JP4268154B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は例えば自動車等に搭載された各種電装部品間の接続用ワイヤーハーネスの分岐接続に使用されるコネクタに関する。
自動車等に搭載された各種電装部品間の接続用ワイヤーハーネスの分岐接続にはいわゆるコネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照)。かかるコネクタは、例えば、ワイヤーハーネス等を構成する電線に圧着等により接続された接続用端子を収容する複数の端子収容室が併設された樹脂製の複数のコネクタハウジングを互いに積層させて構成されている。そして、コネクタをホルダに挿入してホルダごとオスコネクタに嵌合させてコネクタ接続作業を効率的に実現している。
特開2005−25997号公報
このようなコネクタの最上段に積層されたコネクタハウジングに関して、このコネクタハウジングに収容された接続用端子の抜けを防止するために更にカバーを被せる等の特別な工夫が考えられている。積層される各コネクタハウジングを共用化した場合、このようなカバーを被せることで、最上段に積層されたコネクタハウジングに形成された端子抜け防止用穴部からゴミ等の異物が侵入するのを合せて防止する。以下、このような新しく提案されている本発明の関連技術であるカバー付きのコネクタの構造を図面に基づいて説明する。
図14に示すこのコネクタ1は、全て例えばPBTなどの成型性と強度に優れた材質でできており、下端ハウジング50と、これに積層されたハウジング本体10と、最上段のハウジング本体10の上面に被せられたハウジングカバー40とから構成されている。
また、矩形状をなすハウジングカバー40の前側端部はコネクタの端子嵌合面と同一面までほぼ達している。(図15参照)。また、ハウジングカバー40の裏面には、その幅方向両側にそれぞれ2つずつ係合凸部43,44が形成されている(図14参照)。また、ハウジングカバー40の中央部分には接続用端子抜け防止用の係止突起部48がカバー幅方向に所定間隔をなして形成されている(図15参照)。
ハウジング本体10は、図14及び図15に示すように、内部に端子収容室16が6ヶ所並列に形成され、ハウジング本体上面にこの端子収容室16にそれぞれ対応する端子抜け防止用の窓部17(図15参照)が6ヶ所形成されている。また、ハウジング本体10の両側部には積層される上側のハウジング本体10又はハウジングカバー40に係合する係合凹部31,32がそれぞれ前後方向に形成されている(図14参照)。
また、ハウジング本体下面には、端子抜け防止用の係止突起部30がハウジング幅方向所定間隔を隔てて形成されている(図15参照)。また、ハウジング本体下面の両側部の前側にはハウジングカバー40に形成された係合凸部43と同様の係合凸部33が形成されるとともに、後側にもハウジングカバー40に形成された係合凸部44と同様の係合凸部34が形成されている(図14参照)。
また、各端子収容室16には、各接続用端子と係合するランス22が形成されている(図15参照)。
下端ハウジング50は、上述したハウジング本体10の構成と基本的に同じであるが、コネクタ組み付け状態においてこれが最も下側に位置することから明らかな通り、下端ハウジング50の下面両側部前後に係合凸部が形成されていない点と、各端子収容室56(図15参照)に対応する位置に端子抜け防止用突起部が形成されていない点が上述したハウジング本体10と構成上異なっている。
すなわち、それ以外の構成、具体的にはハウジング内の端子収容室56、接続用端子を保持するランス62、ハウジング上面の窓部57、ハウジング両側部の前後方向に突出した係合凹部71,72はハウジング本体10と同様の構成として形成されている。
以上のような構成を有する下端ハウジング50、ハウジング本体10、及びハウジングカバー40をこの順番に積層させていく。図14は、このようにして組付けたコネクタ1の斜視図である。
続いて、このように組付けられたコネクタ1を挿入収容するホルダ500について説明する。このホルダ500は、図16に示すように、上述のように組付けたコネクタ1を挿入収容し、コネクタ1に挿入されたメス端子をオスコネクタ(図示せず)のオス端子に嵌合させる役目を果たしている。なお、ホルダ500は、強度と成型性に優れた例えばPBTなどの樹脂でできている。
なお、ホルダ500には、図16には示さないが、テコの原理を利用してこれらのコネクタ100や単層のコネクタの接続用端子をオスコネクタのオス端子に低嵌合させる側面視角型U字状をなしたレバーがホルダ500を跨ぐように取り付けられている。なお、ホルダ500の図16に示す図上下側壁に形成された突起部510はレバーの回転支点である。
以上のようにホルダ500に積層コネクタや単層コネクタを挿入収容した後、各ホルダ500に備わったレバーを起こして各ホルダ500を例えばPBT等の強度と成型性に優れたオスコネクタ(図示せず)の所定のホルダ収容部に挿入する。オスコネクタには底部にホルダの極数に対応したオス端子が突出形成されている。また、これらのオス端子はここでは図示しない基板等に接続されている。そして、オスコネクタの各ホルダ収容部にレバーを立てたままホルダを挿入した後、ホルダ側の接続用端子をオスコネクタ側のオス端子に半嵌合させた状態でレバーを倒すことで、ここでは詳細には図示しないが、レバーに備わった係合爪とオスコネクタの係合凹部とが係合しながらテコの原理によってホルダがオスコネクタの各ホルダ収容部に低嵌合力で引き込まれる。これによって、ホルダ側に備わったメス端子をオスコネクタ側に備わったオス端子に完全嵌合させるように導く。
このような構成を有するコネクタの場合、ハウジング本体10を積層させてハウジングカバー40を被せた後、ハーネス組み立て工程においてコネクタ1をホルダ500に挿入する前に他のコネクタや工具などの異物がハウジングカバー前端に接触することでハウジングカバー40が捲れ上がってしまうことがある。
コネクタ1をホルダ500に挿入する前においては、ハウジングカバー40がハウジング本体から捲れ上がった後に更なる衝撃が加わってハウジング本体10から逸脱してしまったままこれを放置すると、端子抜け防止用の窓部17から異物が侵入するおそれがある。
また、このような異物がハウジングカバー前端に接触しなくても、コネクタ1をホルダ500に挿入する際にホルダ500の開口端面にハウジングカバー40の先端が引っ掛かり、ハウジングカバー40が捲れ上がったままコネクタ1を無理に挿入しようとしてコネクタ1を破損したり、ハウジングカバー40が捲れ上がった後、最上段のハウジング本体10から外れて、ハウジングカバー無しのままホルダ500にコネクタ1が挿入されてしたりする。挿入時にハウジングカバー40が外れて逸脱してハウジングカバー無しの状態でコネクタ1がホルダ500に挿入されてしまうと、積層されたハウジング本体10の最上段にあるハウジング本体10の端子抜け防止用の窓部17にハウジングカバー40の係止突起部48が係合することがなくなり、最上段のハウジング本体10の接続用端子が抜け易くなってしまう。なお、このような端子抜けの問題は、コネクタ1をホルダ500に挿入した後、ホルダ500とオスコネクタとの端子完全嵌合を行う際に発生する可能性がある。
本発明の目的は、コネクタをホルダに挿入する際にハウジングカバーが捲れ上がることのない組み付け作業性に優れたコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されたコネクタは、
それぞれが複数の接続用端子を並列して収容するとともに係合凸部と係合凹部とを備えて当該係合凹部と相手側のコネクタハウジングの係合凸部とが互いに係合することで積層される複数のコネクタハウジングと、
前記積層されたコネクタハウジングの最上面に被せられるカバーであり、当該カバーが被せられコネクタハウジングに収容された接続用端子と係合して該接続用端子が該コネクタハウジングから抜けるのを防止する係止突起部を有するカバーを備えたコネクタであって、
前記カバーの先端が前記積層されたコネクタハウジングの最上段に位置するコネクタハウジングの接続用端子嵌合面よりも後退した位置で当該コネクタハウジングに被せられ、かつ
前記積層されたコネクタハウジングの最上段に位置するコネクタハウジングの前記カバーが被せられる上面において、当該コネクタハウジングの接続用端子嵌合面側と前記カバーの先端との間のハウジング幅方向少なくとも一部にカバー捲れ防止用リブが形成されていることを特徴としている。
カバーの先端がこのようにコネクタハウジングの接続用端子嵌合面よりも後退していることで、コネクタをホルダに挿入する際にカバーがホルダ開口端面に引っ掛って捲れ上がることがない。その結果、カバーが外れたままコネクタをホルダに挿入して接続用端子が抜け易くなるのを防止する。
また、コネクタハウジングの接続用端子嵌合面側とカバーの先端との間のハウジング幅方向少なくとも一部にこのようなカバー捲れ防止用リブが形成されていることで、コネクタをホルダに挿入する際にカバーがホルダ開口端面に引っ掛って捲れ上がることがない。その結果、カバーが外れたままコネクタをホルダに挿入して接続用端子が抜け易くなるのを防止する
また、本発明の請求項記載されたコネクタは、請求項に記載のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングは樹脂でできているとともに、当該コネクタハウジングには接続用端子係合保持用ランスが形成され、かつ当該コネクタハウジング下面には前記接続用端子係合保持用ランス形成用の成型抜き穴が形成され、前記カバー捲れ防止用リブが前記コネクタハウジング積層時に積層されるコネクタハウジングの前記成型抜き穴に進入する位置に形成されていることを特徴としている。
このような構造をとることで、上述した請求項2の作用に加えて、コネクタハウジング同士を積層させたときに下側のコネクタハウジングのカバー捲れ防止用リブが上側のコネクタハウジングの成型抜き穴に入り込み、上側のコネクタハウジングに干渉することがない。その結果、積層される各コネクタハウジングにカバー捲れ防止用リブを形成することができ、コネクタハウジングの部品共用化を図ることができるようになる。
本発明によると、コネクタをホルダに挿入する際にハウジングカバーが捲れ上がることのない組み付け作業性に優れたコネクタを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るコネクタについて説明する。本発明の一実施形態に係るコネクタ100は、上述した関連技術において説明したコネクタ1と共通の基本的構成を有する。具体的には、コネクタ100は、全て例えばPBTなどの成型性と強度に優れた材質でできており、図1乃至図5に示すように、ハウジングカバー140と、ハウジング本体110と、下端ハウジング150とから構成されている。
しかしながら、ハウジングカバー前端部とハウジング本体上面の端子嵌合面側の構成が上述した関連技術のコネクタと構成を異にする。以下、コネクタ1の具体的構成を詳細に説明する。
ハウジングカバー140は、図1(A)に示すように、その上面の一定領域に補強用リブ141が格子状に形成されている。また、ハウジングカバー140は、左右非対称に形成され、このハウジングカバー140がハウジング本体110に逆向きで被せられるのを防止すると共に後述するホルダ600への逆挿入を防止している。また、ハウジングカバー140の裏面には、図1(B)に示すように、その幅方向両側にそれぞれ2つずつ係合凸部143,144が形成されている。また、ハウジングカバー140の中央部分には接続用端子抜け防止用の係止突起部148がカバー幅方向に所定間隔をなして形成されている(図1(B)参照)。
一方、ハウジングカバー140のコネクタハウジング端子嵌合面側先端に当該カバー捲れ防止用のテーパ部142が形成されているとともに(図1(A)参照)、ハウジングカバー140の前端は積層されたハウジング本体110の最上段に位置するハウジング本体110の接続用端子嵌合面よりも後退した位置で当該ハウジング本体110に被せられるようになっている(図4及び図7、図8参照)。
ハウジング本体110は、図2(A)及び図2(B)に示すように、内部に端子収容室116が6ヶ所並列に形成され、ハウジング本体上面にこの端子収容室116にそれぞれ対応する端子抜け防止用の窓部117が6ヶ所形成されている(図2(A)参照)。また、ハウジング本体110の両側部には積層される上側のハウジング本体110又はハウジングカバー140に係合する係合凹部131,132がそれぞれ前後方向に形成されている。
また、ハウジング本体下面には、図2(B)に示すように、端子抜け防止用の係止突起部130がハウジング幅方向所定間隔を隔てて形成されている。また、ハウジング本体下面の両側部の前側にはハウジングカバー140に形成された係合凸部143と同様の係合凸部133が形成されているとともに、後側にもハウジングカバー140に形成された係合凸部144と同様の係合凸部134が形成されている。
また、各端子収容室116には、各接続用端子と係合するランス122が形成されている(図2(B)参照)。なお、ハウジング本体110の下面には接続用端子係合保持用ランス形成用の成型抜き穴123が形成されている。また、ハウジング本体110の両側部には左右非対称に形成され、ハウジング本体110を後述するホルダ600に逆挿入するのを防止している。
また、各ハウジング本体110の上面において、当該ハウジング本体110の接続用端子嵌合面側とハウジングカバー140の先端との間のハウジング幅方向両端近傍にそれぞれカバー捲れ防止用リブ119が形成されている(図2(A)参照)。このカバー捲れ防止用リブ119の高さは、図6乃至図8に示すように、ハウジングカバー140の厚みよりも低くなるように形成されている。
なお、このカバー捲れ防止用リブ119は、ハウジング本体上面の端子嵌合面上縁であって各カバー捲れ防止用リブ119がコネクタハウジング積層時に積層されるコネクタハウジングの成型抜き穴123に進入する位置に形成されている。
下端ハウジング150は、上述したハウジング本体110の構成と基本的に同じであるが、コネクタ組み付け状態においてこれが最も下側に位置することから明らかな通り、下端ハウジング150の下面両側部前後に係合凸部が形成されていない点と、各端子収容室156に対応する位置に端子抜け防止用突起部が形成されていない点、下端ハウジング150の上面にカバー捲れ防止用リブが形成されていない点が上述したハウジング本体110と構成上異なっている。すなわち、それ以外の構成、具体的にはハウジング内の端子収容室156、接続用端子を保持するランス162、ハウジング上面の窓部157、ハウジング両側部の前後方向に突出した係合凹部171,172はハウジング本体110と同様の構成として形成されている(図3参照)。
以上のような構成を有する下端ハウジング150、ハウジング本体110、及びハウジングカバー140をこの順番に積層させていく。このハウジング本体同士の積層に当たって、ハウジング本体同士を積層させたときに下側のハウジング本体110のカバー捲れ防止用リブ119が上側のハウジング本体110の成型抜き穴123に入り込み、上側のハウジング本体110に干渉することがない。そして、最上段のハウジング本体110にハウジングカバー140を被せる。
このようにハウジング本体同士を積層させたときに下側のハウジング本体110のカバー捲れ防止用リブ119が上側のハウジング本体110の成型抜き穴123に入り込み、上側のハウジング本体110に干渉させない構造をとることで、積層される各ハウジング本体110にカバー捲れ防止用リブ119を形成することができ、ハウジング本体110の部品共用化を図ることができる。
図4は、このようにして組付けたコネクタ1の斜視図である。同図に示すように、カバー先端に形成されたテーパ部142が積層されたハウジング本体110の最上段に位置するハウジング本体110の接続用端子嵌合面よりも後退した位置で当該ハウジング本体110に被せられるとともに、ハウジング本体110の接続用端子嵌合面側とハウジングカバー140のテーパ部先端との間のハウジング幅方向少なくとも一部にこのようなカバー捲れ防止用リブ119が位置するようになる。
このように組み付けたコネクタ100のハウジングカバー140に他のコネクタや作業工具などの異物が当たっても関連技術に係るコネクタにおけるような問題が生じない。すなわち、ハーネス組み立て工程においてコネクタ100をホルダ600に挿入する前に異物がハウジングカバー前端に接触することでハウジングカバー140が捲れ上がったり、ハウジング本体110から逸脱してハウジング本体110の接続用端子抜け防止の窓部117に異物が侵入したりすることもない。
続いて、このように組付けられたコネクタ100を挿入収容するホルダ600について説明する。図9に示すホルダ600は、上述のように組付けたコネクタ1を収容し、コネクタ100に挿入されたメス端子をオスコネクタ(図示せず)のオス端子に嵌合させる役目を果たしている。なお、ホルダ600は、強度と成型性に優れた例えばPBTなどの樹脂でできている。
なお、ホルダ600には、テコの原理を利用してこれらのコネクタ1や単層のコネクタの接続用端子をオスコネクタのオス端子に低嵌合させる側面視角型U字状をなしたレバー615が取り付けられている。図9のホルダ上下側壁部にはレバーを回動可能に支持する突起部610が形成されている。また、ホルダ600のコネクタ挿入開口部は図9において側縁部の一部に若干の凹み部620が形成され、コネクタ100のハウジングカバー140に形成された補強用リブ141を受け入れ可能としている。
このように組み付けたコネクタ100をホルダ600に挿入する際も、図10に示すように、関連技術で説明したコネクタ1と異なり、ホルダ600の開口端面にハウジングカバー140の先端が引っ掛かることがなく、ハウジングカバー140が捲れ上がったままコネクタ100を無理に挿入しようとしてコネクタ100を破損したり、ハウジングカバー140が捲れ上がった後にハウジング本体110から外れてハウジングカバー無しのままホルダ600にコネクタ100が挿入されて接続用端子抜けの問題を生じたりするようなことはない。
以上のようにホルダ600にコネクタ100や単層コネクタを挿入収容した後、各ホルダ600に備わったレバーを起こして各ホルダ600を例えばPBT等の強度と成型性に優れたオスコネクタ(図示せず)の所定のホルダ収容部に挿入する。オスコネクタには、ここでは図示しない底部にホルダ600の極数に対応したオス端子が突出形成されている。また、これらのオス端子はここでは図示しない基板等に接続されている。オスコネクタの各ホルダ収容部にレバーを立てたままホルダ600を挿入した後、ホルダ側の接続用端子をオスコネクタ側のオス端子に半嵌合させた状態でレバーを倒すことで、ここでは詳細には図示しないが、レバーに備わった係合爪とオスコネクタの係合凹部とが係合しながらテコの原理によってホルダ600がオスコネクタの各ホルダ収容部に低嵌合力で引き込まれる。これによって、ホルダ側に備わったメス端子をオスコネクタ側に備わったオス端子に完全嵌合させるように導く。この接続用端子の嵌合時も、ハウジングカバー140がコネクタに確実に備わっていることで、接続用端子がハウジング本体110から抜けるようなことはない。
以上説明したように、本発明によると、上述した実施形態に係るコネクタ1の構成を有することで、コネクタ100をホルダ600に挿入する際にハウジングカバー140が捲れ上がることがなく、ホルダへのコネクタの組み付け作業性が格段に向上するとともに、ハウジングカバー無しのままコネクタがホルダ内に挿入されることがなく、接続用端子の抜け難いコネクタを実現することができる。
なお、上述の実施形態とは異なり、図11に示すように、コネクタ200の接続用端子嵌合面側とハウジングカバー240の先端との間のハウジング幅方向にカバー捲れ防止用リブを形成することなく、ハウジングカバー240の接続用端子嵌合面側先端に当該カバー捲れ防止用のテーパ部242を形成し、かつこのテーパ部242の前端がコネクタ200の端子嵌合面まで達するようなハウジングカバー240を備えたコネクタ200としても良い。このような構成によっても、図12及び同図の二点鎖線部分を拡大した図13に示すように、コネクタ200をホルダ600に挿入する際、ハウジング本体210の開口端面がハウジングカバー240にぶつかることなく、その結果ハウジングカバー240の捲れ上がりの問題も生じない。
また、ハウジングカバーのコネクタハウジング端子嵌合面側先端に当該カバー捲れ防止用テーパ部が形成されていることは必ずしも必要とはされず、単にハウジングカバーの先端が前記積層されたコネクタハウジングの最上段に位置するコネクタハウジングの接続用端子嵌合面よりも後退した位置で当該コネクタハウジングに被せられていても、上述したカバー捲れ防止の効果を発揮できる。
しかしながら、この場合であっても、コネクタハウジングの接続用端子嵌合面側とカバーの先端との間のハウジング幅方向少なくとも一部にこのようなカバー捲れ防止用リブが形成されていることで、カバー捲れ防止の効果をより一層高めることができる。
本発明にかかるコネクタの適用範囲は自動車内ワイヤーハーネスの配索接続に特に適しているが、このような適用範囲には限定されず、家電製品や制御機器等の内部配線の接続にも好適に利用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかるコネクタのハウジングカバーを斜め上方から見た斜視図(図1(A))及びこのハウジングカバーを斜め下方から見た斜視図(図1(B))である。 本発明の一実施形態にかかるコネクタのハウジング本体を斜め上方から見た斜視図(図2(A))及びこのハウジング本体を斜め下方から見た斜視図(図2(B))である。 本発明の一実施形態にかかるコネクタの下端ハウジングを斜め上方から見た斜視図(図3(A))及びこの下端ハウジングを斜め下方から見た斜視図(図3(B))である。 図3に示した下端ハウジングに図2に示したハウジング本体を積層させて、この最上部に図1に示すハウジングカバーを被せた状態のコネクタを斜め上方から示す斜視図である。 図4に示したコネクタの平面図である。 図4に示したコネクタの正面図である。 図4に示したコネクタの側面図である。 図4に示したコネクタの接続用端子挿入方向断面図である。 図4に示したコネクタが挿入されるホルダを、レバーを除いて示した斜視図である。 図4に示したコネクタを図9に示したホルダに挿入する状態を、ホルダのみを断面で示す断面図である。 図4に示したコネクタの変形例を示す斜視図である。 図11に示したコネクタを図9に示したホルダに挿入する状態をホルダのみを断面で示す説明図である。 図11におけるコネクタのハウジングカバー先端とホルダとの関係を拡大して示す断面図である。 本発明の関連技術にかかるコネクタを示した斜視図である。 図14に示したコネクタの接続用端子挿入方向に沿った断面図である。 図14に示したコネクタを挿入するホルダを、レバーを除いて示した斜視図である。
符号の説明
1 コネクタ
10 ハウジング本体
16 端子収容室
17 窓部
22 ランス
30 係止突起部
31,32 係合凹部
33,34 係合凸部
40 ハウジングカバー
43,44 係合凸部
48 係止突起部
50 下端ハウジング
56 端子収容室
57 窓部
62 ランス
71,72 係合凹部
100 コネクタ
110 ハウジング本体
116 端子収容室
117 窓部
119 カバー捲れ防止用リブ
122 ランス
123 成型抜き穴
130 係止突起部
131,132 係合凹部
133,134 係合凸部
140 ハウジングカバー
141 補強用リブ
142 テーパ部
143,144 係合凸部
148 係止突起部
150 下端ハウジング
156 端子収容室
157 窓部
162 ランス
171,172 係合凹部
200 コネクタ
210 ハウジング本体
240 ハウジングカバー
242 テーパ部
500 ホルダ
510 突起部
600 ホルダ
610 突起部
615 レバー
620 凹み部

Claims (2)

  1. それぞれが複数の接続用端子を並列して収容するとともに係合凸部と係合凹部とを備えて当該係合凹部と相手側のコネクタハウジングの係合凸部とが互いに係合することで積層される複数のコネクタハウジングと、
    前記積層されたコネクタハウジングの最上面に被せられるカバーであり、当該カバーが被せられコネクタハウジングに収容された接続用端子と係合して該接続用端子が該コネクタハウジングから抜けるのを防止する係止突起部を有するカバーを備えたコネクタであって、
    前記カバーの先端が前記積層されたコネクタハウジングの最上段に位置するコネクタハウジングの接続用端子嵌合面よりも後退した位置で当該コネクタハウジングに被せられ、かつ
    前記積層されたコネクタハウジングの最上段に位置するコネクタハウジングの前記カバーが被せられる上面において、当該コネクタハウジングの接続用端子嵌合面側と前記カバーの先端との間のハウジング幅方向少なくとも一部にカバー捲れ防止用リブが形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングは樹脂でできているとともに、当該コネクタハウジングには接続用端子係合保持用ランスが形成され、かつ当該コネクタハウジング下面には前記接続用端子係合保持用ランス形成用の成型抜き穴が形成され、前記カバー捲れ防止用リブが前記コネクタハウジング積層時に積層されるコネクタハウジングの前記成型抜き穴に進入する位置に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
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