JP4324254B2 - 送風機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気用や排気用などに使用される汎用の送風機に係り、特に機器の冷却や遠隔操作を必要とする時などに使用され、故障した場合、外部へ故障を知らせる必要のある送風機において、簡単かつ安価に警報信号を出すことの出来る送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に、過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズが内部に設けられた送風機駆動用電動機を備えた従来の送風機の一般的な構造を示す。
【0003】
この図1において、1は送風機の電動機(FAN MOTOR)、2は1の電動機に設けられた過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズなどの電流遮断手段である。M COIL は電動機一次巻線を示している。過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2の一端と電動機一次巻線 M COIL の一端は接続され、それぞれ他端は電源に接続される。
【0004】
送風機の電動機1は、過負荷、過電流、拘束運転などをした場合、電動機に過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2を設けることにより、電動機の焼損を防いでいる。過熱、過電流保護リレーの信号は外部の保護回路へ入力され、送風機の電動機1と電源の接続を遮断するなどの保護動作により、電動機は焼損を防止される。図1の従来技術の場合、過熱、過電流保護ヒューズ2で電動機は保護されるようになっているが、外部に過熱、過電流保護ヒューズ2が動作したことは知らされない。
【0005】
また、図2に従来からの送風機の故障を外部へ知らせる構造を示す。
【0006】
この図2において、3は電磁開閉器やサーマルリレーなどの保護機器、4は3の電磁開閉器やサーマルリレーに連動して故障を外部へ知らせる機器である。
【0007】
これらは送風機1の外部に、電動機の内部に備わった過熱、過電流保護ヒューズ2とは別に、電磁開閉器やサーマルリレーなどの保護機器3を送風機の外部に設け、それらに連動させて故障を外部(警報装置など)へ知らせるものである。
【0008】
すなわち、送風機1の故障を外部へ知らせるために、故障を検出する目的の機器3や4を送風機1の外部に接続することが従来より行われている。
【0009】
また、従来より、過負荷、過電流、拘束運転などなんらかの理由で送風機1が駆動しないことを外部へ知らせるために、送風機1に回転センサや制御回路を用いて警報信号を出すことが知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、送風機とその故障を検出する目的の機器を別々に接続して設置なければならない。また、送風機に回転センサや、抵抗、コンデンサ、トランジスタなどを用いた制御回路を用いるので、複雑、高価なものとなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、例えば電動機を備え該電動機により駆動される送風機において、一端が電動機駆動を行うための電源と接続され、他端が前記電動機内で該電動機の一次巻線の一端と接続され過熱や過電流から該電動機を保護する電流遮断手段と、前記電源と接続され、前記一次巻線に並列に接続される第1のコイルを有し該コイルが励磁されることにより接点の切替が行われる第1の接点リレーと、一端が前記第1のコイルが励磁されていない場合に切替わる接点と接続され他端が前記一次巻線の他端と接続される第2のコイルを有し該コイルが励磁されることにより接点の切替が行われる第2の接点リレーと、前記電流遮断手段により前記一次巻線への電流が遮断され前記第2のコイルが励磁され前記第2の接点リレーの接点が切替わった場合に警報を発生する警報発生手段と、前記一次巻線の一端と接続され前記電源から前記一次巻線への電流を遮断する警報動作確認スイッチとを備えて構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図3、4、5は、本発明における具体的実施例を説明するためのものである。
【0013】
この図3において、5は送風機本体、6は2に連動した継電器でC接点リレー(そのコイルが励磁されたときコモン点とa接点間が閉じ、無励磁のときコモン点とb接点間が閉じる)を有している。7は2,6に連動して外部へ警報信号を出すための継電器で6と同様にC接点を有している。8は上記送風機の主電源スイッチ、9は継電器7のコモン点とa接点に接続され外部へ故障警報信号を出力する警報接点、10は手動であるいは外部信号に基づいて動作しこの動作により継電器6、7を動作させて外部へ警報信号を出すように構成された保護機能の確認するための動作確認スイッチである。
【0014】
図3では主電源スイッチ8がオフ状態であり、電動機の一次巻線M COIL には電圧が印加されていない。これと並列接続された継電器6のコイルにも電圧は印加されていないので、継電器6の接点はb側に閉じ、a側が開いた状態になる。継電器7のコイルはその一端が継電器6のb接点に接続されているが、主電源スイッチ8で電源オフ状態になっているため励磁されず、継電器7の接点は従ってb側が閉じ、a側が開いた状態になる。外部警報接点9は、この状態が電動機の正常状態であることを示すものとして、外部に設けられた保護回路や警報装置に出力する。
【0015】
図4は、図3の主電源スイッチ8を入れた送風機の運転時における継電器6,7の動作を示す。このとき、電源→主電源スイッチ8→動作確認スイッチ10→過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2→ M COIL →電源の経路で閉回路になるので、電動機の一次巻線 M COIL に電圧が印加される。これと並列接続された継電器6はコイルが励磁され、その接点はa側が閉じ、b側が開く。継電器7のコイルは継電器6のb接点に接続されているので電源からの電圧は継電器6で遮断されて印加されない。従って継電器7の接点は図3のままで電動機の正常状態であることを示す。従ってこの場合も、外部警報接点9は、この状態が電動機の正常状態であることを示すものとして、外部に設けられた保護回路や警報装置に出力する。
【0016】
図5は送風機が過負荷、過電流、拘束運転などなんらかの理由で駆動しない場合、電動機に設けられた過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2が動作し、この動作に連動して継電器6,7が動作した状態を示す。
【0017】
過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2が動作して開くと、電動機の一次巻線 M COIL の電圧印加が無くなり、 M COILと並列接続された継電器6のコイルへの電圧印加も無くなる。従って継電器6の接点はb側が閉状態、a側が開状態となる。このため継電器6のb接点に接続された継電器7のコイルは、電源→主電源スイッチ8→継電器6のコモン点から接点b→継電器7のコイル→主電源スイッチ8→電源、の経路で電圧が印加され、継電器7の接点はa側が閉状態になる。外部警報接点9は、この状態を外部に出力するので、外部で構成される保護回路や警報装置は、電動機の異常状態であることを検知することが出来る。
【0018】
この実施例には警報信号を確認するための動作確認スイッチ10が設けられている。外部へ警報信号を出す機構の動作確認スイッチ10は2の動作に代って送風機の故障状態を実現するためのものであり、送風機の運転中に手動などで遮断することにより継電器6,7が図5と同様な動作をして、警報信号の確認ができるものである。なお動作確認スイッチ10は実施例図では電動機内に備わるようにしているが電動機外の送風機内に備えても良い。勿論このような確認機能が不必要な場合は動作確認スイッチ10無しで済ますこともできる。また動作確認スイッチ10と過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2の接続順番は入れ換えても差し支えない。
【0019】
上記図3,4,5において外部への警報接点9はa接点閉状態が異常状態である例を示したが、使用状況によってはb接点が閉状態を異常とする場合も考えられる。
【0020】
また、警報接点9の外部接続として、ブザー、ランプ、バックアップ機や、遠隔操作機への接続などが考えられる。
【0021】
上記、ブザー、ランプ、バックアップ機の電源は、送風機の電動機1の電源と共用することが考えられ、特にブザー、ランプを送風機に具備することにより接続の手間を省くことができる。
【0022】
以上のような継電器を送風機に設けることで、従来のように、送風機とその故障を検出する目的の機器を別々に接続する必要もなくなる。また、送風機に回転センサや制御回路を用いることもなくなり、外部へ故障を知らせるための警報信号を簡単、安価に出すことができる。
【0023】
また、電動機外部のサーマルリレーの動作でなく、電動機の内部の過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ2の動作を利用し、警報接点を出力できるので、従来、電動機外部のサーマルリレーの動作レベルを実際の電動機内部の過電流保護リレーなどの動作レベルより必ず低くなるように設定する必要があったが、本実施例によればこのようなわずらわしさもなくなる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、送風機の電動機に設けられた過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズに連動して継電器を動作させる機構を送風機に具備したことにより、簡単、安価に外部へ故障を知らせるための警報信号を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の送風機の一般的な構造を示す図である。
【図2】従来からの送風機の故障を外部へ知らせる一例を示した図である。
【図3】本発明における具体的実施例(停止時)を示す図である。
【図4】本発明における具体的実施例(正常運転時)を示す図である。
【図5】本発明における具体的実施例(警報信号出力時)を示す図である。
【符号の説明】
1…送風機の電動機、 2…電動機1に設けられた過熱、過電流保護リレーもしくは過熱、過電流保護ヒューズ、 3…電磁開閉器やサーマルリレーなどの保護機器、 4…3に連動して故障を外部へ知らせる機器、 5…送風機本体、 6…2に連動した継電器、 7…2,6に連動して外部へ警報信号をだすための継電器、 8…送風機の主電源スイッチ、 9…警報接点、 10…外部へ警報信号を出す機構の動作確認スイッチ。
Claims (3)
- 電動機を備え該電動機により駆動される送風機において、
一端が電動機駆動を行うための電源と接続され、他端が前記電動機内で該電動機の一次巻線の一端と接続され、過熱や過電流から該電動機を保護する電流遮断手段と、
前記電源と接続され、前記一次巻線に並列に接続される第1のコイルを有し、該コイルが励磁されることにより接点の切替が行われる第1の接点リレーと、
一端が前記第1のコイルが励磁されていない場合に切替わる接点と接続され、他端が前記一次巻線の他端と接続される第2のコイルを有し、該コイルが励磁されることにより接点の切替が行われる第2の接点リレーと、
前記電流遮断手段により前記一次巻線への電流が遮断されて、前記第2のコイルが励磁され前記第2の接点リレーの接点が切替わった場合に警報を発生する警報発生手段と、
前記一次巻線の一端と接続され前記電源から前記一次巻線への電流を遮断する警報動作確認スイッチとを備えたことを特徴とする送風機。 - 請求項1に記載の送風機において、前記警報発生手段は、前記電流遮断手段により前記一次巻線への電流が遮断されて、前記電源からの電流が前記第1の接点リレーを介して前記第2のコイルに流れ励磁され前記第2の接点リレーの接点が切替わった場合に警報が発生されることを特徴とする送風機。
- 請求項1又は2に記載の送風機において、前記警報発生手段は、前記警報動作確認スイッチより前記一次巻線への電流が遮断されて、前記電源からの電流が前記第1の接点リレーを介して前記第2のコイルに流れ励磁され前記第2の接点リレーの接点が切替わった場合に警報が発生されることを特徴とする送風機。
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JP08842698A JP4324254B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 送風機 |
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JP08842698A JP4324254B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 送風機 |
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Family Applications (1)
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JP08842698A Expired - Lifetime JP4324254B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 送風機 |
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Families Citing this family (2)
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-
1998
- 1998-04-01 JP JP08842698A patent/JP4324254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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