JP4318829B2 - ローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法 - Google Patents

ローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリュによって押し出された練りゴムをローラにより成形して練りゴムシートを得るローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ゴムシートの成形は、押出機から押し出された練りゴムを、押出ヘッドによって一対のカレンダーロールからなるローラに押し出し、該ローラによって圧延されて形成されている。また、押出ヘッドからローラに押し出されたゴムはバンクと呼ばれており、このバンク部分の圧力、即ちバンク圧力によって押出ヘッド及びローラを制御して、練りゴムを圧延することが、均一な幅と厚みのゴムシートを作製する上で重要であることが知られている。
【0003】
このバンク圧力によって、押出ヘッド及びローラを制御する方法として、特開平9−85801号公報が開示されている。この方法は、バンク部内の練りゴムがゼロの時におけるローラダイ装置に設けられた力センサの出力を初期圧力として、押出し時の力センサの出力からこの初期圧力を差し引いたものをバンク圧力とする際に、この初期圧力の値を連続的に行われる一連の各押出し運転ごとにその押出し開始に先立って求めて、更新して、初期圧力の値が時間変化しても誤差の少ないバンク圧力を得て、このバンク圧力によって、押出ヘッド及びローラの回転数を制御して、寸法精度の高いゴムシートを作製するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法は、バンク圧力をローラダイ装置に設けられたロードセル等の出力センサによって、ローラダイ装置がバンク圧力によって膨張した場合等の圧力を検知して、このバンク部に発生する圧力を間接的に検知するものである。従って、検出される出力センサの出力値には、バンク圧力による押出力によるローラダイ装置の変化に加えて、バンク部の持つ熱によって熱膨張する変化も合わせて検知してしまうため、初期圧力の値を連続的に行われる一連の各押出し運転ごとにその押出し開始に先立って求めるようにしても、正確なバンク圧力を測定していることにならず、そのため、微妙にゴムの厚みや幅が変化していた。
【0005】
そこで、本発明は、バンク圧力を直接的に正確に測定し、その圧力によって押出ヘッド及びローラ等を制御して、寸法精度の高いゴムシートを作製できるローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の請求項1に記載のローラヘッド押出機は、ゴムシートに成形するローラと、該ローラのバンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、前記バンクの圧力を検出する検出手段とを備え、前記検出手段は、前記ローラを支持する両側のスタンドとヘッドとの間に設けられる幅方向両側の接続箇所の両方に設けられているローラヘッド押出機であって、前記検出手段による検出値が第1設定値を越えると、前記ローラ及び前記押出機を停止させる電気的保護手段が設けられる共に、前記検出手段による検出値が第2設定値を越えると、前記ローラと前記ヘッドの間隔をバンクが形成される以上に離間させることにより、前記接続箇所の接続を解放する機械的保護手段が設けられ、前記第1設定値が前記第2設定値より小さくなるように設定され、前記電気的保護手段が前記機械的保護手段に優先するようになっているものである。
バンク圧力はローラとヘッドの間に作用するため、バンク圧力による力がローラとヘッドの接続箇所で支えれる。そのため、ローラとヘッドの幅方向の両側の接続箇所で、バンクの圧力に相当する力が接続力として直接的に検出される。両側の接続箇所で検出された力を平均化または和算すると、バンクの圧力に相当する力が正確に検出される。
また、電気的な制御によってもバンク圧力を抑えられなくなって、機械的保護のための設定値を越えることになっても、ローラとヘッドとの接続箇所が解放され、ローラとヘッドの間隔がバンクが形成される以上に離間し、ローラ及び押出機の機械的保護が達成される。
【0007】
また、請求項2に記載のローラヘッド押出機は、請求項1における前記検出手段は、前記バンクの圧力が押圧力として作用する前記接続箇所の部位に設けられているものである。
押圧力として検出することにより、ロードセル等によりバンク圧力に相当する力を正確且つ優れた応答性でもって検出できる。
【0009】
また、請求項3に記載のローラヘッド押出方法は、ゴムシートに成形するローラと、該ローラのバンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、前記ローラを支持する両側のスタンドとヘッドとの間に設けられる幅方向両側の接続箇所の両方に設けられ、前記バンクの圧力を検出する検出手段と、前記検出手段による検出値が第1設定値を越えると、前記ローラ及び前記押出機を停止させる電気的保護手段と、前記検出手段による検出値が第2設定値を越えると、前記ローラと前記ヘッドの間隔をバンクが形成される以上に離間させることにより、前記接続箇所の接続を解放する機械的保護手段とを備えるローラヘッド押出機を用い、前記検出手段の検出値が、前記ローラ及び前記押出機の手動運転時のバンク圧力を基準とした上限及び下限である所定範囲に納まるように前記押出機のスクリュの回転数を自動的に制御し、前記検出手段により検出された前記バンク圧力が前記所定範囲の上限を超える第1段目に至ると、前記ローラの回転数を上昇させ、更に第1段目を越える前記第1設定値に達すると、前記ローラ及び前記押出機を停止させ、前記第1設定値を超える前記第2設定値に達すると、前記機械的保護手段により前記ローラと前記ヘッドの間隔をバンクが形成される以上に離間させるものである。
ヘッドと前記ローラとの幅方向両側の接続箇所の両方に設けられた検出手段により、バンク圧力を直接的且つ正確に検出し、押出機のスクリュの回転数を自動的に制御するため、ローラの回転速度が安定した状態を保ち、成形ゴムシートの幅、厚みの精度が向上する。
また、押出機のスクリュの回転数による緻密な制御を行うため、上限を越える第1段目でローラの回転数を上昇させ、それでも第1段目を越えると第2段目ある第1設定値でローラ及び押出機を停止させるという、緻密な電気的保護ができる。
【0010】
また、請求項4に記載のローラヘッド押出方法は、請求項3における前記制御は、前記所定範囲に納まるようにゴム種に応じたパラメータによりPID制御されるものである。ローラの回転数ではなく、押出機のスクリュの回転数を自動的に制御するため、成形ゴムの種類に応じたパラメータを使用したPID制御が可能になり、成形ゴムシートの幅、厚みの精度が更に向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係るローラヘッド押出機のローラとヘッドの接続関係の概略を示す上面図である。図2は、ローラとヘッドの間のバンクの状態を示す断面図である。図3は、本発明に係るローラヘッド押出機の全体図を示す概略図である。
【0013】
図3において、本発明に係るローラヘッド押出機1は、スクリュ押出機2と、カレンダーロール3と、接続装置又は接続箇所4とを備えてなる。
【0014】
スクリュ押出機2は、先端にヘッド又は押出ヘッド11を有するシリンダ12内にスクリュ13を回転自在に保持し、減速機付のモータ14によってスクリュ13を回転駆動する構造である。シリンダ12の根元側に位置するホッパー15から投入された練りゴムは、スクリュ13によってヘッド11に向かって加圧されながら押し出される。ヘッド11は、カレンダーロール3に向かって末広がりとなり先端がスリット状になった通路11aを有する構造である。スクリュ13から押し出されてくる練りゴムは、ヘッド11の先端のスリットからカレンダーロール3に向かって押し出され、バンク5を形成する。また、スクリュ押出機2の各機器は台車16の上に設置され、押出機2の全体が右方向に移動可能になっている。
【0015】
カレンダーロール3は、上下配置の一対のローラ21,22を、基礎に固定されたスタンド23,24に回転自在に支持する構造である。ローラ21,22は、図示されない減速機付のモータによって図示の矢印方向に回転駆動されるとともに、図示されない油圧機構によってローラ間のギャップの調整が可能になっている。バンク5を形成する練りゴムは、一対のローラ21,22のギャップに引き込まれ、シート6に成形される。シート6は、ガイドローラ25を経て搬送される。
【0016】
バンク5の状態は、図2に詳細に示される。ヘッド11の通路11aから、ローラ21,22のギャップに向かって押し出された練りゴムは、加圧状態の溜まりを形成し、ローラ21,22のギャップ方向に延在する状態になる。このバンク5の圧力を適切にすることにより、適切な厚みと幅を有するシート6が成形される。
【0017】
図1において、接続装置4は、ローラ21,22を支持する両側のスタンド23,24とヘッド11との間に設けられる。ヘッド11の幅方向両側に、油圧シリンダ31、ロードセル32、戻しバネ33、ロッド34を収納した延長部35R,35Lがスクリュ押出機2の側に突設されている。一方、カレンダーロール3の固定のスタンド23,24にも、スクリュ押出機2の側に向かう延長部36R,35Lが突設されている。この延長部36R,36Lの先端に、エアシリンダ37により進退自在な係合部38が設けられている。ローラ21,22とヘッド11との接続装置4又は接続箇所は、前述したヘッド11の幅方向両側の延長部35R,35Lと、ローラ21,22の幅方向両側の延長部35R,35Lと、これらの間の接続自在な手段から構成される。
【0018】
延長部35R,35Lの先端の係合部38を退出させると、カレンダーロール3からスクリュ押出機2を図面右方向に移動させ、各機器2,3のメンテナンスなどを行う。延長部35R,35Lの先端の係合部38が図示の進出状態になると、カレンダーロール3とスクリュ押出機2とが接続可能な状態になり、接続装置4が構成される。
【0019】
延長部35R,35Lの油圧シリンダ31のロッド31aが図示のように伸長すると、戻しバネ33を介してロッド34が係合部38に当たる状態になり、延長部35R,35Lと延長部36R,36Lは接続される。そして、これら接続箇所に作用する力が左右の押圧力として、一対のロードセル32によって直接検出される。油圧シリンダ31のロッド31aが退出すると、戻しバネ33によってロッド34も退出し、ロッド31aのストローク分だけ、スクリュ押出機2が図面右側に移動し、バンク5が大きくなって機能しなくなり、延長部35R,35Lと延長部36R,36Lとの接続は実質的に解放される。
【0020】
前記構成のローラヘッド押出機1において、バンク5の圧力は、ローラ21,22とヘッド11を引き離す力として作用する。この力は、延長部35R,35Lでは引っ張り力として作用し、延長部36R,36Lでは押圧力として作用する。延長部36R,36Lに作用する押圧力は、一対のロードセル32で検出される。すなわち、バンク5の圧力による力は、幅方向両側の接続箇所のうち押圧力が作用する部分に設けられた一対のロードセル32によって直接的に検出される。幅方向両側のロードセル32によって検出される力に多少のアンバランスがあっても、両ロードセル32の検出値を和算することより、バンク5の圧力による力を正確且つ応答性に優れた状態で検出することができる。
【0021】
図4により、制御ブロックを説明する。デジタル制御される中央演算装置(CPU)を備えた制御装置41の入力側に、ローラ回転手動設定器42、ローラ回転自動設定器43、押出機スクリュ回転手動設定器44、押出機スクリュ回転自動設定器45、和算器46の各々が、A/D変換器47〜51を介して接続されている。和算器46には、幅方向両側のロードセルに対応する右センサ32Rと左センサ32Lの出力を合算するように接続されている。さらに、制御装置41の入力側に、PID選択設定器62と自動、手動切替スイッチ63が接続されている。制御装置41の出力側に、スクリュ用モータ駆動回路54とローラ用モータ駆動回路55が、A/D変換器56,57を介して接続されている。
【0022】
つぎに、図4乃至図6により、運転の手順を説明する。ステップS1において、自動、手動切替スイッチ53を手動に切替え、スクリュ押出機2とカレンダーロール3の各々の単独運転を行う。ステップS2において、ローラ回転手動設定器42及び押出スクリュ回転手動設定器44を手動で操作し、スクリュ押出機2から練りゴムを押し出し、カレンダーロール3でシート6に成形し、狙いのシート幅及び厚みが得られるように調整する。このときの、ローラ回転数、スクリュ回転数、幅方向両側のロードセルに対応する右センサ32Rと左センサ32Lからの出力の和算は、初期値として制御装置41に記憶されるとともに、ローラ回転自動設定器43及び押出機スクリュ回転自動設定器45に設定値として設定される。ステップS3において、PID選択設定器62により、予め処理ゴム種別毎に設定されたPIDの比例、微分、積分の定数又はパラメータを設定する。
【0023】
ステップS4において、自動、手動切替スイッチ53を自動に切替えると、自動運転が開始される。この自動運転は、和算器46の出力値が所定範囲に納まるように押出機スクリュの回転数を自動的に制御する方式により行われる。この所定範囲は、前記手動運転時の和算器46の出力を基準とした上限及び下限であり、前記所定範囲に納まるようにゴム種に応じたパラメータによりPID制御される。この状態が、図5に示される。A点が、手動運転時の和算器46の出力である。このA点の出力を基準とし、例えば±35%増減した幅を所定範囲とする。和算器46からのセンサ出力が基準値Aを越えると、スクリュ回転数を下げ、和算器46からのセンサ出力が基準値Aを下回ると、スクリュ回転数を上げる制御が行われる。この制御は、ゴム種に応じたパラメータが設定されたPID制御で行われる。
【0024】
自動運転においては、押出機のスクリュ回転数を制御するため、シートの幅や厚みの制御性が向上する。というのは、ローラの回転数を制御すると、シートの処理量が回転数で変化するため、ローラ表面の温度のバラツキ等の影響を受け、シートの幅や厚みが変動する。しかし、ローラの回転数を手動運転で決めた適正値に維持し、正確に検出されたバンク圧力が一定になる様に、押出機のスクリュ回転数を制御するため、シートの幅や厚みの制御性が向上する。また、押出機のスクリュ回転数を所定範囲に納まるようにPID制御する際に、ゴム種に応じた比例、微分、積分の定数又はパラメータを設定するため、ゴム種の変化に対応することができる。PID制御のパラメータを一定にする場合、ゴム種が変わると、作業者がシートの幅や厚みを確認し、ローラやスクリュの回転数を変えていた。本実施形態の制御によれば、そのような作業が不要になる。
【0025】
前述した自動運転における電気的保護の制御を以下に説明する。図5において、PID制御によるスクリュ回転数制御によっても、和算器46の出力値が、所定範囲の上限である例えば+35%内に納まらず、第1段目の上限を越えると、ローラの回転数を所定値例えば基準値に対して+30%まで強制的に上げる。この数値は、ローラ回転自動設定器43により設定できる。和算器46の出力値が、前記上限を上回り、所定の第2段目まで上がると、図6のステップS6で運転停止を判断し、ステップS7で押出機スクリュ及びローラの回転を停止する。なお、以上の電気的保護のための和算器46の出力値は、機械的保護の為にローラとヘッドの接続箇所を解放する時の和算器46の出力値より小さくなるように設定され、電気的保護が機械的保護に優先するようになっている。
【0026】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化することもできる。
(1)接続装置4に設けられるバンク圧力の検出手段は、引っ張り力が作用する部分に設けることもできる。引っ張り力に対応する力センサを用いることに有利である。
(2)バンクの圧力を検出する検出手段には、幅方向両側の接続箇所の適所に張りつけられるひずみゲージであってもよい。種々の力センサを検出手段として使用できる。
(3)押出機の側のヘッド位置が固定され、ローラのスタンドが移動するような場合でも、ローラとヘッドの幅方向両側の検出手段でバンク圧力に相当する力が検出できる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明方法の具体例を以下に説明する。図1の接続装置を用い、スクリュ回転数を制御しながら、ゴム種及び厚みを変えて、厚みの制御性を検証した。従来技術で説明したように、ローラの側の歪みでバンクの圧力を検出し、ローラの回転数を制御するものを比較例として用いた。評価は、CP(Process Capability) で行った。このCPは、生産プロセスにおて、製品仕様に適合する製品を生産する能力を持っているかどうかを検証する数字である。検証結果が表1に示される。
【0028】
【表1】
Figure 0004318829
【0029】
実施例のCP値は、いずれも比較例のCP値より上がっている。また、一応の合格値とされる1.33以上又はそれに近いところまでCP値が高くなっている。すなわち、実施例の場合、製品の品質に重大な影響を与える特性が、規格内に入っていること、及びこれらの特性の修正変更が確実に行われることを示している。
【0030】
【発明の効果】
請求項1〜のローラヘッド押出機によると、バンク圧力に相当する力を、ローラとヘッドとの幅方向両側の接続箇所に作用する力として直接的に検出することにより、正確且つ応答性に優れた出力として取り出すことができる。これにより、ローラヘッド押出機の制御性が向上する。
【0031】
請求項のローラヘッド押出方法によると、バンク圧力に相当する力をローラとヘッドとの幅方向両側の接続箇所に作用する力として直接的に検出するとともに、この検出結果に基づき、スクリュの回転数を制御するため、幅や厚みの均一性に優れたシートを成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローラヘッド押出機1のローラとヘッドの接続関係の概略を示す上面図である。
【図2】ローラとヘッドの間のバンクの状態を示す断面図である。
【図3】本発明に係るローラヘッド押出機の全体図を示す概略図である。
【図4】本発明に係るローラヘッド押出機の制御機器のブロック図である。
【図5】押出機スクリュとセンサ出力との関係を示すグラフ図である。
【図6】本発明に係るローラヘッド押出機の制御方法を示すフロチャート図である。
【符号の説明】
1 ローラヘッド押出機
2 スクリュ押出器
3 カレンダーロール
4 接続装置(接続箇所)
5 バンク
11 押出ヘッド(ヘッド)
12 スクリュ
21 ローラ
32 ロードセル(検出手段)

Claims (4)

  1. ゴムシートに成形するローラと、該ローラのバンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、前記バンクの圧力を検出する検出手段とを備え、前記検出手段は、前記ローラを支持する両側のスタンドとヘッドとの間に設けられる幅方向両側の接続箇所の両方に設けられているローラヘッド押出機であって、
    前記検出手段による検出値が第1設定値を越えると、前記ローラ及び前記押出機を停止させる電気的保護手段が設けられる共に、
    前記検出手段による検出値が第2設定値を越えると、前記ローラと前記ヘッドの間隔をバンクが形成される以上に離間させることにより、前記接続箇所の接続を解放する機械的保護手段が設けられ、
    前記第1設定値が前記第2設定値より小さくなるように設定され、前記電気的保護手段が前記機械的保護手段に優先するようになっているローラヘッド押出機。
  2. 前記検出手段及び前記機械的保護手段は、前記バンクの圧力が押圧力として作用する前記接続箇所の部位に直列に設けられている請求項1に記載のローラヘッド押出機。
  3. ゴムシートに成形するローラと、該ローラのバンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、前記ローラを支持する両側のスタンドとヘッドとの間に設けられる幅方向両側の接続箇所の両方に設けられ、前記バンクの圧力を検出する検出手段と、前記検出手段による検出値が第1設定値を越えると、前記ローラ及び前記押出機を停止させる電気的保護手段と、前記検出手段による検出値が第2設定値を越えると、前記ローラと前記ヘッドの間隔をバンクが形成される以上に離間させることにより、前記接続箇所の接続を解放する機械的保護手段とを備えるローラヘッド押出機を用い、
    前記検出手段の検出値が、前記ローラ及び前記押出機の手動運転時のバンク圧力を基準とした上限及び下限である所定範囲に納まるように前記押出機のスクリュの回転数を自動的に制御し、
    前記検出手段により検出された前記バンク圧力が前記所定範囲の上限を超える第1段目に至ると、前記ローラの回転数を上昇させ、更に第1段目を越える前記第1設定値に達すると、前記ローラ及び前記押出機を停止させ、
    前記第1設定値を超える前記第2設定値に達すると、前記機械的保護手段により前記ローラと前記ヘッドの間隔をバンクが形成される以上に離間させるローラヘッド押出方法。
  4. 前記制御は、前記所定範囲に納まるようにゴム種に応じたパラメータによりPID制御される請求項3に記載のローラヘッド押出方法。
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