JP4323343B2 - 撮像装置及びフリッカ検出方法 - Google Patents

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Description

この発明は、点滅周期を有する蛍光灯照明等の光源下において発生するフリッカを抑制する撮像装置及び当該フリッカの検出方法に関するものである。
撮像装置において。固体撮像素子にCMOSセンサのような画素毎に光電変換を行うタイミングが異なる素子を使用した場合、蛍光灯照明下など明るさが周期的に変化する環境で撮影すると、画素毎に光電変換を行うタイミングが異なるため、撮影した画像に明暗の横縞が発生する。この現象はフリッカと呼ばれる。
このようなフリッカを抑制する方法としては、電荷蓄積時間を光源(蛍光灯照明等)の点滅周期の整数倍に設定する方法が知られている。しかしながら、光源の点滅周期が2種類ありえる環境で使用するには、2種類の光源の点滅周期それぞれに応じて電荷蓄積時間を設定する必要がある。このような場合、光源の点滅周期を検出するためのフリッカ検出方法として特許文献1に開示された方法がある。
この方法は、フレーム内の所定のラインにおける複数の画素値を積算し、積算した値のフレーム間の変化量を計算し、所定のフレーム数分の変化量に基づいてフリッカ指標値を演算し、そのフリッカ指標値に基づいてフリッカの有無を検出する方法である。
特開2002−84466号公報
しかしながら、従来のフリッカ検出方法は、所定のラインにおける複数の画素数の積算値を求め、当該積算値の相前後するフレーム間の変化量(以下、「フレーム間差分」と略する場合あり)を所定のフレーム数分求めることにより、フリッカ指標値を演算しているが、(最大値が)同じ光量でも検出時の各フレームの光源の位相の違いにより、フレーム検出期間毎に得られるフリッカ指標値が変化し、その精度が落ちてしまう問題点があった。
また、フレーム周期と光源あるいは光量の周期とが同期する結果、相前後するフレーム間における光源の位相が同じになる場合、フレーム間差分が実質的に“0”となりフリッカ指標値としてほとんど機能しないという問題点があった。
上述した問題点が生じた場合、所定回のフリッカ指標値の合計値や、最大値と最小値の差をフリッカ検出に用いる場合、フリッカ指標値にばらつきがあると精度が落ち、最終的にフリッカ検出精度が劣化してしまう問題点があった。
上述したフレーム周期およびフリッカ指標値検出期間はフレームレートに依存することから、結論としフリッカ検出精度がフレームレートに依存して変化してしまうということになる。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、フリッカ検出精度の高い撮像装置及びフリッカ検出方法を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の撮像装置は、複数の光源のうち所定の光源の周波数に対応して光源フリッカ除去設定がなされるフリッカ除去機能を有する装置であって、画素毎に異なるタイミングで光電変換を実行して画像信号を生成する固体撮像素子と、前記画像信号に関連した信号に基づきフリッカの有無を検出するフリッカ検出部とを備え、前記フリッカ検出部は、フリッカ検出処理時に、前記固体撮像素子のフレーム周期を所定の条件を満足するように設定するフレーム周期設定手段と、フリッカ検出処理時に、前記画像信号に関連した信号に基づき、m(mは2以上の整数)フレームより構成され、前記所定の条件を満足するフリッカ指標値検出期間毎に各フレームにおける所定箇所の複数の画素値の積算値のmフレーム間における差分より得られるフリッカ指標値を順次演算し、複数の前記フリッカ指標値に基づくフリッカ指標パラメータを得るフリッカ指標パラメータ演算手段と、前記フリッカ指標パラメータに基づき、フリッカの有無を検出し、フリッカ有りと検出した場合に、前記光源フリッカ除去設定内容を切り換える光源フリッカ除去設定内容切り換え手段とを備え、前記所定の条件は、前記複数の光源のうち前記光源フリッカ除去設定の対象となっていない一の光源であるフリッカ検出用光源に関し、前記フレーム周期は少なくとも1周期毎には前記フリッカ検出用光源の光量の周期とは同期せず、かつ、前記フリッカ指標値検出期間は1周期毎に前記フリッカ検出用光源の光量の周期と同期する条件を含んでいる。
この発明に係る請求項4記載のフリッカ検出方法は、画素毎に異なるタイミングで光電変換を実行して画像信号を生成する固体撮像素子を有し、複数の光源のうち所定の光源の周波数に対応して光源フリッカ除去設定がなされるフリッカ除去機能を有する撮像装置におけるフリッカの有無を検出する方法であって、(a) 前記複数の光源のうち、前記光源フリッカ除去設定の対象となっていない一の光源をフリッカ検出用光源とし、該フリッカ検出用光源における光量の周期に関し、少なくとも1周期毎には前記フリッカ検出用光源の光量の周期とは同期しないフレーム周期と、前記フレーム周期のm(mは2以上の整数)倍の周期を有し1周期毎に前記フリッカ検出用光源の光量の周期と同期するフリッカ指標値検出期間とを設定するステップと、(b) 前記画像信号に関連した信号に基づき、前記フリッカ指標値検出期間毎に各フレームにおける所定箇所の複数の画素値の積算値に基づくmフレーム間における差分より得られるフリッカ指標値を順次演算し、複数の前記フリッカ指標値に基づくフリッカ指標パラメータを得るステップと、(c) 前記フリッカ指標パラメータに基づき、フリッカ判別処理を実行しフリッカの有無を検出するステップとを備えている。
この発明における請求項1記載の撮像装置において、フリッカ検出用光源に関し、上記所定の条件を満足すべく、フレーム周期は少なくとも1周期毎にはフリッカ検出用光源の光量の周期とは同期しないように設定され、かつ、フリッカ指標値検出期間は1周期毎にフリッカ検出用光源の光量の周期と同期するように設定される。
したがって、フリッカ指標値検出期間とフリッカ検出用光源の光量の周期とを同期させることにより、各フリッカ指標値検出期間内における光量の位相は全て同一となる。その結果、フリッカ指標値検出期間それぞれの光量の位相を一致させることにより、フリッカ指標値の精度を高めることができる。
加えて、フリッカ指標値検出期間内の各(フリッカ検出用)フレームは少なくとも1周期毎にはフリッカ検出用光源の光量の周期と同期しないため、各回のフリッカ指標値検出期間内での、連続する2つのフレーム間における上記所定箇所の上記積分値の差分であるフレーム間差分はすべて異なる位相間における差として得られるため、同じ位相間の差をとることによりフリッカ成分が打ち消されたフレーム間差分が得られるという不具合を確実に回避することができ、フリッカ指標値の精度向上を図ることができる。
その結果、請求項1記載の撮像装置は、精度良くフリッカの有無を検出することができる効果を奏する。
この発明における請求項4記載のフリッカ検出方法は、ステップ(a) で、フリッカ検出用光源に関し、少なくとも1周期毎にはフリッカ検出用光源の光量の周期とは同期しないフレーム周期と、フレーム周期のm倍の周期を有し1周期毎にフリッカ検出用光源の光量の周期と同期するフリッカ指標値検出期間とを設定している。
したがって、フリッカ指標値検出期間とフリッカ検出用光源の光量の周期とを同期させることにより、各フリッカ指標値検出期間内における光量の位相は全て同一となる。その結果、フリッカ指標値検出期間それぞれの光量の位相を一致させることにより、ステップ(b) で得られるフリッカ指標値の精度を高めることができる。
加えて、フリッカ指標値検出期間内の各フレームは少なくとも1周期毎にはフリッカ検出用光源の光量の周期と同期しないため、各回のフリッカ指標値検出期間内で相前後する2つのフレーム間における上記所定箇所の上記積分値の差分であるフレーム間差分はすべて異なる位相間における差として得られるため、同じ位相間の差をとることによりフリッカ成分が打ち消されたフレーム間差分が得られるという不具合を確実に回避することができ、フリッカ指標値の精度向上を図ることができる。
その結果、ステップ(c) におけるフリッカの有無の検出精度の向上を図ることができる。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1である撮像装置の構成を示すブロック図である。以下、同図を参照して本実施の形態の構成について説明する。
固体撮像素子1は画素毎に異なるタイミングで光電変換を実行して画像信号を生成し、CMOSセンサなどで構成される。CDS(Correlated Double Sampling 相関二重サンプリング回路)回路2は固体撮像素子1より得た画像信号におけるノイズをキャンセルする。
増幅器3はCDS回路2を経た画像信号を増幅する。A/D変換器4は増幅器3によって増幅された画像信号をデジタルデータに変換する。自動レベル調整部6は、積算手段11、演算手段12、第1の撮像パラメータ設定手段13、第2の撮像パラメータ設定手段14、演算手段15、切り換え手段17、タイミングジェネレータ18、フレームレート切り換え手段21、フリッカ検出開始手段22、及びフリッカ検出手段23から構成され、A/D変換器4より得られるデジタルデータに基づき、固体撮像素子1の電荷蓄積時間と増幅器3の利得を自動的に制御する。
さらに、自動レベル調整部6は、後に詳述するように、A/D変換器4より得られるデジタルデータに基づき(固体撮像素子1より得られた画像信号に関連した信号)、フリッカの有無を検出するフリッカ検出部としても機能する。
自動レベル調整部6において、積算手段11はA/D変換器4からのデジタルデータを受け、該デジタルデータに基づきフレーム内の所定のラインにおける複数の画素値を積算して第1及び第2の積算結果を演算手段12及び15に出力する。
演算手段12は第1の積算結果に基づき、画像のレベルに応じて自動レベル調整処理を実行し第1の演算結果を得る。第1の撮像パラメータ設定手段13は第1の演算結果に応じて、固体撮像素子1の電荷蓄積時間を1/100秒の整数倍のうちのいずれかの時間に設定するための電化蓄積時間設定信号、および増幅器3の増幅率(ゲイン)を設定するためのゲイン設定信号を含む第1の設定信号を出力する。
一方、第2の撮像パラメータ設定手段14は第1の演算結果に応じて、固体撮像素子1の電荷蓄積時間を1/120秒の整数倍のうちのいずれかの時間に設定するための電化蓄積時間設定信号、および増幅器3の増幅率を設定するためのゲイン設定信号を含む第2の設定信号を出力する。
演算手段15は積算手段11による第2の積算結果の相前後するフレーム間の変化量(フレーム間差分)を計算し、所定のフレーム数分における上記フレーム間差分の総和に基づいて、フリッカ指標値及びフリッカ指標値に基づくパラメータP1,P2(フリッカ指標パラメータ)を演算し、パラメータP1,P2をフリッカ検出手段23に出力する。
フリッカ検出開始手段22は所定のタイミングでフリッカ検出開始信号をフリッカ検出手段23に出力する。なお、所定のタイミングとは撮像装置の電源投入時、ユーザからのフリッカ検出要求時等が考えられる。
フリッカ検出手段23はフリッカ検出開始信号を受けると、演算手段15より順次得られるパラメータP1,P2に基づき、後に詳述するフリッカ検出方法を実行することにより、フリッカの有無を検出し、その検出結果に基づいて切り換え手段17を制御する。
また、フリッカ検出手段23は、フリッカ検出方法の実行中は、所定の条件(後述する式(1)あるいは式(3))を満足する、フリッカ検出方法用のフレームレートを指示するフレームレート設定信号をフレームレート切り換え手段21に出力し、それ以外の期間は通常のフレームレート指示するフレームレート設定信号をフレームレート切り換え手段21に出力する。
切り換え手段17はフリッカ検出手段23からの制御信号に応じて、第1及び第2の撮像パラメータ設定手段13及び14から出力される第1及び第2の設定信号のうち、一方の設定信号を選択設定信号として選択する。そして、切り換え手段17は、選択設定信号のうちゲイン設定信号を増幅器3に供給し、電化蓄積時間設定信号をタイミングジェネレータ18に供給する。
フレームレート切り換え手段21はフレームレート設定信号の指示するフレームレートを実現すべくタイミングジェネレータ18を制御し、その結果、タイミングジェネレータ18は、フレームレート切り換え手段21の制御下で固体撮像素子1のフレームレート(フレーム周期)を設定する。
タイミングジェネレータ18は、切り換え手段17を介して供給される電化蓄積時間に基づいて固体撮像素子1の電荷蓄積時間を制御する。
このような構成において、光画像は、固体撮像素子1に入射すると、固体撮像素子1により画像信号に変換され、その画像信号はCDS回路2によりノイズを除去される。CDS回路2から出力された画像信号は増幅器3により増幅され、A/D変換器4によりデジタルデータに変換され、画素(デジタル)データとして図示せぬ後段の処理部へ出力される。
一方、自動レベル調整部6において、積算手段11は、A/D変換器4からのデジタルデータに基づき、1フレーム毎に画面全体あるいは画面の一部の領域の画素データを積算し、その積算値である第1の積算結果を演算手段12に供給する。また、積算手段11は、デジタルデータに基づき、所定の第j番目の水平ラインの画素データを積算した積算値、すなわちその水平ラインの射影出力値である第2の積算結果を演算手段15に供給する。
演算手段12は、画像の信号レベルが一定レベルになるように、積算手段11からの第1の積算結果に基づいて次フレーム撮像時の撮像パラメータ設定値を演算し、その撮像パラメータ設定値を第1の演算結果として第1の撮像パラメータ設定手段13および第2の撮像パラメータ設定手段14に供給する。
第1及び第2の撮像パラメータ設定手段13及び14は、第1の演算結果(撮像パラメータ設定指標値)に基づき増幅器3に対するゲイン設定信号、およびタイミングジェネレータ18に対する電荷蓄積時間設定信号を含む第1及び第2の設定信号をそれぞれ出力する。
このとき、第1の撮像パラメータ設定手段13は、交流電源の周波数が50Hzの地域でフリッカが発生しないようにするために、電荷蓄積時間が1/100秒の整数倍のいずれかの時間を指示する電荷蓄積時間設定信号を出力し、第2の撮像パラメータ設定手段14は、交流電源の周波数が60Hzの地域でフリッカが発生しないようにするために、電荷蓄積時間が1/120秒の整数倍のいずれかの時間を指示する電荷蓄積時間設定信号を出力する。ただし、撮影環境が高照度の場合には、第1の撮像パラメータ設定手段13は、1/100秒より短い電荷蓄積時間を設定するための電荷蓄積時間設定信号を出力し、第2の撮像パラメータ設定手段14は、1/120秒より短い電荷蓄積時間を設定するための電荷蓄積時間設定信号を出力する。このように、本実施の形態の撮像装置は、第1及び第2の光源(交流電源の周波数が50Hz及び60Hzの光源)の一方の光源の周波数に対応して光源フリッカ除去設定がなされるフリッカ除去機能を有している。
そして、第1及び第2の撮像パラメータ設定手段13及び14からの第1及び第2の設定信号のうち、いずれか一方の設定信号が切り換え手段17により選択設定信号として選択され、選択設定信号におけるゲイン設定信号が増幅器3に供給され、電荷蓄積時間設定信号がタイミングジェネレータ18に供給される。
一方、演算手段15は、積算手段11からの射影出力値(第2の積算結果)に基づいてフリッカ検出のためのフリッカ指標値及びフリッカ指標値に基づくパラメータP1,P2を算出し、パラメータP1,P2をフリッカ検出手段23に供給する。このように、射影出力値を出力する積算手段11と演算手段15とによりフリッカ指標パラメータ(パラメータP1,P2)演算手段を構成する。
フリッカ検出手段23は、切り換え手段17を制御し、第1の及び第2の撮像パラメータ設定手段13及び14から得られる第1及び第2の設定信号のうち一方を選択させる。これにより、通常時は、所在地域でのフリッカの抑制に適したゲイン設定信号および電荷蓄積時間設定信号が増幅器3およびタイミングジェネレータ18にそれぞれ供給される。
さらに、フリッカ検出手段23は、パラメータP1,P2に基づいて行うフリッカ検出方法を実行し、フリッカの有無の検出結果に基づき、切り換え手段17及びフレームレート切り換え手段21を制御する。
以下、フリッカ検出手段23によるフリッカ検出方法について説明する。フリッカ検出手段23はフリッカ検出開始手段22よりフリッカ検出開始信号を受けるとフリッカ検出方法を開始する。
図2はフリッカ検出手段23及び演算手段15によって実行されるフリッカ検出方法の処理手順を示すフローチャートである。以下、同図を参照しつつ、フリッカ検出手順を説明する。
まず、ステップS1において、フリッカ検出手段23は、現在指定している光源周波数(交流電源の周波数)を示すフリッカ除去設定内容に応じて(フリッカ検出用)フレームレート(周期との関係で言えば、(フリッカ検出用)フレーム周期)を設定する。例えば、現在指定が50Hz光源フリッカ除去設定時(第1の撮像パラメータ設定手段13による第1の設定信号を採用時)は、フリッカ検出周期が60Hz光源(フリッカ検出用光源)の周期の整数倍になるようにフレームレートを設定し、現在指定が60Hz光源フリッカ除去設定時(第2の撮像パラメータ設定手段14による第2の設定信号を採用時)は、フリッカ検出周期が50Hz光源(フリッカ検出用光源)の周期の整数倍になるようにフレームレートを設定する。ただし、フリッカ検出周期内のフレーム間では位相をずらすため光源(あるいは光量)周期の整数倍にならないようにする。この際、変数count及び変数rを共に“0”に初期設定する。
このように、50Hz及び60Hz光源(複数の光源)のうち光源フリッカ除去設定の対象となっていない一の光源がフリッカ検出用光源として設定され、このフリッカ検出用光源に基づきフレームレートが設定される。
このように設定された(フリッカ検出用)フレームレートを指示するフレームレート設定信号がフリッカ検出手段23から出力されると、フレームレート切り換え手段21はフレームレート設定信号の指示するフレームレートを実現すべくタイミングジェネレータ18を制御し、タイミングジェネレータ18はフレームレート切り換え手段21の制御に従い、固体撮像素子1の垂直走査等を制御しフレームレートを設定する。このように、フリッカ検出手段23、フレームレート切り換え手段21及びタイミングジェネレータ18によりフリッカ検出処理時にフレームレートを変更するフレームレート(フレーム周期)設定手段を構成している。
以下、ステップS1におけるフレームレート設定例を説明する。フリッカ検出周期がmフレーム単位、フリッカを出す電源周波数をd(Hz)、フレームレートをa(fps(frame per second))とすると、以下の式(1)(所定の条件)を満足する必要がある。なお、式(1)において、n,mは整数であり、互いに非整数倍となる関係(一方が他方で割り切れない関係)である。
Figure 0004323343
上記数1において、m=3,d=60の時は、a=14.4(n=25)あるいはa=13.846(n=26)等が設定可能であり、m=3,d=50の時は、a=15.0(n=20)あるいはa=13.636(n=22)等が設定可能となる。
次に、ステップS2においてフリッカ検出手段23は、第1のフリッカ判別準備処理を行い、その後、ステップS3において第2のフリッカ判別処理準備を行う。これら第1及び第2のフリッカ準備期間が経過時には、演算手段15によって、フリッカ指標値検出期間毎にフリッカ指標値I及びフリッカ指標値Iに基づくパラメータP1及びP2が演算される。
例えば、演算手段15は、3フレーム分(式(1)のm=3、すなわち、フリッカ指標値検出期間は3フレーム期間)の所定の水平ラインの射影出力値(第2の積算結果)に基づいて、以下の式(2)によるフリッカ指標値Iを演算する。なお、式(2)において、第iフレームにおける第jラインの射影出力値D(i)としており、absは絶対値を意味する。
Figure 0004323343
式(2)に示すように、射影出力値D(i)の変化量の絶対値である3フレーム間のフレーム間差分の和が、フリッカ指標値Iとして演算される。
さらに、演算手段15は、所定回数p(p≧2)のフリッカ指標値Iを得て、p個のフリッカ指標値Iの積算値をパラメータP1、p個のフリッカ指標値Iにおける最大値と最小値との差をパラメータP2として求め、パラメータP1及びP2をフリッカ検出手段23に出力する。演算手段15によりパラメータP1,P2が得られると、第1及び第2のフリッカ判別処理準備は完了する。
図3は、この実施の形態1による撮像装置における演算手段15の内部構成を示すブロック図である。図3において、フリッカ指標値演算手段41は、前述したように、式(2)より得られるフリッカ指標値Iを3フレーム毎(フリッカ指標値検出期間毎)に出力する。
記憶手段42はフリッカ指標値演算手段41の出力を受け、記憶手段42〜45は直列に接続される。記憶手段42〜45の出力はそれぞれ第1パラメータ演算手段46及び第2パラメータ演算手段47に付与される。
記憶手段42〜45は3フレーム周期毎に新たにフリッカ指標値Iを取り込むと共に、格納していたフリッカ指標値Iを出力する。第1パラメータ演算手段46はフリッカ指標値演算手段41及び記憶手段42〜45から出力される5個(p=5)のフリッカ指標値Iの合計値を求めパラメータP1として出力する。第2パラメータ演算手段47はフリッカ指標値演算手段41及び記憶手段42〜45から出力される5個のフリッカ指標値Iの最大値と最小値との差を求めパラメータP2として出力する。
次に演算手段15のパラメータP1及びP2の演算処理について説明する。フリッカ指標値演算手段41は、積算手段11の第2の積算結果として得た3フレーム分の射影出力値D(3k),D(3k+1),D(3k+2)に基づいて、3フレーム(フリッカ指標値検出期間)置きに、式(2)に従ってフリッカ指標値Iを演算し、出力する。なお、フリッカ指標値演算手段41から出力される値は3フレーム毎に更新される。例えばk=0の場合には、第0、第1フレーム間の射影出力値の変動量と、第1、第2フレーム間の射影出力値の変動量の合計値が演算され、k=1の場合には、第3、第4フレーム間の射影出力値の変動量と、第4、第5フレーム間の射影出力値の変動量の合計値がそれぞれ演算され、フリッカ指標値Iが求まる。
フリッカ指標値演算手段41からのフリッカ指標値Iは、3フレーム後に更新されるまで記憶手段42に出力され、記憶手段42は、記憶している値を3フレーム置きに更新する。同様に、記憶手段42からのフリッカ指標値Iが3フレーム後に更新されるまで記憶手段43に出力され、記憶手段43は、記憶している値を3フレーム置きに更新する。また、記憶手段43からのフリッカ指標値Iが3フレーム後に更新されるまで記憶手段44に出力され、記憶手段44は、記憶している値を3フレーム置きに更新する。さらに、記憶手段44からのフリッカ指標値が3フレーム後に更新されるまで記憶手段45に出力され、記憶手段45は、記憶している値を3フレーム置きに更新するとともに、記憶している値を出力する。記憶手段45にフリッカ指標値Iに最初に格納されるとステップS2の第1のフリッカ判別準備処理は終了する。
そして、第1のフリッカ判別準備処理終了後から、新たにフリッカ指標値演算手段41よりフリッカ指標値Iが出力されるフリッカ指標値検出期間(3フレーム間)経過までの期間が第2のフリッカ判別準備処理となる。
第2のフリッカ判別準備処理経過時には、フリッカ指標値演算手段41,記憶手段42〜45から5個のフリッカ指標値Iが第1パラメータ演算手段46及び第2パラメータ演算手段47に出力されることになる。
その結果、第1パラメータ演算手段46は、フリッカ指標値演算手段41および記憶手段42〜45から出力されるフリッカ指標値Iの合計値であるパラメータP1を演算し、フリッカ検出手段23に供給するとともに、第2パラメータ演算手段47は、フリッカ指標値演算手段41および記憶手段42〜45から出力されるフリッカ指標値のうちの最大値と最小値との差であるパラメータP2を演算し、フリッカ検出手段23に供給する。
上述したステップS2,S3における演算手段15による第1及び第2のフリッカ判定準備処理が終了すると、ステップS4に移行する。ステップS4において、フリッカ検出手段23によって第1のフリッカ判別処理が実行される。
すなわち、パラメータP2が第1の閾値より大きいか否かを判別し、パラメータP2が第1の閾値より大きい場合(すなわち、最大値と最小値との差が比較的大きい場合)は画像に動きがあると判断しフラグFlagを立てず(仮に“0”に設定(維持)とする)、第1の閾値より小さい場合はフラグFlagを立てる(仮に“1”に設定とする)。
そして、ステップS5において、フラグFlagが“1”であればステップS6以降の第2のフリッカ判別処理に移り、フラグFlagが“0”であればステップS14に移行し、ステップS14でタイムアウトがチェックされなければ、ステップS3に戻り、第2のフリッカ判別準備処理(新たにフリッカ指標値検出期間経過)により更新されたパラメータP1,P2が得られるまで待機する。
このように、画像に動きがありフリッカの誤検出の可能性が高いと判断した場合は、ステップS6以降のフリッカの有無の判別を行わないようにすることにより、フリッカの有無の判別精度を向上させることができる。
一方、ステップS5でフラグFlag=“1”の場合に実行されるステップS6において、フリッカ検出手段23によって第2のフリッカ判別処理が実行される。すなわち、パラメータP1が第2の閾値より大きいか否かを判別する。パラメータP1が第2の閾値より小さい場合はフリッカ無し(変数F=“0”)、第2の閾値より大きい場合はフリッカ有り(変数F=“1”)とする。
そして、ステップS7において変数Fが“0”(フリッカ無し)であれば、ステップS8で変数rを“1”インクリメントした後、ステップS9に移行し、ステップS7において変数Fが“1”(フリッカ有り)であれば、ステップS8を経由することなくステップS9に移行する。
ステップS9において、変数countを“1”インクリメントし、ステップS10において、変数countが指定回数q未満であれば、ステップS14に以降し、ステップS14でタイムアウトがチェックされなければ、ステップS3に戻り、第2のフリッカ判別準備処理段階で次のフリッカ指標値検出期間で検出されたフリッカ指標値を得るまで待機する。
一方、ステップS10において、変数countが指定回数q以上であれば、第1及び第2のフリッカ判別処理は終了し、ステップS11以降の最終判定処理に移行する。
ステップS11において、変数rが基準値rminを下回っておればステップS12に移行し、変数rが基準値rmin以上であればステップS13に移行する。
ステップS11でr≧rminの際に実行されるステップS12において、フリッカ無しの判定を行い、現設定の光源フリッカ除去設定内容の維持を指示する制御信号を切り換え手段17に出力した後、ステップS16に移行する。
一方、ステップS11でr<rminの際に実行されるステップS13において、フリッカ有りの判定を行い、現設定の光源フリッカ除去設定と異なる方の光源フリッカ除去設定への変更を指示する制御信号(第1及び第2の選定信号のいずれを選択設定信号にするのかを指示する信号)を切り換え手段17に出力する。その結果、現在が60Hz用の光源フリッカ除去設定であれば50Hz用の光源フリッカ除去設定に変更され、現在が50Hz用の光源フリッカ除去設定であれば60Hz用の光源フリッカ除去設定に変更される。ステップS13の実行後、ステップS16に移行する。このように、フリッカ検出手段23と切り換え手段17とによりフリッカの有無に検出結果に基づき光源フリッカ除去設定内容を切り換える光源フリッカ除去設定内容切り換え手段を構成する。
一方、ステップS14でタイムアウト(フリッカ検出開始から所定時間が経過)がチェックされると、ステップS15でタイムアウトの判定(フリッカの有無検出できなかった旨の判定)を行った後、ステップS16に移行する。
最後に、ステップS16において、フレームレートをフリッカ検出処理実行前のフレームレートに戻した後、フリッカ検出処理は終了する。すなわち、フリッカ検出手段23はフレームレート切り換え手段21、タイミングジェネレータ18を介して固体撮像素子1のフレームレートをフリッカ検出処理実行前の状態に戻して、処理は終了する。
上述したフリッカ検出処理において、第1のフリッカ判別処理でパラメータP2が第1の閾値を下回り、第2のフリッカ判別処理でパラメータP1が第2の閾値を下回る場合に、フリッカ無しと判定している。そして、上述した判定をq(≧2)回繰り返し実行し、フリッカ無しと判別した回数を示す変数rが基準値rminを上回ったか/否かにより、フリッカ無し/有りを判定している。この判定は、フリッカが実際に発生していなくても画像の動きでフリッカ有りと判定する可能性は少なからずあるが、フリッカが実際に発生している際に画像の動き等でフリッカ無しと判定する可能性は極めて低い傾向を考慮して行っている。すなわち、第1及び第2のフリッカ判別処理によるフリッカ無しの判別の精度は高いため、フリッカ無しの判別回数を示す変数rに基づくフリッカ検出精度はかなり高く、誤検出となる可能性は極めて低い。
図4はフリッカ検出処理中における光源の光量変化とフレームレートとの関係を示す説明図である。同図に示すように、(フリッカ検出用)フレーム周期の3フレーム(m=3)期間をフリッカ指標値検出期間に割り当てている。すなわち、フリッカ指標値検出期間TS1=3×FT1(フレーム期間)、そしてフレームレート(1/FT1)を上記式(1)を満足するように選択している。
したがって、光量の周期TL1(光源の周期T1の半分)とフレーム期間FT1とは1周期毎には同期せず、光量の周期TL1とフリッカ指標値検出期間TS1とが同期する。なお、t0〜t1は各回のフリッカ検出開始時刻を示している。
図4に示すように、所定の条件である式(1)を満足させることにより、フリッカ検出周期(フリッカ指標値検出期間TS1)と電源周波数(d)の2倍の周期(光量の周期TL1)とを同期させることにより、フリッカ検出開始時刻t0〜t3間において各フリッカ指標値検出期間TS1内における光量の位相は全て同一となる。その結果、各フリッカ指標値検出期間TS1の光量の位相を一致させることにより、フリッカ指標値の精度を高めるができる(第1の効果)。例えば、画像に動きがない場合、フリッカ指標値検出期間毎のフリッカ指標値は一定値となる。
加えて、式(1)を満足させることにより、フリッカ指標値検出期間TS1内の各フレームは少なくとも1周期毎には、電源周波数の2倍の周波数に対応する周期(光量の周期)と同期しないようにしており、各回のフリッカ指標値検出期間内でのフレーム間差分はすべて異なる位相間の射影出力値の差として得られるため、相前後するフレーム間において同じ位相間の射影出力値の差をとることによりフリッカ成分が打ち消されたフレーム間差分が得られるという不具合を確実に回避することができ、フリッカ指標値の精度向上を図ることができる(第2の効果)。
図5は、実施の形態1のフリッカ検出処理の効果を示す説明図である。以下、同図を参照して、上述したフリッカ指標値の精度向上効果について説明する。
現在が50Hz用の光源フリッカ除去設定なされており、実際に光源周波数も50Hzである場合、同図の(a) に示すように、フレームレートに関係なく、画面30にはフリッカは発生しない。
一方、現在が50Hz用の光源フリッカ除去設定なされており、実際の光源周波数は60Hzである場合、同図の(b) に示すように、画面30には横縞31が発生するというフリッカ現象が生じる。このとき、m=3のとき、フリッカ指標値検出期間TS1中に3フレームF1〜F3それぞれは互いに光量の位相が異なっているため、横縞31の発生位置がフレーム間で確実に異なる。したがって、上述したように、各回のフリッカ指標値検出期間内でのフレーム間差分はすべて異なる位相間の射影出力値の差として得られるため、フリッカ指標値の精度向上を図るという上記第2の効果を奏する。
また、フリッカ指標値検出期間(3フレーム周期)毎に光源周波数×2の周期(光量の周期)と同期するため、フレームF3後のフレームの位相はフレームF1の位相に確実に一致する。すなわち、フリッカ指標値検出期間毎にフレームF1〜F3の位相が繰り返されることになる。したがって、上述したように、各フリッカ指標値検出期間内における光量の位相は全て同一となるため、フリッカ指標値の精度を高めるができるという上記第1の効果を奏する。
<実施の形態2>
実施の形態1では、電源周波数の2倍の周波数対応する周期(光量の周期)とフリッカ検出周期とを同期させた。これは、通常、電源周波数の1周期内に光量について2つの同レベルのピークができることに考慮したものである。しかしながら、光源によっては電源周期内に位相の異なる2つのピーク値が存在し、結果的に光量の周期が光源の周期と一致する場合がある。このような性質の光源に対しては電源周期(光源の周期=光量の周期)とフリッカ検出周期とを一致させた方が望ましい。
実施の形態2は、電源周期とフリッカ検出周期とを一致させてフリッカ検出処理を行う撮像装置である。なお、実施の形態2の撮像装置の全体構成は図1で示した構成と同様であり、フリッカ検出手段23のフレームレート切り換え手段21へのフレームレート指示内容が実施の形態1と異なる程度である。
以下、実施の形態2におけるフリッカ検出方法の所定手順のうち、実施の形態1と異なる点について述べる。
図2のステップS1におけるフレームレート設定は以下のように行われる。フリッカ検出周期がmフレーム単位、フリッカを出す電源周波数をd(Hz)、フレームレートをa(fps)とすると、以下の式(3)(所定の条件)を満足するフレームレートaを求める。なお、ステップS2以降の処理は、実施の形態1と同様に行われる。なお、式(3)において、n,mは整数であり、互いに非整数倍となる関係(一方が他方で割り切れない関係)である。
Figure 0004323343
図6は実施の形態2のフリッカ検出処理中における光源の光量変化とフレームレートとの関係を示す説明図である。同図に示すように、(フリッカ検出用)フレーム周期の3フレーム(m=3)期間をフリッカ指標値検出期間に割り当てている。すなわち、フリッカ指標値検出期間TS2=3×FT2(フレーム期間)、そしてフレームレート(1/FT2)を上記式(3)を満足するように選択している。
したがって、フレーム期間FT2と光源の周期T2とは1周期毎には同期せず、フリッカ指標値検出期間TS2と光源の周期T2とが同期する。なお、t10〜t12は各回のフリッカ検出開始時刻を示している。
図6に示すように、所定の条件である式(3)を満足すべく、フリッカ検出周期(フリッカ指標値検出期間TS2)と電源周波数(d)の周期(光源の周期T2)とを同期させることにより、フリッカ検出開始時刻t10〜t12間において各フリッカ指標値検出期間TS2内における光源の位相は全て同一となる。その結果、フリッカ指標値検出期間TS2それぞれの光源の位相を一致させることにより、フリッカ指標値の精度を高めるができる。例えば、画像に動きがない場合、フリッカ指標値検出期間毎のフリッカ指標値は一定値となる。
加えて、式(3)を満足すべく、フリッカ指標値検出期間TS2内の各フレームは電源周波数の周期と少なくとも1周期毎には同期しないようにしており、各回のフリッカ指標値検出期間内でのフレーム間差分はすべて異なる位相間の射影出力値の差として得られるため、相前後するフレーム間において同じ位相間の射影出力値の差をとることによりフリッカ成分が打ち消されてフレーム間差分が得られるという不具合を確実に回避することができ、フリッカ指標値の精度向上を図ることができる。
このように、実施の形態2は、実施の形態1と同様の効果に加え、電源周期内に位相の異なる2つのピーク値が存在する場合でも精度の良いフリッカ指標値を得ることができる。
この発明の実施の形態1であるの撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるフリッカ検出方法の処理手順を示すフローチャートである。 図1の演算手段(15)の内部構成を示すブロック図である。 フリッカ検出処理中における光源の光量変化とフレームレートとの関係を示す説明図である。 実施の形態1のフリッカ検出処理の効果を示す説明図である。 実施の形態2のフリッカ検出処理中における光源の光量変化とフレームレートとの関係を示す説明図である。
符号の説明
1 固体撮像素子、2 CDS回路、3 増幅器、4 A/D演算器、6 自動レベル調整部、7 フリッカ検出部、11 積算手段、12,15 演算手段、13 第1の撮像パラメータ設定手段、14 第2の撮像パラメータ設定手段、17 切り換え手段、18 タイミングジェネレータ、21 フレームレート切り換え手段、22 フリッカ検出開始手段、23 フリッカ検出手段。

Claims (5)

  1. 複数の光源のうち所定の光源の周波数に対応して光源フリッカ除去設定がなされるフリッカ除去機能を有する撮像装置であって、
    画素毎に異なるタイミングで光電変換を実行して画像信号を生成する固体撮像素子と、
    前記画像信号に関連した信号に基づきフリッカの有無を検出するフリッカ検出部とを備え、
    前記フリッカ検出部は、
    フリッカ検出処理時に、前記固体撮像素子のフレーム周期を所定の条件を満足するように設定するフレーム周期設定手段と、
    フリッカ検出処理時に、前記画像信号に関連した信号に基づき、m(mは2以上の整数)フレームより構成され、前記所定の条件を満足するフリッカ指標値検出期間毎に各フレームにおける所定箇所の複数の画素値の積算値のmフレーム間における差分より得られるフリッカ指標値を順次演算し、複数の前記フリッカ指標値に基づくフリッカ指標パラメータを得るフリッカ指標パラメータ演算手段と、
    前記フリッカ指標パラメータに基づき、フリッカの有無を検出し、フリッカ有りと検出した場合に、前記光源フリッカ除去設定内容を切り換える光源フリッカ除去設定内容切り換え手段とを備え、
    前記所定の条件は、前記複数の光源のうち前記光源フリッカ除去設定の対象となっていない一の光源であるフリッカ検出用光源に関し、前記フレーム周期は少なくとも1周期毎には前記フリッカ検出用光源の光量の周期とは同期せず、かつ、前記フリッカ指標値検出期間は1周期毎に前記フリッカ検出用光源の光量の周期と同期する条件を含む、
    撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記フリッカ検出用光源の光量の周期は前記フリッカ検出用光源の周期の半分の周期を含む、
    撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記フリッカ検出用光源の光量の周期は前記フリッカ検出用光源の周期自体を含む、
    撮像装置。
  4. 画素毎に異なるタイミングで光電変換を実行して画像信号を生成する固体撮像素子を有し、複数の光源のうち所定の光源の周波数に対応して光源フリッカ除去設定がなされるフリッカ除去機能を有する撮像装置におけるフリッカの有無を検出する方法であって、
    (a) 前記複数の光源のうち、前記光源フリッカ除去設定の対象となっていない一の光源をフリッカ検出用光源とし、該フリッカ検出用光源における光量の周期に関し、少なくとも1周期毎には前記フリッカ検出用光源の光量の周期とは同期しないフレーム周期と、前記フレーム周期のm(mは2以上の整数)倍の周期を有し1周期毎に前記フリッカ検出用光源の光量の周期と同期するフリッカ指標値検出期間とを設定するステップと、
    (b) 前記画像信号に関連した信号に基づき、前記フリッカ指標値検出期間毎に各フレームにおける所定箇所の複数の画素値の積算値に基づくmフレーム間における差分より得られるフリッカ指標値を順次演算し、複数の前記フリッカ指標値に基づくフリッカ指標パラメータを得るステップと、
    (c) 前記フリッカ指標パラメータに基づき、フリッカ判別処理を実行しフリッカの有無を検出するステップと、
    を備えるフリッカ検出方法。
  5. 請求項4記載のフリッカ検出方法であって、
    前記フリッカ指標パラメータは前記複数のフリッカ指標値の合計値を示す第1のパラメータと、前記複数のフリッカ指標値における最大値と最小値との差を示す第2のパラメータとを含み、
    前記フリッカ判別処理は第1及び第2のフリッカ判別処理を含み、
    前記ステップ(c) は、
    (c-1) 前記第1のフリッカ判別処理を実行し、前記第2のパラメータに基づき前記第2のフリッカ判別処理を行うか否かを判断するステップと、
    (c-2) 前記ステップ(c-1)が前記第2のフリッカ判別処理を行う旨の判断を行った場合、前記第2のフリッカ判別処理を実行し、前記第1のパラメータに基づきフリッカの有無を判別するステップと、
    (c-3) 前記第1及び第2のパラメータが更新されるごとに、前記ステップ(c-1),(c-2)を所定回数繰り返し、前記第2のフリッカ判別処理の実行回数に対する前記フリッカの有無の判別割合に基づき、最終的にフリッカの有無を決定するステップと、
    を含む、
    フリッカ検出方法。
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