JP4319595B2 - パンカールーバー - Google Patents
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Description
このように構成された従来一般のパンカールーバーでは、連結ダクト33内において部分球状体を成すパンカールーバーの本体部1及び環状固定部材2が吹出空気に直接触れるように構成されている。このため冷気が供給されてきた場合には、本体部1及び環状固定部材2の全体が冷却される。この結果、吹出ノズル部12側から冷気を吹き出すと(図6における実線矢印A参照)、室内の高温多湿の空気が環状固定部材2や本体部1に接触するように誘引され(図6における破線矢印B参照)、室内空気中に含まれていた水分が環状固定部材2や本体部1の表面に結露する。この結露水は、落下して人の洋服を汚したり、人体に直接降りかかって不快感を与えたり、室内を汚したり、室内のカビを発生させたりするなどの弊害をもたらしていた。特に、レストラン、ホテル等の業務用の厨房に使用される場合には、室内空気も高湿度であるので、結露も発生し易く大きな問題となっていた。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、外側断熱部材は、発泡樹脂成形品と第2シール材とからなり、発泡樹脂成形品は、内部に、本体部を任意の方向に回動可能としながら、部分球体部の外表面を覆う球状空間部と、この球状空間部と給気ダクトとを連通する連絡通路を有し、第2シール材は、この球状空間部における内面と部分球体部との隙間をシールするものであることを特徴とする。
また、第5の発明は、第3又は第4の発明において、前記外側断熱部材、内側断熱部材、第1シール材及び第2シール材は、それぞれ耐油性材料からなることを特徴とする。
また、第9の発明は、第1〜第8の何れかの発明において、前記内側断熱部材は、吹出ノズル部の吹出口近傍に内側へ環状に突出する環状突出部を有することを特徴とする。
以下に、本発明を具体化した実施の形態1に係るパンカールーバーの構成を図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は、実施の形態1に係るパンカールーバーの側断面図であり、吹出方向が取付壁体に対し直角を成している状態を示す。図2は同パンカールーバーの側断面図であり、吹出方向が取付壁体に対し傾斜している状態を示す。実施の形態1のパンカールーバーは、前述の従来一般のパンカールーバーに対し結露回避のための改良を加えたものであるので、従来一般のものと同一の部分については同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
(1) 本実施の形態に係るパンカールーバーによれば、本体部1及び環状固定部材2は、内外全表面に樹脂コーティングされているので、本体部1及び環状固定部材2の温度の低下を抑制し、本体部1及び環状固定部材2における結露を軽減することができる。
実施の形態2は、実施の形態1において、外側断熱部材を他の構成に変更したものである。これを図3及び図4に基づき説明する。図3は実施の形態2に係るパンカールーバーの側断面図であり、吹出方向が取付壁体に対し直角を成している状態を示す。図4は同パンカールーバーの側断面図であり、吹出方向が取付壁体に対し傾斜させている状態を示す。なお、実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
(1) 本体部1及び環状固定部材2が、前述のように構成された伸縮性カバーにより覆われているので、カバー内に形成される空気層により断熱され、本体部1及び環状固定部材2の結露が防止される。
(3) 実施の形態1と共通の構成であることに関して、実施の形態1の場合と同様の効果を奏することができることはいうまでもない。
2 環状固定部材
3 給気ダクト
10 部分球体部
11 入口側開口部
12 吹出ノズル部
13 シャッター
21 外側枠部材
22 内側枠部材
23 球面支持部
24 鍔状部
25 球面支持部
26 鍔状部
28 第1シール材
35 取付壁体
35a 取付開口部
41 外側断熱部材
42 発泡樹脂成形品
43 連絡通路
44 第2シール材
45 球状空間部
46 テーパ状部
51 内側断熱部材
53 環状突出部
61 外側断熱部
Claims (9)
- 部分球体部の一端に給気ダクトに連通するための入口側開口部を備え、他端に円筒状の吹出ノズル部を備えた本体部と、
部分球体部の最大径付近における外表面を回動自在に支持する球面支持部を内周側に備え、取付壁体への取付用の鍔状部を外周側に備えた環状固定部材と、
本体部が任意の方向への回動可能となるように、取付壁体の給気ダクト側に位置する環状固定部材の表面及び端面を覆うとともに、取付壁体の給気ダクト側に位置する部分球体部の外表面を覆う外側断熱部材と、
部分球体部の内表面を覆う内側断熱部材と、
部分球体部の外表面と環状固定部材との隙間をシールする第1シール材と
を有することを特徴とするパンカールーバー。 - 環状固定部材及び本体部は、内外全表面が樹脂コーティングされてなることを特徴とする請求項1記載のパンカールーバー。
- 外側断熱部材は、発泡樹脂成形品と第2シール材とからなり、
発泡樹脂成形品は、内部に、本体部を任意の方向に回動可能としながら、部分球体部の外表面を覆う球状空間部と、この球状空間部と給気ダクトとを連通する連絡通路を有し、
第2シール材は、この球状空間部における内面と部分球体部との隙間をシールするものであることを特徴とする請求項1又は2記載のパンカールーバー。 - 前記発泡樹脂成形品は、連絡通路の給気ダクト側の開口部が給気ダクト側に拡大するテーパ状部に形成されていることを特徴とする請求項3記載のパンカールーバー。
- 前記外側断熱部材、内側断熱部材、第1シール材及び第2シール材は、それぞれ耐油性材料からなることを特徴とする請求項3又は4記載のパンカールーバー。
- 外側断熱部材は、一端を環状固定部材に固定し、他端を環状固定部材から部分球体部の入口側開口部の端面を経由して内側断熱部材の内表面の一部を覆うように延設して、取付壁体の給気ダクト側に位置する環状固定部材の表面及び端面、並びに部分球体部の外表面を覆う伸縮性カバーとして形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のパンカールーバー。
- 外側断熱部材としての伸縮性カバーは、部分球体部の内表面側及び外表面側に位置する各部分において、当該カバーの端部から入口側開口部にかけて伸縮可能な蛇腹式に形成されていることを特徴とする請求項6記載のパンカールーバー。
- 前記内側断熱部材は、部分球体部の内表面に対し発泡樹脂一体成形により接合されてなることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のパンカールーバー。
- 前記内側断熱部材は、吹出ノズル部の吹出口近傍に内側へ環状に突出する環状突出部を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のパンカールーバー。
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