JP4322575B2 - レーザ切断方法およびレーザ切断装置 - Google Patents

レーザ切断方法およびレーザ切断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚鋼板等の被切断材を開先切断するに際し、裏開先側における切断面が粗くなることを防止して、良好な切断品質が得られるようにした、レーザ切断方法およびレーザ切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、厚鋼板のレーザ切断に関する技術は幾つか提案されているが(例えば、特許文献1等を参照。)、厚鋼板をレーザ切断によって開先切断(レーザ切断ノズルを、被切断材に対し、垂直方向に対して角度をつけて配置して切断すること)する技術については、表開先側(被切断材において、レーザビームが照射される表面部で鈍角的な切断部となる側)及び裏開先側(被切断材において、レーザビームが照射される表面側で鋭角的な切断部となる側)に良好な切断品質が得られる実用的なものは、これまで無いと言える。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−219284号公報
【0004】
図1は、従来技術による厚鋼板のレーザ開先切断を示す図である。図1に示すように、この開先切断では、レーザ切断トーチに取り付けられたレーザ切断ノズル2から被切断材としての鋼板4(厚鋼板)に斜めにレーザビーム3を照射し、この照射位置付近にレーザ切断ノズル2からアシストガスやシールドガスを供給しながら、鋼板4に対するレーザビーム3の照射位置を移動して、鋼板4を切断する。ここで符号eは、レーザビーム3の中心(レーザビーム光軸)であり、切断による切り溝14は、レーザビーム中心eから裏開先側6が、レーザビーム中心eから表開先側7に比べて、広い形状となる。これは、レーザ切断によって、裏開先側6の上面5側に形成される鋭角部15(特に、図1における鋭角の先端)の蓄熱によりレーザビーム照射範囲よりも広い範囲(鎖線の範囲)において、鋼板4が燃焼あるいは溶融することで、レーザビーム中心から表開先側7における溶融距離aよりも裏開先側6における溶融距離cの方が大きくなるためと考えられる。そして、本発明者等は、研究により、表開先側の切断品質は良好に確保できるものの、裏開先側は、ドロスの付着、ノッチの発生などにより、滑からな切断面が得られにくいことを把握している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決するものであり、厚鋼板等の被切断材の開先切断において、被切断材の裏開先側切断面が粗くなることを防止して、良好な切断品質が得られる、被切断材のレーザ切断方法およびレーザ切断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルにより被切断材を切断するレーザ切断方法であって、開先切断を行うに際し、
≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)
θ≧10°
を満たすことを特徴とするレーザ切断方法を提供する。
但し、R(mm):レーザ切断ノズルにおける外周管の先端部内径の半径、t:被切断材の板厚(mm)、θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)。
【0007】
また、本発明では、二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルにより被切断材を切断するレーザ切断方法であって、開先切断を行うに際し、
X≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)/cosθ
θ≧10°
を満たすことを特徴とするレーザ切断方法を提供する。
但し、X:被切断材表面上において、レーザビームの中心から裏開先側でシールドガスが覆う部分の半径(mm)、t:被切断材の板厚(mm)、θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)。
【0008】
また、本発明では、二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルを備えたレーザ切断装置であって、開先切断を行うに際し、
≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)
θ≧10°
を満たすことを特徴とするレーザ切断装置を提供する。但し、R(mm):レーザ切断ノズルにおける外周管の先端部内径の半径、t:被切断材の板厚(mm)、θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)。
【0009】
また、本発明では、二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルを備えたレーザ切断装置であって、開先切断を行うに際し、
X≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)/cosθ をθ≧10°
満たすことを特徴とするレーザ切断装置を提供する。 但し、X:被切断材表面上において、レーザビームの中心から裏開先側でシールドガスが覆う部分の半径(mm)、t:被切断材の板厚(mm)、θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)。
【0010】
以上、述べたような、本発明によるレーザ切断方法またはレーザ切断装置によれば、厚鋼板等の被切断材の開先切断において、被切断材の裏開先側切断面が粗くなることを防止して、良好な切断品質を得ることができる。
【0011】
尚、レーザ切断の際、被切断材の加工幅の広がりを抑えるためには、常識的には、レーザビームの照射位置付近への酸素ガスの供給量の減少等により、酸素が高濃度に分布する領域の縮小を図り、被切断材の溶融を抑制することが有効と考えられるが、実験により、酸素ガスの噴射量を増加させ、セルフバーニングを起こして、更に、それを制御することにより、切断品質の向上を図れることを見出して、本発明が成立したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照にして説明する。
【0013】
図2、3は、本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズル2を示す詳細図である。
このレーザ切断ノズル2は、二重管状に構成され、二重管のうちの中心管8からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管9からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしている。外周管9内への高濃度酸素ガスの供給は、レーザ切断ノズル2の外部から供給口16を介して行われる。
【0014】
図2に示すように、tは、切断を行なう鋼板4の板厚(mm)である。また、θは、切断を行なう開先角度(°)であり、Xは、鋼板4の上面5上でシールドガスが覆う部分の半径(mm)である。また、図3に示すように、R1は、外周管9の先端部内径の半径(mm)であり、R2は、中心管8の先端部外径の半径(mm)であり、R3は、外周管9の先端部外径の半径(mm)であり、Hは、シールドガス噴出孔幅(mm)であり、dは、中心管8の内径(mm)であり、Lは、中心管8と外周管9の先端部の段差である。
【0015】
図4中、「b」で示す、鋼板表面(鋼板上面)5における、レーザビーム中心から裏開先側6の加工幅(mm。以下、「b」について、「裏開先側の加工幅」と略称する場合がある)は、裏開先側6における鋼板4の表面5付近で蓄熱によりレーザビーム照射範囲よりも広い範囲が燃焼するが、鋼板表面5における、燃焼箇所11と非燃焼箇所12との境界13からレーザビーム中心までの距離のことである。
【0016】
本出願人は、外周管9の先端部内径の半径(mm)であるR1と裏開先側の加工幅(mm)であるbとの関係が、開先切断の際、切断面の良否に多大な影響を与えることをつき止め、これらの関係に対する実験を行い、図5における実験結果を得た。
図5は、外周管9の先端部内径の半径(mm)であるR1と、R1/b[bは、裏開先側の加工幅(mm)]との関係(実験結果)を示すグラフである。
尚、この実験は、ガス濃度条件として、切断アシストガス、シールドガス共に、酸素濃度99.7%以上のガスを用いて行なったものである。
ガス濃度条件としては、切断アシストガスとして、酸素濃度99.5%以上、シールドガスとして、酸素濃度90.0%以上、であれば、この実験結果と同様の結果が得られるものである。
また、鋼板4の板厚tが9mm以上、開先角度θが5°以上のときに、図5における実験結果が得られた。
図5におけるように、R1/b≧0.7であれば、R1が何れの値であっても、切断面が粗くならず、良好な切断面を得ることができることが把握される。
R1/b≧0.7であれば、良好な切断面を得ることができる理由は、上記であれば、レーザビーム照射の周辺に対し、充分に、外周管9から、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出されるため、円滑な鋼板の燃焼が可能となるためと考えられる。
また、3≦R1≦5、1.0≦R1/b≦2.0、の範囲において、切断面が粗くならないと共に、ドロスの少量の付着もないものである。
【0017】
次に、図6、7を参照して、裏開先側の加工幅b(mm)と、鋼板の板厚t(mm)と、開先角度θ(°)との関係につき、説明する。
まず、実験により、板厚tと開先角度θを種々に設定した場合、鋼板の表面における、レーザビーム中心からの加工幅として、表1の実験結果が得られる。この加工幅は、レーザビームの照射速度を変化させることにより、鋼板への入熱量を調整し、良好な切断品質が得られた際の加工幅である。レーザビームの照射速度を遅くするに従って、切断品質が上昇して、加工幅が広くなる。尚、レーザビームの照射速度を変化させるのではなく、レーザビームの照射パワーを調整することにより、入熱量を調整しても良い。
【0018】
【表1】
Figure 0004322575
【0019】
図6は、表1において得られた実験結果をグラフ化したものである。
図6において、横軸は、板厚t(mm)を示し、縦軸は、鋼板表面における、レーザビーム中心からの加工幅mmを示している。
また、図6は、各開先角度における、鋼板の表面における、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)mmを、表1における実験結果から板厚tを変数として求められた下記近似式を記載している。
【0020】
表1の実験結果をグラフ化したところ、鋼板の表面における、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)mmは、板厚t(mm)を変数としたAtBとして求められることが把握された。
即ち、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)=AtB
開先角度θが10°の場合、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)=AtB=0.1095t0.9797
開先角度θが20°の場合、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)=AtB=0.1065t1.1311
開先角度θが30°の場合、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)=AtB=0.0956t1.2989
開先角度θが40°の場合、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅(b)=AtB=0.0898t1.452
即ち、AおよびBの値は、開先角度θにより変化するものである。
【0021】
次に、表2は、図6におけるグラフを基に記載したものであり、開先角度θと変数A、Bの関係を示している。
【0022】
【表2】
Figure 0004322575
【0023】
表2に記載した開先角度θと変数A、Bとの関係をグラフ化すると、図7に示すグラフとなる。
図7から把握されるように、変数A、Bの値は、開先角度θを変数とした下記近似式で求められる。
ここでC、Eは比例定数であり、D、Fは定数である。
A=Cθ+D=−0.0007θ+0.1179
B=Eθ+F=0.0158θ+0.8193
以上を総合すると、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅bは、板厚tおよび開先角度θを変数とした下記近似式が成り立つことが把握される。
レーザビーム中心から裏開先側の加工幅b(mm)=AtB=(Cθ+D)t(E θ +F)=(−0.0007θ+0.1179)×t(0.0158 θ +0.8193)
この式を、簡素化(小数点3桁)とすると、
レーザビーム中心から裏開先側の加工幅b(mm)=(−0.001θ+0.118)×t(0.016 θ +0.819)となった。
尚、図2等から把握されるように、X×cosθ=R1であるため、図5における実験結果から良好な切断面が得られる範囲とされたR1/b≧0.7は、X×cosθ/b≧0.7となる。よって、X≧b×0.7/cosθとなり、X≧((−0.001θ+0.118)×t(0.016 θ +0.819))×0.7/cosθとなる。
【0024】
尚、本発明の実施の形態によるレーザ切断方法およびレーザ切断装置では、0.5≦H≦3.0、0.8≦d≦4.0、L≧(R3−R2)×tanθ[H:シールドガス噴出孔の幅(mm)、d:中心管の内径(mm)、L:中心管の先端部と外周管の先端部の段差(mm)、θ:開先角度]の条件を満たすことが、良好な開先切断面を得るために有効である。
【0025】
図8は、本発明による実施の形態のレーザ切断ノズル2を有するレーザ切断装置1と、中心管(単一管)のみを備えており、外周管を備えていないレーザ切断ノズル(いわゆるシングルノズル)を有するレーザ切断装置を使用した場合における、鋼板の切断面の実験結果を示している。
【0026】
図8(a)は、単一管を有するレーザ切断ノズルを使用した際の表開先側切断面であり、図8(b)は、単一管を有するレーザ切断ノズルを使用した際の裏開先側切断面であり、図8(c)は、本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズルを使用した際の表開先側切断面であり、図8(d)は、本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズルを使用した際の裏開先側切断面である。
【0027】
図8における実験結果から明らかなように、図8(b)における、単一管を有するレーザ切断ノズルを使用した際の裏開先側切断面が著しく粗くなり、ドロス10の付着も確認されたのに対し、図8(d)は、本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズルを使用した際の裏開先側切断面は良好であり、ドロス10の付着も確認されなかった。
即ち、裏開先側の切断面において、本発明による実施の形態のレーザ切断ノズルを有するレーザ切断装置を使用して、本発明の条件を満たす場合、従来の中心管(単一管)のみを備えており、外周管を備えていないレーザ切断ノズルを有するレーザ切断装置を使用した場合と比較し、粗さのない良好な切断面が得られることが把握された。
【0028】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明では、たとえ、レーザ切断ノズルを、鋼板等の被切断部材に対し、傾斜した状態で配置して切断する場合であっても、
被切断材の開先切断において、被切断材の裏開先側切断面が粗くなることを防止して、良好な切断品質が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるレーザ切断装置を用いたレーザ切断方法を示す概念図である。
【図2】 本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズルと被切断材の関係を示す詳細図である。
【図3】 本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズルを示す詳細図である。
【図4】 本発明の実施の形態によるレーザビーム中心から裏開先側の加工幅を示す図である。
【図5】 図5は、外周管の先端部内径の半径であるR1と、R1/b[bは、鋼板の表面における、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅]との関係を示すグラフである。
【図6】 板厚tと鋼板表面における、レーザビーム中心から裏開先側の加工幅bとの関係を示すグラフである。
【図7】 開先角度θと変数A、Bとの関係を示すグラフである。
【図8】 本発明の実施の形態によるレーザ切断ノズルと従来技術としてのレーザ切断ノズルを使用した場合の実験結果である。
【符号の説明】
1‥‥レーザ切断装置、2‥‥レーザ切断ノズル、3‥‥レーザビーム、4‥‥鋼板(被切断材)、5‥‥表面(上面)、6‥‥裏開先側、7‥‥表開先側、8‥‥中心管、9‥‥外周管、10‥‥ドロス、11‥燃焼箇所、12‥‥非燃焼箇所、13‥‥境界、14‥‥切り溝、15‥‥鋭角部、16‥‥供給口

Claims (4)

  1. 二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルにより被切断材を切断するレーザ切断方法であって、開先切断を行うに際し、
    ≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)
    θ≧10°
    を満たすことを特徴とするレーザ切断方法。
    但し、
    (mm):レーザ切断ノズルにおける外周管の先端部内径の半径
    t:被切断材の板厚(mm)
    θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)
  2. 二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルにより被切断材を切断するレーザ切断方法であって、開先切断を行うに際し、
    X≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)/cosθ をθ≧10°
    満たすことを特徴とするレーザ切断方法。
    但し、
    X:被切断材表面上において、レーザビームの中心から裏開先側でシールドガスが覆う部分の半径(mm)
    t:被切断材の板厚(mm)
    θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)
  3. 二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルを備えたレーザ切断装置であって、開先切断を行うに際し、
    ≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)
    θ≧10°
    を満たすことを特徴とするレーザ切断装置。
    但し、
    (mm):レーザ切断ノズルにおける外周管の先端部内径の半径
    t:被切断材の板厚(mm)
    θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)
  4. 二重管状に構成され、二重管のうちの中心管からは、レーザビームを照射すると共に、切断アシストガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させ、二重管のうちの外周管からは、シールドガスとしての高濃度酸素ガスを噴出させるようにしたレーザ切断ノズルを備えたレーザ切断装置であって、開先切断を行うに際し、
    X≧(((−0.001×θ+0.118)×t(0.016×θ+0.819))×0.7)/cosθ をθ≧10°
    満たすことを特徴とするレーザ切断装置。
    但し、
    X:被切断材表面上において、レーザビームの中心から裏開先側でシールドガスが覆う部分の半径(mm)
    t:被切断材の板厚(mm)
    θ:切断を行う開先角度(レーザビーム照射方向と被切断材表面に対し垂直方向とがなす角度)(°)
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