JP4323930B2 - 薬液処理方法 - Google Patents

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本発明は、シリコンウエハなどの基体の表面に、薬液を供給することにより金属を堆積、もしくはエッチング等の処理を行う場合に好適な、薬液処理装置に関するものである。
従来から、シリコンウエハなどを基体に、貫通孔、非貫通孔及び溝等を形成することにより、高密度な配線等を形成した半導体装置が製造されている。その際、薬液を使用する事により基体の表面をメッキ処理及びエッチング処理するプロセスが多用されている。例えば、エッチング処理により基体に所定の形状の貫通孔、非貫通孔及び溝を形成し、また、あらかじめ孔及び溝が形成された基体に電気メッキ処理により金属を充填することで電気配線を製造している。
従来、これらのメッキ処理及びエッチング処理に使用する薬液処理装置としては、基体を垂直に立てて薬液と処理面を接触させるバーチカル方式と、基体の処理面が上方を向いた状態で噴流の薬液と接触させるフェイスアップ方式とが頻繁に使用されている。
図6は従来のフェイスアップ方式の電気メッキ装置の模式図である。図6において、Cuシード膜付きのシリコンウエハ601は、その処理面を上に向けて、ウエハ保持冶具602の上に配置されている。シリコンウエハ601及びウエハ保持冶具602は、メッキ液600を満たしたコップを逆さにした形状の外部セル621の中に設置されている。シリコンウエハ601には所定の大きさの貫通孔、非貫通孔および溝が形成されており、その内部をメッキ処理する場合もある。
外部セル621の内部において、シリコンウエハ601の上方には内部セル611が設置されており、この内部セル611の下端部にスノコ板状のアノード612が取り付けられている。スノコ板状のアノード612の隙間613より、図示されていない外部液送ポンプより送られた新鮮なメッキ液600をシリコンウエハ601の被処理面に向かって吐出している。メッキ液600は外部セル621の上部に設けられた薬液排出口622より図示されていない外部受槽に回収される。メッキ液600を循環させながら、不図示の外部電源から、スノコ板状のアノード612とシード膜付のシリコンウエハ601の間に電圧を印加することで、シリコンウエハ601のシード膜の上に金属を堆積させることができる。シリコンウエハ601の外周部には、メッキ液600がウエハ保持冶具602へ侵入するのを防止するための薬液シール603が形成されている。
また、前述したスノコ状のアノード622を用いた方式以外にも、特開2001−015454号(特許文献1)には、孔径0.1mm〜1mmの吐出孔を多数形成した仕切り板を用いる事が記載されている。また特開2001−024308号(特許文献2)には、厚さ30mmの板体に内径3mmの貫通孔を多数形成した板を用いる事が記載されている。このような構成とすることで、メッキ液の供給停止時における細管内からの薬液落下を表面張力で防止することが可能となっている。
このようなフェイスアップ方式のほかに、無電解メッキ処理、及びエッチング処理などにはバーチカル方式の薬液処理装置が多用される。図7はバーチカル方式の薬液処理装置の模式図である。図7において、ウエハ保持冶具702に取り付けられたウエハ701は、被処理面を薬液吐出ノズル721に向けて処理槽に垂直に浸漬されている。図7において、ウエハ保持冶具702に取り付けられたシリコンウエハ701は、被処理面が薬液吐出ノズル714に向くように、処理槽721に垂直に浸漬されている。ノズル714より吐出された無電解メッキ液、またはエッチング液700はオーバーフロー槽722より送液ポンプ723に送られて循環し、再度まで薬液処理に使用される。
特開2001−015454号 特開2001−024308号
近年、シリコンウエハなどを基体とした半導体装置の高密度化の要求は益々高くなっている。貫通孔、非貫通孔及び溝等が形成された基体を薬液によりメッキ処理する場合および、エッチング処理により基体に貫通孔、非貫通孔及び溝等を形成する場合には、孔及び溝の内部で起きた反応により消耗した薬液をすばやくフレッシュな薬液と交換しなければならない。薬液をすばやくフレッシュな薬液と交換することにより、常に薬液の有効成分の濃度を一定に保つことができ、均一で高品位な高速処理を実現する事が可能となる。
しかしながら反応界面で消費された有効成分の濃度回復は、有効成分の液中における拡散速度に律速される。そのため有効成分の拡散速度をできるだけ早くする必要がある。しかしながら図7に示したバーチカル方式は、重力の影響で薬液が均一に拡散せず、特に溝底部の薬液交換が不十分になりやすい。また基体の表面での液流の分布も不均一になりやすい。そのため、メッキ膜の膜厚分布のばらつきやエッチング量のばらつきが生じてしまう。
これに対して図6に示したフェイスアップ方式の場合、バーチカル方式に比べて薬液が拡散しやすい構造であり、また重力によりばらつきもなく、処理面に発生するガスなどが滞留する可能性は低い。また、外部セルの内部にメッキ液を攪拌する装置を設けることにより、薬液をより早く拡散し均一化する事ができる。しながら、メッキ処理する、もしくはエッチング処理により形成される貫通孔、非貫通孔及び溝の内径及び最小径が200μm以下と小さく、またアスペクト比が1:3以上の高アスペクト比を有する場合は、フェイスアップ方式であっても、貫通孔、非貫通孔及び溝の内部の消耗した薬液が外部に拡散するのに非常に多くの時間を有してしまう。また場合によっては消耗した薬液が拡散しきらず、貫通孔、非貫通孔及び溝の内部に留まってしまうことも考えられ、処理の不均一性や処理時間の遅延を招く原因となっている。また、薬液自体が貫通孔、非貫通孔及び溝に十分に行き渡らず、充分な処理がなされない可能性もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、複雑な機構を用いる事なく、内径及び最小径が小さく、また高アスペクト比の貫通孔、非貫通孔及び溝の内部や底部への薬液の供給及び濃度回復を、積極的に促進して薬液濃度分布の乱れを最小限に保ち、最小の薬液使用量で高品位な薬液処理を可能とする薬液処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、薬液処理装置の内部に配置された基体の被処理面に、薬液を接触させて処理を行う薬液処理方法において、前記薬液処理装置は、前記基体を保持する基体保持手段と、前記基体保持手段の上部に配置され、薬液を供給する手段を内部に有する円筒状の内部セルと、前記内部セルの外周に取り付けられ、両端が開放された円筒形状である外部セルとを有しており、前記基体保持手段と外部セルとで形成される空間を、前記薬液で満たした状態で、前記外部セルを軸方向に移動させることにより、前記外部セルの下端と前記基体保持手段の上面との間に形成されたスリットの幅を繰り返し変動させることにより、前記スリットから排出される薬液の排出量を変動させながら、前記基体の被処理面に薬液処理を施す薬液処理方法を提供するものである。
本発明の薬液処理装置によれば、外部セルの下端と基体保持手段の上面との間に形成したスリットの幅を任意に変位させながら薬液処理を行う機構を設けることにより、スリットを通過する薬液の通過速度を瞬間的に変動させることを可能としている。これにより、外部セル内の薬液の被処理面にかかっている水圧を瞬間的に変動させることができるため、内径及び最小径が小さく、また高アスペクト比の貫通孔、非貫通孔及び溝であっても、薬液を供給することができ、また有効成分濃度の低下した溝内部の薬液と新鮮な薬液とを速やかに交換する事が可能となり、均一で高品位な処理を可能としている。
また、本発明の薬液処理装置を用いることで、複雑な圧力制御機構を設ける必要は無く、また使用する薬液をより効率よく使用する事ができるので、使用する薬液の量も大幅に節減することが可能となる。
本発明の実施例を図面を参照して詳述する。
図1は本発明の実施例1に係る電気メッキ装置の概略斜視図を示している。図2はその断面図である。図中101は被メッキ物である基体はシリコンウエハであり、その表面には半導体装置としての機能を発現するため所定の貫通孔や非貫通孔及び溝が形成されている。貫通孔、非貫通孔もしくは溝の最小径は2μm〜200μmであり、アスペクト比は1:3〜1:20である。最小径が2μm以下、アスペクト比が1:20以上だとメッキ液自体を孔及び溝の内部に送り込む事が困難となる。また200μm以上、アスペクト比が1:3以下でれば、自然状態で充分拡散する。尚、ここで言うアスペクト比は、孔が長孔や長尺の溝である場合は、最小幅に対する溝深さをアスペクト比とする。シリコンウエハ101の表面のうちメッキ処理を施したい部分には、あらかじめCu等によりメッキのためのシード層が形成されている。尚基体はシリコンウエハ以外に、金属やガラスを使用する事もできる。但し基体が導電物の場合は、必要に応じてメッキしない部分を非導電物によりマスクしておけば良い。シリコンウエハ101はシード層を上に向けてウエハ保持治具102の上により保持されている。シリコンウエハ101には、ウエハ保持治具102を介して給電されている。シリコンウエハ101の外周部は薬液シール103によりシールされており、シリコンウエハ101とウエハ保持治具102との給電接点へのメッキ液100の侵入を防止いる。また薬液シール103はエッチング液100の裏回りも防止している。ウエハ保持治具102は回転架台104に取り付けられている。回転架台104は回転軸105と連結されており、回転軸105と連結した図示されていないギアとモーターにより、水平に回転駆動される。
シリコンウエハ101及びウエハ保持治具102の上方には、コップを逆さにした形状の内部セル111が設置されている。内部セル111の下端には、多孔質整流板112が設けられている。多孔質整流板112を使用することで、シリコンウエハ101の処理面全体にわたり均一な液流を作り出すことができ、シリコンウエハ101の処理面全体を均一にメッキ処理する事ができる。内部セル111の上面中央には薬液移送管113が貫通しており、薬液移送管113の下端には複数の吐出口114が設けられている。吐出口114からメッキ液100を吐出することで内部セル111内は、メッキ処理中は常にメッキ液により満たされている。内部セル111に、メッキ液100を満たした後も外部液送ポンプよりメッキ液100の供給を継続することで、内部セル111内部の圧力が上昇し、内部セル111の下端に取り付けられた多孔質整流板112からメッキ液100が噴出する。このように、内部セル111からメッキ液100を吐出する吐出孔として多孔質整流板112を使用することで、有効面全体にわたり均一な液流を作り出すことが出来る。
内部セル111内には、薬液移送管113により貫通された電極となるアノード115が設置されており、図示されていない外部電源に接続されている。内部セル111の上面には、ガス抜きバルブ116が設けられており、必要に応じて内部セル111内に溜まったガスを抜くことが可能である。尚、電気Cuめっきを行う際にはアノード115は通常可溶性の含リン銅により構成されるが、使用するメッキ液の浴種により多様な材質の不溶性電極材料(例えば白金など)、または、可溶性電極材料(例えばニッケルなど)を選定することも可能である。またその形状についても板状のものからメッシュ状のものまで自由に選択することが出来る。
また、多孔質整流板112は、その中心部が周辺部に比べ凸状をなして、シリコンウエハ101に近くなるドーム形状をしている。このようなドーム形状とすることで、メッキ液100をシリコンウエハ101の処理面全体を更に均一にメッキ処理する事ができる。また、シリコンウエハ101の外周部の、後述する外部セル121の下端と薬液シール103との上面との間のスリット122からスムーズに排出する事ができるため、シリコンウエハ101の表面において乱流が生じないため、シリコンウエハ101の処理面全体を更に均一にメッキ処理する事ができる。さらにメッキ処理の際に反応ガスが多孔質整流板112の下面に滞留せず、ドーム形状の傾斜に沿って、速やかに内部セル111と外部セル121との隙間より上部に排出される。そのため、気泡付着防止のための回転機構などの複雑な機構を必要とせず、装置をコンパクトに設計することができる。
尚、多孔質整流板112の板厚は5mm〜10mmで、流路の平均孔経分布の中心値は5μm〜200μm、好ましくは10μm〜150μmの間の何れかに有するものを使用する。多孔質整流板109の材質は、薬液に耐性のある材質のものであれば、特に制限無く利用可能である。また、多孔質整流板112は前述したようなドーム状の形態を有しているが、その中心部から被処理面までの距離は、多孔質整流板112の有効直径に対し、2〜30%の範囲内で設定することが好ましい。これは前記の値が2%よりも小さいと、多孔質整流板112の下面に付着した気泡が排除できずに残留する危険性が増大し、前記の値が30%よりも大きいと、被処理面までの距離の差が大きくなり、メッキ処理の均一性が失われるためである。
また、多孔質整流板112を使用する事により、外部液送ポンプから内部セル111内への送液を行わない限り、内部セル111内に満たされたメッキ液100が多孔質整流板109を通過して自然落下することは無く、メッキ処理終了後にシリコンウエハ101交換をする際の複雑なバルブ制御が不要となる。尚、循環系の中にフィルターユニットを設けたり、加温ユニットを設けたりしてもよい。
内部セル111の更に外側には、円筒状の外部セル121が設けられている。外部セル121は内部セル111と所定の間隔を隔てた状態で配置されている。メッキ液100は吐出口114から吐出され、内部セル111の内部及び外部セル121の内部を満たしている。内部セル111は支持アーム119により上下方向に駆動される。外部セル121は支持アーム129により上下動方向に駆動される。外部セル121を上下動させることにより、外部セル121の下端と薬液シール103との上面との間のスリット122の幅を自由に変動する事ができる。スリット122の幅を任意に変動させる事により、外部セル121の内部からのメッキ液100の排出量を制御する事ができる。スリット122から排出されたメッキ液100は、不図示の外部受槽に回収され、不図示の外部液送ポンプによって再び内部セル111内に移送され再利用される。
次に図1、2に示した電気メッキ装置によりメッキ処理の方法を説明する。まずウエハ保持治具102によりシリコンウエハ101を保持する。不図示のポンプにより薬液移送管113を介してメッキ液100が供給され、吐出口114からメッキ液100が吐出する。吐出したメッキ液100はまず内部セル111を満たし、さらにメッキ液100を供給することにより内部セル111内部の圧力が有る一定値を越えると、内部セル111の下面を形成する多孔質整流板112からメッキ液100が外部に流出する。この時、外部セル121の下端と薬液シール103の上端により形成されたスリット122は閉じられており、外部流出したメッキ液100は外部セル121の内部に溜められる。外部セル121の内部のメッキ液100が所定量に達すると、不図示の外部電極によりアノード113とウエハ保持治具102に電圧を加えることによりメッキ処理を始める。ウエハ保持治具102を介してシリコンウエハ100のシード層に電圧が加わり、メッキ成長が開始する。これと同時にウエハ保持治具102は回転動作を開始する。
また、外部セル121の下端と薬液シール103の上面により形成されたスリット122の幅は間欠的に変更するように設定されている。図3−1、図3―2、図3−3はスリット122の幅の変更動作を説明する斜視図である。図3−1、図3−2、図3−3において、d1、d2、d3は外部セル121の下端と薬液シール103の上端により形成されたスリット122の幅であり、外部セル121の下端全周にわたり均一な幅で形成されている。また、h1、h2、h3は内部セル111の外壁と外部セル121の内壁により形成される空間のメッキ液面の高さであり、薬液シール103の上面を基準点としている。
図3−1では液面の高さh1が内部セル111の下端よりも高い位置となるようにスリット幅d1を設定している。図3−2では液面の高さh2が内部セル111の側面中央付近の位置となるようにd2を設定している。図3−3では液面の高さh3が外部セル121の上端よりも高い位置となるようにスリット幅d3を設定し、メッキ液は外部セル121の上部からも僅かに排出されている。このスリットを通過するメッキ液の通過速度は図3−1、図3−2、図3−3の順に速くなる。またメッキ液の圧力は図3−1、図3−2、図3−3の順に高くなる。
吐出孔114からメッキ液100を吐出し、シリコンウエハ101にメッキ処理を行っている間、スリット122の幅を所定時間ごとにd1→d2→d3→d1→d2→d3の順番で繰り返し変動させる。このスリット122の幅の制御は、外部セル121の支持アーム129を図示されていない電動スライダーに接続することにより実施している。尚、前述のスリット幅d1、d2、d3は、支持アーム129により外部セル121を移動させる事により、メッキ液100の循環流量、及び使用する外部セル121と内部セル111の各種寸法などに応じて容易に設定値を変更することが可能である。またスリット幅はd1、d2、d3の3段階に限らず2段回もしくは4段回以上に設定してもかまわない。
スリット122の幅を所定時間ごとに変動させる事により、単位時間あたりの液面変動量が変化するため、シリコンウエハ101の近傍にあるメッキ液100の圧力は瞬間的に変化する。特にd3→d1へとスリット122の幅が変動する際には、液面高さがh3→h1へ変化するため、メッキ液100の圧力は減圧された状態になる。一定の加圧状態で溝や孔の開口部に接触しているメッキ液100の圧力が急激に減少するため、貫通孔、非貫通孔及び溝の内部の消耗したメッキ液100が外部に導き出され、新鮮なメッキ液とを速やかに交換される。尚、基体保持冶具102が取り付けられた回転架台104を高速回転させることで、消耗したメッキ液100がスリット122より容易に排出することができる。これにより、メッキ液の均一性は更に向上する。また、貫通孔、非貫通孔及び溝の内部のメッキ液の交換のみではなく、メッキ処理の開始時にスリット122の幅をd3→d1へと変動することにより、貫通孔、非貫通孔及び溝の内部へメッキ液を確実に供給することも可能である。
このようにしてメッキ処理を行うことで、スリット122の開度を僅かに変位させるだけで、貫通孔、非貫通孔及び溝の開口部に接触しているメッキ液の圧力を急激に増加、減少する事ができる。これにより、通常の装置では均一メッキ処理が困難な内径及び最小径が小さく、高アスペクト比の貫通孔、非貫通孔及び溝を有するシリコンウエハにおいても、消耗したメッキ液と新鮮なメッキ液とを速やかに交換することが可能となるため、反応サイトにおける成分濃度を一定に保つことができ、高速で均一なメッキ処理が可能となる。
また、メッキ液100は内部セル111からシリコンウエハ101へ、シリコンウエハ101からスリット122へ、スリット122から再び内部セル111へと速やかに循環するため、必要となるメッキ液の量を少なくする事が可能であり、内部セル111の大きさを小型化し装置全体をコンパクトに設計できる。また、メッキ液の充填と排出を短時間で行うことができ、メッキ処理のタクトタイムの短縮が可能となる。またメッキ液の吐出のために被処理面の表面において乱流等が生じないため、多孔質整流板の下面との距離を通常の処理装置よりも狭くすることができる。また、複雑な装置や複雑な制御を必要としないため、装置及び付帯設備を小型化することが出来るので非常に経済的である。
(実験例1)
前述の図1、2に示した電気メッキ装置により、シリコンウエハ101にCuメッキ処理を行った。使用したシリコンウエハ101は4inchであり、厚さは625μmのものを使用した。シリコンウエハ101の表面にはCuシード膜が形成されており、メッキ処理しない部分にはフォトリソグラフィープロセスを用いて保護レジストパターンが形成されている。保護パターンの開口部は50μm×15μmの長方形で、深さ225μmの凹部が形成されており、その底部にはCuシード膜が露出している。アスペクト比は1:15である。またシリコンウエハは薬液シールにより外周から5mmの所までカバーした。
内部セル111は外径100mm、内径83mm、高さ65mmの下端のみが開放された円筒形状で、上下自在に駆動制御される支持アーム119に固定されている。また、外部セル121は外径130mm、内径114mm、高さ67mmの両端が開放された円筒形状で、上下自在に駆動制御される支持アーム102に内部セルと中心軸が同一になるよう固定されている。
ここで使用した電動スライダーは5相ステッピングモーターを備えたオリエンタルモーター社製のCPL42T2であり、外部セルを上下方向に15mm/秒の速度で移動させた。内部セル支持アーム119にも同様の電動スライダーが接続され、内部セル111が所定の位置に配置される様に制御した。メッキ液100の循環流量を25(L/分)に設定し、d1=1.50mm、d2=1.30mm、d3=1.00mmとなるように10秒ごとにスリット幅dを繰り返し変動させながら処理を行い、図3−1〜図3−3に示したように、液面高さh1、h2、h3の変動を実現した。それと同時に、ウエハ保持治具102に連結された回転架台104は回転軸105を350回転/分で回転させた。このとき循環・吐出に必要な全薬液量は8Lであった。
また、多孔質整流板112としては、三菱樹脂製多孔質プラスチック成形体シート(商品名フィルダス)を使用した。多孔質整流板112は、板厚7mmで通液流路の平均孔径分布が100μmに中心値を持っており、投影面の直径は内部セル111の内径と同じ83mmで、このとき、多孔質整流板112の外周部からCuシード付シリコンウエハ113の表面までの距離は25mmであり、中心部に向かってなだらかに距離が小さくなっている。その中心部からシリコンウエハ113の表面までの距離は20mmとした。また薬液移送管113により貫通された電極となるアノード115は、リン含有率0.04〜0.06%の含リン銅(住友金属製)より出来ており、内径80mm、外形100mm、厚み12mmのリング状の形状とした。
メッキ処理の諸条件を以下に示す。
・基体及びシード膜構成 シリコンウエハ(厚さ625μm)/Ti(厚さ30nm)/Cu(厚さ200nm)
・メッキ液組成 硫酸銅5水和物200g/L、塩素60mg/L、硫酸100g/L、その他微量添加剤
・対向電極(アノード) 含リン銅電極
・極間距離(シード膜上面から対向電極下面までの距離) 70mm
・内部セル寸法 外径:100mm、内径:83mm、高さ:65mm
・外部セル寸法 外径:130mm、内径:114mm、高さ:67mm
・外部セル駆動速度 15mm/秒
・スリット幅 d1:1.50mm、d2:1.30mm、d3:1.00mm
・スリット幅変動順序 d1→d2→d3の順序にて10秒間隔で変動
・回転架台回転数 200回転/分
・多孔質整流板 板厚7mm、通液流路の平均孔径分布の中心値100μm 中心部が周辺部より4mm下方に下がったドーム状の形状
・めっき液循環量 25L/分
・必要処理薬液量 8L
・レジストパターン膜厚 200μm
・パターン形状 50μm×15μmの長方形 深さ225μm アスペクト比1:15
・メッキ時間 6時間
このようにしてパターンの開口部が完全に充填されるまで電気Cuメッキを行った。このとき析出した膜厚の分布は±2.0%以内と優れた膜厚分布特性を有しており、パターンの断面観察においてもボイドなどの欠陥は観察されなかった。
図4は本発明の実施例2に係るエッチング処理装置の概略断面図である。図中201は基体となるシリコンウエハである、基体としてはシリコンウエハ以外に金属、ガラスなどを使用することができる。シリコンウエハ201の表面のエッチング処理されない部分は、あらかじめ保護膜等によりマスク処理されている。シリコンウエハ201はその外周部に設けられた薬液シール203によりシールされた状態で、基体保持冶具202に装着されている。薬液シール203はエッチング液200の裏回りを防止するために設けられている。基体保持冶具202は回転架台204に取り付けられている。回転架台204は回転軸205と連結されており、図示されていないギアとモーターの回転運動により駆動される回転軸205とともに水平に回転する。
シリコンウエハ201及びウエハ保持治具202の上方には、コップを逆さにした形状の内部セル211が設置されている。内部セル211の更に外側には、円筒状の外部セル221が設けられている。外部セル221は内部セル211と所定の間隔を隔てた状態で配置されている。内部セル211の下端は、シリコンウエハ201及び薬液シール203の上面と、所定の間隔を隔てて配置されている。エッチング液200は内部セル211の内部と、内部セル211と外部セル221により囲まれた空間を満たしている。内部セル211は支持アーム219により上下動可能であり、外部セル221は支持アーム229により上下動可能である。外部セル221を上下動させることにより、外部セル221の下端とシリコンウエハ201及び薬液シール203との上面との間にスリット222を形成し、その幅を任意に変動させる事により、エッチング液200の排出量は制御される。スリット222から排出されたエッチング液200は、不図示の外部受槽に回収され、再度エッチング液として使用される。
内部セル211の中のシリコンウエハ201の上方には、エッチング液200を吐出するための吐出口214が配置されておいる。吐出口214には移送管213を介してエッチング液200が供給される。216は内部セル211の上面に配置されたガス抜き用のバルブである。バルブ216により内部セル211内の不要がガスは、外部に排出される。
内部セル211の更に外側には、本発明の特徴となる構成である円筒状の外部セル221が設けられている。外部セル221は内部セル211と所定の間隔を隔てた状態で配置されている。エッチング液200は後述の吐出口214から吐出され、内部セル211及び外部セル221の内部を満たしている。内部セル211は上下動可能であり支持アーム219により駆動される。外部セル221は上下動可能であり支持アーム229により駆動される。外部セル221を上下動させることにより、外部セル221の下端と薬液シール203との上面との間のスリット222の幅を調整する事ができる。スリット222の幅を任意に変位させる事により、外部セル221の内部からのエッチング液200の排出量を制御する事ができる。スリット222から排出されたエッチング液200は、不図示の外部受槽に回収され、不図示の外部液送ポンプによって再び内部セル211内に移送され再利用される。
(実験例2)
図4に示したエッチング処理装置を用いて、(1、0、0)方位を有する4inchシリコンウエハ(厚さ200μm)の異方性エッチングを行い内径が50μmの貫通孔を2000個形成した。使用した薬液は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの20%水溶液であり、これを80℃に加温したものを循環させ、シリコンウエハにフォトレジストプロセスにて開口したパターンのエッチングを行って貫通孔を形成した。アスペクト比は1:4である。
このときの諸条件を以下に示す。
・内部セル寸法 外径:100mm、内径:83mm、高さ:65mm
・外部セル寸法 外径:130mm、内径:114mm、高さ:67mm
・外部セル駆動速度: 10mm/秒
・スリット幅 d1:1.50mm、d2:1.30mm、d3:1.00mm
・スリット幅変動順序 d1→d2→d3の順序にて10秒間隔で変動
・回転架台回転数: 300回転/分
・エッチング液循環量: 25L/分
・必要処理薬液量 8L
・処理時間 5時間
このとき、シリコンウエハの全面にわたり形成した貫通孔の形状は均一であり、未貫通のものは無かった。
図5は図1に示した電気メッキ処理装置の、多孔質整流板122を装着しないときの断面模式図である。図中301は被メッキ物である基体はシリコンウエハである。シリコンウエハ301の表面のうちメッキ処理を施したい部分には、あらかじめCu等によりメッキシード層が形成されている。シリコンウエハ301はシード層を上に向けてウエハ保持治具302により保持されている。シリコンウエハ301には、ウエハ保持治具302を介して給電されている。シリコンウエハ301の外周部は薬液シール303によりシールされており、シリコンウエハ301とウエハ保持治具302との給電接点へのメッキ液300の侵入を防止している。また薬液シール303はエッチング液300の裏回りも防止している。ウエハ保持治具302は回転架台304に取り付けられている。回転架台304は回転軸305と連結されており、回転軸305と連結した図示されていないギアとモーターにより、水平に回転駆動される。
シリコンウエハ301及びウエハ保持治具302の上方には、コップを逆さにした形状の内部セル311が設置されている。内部セル311の上面中央には薬液移送管313が貫通しており、薬液移送管313の下端には複数の吐出口314が設けられている。内部セル311内には、薬液移送管313により貫通された電極となるアノード315が設置されており、図示されていない外部電源に接続されている。内部セル311の上面には、ガス抜きバルブ316が設けられており、必要に応じて内部セル311内に溜まったガスを抜くことが可能である。
内部セル311の更に外側には、円筒状の外部セル321が設けられている。外部セル321は内部セル311と所定の間隔を隔てた状態で配置されている。メッキ液300は後述の吐出口314から吐出される。内部セル311は支持アーム319により上下方向に駆動される。外部セル321は支持アーム329により上下方向に駆動される。外部セル321を上下動させることにより、外部セル321の下端と薬液シール303との上面との間のスリット322の幅を調整する事ができる。スリット322の幅を任意に変動させる事により、外部セル321の内部からのメッキ液300の排出量を制御する事ができる。スリット322から排出されたメッキ液300は、不図示の外部受槽に回収され、不図示の外部液送ポンプによって再び内部セル311内に移送され再利用される。
(実験例3)
図5に示した電気メッキ装置により、Cuシード膜上にフォトリソグラフィープロセスを用いて保護レジストパターンを形成したシリコンウエハ301に電気Cuめっき膜を成長させた。
使用したシリコンウエハ101は6inchであり、厚さ625μmのものを使用した。シリコンウエハ101の表面にはCuシード膜が形成されている。保護パターンの開口部は50μm×15μmの長方形の開口パターンで、深さ300μmの凹部が形成されており、その底部にはCuシード膜が露出している。アスペクト比は1:20である。シリコンウエハ101の凹部の内側表面には、Cuシード膜が形成されており、メッキ処理しない部分にはフォトリソグラフィープロセスを用いて保護レジストパターンが形成されている。またシリコンウエハは薬液シールにより外周から5mmの所までカバーした。内部セル311を外径160mm、内径144mm、高さ98mmの下端のみが開放された円筒形状とした。また、外部セル301を外径200mm、内径184mm、高さ75mmの両端が開放された円筒形状とした。ここで、メッキ液317の循環流量を30(L/分)に、回転架台304の回転数を300回転/分に設定したとき、外部セル321の下端と薬液シール303の上端により形成されたスリット322の幅をd1=1.70mm、d2=1.00mm、d3=0.50mmとなるように8秒ごとに変位させ、液面高さhの変化を繰り返し発生させて基体のメッキ処理を行った。このとき装置において必要な全メッキ液量は配管も含めて10Lであった。
このときの諸条件を以下に示す。
・基体及びシード膜構成 シリコンウエハ/Ti(厚さ30nm)/Cu(厚さ200nm)
・めっき浴組成 硫酸銅5水和物200g/L、塩素60mg/L、硫酸100g/L、その他微量添加剤
・対向電極 含リン銅電極
・極間距離(シード膜上面から対向電極下面までの距離) 80mm
・内部セル寸法 外径:160mm、内径:144mm、高さ:98mm
・外部セル寸法 外径:200mm、内径:184mm、高さ:75mm
・外部セル駆動速度 10mm/秒
・スリット幅 d1:1.70mm、d2:1.00mm、d3:0.50mm
・スリット幅変動順序 d1→d2→d3の順序にて15秒間隔で変動
・回転架台回転数 300回転/分
・めっき液循環量 30L/分
・必要処理薬液量 10L
・レジストパターン膜厚 200μm
・パターン形状 50μm×15μmの長方形 深さ300μm
アスペクト比1:20
・メッキ時間 9時間
このようにしてパターンの開口部が完全に充填されるまで電気Cuメッキ処理を行った。このとき析出した膜厚の分布は±2.5%以内と優れた膜厚分布特性を有しており、パターンの断面観察においてもボイドなどの欠陥は観察されなかった。
(比較例1)
図7に示したバーチカル方式のエッチング装置を用いて、実施例1と同様にシリコンウエハの異方性エッチングを7時間行った。このとき貫通孔の形状ばらつきが目立ち、所々に未貫通の部分が存在し、エッチングの均一性が本発明の装置に比べて劣っていた。
(比較例2)
図7に示した装置に、可溶性の含リン銅のアノード(対極)を被めっき面に対向する様取り付けたものを作製し、実施例2で用いたものと同様の保護パターンが形成されたCuシード付きシリコンウエハに電気Cuめっきを10時間行った。ここで使用したウエハ保持、及び、通電冶具は実施例2において使用したものと同じ通電接点機構と薬液シール機構を有するものである。
このような装置によりパターンの充填を行うと、Cuめっきが埋め込まれていない部分が多数発生し、逆にパタ−ンにCuが充填された個所では膜厚が2倍以上に増加していた。また、めっき終了後に割断して断面観察を行ったところ、どのパターンにも大小様々な欠陥(ボイド)が観察され、本発明の装置に比べて均一性や品質が劣っていた。
実施例1における電気メッキ処理装置の斜視図 実施例1における電気メッキ処理装置の断面図 図3−1〜3−3は実施例1における電気メッキ処理装置のプロセスを示す断面図 実施例2におけるエッチング処理装置の断面図 実施例3における電気メッキ処理装置の断面図 従来の電気メッキ処理装置の断面図 従来の電気メッキ処理装置の断面図
符号の説明
100、300、600、700 メッキ液
200 エッチング液
101、201、301、601、701 シリコンウエハ
102、202、302、602、702 ウエハ保持治具
103、203、303、603 薬液シール
104、204、304 回転架台
105、205、305 回転軸
111、211、311、611 内部セル
112 多孔質整流板
113、213、313 薬液移送管
114、214、314 吐出口
115、215、315、612 アノード
116、216、316 バルブ
119、219、319 支持アーム
121、221、321、621 外部セル
129、229、329 支持アーム
622 薬液排出口
711 薬液吐出ノズル
721 処理槽
722 オーバーフロー槽
723 送液ポンプ

Claims (6)

  1. 薬液処理装置の内部に配置された基体の被処理面に、薬液を接触させて処理を行う薬液処理方法において、
    前記薬液処理装置は、前記基体を保持する基体保持手段と、前記基体保持手段の上部に配置され、薬液を供給する手段を内部に有する円筒状の内部セルと、前記内部セルの外周に取り付けられ、両端が開放された円筒形状である外部セルとを有しており、
    前記基体保持手段と外部セルとで形成される空間を、前記薬液で満たした状態で、前記外部セルを軸方向に移動させることにより、前記外部セルの下端と前記基体保持手段の上面との間に形成されたスリットの幅を繰り返し変動させることにより、前記スリットから排出される薬液の排出量を変動させながら、前記基体の被処理面に薬液処理を施すことを特徴とする薬液処理方法。
  2. 前記スリットの幅を、少なくとも2段階に間欠的に変動させることにより、前記薬液の排出量を変動させることで、前記セル内の薬液の圧力を制御する事を特徴とする請求項1に記載の薬液処理方法。
  3. 前記薬液処理を行う際には、前記基板保持手段を回転させることを特徴とする請求項1に記載の薬液処理方法。
  4. 前記内部セルの下端には該基体と対向するように多孔質整流板が設けられており、前記薬液は一旦内部セルに溜められた後、該多孔質整流板を介して前記基板に供給されることを特徴とする請求項1に記載の薬液処理方法。
  5. 前記薬液処理はメッキ処理であり、前記基体の被処理面にはあらかじめ金属によるシード層が形成されており、前記内部セルの内部には電極が設けられ、該電極と前記基体に電位を与えることによりメッキ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の薬液処理方法。
  6. 前記薬液処理はエッチング処理であることを特徴とする請求項1に記載の薬液処理方法。
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