JP2001239569A - ローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法 - Google Patents

ローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法

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JP2001239569A JP2000057935A JP2000057935A JP2001239569A JP 2001239569 A JP2001239569 A JP 2001239569A JP 2000057935 A JP2000057935 A JP 2000057935A JP 2000057935 A JP2000057935 A JP 2000057935A JP 2001239569 A JP2001239569 A JP 2001239569A
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンク圧力を直接的に正確に測定し、その圧
力によって押出ヘッド及びローラ等を制御して、寸法精
度の高いゴムシートを作製できるローラヘッド押出機及
びローラヘッド押出方法を提供する。 【解決手段】 ゴムシートに成形するローラ21,2
2、該ローラ21,22のバンク5にゴムを供給するヘ
ッド11を有する押出機2と、前記バンク5の圧力を検
出する検出手段32とを備え、前記検出手段32を、前
記ヘッド1と前記ローラ21,22との幅方向両側の接
続箇所35R,35L,36R,36Lの両方に設け、
バンク5の圧力に相当する力を正確に測定する押出機に
する。また、この装置を使って、検出手段32の検出値
が所定範囲に納まるように押出機2のスクリュの回転数
を自動的に制御し、寸法精度の高いゴムシートを作製す
る押出方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュによって
押し出された練りゴムをローラにより成形して練りゴム
シートを得るローラヘッド押出機及びローラヘッド押出
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴムシートの成形は、押出機
から押し出された練りゴムを、押出ヘッドによって一対
のカレンダーロールからなるローラに押し出し、該ロー
ラによって圧延されて形成されている。また、押出ヘッ
ドからローラに押し出されたゴムはバンクと呼ばれてお
り、このバンク部分の圧力、即ちバンク圧力によって押
出ヘッド及びローラを制御して、練りゴムを圧延するこ
とが、均一な幅と厚みのゴムシートを作製する上で重要
であることが知られている。
【0003】このバンク圧力によって、押出ヘッド及び
ローラを制御する方法として、特開平9−85801号
公報が開示されている。この方法は、バンク部内の練り
ゴムがゼロの時におけるローラダイ装置に設けられた力
センサの出力を初期圧力として、押出し時の力センサの
出力からこの初期圧力を差し引いたものをバンク圧力と
する際に、この初期圧力の値を連続的に行われる一連の
各押出し運転ごとにその押出し開始に先立って求めて、
更新して、初期圧力の値が時間変化しても誤差の少ない
バンク圧力を得て、このバンク圧力によって、押出ヘッ
ド及びローラの回転数を制御して、寸法精度の高いゴム
シートを作製するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は、バンク圧力をローラダイ装置に設けられたロード
セル等の出力センサによって、ローラダイ装置がバンク
圧力によって膨張した場合等の圧力を検知して、このバ
ンク部に発生する圧力を間接的に検知するものである。
従って、検出される出力センサの出力値には、バンク圧
力による押出力によるローラダイ装置の変化に加えて、
バンク部の持つ熱によって熱膨張する変化も合わせて検
知してしまうため、初期圧力の値を連続的に行われる一
連の各押出し運転ごとにその押出し開始に先立って求め
るようにしても、正確なバンク圧力を測定していること
にならず、そのため、微妙にゴムの厚みや幅が変化して
いた。
【0005】そこで、本発明は、バンク圧力を直接的に
正確に測定し、その圧力によって押出ヘッド及びローラ
等を制御して、寸法精度の高いゴムシートを作製できる
ローラヘッド押出機及びローラヘッド押出方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載のローラヘッド押出機は、ゴ
ムシートに成形するローラと、該ローラのバンクにゴム
を供給するヘッドを有する押出機と、前記バンクの圧力
を検出する検出手段とを備え、前記検出手段は、前記ヘ
ッドと前記ローラとの幅方向両側の接続箇所の両方に設
けられているものである。バンク圧力はローラとヘッド
の間に作用するため、バンク圧力による力がローラとヘ
ッドの接続箇所で支えれる。そのため、ローラとヘッド
の幅方向の両側の接続箇所で、バンクの圧力に相当する
力が接続力として直接的に検出される。両側の接続箇所
で検出された力を平均化または和算すると、バンクの圧
力に相当する力が正確に検出される。
【0007】また、請求項2に記載のローラヘッド押出
機は、請求項1における前記検出手段は、前記バンクの
圧力が押圧力として作用する前記接続箇所の部位に設け
られているものである。押圧力として検出することによ
り、ロードセル等によりバンク圧力に相当する力を正確
且つ優れた応答性でもって検出できる。
【0008】また、請求項3に記載のローラヘッド押出
機は、請求項1または2における前記検出手段による検
出値が設定値を越えると、前記接続箇所の接続を解放す
る手段が設けられているものである。電気的な制御によ
ってもバンク圧力を抑えられなくなって、機械的保護の
ための設定値を越えることになっても、ローラとヘッド
との接続箇所が解放され、ローラとヘッドの間隔がバン
クが形成される以上に離間し、ローラ及び押出機の機械
的保護が達成される。
【0009】また、請求項4に記載のローラヘッド押出
方法は、ゴムシートに成形するローラと、該ローラのバ
ンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、前記ヘ
ッドと前記ローラとの幅方向両側の接続箇所の両方に設
けられ、前記バンクの圧力を検出する検出手段とを備え
るローラヘッド押出機を用い、前記検出手段の検出値が
所定範囲に納まるように前記押出機のスクリュの回転数
を自動的に制御するものである。ヘッドと前記ローラと
の幅方向両側の接続箇所の両方に設けられれた検出手段
により、バンク圧力を直接的且つ正確に検出し、押出機
のスクリュの回転数を自動的に制御するため、ローラの
回転速度が安定した状態を保ち、成形ゴムシートの幅、
厚みの精度が向上する。
【0010】また、請求項5に記載のローラヘッド押出
方法は、請求項4における前記所定範囲は、前記ローラ
及び前記押出機の手動運転時のバンク圧力を基準とした
上限及び下限であり、前記所定範囲に納まるようにゴム
種に応じたパラメータによりPID制御されるものであ
る。ローラの回転数ではなく、押出機のスクリュの回転
数を自動的に制御するため、成形ゴムの種類に応じたパ
ラメータを使用したPID制御が可能になり、成形ゴム
シートの幅、厚みの精度が更に向上する。
【0011】また、請求項6に記載のローラヘッド押出
方法は、請求項5における前記バンク圧力が前記上限を
越える第1段目に至ると、前記ローラの回転数を上昇さ
せ、更に第1段目を越える第2段目に達すると、前記ロ
ーラ及び前記押出機を停止させるものである。押出機の
スクリュの回転数による緻密な制御を行うため、上限を
越える第1段目でローラの回転数を上昇させ、それでも
第1段目を越えると第2段目でローラ及び押出機を停止
をさせるという、緻密な電気的保護ができる。
【0012】以下、本発明の一実施形態例を図面を参照
しつつ説明する。図1は、本発明に係るローラヘッド押
出機のローラとヘッドの接続関係の概略を示す上面図で
ある。図2は、ローラとヘッドの間のバンクの状態を示
す断面図である。図3は、本発明に係るローラヘッド押
出機の全体図を示す概略図である。
【0013】図3において、本発明に係るローラヘッド
押出機1は、スクリュ押出機2と、カレンダーロール3
と、接続装置又は接続箇所4とを備えてなる。
【0014】スクリュ押出機2は、先端にヘッド又は押
出ヘッド11を有するシリンダ12内にスクリュ13を
回転自在に保持し、減速機付のモータ14によってスク
リュ13を回転駆動する構造である。シリンダ12の根
元側に位置するホッパー15から投入された練りゴム
は、スクリュ13によってヘッド11に向かって加圧さ
れながら押し出される。ヘッド11は、カレンダーロー
ル3に向かって末広がりとなり先端がスリット状になっ
た通路11aを有する構造である。スクリュ13から押
し出されてくる練りゴムは、ヘッド11の先端のスリッ
トからカレンダーロール3に向かって押し出され、バン
ク5を形成する。また、スクリュ押出機2の各機器は台
車16の上に設置され、押出機2の全体が右方向に移動
可能になっている。
【0015】カレンダーロール3は、上下配置の一対の
ローラ21,22を、基礎に固定されたスタンド23,
24に回転自在に支持する構造である。ローラ21,2
2は、図示されない減速機付のモータによって図示の矢
印方向に回転駆動されるとともに、図示されない油圧機
構によってローラ間のギャップの調整が可能になってい
る。バンク5を形成する練りゴムは、一対のローラ2
1,22のギャップに引き込まれ、シート6に成形され
る。シート6は、ガイドローラ25を経て搬送される。
【0016】バンク5の状態は、図2に詳細に示され
る。ヘッド11の通路11aから、ローラ21,22の
ギャップに向かって押し出された練りゴムは、加圧状態
の溜まりを形成し、ローラ21,22のギャップ方向に
延在する状態になる。このバンク5の圧力を適切にする
ことにより、適切な厚みと幅を有するシート6が成形さ
れる。
【0017】図1において、連結装置4は、ローラ2
1,22を支持する両側のスタンド23,24とヘッド
11との間に設けられる。ヘッド11の幅方向両側に、
油圧シリンダ31、ロードセル32、戻しバネ33、ロ
ッド34を収納した延長部35R,35Lがスクリュ押
出機2の側に突設されている。一方、カレンダーロール
3の固定のスタンド23,24にも、スクリュ押出機2
の側に向かう延長部36R,35Lが突設されている。
この延長部36R,36Lの先端に、エアシリンダ37
により進退自在な係合部38が設けられている。ローラ
21,22とヘッド11との連結装置4又は連結箇所
は、前述したヘッド11の幅方向両側の延長部35R,
35Lと、ローラ21,22の幅方向両側の延長部35
R,35Lと、これらの間の連結自在な手段から構成さ
れる。
【0018】延長部35R,35Lの先端の係合部38
を退出させると、カレンダーロール3からスクリュ押出
機2を図面右方向に移動させ、各機器2,3のメンテナ
ンスなどを行う。延長部35R,35Lの先端の係合部
38が図示の進出状態になると、カレンダーロール3と
スクリュ押出機2とが連結可能な状態になり、連結装置
4が構成される。
【0019】延長部35R,35Lの油圧シリンダ31
のロッド31aが図示のように伸長すると、戻しバネ3
3を介してロッド34が係合部38に当たる状態にな
り、延長部35R,35Lと延長部36R,36Lは連
結される。そして、これら連結箇所に作用する力が左右
の押圧力として、一対のロードセル32によって直接検
出される。油圧シリンダ31のロッド31aが退出する
と、戻しバネ33によってロッド34も退出し、ロッド
31aのストローク分だけ、スクリュ押出機2が図面右
側に移動し、バンク5が大きくなって機能しなくなり、
延長部35R,35Lと延長部36R,36Lとの連結
は実質的に解放される。
【0020】前記構成のローラヘッド押出機1におい
て、バンク5の圧力は、ローラ21,22とヘッド11
を引き離す力として作用する。この力は、延長部35
R,35Lでは引っ張り力として作用し、延長部36
R,36Lでは押圧力として作用する。延長部36R,
36Lに作用する押圧力は、一対のロードセル32で検
出される。すなわち、バンク5の圧力による力は、幅方
向両側の連結箇所のうち押圧力が作用する部分に設けら
れた一対のロードセル32によって直接的に検出され
る。幅方向両側のロードセル32によって検出される力
に多少のアンバランスがあっても、両ロードセル32の
検出値を和算することより、バンク5の圧力による力を
正確且つ応答性に優れた状態で検出することができる。
【0021】図4により、制御ブロックを説明する。デ
ジタル制御される中央演算装置(CPU)を備えた制御
装置41の入力側に、ローラ回転手動設定器42、ロー
ラ回転自動設定器43、押出機スクリュ回転手動設定器
44、押出機スクリュ回転自動設定器45、和算器46
の各々が、A/D変換器47〜51を介して接続されて
いる。和算器46には、幅方向両側のロードセルに対応
する右センサ32Rと左センサ32Lの出力を合算する
ように接続されている。さらに、制御装置41の入力側
に、PID選択設定器62と自動、手動切替スイッチ6
3が接続されている。制御装置41の出力側に、スクリ
ュ用モータ駆動回路54とローラ用モータ駆動回路55
が、A/D変換器56,57を介して接続されている。
【0022】つぎに、図4乃至図6により、運転の手順
を説明する。ステップS1において、自動、手動切替ス
イッチ53を手動に切替え、スクリュ押出機2とカレン
ダーロール3の各々の単独運転を行う。ステップS2に
おいて、ローラ回転手動設定器42及び押出スクリュ回
転手動設定器44を手動で操作し、スクリュ押出機2か
ら練りゴムを押し出し、カレンダーロール3でシート6
に成形し、狙いのシート幅及び厚みが得られるように調
整する。このときの、ローラ回転数、スクリュ回転数、
幅方向両側のロードセルに対応する右センサ32Rと左
センサ32Lからの出力の和算は、初期値として制御装
置41に記憶されるとともに、ローラ回転自動設定器4
3及び押出機スクリュ回転自動設定器45に設定値とし
て設定される。ステップS3において、PID選択設定
器62により、予め処理ゴム種別毎に設定されたPID
の比例、微分、積分の定数又はパラメータを設定する。
【0023】ステップS4において、自動、手動切替ス
イッチ53を自動に切替えると、自動運転が開始され
る。この自動運転は、和算器46の出力値が所定範囲に
納まるように押出機スクリュの回転数を自動的に制御す
る方式により行われる。この所定範囲は、前記手動運転
時の和算器46の出力を基準とした上限及び下限であ
り、前記所定範囲に納まるようにゴム種に応じたパラメ
ータによりPID制御される。この状態が、図5に示さ
れる。A点が、手動運転時の和算器46の出力である。
このA点の出力を基準とし、例えば±35%増減した幅
を所定範囲とする。和算器46からのセンサ出力が基準
値Aを越えると、スクリュ回転数を下げ、和算器46か
らのセンサ出力が基準値Aを下回ると、スクリュ回転数
を上げる制御が行われる。この制御は、ゴム種に応じた
パラメータが設定されたPID制御で行われる。
【0024】自動運転においては、押出機のスクリュ回
転数を制御するため、シートの幅や厚みの制御性が向上
する。というのは、ローラの回転数を制御すると、シー
トの処理量が回転数で変化するため、ローラ表面の温度
のバラツキ等の影響を受け、シートの幅や厚みが変動す
る。しかし、ローラの回転数を手動運転で決めた適正値
に維持し、正確に検出されたバンク圧力が一定になる様
に、押出機のスクリュ回転数を制御するため、シートの
幅や厚みの制御性が向上する。また、押出機のスクリュ
回転数を所定範囲に納まるようにPID制御する際に、
ゴム種に応じた比例、微分、積分の定数又はパラメータ
を設定するため、ゴム種の変化に対応することができ
る。PID制御のパラメータを一定にする場合、ゴム種
が変わると、作業者がシートの幅や厚みを確認し、ロー
ラやスクリュの回転数を変えていた。本実施形態の制御
によれば、そのような作業が不要になる。
【0025】前述した自動運転における電気的保護の制
御を以下に説明する。図5において、PID制御による
スクリュ回転数制御によっても、和算器46の出力値
が、所定範囲の上限である例えば+35%内に納まら
ず、第1段目の上限を越えると、ローラの回転数を所定
値例えば基準値に対して+30%まで強制的に上げる。
この数値は、ローラ回転自動設定器43により設定でき
る。和算器46の出力値が、前記上限を上回り、所定の
第2段目まで上がると、図6のステップS6で運転停止
を判断し、ステップS7で押出機 スクリュ及びローラ
の回転を停止する。なお、以上の電気的保護のための和
算器46の出力値は、機械的保護の為にローラとヘッド
の連結箇所を解放する時の和算器46の出力値より小さ
くなるように設定され、電気的保護が機械的保護に優先
するようになっている。
【0026】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、以下のように具体化することもでき
る。 (1)連結装置4に設けられるバンク圧力の検出手段
は、引っ張り力が作用する部分に設けることもできる。
引っ張り力に対応する力センサを用いることに有利であ
る。 (2)バンクの圧力を検出する検出手段には、幅方向両
側の連結箇所の適所に張りつけられるひずみゲージであ
ってもよい。種々の力センサを検出手段として使用でき
る。 (3)押出機の側のヘッド位置が固定され、ローラのス
タンドが移動するような場合でも、ローラとヘッドの幅
方向両側の検出手段でバンク圧力に相当する力が検出で
きる。
【0027】
【実施例】以下、本発明方法の具体例を以下に説明す
る。図1の連結装置を用い、スクリュ回転数を制御しな
がら、ゴム種及び厚みを変えて、厚みの制御性を検証し
た。従来技術で説明したように、ローラの側の歪みでバ
ンクの圧力を検出し、ローラの回転数を制御するものを
比較例として用いた。評価は、CP(Process Capabili
ty) で行った。このCPは、生産プロセスにおて、製品
仕様に適合する製品を生産する能力を持っているかどう
かを検証する数字である。検証結果が表1に示される。
【0028】
【表1】
【0029】実施例のCP値は、いずれも比較例のCP
値より上がっている。また、一応の合格値とされる1.
33以上又はそれに近いところまでCP値が高くなって
いる。すなわち、実施例の場合、製品の品質に重大な影
響を与える特性が、規格内に入っていること、及びこれ
らの特性の修正変更が確実に行われることを示してい
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1〜3のローラヘッド押出機によ
ると、バンク圧力に相当する力を、ローラとヘッドとの
幅方向両側の連結箇所に作用する力として直接的に検出
することにより、正確且つ応答性に優れた出力として取
り出すことができる。これにより、ローラヘッド押出機
の制御性が向上する。
【0031】請求項4〜6のローラヘッド押出方法によ
ると、バンク圧力に相当する力をローラとヘッドとの幅
方向両側の連結箇所に作用する力として直接的に検出す
るとともに、この検出結果に基づき、スクリュの回転数
を制御するため、幅や厚みの均一性に優れたシートを成
形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローラヘッド押出機1のローラと
ヘッドの接続関係の概略を示す上面図である。
【図2】ローラとヘッドの間のバンクの状態を示す断面
図である。
【図3】本発明に係るローラヘッド押出機の全体図を示
す概略図である。
【図4】本発明に係るローラヘッド押出機の制御機器の
ブロック図である。
【図5】押出機スクリュとセンサ出力との関係を示すグ
ラフ図である。
【図6】本発明に係るローラヘッド押出機の制御方法を
示すフロチャート図である。
【符号の説明】
1 ローラヘッド押出機 2 スクリュ押出器 3 カレンダーロール 4 接続装置(接続箇所) 5 バンク 11 押出ヘッド(ヘッド) 12 スクリュ 21 ローラ 32 ロードセル(検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 俊明 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 木元 隆 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ星ベルト株式会社内 Fターム(参考) 4F207 AA45 AG01 AP03 AR03 KA01 KF14 KL67 KM06 KM15 KM16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムシートに成形するローラと、該ロー
    ラのバンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、
    前記バンクの圧力を検出する検出手段とを備え、前記検
    出手段は、前記ヘッドと前記ローラとの幅方向両側の接
    続箇所の両方に設けられているローラヘッド押出機。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記バンクの圧力が押
    圧力として作用する前記接続箇所の部位に設けられてい
    る請求項1に記載のローラヘッド押出機。
  3. 【請求項3】 前記検出手段による検出値が設定値を越
    えると、前記接続箇所の接続を解放する手段が設けられ
    ている請求項1または2に記載のローラヘッド押出機。
  4. 【請求項4】 ゴムシートに成形するローラと、該ロー
    ラのバンクにゴムを供給するヘッドを有する押出機と、
    前記ヘッドと前記ローラとの幅方向両側の接続箇所の両
    方に設けられ、前記バンクの圧力を検出する検出手段と
    を備えるローラヘッド押出機を用い、前記検出手段の検
    出値が所定範囲に納まるように前記押出機のスクリュの
    回転数を自動的に制御するローラヘッド押出方法。
  5. 【請求項5】 前記所定範囲は、前記ローラ及び前記押
    出機の手動運転時のバンク圧力を基準とした上限及び下
    限であり、前記所定範囲に納まるようにゴム種に応じた
    パラメータによりPID制御される請求項4に記載のロ
    ーラヘッド押出方法。
  6. 【請求項6】 前記バンク圧力が前記上限を越える第1
    段目に至ると、前記ローラの回転数を上昇させ、更に第
    1段目を越える第2段目に達すると、前記ローラ及び前
    記押出機を停止させる請求項5に記載のローラヘッド押
    出方法。
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