JP2004211112A - 基体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体ウエハなどの表面に薬液を接触させて金属を堆積する場合、逆にエッチングする場合、複雑な機構を用いなくとも均質な液流を被処理面に接触させることで、最小の薬液使用量で高品位な処理を可能とする基体処理装置および方法を提供する。
【解決手段】容器内部において、基体保持手段であるウエハ保持治具115に保持された基体(Cuシード層のシリコンウエハ)113の処理面に内筒からなるセル103を介して薬液であるめっき液106を供給することにより基体113の表面の処理を行うための基体処理装置において、セル103の、基体113と対向する側に多孔質整流板109が設けられている。多孔質整流板はドーム状などの湾曲形状が好ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基体の所望の被処理面、特に半導体ウエハなどの表面に薬液を接触させて金属を堆積する場合、逆に、エッチングを行うような場合に好適な処理を可能とする基体処理装置及びに方法並びに多孔質整流板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリコンウエハなどを基体とし、ハイアスペクトな構造体を作製してデバイスとしての機能を持たせる際に、薬液を使用するプロセスが多用されている。特に、基体となるシリコンウエハに溝を形成し、この内部に電気Cuメッキにより金属を充填するものは、ダマシンプロセスとして知られている。
【0003】
また、これよりも溝の深さの絶対値が大きいものを処理するプロセスとして、シリコンウエハ上にフォトプロセスにて開口部を形成し、これを電気Cuめっきにより埋めることで高さが100μm程度のバンプを形成するプロセスなどが知られている。
【0004】
また、前述のように、フォトプロセスにて開口部を形成し、開口した部分のシリコンを薬液により異方性エッチングして、ウエハに貫通孔を形成するプロセスなども知られている。
【0005】
従来、これらのプロセスに使用する装置としては、ウエハを垂直に立てて薬液と処理面を接触させるバーチカル方式、ウエハの処理面が下方にある状態で噴流の薬液と接触させるフェースダウン方式、ウエハの処理面が上方にある状態で噴流の薬液と接触させるフェイスアップ方式の3種類の装置が使用されている。
【0006】
図4は、本発明の装置と形態が近いフェイスアップ方式の電気めっき装置を模式図化したものである。この模式図において、Cuシード膜付のシリコンウエハ607は、その処理面を上に向けて、ウエハ保持治具608の上に設置されている。そして、めっき液604のウエハ保持冶具608への侵入を防止し、Cuシード膜付のシリコンウエハ607へ通電するための薬液シール、及び、シード膜への通電接点606がCuシード膜付のシリコンウエハ607の外周部に当接されている。このウエハ保持治具608は、めっき液を満たした外部セル602の中に設置されている。
【0007】
また、シリコンウエハ607の上方には内部セル601が設置されており、この内部セル601の下端部にスノコ板状のアノード609が取り付けられている。スノコ板状のアノード609の隙間603より、図示されていない外部液送ポンプ612より送られた新鮮な薬液をシリコンウエハ607の被処理面に向かって吐出している。このようにして流入しためっき液604は、外部セル602の上部に設けられた薬液排出口611より図示されていない外部受槽に回収される。
【0008】
以上のようにして薬液(めっき液)を循環させながら、図示されていない外部電源610を用いて、スノコ板状アノード609とシード膜付のシリコンウエハ607の間に電圧を印加することで、シード膜の上に金属を堆積する。
【0009】
以上のように、ウエハの被処理面を鉛直上方に向けて設置し、その上方より薬液を吐出して処理を行うこの方式は、フェースダウン方式やバーチカル方式に比べて、処理に伴って発生するガスなどが処理面に滞留する可能性が低いので、特に、アスペクト比が高く、絶対値も大きい溝の中の処理を行うのに適している。
【0010】
ただし、このようなフェイスアップ方式の装置を使用した場合でも、被処理面において液流の分布が生じると、処理レートに差が生じてしまう。めっきにおいては液流の強い部分が他の部分よりも金属の堆積速度が大きくなり、エッチングの場合には液流の強い部分が他の部分よりも除去速度が大きくなる。
【0011】
具体的には、図4に示したように鉛直上方から薬液を吐出した場合、吐出口の位置や形状による液流の分布が生じ易い。すなわち、内部セル601の下端に取り付けられたスノコ板状のアノード609の隙間603から噴出する薬液は、その中心部ほど勢いが強く、端に行くほど弱くなり易い。そこで、外部セル602内に収容された薬液の圧力を上げて、スノコ板状のアノード609の開口部603から噴出する薬液の勢いの差を小さくする必要が生じる。
【0012】
しかし、この場合でも開口部603の直下に位置する被処理面への薬液の供給量は、開口部603の直下にない部位に比べて大きくなるため、内部セル601の下端とシリコンウエハ607との間隔を開口部603の位置の影響が生じない所まで離す必要が生じ、外部セル602の大きさを小さくすることが出来ず、薬液の必要量が増えてしまうという問題が生じる。
【0013】
スノコ板状アノード609の開口部603から薬液を噴出するもの以外にも、孔径0.1mm〜1mmの吐出孔を多数形成した仕切り板を用いるもの(特開2001−015454号公報)、厚さ30mmの板体に内径3mmの貫通孔を多数形成した板を用いるもの(特開2001−024308号公報)などが開示されている。これらの主たる機能は液送停止時における細管内からの薬液落下を表面張力で防止する点にある。しかし、最終的な吐出口に薬液が流入した際、場所により流速に差があると、これらの直線的な流路では流速の差を均質化することは難しい。そのため、流入前に均質な状態を実現する必要があり、装置設計上の制約が多くなってしまう。
【0014】
さらに、最終的な吐出孔が設けられた板が2次元的な形状をしている場合、薬液処理時に発生するガスが吐出孔の付近に滞留し易くなり、気泡が処理面の溝の中などに吹き込まれる可能性が高くなる。
【0015】
図5は無電解めっき処理、及び、エッチング処理などに多用されるバーチカル方式の薬液処理装置の模式図である。この模式図において、治具703に取り付けられたウエハ702は、被処理面を薬液吐出ノズル704に向けて処理槽に垂直に浸漬されている。ノズル704より吐出された無電解めっき液、または、エッチング液701はオーバーフロー槽706より送液ポンプ705に送られて循環し、所定の時間が経過するまで薬液処理を行う。このような処理方法では、被処理面内で垂直方向に液流の分布が生じ易く、無電解めっき膜の膜厚分布のばらつきやエッチング量のばらつきが生じ易い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、上述の問題点を解決・除去し、複雑な機構を用いなくとも均質な液流を被処理面に接触させることで、最小の薬液使用量で高品位な処理を可能とする基体処理装置及び方法並びに多孔質整流板を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の基体処理装置は、容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行うための基体処理装置において、該セルの、該基体と対向する側に多孔質整流板が設けられていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下においては、図面を参照し本発明の実施の形態について詳述する。
【0019】
図1に本発明の実施の形態に係る基体処理装置を示す。この基体処理装置は、容器内部において、基体保持手段であるウエハ保持治具115に保持された基体(Cuシード層のシリコンウエハ)113の処理面に内筒からなるセル103を介して薬液であるめっき液106を供給することにより基体113の表面の処理を行うための基体処理装置において、セル103の、基体113と対向する側に多孔質整流板109が設けられている。
【0020】
以下にこの装置をより詳細に説明する。
図1に示す装置は、シリコンウエハ113の表面に形成されたCuシード層の上に電気Cuめっき膜114を堆積する装置である。図1において、被めっき物であるCuシード層付のシリコンウエハ113はシード層を上に向けてウエハ保持治具115の上に保持されている。シリコンウエハ113の外周部は、Cuシード層に給電するための通電接点111に接触しており、通電接点111は、図示されていない外部電源116に接続されている。この通電接点111の部分への薬液の侵入を防止するためにシリコンウエハ113の外周に薬液シール112が設けられている。本実施形態においては、シリコンウエハ113として外径6inch(152cm)のものを用い、薬液シールにより外周から5mmの所までカバーしてある。
【0021】
この保持治具115の上方に図示されていない保持機構により上下動自在に保持された上部セル内筒からなるセル103が対向させてある。本例では、上部セル内筒103の外周に円筒状の外筒からなる上部セル外筒からなる外部セル102が設けられている。外部セル102も上下動可能である。すなわち、可動性を有している。セル103と外部セル102とにより上部セル構造体101を構成している。なお、上部セル外筒102の内壁と上部セル内筒103の外壁の隙間は5mmとしてある。この上部セル外筒102の下端と薬液シールの上面の隙間が薬液排出スリット110であり、上部セル構造体101より被めっき面に供給された電気Cuめっき液106がセル103の外周全体に設けられた薬液排出スリット110から排出され、図示されていない外部受槽118へと集められた後、同じく図示されていない外部液送ポンプ117によって、上部セル構造体101内に移送される。
【0022】
上部セル構造体101内に設けられたセル103は、下端に多孔質整流板109を取り付けた円柱状であり、その上面中央を薬液移送管104が貫通しており、その薬液移送管104の下端には複数の吐出口108が開口し、めっき液106を吐出することでセル103内を薬液で満たす構造となっている。
【0023】
このとき、上部セル内筒103は、内径144mm、外径160mm、内寸高さ70mm、上部セル外筒102は内径180mm、外形196mm、高さ70mmとしてある。
【0024】
また、この上部セル内筒103内には電極となるアノード107が設置されており、図示されていない外部電源116に接続されている。このアノード107は可溶性の含リン銅(住友金属製含リン銅 リン含有率0.04〜0.06%)より出来ており、内径80mm、外形100mm、厚み12mmのリング状の形状で、その中央を薬液移送管が貫通している。代表図におけるアノードとしては可溶性のリング電極を用いたが、使用するめっき液の浴種により多様な材質の不溶性電極材料を選定することが可能であり、その形状についても板状のものからメッシュ状のものまで自由に選択することが出来る。
【0025】
さらに、この上部セル内筒103の上面には、ガス抜きバルブ105が設けられており、必要に応じて内筒に溜まったガスを抜くことが可能である。
【0026】
以上のような構造をした上部セル内筒103に、薬液を満たした後も外部液送ポンプ117より液送を継続することで、セル内部の圧力が上昇し、セル103の下端に取り付けられた多孔質整流板109から薬液が噴出する。ここで使用した多孔質整流板109は、板厚7mmで通液流路の平均孔径分布が20μmに中心値を持っており、投影面の直径は上部セル内筒103の内径と同じ144mmで、その中心部は周辺部に比べCuシード付シリコンウエハ113に近くなるドーム状の形状をしている。このとき、多孔質整流板109の外周部からCuシード付シリコンウエハ113の表面までの距離は25mmであり、中心部に向かってなだらかに距離が小さくなってゆき、その中心部からCuシード付シリコンウエハ113の表面までの距離は20mmである。
【0027】
このように、セル103から薬液を最終的に吐出する吐出孔として多孔質整流板109を使用することで、有効面全体にわたり均一な液流を作り出すことが出来る。
【0028】
また、このようなドーム形状とすることで、外周部の薬液排出スリットへとスムーズに薬液が排出され、被処理面中央部に乱流が生じない。さらに、電析反応の際に反応ガスが生じたとしても、その気泡が多孔質整流板109の下面に滞留せず、速やかに上部セル内筒103と外部セル102との隙間より排出されるので、気泡付着防止のための回転機構などの複雑な機構を必要とせず、装置をコンパクトに設計できるようになる。
【0029】
ただし、多孔質整流板109として板厚7mmで通液流路の平均孔径分布が20μmに中心値を持つもの以外にも、その板厚が5mm〜10mmで、通液流路の平均孔経分布が、好ましくは5μm〜150μm、更に好ましくは10μm〜110μmの間の何れかに中心値を有するものを使用することが可能である。多孔質整流板109の材質は、薬液に耐性のある材質のものであれば、特に制限無く利用可能であり、三菱樹脂製多孔質プラスチック成形体シート(商品名フィルダス)、その他を好適に利用できる。
【0030】
また、多孔質整流板109は上述したようなドーム状の形態を有しているが、その中心部から被処理面までの距離は、多孔質整流板109の有効直径に対し、2〜30%の範囲内で設定することが好ましい。
【0031】
ここで、上記の値が2%よりも小さいと、多孔質整流板の下面に付着した気泡が排除できずに残留する危険性が増大し、上記の値が30%よりも大きいと、被処理面までの距離の差が大きくなり、薬液処理均一性が失われる。
【0032】
さらに、以上に述べたような構造をした装置を用いた効果として、外部液送ポンプ117より上部セル内筒103内への送液を行わない限り、上部セル内筒103内に満たされた薬液が多孔質整流板109を通過して自然落下することは無く、薬液処理終了後にウエハ交換をする際の複雑なバルブ制御が不要となる。
【0033】
また、有効面全体から均一な液流が被処理面に向かって流れているために、被処理面と多孔質整流板の下面との距離を通常の処理装置よりも狭くすることができるので、薬液の充填と排出を短時間で行うことができ、タクトタイムの短縮が可能となるばかりか、必要な薬液の量も少なくなるので装置をコンパクトに設計できる。
【0034】
上述した説明においては、本発明の特徴について詳述したに過ぎず、循環系の中にフィルターユニットを設けたり、加温ユニットを設けたりしてもよい。
【0035】
さらに、図2は上部セル下端の外局部に設けたネジ溝に、6inch開口径を有する開口部規制リング201を嵌合させて6inchウエハを処理する場合の模式図である。また、図3は、図2に示したセルの開口部規制リング201を取り外し、4inchの開口径を有する開口部規制リング301を嵌合させたときの模式図である。
【0036】
このように、多孔質整流板の開口面積を規制するリングを脱着自在に設けることで、セル本体の交換をしなくとも異なる径のウエハの処理を容易に行うことが可能となり、段取り換えの時間が短縮される。
【0037】
以下に、本発明の実施態様例を示す。
[実施態様例]
(実施態様例1) 容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行うための基体処理装置において、
該セルの、該基体と対向する側に多孔質整流板が設けられていることを特徴とする基体処理装置。
【0038】
(実施態様例2) 前記多孔質整流板は、薬液の流入側から流出側に向かって全体が湾曲形状となっていることを特徴とする実施態様例1の基体処理装置。
【0039】
(実施態様例3) 前記載多孔質整流板は、その通液経路がランダムに形成されているものであることを特徴とする実施態様例1又は2記載の基体処理装置。
【0040】
(実施態様例4) 前記多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が、5μm〜150μmの間の何れかに中心値を有することを特徴とする実施態様例1乃至3のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0041】
(実施態様例5) 前記多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が、10μm〜110μmの間の何れかに中心値を有することを特徴とする実施態様例1乃至4のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0042】
(実施態様例6) 前記多孔質整流板の板厚が、3mm〜15mmであることを特徴とする実施態様例1乃至5のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0043】
(実施態様例7) 前記セルの内部を加圧するための手段を設けたことを特徴とする実施態様例1乃至6のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0044】
(実施態様例8) 該セルの内部に吐出口を有する薬液移送管を該セルに設けたことを特徴とする実施態様例1乃至7のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0045】
(実施態様例9) 該セルは可動性を有していることを特徴とする実施態様例1乃至8のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0046】
(実施態様例10) 該セルの外周に、円筒状の外部セルを設けたことを特徴とする実施態様例1乃至9のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0047】
(実施態様例11) 前記外部セルは可動性を有していることを特徴とする実施態様例10記載の基体処理装置。
【0048】
(実施態様例12) 多孔質整流板の開口面積を任意に調整する機構を有することを特徴とする実施態様例1乃至11のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0049】
(実施態様例13) 前記開口面積の調整を、セル下端の外周部に設けたネジ溝に多孔質整流板よりも小さい任意の開口部を有するリングを嵌合させて行うことを特徴とする実施態様例12記載の基体処理装置。
【0050】
(実施態様例14) 前処理は基体の被処理面に金属を堆積させる処理であることを特徴とする実施態様例1乃至13のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0051】
(実施態様例15) 前記の金属を堆積させる処理は、めっきであることを特徴とする実施態様例14記載の基体処理装置。
【0052】
(実施態様例16) 前記めっきは無電解めっきであることを特徴とする実施態様例15記載の基体処理装置。
【0053】
(実施態様例17) 前記めっきは電解めっきであることを特徴とする実施態様例15記載の基体処理装置。
【0054】
(実施態様例18) 該多孔質整流板及び該セルを電気的に絶縁するとともに、該基体を電極とし、さらに該セル内部に電極を設けたことを特徴とする実施態様例17記載の基体処理装置。
【0055】
(実施態様例19) 前記多孔質整流板は、設置された基体の被処理面と概ね同一の投影面積を有していることを特徴とする実施態様例1乃至18のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0056】
(実施態様例20) 前記処理は、基体の被処理面をエッチング処理であることを特徴とする実施態様例1乃至14のいずれか1項に記載の基体処理装置。
【0057】
(実施態様例21) 前記エッチングが、シリコン基体の異方性エッチングであることを特徴とする実施態様例20記載の基体処理装置。
【0058】
(実施態様例22) 前記多孔質整流板の中心部から被処理面までの距離は、多孔質整流板の有効直径に対し、2〜30%の範囲内であることを特徴とする実施態様例1乃至20のいずれか1項記載の基体処理装置。
【0059】
(実施態様例23) 容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行う基体処理方法において、
該セルから該薬液を多孔質整流板を通して該基体表面に供給することを特徴とする基体処理方法。
【0060】
(実施態様例24) 実施態様例1乃至22のいずれか1項記載の基体処理装置により基体処理を行うことを特徴とする基体処理方法。
【0061】
(実施態様例25) 容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行うための基体処理装置における該セルの薬液供給口に設置するための多孔質整流板。
【0062】
(実施態様例26) 前記多孔質整流板は、薬液の流入側から流出側に向かって全体が湾曲形状となっていることを特徴とする実施態様例25記載の多孔質整流板。
【0063】
(実施態様例27) 前記載多孔質整流板は、その通液経路がランダムに形成されているものであることを特徴とする実施態様例25又は26記載の多孔質整流板。
【0064】
(実施態様例28) 前記多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が、5μm〜150μmの間の何れかに中心値を有することを特徴とする実施態様例25乃至27のいずれか1項記載の多孔質整流板。
【0065】
(実施態様例29) 前記多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が、10μm〜110μmの間の何れかに中心値を有することを特徴とする実施態様例25乃至29のいずれか1項記載の多孔質整流板。
【0066】
(実施態様例30) 前記多孔質整流板の板厚が、3mm〜15mmであることを特徴とする実施態様例25乃至29のいずれか1項記載の多孔質整流板。
【0067】
(実施態様例1、22、24、25)
本発明の基体処理装置は、 容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行うための基体処理装置において、該セルの、該基体と対向する側に多孔質整流板が設けられていることを特徴とする。
【0068】
本発明の基体処理方法は、容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行う基体処理方法において、該セルから該薬液を多孔質整流板を通して該基体表面に供給することを特徴とする。
【0069】
本発明の基体処理装置は、上記基体処理装置により基体処理を行うことを特徴とする。
【0070】
本発明の多孔質整流板は、容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行うための基体処理装置における該セルの薬液供給口に設置するための多孔質整流板である。
【0071】
ここで、多孔質整流板は、内部乃至表面に多数の小さな空隙を持ち、この空隙が薬液の通路となる板である。その材質は薬液に対して耐性を有するものであればよい。材質として、例えば、セラミックス、樹脂が用いられる。
【0072】
装置の容器内に設けたセル内に外部から薬液を導入し、セルの基体側に設けたランダムな通液経路を有する多孔質整流板を通過させと被処理面における液流の分布を小さくすることが出来る。
【0073】
このように、本発明では多孔質整流板を用いるのみであり、複雑な機構を用いないコンパクトな装置とすることができる。また、被処理面における液流の分布を小さく出来るため薬液処理の均一性が向上し、処理後の製品の歩留まりが改善される。また、一台の装置に必要な薬液の量も削減できる。
【0074】
さらに、外部から液送ポンプなどによりセル内への薬液を圧送しない限り、セル内に満たされた薬液が多孔質整流板を通過して自然落下することは無く、薬液処理終了後に基体の交換をする際の複雑なバルブ制御が不要となる。
【0075】
なお、多孔質整流板を、セルに取り付けるためには、例えば、セルの外径と同じ外径を有する抑えリングを用意し、リングとセルで多孔質整流板を挟み込み、リングとセルの外周部に隙間がなくなるようにビスで固定したり、それぞれを接着したりすればよい。
【0076】
(実施態様例2、26)
前記多孔質整流板は、薬液の流入側から流出側に向かって全体が湾曲形状となっていることを特徴とする。
セルに装着する多孔質整流板が、中心部ほど処理面に近くなるような湾曲形状形状を与えられていると、サンプル交換時後の薬液注入時に券き込まれたエアーや薬液処理中に発生するガスが、速やかに多孔質整流板の下面より除去され、被処理物表面ヘ吹き付けられる可能性が低くなる。従って、気泡付着防止のための回転機構などの複雑な機構を必要とせず、装置をコンパクトに設計できるようになる。
【0077】
多孔質整流板の基体側面のみを湾曲形状としてもよいが、セルの内部側の面も湾曲形状とすること、すなわち、多孔室整流板の全体を湾曲形状とすることが好ましい。湾曲形状としては、例えば、半球状、ドームの天井のような形状が上げられる。
【0078】
(実施態様例3、27)
前記載多孔質整流板は、その通液経路がランダムに形成されているものであることを特徴とする。
【0079】
通液経路は、ランダムであるほど被処理面における液流の分布を小さくできるため好ましい。
【0080】
(実施態様例4、5、28、29)
前記多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が、5μm〜150μmの間の何れかに中心値を有することを特徴とする。
【0081】
また、前記多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が、10μm〜110μmの間の何れかに中心値を有することを特徴とする。
【0082】
被処理面における液流の分布を小さくするには、多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が5μm〜150μmの間の何れかに中心値を有するものが好ましい。
【0083】
この場合、10μmよりも平均孔径分布の中心値が小さくなると、薬液を循環させるために上部セル内を高圧力にする必要が生じ、装置をコンパクトにすることが難しくなってくる。また、150μmよりも平均孔径分布の中心値が大きくなると、面内での薬液吐出にムラが生じやすくなり、薬液処理の均一性が低下する。さらに、発明者の研究開発によれば、面内均一性を実現しながら処理装置をコンパクトなのものとするには、多孔質整流板の通液流路の平均孔径分布が10μm〜110μmの間の何れかに中心値を有するものが、より好ましいということが判明した。
【0084】
(実施態様例6、30)
前記多孔質整流板の板厚が、3mm〜15mmであることを特徴とする。
以上のような条件で多孔質整流板を使用する場合、その板厚を3mmより厚くすることによりセル内に継続的な内圧がかかっても多孔質整流板は変形することがなく、液流の分布の変化を防止することができる。また、板厚を15mmよりも薄くすることによりセル内の圧力を上げることなく薬液を供給することができ、装置をコンパクトに設計することができる。
【0085】
(実施態様例7)
前記セルの内部を加圧するための手段を設けたことを特徴とする。
セルの内部を加圧するための手段を設けることにより、小さな孔径であっても被処理面に薬液を供給することができ、液流の分布をより小さくすることができる。
【0086】
セルの内部を加圧するためには、薬液の出口を多孔質整流板部のみとなるようにセルを密閉しておき、セル内にポンプにより薬液を導入すればよい。
【0087】
(実施態様例8)
該セルの内部に吐出口を有する薬液移送管を該セルに設けたことを特徴とする。
外部からセル内へ薬液を導入するには、セルに導入口を設けておき、この導入口から薬液をセル内部に直接導入してもよいが、内部に吐出口を有する薬液移送管を該セルに設けることにより薬液をセル内部に導入することが好ましい。この場合、セル内部への加圧を均一に行うことができ、ひいては、多孔質整流板から薬液を均一に排出させることが可能となる。
【0088】
(実施態様例9)
該セルは可動性を有していることを特徴とする。セルを可動とすることにより、基体と多孔質整流板との距離を制御することが可能となり、実施態様例21に規定する基体と多孔質整流板との距離に容易に調整することができる。
【0089】
(実施態様例10)
該セルの外周に、円筒状の外部セルを設けたことを特徴とする。
セルの外周に円筒状の外部セルを設けることにより、外部セルの下端と基体保持治具の表面あるいは薬液シールを設けた場合にはその表面との間に隙間が形成され、その隙間が薬液排出スリットとなる。外部セルと、基体と、多孔質整流板とで空間が形成され、その空間内にセルから薬液が供給されるため効率良く薬液を基体表面に供給することができる。
【0090】
(実施態様例11)
前記外部セルは可動性を有していることを特徴とする。
外部セルを可動とすることにより薬液排出スリットの幅を任意に調整することが可能となる。
【0091】
(実施態様例12)
多孔質整流板の開口面積を任意に調整する機構を有することを特徴とする。
多孔質整流板の開口面積を調整する機構を有する場合、セルの交換を行わなくとも簡易的に多孔質整流板の開口面積の調整を行うことが出来る。
【0092】
(実施態様例13)
前記開口面積の調整を、セル下端の外周部に設けたネジ溝に多孔質整流板よりも小さい任意の開口部を有するリングを嵌合させて行うことを特徴とする。
リングを交換するだけで多孔質整流板の開口面積を変えることが可能となる。
【0093】
(実施態様例14、15)
前処理は基体の被処理面に金属を堆積させる処理であることを特徴とする。
前記の金属を堆積させる処理は、めっきであることを特徴とする。
基体の被処理面にめっき膜などの金属を基体表面全体にわたり均一な厚さで堆積することが可能となる。
【0094】
(実施態様例16)
前記めっきは無電解めっきであることを特徴とする。
無電解めっき処理を行うことにより、バーチカル方式の薬液槽において処理を行う場合と比べ、被処理面に接触する液流は著しく均一であるため、無電解めっき膜の膜厚分布の良好なめっき膜が得らる。
【0095】
(実施態様例17)
前記めっきは電解めっきであることを特徴とする。
本発明の構成をフェイスアップ方式の電気めっき装置に活用することで、最小の液量でも均一な電析が可能となるようなコンパクトな装置が実現できる。
【0096】
(実施態様例18)
該多孔質整流板及び該セルを電気的に絶縁するとともに、該基体を電極とし、さらに該セル内部に他の電極を設けたことを特徴とする。
被処理面と陽極電極板との間に電気的に絶縁された多孔質整流板を設置することにより、電解反応の際に発生するガスの影響を最も受けにくくなる。即ち、この様に設置することで、上部セル内に取り付けられた陽極電極板より電解反応に伴うガスが発生した場合でも、ガスの気泡が多孔質整流板に遮られて被処理面に付着することはない。
【0097】
また、被処理面にて電解反応に伴うガスが発生した場合でも、ドーム状の形状をした多孔質整流板下面にガスの気泡は留まらず速やかに排出される。さらに、このドーム型の形状のため液流は全体としてウエハの外周方向へのベクトルを持つことになり、2次元的な形状をした整流板に比べて被処理面の中心部分で乱流が発生する確立が低くなり、電気めっきにより堆積した膜の面内分布が向上する。
【0098】
(実施態様例19)
前記多孔質整流板は、概ね設置された基体の被処理面と同一の投影面積を有していることを特徴とする。
この多孔質整流板は、その有効面積が設置したウエハの被処理面の投影面積と概ね同一であることが望ましく、本発明者の研究によれば、被処理面の長径に対して±10%以内の直径を持つ円形の投影面積を多孔質整流板が有していれば、優れた面内的一性を有する電析膜が得られる。
【0099】
(実施態様例20)
前記処理は、基体の被処理面をエッチング処理であることを特徴とする。
エッチング処理を行うことにより、図5の模式図に示したようなバーチカル方式の薬液槽において処理を行う場合と比べ、被処理面に接触する液流は著しく均一であるため、エッチング量の分布が極めて良好となる。
【0100】
(実施態様例21)
前記エッチングが、シリコンウエハの異方性エッチングであることを特徴とする。
長時間のエッチングを必要とするシリコンウエハーの異方性エッチングによる貫通穴形成などの場合、歩留まりが著しく向上する。
【0101】
(実施態様例22)
前記多孔質整流板の中心部から被処理面までの距離は、多孔質整流板の有効直径に対し、2〜7%の範囲内であることを特徴とする。
上記の値が2%以上の場合、多孔質整流板の下面に付着する気泡の排除が極めて容易になされるため気泡の残留する危険性が無い。ただ、上記の値が7%よりも大きいと、被処理面までの距離の差が大きくなり、薬液処理均一性が失われる場合がある。従って、好ましい上限は7%である。
【0102】
【実施例】
[実施例1]
6inchウエハーの表面に形成したCuシード層上に、上述した図1の装置を使用して電気Cuめっき膜を成長させた。
【0103】
諸条件を以下に記載する。
多孔質整流板109の板厚7mm
通液流路の平均孔径分布の中心値 20μm
多孔質整流板109の中央部下面とCuシード付シリコンウエハの上面の距離 20mm
多孔質整流板109の周辺部下面とCuシード付シリコンウエハの上面の距離 25mm
含リン銅アノード107の下面とCuシード付シリコンウエハの上面の距離 50mm
薬液排出スリットの隙間 0.5mm
めっき液循環量 2(L/分)
上部セル内筒内の圧力 0.013(MPa)
電流密度(定電流制御)3(A/dm□)(このとき印加電圧は0.92Vであった)
このようにしてCuめっき膜の膜厚が5μmとなるまで通電を行い、析出膜の膜厚分布を計測したところ、有効面内における膜厚のばらつきは、±2.0%以内であり、優れた面内分布を有していた。
【0104】
[実施例2]
6inchウエハーの表面に形成したCuシード層上に、上述した図1の装置を使用して電気Cuめっき膜を成長させた。
【0105】
諸条件を以下に記載する。
多孔質整流板109の中央部下面とGuシード付シリコンウエハの上面の距離 40mm
多孔質整流板109の周辺部下面とCuシード付シリコンウェハの上面の距離 45mm
含リン銅アノード107の下面とCuシード付シリコンウエハの上面の距離 80mm
薬液排出スリットの隙間 1.0mm
めっき液循環量 7.8(L/分)
上部セル内筒内の圧力 0.035(MPa)
電流密度(定電流制御) 3(A/dm□)(このとき印加電圧は 0.92Vであった)
このようにしてCuめっき膜の膜厚が5μmとなるまで通電を行い、析出膜の膜圧分布を計測したところ、有効面内における膜厚のばらつきは、±2.0%以内であり、優れた面内均一性を有していた。
【0106】
[実施例3]
実施例1にて使用した装置において、可溶性のアノード107のかわりに、白金をコーティングしたメッシュ電極を取り付け、電気金メッキを行った。このとき、金めっき膜の膜厚が5μmとなるまで通電を行い、析出膜の膜厚分布を計測したところ、有効面内における膜厚のばらつきは、±2.0%以内であり、優れた面内均一性を有していた。
【0107】
[実施例4]
実施例1に示した装置より、近電関係の機構であるアノード107と通電接点111を取り去った装置を使用して、6inchウエハーの表面に形成したCuシード層上に、無電解ニッケル‐リン膜を膜厚が20μmとなるまで成長させた。このとき、有効面内における膜厚のばらつきは、±0.2%以内であり、優れた面内分布を有していた。
【0108】
[実施例5]
実施例4と同様の機構を有する装置を用い、シリコンウエハーの異方性エッチングを行った。使用した薬液は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの20%水溶液であり、これを80℃に加温したものを循環させ、6inchシリコンウエハー(厚さ625μm)にフォトレジストプロセスにて開口したパターンに貫通孔を形成した。
このとき、ウエハーの全面にわたり貫通孔の形状は均質であり、未貫通のものは無かった。
【0109】
[実施例6]
図2に示したような6inchウエハと同一の開口面積を有する開口部規制リング201を取り付けたセルを用いて、実施例1に示したような条件で電気Cuっき膜を成長させた。次に、このセルから開口部規制リング201を取り外し、図3に示したような4inchウエハと同一の開口面積を有する開口部規制リング301を取り付け、4inchウエハーの表面に形成したCuシード層上に電気Cuめっき膜を成長させた。
【0110】
このように開口部規制リングの交換のみで異なる大きさのウエハに対応でき、セル本体の交換が不要である。これらは、上述した電気めっきについての実施例だけではなく、無電解めっき、異方性エッチなどに本セルを用いる場合にも有効であり、また、前述したウエハ径のみに限定されるものでもない。
【0111】
[比較例1]
図5に示したバーチカル方式のエッチング装置に、可溶性の含リン銅アノードを被めっき面に対向するよう取り付けたものを作製し、実施例1で用いたものと同様のCuシード付シリコンウエハー上に電気Cuめっき膜を成長させた。ここで使用したウエハ保持、及び、通電治具703は、実施例1と同じ通電接点機構と薬液シール構造をもったものである。
【0112】
このような装置により堆積された電気Cuめっき膜は、ウエハ外周部から中央部に向かって膜厚が徐々に減少するスリバチ状の析出形態を有しており、ウエハ中央部に5μmのCuめっき膜が析出したとき、その外周部の膜厚は8μmとなり、面内均一性が本発明の装置に比べて劣っていた。
【0113】
[比較例2]
図5に示したバーチカル方式のエッチング装置を用いた以外は、実施例5と同様の条件にてシリコンウエハーの異方性エッチングを行った。このとき、貫通孔の形状はばらつきが目立ち、所々に未貫通の部分が存在し、エッチングの均質性が本発明の装置に比べて劣っていた。
【0114】
【発明の効果】
被処理面における液流の分布を小さく出来るため薬液処理の均一性が向上し、処理後の製品の歩留まりが改善される。また、一台の装置に必要な薬液の量も削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるウエハ処理装置の―形態に関する模式図。
【図2】本発明の実施の形態におけるウエハ処理装置の―形態に関する模式図。
【図3】本発明の実施の形態におけるウエハ処理装置の一形態に関する模式図。
【図4】従来のウエハ用電気めっき装置の模式図。
【図5】従来のウエハ用無電解めっき装置、及び、ウエハ用エッチン装置の模式図。
【符号の説明】
101 上部セル構造体
102 外部セル(上部セル外筒)
103 セル(上部セル内筒)
104 めっき液送液管
105 ガス抜きバルブ
106 薬液(めっき液)
107 電極(アノード)
108 吐出口
109 多孔質整流板
110 薬液排出スリット
111 通電接点
112 薬液シール
113 基体(Cuシード層付のシリコンウエハ)
114 電気めっき膜
115 基体保持手段(ウエハ保持治具)
116 外部電源
117 外部液送ポンプ
118 外部受槽
201 開口部規制リング
301 開口部規制リング
601 セル
602 外部セル
603 スノコ板状アノードの開口部
604 めっき液
605 薬液シール
606 薬液シール、及び、通電接点
607 Cuシード付シリコンウエハ
608 ウエハ保持治具
609 スノコ板状アノード
610 外部電源
611 薬液排出口
612 外部液送ポンプ
701 無電解めっき液、または、エッチング液
702 ウエハ
703 治具
704 薬液吐出ノズル
705 送液ポンプ
706 オーバーフロー槽

Claims (1)

  1. 容器内部において、基体保持手段に保持された基体の処理面にセルを介して薬液を供給することにより該基体の表面の処理を行うための基体処理装置において、
    該セルの、該基体と対向する側に多孔質整流板が設けられていることを特徴とする基体処理装置。
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