JP4324562B2 - シートサイズ検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚のシートを積載可能な給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するシートサイズ検知装置及びこれを備える画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置には、記録媒体(シート)を積載した給紙カセットを画像形成装置本体に装着し、給紙カセットに積載された記録媒体を給紙してその記録媒体上に画像形成を行うようにしたものがある。このような給紙カセットでは、給紙カセット上に積載された記録媒体の給紙方向と直交する幅方向の端面に当接されるサイドフェンスと、記録媒体の給紙方向の後端面に当接されるエンドフェンスとを備え、これらのサイドフェンスとエンドフェンスとをスライドさせて記録媒体に当接させることにより記録媒体の積載位置を位置決めするものがある。このような画像形成装置において、サイドフェンスとエンドフェンスとのスライド位置から給紙カセットに積載された記録媒体のサイズを検知する機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
上記特許文献1に記載された画像形成装置は、サイドフェンスの移動に連動してスライドする測定片と、エンドフェンスの移動に連動して回動又はスライドする被測定部とが給紙カセットに設けられている。給紙カセットが装着される画像形成装置本体には、給紙カセットを画像形成装置本体に装着したときに測定片・被測定部に対向するように位置決めされた第1・第2の測距手段が設けられている。サイドフェンスの移動に連動して測定片がスライドし、エンドフェンスの移動に連動して被測定部が回動又はスライドすることにより、給紙カセットを画像形成装置本体に装着したときの測定片と第1測距手段との距離、被測定部と第2測距手段との距離が変化する。これらの距離を第1測距手段及び第2測距手段で検知することにより、サイドフェンス及びエンドフェンスのスライド位置が把握できるので、これにより給紙カセットに積載された記録媒体のサイズを検知することができる。
また、上記特許文献2に記載された画像形成装置は、ガイド部材(サイドフェンス)の移動に連動して出没する用紙サイズ識別部材と、ガイド部材(エンドフェンス)の移動に連動して出没する用紙サイズ識別部材とが給紙カセットに設けられている。これらの用紙サイズ識別部材は、互いに隣り合う位置に近接させて配置されている。給紙カセットが装着される画像形成装置本体には、突出した用紙サイズ識別部材により選択的に押圧される複数のアクチュエータが設けられている。用紙サイズ識別部材は給紙カセットに積載された記録媒体のサイズに応じて出没しており、給紙カセットを画像形成装置本体に装着したときに突出している用紙サイズ識別部材により複数のアクチュエータが選択的に押圧され、どのアクチュエータが押圧されたかによって給紙カセットに積載された記録媒体のサイズを検知する。
上記特許文献1に記載の画像形成装置では、サイドフェンスの移動に連動してスライドする測定片と、エンドフェンスの移動に連動して回動又はスライドする被測定部とが、記録媒体のサイズ検知に関して独立して機能する。このため、測定片までの距離を測定する測距手段と、被測定部までの距離を測定する測距手段とを別個に設けなければならないという欠点がある。
一方、上記特許文献2に記載の画像形成装置では、ガイド部材(サイドフェンス)の移動に連動して出没する用紙サイズ識別部材と、ガイド部材(エンドフェンス)の移動に連動して出没する用紙サイズ識別部材とが、記録媒体のサイズ検知に関して独立して機能する。このため、ガイド部材(サイドフェンス)の移動に連動して出没する用紙サイズ識別部材の出没状態を検知するためのアクチュエータと、ガイド部材(エンドフェンス)の移動に連動して出没する用紙サイズ識別部材の出没状態を検知するためのアクチュエータとの、2系統のアクチュエータを設けなければならない欠点がある。
特開2000−118729公報 特開平6−32489号公報
本出願人は、上記欠点を解消し得る画像形成装置として、特願2004−345640号(以下、「先願」という。)において、複数枚の記録媒体を積載可能であって本体ケースに着脱可能なカセット本体と、前記カセット本体にスライド可能に設けられ、このカセット本体に積載された記録媒体の給紙方向と直交する幅方向の端面に当接されるサイドフェンスと、前記カセット本体にスライド可能に設けられ、このカセット本体に積載された記録媒体の給紙方向の後端面に当接されるエンドフェンスと、周縁部に複数の第1凸部が形成され、前記本体ケースに設けられて前記カセット本体内に積層された記録媒体のサイズを検知するサイズ検知スイッチが有する複数の被押圧部に前記第1凸部を選択的に対向させ、前記サイドフェンスのスライド動作に連動して前記第1凸部が対向する前記被押圧部を可変する方向に移動可能に前記カセット本体に取り付けられた第1可動部材と、周縁部に複数の第2凸部が形成され、複数の前記被押圧部に前記第2凸部を選択的に対向させ、前記エンドフェンスのスライド動作に連動して前記第2凸部が対向する前記被押圧部を可変する方向に移動可能に前記カセット本体に取り付けられた第2可動部材と、を有し、前記第1可動部材と前記第2可動部材とは前記第1凸部と前記第2凸部とを重ね合わせる位置に配置され、前記第1凸部と前記第2凸部とを重ね合わせることにより前記被押圧部を選択的に押圧する複数の合成凸部が形成され、これらの合成凸部の幅寸法と位置とが前記カセット本体に積載された記録媒体のサイズに応じた前記サイドフェンスと前記エンドフェンスとのスライド動作に連動して可変する給紙カセットを備えた画像形成装置を提案した。
この画像形成装置によれば、カセット本体に或るサイズの記録媒体(シート)を積載し、その記録媒体のサイズに応じてサイドフェンスとエンドフェンスとをスライドさせると、サイドフェンスのスライド動作に連動して第1可動部材が移動し、エンドフェンスのスライド動作に連動して第2可動部材が移動し、第1可動部材に形成されている第1凸部と第2可動部材に形成されている第2凸部とが重ね合わされて複数の合成凸部が形成される。この合成凸部は、カセット本体に積載された記録媒体のサイズに応じたサイドフェンスとエンドフェンスとのスライド動作に連動して幅寸法と位置とが変化し、この変化により合成凸部によって押圧されるサイズ検知スイッチの被押圧部が変化するので、カセット本体に積載された記録媒体のサイズをサイズ検知スイッチにより検知することが可能となる。これにより、カセット本体に積載された記録媒体のサイズを検知するためには合成凸部をサイズ検知スイッチで検知すればよく、検知対象が合成凸部のみの1種類となるためにカセット本体に積載された記録媒体のサイズ検知を簡単な構成で精度良く行うことが可能となる。
ここで、上記サイズ検知スイッチが有する複数の被押圧部は、画像形成装置の小型化の観点から、互いの間隔が非常に狭いものとなる。そのため、上記合成凹部の幅寸法と位置とが僅かに変化するだけで、その合成凸部により押圧されるサイズ検知スイッチの被押圧部が変化する。上記合成凹部の幅寸法と位置は、一度適切に決まった後でも、様々な要因によって変化してしまう。その主な原因は、画像形成装置の動作時における振動などである。このような振動が加わると、サイドフェンスとエンドフェンスがグラついて、サイドフェンスとエンドフェンスの位置が僅かにズレてしまい、これに連動して第1可動部材及び第2可動部材が移動して上記合成凹部の幅寸法と位置が変化してしまう。このように画像形成装置の動作時における振動などが原因で、上記合成凹部の幅寸法及び位置が適切なものからズレてしまうと、上記給紙カセット内の記録媒体のサイズを誤検知してしまう可能性がある。
このような誤検知を抑制する方法としては、サイドフェンスとエンドフェンスの位置を固定するフェンス固定手段を設ける方法が挙げられる。
ところが、本発明者らによる鋭意研究の結果、上記フェンス固定手段を設けるだけでは、上述した誤検知を十分に抑制することができないことが判明した。すなわち、上記先願に係る画像形成装置においては、第1可動部材の第1凸部及び第2可動部材の第2凸部が互いに重なり合って形成される合成凸部の幅寸法及び位置を変化させるにあたって、サイドフェンスとエンドフェンスのスライド移動にそれぞれ連動して第1可動部材及び第2可動部材を移動させる。このような構成においては、サイドフェンスとそのスライド移動に連動して移動する第1可動部材とを互いに連結する連結部が必要であり、サイドフェンスとる第1可動部材とを互いに固定することはできない。エンドフェンスとそのスライド移動に連動して移動する第2可動部材との間についても同様である。そのため、サイドフェンスとエンドフェンスの位置を固定しても、画像形成装置の動作時における振動や、上記連結部のガタなどによって、第1可動部材及び第2可動部材がグラついてしまう。その結果、サイドフェンスとエンドフェンスの位置を固定した場合でも、上記合成凹部の幅寸法及び位置が適切なものからズレてしまい、上記給紙カセット内の記録媒体のサイズを誤検知してしまうことがあった。
本発明は、以上の背景に鑑み、上記先願に係る発明を改良するものであって、その目的とするところは、振動などが原因で発生するシートサイズの誤検知を十分に抑制することができるシートサイズ検知装置及びこれを備える画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数枚のシートを積載可能な給紙カセットにスライド可能に設けられ、該給紙カセットに積載されたシートの給紙方向と直交する幅方向の端面に当接されるサイドフェンスと、上記給紙カセットにスライド可能に設けられ、該給紙カセットに積載されたシートの給紙方向の後端面に当接されるエンドフェンスと、複数の被押圧部を有し、押された被押圧部の組合せによって上記給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するためのサイズ検知スイッチとを備えたシートサイズ検知装置において、周縁部に複数の第1凸部が形成され、上記複数の被押圧部に該複数の第1凸部が選択的に対向するように上記サイドフェンスのスライド動作に連動して移動可能な第1可動部材と、周縁部に複数の第2凸部が形成され、上記複数の被押圧部に該複数の第2凸部が選択的に対向するように上記エンドフェンスのスライド動作に連動して移動可能な第2可動部材とを備え、上記第1可動部材及び上記第2可動部材は、上記周縁部が互いに重なり合う位置に配置され、上記複数の第1凸部と上記複数の第2凸部とが互いに重なり合うことにより上記複数の被押圧部を押圧する複数の合成凸部が形成されるように構成されており、上記第1可動部材及び上記第2可動部材の位置を固定可能な可動部材固定手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のシートサイズ検知装置において、上記可動部材固定手段が上記第1可動部材及び上記第2可動部材の位置を固定する直前に、該第1可動部材及び該第2可動部材の位置を、上記給紙カセットに積載可能な複数の規定シートサイズに応じた規定位置のうち最も近い規定位置に移動させる位置補正を行う固定位置補正手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、複数枚のシートを積載可能であって画像形成装置本体に着脱可能な給紙カセットと、上記画像形成装置本体に装着された給紙カセット内からシートを1枚ずつ分離給送する手段と、上記給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するシートサイズ検知手段と、上記シートサイズ検知手段の検知結果を用いて、分離給送されたシート上に画像を形成する際の画像形成動作を制御する画像形成部とを有することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、複数枚のシートを積載可能であって画像形成装置本体に挿脱可能な給紙カセットと、上記画像形成装置本体に挿入されてセットされた給紙カセット内からシートを1枚ずつ分離給送する手段と、上記給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するシートサイズ検知手段と、上記シートサイズ検知手段の検知結果を用いて、分離給送されたシート上に画像を形成する際の画像形成動作を制御する画像形成部とを有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記可動部材固定手段は、上記画像形成装置本体にセットされた上記給紙カセットを該画像形成装置本体から所定距離引き出すことにより、上記第1可動部材及び上記第2可動部材の位置固定を解除することを特徴とするものである。
本発明において、給紙カセット内にシートを積載し、そのシートのサイズに応じてサイドフェンスとエンドフェンスとをスライドさせると、サイドフェンスのスライド動作に連動して第1可動部材が移動し、エンドフェンスのスライド動作に連動して第2可動部材が移動する。これにより、第1可動部材に形成されている複数の第1凸部と第2可動部材に形成されている複数の第2凸部とが重なり合って複数の合成凸部が形成される。これらの合成凸部の幅寸法及び位置は、給紙カセットに積載されたシートのサイズに応じたサイドフェンスとエンドフェンスとのスライド動作に連動して変化する。よって、この変化により合成凸部によって押圧されるサイズ検知スイッチの被押圧部、すなわち、押された被押圧部の組合せが変わる。したがって、サイズ検知スイッチにおける押された被押圧部の組合せによって、給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知することができる。
ここで、本発明は、第1可動部材及び第2可動部材の位置を固定可能な可動部材固定手段を設けている。この可動部材固定手段は、第1可動部材及び第2可動部材そのものを固定するものであって、これらの可動部材に連結された他の部材を固定することにより間接的に第1可動部材及び第2可動部材の位置を固定するものではない。このような可動部材固定手段により、合成凸部を形成する第1凸部及び第2凸部を備える第1可動部材及び第2可動部材を直接的に固定することにより、振動などが加わっても、上記合成凹部の幅寸法及び位置がズレるのを防止することができる。
以上、本発明によれば、振動などが加わっても合成凹部の幅寸法及び位置がズレるのを防止することができるので、振動などが原因で発生するシートサイズの誤検知を十分に抑制することができるという優れた効果が奏される。
以下、本発明を、画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の構成及び動作について説明する。
図2は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。複写機本体10の内部には画像形成部100が設けられており、その画像形成部100には像担持体としてのドラム状の感光体11が備わっている。この感光体11の周りには、帯電装置12、現像装置13、転写搬送装置14、クリーニング装置15などが配置されている。また、画像形成部100の上部には、レーザ書込装置16が設けられている。このレーザ書込装置16は、レーザダイオード等からなる光源、ポリゴンミラーからなる走査用の回転多面鏡、ポリゴンモータ、fθレンズ、ミラーなどの図示しない走査光学系を備えている。また、クリーニング装置15の図中左側には、定着装置17が設けられている。この定着装置17は、ヒータを内蔵する定着ローラ18と、その定着ローラ18に対して記録シートを下方から押し当てるための加圧ローラ19とを備えている。
また、複写機本体10の内部における画像形成部100の下方には、両面ユニット22が設けられ、更にその下方には、4段の給紙カセット23が設けられている。各給紙カセット23には、紙やOHPシートなどの記録シートが収納されている。各給紙カセット23内の記録シートは、それぞれ図中符号Bで示す供給路を介して共通給紙路Cに搬送され、感光体11の下方における転写部へ送られる。
なお、記録シートの両面に画像を形成する場合には、まず、給紙カセット23内の記録シートを転写部に送ってその記録シートの片面に画像を転写し、その画像を定着装置17で記録シート上に定着させる。その後、その記録シートを、定着装置17の出口からシート後処理装置31へと延びる排紙路Dの途中から分岐している反転路Eに通し、両面ユニット22へと送る。両面ユニット22へ送られた記録シートは、再給紙路Aを通じて、再び感光体11の下方における転写部へ送られ、上記片面とは反対側の面に画像が転写される。
また、複写機本体10の画像形成部100の上方には、画像読取部24とコンタクトガラス26が設けられている。また、このコンタクトガラス26の上部には、自動原稿搬送装置27がコンタクトガラス26を覆うように設けられている。この自動原稿搬送装置27は、コンタクトガラス26に対して開閉自在に設けられている。
また、複写機本体10の図中右側面には、ユーザーが手差しした記録シートを上記共通給紙路C内に案内するための手差しトレイ28が開閉自在に設けられている。
また、複写機本体10の複写機本体10の図中右側には、大量給紙装置30が取り付けられている。この大量給紙装置30は、内部に大量の記録シートを積載することが可能で、積載された大量の記録シートを昇降自在に構成されている。
また、複写機本体10の複写機本体10の図中左側には、シート後処理装置31が取り付けられている。このシート後処理装置31は、排紙路Dを通して排出する記録シートを受け入れて、上段の排紙トレイ32上にそのまま排出するか、あるいは、ステイプルや孔開け等の後処理を行って上段の排紙トレイ32又は下段の排紙トレイ33上に排出する。
本実施形態における複写機を用いてコピーをとる場合、ユーザーは、自動原稿搬送装置27に原稿をセットし、または自動原稿搬送装置27を開いてコンタクトガラス26上に直接原稿をセットする。そして、図示しないスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置27が駆動して画像読取部24のコンタクトガラス26上に送られた原稿、又はあらかじめコンタクトガラス26上にセットされた原稿を、画像読取部24で読み取る。また、ユーザーがスタートスイッチを押すと、画像形成部100の感光体11が図中時計方向に回転する。そして、帯電装置12で一様に帯電された感光体表面部分に対し、画像読取部24で読み取った読取内容に応じてレーザ書き込み装置16がレーザ光を照射する。これにより、感光体11の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像には、現像装置13との対向領域(現像領域)でトナーが付着する。これにより、その静電潜像がトナー像となり、そのトナー像が転写部に送られる。
また、給紙カセット23内の記録シートに画像を形成する場合、ユーザーがスタートスイッチを押すと、給紙ローラ34が回転し、4つの給紙カセット23のうちの指定の給紙カセット23内から記録シートが供給路Bに送り出される。この記録シートは、搬送ローラ35により給紙路Cを通じて、レジストローラ36まで搬送される。そして、感光体11上のトナー像の先端が転写部にくるタイミングで記録シートが転写部に進入するようにレジストローラ36が回転し、記録シートが転写部に送られる。
一方、大量給紙装置30内の記録シートに画像を形成する場合、ユーザーがスタートスイッチを押すと、給紙ローラ37が回転し、大量給紙装置30内から記録シートが搬送路Fに送り出される。この記録シートは、搬送ローラ35により給紙路Cを通じて、レジストローラ36まで搬送される。以後は、給紙カセット23内の記録シートに画像を形成する場合と同じである。
他方、手差しトレイ28に手差しされた記録シートに画像を形成する場合、ユーザーがスタートスイッチを押すと、給紙ローラ38が回転し、手差しトレイ28上から記録シートが給紙路Cに送り出されて、レジストローラ36まで搬送される。以後は、給紙カセット23内の記録シートに画像を形成する場合と同じである。
感光体11の表面に形成されたトナー像は、転写搬送装置14により、上述したごとく転写部に送られる記録シート上に転写される。転写後の感光体11の表面に残留した転写残トナーは、クリーニング装置15により除去される。一方、転写後の記録シートは、転写搬送装置14により定着装置17へ搬送される。そして、定着ローラ18と加圧ローラ19とにより熱と圧力を加えてトナー像を記録シート上に定着する。定着後の記録シートは、排紙路Dを通してシート後処理装置31へと送られ、最終的に排紙トレイ32,33上に排紙される。
記録シートの両面に画像を形成する場合には、上述したようにして記録シートの片面にトナー像を定着させた後、その記録シートを排紙路Dの途中から反転路Eに送り込み、両面ユニット22から再給紙路Aを通じて、再び転写部へ送る。そして、同様にして、上記片面とは反対側の面にトナー像を転写して定着し、排紙路Dを通してシート後処理装置31へと送る。
本実施形態の複写機は、感光体11と、転写搬送装置14及びクリーニング装置15が一体化されたプロセスカートリッジとなっており、このプロセスカートリッジは、複写機本体10に対して着脱自在に構成されている。なお、プロセスカートリッジは、感光体11と、その周囲に設けられる帯電装置21、現像装置13、転写搬送装置14、クリーニング15等の装置の少なくとも1つとを一体に支持したものであればよい。
図3は、4つの給紙カセット23のうちの1つを示す斜視図である。図4は、上記給紙カセット23の上面図である。
この給紙カセット23は、内部に複数枚の記録シート53を積載して収容する。給紙カセット23内の記録シート53は、上記給紙ローラ34に対向する端部側が底板55によってその給紙ローラ34に向かって持ち上げられる。また、給紙カセット23内に積載された記録シート53には、図中矢印Gで示す給紙方向の一端辺に第1規制部材としてのエンドフェンス52が当接している。このエンドフェンス52と給紙カセット23の内壁とによって、給紙方向Gにおける記録シート53の変位が規制されている。また、この記録シート53には、図中矢印Hで示すトレイ引き出し方向(幅方向)の両端辺にそれぞれ第2規制部材としての2つのサイドフェンス54a,54bが当接している。この2つのサイドフェンス54a,54bによって、トレイ引き出し方向Hにおける記録シート53の変位が規制されている。
図5は、本実施形態におけるシートサイズ検知装置の主な構成を示す斜視図である。なお、この図は、上記給紙カセット23から、その底面部材23aや側面部材などの説明に不要な部材を取り除いた状態を示している。
上記エンドフェンス52の底部には、エンドフェンス連動軸3が固定されており、このエンドフェンス連動軸3は、図4に示すように給紙カセット23の底面部材23aに設けられたスライド孔23bを介してその底面部材23aの下側へ延びている。また、給紙カセット23の底面部材23aの下側には、第2可動部材としてのエンドフェンス用回動部材2が設けられている。このエンドフェンス用回動部材2には、底面部材23aの下側まで延びたエンドフェンス連動軸3が挿入される長孔2aが設けられており、回動軸5を中心に回動自在に構成されている。このような構成により、ユーザーがエンドフェンス52を給紙方向Gに沿って移動させると、エンドフェンス連動軸3がスライド孔23bに沿って移動するとともにエンドフェンス用回動部材2の長孔2aに沿って移動し、エンドフェンス用回動部材2が上記回動軸5を中心に回動する。
また、給紙カセット23の底面部材23aの下側には、第1ラック7及び第2ラック8が設けられており、第1ラック7は後側サイドフェンス54aに固定されており、第2ラック7は前側サイドフェンス54bに固定されている。各ラック7,8は、ピニオンギヤ9によって互いに連結されている。これにより、両サイドフェンス54a,54bは、互いに連動して、トレイ引き出し方向に沿って移動する。後側サイドフェンス54aには、サイドフェンス連動軸4が固定されており、このサイドフェンス連動軸4は、図4に示すように給紙カセット23の底面部材23aに設けられたスライド孔23cを介してその底面部材23aの下側へ延びている。また、給紙カセット23の底面部材23aの下側には、第1可動部材としてのサイドフェンス用回動部材1が設けられている。このサイドフェンス用回動部材1には、底面部材23aの下側まで延びたサイドフェンス連動軸4が挿入される円弧状の長孔1aが設けられており、上記回動軸5を中心に回動自在に構成されている。このような構成により、ユーザーがサイドフェンス54a,54bを給紙方向Gに沿って移動させると、サイドフェンス連動軸4がスライド孔23cに沿って移動するとともにエンドフェンス用回動部材2の長孔1aに沿って移動し、エンドフェンス用回動部材2が上記回動軸5を中心に回動する。
上記エンドフェンス52には、フェンス固定手段としての固定爪103が設けられている。この固定爪103は、給紙カセット23の底面部材23a上に設けられた複数の固定孔23dと噛み合うことで、エンドフェンス52の位置を固定することができる。
また、上記サイドフェンス54a,54bには、フェンス固定手段としての固定機構101,102がそれぞれ設けられている。これらの固定機構101,102により、サイドフェンス54a,54bの位置を固定することができる。
上記給紙カセット23は、トレイ引き出し方向に沿って複写機本体10に対して挿脱可能に構成されている。給紙カセット23が挿脱される複写機本体10のカセット収容スペースには、サイズ検知スイッチ51が設けられている。このサイズ検知スイッチ51は、5つの被押圧部であるプッシュスイッチ51a〜51eを備えている。これらのプッシュスイッチが、上記2つの回動部材1,2にそれぞれ設けられる第1凸部1b及び第2凸部2bのうち、いずれかの凸部が当接することにより押されると、サイズ検知スイッチ51はその押されたプッシュスイッチについて検知信号であるON信号を出力し、押されていないプッシュスイッチについては検知信号であるOFF信号を出力する。
ここで、各回動部材1,2の凸部1b,2bは、上記回動軸5を中心とした円周軌道上に形成されている。また、その円周軌道上に各5つのプッシュスイッチ51a〜51eが位置するように上記サイズ検知スイッチ51が配置されている。これにより、サイズ検知スイッチ51に対向する部分の凸部による凹凸パターンは、図6(a)及び図6(b)に示すように、各回動部材1,2が回動することにより変化することになる。すなわち、サイズ検知スイッチ51に対向する部分の凸部1b,2bにより形成される合成凸部による凹凸パターンは、それぞれ、エンドフェンス52及びサイドフェンス54a,54bの位置によって変化することになる。この合成凸部による凹凸パターンは、合成凸部の幅寸法及び位置によって変わるものである。そして、図6(c)に示すように、サイズ検知スイッチ51に対向する部分の合成凸部1b,2bによる凹凸パターンによって、プッシュスイッチ51a〜51eの押しパターン、すなわち、サイズ検知スイッチ51から出力される検知信号のON/OFFパターンが変わる。したがって、エンドフェンス52及びサイドフェンス54a,54bの位置によって、サイズ検知スイッチ51から出力される検知信号のON/OFFパターンが変わる。そして、サイズ検知スイッチ51から出力される検知信号は、複写機本体10の図示しない制御部に送られる。制御部は、サイズ検知スイッチ51からの検知信号におけるON/OFFパターンに基づいて、エンドフェンス52及びサイドフェンス54a,54bの位置を把握できるので、その位置から当該給紙カセット23に積載されている記録シートのサイズを認識することができる。
下記の表1は、エンドフェンス52及びサイドフェンス54a,54bの各位置と、サイズ検知スイッチ51から出力される検知信号との対応関係の一例を示すものである。ただし、サイズ検知スイッチ51に対向する部分の合成凸部1b,2bの凹凸パターンを示す欄において、A〜Eはそれぞれプッシュスイッチ51a〜51eを示しており、各プッシュスイッチに凸部が対向する場合には「1」とし、凹部が対向する場合には「0」としている。また、検知信号を示す欄において、対応するプッシュスイッチが押されている場合には「1」とし、対応するプッシュスイッチが押されていない場合には「0」としている。
Figure 0004324562
上記表1からわかるように、本実施形態では、エンドフェンス52に連動する第2凸部2bとサイドフェンス54a,54bに連動する第1凸部1bのいずれかの凸部によりプッシュスイッチ51a〜51eが押されるとそのプッシュスイッチに対応する検知信号はON信号となり、いずれの凸部にも押されていないプッシュスイッチに対応する検知信号はOFF信号となる。
ここで、サイズ検知スイッチ51は、省スペース化の関係で小型であるのが望ましい。しかし、サイズ検知スイッチ51を小型化すると、プッシュスイッチ51a〜51eの間隔が狭いものとなる。そのため、個々の凸部1b,2bで、個別に各プッシュスイッチ51a〜51eを精度良く選択的に押せるように構成することは、困難である。
具体的に説明すると、エンドフェンス52やサイドフェンス54a,54bの位置が給紙カセット23に積載されている規定の用紙サイズに対応した位置から僅かにズレている場合でも、本来であれば、その規定の用紙サイズであると検知されなければならない。しかし、この僅かな位置ズレにより、その規定の用紙サイズの場合には特定のプッシュスイッチを押すはずの凸部がその特定のプッシュスイッチの対向位置からズレて、その特定のプッシュスイッチが押されなくなることがある。このような事態が発生すると、用紙サイズの誤検知が起こってしまう。
また、エンドフェンス52やサイドフェンス54a,54bの位置がズレていない場合でも、凹凸パターンの加工精度、長孔1a,2aの加工精度、ラック7,8やピニオンギヤ9の加工精度、あるいは、これらの部品の組付精度などの関係で、特定のプッシュスイッチを押すはずの凸部がその特定のプッシュスイッチの対向位置からズレてその特定のプッシュスイッチが押されなくなることもある。このような場合も、用紙サイズの誤検知が起こってしまう。
そこで、本実施形態では、仮にサイドフェンス54a,54b及びエンドフェンス52にそれぞれ連動する各凸部1b,2bのうちの一方の凸部が、本来押すべきプッシュスイッチの対向位置からズレてそのプッシュスイッチを押せない事態が生じても、他方の凹部がそのプッシュスイッチを押すことが可能な構成になっている。このように、サイドフェンス54a,54bに連動する凸部1bと、エンドフェンス52に連動する凸部2bとが、互いに補完し合う関係が構築でき、上述した誤検知の発生を抑制することができる。
次に、本発明の特徴部分である、サイドフェンス用回動部材1及びエンドフェンス用回動部材2の位置を固定可能な可動部材固定手段の構成について説明する。
本実施形態の給紙カセット23には、可動部材固定手段として、各回動部材1,2のロック機構が設けられている。
図1は、給紙カセット23の底面図である。図7は、複写機本体10のカセット収容スペース内における本体後側部分の説明図である。
給紙カセット23の底面部材23aの下側には、連動棒76が設けられている。この連動棒76は、給紙カセット23の底面部材23aに固定されている2つの支持部材75によってスライド自在に支持されている。この連動棒76には、図7に示すように爪部76aが設けられている。この爪部76aは、回動部材1の長孔1a及び回動部材2の円弧状の孔2dの各側壁面に設けられた窪み1c,2cに噛み合うためのものである。各回動部材1,2の各窪み1c,2cは、複数あって、規定の用紙サイズにそれぞれ対応した位置に個々に設けられている。給紙カセット23が複写機本体10のカセット収容スペースから取り出された状態にあるとき、連動棒76は、付勢手段としてのスプリング78により、その爪部76aが各回動部材1,2の窪み1c,2cから離れるように位置決めされる。よって、給紙カセット23が複写機本体10のカセット収容スペースから取り出された状態にあるときには、爪部76aと各回動部材1,2の窪み1c,2cとの噛み合いは解除された状態にあり、各回動部材1,2は回動軸5を中心に回動可能である。一方、給紙カセット23が複写機本体10のカセット収容スペースに装着されると、給紙カセット23の連動棒76の端部がカセット収容スペースの複写機本体後側内壁77に当接して押し込まれ、連動棒76は、支持部材75に支持されながらスプリング78の付勢力に抗してスライドする。これにより、連動棒76の爪部76aが各回動部材1,2の窪み1c,2c側へ移動し、窪み1c,2cと噛み合い可能になる。爪部76aと各回動部材1,2の窪み1c,2cとが噛み合った状態になることで、各回動部材1,2の回動が禁止される。
なお、各回動部材1,2に設けられる窪み1c,2cは、用紙サイズに応じた位置でなくても、ラッチのように細かく連続して形成してもよい。
ここで、上記サイドフェンス用回動部材1及び上記エンドフェンス用回動部材2の位置が、上記ロック機構により固定される前に、上記給紙カセット23に積載可能な複数の規定シートサイズに応じた規定位置から僅かにズレている場合、その位置でロック機構が固定してしまうと、誤検知が発生し得る。しかし、本実施形態では、これらの回動部材1,2に設けられた窪み1c,2cの断面はV字形状であり、上記爪部76aの受け入れ口が広くなっている。これにより、これらの回動部材1,2の位置がロック機構による固定前に規定位置から僅かにズレていても、連動棒76の爪部76aがこれらの回動部材1,2に設けられた窪み1c,2cの斜面に沿って移動してV字に嵌り込む。この嵌り込んだ位置は、上記サイドフェンス用回動部材1及び上記エンドフェンス用回動部材2の位置がちょうど規定位置になる位置であるので、回動部材1,2の位置がロック機構による固定前に規定位置から僅かにズレていても、その位置が規定位置に補正される。
図8は、給紙カセット23内の記録シート53を、フィードローラとフィードローラに圧接する分離部材との間に挟持して分離搬送する分離装置の説明図である。
本実施形態では、分離装置としてFRR分離装置を用いている。このFRR分離装置は、図示しない給紙カセット23内に積載された記録シート53の一番上の記録シートを、ピックアップローラ63によってフィードローラ61へ案内する。これにより、給紙方向Gへ記録シートを送る方向(正方向)に回転するフィードローラ61には、給紙方向Gとは逆方向に所定のトリクがトルクリミッタ70によって付与される。このトルクは、駆動ギヤ62Bと噛み合うようにリバースローラ62の軸に設けた従動ギヤ62Aを介して伝達される。そして、駆動ギヤ62Bと従動ギヤ62Aの間の歯面圧力Iと初期加圧力が、スプリング64の力でフィードローラ61へ圧接したリバースローラ62に加わってリバースローラ62が駆動する。これにより、給紙カセット23内の記録シートが1枚ずつ分離搬送される。
このようなFRR分離装置においては、フィードローラ61を停止した状態でリバースローラ62を駆動するとトルクリミッタ負荷による給紙方向Gとは逆方向の力が加わって記録シートのスリップが発生しやすくなるので、その対策としてフィードローラ61を駆動している。しかし、記録シートがフィードローラ61とリバースローラ62との間を完全に抜ける前にフィードローラ61の回転を停止しないと、次の記録シートまでも連続して搬送してしまう可能性があるので、上述したサイズ検知スイッチ51からの検知信号に基づいて検知した記録シートのサイズに応じて、記録シートが完全に抜ける前にフィードローラを停止させる。ここで、FRR分離装置においては、記録シートがフィードローラ61とリバースローラ62との間を完全に抜ける直前までリバースローラ62による分離さばきを行う方が、シート間の密着等による連送りや重送を阻止できる点で望ましい。本実施形態によれば、上述したように、記録シートのサイズ誤検知の可能性が低くなるので、記録シートがフィードローラ61とリバースローラ62との間を完全に抜ける直前までリバースローラ62による分離さばきを行うように設定している。
以上、本実施形態のシートサイズ検知装置は、複数枚の記録シート53を積載可能な給紙カセット23にスライド可能に設けられ、該給紙カセット23に積載された記録シートの給紙方向Gと直交する幅方向Hの端面に当接されるサイドフェンス54a,54bと、上記給紙カセット23にスライド可能に設けられ、該給紙カセット23に積載された記録シート53の給紙方向Gの後端面に当接されるエンドフェンス52と、複数の被押圧部である5つのプッシュスイッチ51a〜51eを有し、押されたプッシュスイッチの組合せによって上記給紙カセット23に積載された記録シート53のサイズを検知するためのサイズ検知スイッチ51とを備えている。更に、周縁部に複数の第1凸部1bが形成され、上記5つのプッシュスイッチ51a〜51eに該複数の第1凸部1bが選択的に対向するように上記サイドフェンス54a,54bのスライド動作に連動して移動可能な第1可動部材としてのサイドフェンス用回動部材1と、周縁部に複数の第2凸部2bが形成され、上記5つのプッシュスイッチ51a〜51eに該複数の第2凸部2bが選択的に対向するように上記エンドフェンス52のスライド動作に連動して移動可能な第2可動部材としてのエンドフェンス用回動部材2とを備えている。また、上記サイドフェンス用回動部材1及び上記エンドフェンス用回動部材2は、上記周縁部が互いに重なり合う位置に配置され、上記複数の第1凸部1bと上記複数の第2凸部2bとが互いに重なり合うことにより上記5つのプッシュスイッチ51a〜51eを押圧する複数の合成凸部が形成されるように構成されている。そして、本シートサイズ検知装置は、上記サイドフェンス用回動部材1及び上記エンドフェンス用回動部材2の位置を固定可能な可動部材固定手段としてのロック機構を有するので、複写機の動作により振動等が加わっても、上記合成凹部の幅寸法及び位置(凹凸パターン)がズレるのが防止でき、振動などが原因で発生するシートサイズの誤検知を十分に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上記ロック機構が上記サイドフェンス用回動部材1及び上記エンドフェンス用回動部材2の位置を固定する直前に、これらの回動部材1,2の位置を、上記給紙カセット23に積載可能な複数の規定シートサイズに応じた規定位置のうち最も近い規定位置に移動させる位置補正を行う固定位置補正手段を有している。本実施形態において、この固定位置補正手段は、上記爪部76aと、断面がV字形状の窪み1c,2cとにより構成されている。このような固定位置補正手段により、上記ロック機構による固定前に回動部材1,2の位置が規定位置に補正されるので、上記ロック機構による固定前に回動部材1,2の位置が規定位置からズレていても、これを修正して、誤検知の発生を予防できる。
また、本実施形態の複写機は、給紙カセット23に積載された記録シートのサイズを検知するシートサイズ検知手段として、上述したシートサイズ検知装置を用いているので、シートサイズ検知結果に基づく画像形成動作の制御を適正に行うことができる。
また、本実施形態の複写機は、上記固定位置補正手段が、上記給紙カセット23を複写機本体10のカセット収容スペースへ挿入し始めてから、該給紙カセット23を複写機本体10に対してセットし終わるまでの間に、上記位置補正を行うように構成されている。これにより、上記ロック機構による固定前に回動部材1,2の位置が規定位置からズレているのを補正するためのユーザー操作を増やすことがない。
また、本実施形態の複写機においては、上記ロック機構が、複写機本体10にセットされた上記給紙カセット23を該複写機本体から所定距離引き出すことにより、上記サイドフェンス用回動部材1及び上記エンドフェンス用回動部材2の位置固定を解除する構成になっている。これにより、ユーザーの操作を増やすことなく、ユーザーによるサイズ変更作業を簡単化することができる。
尚、本実施形態では、本発明を複写機に適用した場合について説明したが、プリンタやファクシミリなどの他の画像形成装置にも同様に適用することができる。
本実施形態に係る複写機に挿脱可能な給紙カセットの底面図。 同複写機全体の概略構成図。 同給紙カセットを示す斜視図。 同給紙カセットの上面図。 同複写機が備えるシートサイズ検知装置の主な構成を示す斜視図。 (a)乃至(c)は、同シートサイズ検知装置の動作を説明するための説明図。 同複写機本体のカセット収容スペース内における本体後側部分の説明図。 同給紙カセット内の記録シートを、フィードローラとフィードローラに圧接する分離部材との間に挟持して分離搬送する分離装置の説明図。
符号の説明
1 サイドフェンス用回動部材
2 エンドフェンス用回動部材
1b 第1凸部
2b 第2凸部
3 エンドフェンス連動軸
4 サイドフェンス連動軸
5 回動軸
10 複写機本体
23 給紙カセット
51 サイズ検知スイッチ
51a プッシュスイッチ
52 エンドフェンス
53 記録シート
54a,54b サイドフェンス
76 連動棒
76a 爪部
78 スプリング
100 画像形成部
101,102 固定機構
103 固定爪

Claims (5)

  1. 複数枚のシートを積載可能な給紙カセットにスライド可能に設けられ、該給紙カセットに積載されたシートの給紙方向と直交する幅方向の端面に当接されるサイドフェンスと、
    上記給紙カセットにスライド可能に設けられ、該給紙カセットに積載されたシートの給紙方向の後端面に当接されるエンドフェンスと、
    複数の被押圧部を有し、押された被押圧部の組合せによって上記給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するためのサイズ検知スイッチとを備えたシートサイズ検知装置において、
    周縁部に複数の第1凸部が形成され、上記複数の被押圧部に該複数の第1凸部が選択的に対向するように上記サイドフェンスのスライド動作に連動して移動可能な第1可動部材と、
    周縁部に複数の第2凸部が形成され、上記複数の被押圧部に該複数の第2凸部が選択的に対向するように上記エンドフェンスのスライド動作に連動して移動可能な第2可動部材とを備え、
    上記第1可動部材及び上記第2可動部材は、上記周縁部が互いに重なり合う位置に配置され、上記複数の第1凸部と上記複数の第2凸部とが互いに重なり合うことにより上記複数の被押圧部を押圧する複数の合成凸部が形成されるように構成されており、
    上記第1可動部材及び上記第2可動部材の位置を固定可能な可動部材固定手段を有することを特徴とするシートサイズ検知装置。
  2. 請求項1のシートサイズ検知装置において、
    上記可動部材固定手段が上記第1可動部材及び上記第2可動部材の位置を固定する直前に、該第1可動部材及び該第2可動部材の位置を、上記給紙カセットに積載可能な複数の規定シートサイズに応じた規定位置のうち最も近い規定位置に移動させる位置補正を行う固定位置補正手段を有することを特徴とするシートサイズ検知装置。
  3. 複数枚のシートを積載可能であって画像形成装置本体に着脱可能な給紙カセットと、
    上記画像形成装置本体に装着された給紙カセット内からシートを1枚ずつ分離給送する手段と、
    上記給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するシートサイズ検知手段と、
    上記シートサイズ検知手段の検知結果を用いて、分離給送されたシート上に画像を形成する際の画像形成動作を制御する画像形成部とを有することを特徴とする画像形成装置において、
    上記シートサイズ検知手段として、請求項1又は2のシートサイズ検知装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 複数枚のシートを積載可能であって画像形成装置本体に挿脱可能な給紙カセットと、
    上記画像形成装置本体に挿入されてセットされた給紙カセット内からシートを1枚ずつ分離給送する手段と、
    上記給紙カセットに積載されたシートのサイズを検知するシートサイズ検知手段と、
    上記シートサイズ検知手段の検知結果を用いて、分離給送されたシート上に画像を形成する際の画像形成動作を制御する画像形成部とを有することを特徴とする画像形成装置において、
    上記シートサイズ検知手段として、請求項2のシートサイズ検知装置を用い、
    上記固定位置補正手段は、上記給紙カセットを上記画像形成装置本体へ挿入し始めてから該給紙カセットを上記画像形成装置本体に対してセットし終わるまでの間に、上記位置補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記可動部材固定手段は、上記画像形成装置本体にセットされた上記給紙カセットを該画像形成装置本体から所定距離引き出すことにより、上記第1可動部材及び上記第2可動部材の位置固定を解除することを特徴とする画像形成装置。
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