JP4323119B2 - 通信料金処理方法および管理サーバ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動機の通信料金処理に関し、特に、移動機の通信料金の先払いにプリペイドカードを用いる通信料金処理方法および管理サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機やPHSなどの移動機のユーザが、プリペイドカードを購入することにより通信料金の先払いを行うといったことが行われている。
この通信料金の先払いに用いられるプリペイドカードの一例として、プリペイドカードの背面などに、プリペイドカードごとに固有の番号(以下、「カード番号」と称する)を印刷したものがある。このカード番号は、プリペイドカードの発行元である通信事業者により、ユーザが先払いした額と対応付て管理されている。プリペイドカードの購入者(ユーザ)が、このカード番号を通信事業者に通知することにより、カード番号に対応した先払い額だけ通信料金が減算される。
このようなプリペイドカードは、対価的価値を有することから、贈答品などとして広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自分の所持するプリペイドカードを、例えば友人などにプレゼントとして譲渡するような場合、友人にプリペイドカードが届くまでに、カード番号が第3者に知られる恐れがある。このような場合に、プリペイドカードを譲渡された友人よりも先に、この第3者がカード番号を通信事業者に通知すると、この第3者の通信料金が先払い額だけ減額されることとなり、友人は、譲渡されたプリペイドカードを使用できなくなる。
このように、従来の技術にあっては、プリペイドカードを譲渡する際に、意図しない第3者によりプリペイドカードが使用されてしまう恐れがある、といった問題があった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プリペイドカードを安全に所望の相手に譲渡できる通信料金処理方法および管理サーバを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にかかる通信料金処理方法は、プリペイドカードのカード識別情報と当該プリペイドカードの所有者を特定する所有者情報とを対応付けて記憶装置に格納する第1の過程と、譲渡の対象であるプリペイドカードのカード識別情報と譲受人の通信端末を特定する譲受人情報と譲渡が予定されている譲渡予定日付と前記プリペイドカードを所有する譲渡人を特定する情報とを少なくとも含む譲渡依頼を、通信端末からネットワークを介して受信した場合に、前記譲渡依頼に含まれているカード識別情報に対応付けられて前記記憶装置に記憶されている前記所有者情報と、前記譲渡依頼に含まれている前記譲渡人を特定する情報とを照合して、前記通信端末によって前記譲渡依頼を送信した者が当該所有者情報によって特定される正当な所有者であることを確認すると、受信した前記譲渡依頼の内容を前記記憶装置に記憶しておき、記憶しておいた前記譲渡依頼に含まれる譲渡予定日付が到来すると、前記記憶装置に記憶された情報のうち前記譲渡依頼に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの前記譲渡人の所有者情報を前記譲渡依頼に含まれる譲受人情報により更新する第2の過程と、前記第2の過程において前記更新がなされると、前記譲受人情報により特定される譲受人の通信端末ネットワークを介して前記譲渡の旨を通知し、先払いを行うための認証情報の送信を促す第3の過程と、カード識別情報及び前記認証情報を含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信したとき、当該先払い指示に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの所有者情報を前記記憶装置から読み出し、当該先払い指示の送信者が当該所有者情報によって特定された正当な所有者か否かを前記認証情報に基づいて判断し、正当な所有者であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値を当該先払い指示の送信者である前記譲受人の通信料金から減額する第4の過程とを備えている。
【0006】
また、上記目的を達成するために、本発明にかかる管理サーバは、プリペイドカードのカード識別情報と当該プリペイドカードの所有者を特定する所有者情報とを対応付けて格納する記憶手段と、譲渡の対象であるプリペイドカードのカード識別情報と譲受人の通信端末を特定する譲受人情報と譲渡が予定されている譲渡予定日付と前記プリペイドカードを所有する譲渡人を特定する情報とを少なくとも含む譲渡依頼を通信端末からネットワークを介して受信する第1の受信手段と、前記譲渡依頼に含まれているカード識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記所有者情報と、前記譲渡依頼に含まれている前記譲渡人を特定する情報とを照合して、前記通信端末によって前記譲渡依頼を送信した者が当該所有者情報によって特定される正当な所有者であることを確認すると、受信した前記譲渡依頼の内容を前記記憶手段に記憶しておき、記憶しておいた前記譲渡依頼に含まれる譲渡予定日付が到来すると、前記記憶手段に記憶された情報のうち前記譲渡依頼に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの前記譲渡人の所有者情報を前記譲渡依頼に含まれる譲受人情報により更新する更新手段と、前記更新手段によって前記更新がなされると、前記譲受人情報により特定される譲受人の通信端末ネットワークを介して前記譲渡の旨を通知し、先払いを行うための認証情報の送信を促す通知手段と、カード識別情報及び前記認証情報を含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信する第2の受信手段と、前記先払い指示に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの所有者情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、前記先払い指示の送信者が前記読み出し手段によって読み出された当該所有者情報によって特定された正当な所有者か否かを前記認証情報に基づいて判断し、正当な所有者であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値を当該先払い指示の送信者である前記譲受人の通信料金から減額する通信料金処理手段とを備えている。
【0007】
上述した第1の通信料金処理方法および第1の管理サーバによれば、プリペイドカードのカード識別情報と当該プリペイドカードの所有者を特定する所有者情報とが対応付けて記憶装置に格納されており、譲渡の対象であるプリペイドカードのカード識別情報と譲受人を特定する譲受人情報とを少なくとも含む譲渡依頼が通信端末からネットワークを介して受信された場合に、前記記憶装置に記憶された情報のうち前記譲渡依頼に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの所有者情報が前記譲渡依頼に含まれる譲渡人情報により更新される。そして、カード識別情報を含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信されたとき、当該先払い指示に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの所有者情報が前記記憶装置から読み出され、次いで、当該先払い指示の送信者が当該所有者情報によって特定された正当な所有者か否かが判断され、正当な所有者であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値が当該先払い指示の送信者の通信料金から減額される。
【0008】
次いで、上記目的を達成するために、本発明にかかる第2の通信料金処理方法は、プリペイドカードのカード識別情報と、当該識別情報が正当なものであることを示す認証情報とを対応付けて記憶装置に格納する第1の過程と、購入者の購入申込に応じて前記カード識別情報と、当該カード識別情報に対応する認証情報とを購入者に配布する第2の過程と、カード識別情報と、認証情報とを含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信したとき、当該先払い指示に含まれるカード識別情報に対応した認証情報を前記記憶装置から読み出し、当該先払い指示に含まれる認証情報が当該カード識別情報によって特定された正当な認証情報か否かを判断し、正当な認証情報であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値を当該先払い指示の送信者の通信料金から減額する第3の過程とを備えている。
【0009】
また、上記目的を達成するために、本発明にかかる第2の管理サーバは、プリペイドカードのカード識別情報と、当該識別情報が正当なものであることを示す認証情報とを対応付けて格納する記憶手段と、購入者の購入申込に応じて前記カード識別情報と、当該カード識別情報に対応する認証情報とを購入者に配布する配布手段と、カード識別情報と、認証情報とを含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信する受信手段と、前記先払い指示に含まれるカード識別情報に対応した認証情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、前記先払い指示に含まれる認証情報が当該カード識別情報によって特定された正当な認証情報か否かを判断し、正当な認証情報であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値を当該先払い指示の送信者の通信料金から減額する通信料金処理手段とを備えている。
【0010】
上述した第2の通信料金処理方法および第2の管理サーバによれば、プリペイドカードのカード識別情報と、当該識別情報が正当なものであることを示す認証情報とが対応付けて記憶装置に格納されており、購入者の購入申込に応じて前記カード識別情報と、当該カード識別情報に対応する認証情報とが購入者に配布される。また、カード識別情報と、認証情報とを含む先払い指示が通信端末からネットワークを介して受信されたときに、当該先払い指示に含まれるカード識別情報に対応した認証情報が前記記憶装置から読み出され、当該先払い指示に含まれる認証情報が当該カード識別情報によって特定された正当な認証情報か否かが判断され、正当な認証情報であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値が当該先払い指示の送信者の通信料金から減額される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0012】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる通信料金処理システムの構成の一例を示す概略図である。図1において、移動機10は、携帯電話機やPHSなどの通信端末であり、ユーザUによって携帯されるものである。この移動機10は、記憶部を有しており、この記憶部には、アプリケーションプログラムとしてWWW(World Wide Web)ブラウザが記憶されている。このWWWブラウザは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いて他の通信端末とデータ通信を行う処理と、HTML(HyperText Markup Language)データを取得して、取得したHTMLデータに対応してWebページを移動機10の表示部に表示する処理と、電子メールの作成や送受信を行う処理とを移動機10に実行させるものである。
【0013】
移動通信網4は、移動電話網や移動パケット通信網などを含む網であり、この移動通信網4に収容された移動機10に対して音声通話サービスやパケット通信サービスなどの移動通信サービスを提供するためのものである。また、移動通信網4には、多数の基地局40が設けられている。これらの基地局40は、自局40の無線セル内に在圏する移動機10との間で無線通信を行う。
【0014】
移動通信網4には、交換機42a、42bが多数接続されている。それぞれの交換機42a、42bには、基地局40が多数接続されている。
交換機42aは、移動通信網4のうち移動電話網に接続されるものであり、スイッチング動作を行うことにより、移動機10と他の通信端末との間に移動通信網4を介した通信路を形成するものである。一方、交換機42bは、移動通信網4のうち移動パケット通信網に接続されるものであり、移動機10と、この移動機10の通信相手装置との間で授受されるパケットデータを中継するものである。
【0015】
また、交換機42a、42bのそれぞれは、移動機10の通信量を計測する機能と、計測した通信量と移動機10を識別するための識別情報(例えば移動機電話番号)とを対応付けて記憶する機能を備えている。さらに説明すると、交換機42aは、移動機10の通信時間を計測し、交換機42bは、移動機10によって送信または受信されるパケットデータ量を計測する。これらの計測された通信量は、対応する移動機10の通信料金を算出する際に用いられるものである。なお、以下では特に区別する必要がないときには、交換機42a、42bを交換機42と総称する。
【0016】
移動通信網4は、ゲートウェイサーバ8を介してインターネット2に接続されている。ゲートウェイサーバ8は、異なる通信プロトコルが用いられるネットワーク間で授受されるデータを中継するものである。このデータ中継により、移動通信網4に収容された移動機10は、インターネット2に接続された通信端末と、移動通信網4を介して相互にデータの授受を行うことができる。
【0017】
管理サーバ200は、移動機10に対して移動通信サービスを提供する通信事業者が所有する装置である。この管理サーバ200は、通信事業者と通信利用契約を行ったユーザ(加入者)Uに関するユーザ情報を一元管理している。
さらに説明すると、管理サーバ200は、ゲートウェイサーバ120とルータ110bとを介して移動通信網4と接続されており、交換機42から、この交換機42が計測した通信量と、この通信量だけ通信を行った移動機の電話番号とを取得することにより、移動機10のユーザUの通信料金を管理する。この他にも、管理サーバ200は、ユーザ情報としてユーザUの連絡先や、電子メールアドレスなどを管理する。
【0018】
また、管理サーバ200は、ゲートウェイサーバ120とルータ110aとを介してインターネット2に接続されており、インターネット2に接続された通信端末とデータの授受を行う。
【0019】
より具体的には、管理サーバ200は、Webサーバ機能を備えており、URL(Uniform Resource Locator)により指定されるHTMLデータの取得要求(以下、「Get要求」と称する)を通信端末からネットワークを介して取得した場合に、取得したURLに対応するHTMLデータをその通信端末に送信する。また、このWebサーバ機能には、SSL(Secure Socket Layer)暗号化プロトコルを用いてデータ通信を行う機能が含まれており、管理サーバ200は、SSL暗号化プロトコル対応のWWWブラウザとの間で秘匿性の高いデータ通信を行う。
さらに、この管理サーバ200は、電子メールを送信するSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバの機能をも備えており、電子メールをその宛先である通信端末に配信する。なお、管理サーバ200の構成については、後述する。
【0020】
移動通信網4により通信サービスを提供する通信事業者は、各地に店舗を有しており、それぞれの店舗には、店舗端末60が設けられている。店舗端末60は、事業者専用網6を介して、他の通信端末とデータの授受を行う。この事業者専用網6は、各店舗端末60間を専用回線で結ぶなどして形成された網であってもよく、また、VPN(Virtual Private Network)などのように公衆回線(網)を使った仮想的な専用網であってもよい。この事業者専用網6には、ゲートウェイサーバ120とルータ110cとを介して管理サーバ200が接続されており、管理サーバ120と店舗端末60とは、予め定められた通信プロトコルを用いて相互にデータの授受を行うことができる。
【0021】
会社サーバ20は、ある法人が所有する会社に設置された通信端末であり、インターネット2に接続されている。この会社サーバ20は、SSL暗号化プロトコル対応のWWWブラウザを備えており、SSL暗号化プロトコルを用いて管理サーバ200とデータの授受を行う。これにより、会社サーバ20と管理サーバ200との間で行われるデータ通信は、秘匿性の高いものとなっている。
【0022】
図2は、管理サーバ200の機能的構成を示すブロック図である。
同図に示されるように、管理サーバ200は、各部を制御する手段として制御部210を有している。この制御部210は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶媒体を備え、データの入出力や、各種演算、データの一時的な格納などを行う。
【0023】
また、通信I/F部230は、制御部210の制御の下、インターネット2や移動通信網4などのネットワークを介してこの管理サーバ200と他の通信端末との間で行われるデータの授受を制御するものである。
【0024】
次いで、記憶装置240〜記憶装置246は、それぞれ磁気ディスクやROMなどの記憶媒体を備えた記憶装置であり、次のファイルやデータなどを記憶している。
先ず、記憶装置240は、制御プログラム、Webサーバプログラム、SMTPサーバプログラムなどの各種プログラムを記憶している。制御プログラムは、制御部210に制御を行わせるプログラムであり、Webサーバプログラムは、管理サーバ200をWebサーバとして機能させるプログラムである。また、SMTPプログラムは、管理サーバ200をメールサーバとして機能させるプログラムである。
【0025】
次いで、記憶装置241は、カード管理ファイルCMFを格納している。このカード管理ファイルCMFは、電子プリペイドカードの発行状況などを管理するためのものである。ここで、電子プリペイドカードとは、通信料金の支払いに充当可能な金銭的な価値を持った仮想的なカードである。発行される各電子プリペイドカードには、各々固有のカード識別コードが付与される。あるユーザが、電子プリペイドカードの対価を事業者に支払うと、その電子プリペイドカードのカード識別コードがユーザに通知される。この手続によりユーザは、その電子プリペイドカードの所有者となる。この電子プリペイドカードの所有者は、カード識別コードと通信料金の先払いの指示を管理サーバ200に送ることにより、電子プリペイドカードの金銭的価値を通信料金に充当することができる。
【0026】
図3は、カード管理ファイルCMFの一例を示す概念図である。カード管理ファイルCMFには、電子プリペイドカードが生成される度に、その電子プリペイドカードに関するレコードが追加される。図3に示すように、1件の電子プリペイドカードに関するレコードは、カード識別コードと、電子プリペイドカードの金銭的価値である先払い額とを備える。なお、図3には、カード識別コードとして英数字により表される文字列が例示されているが、カード識別コードの重複を防ぐため、例えば電子プリペイドカードが発行もしくは生成された日時情報などといった重複することのない時間情報からカード識別コードを生成することが望ましい。
【0027】
また、電子プリペイドカードに関するレコードには、カード識別コードが発行されたか否か、すなわち、各電子プリペイドカードが販売されたか否かを示す発行状況が含まれている。
【0028】
次に、記憶装置242は、所有者管理ファイルPMFを格納している。この所有者管理ファイルPMFは、電子プリペイドカードの所有者を管理するためのものである。図4は、所有者管理ファイルPMFの一例を示す概念図である。所有者管理ファイルPMFは、所有者に関するレコードから構成されており、図4に示すように、1件の所有者に関するレコードは、所有者氏名と、所有者連絡先と、カード識別コードと、先払い額とにより構成されている。
【0029】
また、記憶装置243は、ユーザ管理ファイルUMFを格納している。このユーザ管理ファイルUMFは、移動機10により移動通信網4を利用した通信サービスを受ける各ユーザUを管理するためのものである。図5は、ユーザ管理ファイルUMFの一例を示す概念図である。ユーザ管理ファイルUMFには、ユーザUが増える度に、そのユーザUに関するレコードが追加される。図5に示すように、1件のユーザに関するレコードは、ユーザ氏名と、ユーザUの連絡先と、ユーザUの所有する移動機電話番号と、ユーザUの電子メールアドレスと、そのユーザUに対応した課金情報とにより構成されている。さらに、課金情報は、移動機10の通信料金と、通信料金の先払い額とを含んでいる。通信料金は、交換機42a、42bのそれぞれから取得された通信量にしたがって算出されたものである。一方、先払い額は、ユーザUが通信料金の先払いを行った金額を示すものであり、通信料金の精算時には、通信料金から先払い額が減算されるようになっている。
【0030】
本実施形態において、電子プリペイドカードの所有者は、その所有権を他者に譲渡することができる。
このような電子プリペイドカードの譲渡を管理するため、図2に示す記憶装置244は、譲渡管理ファイルAMFを格納している。図6は、この譲渡管理ファイルAMFの一例を示す概念図である。譲渡管理ファイルAMFには、譲渡の依頼がある度に、その譲渡に関するレコードが追加される。図6に示すように、1件の譲渡に関するレコードは、譲渡人情報と、譲受人情報と、カード識別コードと、添付メッセージと、譲渡日付とにより構成されている。
【0031】
譲渡人情報には、譲渡人氏名と連絡先とが含まれており、譲受人情報には、譲受人氏名と、譲受人の移動機電話番号と、譲受人の誕生日とが含まれている。
この譲受人の誕生日は、電子プリペイドカードの譲受人が電子プリペイドカードを通信料金の精算に使用する際に、この譲受人が正当な譲受人であるかを判別するための認証データである。なお、認証データは、譲受人の誕生日に限らず、譲受人本人であることを確認できるものであれば任意のものを用いることができる。
【0032】
譲渡額は、譲受人に譲渡する金額、すなわち、譲渡する電子プリペイドカードの金額である。譲渡日付は、電子プリペイドカードの譲渡を行う日付である。添付メッセージは、譲渡人から譲受人に送られるメッセージである。このメッセージは、譲渡処理がなされた際に、譲渡があった旨を示す譲渡通知とともに譲受人に送られる。
【0033】
次いで、図2において、記憶装置245は、Webページ用のHTMLデータおよびCGI(Common Gateway Interface)プログラムを記憶している。このCGIプログラムは、ネットワークを介して通信端末からHTTPを用いて送信されてきたデータの処理を制御部210に行わせる処理プログラムである。CGIプログラムとしては、WWWブラウザから送信されてきたIDとパスワードとに対して認証を行う認証処理プログラムや、WWWブラウザから送信されてきた情報にしたがって記憶装置に記憶されている各種ファイルを検索する検索処理プログラム、検索した結果に応じてHTMLデータを作成するHTMLデータ作成処理プログラム、アンケート集計処理プログラムなどが記憶されている。
【0034】
また、記憶装置246には、アンケート集計結果が記憶されている。このアンケート集計結果は、通信端末からネットワークを介して取得されるものである。
なお、記憶装置240から記憶装置246までに記憶されている各種プログラムおよび各種データを1つの記憶装置に記憶するような構成にしてもよい。
【0035】
図7は、店舗端末60と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。この図を参照し、購入者が電子プリペイドカードを購入する場合の実施形態の動作について説明する。
先ず、電子プリペイドカードの購入を希望する購入者は、店舗を訪れ、この店舗の店員に電子プリペイドカードを購入する旨を告げる。店員は、購入申込情報として購入者氏名と、連絡先(住所や電話番号など)と、電子プリペイドカードの購入金額(先払い額)とを購入者から取得し、購入者の身元を確認した上で、購入申込情報を店舗端末60に入力する。店舗端末60は、購入申込情報を取得すると(ステップA1)、取得した購入申込情報を管理サーバ200に送信する(ステップA2)。
【0036】
管理サーバ200の制御部210は、購入申込情報を取得すると(ステップA3)、これに含まれる購入金額分の電子プリペイドカードを発行すべくカード発行処理を開始する(ステップA4)。
より具体的に説明すると、第1に、制御部210は、カード管理ファイルCMF内の電子プリペイドカードに関するそれぞれのレコードにおいて、発行状況が「未発行」のレコードの中から、先払い額の合計が購入金額になるように1または複数のレコードを選択し、そのレコードにおけるカード識別コードを求める。そして、制御部210は、選択したレコードの発行状況を「発行済」に書き換える。
【0037】
第2に、制御部210は、取得した購入申込情報に含まれる購入者氏名を所有者氏名とし、連絡先を所有者連絡先として含み、さらに、発行するカード識別コードおよびその先払い額とを含む新規レコードを生成し、この新規レコードを所有者管理ファイルPMFに追加する。
【0038】
次いで、制御部210は、購入者に発行する電子プリペイドカードのカード識別コードを店舗端末60に送信する(ステップA5)。店舗端末60は、管理サーバ200からカード識別コードを取得すると、この取得したカード識別コードを例えばカードライターなどの出力装置に出力する。この出力装置は、カード識別情報が印刷されたカードを出力する(ステップA6)。そして、店舗の店員は、この出力されたカードを購入者に渡す。
【0039】
なお、本実施形態にあっては、移動機10と管理サーバ200とは、相互にデータ通信を行うことが可能であるため、移動機10のユーザUは、移動機10を用いて管理サーバ200に購入者情報を送信するなどして、電子プリペイドカードを購入することも可能である。しかしながら、電子プリペイドカードを個人に販売する場合、防犯上、販売者は、購入者の身元を確認することが望ましい。そこで、本実施形態にあっては、個人に対する電子プリペイドカードの販売は、店舗のみで行われ、店舗の店員は、電子プリペイドカードの販売に際し、購入者の身元を確認する。
【0040】
図8は、店舗端末60と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。この図を参照し、電子プリペイドカードの所有者が、電子プリペイドカードを移動機10のユーザUに譲渡する場合の動作について説明する。
先ず、譲渡人は、所有する電子プリペイドカードを譲渡するために店舗を訪れる。そして、譲渡人は、店舗の店員に譲渡依頼を申し出る。次いで、店員は、譲渡依頼情報として、譲渡人の氏名と、譲渡人連絡先と、譲受人の氏名と、譲受人連絡(住所または譲受人の所有する移動機電話番号)と、譲渡人が譲渡する電子プリペイドカードのカード識別コードと、電子プリペイドカードを譲受人に譲渡する譲渡日付(譲渡処理予定日)と、譲受人へのメッセージ(添付メッセージ)とを尋ねる。そして、店員は、譲渡人から取得した譲渡依頼情報を店舗端末60に入力する。
【0041】
店舗端末60は、譲渡依頼情報を取得すると(ステップB1)、取得した譲渡依頼情報を管理サーバ200に送信する(ステップB2)。管理サーバ200の制御部210は、譲渡依頼情報を取得すると(ステップB3)、先ず、取得した譲渡依頼情報に含まれるカード識別コードが正当なものであるかを判別する(ステップB4)。すなわち、制御部210は、記憶装置242に記憶されている所有者管理ファイルPMF内に店舗端末60から取得されたカード識別コードが含まれている否かを判断する。この判断結果が「NO」である場合、制御部210は、店舗端末60から取得したカード識別コードが正式に発行されたものではない旨のエラー通知を店舗端末60に送信する(ステップB5)。店舗端末60は、エラー通知を取得すると(ステップB6)、例えば自端末60の表示部に、「カード識別コードが不正です。」といった旨を表示した後、処理を終了する。
【0042】
一方、ステップB4における判断結果が「YES」である場合、管理サーバ200の制御部210は、店舗端末60から取得したカード識別コードが譲渡人に発行された電子プリペイドカードのカード識別コードであるかを判別する。より具体的に説明すると、制御部210は、所有者管理ファイルPMFの中からこのカード識別コードと対応付けられた所有者情報を取り出し、これと店舗端末60から取得した譲渡依頼情報とを比較して、所有者と譲渡人とが同一であるか否かを判断する(ステップB7)。この判断結果が「NO」である場合、制御部210は、所有者と譲渡人とが同一でない旨のエラー通知を店舗端末60に送信する(ステップB8)。店舗端末60は、エラー通知を取得すると(ステップB9)、例えば自端末60の表示部に、「この電子プリペイドカードは、他の人に発行されたものです」といった旨を表示した後、処理を終了する。これにより、正当な所有者でないものによる電子プリペイドカードの譲渡を防ぐことができる。
【0043】
また、ステップB7における判断結果が「YES」である場合、制御部210は、店舗端末60から譲渡依頼情報として取得した譲渡人氏名と、譲渡人連絡先と、譲受人氏名と、譲受人連絡と、譲渡される電子プリペイドカードのカード識別コードと、添付メッセージと、譲渡日付とを譲渡管理ファイルAMF(図6参照)に記録する(ステップB10)。
次いで、管理サーバ200の制御部210は、店舗端末60に、譲渡依頼が正常に記録されたことを示す処理終了通知を送信した後(ステップB11)、処理を終了する。
【0044】
管理サーバ200の制御部210は、図9にフローを示す譲渡処理を予め定められた間隔で定期的に実行する。
同図に示すように、先ず、制御部210は、譲渡管理ファイルAMFから譲渡に関するレコードを1つ取り出す(ステップC1)。このレコードは、既に図6を参照して説明したように、譲渡人情報と、譲受人情報と、カード識別コードと、添付メッセージと、譲渡日付とにより構成されている。制御部210は、この取り出したレコードにおける譲渡日付が現在の日付と一致しているか否かを判断する(ステップC2)。この判断結果が「No」である場合、制御部210は、ステップC5の処理に進み、全レコードを処理したか否かを判断する(ステップC5)。そして、この判断結果が「No」である場合には、ステップC1に戻り、次のレコードを取り出す。
【0045】
一方、ステップC2の判断結果が「YES」である場合、制御部210は、譲渡管理ファイルAMFから取り出したレコードに従って、電子プリペイドカードの所有者を変更する処理を行う(ステップC3)。さらに詳述すると、制御部210は、そのレコード中のカード識別コードを検索キーとして、この検索キーを含むレコードを所有者管理ファイルPMFから取り出す。そして、制御部210は、取り出したレコードにおける所有者氏名を、譲渡管理ファイルAMFから取り出したレコードにおける譲受人氏名に変更し、同様に、所有者連絡先を譲受人連絡先に変更する。
【0046】
次いで、制御部210は、電子プリペイドカードが譲渡人から譲受人に譲渡された旨を譲受人に通知する処理を実行する(ステップC4)。
図10は、管理サーバ200と移動機10との通知処理動作を示すシーケンス図である。同図に示すように、管理サーバ200の制御部210は、譲受人に送信すべきHTMLデータを生成し、この生成したHTMLデータを記憶装置245に記憶する(ステップD1)。
【0047】
具体的には、制御部210は、譲渡人から譲受人へのメッセージ(添付メッセージ)を表示するためのWebページ(以下、「メッセージページ」と称する)に対応するHTMLデータを生成する。また、制御部210は、登録ページを譲受人の移動機の画面に表示させるためのHTMLデータを生成する。この登録ページは、電子プリペイドカードのカード識別コードを管理サーバ200に送る(以下、カード識別コードを管理サーバ200に送ることを「登録する」と称する)ことにより、通信料金の精算を行うことを譲受人に促すWebページである。
【0048】
次に、制御部210は、譲受人の移動機電話番号を検索キーとして、この検索キーを含むレコードをユーザ管理ファイルUMFから取り出し、取り出したレコードにおける電子メールアドレス宛ての電子メールを生成する(ステップD2)。図11は、この電子メールの一例を示す概念図である。同図に示すように、この電子メールには、電子プリペイドカードが譲渡された旨を示す文章とともに、譲渡人の氏名(図中××で示す)と、譲渡人から譲受人へ宛てたメッセージページのURLとが記述されており、譲受人(図中○○で示す)は、この電子メールを見ることで、電子プリペイドカードが誰から譲渡されたものかを識別することができる。
次いで、制御部210は、この電子メールを送信する(ステップD3)。
【0049】
一方、譲受人であるユーザUは、移動機10の操作部などを操作して、管理サーバ200から送信された電子メールを移動機10に受信させる。移動機10は、管理サーバ200により送信された電子メールを受信すると(ステップD4)、自機10の表示部に受信した電子メールの内容を表示する(図11参照)。次いで、ユーザUは、表示された電子メールの指示にしたがい、この電子メールに記述されたURLに対応したメッセージページを閲覧すべく、移動機10の操作部を操作する。移動機10は、かかる操作がなされると、電子メールに記述されたURLにより指定されるHTMLデータのGet要求を管理サーバ200に送信する(ステップD5)。
【0050】
管理サーバ200の制御部210は、移動機10からGet要求を取得すると(ステップD6)、このGet要求に示されるURLに対応するHTMLデータを移動機10に送信する(ステップD7)。移動機10は、管理サーバ200からHTMLデータを取得すると(ステップD8)、取得したHTMLデータに対応したWebページ、すなわち、メッセージページを自機10の表示部に表示する。
【0051】
図12は、移動機10の表示部に表示されるメッセージページを示す概念図である。同図に示すように、このメッセージページには、譲渡人から譲受人に宛てた添付メッセージが示されている。また、このメッセージページには、登録ボタンが設けられている。この登録ボタンは、譲渡された電子プリペイドカードを登録するための登録ページのURLと対応付けられており、ユーザUが登録ボタンを押す(クリックする)ことにより、登録ページのGet要求が管理サーバ200に移動機10から送信されるようになっている。
そこで、譲受人であるユーザUは、譲り受けた電子プリペイドカードを登録するために、このURLに対応した登録ページを表示すべく、移動機10の操作部を操作して、登録ボタンを押す。移動機10は、登録ボタンが押されると、登録ページのURLに対応したHTMLデータのGet要求を管理サーバ200に送信する(ステップD9)。
【0052】
管理サーバ200は、Get要求を取得すると(ステップD10)、このGet要求に示されるURLに対応したHTMLデータを移動機10に送信する(ステップD11)。
移動機10は、管理サーバ200からHTMLデータを取得すると(ステップD12)、取得したHTMLデータに対応した登録ページを自機10の表示部に表示する。図13は、この登録ページを示す概念図である。同図に示すように、この登録ページには、移動機電話番号と誕生日とを入力するための欄が設けられており、ユーザUにこれらの情報の入力を促す文章が書かれている。上述したように、移動機電話番号と誕生日とは、管理サーバ200の制御部210が電子プリペイドカードの登録を行うユーザUが正当な譲受人であるかの認証を行う際に用いられるものである。
【0053】
さて、譲受人であるユーザUは、移動機10の操作部を操作するなどして移動機電話番号と自身の誕生日とを入力し、送信ボタンを押す。移動機10は、送信ボタンが押されると、入力された移動機電話番号と誕生日とを認証情報として管理サーバ200に送信するとともに、自機10の表示部に表示されている登録ページのURLを管理サーバ200に送信する(ステップD13)。
管理サーバ200の制御部210は、移動機10から認証情報とURLとを取得すると(ステップD14)、移動機10のユーザUが正当な譲受人であるかの認証処理を実行する。
【0054】
より具体的に説明すると、制御部210は、譲渡管理ファイルAMFから、取得した登録ページのURLと関連付けられたレコード取得し、このレコードにおける譲受人の誕生日と、取得した認証情報により示される誕生日とを比較することにより、移動機10から取得した誕生日が正当であるか否かを判別する(ステップD15)。この判別結果が「NO」である場合、制御部210は、移動機10にエラー通知を送信する(ステップD16)。移動機10は、管理サーバ200からエラー通知を取得すると(ステップD17)、自機10の表示部に、例えば「入力が間違っています」といった旨の文章を表示した後、処理を終了する。
【0055】
一方、ステップD15における判別結果が「YES」である場合、制御部210は、譲渡管理ファイルAMFから取得したレコードにおける譲受人の移動機電話番号と、取得した認証情報により示される移動機電話番号とを比較することにより、取得した移動機電話番号が正当であるか否かを判別する(ステップD18)。この判別結果が、「NO」である場合、制御部210は、移動機10にエラー通知を送信する(ステップD19)。移動機10は、管理サーバ200からエラー通知を取得すると(ステップD20)、例えば「入力が間違っています」といった旨の文章を表示した後、処理を終了する。この結果、正当な譲受人でない者による不正な登録を防ぐことができる。
【0056】
一方、ステップD18における判別結果が「YES」である場合、制御部210は、電子プリペイドカードの金銭的価値を通信料金に充当する処理を行う(ステップD21)。
より具体的に説明すると、制御部210は、譲渡されたカード識別コードを検索キーとして、この検索キーを含むレコードをカード管理ファイルCMFから取り出す。そして、制御部210は、取り出したレコードにおける先払い額、すなわち、譲渡された先払い額を取得する。
次いで、制御部210は、取得した認証情報により示される移動機電話番号を検索キーとして、この検索キーを含むレコードをユーザ管理ファイルUMFから取り出す。次に、制御部210は、取り出したレコードの先払い額を、譲渡された先払い額だけ増額する。そして、制御部210は、譲渡管理ファイルAMFから処理したレコードを消去した後、移動機10に登録完了通知を送信し(ステップD22)、処理を終了する。
これにより、通信料金の精算時に、ユーザUの通信料金から先払い額だけ減算した金額がユーザUに課金されることとなる。
このようにして図10に示す一連の処理が終了すると、図9における譲渡処理が終了する。そして、管理サーバ200の制御部210は、全レコードを処理したか否かを判別して(ステップC5)、全レコードの処理が終了したときに図9の譲渡処理を終了する。
【0057】
さて、上述した実施形態にあっては、電子プリペイドカードの所有者が一人のユーザUに電子プリペイドカードを譲渡する場合について説明した。しかしながら、本実施形態にあっては、ある所有者が多数のユーザUに電子プリペイドカードを配布する場合にも適用することが可能である。そこで、以下では、ある法人が懸賞広告を出し、懸賞広告への応募者の内の当選者に対して当選商品として電子プリペイドカードを譲渡するといった場合について説明する。
【0058】
先ず、法人が当選商品として電子プリペイドカードを多数購入する場合について説明する。
管理サーバ200は、予め、購入ページに対応するHTMLデータを記憶装置245に記憶している。この購入ページは、法人が電子プリペイドカードを購入する際に、購入者氏名や、購入金額などの購入申込情報を入力するためのWebページである。
法人が電子プリペイドカードを購入する場合、法人の社員が店舗を訪れ、電子プリペイドカードを購入してもよいが、以下の説明にあっては、社員が購入ページに購入申込情報を入力することにより電子プリペイドカードを購入する場合について説明する。
【0059】
図14は、会社サーバ20と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。法人の社員であって、当選商品購入を担当する社員は、管理サーバ200の法人用電子プリペイドカード購入サイトにアクセスすべく、会社サーバ20の操作部を操作する。会社サーバ20は、かかる操作がなされると、法人用電子プリペイドカード購入ページのURLに対応したHTMLデータのGet要求を管理サーバ200に送信する(ステップE1)。
【0060】
管理サーバ200の制御部210は、会社サーバ20からGet要求を取得すると(ステップE2)、取得したGet要求により示されるURLに対応したHTMLデータを記憶装置245から読み出し、会社サーバ20に送信する(ステップE3)。会社サーバ20は、管理サーバ200からHTMLデータを取得すると(ステップE4)、この取得したHTMLデータに対応したWebページ、すなわち、法人用電子プリペイドカード購入ページを自端末20の表示部に表示する。
【0061】
図15は、法人用電子プリペイドカード購入ページの一例を示す概念図である。同図に示すように、購入申込情報として、法人名と、法人の住所と、電話番号と、購入担当者の氏名と、電子プリペイドカードの購入金額とを入力する欄が設けられている。
社員は、購入申込情報を入力した後、会社サーバ20の操作部を操作して、送信ボタンを押す。会社サーバ20は、かかる操作がなされると、入力された購入申込情報を管理サーバ200に送信する(ステップE5)。
【0062】
管理サーバ200の制御部210は、会社サーバ20から購入申込情報を取得すると(ステップE6)、電子プリペイドカードの発行すべく、カード発行処理を開始する(ステップE7)。このカード発行処理は、図7に示すステップA4と同様であるため、その説明を省略する。
さて、管理サーバ200の制御部210は、発行すべきカード識別コードを会社サーバ20に送信し(ステップE8)、処理を終了する。
【0063】
このようにして、電子プリペイドカードを購入した法人が、懸賞当選者に対して電子プリペイドカードを譲渡する場合について説明する。
法人の社員は、電子プリペイドカードを譲渡するといった譲渡依頼を店舗の店員に対して行っても良いが、ここでは、会社サーバ20から管理サーバ200に譲渡依頼を送信する場合を説明する。
【0064】
管理サーバ200の記憶装置245には、法人から電子プリペイドカードの譲渡依頼を受け付けるための法人用譲渡依頼受付ページに対応したHTMLデータが記憶されている。図16は、法人用譲渡依頼受付ページの一例を示す概念図である。同図に示すように、法人用譲渡依頼受付ページには、譲渡依頼情報として、法人名と、譲受人の移動機電話番号または電子メールアドレスと、対応する譲受人に譲渡するカード識別コードと、譲渡日付と、譲受人へのメッセージとを入力する欄が設けられている。譲受人の移動機電話番号または電子メールアドレスを入力する欄は、多数設けられており、一度に多数の人に電子プリペイドカードを譲渡できるようになっている。
また、図16に示すように、アンケートを実施するか否かを指定するためのチェックボックスが設けられている。このアンケートは、電子プリペイドカードの譲渡人である法人により当選者に対して実施されるものである。
【0065】
次に、会社サーバ20から譲渡依頼情報を送信する場合の会社サーバ20と管理サーバ200との動作について説明する。以下の説明にあっては、法人は、当選者に対してアンケートを実施するものとする。
図17は、会社サーバ20と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。法人の社員は、法人用譲渡依頼受付ページを会社サーバ20の表示部に表示させるべく、会社サーバ20の操作部を操作する。会社サーバ20は、かかる操作がなされると、法人用譲渡依頼受付ページのURLに対応するHTMLデータのGet要求を管理サーバ200に送信する(ステップF1)。
【0066】
管理サーバ200の制御部210は、Get要求を取得すると(ステップF2)、Get要求により示されるURLに対応したHTMLデータを記憶装置245から読み出して、会社サーバ20に送信する(ステップF3)。会社サーバ20は、HTMLデータを管理サーバ200から取得すると(ステップF4)、取得したHTMLデータに対応するWebページ、すなわち、法人用譲渡依頼受付ページを表示部に表示する。
【0067】
社員は、会社サーバ20の操作部を操作して、譲渡依頼情報を入力し、「アンケートを実施しますか」との問いに対して(図16参照)「はい」に対応するチェックボックスをチェックした後、送信ボタンを押す。会社サーバ20は、かかる操作がなされると、入力された譲渡依頼情報と、アンケートの実施の有無を示すアンケート実施情報とを管理サーバ200に送信する(ステップF5)。
【0068】
管理サーバ200の制御部210は、譲渡依頼情報と、アンケート実施情報とを取得すると(ステップF6)、取得したアンケート実施情報から、法人がアンケートを実施するか否かを判別する(ステップF7)。この判別結果が「YES」である場合、制御部210は、アンケートに必要な情報を取得すべく、アンケート作成ページに対応するHTMLデータを会社サーバ20に送信する(ステップF8)。
【0069】
会社サーバ20は、HTMLデータを取得すると(ステップF9)、取得したHTMLデータに対応したWebページ、すなわち、アンケート作成ページを自端末20の表示部に表示する。図18は、アンケート作成ページの一例を示す概念図である。同図に示すように、アンケート作成ページには、アンケートの質問事項などを入力する欄や、この質問事項に対する回答形式を選択するためのチェックボックスなどが設けられており、アンケートを作成するに必要なアンケート作成情報が入力できるようになっている。
社員は、アンケート作成ページに、アンケート作成情報を入力した後、送信ボタンを押す。会社サーバ20は、かかる操作がなされると、入力されたアンケート作成情報を管理サーバ200に送信する(ステップF10)。
【0070】
管理サーバ200の制御部210は、アンケート作成情報を取得すると(ステップF11)、取得したアンケート作成情報にしたがってアンケートページに対応するHTMLデータを生成し、生成したHTMLデータを記憶装置245に記憶させる(ステップF12)。
【0071】
一方、ステップF7における判別結果が「NO」である場合、制御部210は、ステップF6において取得した譲渡依頼情報に含まれるカード識別コードが正当なものであるかを判別する(ステップB4)。このステップB4は、図8に示すステップB4と対応するものであり、ステップB4以降に行われる処理は、図8に示すステップB4以降の処理と同様のため、その説明を省略する。
【0072】
さて、このようにして、譲渡管理ファイルAMFに記録された譲渡依頼情報は、図9に示す譲渡処理と、図10に示す通知処理にしたがって管理サーバ200により処理されるが、法人がアンケートを実施する場合、管理サーバ200は、図10に示す通知処理において、アンケート処理を更に実行する。以下、このアンケート処理について説明する。図19は、移動機10と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。なお、同図において、図面が煩雑になることを防ぐため、図10のステップD1からステップD20までに対応する処理を省略する。
【0073】
同図に示すように、管理サーバ200の制御部210は、(ステップD21)後、記憶装置245からアンケートページに対応するHTMLデータを読み出し、移動機10に送信する(ステップG1)。移動機10は、HTMLデータを取得すると(ステップG2)、取得したHTMLデータに対応するWebページ、すなわち、アンケートページを表示部に表示する。電子プリペイドカードの当選者(移動機10のユーザU)は、移動機10の操作部を操作するなどして、アンケートページに表示された質問事項に回答した後、アンケートの回答結果を送信する命令を移動機10に与える。移動機10は、かかる命令を取得すると、アンケートの回答結果をアンケート結果情報として管理サーバ200に送信する(ステップG3)。
【0074】
管理サーバ200の制御部210は、アンケート結果情報を取得すると(ステップG4)、取得したアンケート結果情報にしたがって記憶装置246に記憶されているアンケート集計データを更新する(ステップG5)。
次いで、制御部210は、移動機10に登録完了通知を送信し(ステップD22)、処理を終了する。
ステップG5において更新されたアンケート集計データは、法人の会社サーバ20に定期的に送信され、会社サーバ20により取得される。
このように、法人は、意見調査を実施するに際し、アンケートを作成するだけでよく、当選者に対して意見調査を簡単に行うことができる。また、その意見調査結果が管理サーバ200から定期的に送信されるため、法人は、意見調査結果についても簡単に取得することができる。
【0075】
以上説明したように、第1実施形態にあっては、管理サーバ200により、電子プリペイドカードと、この所有者とが対応付けて管理されることにより、正当な所有者でない第3者が、譲渡された電子プリペイドカードのカード識別コードを知得したとしても、この電子プリペイドカードの不正な利用(登録)を防ぐことができ。
また、従来、プリペイドカードを遠隔地に住む人に譲渡する場合、プリペイドカードが譲受人に届くまでに、ある程度の日数を必要とした。しかしながら、第1実施形態によれば、譲渡人の指定する日付にしたがい迅速にプリペイドカードを譲受人に譲ることができる。
【0076】
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態にあっては、電子プリペイドカードを他の人に譲渡する場合、管理サーバ200は、例えば店舗端末60などの通信端末から譲受人に関する譲受人情報を取得し、この譲受人情報と、譲渡されたカード識別コードとを対応付けて管理する。しかしながら、電子プリペイドカードが譲渡されるたびに、管理サーバ200は、譲受人情報を取得し、取得した譲受人情報を所有者管理ファイルPMFと譲渡管理ファイルAMFに記録することから、電子プリペイドカードの譲渡が頻繁に行われるような場合、所有者管理ファイルPMFおよび譲渡管理ファイルAMFのデータ容量が大きくなり、管理サーバ200は、記憶容量の大きな記憶装置を備える必要がる。そこで、第2実施形態では、管理サーバ200が譲受人情報を記憶する必要のない実施形態について説明する。
【0077】
以下の第2実施形態にあっては、新聞販売店の販売員が景品として電子プリペイドカードを配布する場合を例示する。この新聞販売店は、地域毎に設けられたものであり、新聞販売店の販売員は、その地域に居住する住民であって、この新聞販売店と新聞の定期購読契約を結んでいる住民(以下、「顧客」と称する)に対して新聞を販売している。販売員は、この顧客に対して電子プリペイドカードを配布する。
【0078】
図20は、本発明の第2実施形態にかかる通信料金処理システムの構成の一例を示す概略図である。同図に示すように、第2実施形態の通信料金システムは、販売店専用網7がゲートウェイサーバ71を介してインターネット2に接続されている点を除いて第1実施形態に示した通信料金システム(図1参照)と同様の構成である。
【0079】
この販売店専用網7には、それぞれの新聞販売店に設けられた販売店端末72が接続されている。この販売店端末72は、例えば固定型PC(Personal Computer)などの通信端末であり、販売店専用網7を介して他の通信端末と相互にデータの授受を行う機能を備えている。販売店端末72と他の通信端末との間での通信の際に用いられる通信プロトコルは、販売店端末72と他の通信端末とが互いに用いることができるものであれば、任意のものを用いることができるようになっている。
【0080】
また、それぞれの新聞販売店には、販売員移動機74が設けられている。この販売員移動機74は、PDA(Personal Digital Assistants)や、携帯型PC(Personal Computer)、携帯電話機などの携帯型の通信端末であり、新聞販売店の販売員が新聞購読料金の集金のために顧客宅を訪れる際に、この販売員に携帯されるものである。
さらに、販売店端末72と販売員移動機74とは、例えばBluetooth(登録商標)や、IrDA(Infrared Data Association)などの近距離無線通信機能を有しており、この近距離無線通信機能を用いて販売店端末72と販売員移動機74との間で相互にデータの授受をおこなうことが可能となっている。
【0081】
また、販売店専用網7には、販売店管理サーバ70が接続されている。この販売店管理サーバ70は、販売店管理センタ(不図示)に設けられたものであり、それぞれの新聞販売店を一元管理するものである。
この販売店管理サーバ70は、ゲートウェイサーバ71を介して、インターネット2に接続されており、管理サーバ200’と相互にデータの授受を行うことができるようになっている。より具体的に説明すると、販売店管理サーバ70は、WWWブラウザ機能を備えており、管理サーバ200’と相互にデータの授受を行う。
【0082】
図21は、第2実施形態にかかる管理サーバ200’の機能的構成を示すブロック図である。なお、同図において、図2に示す管理サーバ200と対応するものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
同図に示すように、管理サーバ200’は、外部機器接続I/F部260を備えている。この外部機器接続I/F部260は、CD−R(Compact Disc-Recordable)ドライブや、MO(Magneto−Optical)ディスクドライブなどの外部記憶装置が接続されるものである。
【0083】
次いで、記憶装置247は、カード情報ファイルCIFを格納するものである。このカード情報ファイルCIFは、電子プリペイドカードに関するカード情報を管理するものである。図22は、カード情報ファイルCIFの構成を示す概念図である。カード情報ファイルCIFには、電子プリペイドカードが生成される度に、その電子プリペイドカードに関するレコードが追加される。同図に示すように、1つの電子プリペイドカードに関するレコードには、カード識別コードと、先払い額と、認証コードと、暗号・復号鍵が含まれている。
【0084】
認証コードは、電子プリペイドカードが正当なものであることを証明するものである。さらに説明すると、この認証コードは、電子プリペイドカードのカード識別コードごとに固有のコードであり、例えばある長さの英数字列から構成されている。
【0085】
また、暗号・復号鍵は、認証コードを暗号化および復号化するためのものである。さらに説明すると、電子プリペイドカードの購入者に対して、カード識別コードとともに、対応する暗号・復号鍵により暗号化された認証コードが発行される。以下の説明において、暗号・復号鍵により暗号化された認証コードを暗号化認証コードと称する。この暗号化認証コードは、認証コードの暗号化に用いられた暗号・復号鍵で復号できるようになっている。
【0086】
さらに、電子プリペイドカードに関するレコードには、カード識別コードが発行済みであるか否かを示す発行状況と、登録により電子プリペイドカードが使用されたか否かを示す登録状況が含まれている。
【0087】
次いで、記憶装置248には、電子プリペイドカードの購入者に配布される配布用プログラムとして電子プリペイドカード資産管理サーバプログラムが記憶されている。この電子プリペイドカード資産管理サーバプログラムは、購入者の所有するコンピュータにインストールされ、このコンピュータにより実行されるものである。また、電子プリペイドカード資産管理サーバプログラムは、購入者が購入した電子プリペイドカードの現存状況を管理する機能を有しており、電子プリペイドカードの所有枚数を管理できるようになっている。これに加えて、電子プリペイドカード資産管理サーバプログラムは、他のコンピュータにクライアントプログラムをネットワークを介してインストールする機能を有している。
【0088】
このクライアントプログラムは、電子プリペイドカード資産管理サーバプログラムがインストールされたコンピュータから、電子プリペイドカードとしてカード識別コードと、対応する暗号化認証コードとを取得する機能を備えている。さらに、クライアントプログラムは、例えばBluetooth(登録商標)やIrDAなどの近距離無線通信を用いて、移動機に電子プリペイドカード配布プログラムをインストールする機能を有している。
【0089】
電子プリペイドカード配布プログラムは、クライアントプログラムがインストールされたコンピュータから、カード識別コードと、対応する暗号化認証コードとを取得する機能を備えている。また、電子プリペイドカード配布プログラムは、例えばBluetooth(登録商標)やIrDAなどの近距離無線通信を用いて、移動機に、カード識別コードと、対応する暗号化認証データとを転送するとともに、登録用プログラムをインストールする機能を有している。
【0090】
この登録用プログラムは、移動機10のユーザUが電子プリペイドカードの登録を行う際に、移動機10により実行されるものであり、カード識別コードと、対応する暗号化認証コードとを管理サーバ200’に送信する機能を有している。
【0091】
次いで、第2実施形態の動作について説明する。
以下の説明において、顧客に景品として配布される電子プリペイドカードは、新聞販売店毎に購入されるのではなく、販売店管理サーバ70が設置された販売店管理センタにより一括して購入されるものとする。
【0092】
販売店管理センタの職員は、電子プリペイドカードを購入すべく、販売店管理サーバ70の操作部を操作する。かかる操作がなされると、販売店管理サーバ70は、管理サーバ200’から法人用電子プリペイドカード購入ページ(図15参照)に対応するHTMLデータを取得し、この法人用電子プリペイドカード購入ページを表示部に表示する。そして、職員は、販売店管理サーバ70の操作部を操作して、法人用電子プリペイドカード購入ページに購入申込情報を入力し、次いで、この購入申込情報を管理サーバ200’に送信する命令を販売店管理サーバ70に与える。販売店管理サーバ70は、かかる命令を取得すると、入力された購入申込情報を管理サーバ200’に送信する。
【0093】
管理サーバ200’の制御部210は、販売店管理サーバ70から、購入申込情報を取得すると、購入申込情報に含まれる購入者に電子プリペイドカードを発行するためのカード発行処理を実行する。図23は、管理サーバ200’の制御部210により実行されるカード発行処理の動作手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、先ず、制御部210は、発行する電子プリペイドカードの選択を行う(ステップH1)。より具体的に説明すると、制御部210は、カード情報ファイルCIF内の電子プリペイドカードに関するそれぞれのレコードにおいて、発行状況が「未発行」のレコードの中から、先払い額の合計が購入金額になるように1または複数のレコードを選択し、そのレコードにおけるカード識別コードを求める。そして、制御部210は、選択したレコードの発行状況を「発行済」にする。
【0094】
次いで、制御部210は、ステップE1において選択したカード識別コードに対応する認証コードを、暗号・復号鍵を用いて暗号化する(ステップH2)。
そして、制御部210は、外部接続機器I/F部260に接続された外部記憶装置の記録メディア(例えばCD−Rなど)に、カード識別コードと、暗号化認証コードとを対応付けて記録するとともに、電子プリペイドカード資産管理プログラムも記録し(ステップH3)、処理を終了する。
【0095】
このようにして、カード識別コードと、対応する暗号化認証コードと、電子プリペイドカード資産管理プログラムとが記録された記録メディアは、例えば郵送などにより販売店管理センタに送られる。
販売店管理センタの職員は、送られてきた記録メディアを受け取ると、この記録メディアに記憶されている電子プリペイドカード資産管理プログラムを販売店管理サーバ70にインストールする。
【0096】
次いで、販売店管理センタの職員は、購入した電子プリペイドカードを、各新聞販売店に配布すべく販売店管理サーバ70の操作部を操作する。より具体的に説明すると、職員は、電子プリペイドカードを配布する地域を管轄する新聞販売店を幾つか選択し、それぞれの新聞販売店に電子プリペイドカードをどれだけ配布するか(例えば、各新聞販売店に1000円分の先払い額の価値を有した電子プリペイドカードを30枚配布する)といった命令を販売店管理サーバ70に入力する。
販売店管理サーバ70は、かかる命令が入力されると、選択された新聞販売店に設けられている販売店端末72に、クライアントプログラムを販売店専用網7を介してインストールするとともに、指示された分の電子プリペイドカードのカード識別コードと、対応する暗号化認証コードとを販売店端末72に送信する。このようにして、電子プリペイドカードが販売店端末72に配布される。
【0097】
一方、新聞販売店にあっては、販売員は、電子プリペイドカードを景品として顧客に配布するために、販売店管理サーバ70から配布された電子プリペイドカードを販売員移動機74に送信すべく販売店端末72の操作部を操作する。
販売店端末72は、操作部が操作されると、配布用プログラムと、カード識別コードと、対応する暗号化認証コードとを販売員移動機74に近距離無線通信を用いて送信する。
【0098】
このようにして、販売員移動機74の記憶部に配布用プログラムと、カード識別コードと、対応する暗号化認証コードとが記憶される。そして、販売員は、電子プリペイドカードを顧客に配布すべく、販売員移動機74を所持して、顧客宅を訪問する。
【0099】
顧客宅を訪れた販売員は、電子プリペイドカードを顧客が所持する移動機10に送信すべく、販売員移動機74の操作部を操作する。販売員移動機74は、操作部が操作されると、配布用プログラムにしたがって、顧客が所持する移動機10に、登録用プログラムとともに、カード識別コードと、対応する暗号化認証コードとを、近距離無線通信にて送信する。この結果、移動機10の記憶部には、登録用プログラムと、カード識別コードと、暗号化認証コードとが記憶され、電子プリペイドカードが顧客に配布される。
【0100】
次いで、顧客が電子プリペイドカードの登録を行う場合の実施形態の動作について説明する。
図24は、移動機10と管理サーバ200’との動作を示すシーケンス図である。先ず、電子プリペイドカードを景品として譲渡された顧客は、移動機10の記憶部に記憶された登録用プログラムを起動させるべく、移動機10の操作部を操作する。移動機10は、かかる操作がなされると、登録用プログラムにしたがって管理サーバ200’に登録要求を送信する(ステップJ1)。
【0101】
管理サーバ200’の制御部210は、登録要求を取得すると(ステップJ2)、登録されるカード識別コードと、対応する暗号化認証コードと、登録を行うユーザUを特定するための移動機電話番号を取得すべく、移動機10に登録情報要求を送信する(ステップJ3)。
移動機10は、管理サーバ200’から登録情報要求を取得すると(ステップJ4)、自機10の記憶部に記憶されているカード識別コードと、このカード識別コードと対応付けれた暗号化認証コードと、自機10の移動機電話番号とを登録情報として管理サーバ200’に送信する(ステップJ5)。
【0102】
管理サーバ200’の制御部210は、登録情報を取得すると(ステップJ6)、取得した暗号化認証コードから、カード識別コードが正当なものであるかを判別すべく、取得したカード識別コードを検索キーとして、この検索キーを含むレコードをカード情報ファイルCIFから取り出し、取り出したレコードから暗号・復号鍵を取得する(ステップJ7)。
次いで、制御部210は、この暗号・復号鍵により暗号化認証コードが復号化できるか否かを判別する(ステップJ8)。この判別結果が「NO」である場合、制御部210は、カード識別コードが正当なものでないと判断し、移動機10にエラー通知を送信する(ステップJ9)。移動機10は、管理サーバ200’からエラー通知を取得すると(ステップJ10)、例えば「カード識別コードが不正です」といった旨を表示した後、処理を終了する。
【0103】
一方、ステップJ8における判別結果が「YES」である場合、制御部210は、復号化された認証コードと、ステップJ7において取り出したレコードの認証コードとが一致しているか否かを判別する(ステップJ11)。この判別結果が「NO」である場合、制御部210は、移動機10にエラー通知を送信する(ステップJ12)。移動機10は、エラー通知を取得すると(ステップJ13)、例えば「カード認識コードが不正です」という旨を表示した後、処理を終了する。
【0104】
一方、ステップJ11の判別結果が「YES」である場合、制御部210は、ステップJ7において取り出したレコードの先払い額を移動機10のユーザU(顧客)の通信料金に充当する処理を行う(ステップJ14)。
より具体的に説明すると、制御部210は、取得した登録情報に含まれる移動機電話番号を検索キーとして、この検索キーを含むレコードをユーザ管理ファイルUMF(図5参照)から取り出し、取り出したレコードにおける課金情報のうち先払い額の適用金額を、カード識別コードに対応する先払い額だけ増額する。
次いで、制御部210は、移動機10に登録完了通知を送信し(ステップJ15)、処理を終了する。
この結果、通信料金の決算日に、通信料金から先払い額の適用金額だけ減額された料金がユーザUに課金される。
【0105】
さて、上述した第2実施形態において、販売店管理センタが顧客に配布する景品として電子プリペイドカードを購入する場合について説明したが、販売店管理センタのような法人ではなく、個人も電子プリペイドカードを購入することができる。個人で購入する場合、第1実施形態で説明したように、この個人(以下、「個人購入者」と称する)は、店舗を訪れ、店員に電子プリペイドカードを購入する旨を伝える。
【0106】
次いで、店員は、個人購入者から購入申込情報を取得して、店舗端末60から管理サーバ200’に送信する。管理サーバ200’の制御部210は、店舗端末60から購入申込情報を取得すると、図23に示すカード発行処理にしたがって処理を実行する。ここで、店舗端末60から購入申込情報を取得した場合、制御部210は、図23に示すステップH3において、発行すべきカード識別コードと、暗号化認証コードとを記録メディアに記録するのではなく、店舗端末60に送信する。また、購入者が個人購入者の場合、電子プリペイドカード資産管理プログラムではなく、登録用プログラムが店舗端末に送信される。
【0107】
一方、店舗端末60がカード識別コードと、暗号化認証コードと、登録用プログラムを管理サーバ200’から取得すると、店舗の店員は、個人購入者の移動機10を店舗端末60にケーブルなどを用いて接続する。次いで、店員は、店舗端末60を操作して、カード識別コードと、暗号化認証コードと、登録用プログラムとを移動機10に記憶させる。
このようにして、移動機10には、カード識別コードと、暗号化認証コードと、登録用プログラムが記憶される。
また、個人購入者が移動機10のユーザUでない場合、店舗端末60は、取得したカード識別コードと、暗号化認証コードと、登録用プログラムとを、移動機10が読み取り可能な記録媒体(例えばメモリカードなど)に記録する。そして、店員は、この記録媒体を個人購入者に渡す。これにより、移動機10を所持しない個人購入者であっても、電子プリペイドカードを購入することができる。
【0108】
また、この個人購入者が、購入した電子プリペイドカードを他の人に譲渡する場合、移動機10に着脱可能に設けられたメモリーカードなどの記録媒体に、自機10の記憶部に記憶されているカード識別コードと、暗号化認証コードと、登録用プログラムとを記録し、この記録された記録媒体を譲受人に渡すようにする。
なお、このカード識別コードと、暗号化認証コードと、登録用プログラムを記録媒体に記録する機能は、登録用プログラムに設けられていることが望ましく、さらに、この登録用プログラムは、カード識別コードと、暗号化認証コードとを、他の記録媒体に複写記録した場合に、複写元となったカード識別コードと、暗号化認証コードとを複写元の記録媒体から消去する機能を備えることが望ましい。
これにより、カード識別コードと暗号化認証コードとが不正に複写され、この複写されたカード識別コードと暗号化認証コードとが登録されることを防ぐことができる。
【0109】
以上説明したように、第2実施形態にあっては、管理サーバ200’が、譲受人情報を取得し、記憶する必要がない。さらに、管理サーバ200’は、カード識別コードと、このカード識別コードに対応した認証コードとを管理し、正当な認証コードを取得した場合のみ、カード識別コードに対応した先払い額を通信料金に充当するため、カード識別コードを知得しただけによるプリペイドカードの使用を防止することができる。したがって、譲渡したプリペイドカードが第3者に不正にしようされることが防止される。
【0110】
<変形例および応用例>
上述した各実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、本発明の技術思想の範囲内で任意に変更可能である。そこで以下に、各種の変形例および応用例を説明する。
【0111】
(a)例えば、上述した第1実施形態にあっては、電子プリペイドカードの所有者が個人に電子プリペイドカードを譲渡する場合、譲渡人が店舗を訪れ、店舗端末60から譲渡依頼情報を管理サーバ200に送信しているが、これに限らない。すなわち、法人が電子プリペイドカードを譲渡する場合と同様に、管理サーバ200に個人用譲渡依頼ページを記憶させておき、譲渡人がこの個人用譲渡依頼ページにアクセスすることにより、譲渡依頼情報を管理サーバ200に送信するようにしてもよい。
これにより、譲渡人は、店舗を訪れる手間が省け、より簡単に電子プリペイドカードを譲渡する手続きを行うことができる。
【0112】
(b)また、第1実施形態にあっては、譲渡人は、譲渡依頼情報として、譲渡するカード識別コードを管理サーバ200に送信することにより譲渡金額を示すようにしているが、これに限らず、譲渡する先払い額を示す譲渡金額を管理サーバ200に送信するようにしてもよい。
この場合、管理サーバ200は、所有者管理ファイルPMFにおいて、譲渡人と対応付けれているカード識別コードのうち、譲渡金額分のカード識別コードを検索し、該当するカード識別コードを譲受人に割り当てる。
【0113】
(c)次いで、第1実施形態にあっては、電子プリペイドカードの譲受人が移動機10のユーザUの場合について説明したが、譲受人は、移動機10のに限らない。譲受人が移動機10のユーザでない場合、管理サーバ200の制御部210は、譲渡依頼情報として、譲受人の移動機電話番号にかえて譲受人の電子メールアドレスを取得し、通知処理において、この電子メールアドレス宛てに、電子プリペイドカードが譲渡された旨を送信する。また、制御部210が行う譲渡処理(図9参照)において、ステップC5に示す処理は、省略される。
【0114】
(d)また、第1実施形態の応用例として、法人が電子プリペイドカードを当選品として配布する場合を例示したが、自社の社員に電子プリペイドカードを配布するといった場合に応用することもできる。
【0115】
(e)一方、上述した第2実施形態にあっては、販売店管理センタは、景品を受取る顧客に対してアンケートを実施することが可能である。以下、販売店管理センタがアンケートを実施する場合について説明する。
【0116】
販売店管理センタがアンケートを実施する場合、販売店管理センタの職員は、景品用の電子プリペイドカードを購入する際に、購入者情報とともに、アンケートを実施する旨を示すアンケート実施情報を管理サーバ200’に送信する。管理サーバ200’は、アンケートを実施する旨を示すアンケート実施情報を取得すると、購入者に配布される記録媒体にアンケート作成プログラムをあわせて記録する。
【0117】
このアンケート作成プログラムは、電子プリペイドカード資産管理プログラムの組み込みプログラムとなっており、電子プリペイドカード資産管理プログラムの実行時に、任意に呼び出し可能となっている。さらに、このアンケート作成プログラムは、質問事項や、この質問事項に対する回答形式などの必要事項が入力されると、HTMLデータ形式のアンケートページを作成する機能を備えるほか、作成したアンケートページを登録用プログラムに組み込む機能を有している。
一方、登録用プログラムは、アンケートページが組み込まれると、移動機10により自プログラムが実行され登録処理が行われる際に、アンケートページを表示する機能を有しており、さらに、アンケートページに入力されたアンケートの回答を、アンケート結果情報として管理サーバ200’に送信する機能を有している。
【0118】
管理サーバ200’は、アンケート結果情報を取得すると、例えば記憶装置に記憶した後、販売店管理サーバに送信する。
これにより、販売店管理センタは、新聞購読者の意見調査を簡単に実施することが可能となり、また、意見調査の回答結果をも簡単に取得することが可能となる。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリペイドカードが不正に使用されることを防止するためセキュリティー性を向上させることができる通信料金処理方法および管理サーバが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる通信料金処理システムの構成を示す図である。
【図2】 同管理サーバ200の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】 同カード管理ファイルCMFの一例を示す概念図である。
【図4】 同所有者管理ファイルPMFの一例を示す概念図である。
【図5】 同ユーザ管理ファイルUMFの一例を示す概念図である。
【図6】 同譲渡管理ファイルAMFの一例を示す概念図である。
【図7】 店舗端末60と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。
【図8】 店舗端末60と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。
【図9】 譲渡処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 移動機10と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。
【図11】 管理サーバ200が送信する電子メールの一例を示す概念図である。
【図12】 メッセージページの一例を示す概念図である。
【図13】 登録ページの一例を示す概念図である。
【図14】 会社サーバ20と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。
【図15】 購入ページの一例を示す概念図である。
【図16】 譲渡依頼受付ページの一例を示す概念図である。
【図17】 会社サーバ20と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。
【図18】 アンケート作成ページの一例を示す概念図である。
【図19】 移動機10と管理サーバ200との動作を示すシーケンス図である。
【図20】 本発明の第2実施形態にかかる通信料金処理システムの構成を示す図である。
【図21】 同管理サーバ200’の機能的構成を示すブロック図である。
【図22】 カード情報ファイルCIFの一例を示す概念図である。
【図23】 カード発行処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図24】 移動機10と管理サーバ200’の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
2…インターネット、4…移動通信網、6…通信事業者専用網、7…販売店専用網、10…移動機、20…会社サーバ、60…店舗端末、70…販売店管理サーバ、72…販売店端末、74…販売員移動機、200、200’…管理サーバ、210…制御部、230…通信I/F部、240、241、242、243、244、245、246、247、248…記憶装置、260…外部機器接続I/F部

Claims (3)

  1. プリペイドカードのカード識別情報と当該プリペイドカードの所有者を特定する所有者情報とを対応付けて記憶装置に格納する第1の過程と、
    譲渡の対象であるプリペイドカードのカード識別情報と譲受人の通信端末を特定する譲受人情報と譲渡が予定されている譲渡予定日付と前記プリペイドカードを所有する譲渡人を特定する情報とを少なくとも含む譲渡依頼を、通信端末からネットワークを介して受信した場合に、前記譲渡依頼に含まれているカード識別情報に対応付けられて前記記憶装置に記憶されている前記所有者情報と、前記譲渡依頼に含まれている前記譲渡人を特定する情報とを照合して、前記通信端末によって前記譲渡依頼を送信した者が当該所有者情報によって特定される正当な所有者であることを確認すると、受信した前記譲渡依頼の内容を前記記憶装置に記憶しておき、記憶しておいた前記譲渡依頼に含まれる譲渡予定日付が到来すると、前記記憶装置に記憶された情報のうち前記譲渡依頼に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの前記譲渡人の所有者情報を前記譲渡依頼に含まれる譲受人情報により更新する第2の過程と、
    前記第2の過程において前記更新がなされると、前記譲受人情報により特定される譲受人の通信端末ネットワークを介して前記譲渡の旨を通知し、先払いを行うための認証情報の送信を促す第3の過程と、
    カード識別情報及び前記認証情報を含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信したとき、当該先払い指示に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの所有者情報を前記記憶装置から読み出し、当該先払い指示の送信者が当該所有者情報によって特定された正当な所有者か否かを前記認証情報に基づいて判断し、正当な所有者であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値を当該先払い指示の送信者である前記譲受人の通信料金から減額する第4の過程と
    を具備することを特徴とする通信料金処理方法。
  2. 前記第2の過程において、プリペイドカードが譲渡されたことを前記譲受人に通知するとともに、当該譲受人に対して意見調査を実施することを特徴とする請求項1に記載の通信料金処理方法。
  3. プリペイドカードのカード識別情報と当該プリペイドカードの所有者を特定する所有者情報とを対応付けて格納する記憶手段と、
    譲渡の対象であるプリペイドカードのカード識別情報と譲受人の通信端末を特定する譲受人情報と譲渡が予定されている譲渡予定日付と前記プリペイドカードを所有する譲渡人を特定する情報とを少なくとも含む譲渡依頼を通信端末からネットワークを介して受信する第1の受信手段と、
    前記譲渡依頼に含まれているカード識別情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記所有者情報と、前記譲渡依頼に含まれている前記譲渡人を特定する情報とを照合して、前記通信端末によって前記譲渡依頼を送信した者が当該所有者情報によって特定される正当な所有者であることを確認すると、受信した前記譲渡依頼の内容を前記記憶手段に記憶しておき、記憶しておいた前記譲渡依頼に含まれる譲渡予定日付が到来すると、前記記憶手段に記憶された情報のうち前記譲渡依頼に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの前記譲渡人の所有者情報を前記譲渡依頼に含まれる譲受人情報により更新する更新手段と、
    前記更新手段によって前記更新がなされると、前記譲受人情報により特定される譲受人の通信端末ネットワークを介して前記譲渡の旨を通知し、先払いを行うための認証情報の送信を促す通知手段と、
    カード識別情報及び前記認証情報を含む先払い指示を通信端末からネットワークを介して受信する第2の受信手段と、
    前記先払い指示に含まれるカード識別情報に対応したプリペイドカードの所有者情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
    前記先払い指示の送信者が前記読み出し手段によって読み出された当該所有者情報によって特定された正当な所有者か否かを前記認証情報に基づいて判断し、正当な所有者であると認められる場合に前記カード識別情報により特定されるプリペイドカードの金銭的価値を当該先払い指示の送信者である前記譲受人の通信料金から減額する通信料金処理手段と
    を具備することを特徴とする管理サーバ。
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