JP4321772B2 - センターベアリング支持機構 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等においてプロペラシャフトを回転自在にかつ弾性的に支持するセンターベアリング支持機構に関する。
図4に示すように、従来のセンターベアリング支持機構100として、プロペラシャフト(図示省略)が挿通されるボールベアリング102と、このボールベアリング102の外周側(径方向外側)に設けられプロペラシャフト軸方向に第1の隙間Tを有して並べられた一対の内環104、106と、内環104、106の外周側(径方向外側)に設けられプロペラシャフト軸方向に第2の隙間Qを有して並べられた一対の外環108、110と、内環104、106と外環108、110との間に配置され内環104、106と外環108、110にそれぞれ加硫接着されたベロー状を呈する一対の弾性部材112、114と、を有したものが知られている(下記特許文献1参照)。
このセンターベアリング支持機構100は、自動車に装着されるのに先立って、プロペラシャフト(図示省略)の回転アンバランスを調整するためのバランス調整が行なわれる。すなわち、このバランス調整では、図5に示すように、ミッション側のジョイント120とデフ側のジョイント122との間に架設したプロペラシャフト124の略中間部に配設されたセンターベアリング支持機構100を治具(図示省略)によって固定支持するとともにロードセル126を接続し、プロペラシャフト124を高速で回転させてプロペラシャフト124のアンバランスをアン測定し、この測定結果に基づいてプロペラシャフト124に重りを貼り付けてプロペラシャフト124のアンバランスが修正される。
ところで、上記バランス調整を行う関係上、センターベアリング支持機構を治具で固定支持するために、外環108と外環110との間に治具を挿入するための第2の隙間Qを必ず形成しなければならない。
また、内環104と内環106との間には第1の隙間Tを形成しない方が良いが、センターベアリング支持機構100を組み付ける際に、部品寸法のバラツキ等によりボールベアリング102への圧入が不完全になってしまうことや、ボールベアリング102を圧入する際のプロペラシャフト軸方向の位置決め管理が容易になること等の関係から内環104と内環106との間に第1の隙間Tが形成されている。
登録実用新案第2586021号公報
しかしながら、外環と外環との間や内環と内環との間に隙間がそれぞれ形成されると、各隙間を通じてボールベアリング外輪側から内部に水等が浸入してしまい、ボールベアリングが錆びてしまうおそれがある。ボールベアリングが錆びてしまうと、プロペラシャフトの回転に悪影響を与えてしまう問題が生じる。このことは、水に限られることではなく、隙間が存在すると、ゴミ等の異物がその隙間から入り込み、ボールベアリングの回転性能やプロペラシャフトの回転性能および耐久性に悪影響を与えてしまう。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、内環と内環との間に形成された隙間から水やゴミなどの異物がベアリングのアウターレースを通じてベアリングのインナーレース側に入り込むことを防止できるセンターベアリング支持機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、径方向内側にベアリングが配置され第1の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の内環と、前記一対の内環の径方向外側に配置されかつ第2の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の外環と、前記一対の内環と前記一対の外環との間に両者を接続するように配置された一対の弾性部材と、前記ベアリングへの異物の侵入を防止するシール手段と、を有するセンターベアリング支持機構であって前記シール手段は、前記第1の隙間を閉塞するように充填された液体パッキンであり、前記内環の前記ベアリングと対向する内周面には、前記液体パッキンを溜めるための溝が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、径方向内側にベアリングが配置された一対の内環が第1の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置されており、一対の外環が一対の内環の径方向外側に配置されかつ第2の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置されており、一対の弾性部材が一対の内環と一対の外環との間に両者を接続するように配置されている。このように、内環と弾性部材と外環とで構成される構成物がベアリング軸方向に沿って配置されている。
ここで、ベアリングへの異物の侵入を防止するシール手段が設けられているため、第2の隙間から侵入した異物がさらに第1の隙間からベアリングのインナーレース側に侵入することを防止できる。これにより、異物がボールベアリングの回転性能やプロペラシャフトの回転性能に悪影響を与えてしまうことを防止できる。
なお、本発明において、「異物」とは、ゴミ、埃、水など、常温で固定及び液体となるもの全てを意味するものとする。
また、第1の隙間にはシール手段としての液体パッキンが充填されて第1の隙間が閉塞されているため、ベアリングへの異物の侵入を確実に防止することができる。
また、第1の隙間が液体パッキンにより閉塞されると、外部から第1の隙間を通して内部のベアリングを視認することができないため、センターベアリング支持機構の意匠性を向上させることができる。
さらに、内環のベアリングと対向する内周面には、液体パッキンを溜めるための溝が形成されているため、内環とベアリングとの間に多量の液体パッキンを充填させることができる。これにより、シール性能を大幅に向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、径方向内側にベアリングが配置され第1の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の内環と、前記一対の内環の径方向外側に配置されかつ第2の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の外環と、前記一対の内環と前記一対の外環との間に両者を接続するように配置された一対の弾性部材と、前記ベアリングへの異物の侵入を防止するシール手段と、を有するセンターベアリング支持機構であって、前記シール手段は、前記内環と前記ベアリングとの間に充填された液体パッキンであり、前記内環の前記ベアリングと対向する内周面には、前記液体パッキンを溜めるための溝が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、特に、内環とベアリングとの間にはシール手段としての液体パッキンが充填されているため、ベアリングへの異物の侵入を確実に防止することができる。
また、液体パッキンにより第1の隙間を閉塞するとともに、内環とベアリングとの間にも液体パッキンを充填させることにより、シール性能を格段に向上させることができる。
さらに、内環のベアリングと対向する内周面には、液体パッキンを溜めるための溝が形成されているため、内環とベアリングとの間に多量の液体パッキンを充填させることができる。これにより、シール性能を大幅に向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のセンターベアリング支持機構において、前記液体パッキンは、弾性接着剤であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、液体パッキンとして弾性接着剤を用いることにより、シール性能の他に弾力性能を持たせることができるため、センターベアリング支持機構に作用する振動を吸収させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセンターベアリング支持機構において、前記一対の内環同士、前記一対の外環同士及び前記一対の弾性部材同士は、それぞれ同形状であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、一対の内環同士、一対の外環同士及び一対の弾性部材同士をそれぞれ同形状とすることにより、各内環、外環及び弾性部の部品共用化を図りセンターベアリング支持機構を製造することができる。これにより、別形状の内環、外環及び弾性部材を製造する必要がないため各構成部品の部品点数を削減できるとともに、新たな金型を製造する必要がなく製造コストも低減でき、部品管理も容易となる。
本発明によれば、シール手段が設けられているため、第2の隙間から入り込んだ水やゴミ等の異物がさらにベアリング側に入り込むことを防止できる。これにより、水やゴミ等の異物がボールベアリングの回転性能を劣化させプロペラシャフトの回転性能に悪影響を与えてしまうことを容易に防止できる。
次に、本発明の一実施形態に係るセンターベアリング支持機構について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、センターベアリング支持機構10は、内周側(径方向内側(図1中矢印I方向側))にプロペラシャフト12が挿通されるボールベアリング(ベアリング)14と、ボールベアリング(ベアリング)14の外周側(径方向外側(図1中矢印O方向側))に設けられかつボールベアリング軸方向(図1中矢印X方向)に第1の隙間Tを有して並べられた一対の内環16、18と、内環16、18の外周側(径方向外側(図1中矢印O方向側))に設けられかつボールベアリング軸方向(図1中矢印X方向)に第2の隙間Qを有して並べられた一対の外環20、22と、内環16、18と外環20、22との間に配置され内環16、18と外環20、22にそれぞれ加硫接着されるベロー状を呈する一対のゴム部材(弾性部材)24、26と、外環20、22の外周側(径方向外側(図1中矢印O方向側))に配置され車体側に固定される外環保持ブラケット28と、を有している。
ボールベアリング(ベアリング)14は、ボール14Aと、ボール14Aを径方向内側(図1中矢印I方向側)から支持するインナーレース14Bと、ボール14Aを径方向外側(図1中矢印O方向側)から支持するアウターレース14Cと、で構成されている。このボール14Aの回転によりインナーレース14Bがアウターレース14Cに対して周方向に回転可能になっている。
各内環16、18は、それぞれ環状に形成されており、径方向外側(図1中矢印O方向側)に突出した各突出部16A、18Aと、ボールベアリング軸方向(図1中矢印X方向)に対して傾斜した各傾斜部16B、18Bと、をそれぞれ備えている。また、図2に示すように、各突出部16A、18Aは、径方向に延びる径方向延在部30A、32Aと、ボールベアリング軸方向に延びる軸方向延在部30B、32Bと、を備えている。また、各々の突出部16A、18Aには、ボールベアリング14が圧入された構成となっている。また、各突出部16A、18Aの端部の間には、所定寸法の第1の隙間Tが形成されている。
ここで、各内環16、18を構成する各軸方向延在部30B、32Bの軸方向一方側端部には、径方向に対して傾斜した斜辺部34、36がそれぞれ形成されている。また、一方の突出部16Aを構成する径方向延在部30Aのボールベアリング14と対向する部位には、液体パッキンLが溜められる溝38が形成されている。また、他方の突出部18Aを構成する軸方向延在部32Bのボールベアリング14と対向する部位には、液体パッキンLが溜められる溝40が形成されている。
また、各突出部16A、18Aを構成する各軸方向延在部30B、32Bの間に形成される第1の隙間Tには、液体パッキンLが充填されており、この液体パッキンLにより第1の隙間Tが閉塞されている。また、各軸方向延在部30B、32Bとボールベアリング14のアウターレース14Cとの間にも、同様に液体パッキンLが充填されている。さらに、各径方向延在部30A、32Aとボールベアリング14のアウターレース14Cとの間にも、同様に液体パッキンLが充填されている。
なお、液体パッキンとしては、弾力性に富む接着剤が最適であるが、接着剤に限られるものではなく、例えば、ゴム、シリコーン等弾性樹脂等のような液体パッキンとして周知のものでよい。
各ゴム部材(弾性部材)24、26は、各内環16、18の外周面と各外環20、22の内周面にそれぞれ加硫接着されている。各ゴム部材24、26は、各内環16、18に加硫接着した内側ベース部24A、26Aと、軸方向一方側に向かって大きく突出したバネ部24B、26Bと、各外環20、22に加硫接着した外側ベース部24C、26Cと、でそれぞれ構成されている。また、各ゴム部材24、26は、同じ形状となるように成形されている。
各外環20、22は、各ゴム部材24、26を構成する各外側ベース部24C、26Cの外周面に配置されている。各外環20、22には、各外側ベース部24C、26Cが加硫接着されている。各外環20、22の間には、所定寸法の第2の隙間Qが形成されている。また、各外環20、22は、同じ形状(対称配置)となるように成形されている。
なお、ブラケット28は、各外環20、22の外周面に配置され、ボルトとナット等の固着具により外環保持環体29と一体に車体側に取り付けられる。
次に、センターベアリング支持機構10の組付方法について説明する。
先ず、所定の金型(図示省略)に、内環16(18)と、外環20(22)とを位置決めして、金型の所定の部位に未加硫のゴム部材24(26)を流し込む。そして、加熱することによりゴム部材24(26)を加硫させ、内環16(18)と外環20(22)とにそれぞれ加硫接着させて、内環16(18)と外環20(22)とゴム部材24(26)とで構成された支持機構本体を製造する。このように、支持機構本体を次々と製造していく。
次に、各内環16、18を構成する各突出部16A、18Aの内周面に液体パッキンLを塗布して、2つの支持機構本体をボールベアリング軸方向に移動させていく。これにより、各支持機構本体の各内環16、18を構成する各突出部16A、18Aの内周面に、ボールベアリング14が圧入されていく。各突出部16A、18Aの内周面に、ボールベアリング14が圧入されると、各突出部16A、18Aを構成する各軸方向延在部30B、32Bの間に形成される第1の隙間Tが液体パッキンLで閉塞されるとともに、各突出部16A、18Aを構成する各径方向延在部30A、32Aとボールベアリング14のアウターレース14Cとの間、及び各軸方向延在部30B、32Bとボールベアリング14のアウターレース14Cとの間には液体パッキンLが充填された状態となる。
以上のように、センターベアリング支持機構10の組付方法では、センターベアリング支持機構10を容易に組み付けることができるとともに、第1の隙間Tを確実に塞ぐことができる。
次に、センターベアリング支持機構10の作用について説明する。
図2に示すように、各内環16、18の間に形成された第1の隙間Tが液体パッキンLにより塞がれ、かつ各径方向延在部30A、32Aとボールベアリング14のアウターレース14Cとの間、及び各軸方向延在部30B、32Bとボールベアリング14のアウターレース14Cとの間には液体パッキンLが充填された状態となっているため、第2の隙間Qから内部に侵入した異物が第1の隙間Tからボールベアリング14側に侵入しようとしても、液体パッキンLにより阻止される。この結果、異物がボールベアリング14側に侵入することができないため、ボールベアリング14が錆びてしまうことを防止でき、ひいてはボールベアリング14やプロペラシャフト12の回転機能に支障が生じてしまうことを確実に防止できる。
特に、各内環16、18に液体パッキンLを溜めるための溝38、40を形成することにより、この溝38、40に多量の液体パッキンLを充填することができるため、各内環16、18とボールベアリング14のアウターレース14Cとの間に介在する液体パッキンLの体積が多くなり、シール性能を格段に向上させることができ、ボールベアリング14の圧入過程において溝38、40内に液体パッキンを滞留されることで接触擦れによる剥離を防ぎ確実なシール性が維持される。
また、各突出部16A、18Aを構成する各軸方向延在部30B、32Bの端部には斜辺部34、36がそれぞれ形成されているため、第1の隙間Tが大きくなり、第1の隙間Tに多量の液体パッキンLを充填させることができるため、シール性能を格段に向上させることができる。
なお、溝38、40は複数形成されている構成がシール性能を大幅に向上させる点で好ましいが、内環16(18)の一部に少なくとも1つの溝が形成されていれば効果的である。
また、液体パッキンLとして接着剤を用いることにより、シール性能の他に弾力性能を得ることができ、センターベアリング支持機構10に作用する振動を吸収させることができる。
また、各内環16、18との間には第1の隙間Tが形成されているが、液体パッキンLにより塞がれているため、外部からボールベアリング14を視認することができない。このため、センターベアリング支持機構10の意匠、商品性を向上させることができ、従来のようにボールベアリング14が視認できたときの見た目の不安感を無くすことができる。
次に、センターベアリング支持機構10の変形例について説明する。
なお、図3において、図2と重複する構成については、同符号を付し、適宜説明を省略する。
図3に示すように、各内環16、18に形成される溝の形成部位は、上記実施形態に限られるものではなく、例えば、各径方向延在部30A、32Aと各軸方向延在部30B、32Bとで形成される角部に液体パッキンLを溜めるための溝42を形成してもよい。
このように、各内環16、18の同じ部位に溝42を形成することにより、同一形状の内環16、18、外環20、22、ゴム部材24、26を量産することができるため、別途の金型を用いて別形状の内環、外環、弾性部材を製造する必要がない。これにより、部品点数を削減することができるとともに、専用の金型を別途製作する必要がなく、センターベアリング支持機構10の製造コストを低減することができ、部品管理も容易となる。
本発明の一実施形態に係るセンターベアリング支持機構の構成図である。 本発明の一実施形態に係るセンターベアリング支持機構の要部を示した拡大図である。 本発明の一実施形態に係るセンターベアリング支持機構の変形例の要部を示した拡大図である。 従来のセンターベアリング支持機構の部分的な断面図である。 センターベアリング支持機構のバランス調整装置の説明図である。
符号の説明
10 センターベアリング支持機構
14 ボールベアリング(ベアリング)
16 内環
18 内環
20 外環
22 外環
24 ゴム部材(弾性部材)
26 ゴム部材(弾性部材)
38 溝
40 溝
42 溝
T 第1の隙間
Q 第2の隙間
L 液体パッキン(シール手段)

Claims (4)

  1. 径方向内側にベアリングが配置され第1の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の内環と、
    前記一対の内環の径方向外側に配置されかつ第2の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の外環と、
    前記一対の内環と前記一対の外環との間に両者を接続するように配置された一対の弾性部材と、
    前記ベアリングへの異物の侵入を防止するシール手段と、
    を有するセンターベアリング支持機構であって
    前記シール手段は、前記第1の隙間を閉塞するように充填された液体パッキンであり
    前記内環の前記ベアリングと対向する内周面には、前記液体パッキンを溜めるための溝が形成されていることを特徴とするセンターベアリング支持機構。
  2. 径方向内側にベアリングが配置され第1の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の内環と
    前記一対の内環の径方向外側に配置されかつ第2の隙間を有してベアリング軸方向に沿って配置された一対の外環と
    前記一対の内環と前記一対の外環との間に両者を接続するように配置された一対の弾性部材と
    前記ベアリングへの異物の侵入を防止するシール手段と
    を有するセンターベアリング支持機構であって
    前記シール手段は、前記内環と前記ベアリングとの間に充填された液体パッキンであり
    前記内環の前記ベアリングと対向する内周面には、前記液体パッキンを溜めるための溝が形成されていることを特徴とするセンターベアリング支持機構。
  3. 前記液体パッキンは、弾性接着剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンターベアリング支持機構。
  4. 前記一対の内環同士、前記一対の外環同士及び前記一対の弾性部材同士は、それぞれ同形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセンターベアリング支持機構。
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