JP2012084337A - コネクタ - Google Patents

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Ryo Fujikawa
諒 藤川
Nobuyuki Sakamoto
信幸 坂元
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Abstract

【課題】部品点数を最小限に抑え、2段全部の端子を上側から組み付けることができるコネクタを提供する。
【解決手段】底壁51と該底壁51の両側縁から起立する一対の側壁52,52とを有した断面U字状をなしており、前部に相手端子との電気接続部53を有し、この電気接続部より後側に、一対の側壁52,52の間に上方から電線を押し込んだ際に電線の被覆を切り破って内部の導体に接触導通する圧接刃57が設けられた圧接端子50を、コネクタハウジング10上の上方が開放した端子収容溝21に上方から組み付けたコネクタにおいて、一対の側壁52,52の互いに対向する位置に、圧接刃57をプレス成形するための矩形の開口56が形成されており、これら矩形の開口を係止孔56として、該係止孔56を、端子収容溝21の内側面に突設した係止凸部25に係合させて抜け止めした。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧接端子を組み込んだコネクタに関するものである。
一般的な圧接端子を組み込んだコネクタでは、コネクタハウジング上の上方が開放した端子収容溝に上方から圧接端子を組み付け、端子収容溝の側壁に設けた係止部に圧接端子に設けた被係止部を係合させることで、圧接端子を上方へ抜けないように固定しており、圧接端子の係止部を、圧接刃の位置から離れた別の場所に独立して設けている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−73323号公報(図2)
しかし、圧接端子の係止部を圧接刃の位置から離れた場所に独立して設けた場合、余計な場所の確保が必要となり、端子の長さが長くなってしまうことになりかねない。
本発明は、上記事情を考慮し、圧接端子の確実な抜け防止を図りながら、圧接端子の長さの短縮を図ることのできるコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、底壁と該底壁の両側縁から起立する一対の側壁とを有した断面U字状をなしており、前部に相手端子との電気接続部を有し、この電気接続部より後側に、前記一対の側壁の間に上方から電線を押し込んだ際に該電線の被覆を切り破って内部の導体に接触導通する圧接刃が設けられた圧接端子を、コネクタハウジング上の上方が開放した端子収容溝に上方から組み付けたコネクタにおいて、前記一対の側壁の互いに対向する位置に、前記圧接刃をプレス成形するための矩形の開口が形成されており、これら矩形の開口を係止孔として、該係止孔を、前記端子収容溝の内側面に突設した係止凸部に係合させて抜け止めしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコネクタであって、矩形板状の第1ハウジングと、該第1ハウジングの板面に重ね合わせられることで、前記第1ハウジングと共に前記コネクタハウジングを構成する矩形板状の第2ハウジングと、前記第1ハウジングと第2ハウジングを回動可能に一体に連結するヒンジと、前記第1ハウジングと第2ハウジングを重ね合わせた状態でロックするロック手段と、前記第1ハウジングと第2ハウジングの重ね合わせ面に形成された複数の前記端子収容溝と、前記各端子収容溝にそれぞれ収容される複数の前記圧接端子と、具備することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のコネクタであって、矩形板状の第1ハウジングと、該第1ハウジングの前端縁に第1ヒンジを介して上下方向回動自在に連結され、回動させることにより前記第1ハウジングの板面に一方の板面が重ね合わせられる矩形板状の第2ハウジングと、前記第1ハウジングの左右方向の側端縁に第2ヒンジを介して上下方向回動自在に連結され、前記第2ハウジングを前記第1ハウジングの板面に重ね合わせた後で、回動させることにより前記第2ハウジングの他方の板面に重ね合わせられ、それにより、前記第1ハウジング及び第2ハウジングと共にコネクタハウジングを構成する矩形板状の第3ハウジングと、前記第1ハウジングと第2ハウジングと第3ハウジングを積層した状態でロックするロック手段と、前記第1ハウジングの前記第2ハウジングとの重ね合わせ面及び前記第3ハウジングの前記第2ハウジングとの重ね合わせ面に、それぞれが前後方向に延びるように形成され且つ左右方向に複数配列された前記端子収容溝の配列と、前記各端子収容溝にそれぞれ収容される複数の前記圧接端子と、からなり、前記端子収容溝の配列を有する第1ハウジング及び第3ハウジングと、前記第2ハウジングと、前記第1ヒンジ及び第2ヒンジとが樹脂により一体成形されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、圧接刃を作るときに必須の開口を係合孔として利用するので、それ以外の場所に係止部を設ける必要がなく、端子の長さが短縮が可能になり、ひいてはコネクタの小型化に貢献できるようになる。
請求項2の発明によれば、コネクタハウジングを構成する第1ハウジングと第2ハウジングをヒンジを介して一体に連結することで一体成形品化しているので、第1ハウジングと第2ハウジングを折り畳んで重ね合わせて、ロック手段によりロックするだけの1回の操作で、圧接端子を両ハウジング間に収容することができる。従って、組立作業性の向上を図ることができ、コストの低減を図ることができる。また、余計な部品が不要であるから、コネクタハウジングを極力薄型化及び小型化することができる。
請求項3の発明によれば、コネクタハウジングを構成する第1ハウジングと第2ハウジングと第3ハウジングを第1及び第2ヒンジを介して一体に連結することで一体成形品化しているので、第1ハウジングと第2ハウジングと第3ハウジングを順番に折り畳んで重ね合わせて、ロック手段によりロックするだけの1回の操作で、端子を第1ハウジングと第2ハウジング間及び第2ハウジングと第3ハウジング間に収容することができ、組み立てを完了することができる。また、第1ヒンジ及び第2ヒンジを介して第1ハウジングと第2ハウジングと第3ハウジングを一体化しているので、ハウジング相互の位置合わせなどにあまり意識をせずに簡単に組み立てを行うことができる。
また、前後方向の向きが同じくなる第1ハウジングと第3ハウジングの同じ方向を向いた板面(上面や下面)に端子収容溝の配列を設けているので、2段(2層)の端子列に関しては全部の端子を同じ方向(上方向または下方向)から組み付けることができる。しかも、端子から延びる電線の引出方向も統一することができる。従って、部品点数の削減が図れると共に、組立作業性の向上を図ることができる。また、電線の引出方向を統一することができるので、ワイヤーハーネスの組立作業性のアップも図れる。その結果、コストの低減を図ることができると共に、余計な部品が不要であるから、コネクタハウジングを極力薄型化及び小型化することができる。
本発明の第1実施形態のオスコネクタを構成するオスコネクタハウジングの成形品のままの状態を示す斜視図である。 図1と前後方向の向きを逆にして見た同オスコネクタハウジングの成形品のままの状態を示す斜視図である。 図2のX部の拡大図である。 同オスコネクタに使用するメス型の圧接端子の斜視図である。 同圧接端子をオスコネクタハウジングの端子収容溝に収容しようとしている状態を示す斜視図である。 同圧接端子をオスコネクタハウジングの端子収容溝に収容した状態を示す斜視図である。 同オスコネクタハウジングの第2ハウジングを第1ハウジングの上に折り畳んだ状態を示す斜視図である。 図7の状態から更に第3ハウジングを第2ハウジングの上に折り畳んで2段の端子列を有する2層のオスコネクタを完成させた状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のオスコネクタを構成するオスコネクタハウジングの成形品のままの状態を示す斜視図である。 同オスコネクタハウジングを折り畳んで4段の端子列を有する多層のコネクタを完成させた状態を示す斜視図である。 同オスコネクタとメスコネクタの関係を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態のオスコネクタを構成するオスコネクタハウジングの成形品のままの状態を示す斜視図、図2は図1と前後方向の向きを逆にして見たオスコネクタハウジングの成形品のままの状態を示す斜視図、図3は図2のX部の拡大図、図4はオスコネクタに使用するメス型の圧接端子の斜視図、図5は圧接端子をオスコネクタハウジングの端子収容溝に収容しようとしている状態を示す斜視図、図6は圧接端子をオスコネクタハウジングの端子収容溝に収容した状態を示す斜視図、図7はオスコネクタハウジングの第2ハウジングを第1ハウジングの上に折り畳んだ状態を示す斜視図、図8は図7の状態から更に第3ハウジングを第2ハウジングの上に折り畳んで2段の端子列を有する2層のオスコネクタを完成させた状態を示す斜視図である。
本実施形態のオスコネクタ1(図8)は、図1及び図2に示す合成樹脂の一体成形品よりなるオスコネクタハウジング10と、図示略の複数の各電線の先端に取り付けられた複数の図4に示すメス型の圧接端子50と、から構成されている。
オスコネクタハウジング10の成形品は、左右方向に長い矩形帯板状の第1ハウジング11と、第1ハウジング11の前端縁に第1ヒンジ15を介して上下方向回動自在に連結され、回動させることにより第1ハウジング11の上側の板面に一方の板面が重ね合わせられる、第1ハウジング11と同じサイズの矩形帯板状の第2ハウジング12と、第1ハウジング11の左右方向の側端縁に第2ヒンジ16を介して上下方向回動自在に連結され、第2ハウジング12を第1ハウジング11の板面に重ね合わせた後で、回動させることにより第2ハウジング12の他方の板面に重ね合わせられ、それにより、第1ハウジング11及び第2ハウジング12と共に完成品のオスコネクタハウジング10を構成する矩形板状の第3ハウジング13と、第1ハウジング11と第2ハウジング12と第3ハウジング13を積層した状態でロックする図示略のロック手段とを有している。
第2ハウジング12の他方の板面(図1及び図2において下側の板面)に重ね合わせる第3ハウジング13は、第2ハウジング12の左右方向の中央にスペースをあけて2枚配設されており、第2ハウジング12の他方の板面の中央のスペースには、第1ハウジング11と第2ハウジング12と第3ハウジング13とで構成したオスコネクタハウジング10を、メスコネクタのメスコネクタハウジングの開口内に嵌合させたときに、メスコネクタハウジング側のロック部とロックするロックアーム30(図2、図7及び図8参照)が設けられている
第1ハウジング11の第2ハウジング12との重ね合わせ面、及び、第3ハウジング13の第2ハウジング12との重ね合わせ面には、それぞれが前後方向に延びるように形成され且つ左右方向に複数配列された断面矩形の端子収容溝21の配列が設けられている。
図3に拡大して示すように、これら端子収容溝21は、左右隔壁26と底壁27によって画成されると共に、前端がオス端子挿入口24を有する前端壁23によって閉鎖され、後端が溝幅のままに開放されており、図6に示すように、収容した圧接端子50の前端を前端壁23に向かって位置させることにより、圧接端子50から後方へ延びる電線(図示略)を、開放した後端から外部に引き出すことができるようになっている。
また、端子収容溝21の隔壁26の内側面には、後述する圧接端子50の係止孔56に嵌まることで、上から挿入された圧接端子50を抜け止め固定する係止凸部25が一対突設されている。ここで、各係止凸部25の上端面には、圧接端子50との係合を容易にするための傾斜面25aが設けられている。なお、図3中符号29で示すものは、係止凸部25を成形する際の型抜き孔である。
また、第2ハウジング12の第1ハウジング11との重ね合わせ面(図1及び図2における上面)、及び、第2ハウジング12の第3ハウジング13との重ね合わせ面(図7における上面)には、第1ハウジング11及び第3ハウジング13と重ね合わせたとき、第1ハウジング11及び第3ハウジング13側の端子収容溝21と共に、圧接端子50を収容するキャビティ20を構成する深さの浅い溝22が設けられている。本実施形態の場合、図6に示すように、圧接端子50の下側のほとんどが第1ハウジング11及び第3ハウジング13側の端子収容溝21に収容され、圧接端子50の上側の残りの僅かな部分が第2ハウジング12の浅い溝22に納まるようになっている。
また、第1ヒンジ15及び第2ヒンジ16は薄肉板として形成されており、第2ハウジング12の左右方向の側端面には、第2ヒンジ16の納まるヒンジ収容溝17が形成されている。なお、第1ヒンジ15及び第2ヒンジ16は、第1ハウジング11の前端縁や側端縁の長さ方向の全体にわたって設けられていてもよいが、図示例のように適当なバランスの良い間隔をおいて複数設けられていてもよい。
次にオスコネクタハウジング10に収容される圧接端子50について述べる。
この圧接端子50は、図4に示すように、底壁51と、底壁51の両側縁から起立する一対の側壁52,52とを有した断面U字状をなしており、一対の側壁52,52の前端に、オス端子を挟圧するバネ片53(電気接続部)が延長され、これら一対のバネ片53,53のへ字状に湾曲した先端部53a、53a間に、オス端子を受け入れる隙間54が確保されている。
また、一対の側壁52,52には、互いに対向する矩形の開口56が形成され、それら矩形の開口56の前縁と後縁に、開口56を、一部の辺を側壁52に連結したまま打ち抜いた際の、打ち抜き片を前端と後端の連結部で曲げて構成した圧接刃57が設けられている。
これら圧接刃57は、対向する刃部がU字状に折れ曲がった断面形状をなしており、上端縁のエッジで、上方から押し込まれる電線の被覆を切り破ることができ、そのまま被覆の内側の導体に、広い接触面で刃部を接触導通させることができるようになっている。
また、この圧接端子50では、圧接刃57を形成するために打ち抜いた側壁52の開口56が、オスコネクタハウジング10の端子収容溝21に上から組み付けた際にオスコネクタハウジング10側の係止凸部25と係合する係止孔56(同一要素なので、開口と同符号で示す)となっており、他に係止部が設けられてはいない。
次に、オスコネクタを組み立てる手順について説明する。
図8に示すオスコネクタ1を組み立てる場合には、まず、図1〜図3に示すように構成されたオスコネクタハウジング10の成形品の段階において、図5に示すように、第1ハウジング11及び2枚の第3ハウジング13の上面に設けられた端子収容溝21に圧接端子50を上方から挿入する。挿入すると、図6に示すように、圧接端子50の圧接刃57を形成した後の開口よりなる係止孔56が、端子収容溝21の内側面の係止凸部25に係合して、圧接端子50が保持固定される。従って、例えば第3ハウジング13を上下逆向きにしても、圧接端子50は脱落しなくなる。
この状態で、圧接端子50の圧接刃57に図示略の電線を圧接させることができる。あるいは、電線の端末を圧接端子50の圧接させた後で、圧接端子50を端子収容溝21に組み付けることも可能である。
全部の圧接端子50を端子収容溝21に組み付けたら、図7に示すように、第2ハウジング12を第1ハウジング11の上に向けて矢印Aのように回動させて、第2ハウジング12の下面(一方の板面)を第1ハウジング11の上面に重ね合わせる。そうすると、第1ハウジング11の端子収容溝21に組み付けられた圧接端子50(図7では圧接端子50を図示省略してある)は、第1ハウジング11の端子収容溝21と第2ハウジング12の浅い溝22とから構成されるキャビティ20に納まる。
次に、左右の第3ハウジング13を第2ハウジング12の上に向けて矢印Bのように回動させて、第2ハウジング12の上面(他方の面)に重ね合わせる。そうすると、第3ハウジング13の端子収容溝21に組み付けられた圧接端子50(図7では圧接端子50を図示省略してある)は、第3ハウジング13の端子収容溝21と第2ハウジング12の浅い溝22とから構成されるキャビティ20に納まる。これにより、図8に示すようなオスコネクタ1が完成する。この際、薄肉板よりなる第2ヒンジ16が第2ハウジング12の側端面のヒンジ収容溝17に嵌まることにより、上下ハウジング11、12、13間のガタつきを抑制することができる。
以上のように、本実施形態のオスコネクタ1によれば、オスコネクタハウジング10を構成する第1ハウジング11と第2ハウジング12と第3ハウジング13を第1及び第2ヒンジ15、16を介して一体に連結することで一体成形品化しているので、第1ハウジング11と第2ハウジング12と第3ハウジング13を順番に折り畳んで重ね合わせて、ロック手段によりロックするだけの1回の操作で、圧接端子50を第1ハウジング11と第2ハウジング12間及び第2ハウジング12と第3ハウジング13間に収容することができ、組み立てを完了することができる。
また、第1ヒンジ15及び第2ヒンジ16を介して第1ハウジング11と第2ハウジング12と第3ハウジング13を一体化しているので、ハウジング11、12、13相互の位置合わせなどにあまり意識をせずに簡単に組み立てを行うことができる。
また、前後方向の向きが同じくなる第1ハウジング11と第3ハウジング13の同じ方向を向いた板面(上面)に端子収容溝21の配列を設けているので、全部の圧接端子50を上方向から組み付けることができる。しかも、圧接端子50から延びる電線の引出方向も統一することができる。
従って、従来のようにハウジングをケースの中に挿入する必要がなく、ケースが不要で部品点数の削減が図れると共に、組立作業性の向上を図ることができる。また、電線の引出方向を統一することができるので、ワイヤーハーネスの組立作業性のアップも図れる。その結果、コストの低減を図ることができると共に、ケースのような余計な部品が不要であるから、オスコネクタハウジング10を極力薄型化及び小型化することができる。
また、第2ハウジング12の板面に重ね合わせる第3ハウジング13を2枚に分割し、第2ハウジング12の板面上のその分割スペースにコネクタ同士をロックするためのロックアーム30を配置したので、第3ハウジング13の上にロックアームを設けるのと比べて、オスコネクタ1全体の薄型化が可能となる。
また、圧接端子50の圧接刃57を打ち抜いた後の開口を係止孔56として利用することで、端子収容溝21に組み付けた圧接端子50の脱落を防止するので、他の部位に係止部を設ける場合よりも、圧接端子50の長さを短縮してコンパクト化を図ることができる。従って、オスコネクタ1の小型に貢献することができる。
なお、端子列の段数は1段になるが、第3ハウジング13を省略して、第1ハウジング11と第2ハウジングだけでオスコネクタハウジングを構成するようにしてもよい。あるいは、第1ハウジング11を省略して、第2ハウジング12と第3ハウジングだけでオスコネクタハウジングを構成するようにしてもよい。
次に第2実施形態のオスコネクタについて述べる。
第1実施形態のオスコネクタ1は、端子配列が上下2段の場合であったが、第2実施形態のオスコネクタ1Bは、端子配列が上下4段の多層コネクタとなっている。
図9は第2実施形態のオスコネクタを構成するオスコネクタハウジングの成形品のままの状態を示す斜視図、図10は同オスコネクタハウジングを折り畳んで4段の端子列を有する多層のオスコネクタを完成させた状態を示す斜視図、図11は同オスコネクタとメスコネクタの関係を示す斜視図である。
本第2実施形態のオスコネクタ1B(図10)は、図9に示す合成樹脂の一体成形品よりなるオスコネクタハウジング10Bと、図示略の複数の各電線の先端に取り付けられた複数の図4に示す圧接端子50と、から構成されている。
このオスコネクタハウジング10Bは、上下でほぼ対称形状に形成されており、上側の構成は第1実施形態と全く同様(但し、第2ハウジング12が垂直に立っている点は異なる)であり、下側の構成は上側の構成に対し上下方向が対称な形状に形成されている。但し、上側にはロックアーム30が付いているが、下側にはロックアームは付いていない。
即ち、第1ハウジング11の前端縁には、それぞれ反対方向に回動させることにより第1ハウジング11の上下の板面に重ね合わせられる上側と下側の第2ハウジング12が連結され、第1ハウジング11の左右方向の側端縁には、それぞれ反対方向に回動させることにより、第1ハウジング11に先に重ね合わせられた第2ハウジング12の他方の板面に重ね合わせられる上側と下側の第3ハウジング13が連結され、端子収容溝21の配列が、第1ハウジング11の上側と下側の第2ハウジング12の一方の板面との重ね合わせ面、及び、上側と下側の第3ハウジング13の第2ハウジング12の他方の板面との重ね合わせ面にそれぞれ形成されている。
このオスコネクタ1Bを組み立てる場合は、まず、図9に示すように構成されたオスコネクタハウジング10Bの成形品の段階において、第1ハウジング11の上面及び上側2枚の第3ハウジング13の上面に設けられた端子収容溝21に圧接端子50を上方から挿入する。次に裏返して、第1ハウジング11の下面及び下側2枚の第3ハウジング13の下面(いずれも図9の姿勢のとき)に設けられた端子収容溝21に圧接端子50を上方から挿入する。
次に、全部の圧接端子50を端子収容溝21に組み付けたら、上側及び下側の第2ハウジング12を第1ハウジング11の上面と下面に向けて回動させて、第2ハウジング12の板面を第1ハウジング11の上面と下面にそれぞれ重ね合わせる。次に、左右の上側と下側の第3ハウジング13を第2ハウジング12の板面に向けて回動させて、第2ハウジング12の板面に重ね合わせる。
これにより、図10に示すような、S1〜S4の4層の端子列を持つオスコネクタ1Bが完成する。このオスコネクタ1Bは、図11に示すように、オスコネクタハウジング10Bの上面中央に、メスコネクタハウジング100のロック部108と係合するロックアーム30を有している。
また、この場合も、薄肉板よりなる第2ヒンジ16は第2ハウジング12の側端面のヒンジ収容溝17に嵌まることにより、上下ハウジング11、12、13間のガタつきが抑制される。また、オスコネクタ1Bの前半部分にはガイド溝28が設けられており、このガイド溝28が、図11に示すように、メスコネクタハウジング100の開口105にオスコネクタ1Bを嵌合させるときに、ガイドリブ105に嵌まることで嵌合動作を案内する。
以上のように、この第2実施形態のオスコネクタ1Bの場合も、第1実施形態と同様に、組み立て作業を簡単に行うことができるし、薄型化及び小型化を図ることができる。また、4層の端子列を持つが、上側2層、下側2層については、それぞれ同方向から圧接端子50を組み付けることができるので、4層の割りには、端子の組付作業性も向上する。また、従来品では4層を実現するのは無理であるが、本発明では4層まで実現することができるというメリットもある。
1,1B オスコネクタ(コネクタ)
10,10B オスコネクタハウジング(コネクタハウジング)
11 第1ハウジング
12 第2ハウジング
13 第3ハウジング
15 第1ヒンジ
16 第2ヒンジ
17 ヒンジ収容溝
21 端子収容溝
25 係止凸部
50 圧接端子
51 底壁
52 側壁
53 バネ片(電気接続部)
56 係止孔(開口)
57 圧接刃

Claims (3)

  1. 底壁と該底壁の両側縁から起立する一対の側壁とを有した断面U字状をなしており、前部に相手端子との電気接続部を有し、この電気接続部より後側に、前記一対の側壁の間に上方から電線を押し込んだ際に該電線の被覆を切り破って内部の導体に接触導通する圧接刃が設けられた圧接端子を、コネクタハウジング上の上方が開放した端子収容溝に上方から組み付けたコネクタにおいて、
    前記一対の側壁の互いに対向する位置に、前記圧接刃をプレス成形するための矩形の開口が形成されており、これら矩形の開口を係止孔として、該係止孔を、前記端子収容溝の内側面に突設した係止凸部に係合させて抜け止めしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    矩形板状の第1ハウジングと、
    該第1ハウジングの板面に重ね合わせられることで、前記第1ハウジングと共に前記コネクタハウジングを構成する矩形板状の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングを回動可能に一体に連結するヒンジと、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングを重ね合わせた状態でロックするロック手段と、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングの重ね合わせ面に形成された複数の前記端子収容溝と、
    前記各端子収容溝にそれぞれ収容される複数の前記圧接端子と、
    を具備することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1に記載のコネクタであって、
    矩形板状の第1ハウジングと、
    該第1ハウジングの前端縁に第1ヒンジを介して上下方向回動自在に連結され、回動させることにより前記第1ハウジングの板面に一方の板面が重ね合わせられる矩形板状の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングの左右方向の側端縁に第2ヒンジを介して上下方向回動自在に連結され、前記第2ハウジングを前記第1ハウジングの板面に重ね合わせた後で、回動させることにより前記第2ハウジングの他方の板面に重ね合わせられ、それにより、前記第1ハウジング及び第2ハウジングと共にコネクタハウジングを構成する矩形板状の第3ハウジングと、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングと第3ハウジングを積層した状態でロックするロック手段と、
    前記第1ハウジングの前記第2ハウジングとの重ね合わせ面及び前記第3ハウジングの前記第2ハウジングとの重ね合わせ面に、それぞれが前後方向に延びるように形成され且つ左右方向に複数配列された前記端子収容溝の配列と、
    前記各端子収容溝にそれぞれ収容される複数の前記圧接端子と、からなり、
    前記端子収容溝の配列を有する第1ハウジング及び第3ハウジングと、前記第2ハウジングと、前記第1ヒンジ及び第2ヒンジとが樹脂により一体成形されていることを特徴とするコネクタ。
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