コンテンツ情報及び当該携帯装置20の所有者であるユーザのユーザ識別情報を要求元の装置へ送信し、S501へ戻る。つまり、携帯装置20は、当該携帯装置20と近距離無線通信可能な状態にある車載装置10を所有情報送信要求に基づき検出した時点で、その車載装置10へ所有コンテンツ情報及びユーザ識別情報を送信する。
一方、S501で、所有情報送信要求が受信されていないと判定した場合には、S503へ移行する。
[2−2−3.コンテンツ配信処理]
次に、コンテンツ配信サーバ30の制御部31により実行されるコンテンツ配信処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。第2実施形態のコンテンツ配信処理は、第1実施形態のコンテンツ配信処理(図4)と対比すると、S604〜S606の処理が加わっている点が異なる。その他、S601〜S603,S607〜S609の各処理内容は、S301〜S306の各処理内容と同一であるため、具体的な処理内容についての説明は省略する。
S601で、不足データ送信要求が受信されていないと判定した場合には、S604へ移行し、車両用コンテンツの期限付コンテンツデータの送信要求である期限付データ送信要求が受信されたか否かを判定する。ここで、期限付データ送信要求は、前述したように(S404,S405,S407〜S409)、車両オーナ以外のユーザが購入済の車両用コンテンツであって車載装置10に記憶されていないものが存在する場合に、その車載装置10からそのユーザのユーザ識別情報とともに送信される。
そして、S604で、期限付データ送信要求が受信されたと判定した場合には、S605へ移行し、期限付データ送信要求により要求された車両用コンテンツが購入済のものであるか否かを判定する。具体的には、記憶部32に記憶されている購入履歴データベースを参照し、受信したユーザ識別情報のユーザが、要求する車両用コンテンツを過去に購入しているか否かを確認する。
そして、S605で、要求された車両用コンテンツが購入済のものであると判定した場合には、S606へ移行し、要求された車両用コンテンツの期限付コンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーを要求元の装置へ送信する。その後、S601へ戻る。
一方、S604で、期限付データ送信要求が受信されていないと判定した場合には、S607へ移行する。
[2−3.使用例]
次に、第2実施形態の情報通信システムの使用例について説明する。ここでは、車両50(説明の便宜上「車両B」とする。)の所有者であるユーザBを例に挙げて説明する。
携帯装置20を所持して車両Bに乗車しているユーザBが、車両Bに搭載されている車載装置10(説明の便宜上「車載装置B」とする。)で車両用コンテンツを新たに購入する操作を行うと、その車両用コンテンツのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ30からダウンロードされる。これにより、ユーザBは、購入した車両用コンテンツを車載装置Bで利用することができる。また、購入した車両用コンテンツのコンテンツ識別情報が車載装置Bから携帯装置20へ自動的に送信され、ユーザが購入済の車両用コンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報に追加される。
その後、ユーザBが携帯装置20を所持して他のユーザCの車両50(説明の便宜上「車両C」とする。)に乗車すると、車両Cに搭載されている車載装置10(説明の便宜上「車載装置C」とする。)により携帯装置20が検出され、携帯装置20に記憶されている所有コンテンツ情報が自動的に取得される。そして、車載装置Cに不足している車両用コンテンツが表示部14に一覧表示される。
ユーザBが、表示部14に表示されている車両用コンテンツの中からダウンロードしたい車両用コンテンツを選択する選択操作を行うと、選択した車両用コンテンツの期限付コンテンツデータがコンテンツ配信サーバ30から自動的にダウンロードされる。この結果、ユーザBは、自身が過去に購入した車両用コンテンツを、車載装置Cで一時的に利用することができる。
[2−4.効果]
以上説明したように、第2実施形態の情報通信システムによれば、第1実施形態と同様の効果に加え、次の効果が得られる。
・車両50の所有者でないユーザが携帯装置20を所持して車両50に乗車することで、そのユーザが購入済の車両用コンテンツであってその車両50に搭載された車載装置10に記憶されていないものの期限付コンテンツデータが補充される。このように出力可能な期間を制限することで車両用コンテンツの不正取得を防止しつつ、車両オーナ以外のユーザが購入済の車両用コンテンツについても利用可能として利便性を向上させることができる。このため、ユーザは、自身が所有者でない車両50(例えば社有車)を運転するような場合にも、そのユーザが購入済のコンテンツを新たに購入することなく利用することができる。
・ダウンロードする期限付コンテンツデータをユーザにより選択させるようにしているため、ユーザの意に反して不要な期限付コンテンツデータが自動的に取得されてしまうことを防ぐことができる。
[2−5.特許請求の範囲との対応]
なお、第2実施形態の情報通信システムでは、車載装置10が、コンテンツ出力装置に相当する。そして、コンテンツ取得処理(図5)におけるS401〜S410の処理を実行する制御部11が、コンテンツ補充手段に相当し、S411〜S413の処理を実行する制御部11が、コンテンツ購入手段に相当し、S414の処理を実行する制御部11が、購入情報通知手段に相当し、記憶部12が、コンテンツ記憶手段に相当する。
また、携帯装置20が、ユーザ側装置に相当する。そして、情報送信処理(図6)におけるS501,S502の処理を実行する制御部21が、所有情報送信手段に相当し、S503,S504の処理を実行する制御部21が、所有情報更新手段に相当し、記憶部22が、所有情報記憶手段に相当する。
また、コンテンツ配信サーバ30が、コンテンツ配信装置に相当する。そして、コンテンツ配信処理(図7)におけるS601〜S603の処理を実行する制御部31が、コンテンツ再送手段に相当し、S604〜S606の処理を実行する制御部31が、コンテンツ送信手段に相当し、S607〜S609の処理を実行する制御部31が、コンテンツ送信手段に相当する。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態の情報通信システムについて説明する。
[3−1.全体構成]
図8は、第3実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。
第3実施形態の情報通信システムは、第1実施形態の情報通信システム(図1)と対比すると、携帯装置20及びコンテンツ配信サーバ30と通信可能なパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)40を備える点が異なる。以下、第1実施形態の情報通信システムと相違する部分を中心に説明し、共通する部分については同一符号を用いるとともに説明を省略する。
[3−1−1.PCの構成]
PC40は、ユーザの自宅や会社等で用いられるものであり、制御部41、記憶部42、操作部43、表示部44、音出力部45、ネットワーク通信部46及び近距離通信部47を備える。
制御部41は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各種処理を実行する。
記憶部42は、ハードディスク等の記憶媒体に各種情報を記憶する。
具体的には、記憶部42には、車両用コンテンツを出力するためのアプリケーションであるコンテンツ出力用アプリケーションがインストールされている。
また、記憶部42には、コンテンツ配信サーバ30からダウンロードしたコンテンツデータが購入ユーザ別に記憶される。そして、記憶部42に記憶されているコンテンツデータの表す車両用コンテンツは、コンテンツ出力用アプリケーションにより出力することができる。
操作部43は、ユーザからの外部操作による指令を入力するためのものであり、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)を用いて構成される。
表示部44は、ユーザに対して各種情報を表示するためのものであり、例えば液晶ディスプレイを用いて構成される。
音出力部45は、スピーカから音声や音楽等の音を出力する。
ネットワーク通信部46は、コンテンツ配信サーバ30との間でインターネットを介してデータ通信可能に構成されている。
近距離通信部47は、携帯装置20との間で近距離無線通信を行うためのものであり、当該PC40近傍の通信エリア(近距離無線通信可能なエリア)に存在する携帯装置20との間で無線通信が可能となる。
[3−1−2.他の装置の構成]
車載装置10、携帯装置20及びコンテンツ配信サーバ30の各構成及び実行される処理は、第1実施形態と同一である。
[3−2.コンテンツ購入処理]
次に、PC40の制御部41により実行されるコンテンツ購入処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。このコンテンツ購入処理は、PC40において新たな車両用コンテンツの購入を要求する操作が行われることにより開始される。なお、PC40における購入操作は、例えばインターネットブラウザ上で行われ、その際、購入者となるユーザのユーザ識別情報が(必要に応じてパスワード等も)入力される。
制御部41は、コンテンツ購入処理を開始すると、まず、S701で、ユーザにより要求された車両用コンテンツを表すコンテンツデータの購入要求を、購入操作において入力されたユーザ識別情報とともに、ネットワーク通信部46を介してコンテンツ配信サーバ30へ送信する。これにより、購入を要求した車両用コンテンツのコンテンツデータとそのコンテンツデータを利用可能とするための制限解除キーがコンテンツ配信サーバ30から当該PC40へ送信されてくる(前述したコンテンツ配信処理(図4)におけるS306)。
続いて、S702では、コンテンツ配信サーバ30からコンテンツデータ及び制限解除キーを受信し、記憶部42に記憶させる。これにより、購入した車両用コンテンツのコンテンツデータが記憶部42に記憶されている購入済のコンテンツデータに追加されることになる。
続いて、S703では、購入者であるユーザの所有する携帯装置20が近距離無線通信可能な通信エリアに存在するか否かを判定する。具体的には、近距離通信部47を介して近距離無線通信可能な状態にある携帯装置20であって購入操作において入力されたユーザ識別情報が記憶されたものが存在するか否かを判定する。
そして、S703で、購入者の携帯装置20が存在しないと判定した場合には、そのまま本コンテンツ購入処理を終了する。
一方、S703で、購入者の携帯装置20が存在すると判定した場合には、S704へ移行し、所有コンテンツ情報の送信要求である所有情報送信要求を、購入者であるユーザの所有する携帯装置20へ近距離通信部47を介して送信する。これにより、購入者であるユーザの所有する携帯装置20から当該PC40へ所有コンテンツ情報が送信されてくる(前述した情報送信処理(図3)におけるS202)。
続いて、S705では、携帯装置20から所有コンテンツ情報を受信する。
続いて、S706では、記憶部42に記憶されているコンテンツデータの表す車両用コンテンツであってそのユーザが過去に購入したものの中に、S705で受信した所有コンテンツ情報に含まれていないものが存在するか否かを判定する。つまり、PC40を介して購入した車両用コンテンツであるにもかかわらず携帯装置20の所有コンテンツ情報に含まれていないもの(携帯装置20を所持しない状態でPC40を介して購入した車両用コンテンツ等)が存在するか否かを判定するようにしている。
そして、S706で、所有コンテンツ情報に含まれていないものが存在すると判定した場合には、S707へ移行し、不足する車両用コンテンツのコンテンツ識別情報を、そのユーザが所有する携帯装置20へ近距離通信部47を介して送信する。これにより、携帯装置20に記憶される所有コンテンツ情報に、新たに購入した車両用コンテンツの情報が追加される(前述した情報送信処理(図3)におけるS204)。
一方、S706で、所有コンテンツ情報に含まれていないものが存在しないと判定した場合には、S707の処理を行わずに本コンテンツ購入処理を終了する。
[3−3.使用例]
次に、第3実施形態の情報通信システムの使用例について説明する。
携帯装置20を所持したユーザが、自宅のPC40で車両用コンテンツを新たに購入する操作を行うと、その車両用コンテンツのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ30からダウンロードされる。これにより、ユーザは、購入した車両用コンテンツをPC40で利用することができる。
また、携帯装置20に記憶されている所有コンテンツ情報が自動的に取得され、携帯装置20に不足している車両用コンテンツのコンテンツ識別情報が、PC40から携帯装置20へ自動的に送信される。つまり、今回購入された車両用コンテンツのコンテンツ識別情報だけでなく、携帯装置20が存在しない状態で過去に購入された車両用コンテンツのコンテンツ識別情報についても、所有コンテンツ情報に追加される。この結果、ユーザは、PC40で購入した車両用コンテンツを車両50に搭載された車載装置10でも利用することができる。
[3−4.効果]
以上説明したように、第3実施形態の情報通信システムによれば、第1実施形態と同様の効果に加え、次の効果が得られる。
・車載装置10が、当該車載装置10に記憶されている車両用コンテンツのうち携帯装置20に記憶されていないもののコンテンツ識別情報をその携帯装置20へ送信する。このため、携帯装置20が存在しない状態で車両用コンテンツが購入された場合にも、その携帯装置20に記憶されている所有コンテンツ情報を事後的に適切な情報に更新することができる。
[3−5.特許請求の範囲との対応]
なお、第3実施形態の情報通信システムでは、PC40が、コンテンツ出力装置に相当する。そして、コンテンツ購入処理(図9)におけるS701,S702の処理を実行する制御部41が、コンテンツ購入手段に相当し、S703〜S707の処理を実行する制御部41が、所有情報通知手段に相当し、記憶部42が、コンテンツ記憶手段に相当する。その他の対応は、第1実施形態と同様である。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態の情報通信システムについて説明する。
[4−1.全体構成]
図10は、第4実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。
第4実施形態の情報通信システムは、第1実施形態の情報通信システム(図1)と対比すると、車両50に個人認証装置51及びカメラ52が搭載されており、車載装置10の制御部11が、個人認証装置51と通信可能に接続されている点が異なる。
ここで、個人認証装置51は、運転席に着座したユーザをその身体的特徴に基づき認証するためのものである。具体的には、車両50の室内における運転席の前方位置に、運転席に着座した状態のユーザの顔面を撮影可能なカメラ52が設置されており、個人認証装置51は、このカメラ52の撮影画像から運転者の身体的特徴として顔特徴点を検出し、認証を行う。なお、個人認証装置51及びカメラ52は、脇見防止装置等の他の車載システムに用いられるものを流用することが可能である。
また、車載装置10の記憶部12には、車両オーナの顔特徴点を表す顔特徴情報があらかじめ記憶されている。
そして、車載装置10は、車両50に車両オーナが乗車していない場合には車両用コンテンツの出力及び購入を禁止するように構成されている。具体的には、車載装置10が、第1実施形態の処理に加え、後述するコンテンツ利用許可処理を実行する。以下、第1実施形態の情報通信システムと相違する部分を中心に説明し、共通する部分については同一符号を用いるとともに説明を省略する。
[4−2.コンテンツ利用許可処理]
次に、車載装置10の制御部11により実行されるコンテンツ利用許可処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。このコンテンツ利用許可処理は、車載装置10の電源がオンされることにより開始され、車載装置10の電源がオフされるまで継続して行われる。
制御部11は、コンテンツ利用許可処理を開始すると、まず、S801で、車両50の室内で携帯装置20が検出されたか否かを判定し、検出されたと判定した場合にS802へ移行する。具体的には、近距離通信部17を介して近距離無線通信可能な状態にある携帯装置20が存在するか否かを判定する。つまり、携帯装置20を所持したユーザが車両50に乗車しているか否かを判定するようにしている。
S802では、S801で検出した携帯装置について、車両オーナが所有するものであるか否かを判定するためのユーザ認証処理を行う。この認証処理では、ユーザ識別情報やパスワード等に基づき車両オーナであるか否かを判定する。
続いて、S803では、S802でのユーザ認証処理により認証が成立した(車両オーナが所有する携帯装置20であることが確認された)か否かを判定する。
そして、S803で、認証が成立しなかったと判定した場合には、S804へ移行し、顔画像に基づく認証処理を行う。具体的には、記憶部12に記憶されている顔特徴情報を個人認証装置51へ送信することにより、カメラ52の撮影画像に基づく認証処理を個人認証装置51に指示する。これにより、個人認証装置51は、カメラ52に運転者の撮影を指示し、カメラ52により撮影された画像を取得する。そして、個人認証装置51は、カメラ52による撮影画像を、車載装置10から受信した顔特徴情報とテンプレートマッチングで比較することにより、運転席に存在するユーザが車両オーナであるか否かを判定し、判定結果を車載装置10へ送信する。
続いて、S805では、個人認証装置51から送信されてくる判定結果に基づき、認証が成立した(車両オーナであることが確認された)か否かを判定する。
そして、S805で、認証が成立しなかったと判定した場合には、本コンテンツ利用許可処理を終了する。この場合、車載装置10はコンテンツの出力及び購入が許可されない(禁止された)状態となる。
一方、S803又はS805で認証が成立したと判定した場合には、S806へ移行し、コンテンツの出力及び購入を許可した後、本コンテンツ利用許可処理を終了する。この場合、車載装置10はコンテンツの出力及び購入が可能な状態となる。
つまり、車両50に車両オーナが乗車している状態でのみ、コンテンツの出力及び購入を許可するようにしている。
[4−3.効果]
以上説明したように、第4実施形態の情報通信システムによれば、第1実施形態と同様の効果に加え、次の効果が得られる。
・車両オーナが車両50に乗車していない状態では、車載装置10による車両用コンテンツの出力及び新たな車両用コンテンツの購入を禁止するようにしているため、車両用コンテンツの不正使用及び不正ダウンロードを防止することができる。
・車両オーナの携帯装置20が車載装置10と無線通信可能な状態にある場合に、車両オーナが存在すると判定するようにしているため、車両オーナの存在を容易に判定することができる。また、車両オーナの携帯装置20が存在しない場合にも、顔特徴点に基づき車両オーナが検出された場合には、車両オーナが存在すると判定するようにしているため、携帯装置20を所持していない状態においても車両用コンテンツの出力及び購入を行うことができる。
[4−4.特許請求の範囲との対応]
なお、第4実施形態の情報通信システムでは、コンテンツ利用許可処理(図11)におけるS801〜S806の処理を実行する制御部11が、所有者判定手段及び出力禁止手段に相当し、特に、S804の処理を実行する制御部11が、特徴検出手段に相当する。その他の対応は、第1実施形態と同様である。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態の情報通信システムについて説明する。
[5−1.全体構成]
図12は、第5実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。
第5実施形態の情報通信システムは、第1実施形態の情報通信システム(図1)と対比すると、携帯装置20が、コンテンツ配信サーバ30との間でインターネットを介したデータ通信を行うための携帯通信部24を備えている点が異なる。以下、第1実施形態の情報通信システムと相違する部分を中心に説明し、共通する部分については同一符号を用いるとともに説明を省略する。
[5−2.情報通信システムで実行される処理]
次に、第5実施形態の情報通信システムを構成する各装置10,20,30で実行される処理について説明する。
[5−2−1.コンテンツ取得処理]
まず、車載装置10の制御部11により実行されるコンテンツ取得処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。第5実施形態のコンテンツ取得処理は、第1実施形態のコンテンツ取得処理(図2)と対比すると、S110の処理を行わない点が異なる。その他、S901〜S909の各処理内容は、S101〜S109の各処理内容と同一であるため、具体的な処理内容についての説明は省略する。
[5−2−2.情報送信処理]
携帯装置20の制御部21により実行される情報送信処理は、第1実施形態の情報送信処理と同一であるため、説明を省略する。
[5−2−3.コンテンツ配信処理]
次に、コンテンツ配信サーバ30の制御部31により実行されるコンテンツ配信処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。第5実施形態のコンテンツ配信処理は、第1実施形態のコンテンツ配信処理(図4)と対比すると、S1007の処理が加わっている点が異なる。その他、S1001〜S1006の各処理内容は、S301〜S306の各処理内容と同一であるため、具体的な処理内容についての説明は省略する。
S1007では、購入された車両用コンテンツのコンテンツ識別情報を、車両オーナが所有する携帯装置20へ通信部33を介して送信する。これにより、携帯装置20に記憶される所有コンテンツ情報に、新たに購入した車両用コンテンツの情報が追加される。
つまり、第5実施形態の情報通信システムでは、新たに購入された車両用コンテンツのコンテンツ識別情報を、車載装置10からではなく、コンテンツ配信サーバ30から携帯装置20へ通知するようにしている。
[5−3.効果]
以上説明したように、第5実施形態の情報通信システムによれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[5−4.特許請求の範囲との対応]
なお、第5実施形態の情報通信システムでは、車載装置10が、コンテンツ出力装置に相当する。そして、コンテンツ取得処理(図2)におけるS901〜S906の処理を実行する制御部11が、コンテンツ補充手段に相当し、S907〜S909の処理を実行する制御部11が、コンテンツ購入手段に相当し、記憶部12が、コンテンツ記憶手段に相当する。
また、携帯装置20が、ユーザ側装置に相当する。そして、情報送信処理(図3)におけるS201,S202の処理を実行する制御部21が、所有情報送信手段に相当し、S203,S204の処理を実行する制御部21が、所有情報更新手段に相当し、記憶部22が、所有情報記憶手段に相当する。
また、コンテンツ配信サーバ30が、コンテンツ配信装置に相当する。そして、コンテンツ配信処理(図4)におけるS1001〜S1003の処理を実行する制御部31が、コンテンツ再送手段に相当し、S1004〜S1006の処理を実行する制御部31が、コンテンツ送信手段に相当し、S1007の処理を実行する制御部31が、購入情報通知手段に相当する。
[6.変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[6−1.車両用コンテンツの購入者]
上記各実施形態では、車載装置10で車両用コンテンツを購入するための購入操作が行われた場合に、その車載装置10の所有者(その車載装置10が搭載された車両50の所有者)を購入者とみなすようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、購入操作において、購入者のユーザ識別情報を(必要に応じてパスワード等とともに)ユーザに入力させ、入力されたユーザ識別情報のユーザを購入者とみなすようにしてもよい。
[6−2.不足する車両用コンテンツの補充]
上記各実施形態では、ユーザが購入済の車両用コンテンツであって車載装置10に記憶されていないもののコンテンツデータや期限付コンテンツデータを無料でダウンロードできる構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、無料ではなく、通常の購入価格よりも安い価格でダウンロードできるようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、コンテンツデータ及び期限付コンテンツデータのうちいずれをダウンロードするかを車載装置10側で判定するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、コンテンツ配信サーバ30側で判定するようにしてもよい。
具体的には、コンテンツ配信サーバ30が、当該コンテンツ配信サーバ30を利用する各車載装置10の識別情報を、その所有者であるユーザの識別情報と対応付けて記憶する。そして、コンテンツ配信サーバ30は、車載装置10からコンテンツデータの送信要求及びユーザ識別情報を受信した場合に、受信したユーザ識別情報が送信元の車載装置10の所有者であるユーザのものであれば、通常のコンテンツデータを送信する。一方、受信したユーザ識別情報が送信元の車載装置10の所有者であるユーザのものでなければ、期限付コンテンツデータを送信する。このようにしても、第2実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記第2実施形態では、車両オーナでないユーザが購入済の車両用コンテンツであって車載装置10に記憶されていないものの期限付コンテンツデータをダウンロードするようにしているが、コンテンツの制限は出力可能な期間に限定されるものではない。例えば、そのユーザが車両50に乗車している状態でのみ出力可能となるように制限されたコンテンツデータをダウンロードするようにしてもよい。
[6−3.ユーザによる車両用コンテンツの選択操作]
上記第2実施形態では、車両オーナでないユーザが購入済の車両用コンテンツであって車載装置10に記憶されていないものが存在する場合には、表示部14に一覧表示してユーザに選択させるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、表示部14以外の表示手段(例えば、車両50のメータパネル内表示器や、そのユーザの携帯装置20に設けられた表示部)に表示させるようにしてもよい。また、表示以外の態様により報知(例えば、音声により報知)するようにしてもよい。
[6−4.所有コンテンツ情報の更新]
上記第3実施形態では、PC40で新たな車両用コンテンツが購入された場合に、購入者の携帯装置20を検出して所有コンテンツ情報の更新処理を行うようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、車両用コンテンツを購入したか否かに関係なく、ユーザの携帯装置20が検出された場合に所有コンテンツ情報の更新処理を行うようにしてもよい。また、車両用コンテンツが購入されたにもかかわらず購入者の携帯装置20が検出されなかった場合(購入者が携帯装置20を所持していなかった場合等)には、その後に携帯装置20が検出されるまで所有コンテンツ情報の更新処理を保留するようにしてもよい。
[6−5.ユーザから検出する身体的特徴]
上記第4実施形態では、ユーザの身体的特徴として顔特徴点を検出することにより車両オーナであるか否かを判定する構成を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、指紋、静脈、虹彩、声紋、網膜等、個人の身体に付随する特徴を表すものであれば利用することが可能である。また、運転操作の癖等に基づき判定することも可能である。
また、上記第4実施形態では、車両オーナ本人が車両50に乗車した場合にのみコンテンツの出力及び購入を可能とするようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、あらかじめ登録された複数のユーザ(例えば車両オーナの家族等)が車両50に乗車した場合にコンテンツの出力及び購入を可能とするようにしてもよい。
[6−6.携帯装置の構成]
上記各実施形態では、携帯装置20として携帯電話端末を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、PDA等の携帯情報機器、車両50の電子キー(スマートキー)等、無線通信可能な仕組みを有する記憶装置を流用して構成してもよく、また、専用機として構成してもよい。
[6−7.コンテンツ]
上記各実施形態では、車載装置10で利用可能な車両用コンテンツを出力するための構成を例に挙げて説明したが、コンテンツはこれに限定されるものではなく、車載装置10以外で利用可能なコンテンツであってもよい。
第1実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。 第1実施形態のコンテンツ取得処理のフローチャートである。 第1実施形態の情報送信処理のフローチャートである。 第1実施形態のコンテンツ配信処理のフローチャートである。 第2実施形態のコンテンツ取得処理のフローチャートである。 第2実施形態の情報送信処理のフローチャートである。 第2実施形態のコンテンツ配信処理のフローチャートである。 第3実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。 第3実施形態のコンテンツ購入処理のフローチャートである。 第4実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。 第4実施形態のコンテンツ利用許可処理のフローチャートである。 第5実施形態の情報通信システムの概略構成を表すブロック図である。 第5実施形態のコンテンツ取得処理のフローチャートである。 第5実施形態のコンテンツ配信処理のフローチャートである。
符号の説明
10…車載装置、11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…音出力部、16…車外通信部、17…近距離通信部、20…携帯装置、21…制御部、22…記憶部、23…近距離通信部、24…携帯通信部、30…コンテンツ配信サーバ、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、40…PC、41…制御部、42…記憶部、43…操作部、44…表示部、45…音出力部、46…ネットワーク通信部、47…近距離通信部、50…車両、51…個人認証装置、52…カメラ

Claims (35)

  1. コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置を備える情報通信システムであって、
    前記ユーザ側装置は、
    当該ユーザ側装置のユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段と、
    当該ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段を備え、
    前記コンテンツ出力装置は、
    ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、
    当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段を備え、
    前記コンテンツ配信装置は、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段を備えること
    を特徴とする情報通信システム。
  2. 前記コンテンツ出力装置は、前記コンテンツ購入手段により前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報として当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置へ送信する購入情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記購入情報通知手段は、コンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ前記新規コンテンツ情報を送信すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報通信システム。
  4. 前記コンテンツ出力装置は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータのうち、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツに含まれないものが存在する場合には、含まれないコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのユーザ側装置へ送信する所有情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  5. 前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ送信手段により送信されたコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのコンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ送信する購入情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  6. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツを期間制限付きで出力可能な制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるように構成されており、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ出力装置から制限付コンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、その制限付コンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信する制限付コンテンツ送信手段を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報通信システム。
  7. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツをそのユーザ側装置と無線通信可能な状態でのみ出力可能な制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるように構成されており、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ出力装置から制限付コンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、その制限付コンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信する制限付コンテンツ送信手段を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報通信システム。
  8. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツのうちユーザにより選択されたものの制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させること
    を特徴とする請求項6に記載の情報通信システム。
  9. 前記コンテンツ出力装置は、
    登録ユーザが存在するか否かを判定する所有者判定手段と、
    前記所有者判定手段により登録ユーザが存在しないと判定された場合には、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツの出力及び新たなコンテンツの購入のうち少なくとも一方を禁止する利用禁止手段を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の情報通信システム。
  10. 前記所有者判定手段は、登録ユーザのユーザ側装置が当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にある場合に、登録ユーザが存在すると判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報通信システム。
  11. 前記コンテンツ出力装置は、ユーザの身体的特徴を検出する特徴検出手段を備え、
    前記所有者判定手段は、前記特徴検出手段により登録ユーザの身体的特徴が検出された場合に、登録ユーザが存在すると判定すること
    を特徴とする請求項9又は請求項10に記載の情報通信システム。
  12. 前記所有情報送信手段は、当該ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置が検出された時点で、そのコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信すること
    を特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の情報通信システム。
  13. 前記コンテンツ出力装置は、車両に搭載されて用いられること
    を特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の情報通信システム。
  14. コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段を備える、前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、
    ユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段と、無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段を備える、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置と、
    を備える情報通信システムに用いられる前記コンテンツ出力装置であって、
    ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、
    当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段を備えること
    を特徴とするコンテンツ出力装置。
  15. 前記コンテンツ出力装置は、前記コンテンツ購入手段により前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報として当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置へ送信する購入情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項14に記載のコンテンツ出力装置。
  16. 前記購入情報通知手段は、コンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ前記新規コンテンツ情報を送信すること
    を特徴とする請求項15に記載のコンテンツ出力装置。
  17. 前記コンテンツ出力装置は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータのうち、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツに含まれないものが存在する場合には、含まれないコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのユーザ側装置へ送信する所有情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項14に記載のコンテンツ出力装置。
  18. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツを期間制限付きで出力可能な制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるように構成されており、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ出力装置から制限付コンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、その制限付コンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信する制限付コンテンツ送信手段を備えること
    を特徴とする請求項14から請求項17までのいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  19. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツをそのユーザ側装置と無線通信可能な状態でのみ出力可能な制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるように構成されており、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ出力装置から制限付コンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、その制限付コンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信する制限付コンテンツ送信手段を備えること
    を特徴とする請求項14から請求項17までのいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  20. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツのうちユーザにより選択されたものの制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させること
    を特徴とする請求項18に記載のコンテンツ出力装置。
  21. 前記コンテンツ出力装置は、
    登録ユーザが存在するか否かを判定する所有者判定手段と、
    前記所有者判定手段により登録ユーザが存在しないと判定された場合には、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツの出力及び新たなコンテンツの購入のうち少なくとも一方を禁止する利用禁止手段を備えること
    を特徴とする請求項14から請求項20までのいずれか1項に記載のコンテンツ出力装置。
  22. 前記所有者判定手段は、登録ユーザのユーザ側装置が当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にある場合に、登録ユーザが存在すると判定すること
    を特徴とする請求項21に記載のコンテンツ出力装置。
  23. 前記コンテンツ出力装置は、ユーザの身体的特徴を検出する特徴検出手段を備え、
    前記所有者判定手段は、前記特徴検出手段により登録ユーザの身体的特徴が検出された場合に、登録ユーザが存在すると判定すること
    を特徴とする請求項21又は請求項22に記載のコンテンツ出力装置。
  24. ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともにコンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるそのユーザ側装置のユーザが購入済のコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段を備える、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段を備える、前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、
    前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置と、
    を備える情報通信システムに用いられる前記ユーザ側装置であって、
    当該ユーザ側装置のユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段と、
    当該ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段を備えること
    を特徴とするユーザ側装置。
  25. 前記コンテンツ出力装置は、前記コンテンツ購入手段により前記コンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報として当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置へ送信する購入情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項24に記載のユーザ側装置。
  26. 前記コンテンツ出力装置は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータのうち、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツに含まれないものが存在する場合には、含まれないコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのユーザ側装置へ送信する所有情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項24に記載の情報通信システム。
  27. 前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ送信手段により送信されたコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのコンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ送信する購入情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項24に記載のユーザ側装置。
  28. 前記所有情報送信手段は、当該ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置が検出された時点で、そのコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信すること
    を特徴とする請求項24から請求項27までのいずれか1項に記載のユーザ側装置。
  29. ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともにコンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるそのユーザ側装置のユーザが購入済のコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段を備える、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、
    ユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段と、無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段を備える、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置と、
    を備える情報通信システムに用いられる前記コンテンツ配信装置であって、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段を備えること
    を特徴とするコンテンツ配信装置。
  30. 前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ送信手段により送信されたコンテンツデータの表すコンテンツの情報を新規コンテンツ情報としてそのコンテンツの購入者であるユーザのユーザ側装置へ送信する購入情報通知手段を備え、
    前記ユーザ側装置は、前記新規コンテンツ情報を受信した場合に、その新規コンテンツ情報の表すコンテンツを購入済のコンテンツとして前記所有コンテンツ情報に追加する所有情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項29に記載のコンテンツ配信装置。
  31. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツを期間制限付きで出力可能な制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるように構成されており、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ出力装置から制限付コンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、その制限付コンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信する制限付コンテンツ送信手段を備えること
    を特徴とする請求項29又は請求項30に記載のコンテンツ配信装置。
  32. 前記コンテンツ出力装置のコンテンツ補充手段は、当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合であって、そのユーザ側装置が登録ユーザのものでないときには、記憶されていないコンテンツをそのユーザ側装置と無線通信可能な状態でのみ出力可能な制限付コンテンツデータの送信要求を前記所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信した制限付コンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるように構成されており、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ出力装置から制限付コンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、その制限付コンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信する制限付コンテンツ送信手段を備えること
    を特徴とする請求項29又は請求項30に記載のコンテンツ配信装置。
  33. コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段を備える、前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、
    ユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段と、無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段を備える、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置と、
    を備える情報通信システムに用いられる前記コンテンツ出力装置としてコンピュータを機能させるためのコンテンツ出力装置用プログラムであって、
    ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、
    当該コンテンツ出力装置と無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とするコンテンツ出力装置用プログラム。
  34. ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともにコンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるそのユーザ側装置のユーザが購入済のコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段を備える、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段を備える、前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、
    ユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段を備える、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置と、
    を備える情報通信システムに用いられる前記ユーザ側装置としてコンピュータを機能させるためのユーザ側装置用プログラムであって、
    当該ユーザ側装置と無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とするユーザ側装置用プログラム。
  35. ユーザからコンテンツの購入を要求された場合に、そのコンテンツデータの購入要求を購入者であるユーザを特定可能な購入者情報とともにコンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータをコンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ購入手段と、無線通信可能な状態にあるユーザ側装置から受信した所有コンテンツ情報に基づき特定されるそのユーザ側装置のユーザが購入済のコンテンツのうち前記コンテンツ記憶手段にコンテンツデータの記憶されていないものが存在する場合に、記憶されていないコンテンツデータの送信要求をそのユーザ側装置のユーザを特定可能な所有者情報とともに前記コンテンツ配信装置へ送信し、前記コンテンツ配信装置から受信したコンテンツデータを前記コンテンツ記憶手段に記憶させるコンテンツ補充手段を備える、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツデータの表すコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置にコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置と、
    ユーザが購入済のコンテンツのリスト情報である所有コンテンツ情報を記憶する所有情報記憶手段と、無線通信可能な状態にあるコンテンツ出力装置へ前記所有コンテンツ情報を送信する所有情報送信手段を備える、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザが所持するユーザ側装置と、
    を備える情報通信システムに用いられる前記コンテンツ配信装置としてコンピュータを機能させるためのコンテンツ配信装置用プログラムであって、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの購入要求を受信した場合に、その購入要求とともに受信した購入者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報を記憶するとともに、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ送信手段と、
    前記コンテンツ出力装置からコンテンツデータの送信要求を受信した場合に、その送信要求とともに受信した所有者情報に基づき特定されるユーザの購入履歴としてそのコンテンツの購入情報が記憶されていることを条件として、そのコンテンツデータを要求元のコンテンツ出力装置へ送信するコンテンツ再送手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とするコンテンツ配信装置用プログラム。
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