JP2003228642A

JP2003228642A - くじシステム

Info

Publication number: JP2003228642A
Application number: JP2002024979A
Authority: JP
Inventors: Koichi Yabuuchi; 幸一薮内
Original assignee: Nef KK
Current assignee: Nef KK
Priority date: 2002-02-01
Filing date: 2002-02-01
Publication date: 2003-08-15

Abstract

(57)【要約】【課題】くじ購入以降の手続きを完全に自動化し、不正
行為を回避可能にする携帯電話機を使用するくじシステ
ムを提供する。【解決手段】インターネット接続機能を有する携帯電話
機３０がインターネットを介して、くじ管理サーバ１０
と接続する。くじ管理サーバ１０は、携帯電話機３０か
らの要求によりくじ購入情報入力画面を送信し、受信し
た画面を携帯電話機３０に表示する。利用者の操作によ
りくじ購入情報をくじ管理サーバ１０へ送信する。くじ
管理サーバ１０は、くじ発券に際し、発信番号に基づき
顧客管理システム等の連携サーバ２０へ携帯電話機３０
の契約者の支払状況等を問い合わせし、発券可否の判断
を行う。くじ発券結果は、くじ管理サーバ１０のくじＤ
Ｂ１５に登録された携帯電話機３０に電子メールで送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はくじシステムに関
し、特にくじの購入および当選発表に携帯電話機を使用
するくじシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のコンピュータネットワークによる
くじ発券および換金技術の１例が特開平１１−１０２４
０５号公報に開示され、電子メールを利用したくじシス
テムの従来例が特開２００１−０７６０６６号公報に開
示されている。また、ネットワーク上における宝くじ販
売システム、ネットワーク上における宝くじ販売方法お
よび受託銀行支援システムの従来例が特開２００１−２
３６４５８号公報に開示されている。

【０００３】図１３は、上述した従来のコンピュータネ
ットワークによるくじ発券および換金システムの構成を
示す。このシステムは、ネットワーク１０１を介して接
続された発売元サーバ１０２および公衆端末１０３、発
売元サーバ１０２のデータベース（ＤＢ）に接続された
認証機関１０４および自治体１０５から受託された銀行
ネットワーク１０６により構成される。公衆端末１０３
は、複数の端末１０３Ａおよびサーバ１０３Ｂを含んで
いる。広域コンピュータネットワーク１０１において、
発売元サーバ１０２がくじ購入者の要求に応じて情報入
力画面を購入者の発券端末（コンピュータ端末）に出力
する。購入者がくじ購入枚数や支払手段を入力すると、
それに応じたＤＢの処理と決済処理を行い、発券端末機
が外部記録媒体にて発券出力を行う。偽造防止のため発
券には、くじ番号とは関連性のない乱数による管理番号
を作成し、外部記録媒体とＤＢに記録する。また、発売
元コンピュータサーバ１０２が、当選金換金者のコンピ
ュータ端末から入力したくじ発券情報の読み込みと、記
憶手段からの当選番号の検索照合をして、当選番号があ
ったとき、記憶手段の情報に基づき、この番号と管理番
号の整合性と換金済み状態を認証機関１０４でチェック
認証する。そして、この結果に基づき銀行ネットワーク
１０６を介して当選金の支払を行う。

【０００４】また、図１４は、上述した従来の電子メー
ルを使用するくじシステムの説明図である。図１４
（Ａ）は時系列の説明図であり、図１４（Ｂ）は応募か
ら結果発表までのフローチャートである。応募開始する
と、ユーザ（応募者）１１０が主催者のサーバ１２０に
対して応募する。応募期間の終了時点で、くじの結果
（当選又は外れ）がすぐに判明する。ユーザ１１０がく
じに応募すると、その抽選等の結果を電子メール等によ
り知らせている。この抽選結果は、結果を知らせるペー
ジへのＵＲＬとアクセス・キーワードを電子メールによ
り知らせる。

【０００５】また、図１５は、上述した従来のネットワ
ーク上における宝くじ販売システムのシステム構成図で
ある。この宝くじシステムは、インターネット５００を
介して接続された本システム２００、通信事業者３００
および銀行４００と、携帯電話６００とにより構成され
る。本システム２００は、バス２１０により相互接続さ
れた受託銀行業務管理サーバ２０１、対銀行サーバ２０
２、ルータ２０３、ユーザＤＢサーバ２０４、ユーザＤ
Ｂ２０５、クライアントサーバ２０６、抽選サーバ２０
７、ＷＷＷサーバ２０８およびメールサーバ２０９を含
んでいる。通信事業者３００は、交換機３０１、アクセ
スサーバ３０２およびルータ３０３を含み、交換機３０
１には他の基地局３１０が接続されている。また、銀行
４００には、交換機４０１、顧客ＤＢ４０２、入金サー
バ４０３およびルータ４０４を含んでいる。携帯電話６
００は、表示画面６０１を有する。

【０００６】本システム２００のユーザＤＢ２０５に登
録されたユーザが、インターネット通信機能を備える携
帯電話６００により、インターネット５００を介して本
システム２００にアクセスして宝くじを購入する。宝く
じ購入代金は、銀行４００にて顧客の指定口座から引き
出して行われる。宝くじの抽選実施終了は、電子メール
により携帯電話６００を介して宝くじ購入者に知らせ
る。宝くじ購入者は、この抽選実施終了の電子メールに
より抽選結果を知らせるページを確認し、銀行４００の
決済機能（モバイルバンキング等）を利用して、入金す
る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術には
次の如き幾つかの課題がある。第１に、くじ発券に際
し、コンピュータ端末機、周辺機器とネットワークへの
接続機器、回線等を準備する必要がある。その理由は、
くじを購入するには、機器を準備する必要があるため、
費用負担が掛かってしまう。第２に、コンピュータ端末
で購入可能となるため、くじの不正購入（未成年者等）
が可能となる。第３に、くじ発券結果の記憶手段にくじ
番号とくじ番号とは関連性のない乱数による管理情報が
割当記録され、更に情報秘匿のために管理情報が暗号化
されるため、サーバで鍵と複合化鍵の管理が必要となる
等、くじ発券結果が複雑である。また、如何なる暗号化
を行っても、くじ発券結果が漏洩した場合には、不正行
為を防ぐことが不可能である。

【０００８】第４に、当選金換金者がコンピュータ端末
から入力した発券情報を読み込み、記憶手段から当選番
号を検索照合して当選番号があった場合には、記憶手段
の情報に基づきこの番号と管理番号の整合性と換金済状
態をチェック認証し、この結果により当選金の支払を行
う必要がある。このため、当選換金者が抽選を忘れてし
まい、権利を喪失し、くじ発券結果が漏洩した場合に、
不正取得が発生する可能性がある。第５に、電子メール
で知らされる抽選結果が結果を知らせるページへのＵＲ
Ｌとアクセス・キーワードであり、抽選結果を知るため
に指定されたＵＲＬへのアクセスが必要であり、余分な
通信費と手間が掛かる。

【０００９】第６に、くじ購入に際して代金未入金の場
合には、所定時間内に所定回数繰り返し行うので、その
間は仮購入状態となり、他のくじ購入者が希望する番号
のくじ購入が不可能になる可能性がある。第７に、くじ
購入システム以外に銀行決済機能が必要になり、抽選結
果を確認後に、銀行決済機能で入金しない限り換金不可
能である。そのために、余分な通信費と手間がかかり、
換金忘れ又は携帯電話を他人が不正使用して銀行決済機
能を利用して本人以外の口座に入金される可能性があ
る。第８に、くじ購入時の課金処理口座と、当選時の入
金処理口座が異なるために、入出金処理が複雑になり、
システム間での整合に問題が発生する可能性がある。

【００１０】

【発明の目的】本発明は、従来技術の上述した課題に鑑
みなされたものであり、携帯電話を利用し、くじ購入以
降の手続きを完全に自動化し、不正行為を不可能とする
くじシステムを提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明のくじシステムは次のような特徴的な構成を
採用している。

【００１２】（１）インターネット接続機能を有する携
帯電話機を、インターネットを介してくじ管理サーバに
接続し、該くじ管理サーバが前記携帯電話機からのくじ
購入要求によりくじ購入情報入力画面を送信し、該くじ
購入情報入力画面を受信した前記携帯電話機に画面表示
し、利用者の操作により、くじ購入情報を前記くじ管理
サーバへ送信するくじシステム。

【００１３】（２）前記くじ購入情報は、連番号、バラ
番号、任意番号又は規則性番号での購入指定が可能であ
り、前記番号は重複しない限り自由に発券する上記
（１）に記載のくじシステム。

【００１４】（３）前記くじ発券に際し、前記くじ管理
サーバは、前記発信番号に基づき顧客管理システム等の
連携サーバへ前記携帯電話機の契約者の支払状況等を問
い合わせ、発券の判断を行う上記（１）に記載のくじシ
ステム。

【００１５】（４）前記くじ発券結果は、前記くじ管理
サーバのくじデータベースに前記くじ番号および購入者
情報（電話番号、電子メールアドレス、口座情報等）が
記録され、くじ発券結果は、前記くじ管理サーバから前
記携帯電話機へ電子メールで送信される上記（１）に記
載のくじシステム。

【００１６】（５）前記くじ管理サーバは、抽選処理を
行うと共に当選結果および前記くじデータベースを照合
し、当選番号があったとき、前記くじデータベースに登
録された口座情報に従って、入金処理を行うと共に当選
通知を前記くじデータベースに登録された携帯電話機へ
電子メールとして送信される上記（１）ないし（４）の
何れかに記載のくじシステム。

【００１７】（６）前記くじ管理サーバは、くじ購入者
が購入可能なくじメニューを用意し、前記携帯電話機か
らの要求により送信する上記（１）ないし（５）に記載
のくじシステム。

【００１８】

【発明の実施の形態】次に、本発明によるくじシステム
の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。

【００１９】先ず、図１は、本発明によるくじシステム
の第１実施形態のシステム構成図を示す。このくじシス
テムは、くじＤＢ（データベース）１５を有するくじ管
理サーバ１０、顧客管理・課金サーバ等の連携サーバ
（以下、連携サーバという）２０および携帯電話機３０
により構成される。携帯電話機３０は、くじ管理サーバ
１０と無線により接続され、くじ購入、購入情報の受信
および当選情報の受信を行う。くじ管理サーバ１０は、
くじＤＢ１５にくじ購入情報を登録する。また、くじ管
理サーバ１０は、連携サーバ２０に対してくじ購入者情
報確認および当選金処理を行う。

【００２０】次に、各構成要素の主要機能を説明する。
携帯電話機３０は、インターネット接続機能によりくじ
購入サイトに接続し、くじ管理サーバ１０へくじ購入要
求を送信する。くじ管理サーバ１０は、携帯電話機３０
から受信したくじ購入要求に基づき連携サーバ２０へく
じ購入者情報確認を実行して販売可否判定を行い、課金
処理を実行する。また、購入情報をくじＤＢ１５に登録
する。販売可否判定は、携帯電話機契約者の使用料の支
払状況等に基づき行う。また、くじ購入に際しての課金
は、携帯電話機３０の月額使用料に追加される形で徴収
される。購入情報をくじ管理サーバ１０から携帯電話機
３０へ電子メールで送信し、購入者へ通知する。くじ管
理サーバ１０は、抽選結果により当選チェックを行い、
当選金処理を連携サーバ２０へ指示すると共に当選者へ
は当選結果をくじ管理サーバ１０から携帯電話機３０へ
電子メールで送信して当選通知する。

【００２１】次に、図２のシーケンス図を参照して、図
１に示すくじシステムのくじ購入時の全体動作を説明す
る。先ず、携帯電話機３０でインターネット接続を行
い、くじ購入サイトへ接続し、くじ購入メニュー要求を
くじ管理サーバ１０へ送信する（ステップＡ１）。くじ
管理サーバ１０は、くじ購入メニューを携帯電話機３０
へ送信し、携帯電話機３０は受信したくじ購入メニュー
を表示する（ステップＡ２）。携帯電話機３０のキーを
使用してくじ購入情報を入力操作（ステップＡ３）し、
くじ購入（購入情報）の登録をくじ管理サーバ１０へ送
信する（ステップＡ４）。くじ管理サーバ１０は、くじ
購入情報の発信電話番号に基づき連携サーバ３０の顧客
管理サーバへくじ購入者情報確認（年齢、支払状況等）
を送信する（ステップＡ５）。

【００２２】くじ管理サーバ１０は、くじ購入者情報確
認応答を受信し（ステップＡ６）、その情報に基づき販
売可否判定処理を行う（ステップＡ７）。販売可否判定
は、携帯電話機契約者の使用料の支払い状況等に基づき
判定する。くじ管理サーバ１０は、販売拒否判定を行っ
た場合に、携帯電話機３０へくじ購入拒否応答を送信
（ステップＡ８）して処理を終了する。販売可能判定を
行った場合に、くじ購入情報のくじ番号に基づきくじＤ
Ｂ１５に発券チェック処理（ステップＡ９）および発券
番号照合（ステップＡ１０）を行う。発券チェック処理
で発券済みくじ番号が発券された場合には、携帯電話機
３０へ発券チェックエラー応答を送信し（ステップＡ１
１）、再度くじ番号指定を購入者へ促す。再度、携帯電
話機３０を使用してくじ購入情報を入力操作し（ステッ
プＡ１２）、くじ購入（購入情報）の登録をくじ管理サ
ーバ１０へ送信し（ステップＡ１３）、発券番号照合
（ステップＡ１４）および発券チェック処理（ステップ
Ａ１５）を行う。

【００２３】発券チェック処理で発券済みくじ番号が発
見されなかった場合には、くじＤＢ１５に購入者情報
（電話番号、電子メールアドレス、携帯電話機契約者の
支払い口座情報等）登録を行う（ステップＡ１６）。そ
して、顧客管理サーバへくじ購入者課金処理指示を送信
し（ステップＡ１７）し、携帯電話機３０へくじ購入応
答を送信（ステップＡ１８）し、くじ購入詳細内容を電
子メールで送信する（ステップＡ１９）。また、上述の
如く、くじ購入に際しての課金は、携帯電話機３０の月
額使用料に追加される形で徴収される。

【００２４】次に、図３のシーケンス図を参照して図１
に示すくじシステムのくじ換金時の全体動作を説明す
る。先ず、くじ管理サーバ１０は、抽選日に任意抽選方
法によりくじの抽選処理を行う（ステップＢ１）。抽選
結果に基づきくじＤＢ１５と照合し、当選チェックを行
い（ステップＢ２）、当選者情報を取得する（ステップ
Ｂ３）。取得した当選者情報に基づき、顧客管理サーバ
へ指定口座等への入金処理指示を送信し（ステップＢ
４）し、携帯電話機３０へ当選情報通知を電子メールで
送信する（ステップＢ５）。

【００２５】次に、図４のフローチャートを参照して、
図１に示すくじシステムのくじ購入時における携帯電話
機３０の動作を説明する。先ず、携帯電話機３０からイ
ンターネット接続を行う（ステップＣ１）。次に、くじ
購入サイトへ接続し、くじ購入メニュー要求をくじ管理
サーバ１０へ送信し（ステップＣ２）、くじ購入メニュ
ー受信待ちとなる（ステップＣ３）。くじ購入メニュー
を受信した場合には、携帯電話機３０にくじ購入メニュ
ーを表示し（ステップＣ４）、携帯電話機３０でくじ購
入入力操作を行う。くじ購入情報を入力後、くじ管理サ
ーバ１０へ登録送信し（ステップＣ５）し、くじ販売可
否判定受信待ちとなる（ステップＣ６）。くじ販売可否
判定がＮＧで条件訂正の場合には、該当条件訂正の内容
を表示し（ステップＣ７）し、再度くじ購入メニュー表
示を行う。くじ販売拒否判定がＮＧで販売拒否の場合に
は、販売拒否の内容を表示し（ステップＣ８）、くじ購
入処理を終了する。くじ販売可否判定がＯＫの場合に
は、結果の内容を表示し（ステップＣ９）、くじ購入処
理を終了する。くじ購入詳細内容は、くじ管理サーバ１
０からメールで送信され、携帯電話機３０は、別途電子
メールで受信する。

【００２６】次に、図５のフローチャートを参照して図
１に示すくじシステムのくじ購入時におけるくじ管理サ
ーバ１０の動作を説明する。先ず、くじ購入メニュー要
求受信待ち（ステップＤ１）となる。くじ購入メニュー
要求を受信した場合には、くじ購入メニューを携帯電話
機３０へ送信し（ステップＤ２）、くじ購入情報登録受
信待ちとなる（ステップＤ３）。くじ購入情報登録を受
信した場合には、くじ購入情報の発信電話番号に基づき
連携サーバ２０の顧客管理サーバへくじ購入者情報確認
（年齢、支払状況等）を送信し（ステップＤ４）、くじ
購入情報確認応答待ちとなる（ステップＤ５）。

【００２７】くじ購入情報確認応答を受信した場合に
は、くじ購入情報確認応答に基づきくじ販売可否判定を
行う（ステップＤ６）。販売可否判定は、携帯電話機契
約者の使用料の支払状況等に基づいて判定する。くじ販
売可否判定の結果がＮＧ（販売拒否）であった場合に
は、携帯電話機３０へ拒否応答を送信し（ステップＤ
７）、ＯＫ（販売許可）の場合には、くじ購入情報のく
じ番号に基づきくじＤＢ１５と照合して発券番号チェッ
クを行う（ステップＤ８）。発券番号チェックでＮＧ
（発券不可）の場合には、携帯電話機３０へエラー応答
を送信し（ステップＤ９）、再度くじ番号の入力を促
す。ＯＫ（発券可）の場合には、くじ購入情報および購
入者情報（電話番号、電子メールアドレス、携帯電話機
契約者の支払口座情報等）をくじＤＢ１５に登録し（ス
テップＤ１０）、顧客管理サーバへくじ購入者課金処理
指示を送信し（ステップＤ１１）、くじ購入詳細内容を
電子メール送信する（ステップＤ１２）。くじ購入に際
しての課金は、携帯電話機３０の月額使用料に追加され
る形で徴収される。

【００２８】次に、図６のフローチャートを参照して、
図１に示すくじシステムのくじ換金時におけるくじ管理
サーバ１０の動作を説明する。先ず、抽選日に抽選処理
を行う（ステップＥ１）。当選結果に基づき当選チェッ
クを行い（ステップＥ２）、くじＤＢ１５から当選者情
報の読み出しを行う（ステップＥ３）。そして、当選内
容に従って顧客管理サーバの指定口座等への入金処理指
示を送信する（ステップＥ４）。最後に、携帯電話機３
０へ当選者情報通知の電子メールを送信する（ステップ
Ｅ５）。

【００２９】次に、図７は図１に示すくじシステムのく
じ購入時の携帯電話機３０の表示画面を示す。図７を参
照してくじシステムでくじを購入時の流れを説明する。
先ず、携帯電話機３０をくじサイトへ接続すると、発売
中のくじが一覧で表示される（ステップＦ１）。このく
じ一覧からユーザが購入したいくじを選択すると、個別
のくじ購入用画面が表示される（ステップＦ２）。この
くじ購入用画面には、賞金情報および購入方法（連番
号、バラ番号、任意番号等）の選択が用意されている。
賞金を選択した場合には賞金情報を説明する画面（ステ
ップＦ３）が、購入方法として例えば連番を選択した場
合には連番購入画面（ステップＦ４）が、バラを選択し
た場合にはバラ購入画面（ステップＦ５）が、任意を選
択した場合には任意購入画面（ステップＦ６）が表示さ
れる。各購入画面でくじ番号等を入力して購入を選択す
ると、購入内容確認画面（ステップＦ７）が表示され
る。この購入内容確認画面には、くじの購入代金の合
計、購入希望くじの番号の一覧が表示される。「はい」
を選択することにより、くじ購入情報登録がくじ管理サ
ーバ１０へ送信される。更に、各表示画面の「戻る」、
「取消」又は「いいえ」を選択した場合には、その前の
表示画面に遷移する。

【００３０】次に、図８〜図１２を参照して、本発明に
よるくじシステムの第２実施形態を説明する。図８は、
本発明によるくじシステムの第２実施形態のくじ購入時
の動作を示すシーケンス図である。先ず、携帯電話機３
０でくじ購入フォーマットに従ってくじ購入電子メール
を作成し（ステップＧ１）、くじ管理サーバ１０へくじ
購入電子メールを送信する（ステップＧ２）。くじ管理
サーバ１０は、くじ購入電子メールの電子メールアドレ
スおよび発信電話番号に基づき連携サーバ２０の顧客管
理サーバへくじ購入者情報確認（年齢、支払状況等）を
送信する（ステップＧ３）。くじ管理サーバ１０は、く
じ購入者情報確認応答を受信し（ステップＧ４）、その
情報に基づき販売可否判定処理（ステップＧ５）を行
う。販売可否判定は、携帯電話機契約者の使用料の支払
い状況等に基づき判定する。

【００３１】くじ管理サーバ１０は、販売拒否判定を行
った場合には、携帯電話機３０へくじ購入拒否電子メー
ルを送信して処理を終了する（ステップＧ６）。販売可
能判定を行った場合には、くじ購入電子メールのくじ番
号に基づきくじＤＢ１５に発券番号照合（ステップＧ
７）を行い、発券チェック処理（ステップＧ８）を行
う。発券チェック処理で発券済みくじ番号が発券された
場合には、携帯電話機３０へ発券チェックエラー電子メ
ールを送信し（ステップＧ９）、再度くじ番号指定を購
入者へ促す。再度、携帯電話機３０を使用してくじ購入
ファーマットに従ってくじ購入電子メールの作成を行い
（ステップＧ１０）、くじ管理サーバ１０へくじ購入メ
ールを送信し（ステップＧ１１）、発券番号照会（ステ
ップＧ１２）および発券チェック処理を行う（ステップ
Ｇ１３）。発券チェック処理で発券済みくじ番号が発券
されなかった場合には、くじＤＢ１５に購入情報登録を
行い（ステップＧ１４）、顧客管理サーバへくじ購入者
課金処理指示を送信し（ステップＧ１５）、携帯電話機
３０へくじ詳細内容を電子メールで送信する（ステップ
Ｇ１６）。くじ購入に際しての課金は、携帯電話機３０
の月額使用料に追加される形で徴収される。

【００３２】次に、図９のシーケンス図を参照して第２
実施形態のくじ換金時における全体動作を説明する。先
ず、くじ管理サーバ１０は、抽選日に任意抽選方法によ
りくじの抽選処理を行う（ステップＨ１）。抽選結果に
基づきくじＤＢ１５と照合し、当選チェックを行い（ス
テップＨ２）、当選者情報を取得する（ステップＨ
３）。取得した当選者情報に基づき顧客客管理サーバへ
指定口座等への入金処理指示を送信し（ステップＨ
４）、携帯電話機３０へ当選情報通知を電子メールで送
信する（ステップＨ５）。

【００３３】次に、図１０のフローチャートを参照し
て、第２実施形態のくじ購入時における携帯電話機３０
の動作を説明する。先ず、携帯電話機３０でくじ購入電
子メールを作成する（ステップＩ１）。次に、くじ管理
サーバ１０へくじ購入電子メールを送信し（ステップＩ
２）、くじ販売可否判定受信待ち（ステップＩ３）とな
る。くじ販売可否判定がＮＧで条件訂正の場合には、該
当条件訂正の内容の電子メールを受信し（ステップＩ
４）、再度くじ購入電子メールを作成する。くじ販売拒
否判定がＮＧで販売拒否の場合には、販売拒否のメール
を受信し（ステップＩ５）、くじ購入処理を終了する。
くじ販売可否判定がＯＫの場合には、くじ購入詳細内容
が管理サーバ１０から電子メールで送信され、受信する
（ステップＩ６）。

【００３４】次に、図１１のフローチャートを参照して
第２実施形態のくじ購入時におけるくじ管理サーバ１０
の動作を説明する。先ず、くじ購入メール受信待ちとな
る（ステップＪ１）。くじ購入メールを受信した場合に
は、くじ購入メールの電子メールアドレスおよび発信電
話番号に基づき連携サーバ２０の顧客管理サーバへくじ
購入者情報確認（年齢、支払状況等）を送信し（ステッ
プＪ２）、くじ購入情報確認応答待ちとなる（ステップ
Ｊ３）となる。くじ購入情報確認応答を受信した場合に
は、くじ購入情報確認応答に基づきくじ販売可否判定を
行う（ステップＪ４）。

【００３５】販売可否判定は、携帯電話機契約者の使用
料の支払状況等に基づき判定する。くじ販売可否判定の
結果がＮＧ（販売拒否）であった場合には、携帯電話機
３０へ販売拒否メールを送信し（ステップＪ５）、ＯＫ
（販売許可）の場合には、くじ購入メールのくじ番号に
基づきくじＤＢ１５と照合して発券番号チェックを行う
（ステップＪ６）。発券番号チェックでＮＧ（発券不
可）の場合には、携帯電話機３０へ条件訂正エラー電子
メールを送信し（ステップＪ７）し、再度くじ購入メー
ル作成を促す。ＯＫ（発券可）の場合には、くじ購入情
報および購入者情報（電話番号、電子メールアドレス、
携帯電話機契約者の支払口座情報等をくじＤＢ１５に登
録し（ステップＪ８）、顧客管理サーバへくじ購入者課
金処理指示を送信し（ステップＪ９）、くじ購入詳細内
容を電子メール送信する（ステップＪ１０）。また、く
じ購入に際する課金は、携帯電話機３０の月額使用料に
追加される形で徴収される。

【００３６】次に、図１２のフローチャートを参照して
第２実施形態のくじ換金時におけるくじ管理サーバ１０
の動作を説明する。先ず、抽選日に抽選処理を行い（ス
テップＫ１）、当選結果に基づき当選チェックを行う
（ステップＫ２）。くじＤＢ１５から当選者情報の読み
出しを行い（ステップＫ３）、当選内容に従って顧客管
理サーバの指定口座等への入金処理指示を送信する（ス
テップＫ４）。携帯電話機３０へ当選者情報通知の電子
メールを送信する（ステップＫ５）。

【００３７】以上、本発明によるくじシステムの好適実
施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実
施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を
限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することな
く、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であるこ
と、当業者には容易に理解できよう。

【００３８】

【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
のくじシステムによると、次の如き実用上の顕著な効果
が得られる。第１に、くじ購入に際し、コンピュータ端
末機、周辺機器およびネットワークへの接続機器等が不
要である。携帯電話機のみでこれは安価に入手すること
が可能であるため、費用負担等がかからない。第２に、
携帯電話機であるため、場所や時間を問わず、くじの購
入が可能である。第３に、携帯電話機の契約者情報に基
づきくじの販売可否を判断するため、くじの不正購入が
不可能となる。

【００３９】第４に、くじ購入時の発券番号指定以外
は、全てくじ管理サーバ側で処理が行われるため、くじ
発券に際して複雑な暗号処理等が不要である。第５に、
くじ又は投票券を発行しないため、偽造等が不可能であ
る。第６に、当選処理はくじ管理サーバで自動的に行わ
れるため、換金者がコンピュータ端末から換金処理を行
う必要がない。第７に、電子メールで抽選結果の詳細が
送信されてくるため、抽選結果を直接知ることが可能で
ある。

【００４０】第８に、電子メールで入金情報を含む抽選
結果の詳細が送信されてくるので、抽選結果を直接知る
ことが可能である。第９に、くじ購入時の購入代金の課
金処理と当選時の入金処理がくじ管理サーバの指示によ
り同一の口座で行われるため、入出金処理の簡素化が可
能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるくじシステムの第１実施形態のシ
ステム構成図である。

【図２】図１に示すくじシステムにおけるくじ購入時の
動作を示すシーケンス図である。

【図３】図１に示すくじシステムにおけるくじ換金時の
動作を示すシーケンス図である。

【図４】図１に示すくじシステムにおけるくじ購入時の
携帯電話機の動作を示すフローチャートである。

【図５】図１に示すくじシステムにおけるくじ購入時の
くじ管理サーバの動作を示すフローチャートである。

【図６】図１に示すくじシステムにおけるくじ換金時の
くじ管理サーバの動作を示すフローチャートである。

【図７】図１に示すくじシステムにおけるくじ購入時の
携帯電話機の表示画面の流れを示す図である。

【図８】本発明によるくじシステムの第２実施形態のく
じ購入時の動作を示すシーケンス図である。

【図９】第２実施形態のくじ換金時の動作を示すシーケ
ンス図である。

【図１０】第２実施形態のくじ購入時の携帯電話機の動
作を示すフローチャートである。

【図１１】第２実施形態のくじ購入時のくじ管理サーバ
の動作を示すフローチャートである。

【図１２】第２実施形態のくじ換金時のくじ管理サーバ
の動作を示すフローチャートである。

【図１３】従来のコンピュータネットワークによるくじ
発券および換金方法を示すブロック図である。

【図１４】従来の電子メールを使用したくじシステムを
示すブロック図である。

【図１５】従来のネットワーク上における宝くじ販売シ
ステムのブロック図である。

【符号の説明】

１０くじ管理サーバ１５くじＤＢ（データベース）２０連携サーバ（顧客管理サーバ・課金サーバ等）３０携帯電話機

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】インターネット接続機能を有する携帯電話
機を、インターネットを介してくじ管理サーバに接続
し、該くじ管理サーバが前記携帯電話機からのくじ購入
要求によりくじ購入情報入力画面を送信し、該くじ購入
情報入力画面を受信した前記携帯電話機に画面表示し、
利用者の操作により、くじ購入情報を前記くじ管理サー
バへ送信することを特徴とするくじシステム。
【請求項２】前記くじ購入情報は、連番号、バラ番号、
任意番号又は規則性番号での購入指定が可能であり、前
記番号は重複しない限り自由に発券することを特徴とす
る請求項１に記載のくじシステム。
【請求項３】前記くじ発券に際し、前記くじ管理サーバ
は、前記発信番号に基づき顧客管理システム等の連携サ
ーバへ前記携帯電話機の契約者の支払状況等を問い合わ
せ、発券の判断を行うことを特徴とする請求項１に記載
のくじシステム。
【請求項４】前記くじ発券結果は、前記くじ管理サーバ
のくじデータベースに前記くじ番号および購入者情報
（電話番号、電子メールアドレス、口座情報等）が記録
され、くじ発券結果は、前記くじ管理サーバから前記携
帯電話機へ電子メールで送信されることを特徴とする請
求項１に記載のくじシステム。
【請求項５】前記くじ管理サーバは、抽選処理を行うと
共に当選結果および前記くじデータベースを照合し、当
選番号があったとき、前記くじデータベースに登録され
た口座情報に従って、入金処理を行うと共に当選通知を
前記くじデータベースに登録された携帯電話機へ電子メ
ールとして送信されることを特徴とする請求項１ないし
４の何れかに記載のくじシステム。
【請求項６】前記くじ管理サーバは、くじ購入者が購入
可能なくじメニューを用意し、前記携帯電話機からの要
求により送信することを特徴とする請求項１ないし５に
記載のくじシステム。