JP4316345B2 - 積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップ及び当該保護キャップを用いた積層ジョイントコネクタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主に自動車用ワイヤーハーネスに用いる積層ジョイントコネクタのコネクタハウジング用保護キャップに関する。
従来から自動車に使用されるワイヤーハーネスを接続するにあたって積層タイプのジョイントコネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなジョイントコネクタは、複数の端子を並列配置した状態で収容可能なコネクタハウジングと、当該ハウジングを積層させた状態においてコネクタハウジングの端子収容室に収容された特定の端子同士を接続端子で接続し、この積層されたコネクタハウジングをカバーや固定部材で固定して一体化させる構成を有している。
一方、このようなコネクタハウジングをさらに小型化してかつ組立て易くしたものとして、図6及び7に示すような構造を備えた積層ジョイントコネクタハウジングが考えられている。
かかる積層ジョイントコネクタハウジング(以下、単に「ハウジング」とする)は、メス端子を互いに並列状態で配置収容可能な端子収容部を複数設けるとともに、この端子収容部の端子挿入部を開口するだけでなく、収容した端子を長手方向にわたって一部露出させるような上面開口部を備えた構造になっている。そして、この構造によってハウジングの薄型化を図り、結果的にこのようなハウジングを積層した状態での積層ジョイントコネクタ全体の小型化を図っている。
特開2002−359042号公報(4−6頁、図1)
このような端子挿入口の他に端子収容部が端子長手方向において一部開口することでハウジングの上面開口部が形成されたハウジングを用いると、積層ジョイントコネクタとして組み立てたときの薄型化(小型化)に貢献する一方、積層ジョイントコネクタを組み立てる際に以下のような不都合な点が生じるおそれがある。
具体的には、上述した端子収容部に上面開口部を備えたタイプのハウジングは、ハウジングの上面が広く開口している為、ハウジングを積層するまでに当該ハウジング内部へ異物が混入したり塵埃が侵入したりすることが心配され、防塵対策を特別に図る必要がある。
また、ハウジングの上面が開口している為、ハウジング自体に端子上下逆挿入防止対策がなされていても、端子が上下逆に挿入された場合、この逆挿入防止対策が十分に機能しない問題も有る。
さらには、ハウジングの上面が開口している為、端子を上下方向において正規の方向に挿入しても端子がハウジング上面の開口部から一部はみだしてしまういわゆる組立て異常作業が生じる場合もある。
さらにまた、このような問題を解決するために組立て作業中にハウジング全体を防塵カバーで覆うことも考えられるが、このような防塵カバーでハウジングを覆ってしまうと、その後に端子をハウジングに挿入することができず、また、ハウジングを積層する前にハウジングの端子収容室に収容された個々の端子の導通検査ができないという問題も生じる。
本発明の目的は、積層ジョイントコネクタのコネクタハウジングを異物の混入や塵埃の侵入などから保護するとともに、端子の挿入間違いを未然に防ぐことができる積層ジョイントコネクタハウジングの保護キャップを提供することにある。また、本発明の更なる目的は、かかる保護キャップを用いた積層ジョイントコネクタの製造方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップは、
収容される端子が長手方向において少なくとも一部露出するように開口した複数の端子収容部を併設しかつ互いに積層されることで積層ジョイントコネクタを形成する積層ジョイントコネクタハウジングを保護するための積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップであって、
前記積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップが前記積層ジョイントコネクタハウジングに装着された状態において前記複数の端子収容部が並ぶ方向の向きに設けられ、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入するためのハウジング挿入用開口部と、
前記ハウジング挿入用開口部の前記積層ジョイントコネクタハウジングを挿入する方向と直交する向きに設けられ、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングの複数の端子収容部に各端子を挿入可能とする端子挿入用開口部と、
収容される端子を長手方向にわたって少なくとも一部露出させる前記積層ジョイントコネクタハウジングの開口部を覆うカバー部とを備え、かつ
前記端子挿入用開口部に対向する向きに設けられ、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングに収容された前記複数の端子に導通検査用端子を接続可能とする検査端子挿入用開口部をさらに備え、かつ
前記端子挿入用開口部近傍に、縁部全体にわたって内方に肉厚部が形成され、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングの端子不正挿入防止手段の変形を前記肉厚部によって規制する変形規制手段をさらに備えたことを特徴としている。
収容される端子を長手方向にわたって少なくとも一部露出させるハウジング上面開口部を保護キャップで覆うことができるので、積層ジョイントコネクタの組立て前にこの上面開口部から異物が混入したり塵埃が侵入するのを防止する。
また、保護キャップを被せても収容された端子と導通する検査端子の挿入部が端子挿入用開口部に対向する向きに設けられて開口しているので、端子収容状態においてハウジングに保護キャップをしたまま当該ハウジングを積層する前に導通検査を行うことが可能となる。
また、保護キャップをつけた状態で端子をコネクタハウジングに挿入する際に、端子挿入用開口部近傍に縁部全体にわたって内方に形成された肉厚部により、ハウジングを保護キャップに挿入すると保護キャップの厚肉部でコネクタハウジングの変形が規制され、端子を上下逆方向に挿入しても端子がコネクタハウジングを変形させながら端子収容部に挿入することを防いでいる。これにより、端子が上下逆に挿入されるのを確実に防止し、端子収容部に上面開口部を備えたハウジングであっても端子の逆挿入を確実に防止することができる。更に、肉厚部によって規制する変形規制手段により、積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングの端子不正挿入防止手段の変形を規制する。
また、本発明の請求項に記載の積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップは、請求項1に記載の積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップにおいて、積層ジョイントコネクタハウジングを保護キャップに完全に挿入した状態でのみ積層ジョイントコネクタハウジングの一部と係合可能なハウジング保持係合部を備えたことを特徴としている。
ハウジングを保護キャップに完全に挿入した状態でのみハウジングの一部が保護キャップの保持係合部に係合するので、保護キャップが正しく被さった状態でのみ両者が互いに外れなくなるようにすることができる。
また、本発明の請求項に記載の積層ジョイントコネクタの製造方法は、請求項1又は請求項に記載の積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを積層ジョイントコネクタハウジングに被せると共に、当該積層ジョイントコネクタハウジングの各端子収容部に端子をそれぞれ挿入収容した積層ジョイントコネクタハウジングを所望の数だけ用意する第1の組立て工程と、第1の組立て工程で用意された積層ジョイントコネクタハウジングから積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを全て取り外す第2の組立て工程と、第2の組立て工程で得られた積層ジョイントコネクタハウジングを互いに積層嵌合させる第3の組立て工程と、積層された積層ジョイントコネクタハウジングの各端子と所望の組み合わせで導通接続する複数の相手側端子を備えた相手側コネクタを当該積層された積層ジョイントコネクタハウジングに嵌合させることで所望の端子間接続状態を備えた積層ジョイントコネクタを組み立てる第4の組立て工程を有することを特徴としている。
かかる製造方法を実施することでハウジング内部への異物の混入や塵埃の侵入を回避し、かつ端子不正挿入のなされていない積層ジョイントコネクタを製造することができる。
以上説明したように、本発明にかかる積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを用いることで、以下の効果が得られる。
積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを積層ジョイントコネクタハウジングに被せることで、積層ジョイントコネクタハウジングの上面開口部を覆うことができるので、積層ジョイントコネクタ組立て工程において薄型の積層ジョイントコネクタハウジングを異物の混入や塵埃の侵入から保護することが可能となる。また、積層ジョイントコネクタハウジングへの端子上下逆挿入のような不具合を確実に防止できるとともに、端子の正規挿入が円滑にできるようになる。さらには、当該保護キャップを付けたまま積層ジョイントコネクタハウジングの回路導通検査が可能となり、検査作業効率が向上する。これに加えて保護キャップが積層ジョイントコネクタハウジングに安定して保持されるので、組立て作業や検査作業中に保護キャップが積層ジョイントコネクタハウジングから不意に外れないようにできる。
以下、本発明の一実施形態にかかる積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップについて図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一実施形態にかかる積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップ(以下、単に「保護キャップ」とする)1は、例えばPP(ポリプロピレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂材でできており、図1乃至図3に示すように、積層コネクタハウジング20(以下、単に「ハウジング」とし、図6及び図7に図示する)を挟み込むような全体形状をなしている。
具体的には、保護キャップ1は、矩形板状のカバープレート(カバー部)11と、同じく矩形板状のベースプレート12と、両プレート11,12の長辺縁部の一方に沿って形成されて両プレート11,12を一定の隙間を形成させたまま対向配置する長辺側壁部13(図2参照)と、両プレート11,12の短辺縁部の一方を連結した短辺側壁部14(図3参照)とを備えている。
そして、短辺側壁部14の形成部と反対側の両プレート長手方向端部は、図1及び図2に示すように開口しており、ハウジング挿入用開口部15を形成している。また、長辺側壁部13の形成部と反対側のプレート長辺縁部は一定間隔の隙間ができており、後述するハウジング20の端子挿入部21(図7参照)にメス端子Tを挿入するための端子挿入用開口部16を形成している。
一方、保護キャップ1の端子挿入用開口部16と反対側の長辺側壁部13には、図2に示すように、スリット状の検査端子挿入用開口部17が形成され、当該開口部17を介してハウジング20に収容されたメス端子Tの導通確認を行うことを可能としている。
また、短辺側壁部14の一部には、端子挿入用開口部16と連続して一体化した切欠き部18(図3参照)が形成されている。切欠き部18は、ハウジング20を保護キャップ1に挿入した際、ハウジング20の一方のつまみ部26(図6及び図7参照)を逃すためのものである。また、短辺側壁部14の内壁部には係合凹部(ハウジング保持係合部)14a(図4(a)及び図4(c)参照)が形成され、ハウジング20を保護キャップ内に完全に挿入したときにのみ当該係合凹部14aにハウジング20の側方に形成されたリブ25(図6及び図7参照)が嵌合するようになっている。すなわち、保護キャップ1がハウジング20に完全に被さった状態でのみ、ハウジング20に保護キャップ1がしっかりと固定可能となっている。
図5(b)に示すカバープレート11は、保護キャップ1をハウジング20に被せたときにハウジング20の端子挿入部21の長手方向一側に形成された上面開口部22(図7参照)を完全に覆うようになっている。これによって、一旦ハウジング20に保護キャップ1を被せれば、ハウジング20の端子収容部に異物が混入したり塵埃が侵入するのを確実に防止することができる。
また、カバープレート11の端子挿入側開口部近傍には、図1及び図5(b)に示すように、細長矩形状の肉厚部11aが所定の間隔を隔てて形成されている。肉厚部11aの形成間隔は、ハウジング20の上面開口部22の各端子収容部21に対応する間隔となっており、これによって、ハウジング20を保護キャップ1に被せた状態でメス端子Tをハウジング20に挿入する際、メス端子Tを端子収容部21に円滑に案内可能としている。
また、カバープレート11のキャップ内部側にはキャップ長手方向にわたって同一幅の案内凹部11b(図1及び図5参照)が形成され、ハウジング20が正しい向きでのみ保護キャップ1に挿入されるようになっている。
また、図1及び図5(a)に示すベースプレート12の端子挿入用開口部近傍には、縁部全体にわたって内方に肉厚部(変形規制手段)12aが形成されており、ハウジング20を保護キャップ1に挿入したとき、ハウジング20の端子不正挿入を防止するリップ部(端子不正挿入防止手段)27(図11及び図12参照)の変形を規制する役目を果たしている。
続いて、上述した保護キャップ1が被せられるハウジング20の構造について説明する。
ハウジング20は、図6及び図7に示すように、矩形板状を有し、横方向に複数(図示例は10個)の端子収容部21(図7参照)が併設されてメス端子T(図11参照)を収容可能としている。ハウジング20の端子収容部21は、図7に示すように、メス端子Tを挿入する端子挿入部21aと、四角筒状に形成され一部が可撓性のランス21bを備えた端子先端保持部21cと、収容される端子長手方向において端子先端保持部21cに隣接して外部にメス端子Tの一部を露出させる端子長手方向開口部22aとを備えている。なお、端子長手方向開口部22aは複数の当該開口部22aが統合してハウジング上面開口部22を形成している。
そして、ハウジング20の端子収容部21に形成されたランス21bは、端子収容部21にメス端子Tが上下方向正しく挿入収容されたときにのみメス端子Tの爪部Ta(図11(a)参照)とラッチ係合してメス端子Tを端子収容部21にしっかりと保持するようになっている。
また、ハウジング上面開口部22の両脇には複数の係止凸部23(23a〜23c)(図6参照)が形成されている。また、ハウジングの係止凸部形成面と反対側面(裏面)にはハウジング積層時に隣接するハウジングの係止凸部23と係合して両者が所定の位置関係で重なり合うための複数の係止凹部24(24a〜24c)(図7参照)が形成されている。そして、これらの係止凸部23と係止凹部24が協働してハウジングを複数段(本実施形態では10段)に積層して合体させるハウジングロック手段を構成している。
また、係止凸部23と係止凹部24が形成された部分の縁部はリブ25を構成しており、保護キャップ内に深く挿入される一方のリブ25が保護キャップ1の前述した係合凹部14a(図4(a)及び図4(c)参照)と係合し合うようになっている。
また、ハウジング20の側方であって端子挿入口側にはハウジング20を後述するケース30(図13参照)に挿入する際に利用するつまみ部26(図6及び図7参照)が突設されている。
また、ハウジング20の端子挿入口近傍にはハウジング上面開口部22と反対側の開口縁部にメス端子Tが上下方向逆に挿入されるのを阻止するリップ部27(図11及び図12参照)が形成されている。なお、リップ27はメス端子Tをハウジング20に上下方向逆に挿入すると、メス端子Tの凸起部Tbと干渉してメス端子Tがそれ以上ハウジング20の端子収容部21に挿入されない逆挿入規制手段としての役目を果たす。そして、保護キャップ1に肉厚部12aを形成することで、ハウジング20を保護キャップ1に挿入すると保護キャップ1の肉厚部12aでリップ部27の変形が規制され、メス端子Tを上下逆方向でハウジング20に無理に挿入してもメス端子Tがリップ部27を変形させながらハウジング20の端子収容部21に挿入するのを効果的に防いでいる。
続いて、このような保護キャップ1を用いた積層ジョイントコネクタの製造方法について以下に説明する。
まず、保護キャップ1とハウジング20を用意する。図8は、保護キャップ1とハウジング20を所定の位置関係で並べて示した斜視図である。図8に示す状態から図中右上方向にハウジング20を平行移動させてハウジング20を保護キャップ1のハウジング挿入用開口部15に挿入する。なお、保護キャップ1の案内凹部11bは、ハウジング20の側方断面に対応するように形成され、これによってハウジング20を保護キャップ1に対して正規の向きでのみ挿入できるようになっている。すなわち、保護キャップ1の内部空間は、ハウジング挿入方向から見てハウジング20の側方断面と対応する凹み形状をなしているので、ハウジング表裏逆方向では保護キャップ1に挿入できないようになっており、これによってハウジング20の保護キャップ1への不正挿入を効果的に防止している。
そして、ハウジング20を保護キャップ1に完全に挿入すると、ハウジング20のリブ25が保護キャップ1の係合凹部14a(図4(a)及び図4(c)参照)にしっかりと係合して、ハウジング20から保護キャップ1が容易に外れなくなる。なお、図9は、保護キャップ1にハウジング20を完全に挿入した状態を一方から示した図であり、図10は保護キャップ1にハウジング20を完全に挿入した状態を他方から示した図である。
このようにハウジング20を保護キャップ1で覆うことで、積層する前のハウジング20を外部の衝撃から保護する。また、保護キャップ1の側面からハウジング20を挿入させるので、ハウジング20の上面開口部22が保護キャップ1で完全に覆われ、異物の混入や塵埃の侵入からハウジング20を確実に保護する。さらに、ハウジングのリブ25を保護キャップ1の係合凹部14aで挟み込んで保持するので、保護キャップ1がハウジング20から不意に外れることがない。
保護キャップ1がこのような作用を奏することでハウジングの薄型化を図るのに必須とされるハウジングの上面開口部に異物が混入したり塵埃が侵入するのを防止するので、ハウジングに上面開口部を広く形成してハウジング自体の薄型化を図り、ひいては積層ジョイントコネクタ全体の小型化を図ることが可能となる。
続いて、保護キャップ1の端子挿入用開口部16からハウジング20の端子収容部21に各メス端子Tを挿入する。図11はメス端子Tをハウジング20に正しく挿入する状態を示し、図12はメス端子Tを上下方向逆にしてハウジング20に挿入する状態を示している。
ここで、保護キャップ1によってハウジング上面が覆われているので、図11に示す端子正規挿入の状態ではハウジング20へのメス端子Tの挿入が円滑に行われる。一方、端子上下方向逆挿入の場合、図12(b)に示すように、端子の凸起部Tbがハウジング20のリップ部27に干渉する。リップ27は、ハウジング20が保護キャップ内に収容されていることで変形できないようになっているので、メス端子Tがリップ部27を無理に変形させて不正挿入されることはない。従って、ハウジング単体にメス端子Tを挿入する場合に較べてハウジング20への端子逆挿入時の異常挿入が判別し易い。
一方、保護キャップ1の前面には、本実施形態の場合オス端子である検査端子挿入用開口部17が形成されているので、保護キャップ1にハウジング20を挿入した状態で端子導通検査が可能となる。このように、ハウジング20を保護キャップ1で覆ったまま導通検査可能とすることで検査効率が向上する。なお、保護キャップ1の係合凹部14aにハウジング20のリブ25が係合してハウジング20が保護キャップ1にしっかりと保持されているので、この導通接続検査において保護キャップ1がハウジング20から外れることはない。また、保護キャップ自体がこのような簡易な保持形状を有しているので、繰り返し使用が可能で製造コストの低減にも貢献する。
続いて、このように保護キャップ1で覆ったハウジング20を多数揃えた後に当該保護キャップ1を全て取り去って積層ジョイントコネクタ2を組み立てる。
まず、各ハウジングの係止凸部23をこれと重ね合わせるハウジングの係止凹部24に係止させる。このような各ハウジング20のハウジングロック手段をそれぞれ係合させてハウジング20を積層させていくとともに、積層したハウジング20の最上部には矩形板状のカバー29を装着する。これによって、各ハウジング20を複数段(図示例は10段)に積層して一体化したハウジングを組み立てる(図13参照)。
そして、積層して一体化したハウジング20を相手側のオスコネクタに嵌合させる。オスコネクタ(相手側コネクタ)は、図13に分解状態で示すように四角筒型のケース30と、ケース30に挿入可能なオス端子アッシー40と、ケース30に被着されるカバー50を備えている。なお、ケース30は例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)等の樹脂材でできている。カバー50は四角板形状を有し、ケース30のオス端子アッシー40が装着される側に取り付けられ、オス端子アッシー40を保護するケースカバーとしての役目を果たしている。なお、カバー50も例えばPP(ポリプロピレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂材でできており、プラスチック成形加工により形成されている。
また、ケース30の内壁側面には、積層されたハウジング20を挿入したとき、これと係合して積層されたハウジング20をケース内部に収容する複数の係合溝部31が並列して形成されている。
なお、オスコネクタのケース30はオス端子アッシー40を保持するだけでなく、オス端子tとメス端子Tとが円滑に係合するように積層されたハウジング20をオス端子アッシー40に対して適所に案内する役目も果たしている。
オス端子アッシー40は、図14に示すように回路基板41と、回路基板41の一面にマトリックス状に垂設された黄銅製の多数のオス端子t(図13参照)とからなる。個々のオス端子tはその端部が回路基板41にマトリックス上に穿設された端子挿入孔(図示せず)に圧入され、かつ回路基板41にハンダ接合されている。
回路基板41には、図14に示すように予め厚さ0.2mm程度の銅箔回路パターンが形成され、その銅箔回路パターン41a,41b・・が特定の端子挿入孔間を選択的に接続するようになっている。
そして、積層されたハウジング20をオスコネクタのケース30に押し込んで、各オスメス端子を嵌合させるだけで図15に示すような積層ジョイントコネクタ2を簡単に組み立てることができる。そして、このように組み立てられた積層ジョイントコネクタ2によりワイヤーハーネスの電線を所望の形態に分岐させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかる積層ジョイントコネクタは、従来型ジョイントコネクタのようにオスコネクタとメスコネクタとを嵌合するに当たって、コネクタの端子先端を折曲させて上方の同一形状の端子メス孔部に係合させたり、横方向に隣接する端子を選択的に切断する等の付加的かつ面倒な作業を必要としない。
また、端子をコネクタハウジングに挿入した後、互いに接続すべき端子間に電線を配索し、端子先端の刃型部で電線被覆部を破断して電線導体部と圧接させるような面倒な作業も必要としない。
又、従来のように端子挿入後にオス端子部を加工する必要がなく、積層ジョイントコネクタの接続作業性が向上する。
さらに、各ハウジングに上面開口部を備えたので各ハウジングを薄型化して積層ジョイントコネクタ自体を小型化することができるとともに、積層ジョイントコネクタの製造工程において本実施形態にかかる保護キャップを用いることで当該ハウジングの上面開口部に異物が混入したり塵埃が侵入したりせず、信頼性の高い積層ジョイントコネクタを製造することが可能となる。
なお、上述の積層ジョイントコネクタの製造工程において、ハウジング20に保護キャップ1を被せた後にメス端子Tをハウジング内に挿入した。しかしながら、ハウジング20の端子挿入用開口部16とハウジング挿入用開口部15とはつながって形成されているので、電線の接続されたメス端子Tをハウジング20に挿着したままハウジング20に保護キャップ1を被せることも可能である。そのため、本実施形態とは異なり、メス端子Tをハウジング内に挿入した後に保護キャップ1をハウジング20に被せても良い。
本発明にかかる保護キャップを用いて製造された積層ジョイントコネクタの適用範囲は自動車内ワイヤーハーネスの配索接続に特に適しているが、このような適用範囲には限定されず、家電製品や制御機器等の内部配線の接続にも好適に利用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかる積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを端子挿入用開口部側斜め上方から見た斜視図である。 図1のハウジング用保護キャップを検査端子挿入用開口部側斜め上方から見た斜視図である。 図1のハウジング用保護キャップを端子挿入用開口部側であって図1とは異なる角度から見た斜視図である。 保護キャップを検査端子挿入用開口部側から見た側面図(図4(a))、ハウジングのつまみ部飛び出し方向から見た側面図(図4(b))、及び端子挿入用開口部側から見た側面図(図4(c))である。 保護キャップの図4におけるVA-VA断面図(図5(a))及びVB-VB断面図(図5(b))である。 積層ジョイントコネクタのハウジングをハウジング上面開口部と反対側から見た斜視図である。 積層ジョイントコネクタのハウジングをハウジング上面開口部側から見た斜視図である。 積層ジョイントコネクタのハウジングに保護キャップをかぶせる直前の状態を示した図である。 積層ジョイントコネクタのハウジングに保護キャップを被せた状態をハウジング挿入側斜め上方から示した斜視図である。 積層ジョイントコネクタのハウジングに保護キャップを被せた状態を図9とは異なる角度から示した斜視図である。 保護キャップの被さったハウジングの端子収容部にメス端子を端子上下方向において正しく挿入する直前の状態を示す図(図11(a))及びこのメス端子をハウジングの端子収容部に挿入中の状態を示す断面図である(図11(b))である。 保護キャップの被さったハウジングの端子収容部にメス端子を端子上下逆方向で挿入する直前の状態を示す断面図(図12(a))及びこのメス端子をハウジングの端子収容部に完全に挿入しきれない状態を示す断面図(図12(b))である。 本発明の一実施形態にかかる保護キャップが使用されて組み立てられる積層ジョイントコネクタの分解斜視図である。 図13に示すオスコネクタの回路基板を裏面から回路パターン(一例)とともに示す図である。 本発明の一実施形態にかかる保護キャップが使用されて組み立てられた積層ジョイントコネクタの斜視図である。
符号の説明
1 積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップ(保護キャップ)
2 積層ジョイントコネクタ
11 カバープレート(カバー部)
11b 案内凹部
12 ベースプレート
12a 肉厚部(変形規制手段)
13 長辺側壁部
14 短辺側壁部
14a 係合凹部(ハウジング保持係合部)
15 ハウジング挿入用開口部
16 端子挿入用開口部
17 検査端子挿入用開口部
18 切欠き部
20 積層コネクタハウジング(ハウジング)
21 端子収容部
21a 端子挿入部
21b ランス
21c 端子先端保持部
22 ハウジング上面開口部
22a 端子長手方向開口部
23(23a〜23c) 係止凸部
24(24a〜24c) 係止凹部
25 リブ
26 つまみ部
27 リップ部(端子不正挿入防止手段)
30 ケース
31 係合溝部
40 オス端子アッシー
41 回路基板
41a,41b・・ 銅箔回路パターン
50 カバー
T メス端子
Ta 爪部
Tb 凸起部
t オス端子

Claims (3)

  1. 収容される端子が長手方向において少なくとも一部露出するように開口した複数の端子収容部を併設しかつ互いに積層されることで積層ジョイントコネクタを形成する積層ジョイントコネクタハウジングを保護するための積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップであって、
    前記積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップが前記積層ジョイントコネクタハウジングに装着された状態において前記複数の端子収容部が並ぶ方向の向きに設けられ、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入するためのハウジング挿入用開口部と、
    前記ハウジング挿入用開口部の前記積層ジョイントコネクタハウジングを挿入する方向と直交する向きに設けられ、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングの複数の端子収容部に各端子を挿入可能とする端子挿入用開口部と、
    収容される端子を長手方向にわたって少なくとも一部露出させる前記積層ジョイントコネクタハウジングの開口部を覆うカバー部とを備え、かつ
    前記端子挿入用開口部に対向する向きに設けられ、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングに収容された前記複数の端子に導通検査用端子を接続可能とする検査端子挿入用開口部をさらに備え、かつ
    前記端子挿入用開口部近傍に、縁部全体にわたって内方に肉厚部が形成され、前記積層ジョイントコネクタハウジングをキャップ内部に挿入した状態で当該積層ジョイントコネクタハウジングの端子不正挿入防止手段の変形を前記肉厚部によって規制する変形規制手段をさらに備えたことを特徴とする積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップ。
  2. 前記積層ジョイントコネクタハウジングを前記保護キャップに完全に挿入した状態でのみ前記積層ジョイントコネクタハウジングの一部と係合可能なハウジング保持係合部を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを前記積層ジョイントコネクタハウジングに被せると共に、当該積層ジョイントコネクタハウジングの各端子収容部に端子をそれぞれ挿入収容した積層ジョイントコネクタハウジングを所望の数だけ用意する第1の組立て工程と、
    前記第1の組立て工程で用意された積層ジョイントコネクタハウジングから積層ジョイントコネクタハウジング用保護キャップを全て取り外す第2の組立て工程と、
    前記第2の組立て工程で得られた積層ジョイントコネクタハウジングを互いに積層嵌合させる第3の組立て工程と、
    前記積層された積層ジョイントコネクタハウジングの各端子と所望の組み合わせで導通接続する複数の相手側端子を備えた相手側コネクタを当該積層された積層ジョイントコネクタハウジングに嵌合させることで所望の端子間接続状態を備えた積層ジョイントコネクタを組み立てる第4の組立て工程を有することを特徴とする積層ジョイントコネクタの製造方法
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