JP4323837B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフルカラー画像形成装置においては、トナー+現像剤の混合剤をトナーボトルから同時に補給し、使用済みのトナー+現像剤の混合剤を排出する形態(オートリフレッシュ)で、かつこれらの処理を回転現像ロータリの公転回転により、トナー+現像剤の自重でトナーボトルから補給され、自重で使用済みのトナー+現像剤を現像器内から廃トナーボックス部へ排出する機構(トリクル機構:Trickle(滴り落ちる))をもつ画像形成装置は存在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近機器の縮小化およびコストダウンが図られ、現像器ユニットに対しても同様な措置が取られている。プリント時トナー補給する際に、現像ロータリが回転することにより、トナー補給通路に一旦補給されたトナーがトナー容器内に逆流し、そのまま逆流している状態で放置すると、画像データ情報によりトナー補給量を決定して正常なトナー補給をしているつもりでも、トナー戻り量が無視できないほどの量になることで異常なトナー補給制御状態になり、さらには画像濃度異常が発生してしまう問題が発生していた。この問題は、トナー補給通路内部に設置されたトナー補給機構(螺旋状の羽根を中心軸に巻き付けたトナー搬送用スクリュウを回転駆動させることにより、トナーを螺旋状羽根の部分に沿って現像部の補給口に補給する機構)が補給通路内の内面の壁を完全に遮断できないため、粒状状態のトナーが補給通路内の内面の壁とトナー補給機構の隙間を縫って、トナー容器方向に戻ってしまうことが原因である。縮小化されている現像器ユニット部のトナー補給機構に対策をとることを考えると、部材が小さいためにトナー逆流防止精度を上げるための部材変更等によりコストアップになってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば上記課題を解決することができる。本発明は、像担持体上に形成された静電像を現像部にて現像する現像器と、前記現像器へ補給するトナーを収容したトナー容器と、前記トナー容器のトナー排出口と前記現像器のトナー受入れ口とを結ぶトナー搬送管と、前記トナー搬送管内のトナーを前記トナー受入れ口へ向けて搬送する搬送部材と、を備えた現像手段を複数搭載し回転する回転体と、前記現像器へ補給するトナー量をトナー消費量に関わる情報に応じて決定する決定手段と、前記搬送部材を所定時間単位で駆動させてトナー補給するように前記搬送部材の駆動を制御する駆動制御手段と、前記決定手段により決定されたトナー補給量を、前回の画像形成時における前記回転体の回転数に応じて次回の画像形成時にて決定されたトナー補給量を補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、前記補正手段は、回転体の回転に応じた補正量をカウントするカウント手段を有し、前回の画像形成時における前記回転体の回転数が所定回転数未満の場合、前記カウント手段によりカウントされた積算値が所定の閾値を越える毎に、次回の画像形成時にて決定されたトナー補給量を補正する一方、前回の画像形成時における前記回転体の回転数が所定回転以上の場合は、前記像担持体上に参照用のトナー像を形成し、該形成された参照用のトナー像の濃度に応じてトナー補給量を補正することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例であるフルカラー画像形成装置の概略構成を表す図面である。図1に基づき基本的な構成を説明する。
【0006】
(画像形成シーケンス)
まず、カラーリーダー部1の構成について説明する。101は原稿台ガラス(プラテン)、102は自動原稿給紙装置(ADF)である。なお、この自動原稿給紙装置102の代わりに、鏡面圧板もしくは白色圧板(図示せず)を装着する構成でもよい。103および104は原稿を照明する光源であり、ハロゲンランプ、蛍光灯、キセノン管ランプなどの類の光源を使用する。105および106は光源103および104の光を原稿に集光する反射傘である。107〜109はミラー、110は原稿からの反射光または投影光をCCD(電荷結合素子)イメージセンサ(以下、CCDということにする)111上に集光するレンズである。112はCCD111が実装されている基板、100は画像形成装置全体を制御する制御部、113は図4の画像処理部の111を除いた部分及び図3の401・402の部分を含むプリンタ処理部(リーダースキャナ制御部)である。114は、光源103および104と反射傘105および106と、ミラー107を収容するキャリッジである。115は、ミラー108および109を収容するキャリッジである。なお、キャリッジ114は速度Vで、キャリッジ115は速度V/2で、CCD111の電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走査方向Yに機械的に移動することによって、原稿の全面を走査する。116は他のデバイスとの外部インターフェイス(I/F)である。
【0007】
また、制御部100は、図2に示すようにディジタル画像処理部113とプリンタ制御部222に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りするI/Fを持つCPU301と操作部303、メモリ302によって構成されている。操作部303は操作者による処理実行内容の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。
【0008】
次に、ディジタル画像処理部113の詳細な説明を行う。図はディジタル画像処理部113の詳細な構成を示すブロック図である。
【0009】
原稿台ガラス上の原稿は光源103・104からの光を反射し、その反射光はCCD111に導かれて電気信号に変換される(CCD111がカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部113に入力され、クランプ&Amp&S/H&A/D部502でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。そして、RGB信号はシェーディング部503で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、つなぎ&MTF補正&原稿検知部504で、CCD111が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度や変倍率によって読取のMTFが変わるため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する。読取位置タイミングが補正されたディジタル信号は入力マスキング部505によって、CCD111の分光特性及び高原103・104及び反射傘105・106の分光特性を補正する。入力マスキング部505の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ506に入力される。セレクタ506から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507と下地除去部514に入力される。下地除去部514に入力された信号は下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定部515に入力され、原稿から黒文字信号を生成する。また、もう一つのセレクタ506の出力が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換部でRGB信号からYMC信号に変換する。そして、黒文字判定部515で生成された信号とタイミングを補正するため、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部507の出力信号は遅延508でタイミングを調整される。この二種類の信号はモワレ除去部509でモワレが除去され、変倍処理部510で主走査方向に変倍処理される。511はUCR&マスキング&黒文字反映部で、変倍処理部510で処理された信号は、YMC信号からはUCR処理でYMCK信号が生成され、マスキング処理部でプリンタの出力にあった信号に補正されると共に、黒文字判定部515で生成された判定信号がYMCK信号にフィードバックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部511で処理された信号はγ補正部512で濃度調整された後、フィルタ部513でスムージング又はエッジ処理される。以上処理された画像データは、516のページメモリ部に格納され、プリンタ部の画像形成タイミングに合わせて、プリンタ部へ出力される。
【0010】
次に、カラープリンタ部の2の構成を説明する。図1において250はプリンタ制御部であり、画像形成装置全体の制御部である制御部100上のCPU301からの制御信号の受け口となる。制御部100は、カラーリーダ部1に対して、すでに説明した画像読み取り制御を実施することで読み取り画像データを一旦制御部上のメモリ302に格納し、プリンタ制御部250からの基準タイミングに従いメモリ上の画像データをビデオクロックに同期させて画像データ信号としてプリンタ制御部250に送信する。
【0011】
プリンタ部はプリンタ制御部250からの制御信号に基づいて以下で説明する動作を行う。201はレーザスキャナで、画像データ信号に対応するレーザ光を、ポリゴンミラーで主走査方向に走査して感光ドラム202に照射する。感光ドラム202上に形成された静電潜像は、感光ドラム202の時計方向への回転により4色現像ロータリ各色中の1色のスリーブ位置に達する。静電潜像された感光ドラム202表面と現像バイアスが印加された現像スリーブ面との間に形成される電位量に応じたトナーが、各色現像器203から感光ドラム202表面へ飛ばされ、感光ドラム202表面の静電潜像が現像される。
【0012】
感光ドラム202上に形成されたトナー像は、感光ドラム202の時計方向への回転により、反時計方向に回転する中間転写体205に転写される。黒単色画像の場合には、中間転写体205に対して所定時間間隔を空けて順次画像形成され1次転写される。フルカラー画像の場合には、感光ドラム上の各色に対応する静電潜像を、各色毎に順次現像ロータリのスリーブ位置出しを行い、現像/1次転写し、中間転写体205の4回転後に、すなわち4色分の1次転写した時点で、フルカラー画像の1次転写が完了する。
【0013】
一方、各カセット(上段カセット208/下段カセット209/3段目カセット210/4段目カセット211)から各カセット段の各ピックアップローラ212/213/214/215によりピックアップされ、各カセット段の各給紙ローラ216/217/218/219により搬送される記録紙は、縦パス搬送ローラ222/223/224/225によりレジストローラ221まで搬送される。手差し給紙の場合には、手差しトレイ240に積載された記録紙は、手差し給紙ローラ220でレジストローラ221まで搬送される。そして、中間転写体205への転写が終了するタイミングで、中間転写体205と2次転写ローラ206の間に記録紙が搬送される。その後、記録紙は2次転写ローラ206と中間転写体205とに挟まれる形で定着器方向へ搬送されるとともに中間転写体205に圧着され、中間転写体205上のトナー像が記録紙に2次転写される。記録紙に転写されたトナー像は、定着ローラおよび加圧ローラ207により加熱および加圧され記録紙に定着される。なお、記録紙に転写されずに残る中間転写体205上の転写残留トナーに関しては、中間転写体205の表面上に当接・離間可能なクリーニングブレード230をこすり当て、転写残留トナーを中間転写体205表面から掻き取ることで、画像形成シーケンス後半の後処理制御でクリーニングされる。感光ドラムユニット内では、残留トナーがブレード231によりドラム表面から掻き取られ、感光ドラムユニット内に一体化されている廃トナーボックス232まで搬送される。さらに、予期せぬことで吸着している可能性のある2次転写ローラ表面上の正負各極性の残留トナーを2次転写正バイアスおよび2次転写逆バイアスを交互に印加し、中間転写体205上に各極性の残留トナーを吸着させ、上記の中間転写クリーニングブレード230で残留トナーを掻き取ることで、残トナーが完全にクリーニングされて後処理制御は終了する。
【0014】
画像が定着された記録紙は、第1排紙の場合には、第1排紙フラッパ237を第1排紙ローラ方向に切り替えて、排紙ローラ233を目指して排紙される。第2排紙の場合には、第1排紙フラッパ237および第2排紙フラッパ238を第2排紙ローラ方向に切り替えて、排紙ローラ234を目指して排紙される。第3排紙の場合には、一旦反転ローラ235で反転動作を行うために、第1排紙フラッパおよび第2排紙フラッパを反転ローラ235方向に切り替えて反転ローラ235で反転させる。反転ローラ235で反転後、第3排紙フラッパを第3排紙方向に切り替えて、第3排紙ローラ236を目指して排紙される。両面排紙の場合には、第3排紙の場合と同様に一旦反転ローラ部235で反転動作を行い、第3排紙フラッパを両面ユニット方向に切り替えて、両面ユニットに搬送される。両面センサで記録紙が検出されてから所定時間後に一旦停止し、再度画像準備が整い次第再給紙され、2面目の画像形成される。
【0015】
(トナー補給機構)
図4は本実施例のトナー容器および現像器側面断面の模式図である。600は現像器の現像部、603はトナー容器、607は管状のトナー搬送路としてのトナー補給通路である。604はトナーを送り出すための羽、605はトナー容器内の補給口およびトナー補給通路入口、606はトナー補給通路から現像器現像部へトナーを落下させるトナー補給通路内補給口である。602はトナー補給通路内をトナー搬送させるトナー搬送用スクリュウであり、中心軸に螺旋状の羽根608を巻き付けてあり、トナー搬送用スクリュウ602を回転駆動させることにより螺旋状の羽根608部分に沿って、トナー補給通路内補給口606までトナーを搬送させる仕組みになっている。なお、トナー搬送用スクリュー602はトナーの粗粒化を防止するためにトナー補給通路の内周面に接触しないように所定距離離間して回転軸支されている。601は現像器内の現像部600のトナーを主走査方向に一様に補給させるようにするための攪拌スクリュウである。図4の矢印はトナーが補給される動きの方向を表している。現像部600へ補給されたトナー609は攪拌スクリュウ601により攪拌されながら現像部600内を流動する。
【0016】
プリント時には、回転現像ロータリが画像形成する色の現像位置に順次移動するため、フルカラー画像を形成する際には必ず回転現像ロータリは1回転することになる。この回転現像ロータリが1回転する間に、色毎に異なる所定位置で、各色の現像器ユニットが、ちょうど図4のような状態になる。この際にトナー容器内補給口605を通じて、トナーが自重で落下することによりトナー補給通路内に所定量ずつ補給される。図5−1には、ちょうどこのタイミングでのトナーの動作を拡大して表している。補給されるトナー609が自重でトナー補給通路入口付近に落下する(図の↓)。また、プリント時に回転現像ロータリが現像位置にある状態の時、図5−1の矢印610の方向にトナー搬送用スクリュウ602が回転駆動することにより、螺旋状の羽根608に沿ってトナーがトナー補給通路内補給口606に搬送される。
【0017】
(プリント時におけるトナー補給制御)
プリント時において、補給されるトナー補給量は、基本的には画像データ情報により決定される。画像データ情報とは、基本的には画素毎の各色トナー濃度情報データを1ページ毎に積算した積算値であり、この積算値を元に各色のトナー消費量を予測し、トナー補給量を決定する。決定されたトナー補給量を補給するために、本実施例における補給制御においては、図5−1のトナー補給機構を所定時間駆動した後所定時間停止させる動作を1サイクルとして、この1サイクルをブロック単位として、ブロック単位でトナー補給量を算出する。このようにすることにより、実際に補給されたトナー補給量がブロック数で管理できるため、トータルとしてどの程度消費されたか判断しやすく、また単純に補給時間分補給するのに比べて、補給ばらつきの予測が判断しやすくなる。また、トナー補給量に関して、画像データ情報から求められたトナー補給予測量のみでは、画像濃度デューティの異なる連続プリントされた場合において、実際のトナー必要量に対して補給が間に合わない現象やその反対で過剰補給になってしまう現象が発生してしまうので、各色について所定間隔毎に図1の202の感光ドラム面上にパッチを形成し、トナー濃度を直接検知することにより、ブロック補給単位で補正をかけるようにする(パッチ検知)。また、本件に課題であるトナー逆流によるトナー戻り量の補正も実施するが、これに関しては後述する。
【0018】
以下、図6のパッチ検知結果によるトナー補給量補正のフローにしたがって、パッチ検知によるトナー補給量の補正に関して説明する。
【0019】
パッチ検知によるトナー補給量補正(S1)は、プリント中所定間隔プリントしたか否かで判断する。所定枚数のプリントが終了したか(S2)を判断し、所定枚数のプリントが終了していた場合に、次のページに同期してパッチ検知を実行する(S4)。また、所定枚数プリントが終了していない場合においても、連続プリント時に画像濃度デューティの高い画像形成されると、その分必要なトナー補給量が多くなるため、このような場合を想定し、所定ブロック数補給したか否かを判断し(S3)、所定ブロック数補給していた場合にはパッチ検知を実行する(S4)。なお、本実施例においては、パッチ検知をするために形成するパッチは、フルカラー画像形成時には各色画像先端に形成することができるため、フルカラー画像形成と同期してパッチ検知を実行することが可能である。パッチ検知を実行し、形成されたパッチを検出しパッチ濃度を計算した結果、色毎に予め決定されているパッチ濃度の目標濃度と比較し、目標濃度との差分を計算する(S4)。目標濃度より計算されたパッチ濃度が濃いか否かを判断し(S5)、濃いと判断された場合にはそのタイミングで保持されている必要なトナーブロック補給数をクリアする(S6)。
【0020】
薄いと判断された場合には、S4で計算した目標濃度との差分値に応じて追加補正分を計算し、トナー補給量を追加補正し(S7)、パッチ検知によるトナー補給量補正を終了する(S8)。
【0021】
(プリント時におけるトナー補給通路内トナー逆流現象)
図5−2は、プリント時におけるトナー補給通路内トナー逆流現象を表している。現像ロータリが回転されることにより、トナー補給通路内面の壁とトナー搬送用スクリュウ602の隙間を縫って、微少量のトナー609が矢印611の方向に逆流し、トナー容器に603に戻ってしまう。なお、この逆流現象によるトナーの逆流する量は、プリント時における回転現像ロータリの回転パターンにより微妙に異なる。1回のみの戻り量については、さほどの影響与えることはないが、補給されたトナーが逆流し続けトナー戻り量が積算されてくると、画像濃度変動に大きな影響を与えるとともに、正常なトナー補給制御状態を保持できなくなるため、本実施例においては、逆流したトナー量を予測して画像データ情報に基づくトナー補給量に対してトナー補給量の微調整を実施する。ただし、本件の課題であるトナーの逆流現象によるトナー容器への戻り量は、上記のブロック単位で補給される量に比較して少量であり、かつ、フルカラー画像形成時の現像ロータリの回転パターンに応じてその戻り量も微妙に異なる。こうした補給精度の状況において、トナー逆流現象が発生する現像ロータリの回転パターンが1回検出された直後に、画像データ情報からのメインのトナー補給量に対して単純に1ブロック分戻り量として加算してしまうと、過補給状態になってしまう。そこで、本実施例では、パッチ検知により直接トナー濃度を検出することで、画像データ情報によるブロック補給数の整数ブロック分の補正を行い、トナー逆流現象がもたらす1ブロック未満のトナー戻り量の補正に関しては、トナー戻り量がブロック単位で補給できるレベルに到達した時点でトナー戻り量分を加算するようにすることで、トナー補給量を補正する。トナー逆流現象による補正に関する制御については後述する。
【0022】
(プリント時の現像ロータリ回転パターンの検出およびトナー補給量の補正)実際にトナー逆流現象を発生させる1ジョブにおける画像形成時の現像ロータリ回転パターン(回転数)に関して、以下に説明する。いずれにしても、用紙サイズはラージサイズ相当でのパターンである。
【0023】
(1)フルカラー時の1枚間欠時の現像ロータリ回転パターン
フルカラー時の1枚間欠時の現像ロータリ回転パターンは、画像形成開始してから用紙を排紙して停止するまでの間に、画像形成時に1回転、後回転処理で現像ロータリを基準位置であるホームポジション位置へ移動する際にさらに1回転する。図7−1は、フルカラー1枚間欠プリント時におけるプリント開始からの現像ロータリ動作の簡易的なタイミングチャートを表す。
【0024】
(2)フルカラー時の2枚間欠時の現像ロータリ回転パターン
フルカラー時の2枚間欠時の現像ロータリ回転パターンは、画像形成開始してから用紙を排紙して停止するまでの間に、画像形成時に2回転、後回転処理で現像ロータリを基準位置であるホームポジション位置へ移動する際にさらに1回転する。図7−2は、フルカラー2枚間欠プリント時におけるプリント開始からの現像ロータリ動作の簡易的なタイミングチャートを表す。
【0025】
(3)フルカラー時の3枚連続以上の現像ロータリ回転パターン
フルカラー時の1枚間欠時の現像ロータリ回転パターンは、画像形成開始してから用紙を排紙して停止するまでの間に、画像形成時に画像形成分の回転、後回転処理で現像ロータリを基準位置であるホームポジション位置へ移動する際にさらに1回転する。図7−3は、フルカラー3枚間欠プリント時におけるプリント開始からの現像ロータリ動作の簡易的なタイミングチャートを表す。
(1)と(2)のトナー戻り量を比較すると、色毎にほぼ所定の比で表せることが実験データで判明した。ただし、いずれにしても本実施例の補給量の単位である1ブロックに対しては少量である。また、さらに色毎にも戻り量が異なることが判明した。(3)の回転パターンに対しては、基本的には1ブロック以上の戻り量となることが判明した。そこで、本実施例では、戻り量補正に関しては(1)/(2)についての補正を実施し、(3)に関しては1ブロック以上の戻り量となるため、前述のパッチ検知制御により整数ブロック補給数分での補正により補正させることで補正補給するようにした。なお、本実施例では、後回転処理が入るタイミングで、1ジョブ中において(プリント開始してからこれが終了するまでに)現像ロータリが何回転しているかを計数することで(1)/(2)/(3)の判断を行うようにしている。(1)/(2)/(3)の判断フローを図8に表す。(1)/(2)の回転パターンが検出される毎に、各々の検出パターンに応じたA、B、Cという値(検出パターン別カウンタ値)を、実験データにより決定した(1)と(2)の所定の比を加味して予め決定しておく。本実施例では、(1)に関してはY、M、C、Kの順にA=43、43、62,0、B=14、14、32、0 C=0、0、0、0となる。本実施例においては、Kについては(1)/(2)/(3)すべての場合において、逆流現象がトナー補給に影響を与えるような量ではないことが判明したので、検出パターン別カウンタはすべて0としている。さらに、ブロック単位で補給できるレベルのしきい値(ブロック補給可能しきい値)を予め決定しておく。本実施例においては、ブロック補給可能しきい値を240とした。プリント時に、(1)/(2)/(3)の検出パターンが検出される毎に検出パターン別カウンタ値を色毎に加算して、ブロック補給可能しきい値を超過した際に、通常の画像データ情報からのトナー補給量によるブロック補給数にトナー戻り分のブロック補給数を加算するようにしている。このようにすることにより、トナー逆流現象が発生する現像ロータリ回転パターンが1回検出された場合にはトナー戻り分としてこのタイミングでトナー補給量を補正できないとしても、同じような現像ロータ回転パターンが数回検出された後に1ブロック(あるいは複数ブロック)分のトナー戻り分ブロック補給数を追加補正補給することができるので、トナー逆流現象により画像濃度異常を発生することなく、さらにはトナー補給異常になることを防ぐことが可能となる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、回転体の公転動作によってトナー搬送管内のトナーが逆流してしまうことがあっても、現像器へ補給するトナー量を適正化することができる。更に、回転体の回転パターンに応じて異なるトナー逆流量に対してトナー補給量の補正を適正化することができる。従って、トナー補給異常および画像濃度異常の発生を防ぎ、最適なトナー補給が可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成
【図2】画像形成装置の制御処理部ブロック図
【図3】画像読み取り時のCCD入力からプリンタ制御部までの画像情報処理のフローチャート
【図4】トナー容器および現像器側面断面の模式図
【図5】トナー容器内補給口および現像器内トナー補給通路入口の拡大図(1)、トナー容器内補給口および現像器内トナー補給通路入口の拡大図(2)
【図6】パッチ検結果によるトナー補給量補正のフロー
【図7】フルカラー1枚間欠時におけるプリント開始以降の現像ロータリの簡易的なタイミングチャート(1)、フルカラー2枚間欠時におけるプリント開始以降の現像ロータリの簡易的なタイミングチャート(2)、フルカラー3枚間欠時におけるプリント開始以降の現像ロータリの簡易的なタイミングチャート(3)
【図8】現像ロータリ回転パターン検出フロー

Claims (4)

  1. 像担持体上に形成された静電像を現像部にて現像する現像器と、前記現像器へ補給するトナーを収容したトナー容器と、前記トナー容器のトナー排出口と前記現像器のトナー受入れ口とを結ぶトナー搬送管と、前記トナー搬送管内のトナーを前記トナー受入れ口へ向けて搬送する搬送部材と、を備えた現像手段を複数搭載し回転する回転体と、前記現像器へ補給するトナー量をトナー消費量に関わる情報に応じて決定する決定手段と、前記搬送部材を所定時間単位で駆動させてトナー補給するように前記搬送部材の駆動を制御する駆動制御手段と、前記決定手段により決定されたトナー補給量を、前回の画像形成時における前記回転体の回転数に応じて次回の画像形成時にて決定されたトナー補給量を補正する補正手段と、を有する画像形成装置であって、
    前記補正手段は、回転体の回転に応じた補正量をカウントするカウント手段を有し、前回の画像形成時における前記回転体の回転数が所定回転数未満の場合、前記カウント手段によりカウントされた積算値が所定の閾値を越える毎に、次回の画像形成時にて決定されたトナー補給量を補正する一方、前回の画像形成時における前記回転体の回転数が所定回転以上の場合は、前記像担持体上に参照用のトナー像を形成し、該形成された参照用のトナー像の濃度に応じてトナー補給量を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の現像手段は、それぞれ異なる色の現像剤にて現像可能であって、前記第2の補正手段は、前記回転体の回転に応じた補正量が色毎に異なっていることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記搬送部材は前記トナー搬送管の内周面と離間して設けられた螺旋状の羽根部を備えることを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
  4. 前記回転体による公転運動を利用して前記トナー容器内のトナーを排出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。
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