JP4234561B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4234561B2
JP4234561B2 JP2003358797A JP2003358797A JP4234561B2 JP 4234561 B2 JP4234561 B2 JP 4234561B2 JP 2003358797 A JP2003358797 A JP 2003358797A JP 2003358797 A JP2003358797 A JP 2003358797A JP 4234561 B2 JP4234561 B2 JP 4234561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
terminal
connector housing
housing
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003358797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005123109A (ja
Inventor
環 高林
章吾 冨田
武宣 藪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2003358797A priority Critical patent/JP4234561B2/ja
Publication of JP2005123109A publication Critical patent/JP2005123109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4234561B2 publication Critical patent/JP4234561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、例えば自動車に配索されるワイヤーハーネス(電線)を分岐するのに使用するジョイントコネクタに関し、より詳細にはコスト低減を図ると共に電線の接続作業性に優れたジョイントコネクタに関する。
従来から自動車に使用されるワイヤーハーネスを接続するにあたって積層タイプのジョイントコネクタが使用されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照。)。
ここで、特許文献1に記載されたジョイントコネクタは、各コネクタハウジングに凹状部及び凸状部が形成され、当該凹状部に他のコネクタハウジングの凸状部をスライド嵌合させることによってコネクタハウジング同士が連結され、連結コネクタを構成している。また、各コネクタハウジングの端子収容室には接続端子が収容され、その一面から接続端子のジョイント部が露出している。そして、コネクタハウジングの凹状部には固定部材の凸状部がスライド嵌合され、これにより固定部材がコネクタハウジングに連結される。コネクタハウジングにおいてジョイント部が露出した面にはカバー部材が装着され、同カバー部材の孔部が固定部材の突部に係合するようになっている。
また、特許文献2に記載されたジョイントコネクタは、開口した端子収容室を有する複数のコネクタハウジングをコネクタハウジング本体にスライド可能に多段重ねに設け、該コネクタハウジングの外壁に係止突起と固定用突起とを設けると共に、該コネクタハウジング本体に対し、該コネクタハウジングを引き出す方向に本係止窓と仮係止窓とを並べて設け、該固定用突起に対し、固定用窓を有するカバーを係合するようになっている。
また、特許文献3に記載されたジョイントコネクタは、それぞれに端子を収容した第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを相手コネクタに対する嵌合方向と直交する方向に組み合わせ、第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングには、両者を嵌合方向に相対的にスライド自在に係合する係合レールと、両者の嵌合方向における位置を所定量だけずらして係合する仮係合部と、両者の嵌合方向における位置を揃えて係合する本係合部とを設け、第1のコネクタハウジングに相手コネクタと正規嵌合した際に相手コネクタと相互にロックするロック部とを設けている。
特開2002−359042(4−6頁、図1) 特開平2−148583(2−3頁、第1図) 特開平6−333639(3−4頁、図1)
上述した特許文献1に記載されたジョイントコネクタは、各コネクタハウジングが積層された状態では互いに接触する面方向に移動するようになっておらず、かつ積層した後に各端子を個別の接触端子で接続するという面倒な作業を必要としている。
また、特許文献2に記載されたジョイントコネクタは各コネクタハウジングがスライドするようになっているが、これは段階的にずらして配置した各コネクタハウジングの端子に自動機で電線を順々に圧着できるようにして自動化を達成した構造を示したものに過ぎない。
また、特許文献3に記載されたコネクタハウジングは互いのコネクタハウジングがコネクタ挿入方向に移動するようになってはいるが、2つのコネクタハウジングを一旦合体枠に取り付けるという面倒な作業を必要とし、各コネクタハウジング同士を積層しただけでジョイントコネクタの一方を組立てられるという簡易な構成にはなっていない。すなわち、各コネクタハウジング同士を積層しただけで互いに係合可能になるという組立てのし易さについては何ら開示していない。
一方、これらの従来型ジョイントコネクタとは別に、挿入側コネクタ部が、複数のコネクタハウジングを複数段に積層した後にコネクタハウジングロック手段の係止凹部に係止凸部を締まり嵌めによりきつく挿入することにより一体化し、挿入側コネクタ部に外力が作用してもコネクタハウジング同士が相対移動しないような剛性構造のジョイントコネクタも考えられている。
しかしながら、このようなジョイントコネクタでは、積層されたコネクタハウジングを相手側コネクタのケ−スに挿入させる際に、全層積層された状態でまとめて嵌合させるために大きな嵌合力を必要とし、嵌合用の治具若しくはその為の特別な機構を必要とする。これに加えて、挿入側コネクタ部が剛性構造のため、途中で挿入ができなくなったりコネクタハウジングや接続用端子に無理な力が加わって変形したりして、コネクタの電気的接続不良を起こす恐れもある。
なお、コネクタハウジングの端子挿入部だけでなく挿入された端子の長手方向にわたってコネクタハウジング上面が開口しているような構造のコネクタハウジングを用いると、コネクタハウジング自体を薄型化できる。そして、これによってコネクタハウジングを複数個積層させてジョイントコネクタ全体の小型化を達成することが考えられている。しかしながら、かかるコネクタハウジングの上面が開口しているような構造のものでは、当該コネクタハウジングへの端子の端子上下方向逆挿入が安定して検知できないという不都合もある。
本発明の目的は、挿入側コネクタ部と受入側コネクタ部との嵌合接続が容易で、コネクタの電気的接続不良を確実に防止することができ、特に挿入側コネクタ部におけるコネクタハウジングの積層段数が増えても、特別な治具や機構を必要とせずに挿入側コネクタ部を受入側コネクタ部間に簡単に接続できるジョイントコネクタを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明にかかるジョイントコネクタは、
挿入側コネクタ部と当該挿入側コネクタ部が挿入される受入側コネクタ部を備え、前記挿入側コネクタ部と受入側コネクタ部とが嵌合接続されるジョイントコネクタにおいて、
複数の端子収容室が併設されて接続用端子を収容する複数のコネクタハウジングと、当該コネクタハウジングに設けられた係止凹部と係止凸部であって隣接するコネクタハウジングの係止凸部との係止用の係止凹部及び他の隣接するコネクタハウジングの係止凹部との係止用の係止凸部とを有し、前記コネクタハウジングを複数段に積層して合体するコネクタハウジングロック手段とを備えた挿入側コネクタ部と、
前記挿入側コネクタ部を受け入れて保持する挿入側コネクタ部受入室を有するコネクタケースと、前記コネクタケースに装着され、前記挿入側コネクタ受入室内に突出されて挿入側コネクタ部の接続用端子と接続される複数の接続子を有する相手側コネクタアッシーとを備える受入側コネクタ部とを備え、
前記コネクタハウジングロック手段を構成する係止凹部と係止凸部との係止面間に挿入側コネクタ部を受入側コネクタ部に挿入するコネクタ挿入方向に遊間隙が設けられ、複数のコネクタハウジングが当該コネクタ挿入方向において相対移動可能に緩く合体されていることを特徴としている。
このように、挿入側コネクタ部を構成する積層されたコネクタハウジングがコネクタ挿入方向において相対移動可能に緩く合体されることで、挿入側コネクタのコネクタハウジングを積層後、受入側コネクタと嵌合する際にコネクタハウジングの端子を各層ごとに段階的に受入側コネクタの接続子に低嵌合力で嵌合できるので、特別な治具や嵌合構造を必要としない低嵌合挿入型のジョイントコネクタを実現できる。
また、端子と接続子との嵌合を行う際に、積層されたコネクタハウジングの基準となる最初の層だけの位置決めを行い、残りの層はそれに向けて順番に挿入していけば、積層状態が分解されることなく、低挿入力で嵌合できる。
また、本発明の請求項2に記載のジョイントコネクタは、請求項1に記載のジョイントコネクタにおいて、
前記挿入側コネクタのコネクタハウジングには、当該コネクタハウジングの一方の面に前記端子収容室の長手方向において開口部を備えると共に、他方の面に係止突起を備え、前記係止突起は、当該コネクタハウジングへの他のコネクタハウジング積層時に被積層コネクタハウジングの開口部に進入するようになっており、かつ前記係止突起は、被積層コネクタハウジングが端子半挿入状態であっても積層コネクタハウジングの係止凸部が被積層コネクタハウジングの係止凹部に対して一端側に偏倚した状態で前記開口部に進入可能であり、かつ重ね合わされたコネクタハウジングの挿入側コネクタ挿入方向におけるずれをなくすと同時に前記積層コネクタハウジングの係止突起が前記被積層コネクタハウジングに収容された半挿入状態の端子を完全挿入状態に導くことを特徴としている。
コネクタハウジングの係止凸部と係止凹部間においてコネクタ挿入前後方向に余裕を持たせる。そして、コネクタハウジングに別のコネクタハウジングを積層した後に、積層された上側のコネクタハウジングと下側のコネクタハウジングとのコネクタ挿入方向におけるずれをなくすようにスライドさせることで、積層された下側コネクタハウジングの端子を半挿入状態から正規挿入状態に押し込む。これによって、積層されたコネクタハウジングの端子半挿入状態を完全挿入状態に矯正する。
また、本発明の請求項3に記載のジョイントコネクタは、請求項1に記載のジョイントコネクタにおいて、挿入側コネクタのコネクタハウジングには端子に備わった誤挿入防止片と干渉して端子挿入方向まわりの端子誤挿入を防止するリップ部と、端子の誤挿入防止片のリップ部への乗り上げに伴う端子の当該端子挿入方向まわりの回転を阻止する端子回転規制手段が各端子収容室に備わったことを特徴としている。
端子回転規制手段を設けることで、端子の誤挿入防止片がリップ部に乗り上げることに伴う端子の当該端子挿入方向まわりの回転を阻止する。これによって、端子が上下方向において逆挿入されるのを検知してこれを確実に防止する。
また、本発明の請求項4に記載のジョイントコネクタは、請求項3に記載のジョイントコネクタにおいて、端子回転規制手段は、少なくとも端子収容室の、端子の誤挿入防止片と離れた側の内壁に形成されて当該端子の側面と当接するリブと、当該内壁と対向する内壁の端子挿入方向に沿った一側縁部に形成された庇とから構成されていることを特徴としている。
リブと庇とが協働して端子の誤挿入防止片のリップ部への乗り上げに伴う当該端子の端子挿入方向まわりの回転を確実に阻止して、端子上下方向逆挿入を防止する。
本発明にかかるジョイントコネクタは、端子を挿入側コネクタのコネクタハウジングに挿入する際に端子の逆挿入状態を確実に検知でき、正規挿入も安定して行えることを可能にする。
また、コネクタハウジング同士を積層する際に、コネクタハウジングを積層するだけで積層された下側コネクタハウジングに収容された端子を半挿入状態から正規挿入状態に矯正できる。
更に所定数だけ積層したコネクタハウジングを受入側コネクタハウジングに嵌合するに際して、コネクタハウジングを積層した状態でも挿入側コネクタのコネクタ挿入方向に遊び(余裕)が生じるので、挿入側コネクタを構成する各コネクタハウジングごとに順々に低嵌合力で嵌合でき、コネクタ嵌合の際に特別な治具や機構を必要としない。
以上、本発明の一実施形態にかかるジョイントコネクタを図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるジョイントコネクタ1を自動車用ワイヤーハーネスの多極コネクタに適用した場合の分解斜視図である。また、図2は図1の構成部品が組み合わされたアッシー状態のジョイントコネクタ1の拡大斜視図である。また、図3及び図4は図1の挿入側コネクタ部を構成するコネクタハウジングを示している。なお、図3はコネクタハウジング100を表側(コネクタハウジング上面開口部側)から見た斜視図であり、図4はコネクタハウジング100を裏側(コネクタハウジング上面開口部と反対側)から見た斜視図である。
本発明の一実施形態にかかるジョイントコネクタ1は、上記した図に示すように、挿入側コネクタ部(メスコネクタ)10と挿入側コネクタ部10が挿入される受入側コネクタ部(オスコネクタ)20とからなる。挿入側コネクタ部10は、コネクタ幅方向に複数(図示例は10個)の端子収容室120(図3参照)が併設されてメス端子T(図8乃至図11参照)を収容する複数(図示例は10個)の矩形板状をした10極のコネクタハウジング100と、コネクタハウジング100に設けられた係止凹部111とこれに係止される係止凸部112(図3及び図4参照)とを有し、コネクタハウジング100を複数段(図示例は10段)に積層して合体するコネクタハウジングロック手段110とを備えている。これらコネクタハウジング100及びコネクタハウジングロック手段110はPP(ポリプロピレン)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を成形加工してできている。なお、個々のコネクタハウジング100はサブハーネス1本づつに対応しており、各々のコネクタハウジング100は別々のサブハーネスが取り付けられる。
受入側コネクタ部20は、図1に示すように一方側に挿入側コネクタ部10を受け入れて保持する四角形状の挿入側コネクタ部受入室221を有し、プラスチック成形加工により形成される四角形状箱型のコネクタケース220と、コネクタケース220の他方側に装着され、挿入側コネクタ部受入室221内に突出されて挿入側コネクタ部10のメス端子T(接続用端子)と接続される複数(図示例は100個)の接続子tを有するオスコネクタアッシー(相手側コネクタアッシー)210とを備えている。そして、挿入側コネクタ部10と受入側コネクタ部20とが嵌合接続されるように構成されている。また、コネクタケース220のオスコネクタアッシー210が装着される側には四角板状のケースカバー230が設けられ、オスコネクタアッシー210を保護するようになっている。なお、コネクタケース22とケースカバー230は、PP(ポリプロピレン)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を成形加工してできている。
図3及び図4に示す挿入側コネクタ部10について更に詳細に説明すると、挿入側コネクタ部10を構成する10個のコネクタハウジング100は簡単、かつ確実に積層して合体することが容易なように同じ構造をしており、その両方の側部100aの後端に、挿入側コネクタ部10を受入側コネクタ部20に挿入するときの把持用のつかみ部150が突設されている。
コネクタハウジングロック手段110の係止凹部111は、図3及び図5に示すように、コネクタハウジング100の側方に開口するコ字状凹溝からなり、挿入側コネクタ部10を構成する各コネクタハウジング100の両方の側部100aにあって、両側端に位置する端子収容室120の両外側壁に、前後方向(端子収容室120の長手方向)に間隔をおいて各2個、合計4個設けられている。
一方、係止凸部112は図4及び図5に示すように係止凹部111に対応する下方位置に、側部100aから下方へ鉤状(フック状)に突出するように各2個、合計4個設けられ、図5に示すように隣接するコネクタハウジング100の一方側に設けられた係止凹部111に他方側に設けられた係止凸部112が挿入されて係止されるようになっている。
更に、図6及び図7から明らかなように、係止凹部111に係止凸部112が係止された状態で、係止凹部111と係止凸部112との間にはコネクタ挿入方向において遊間隙(距離A及び距離B)が設けられる。この遊間隙により上側コネクタハウジング100が下側コネクタハウジング100に対して距離Aだけコネクタ挿入方向に前進するようになり、距離Bだけコネクタ挿入方向に対して後退するように相対的にずれることができる。
すなわち、コネクタハウジングロック手段110はコネクタ挿入前後方向にも余裕を持たせており、この前後方向の余裕は、コネクタハウジング100に挿入されているメス端子Tの箱後端を後述する二重係止リブ(係止突起)131(図8及び図9参照)が押し込めるように、積層コネクタハウジング(上側コネクタハウジング)が被積層コネクタハウジング(下側コネクタハウジング)に対して両コネクタハウジングのコネクタ挿入方向端面が合致した基準位置から前方向に距離Aだけシフトし、後方向においては積層されたコネクタハウジング100の各層毎に挿入力ピ−ク位置が距離Bだけずれる程度の余裕を持たせて積層可能としている。
コネクタハウジングロック手段110は、更に各コネクタハウジング100の両方の側部100aにあって、両側端に位置する端子収容室120の両外側壁に係止凹部111間に挟まれるようにして突設された各1個の矩形状の挿入凹溝113(図3参照)と、その挿入凹溝113に対応する側部100aの真下に突設された各1個の矩形板状の案内リブ114とを有している。そして、隣接するコネクタハウジング100の一方側に突設された挿入凹溝113に他方側に突設された案内リブ114が緩く嵌着されるようになっている。この遊びは、前述した係止凸部112と係止凹部111との遊びよりも大きくなっており、係止凸部112と係止凹部111とのコネクタハウジング接触面に沿ったコネクタ挿入方向の移動量を制限しないようになっている。
また、図3及び図5に示すように、各係止凹部111に対応する側部100aの上面には、矩形状の凹溝115が設けられ、棒状の抜き治具B(図5参照)の先端を凹溝115に突き入れて、これを同図の矢印方向(上方向)に回動することにより、上段のコネクタハウジング100を少し持ち上げ、コネクタハウジングロック手段110のロックを外し、積層されたコネクタハウジング100の合体を解除してコネクタハウジング100を個々に分解できるようになっている。
また、本実施形態にかかるジョイントコネクタは、コネクタハウジングロック手段110を構成する係止凹部111と係止凸部112との係止面間にコネクタ挿入方向の遊びが設けられるのに加えて、積層方向にも遊間隙が設けられ、係止凹部111に係止凸部112が緩く係止されている(図5における隙間参照)。これによってコネクタハウジング間をコネクタハウジングロック手段まわりの上下方向で積層させるのに十分な遊び(余裕)を持たせている。その結果、挿入側コネクタ部10を構成する積層されたコネクタハウジング100が相対移動可能に緩く合体され、アコーデオン式に伸縮、滑り、曲がり等が可能な柔性構造になって、挿入側コネクタ部10が受入側コネクタ部20に対して傾斜した状態で挿入されても、コネクタハウジング100同士が速やかに相対移動して形状が変わり、挿入側コネクタ部10が受入側コネクタ部20に整列して正しい姿勢に速やかに矯正されるようになる。従って、挿入側コネクタ部10の挿入に大きな力が不要になるほか、途中で挿入が困難になることもなくなり、挿入側コネクタ部10の挿入が容易になる。また、コネクタハウジング100やメス端子Tに無理な力が加わらず、これらが容易に変形しなくなる。
更に、図8及び図9に示すように、挿入側コネクタ部10の各コネクタハウジング100における各端子収容室120に設けられたランス121よりも後方に位置する下壁120bの外側(下部)には、メス端子Tの例えば角型の二重係止リブ131が突設されている。そして、二重係止リブ131の位置に対応する上壁120aには、隣接するコネクタハウジング100の端子収容室120に突設された二重係止リブ131が係止される係止穴132が設けられている。
なお、二重係止リブ131と係止穴132とは、積層コネクタハウジング(上側コネクタハウジング)100を被積層コネクタハウジング(下側コネクタハウジング)100よりも二重係止リブの正規挿入位置よりも前方向(コネクタ挿入方向)に少なくとも距離Aだけシフトできるようになっており、積層コネクタハウジング100の係止凸部112と被積層コネクタハウジング100の係止凹部111とがコネクタ挿入方向において相対移動するのを阻止しないような相互位置関係を有している。
一方、コネクタハウジング100の内側面には、1つの端子収容室のみを図示した図11に示すように、メス端子Tの側面と当接する端子回転防止用のリブ(端子回転規制手段)126が端子収容室120のメス端子Tの誤挿入防止片Taと離れた側の内壁120cに形成され、当該内壁120cと対向する内壁120dの端子挿入方向に沿った一側縁部には庇(端子回転規制手段)127が形成されている。そして、リブ126と庇127とが協働してメス端子Tの誤挿入防止片Taのリップ部128への乗り上げ(図10参照)に伴う当該端子Tの端子挿入方向まわりの回転を確実に阻止する端子回転規制手段を構成している。
すなわち、リブ126を設けていることで、メス端子Tが上下方向逆挿入状態でメス端子Tの誤挿入防止片Taがコネクタハウジング100の底面に接触した時に、庇127でメス端子Tの上面を押さえつけ、メス端子Tの誤挿入防止片Taが底面と干渉することで、図11の左方向(矢印X方向)にシフトしたり、端子挿入方向廻りに回転したりするのをリブ126で阻止するようになっている。
なお、図11に示す本実施形態ではコネクタハウジング100の端子収容室120の左右両側面にリブ126,129が形成されているが、端子逆挿入検知の場合には、少なくとも庇127の反対側にリブ126があれば良い。これによって、メス端子Tの逆挿入検知用突起がコネクタハウジング100のリップ部128に回転と同時に乗り上げながらコネクタハウジング100の端子収容室に入り込むのを十分に阻止できる。
また、本実施形態においては、挿入される端子をメス端子Tとして言及しているが、このようなリブ126を形成することに伴う作用に関しては、これをオス端子とオスコネクタハウジング間の関係としても端子上下方向逆挿入防止の効果を奏することは言うまでも無い。
続いて、挿入側コネクタ10の組付けについて説明する。コネクタハウジング100を複数段(図示例では10段)に積層する場合には、その積層前に、予め各コネクタハウジング100の端子収容室120に入口側から電線W(図10参照)の圧着されたメス端子Tを挿入して収容する。この際、メス端子Tが図10に示すように上下逆挿入されることがあるが、図11に示すように上述したリブ126と庇127との協働によってこれを検知して阻止する。
そして、メス端子Tが正規の上下方向で十分に挿入されると、メス端子Tの先端側上部に突設されたタブ状の係止受部Tbがランス121の係止突起121aに当接して、ランス121を端子収容室120から上方へ少し反らせた後、係止突起121aに係止され、メス端子Tの抜けが防止される(図8及び図9参照)。
続いて、このような状態で、コネクタハウジング同士を積層して互いに結合する。まず、被積層コネクタハウジング(下側コネクタハウジング)100に積層コネクタハウジング(上側コネクタハウジング)100を重ね合わせる。このように、コネクタハウジング100を積層する際、その端子収容室120に突設された二重係止リブ131を係止穴132に進入させる。この際、積層コネクタハウジング100を被積層コネクタハウジング100に対してコネクタ挿入方向において距離Bだけ後退した状態で重ね合わせるのが良い。これによって、被積層コネクタハウジング100にメス端子Tが半挿入された状態であっても積層コネクタハウジング100を被積層コネクタハウジング100に係止凸部112と係止凹部111を係合させて両コネクタハウジングを重ね合わせることができる。
続いて、被積層コネクタハウジング100を積層コネクタハウジング100に対して両者のコネクタ挿入方向が合致するように動かすと、積層コネクタハウジング100の二重係止リブ131が被積層コネクタハウジング100の半挿入されたメス端子Tの箱後端を端子収容室内にさらに押し込んで完全挿入状態へと導く。
なお、図8及び図9は端子半挿入状態を端子完全挿入状態へと導く各コネクタハウジング同士の位置関係を各コネクタを分離した状態で示している。
図8は端子収容室120にメス端子Tが半挿入状態で収容された一方のコネクタハウジング100の係止穴132に、積層する上側のコネクタハウジング100の二重係止リブ131が係止される前の状態を示す縦断面図である。
このように、コネクタハウジング100を積層する前に、端子収容室120にメス端子Tを挿入する際、メス端子Tが所定位置まで奥深く挿入されずに中途半端な半挿入状態にある場合、コネクタハウジング100を複数段に積層する際、積層する上側のコネクタハウジング100を下側のコネクタハウジング100に対してコネクタ挿入方向に対して後退してずらしたまま重ね合わせることで、下側コネクタハウジング100の係止穴132に上側コネクタハウジング100の二重係止リブ131が挿入される。そして、コネクタハウジング同士をそのコネクタ挿入方向の端面が一致するようにずれを無くすと、二重係止リブ131が下側コネクタハウジング100のメス端子Tをコネクタハウジング100の端子収容室120に押し込むことで、コネクタハウジング同士を分離して示した図9に示す位置関係に両コネクタハウジングが達し、メス端子Tを完全挿入状態に導くことができる。
これによって、コネクタハウジング100における端子収容室120に収容されたメス端子Tがランス121の係止突起121aによる係止のほかに、二重係止リブ131により2重に係止されることになり、メス端子Tが端子収容室120から抜けるのをより確実に防止することができる。
図12は上述のようにして順々に積層した10個のコネクタハウジング100を最終的に上下10段に積層係合させることで構成された挿入側コネクタ部10を示す側面図である。
この積層状態では、同図に示すようにを中央段のコネクタハウジング100がコネクタ挿入方向において突出して上段及び下段のコネクタハウジング100が上方又は下方に向かうに応じて係止凹部111と係止凸部112で規定されたコネクタ挿入方向のずれ分だけ段階的にずれてコネクタ挿入方向に対して後退するようになっている。なお、中央段のコネクタハウジング100より上側には各コネクタハウジングごとに距離Bづつそれぞれずれていき、下側には各コネクタハウジングごとに距離Aづつそれぞれずれていくようになっている。
なお、挿入側コネクタ部10の最上段に積層されたコネクタハウジング100の上には、矩形板状のカバー160が装着される(図1参照)。
次に、受入側コネクタ部20の構成を説明する。図1に示すように、受入側コネクタ部20を構成するコネクタケース220の挿入側コネクタ部受入室221の両内側壁には、挿入側コネクタ部10の各コネクタハウジング100の両側部100aが案内されながら挿入される、例えば、略コ字状の案内溝220aを形成するため、複数の、例えば、断面略角型の案内用凸条部222(図1では片側だけ図示)が、挿入側コネクタ部受入室221の長手方向に沿って、かつ上下方向に所定間隔、即ち、挿入側コネクタ部10の端子収容室120に収容されたメス端子Tのコネクタハウジング積層方向のピッチに合致するピッチ間隔で併設されている。
図1においては、挿入側コネクタ部受入室221の両内側壁を凹ませて案内溝220aが形成されており、このため、該内側壁に設けられた各案内用凸条部222の高さ面は挿入側コネクタ部受入室221の内側壁面と同面上にあり、該内側壁面から内方には突出していない。また、同図においては、案内用凸条部222が10個設けられ、これによって挿入側コネクタ部10側の各側部100aとカバー160の側部160aが挿入し得るように案内溝220aが11個形成されている。更に、各案内用凸条部222の幅が挿入側コネクタ部受入室221の入口側に向けて徐々に狭くなって先細り、案内溝220aの幅が徐々に広くなるように形成されている。
また、挿入側コネクタ部受入室221の両側壁には、当該受入室221に挿入側コネクタ部10が挿入されたときに、そのコネクタハウジング100に設けられたロック溝(図示せず)に係止されて、挿入側コネクタ部10が受入側コネクタ部20の挿入側コネクタ部受入室221から抜け出ないように固定する弾性係止片からなるロック爪部(図示せず)が設けられている。
一方、オスコネクタアッシー210は、図1、図13、及び図14に示すように回路基板211と、回路基板211の一面にマトリックス状に垂設された黄銅製の多数の接続子t(図1及び図13参照)とからなる。個々の接続子tはその端部が回路基板211にマトリックス上に穿設された端子挿入孔(図示せず)に圧入され、かつ回路基板211にハンダ接合されている。
回路基板211には、図14に示すように予め厚さ0.2mm程度の銅箔回路パターンが形成され、その銅箔回路パターン211a,211b・・が特定の端子挿入孔間を選択的に接続するようになっている。
このような構成の受入側コネクタ部20によると、挿入側コネクタ部10を受入側コネクタ部20に挿入する際、挿入側コネクタ部10のコネクタハウジング100の側部100aが受入側コネクタ部20の入口側の広がった案内溝220aにガイドされるので、挿入側コネクタ部10が受入側コネクタ部20に対して傾斜した状態で挿入されることが減少し、挿入側コネクタ部10を受入側コネクタ部20に整列させて正しい姿勢で挿入し易くなり、両コネクタ部10,20の嵌合接続をより円滑に行うことができる。
本発明のジョイントコネクタを組み立てる場合には、図1に示すように、挿入側コネクタ部10と受入側コネクタ部20とを対向させ、両コネクタ部10、20の軸線が平行になるように整列させた正しい姿勢で、挿入側コネクタ部10を受入側コネクタ部20の挿入側コネクタ部受入室221に挿入し、受入側コネクタ部20の接続子tを挿入側コネクタ部10の端子収容室120に収容されたメス端子T内に挿入し、挿入側コネクタ部10と受入側コネクタ部20とを嵌合接続する。
この際、挿入側コネクタ10の中央段のコネクタハウジング100が挿入方向において突出しており、この部分に積層されたコネクタハウジング100の中央段部のコネクタハウジング100をコネクタ挿入方向に対して突出させた状態で位置決めする。これによって、この突出した中央のコネクタハウジング100が受入側コネクタ20の中央付近の開口部に突出した凸条部222に案内される。このように挿入側コネクタ10と受入側コネクタ20の高さ方向の中央部分が互いに位置決めされるので、その後のコネクタ嵌合作業がやり易くなる。
続いて、挿入側コネクタ10を受入側コネクタ20に押し込むと、挿入側方向のコネクタハウジングの端子が受入側コネクタ20のオスコネクタアッシー210の接続子tと一度に嵌合せずに段階的に嵌合する。これによって、嵌合するメス端子Tと接続子tとを多数設けていても低嵌合力でこれらを嵌合できる。
すなわち、各コネクタハウジング100のコネクタ挿入方向に遊び(余裕)があることから、コネクタ接続の初期で挿入側コネクタ10のある層のコネクタハウジング100を受入側コネクタ20の特定の案内溝220aに位置決めした後は、その隣接する層に向かって残りのコネクタハウジング100を順々に挿入させていけば良い。これによって、各端子Tと接続子tとの嵌合を一度に行わず各層ごとにずらすことができるので、特別な嵌合治具等を必要としない。
このように、積層されたコネクタハウジング100をコネクタケース220に押し込んで各メス端子Tと接続子tを嵌合させるだけで、ジョイントコネクタ1を図2に示すように簡単に組み立てることができる。そして、このように組み立てられたジョイントコネクタ1によりワイヤーハーネスの電線を所望の形態に分岐させることが可能となる。
以上説明したように、本発明の上述の実施形態にかかるジョイントコネクタは、メス端子Tをコネクタハウジング100に挿入する際にメス端子Tの逆挿入状態が確実に検知でき、正規挿入も安定して行えるようになる。
また、コネクタハウジング同士を積層する際に挿入側コネクタ10のコネクタハウジング100を積層するだけで被積層側のコネクタハウジング100に半挿入状態で収容されたメス端子Tを正規挿入状態に矯正できる。
更に積層したコネクタハウジング100を受入側コネクタ20に嵌合する際にコネクタハウジング100を積層した状態で挿入側コネクタ10のコネクタ挿入方向に遊び(余裕)が生じ、挿入側コネクタ10を順々に低嵌合力で嵌合できるので、コネクタ嵌合に際して特別な治具や機構を必要としない。
本発明にかかるジョイントコネクタの適用範囲は自動車内ワイヤーハーネスの配索接続に特に適しているが、このような適用範囲には限定されず、家電製品や制御機器等の内部配線の接続にも好適に利用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態にかかるジョイントコネクタを自動車用ワイヤーハーネスの多極コネクタに適用した場合の分解斜視図である。 図1の構成部品が組み合わされたアッシー状態のジョイントコネクタの拡大斜視図である。 図1の挿入側コネクタ部を構成するコネクタハウジングを示す図で、表側(ハウジング上面開口部側)から見た斜視図である。 図1の挿入側コネクタを構成するコネクタハウジングを示す図で、裏側(ハウジング上面開口部側と反対側)から見た斜視図である。 コネクタハウジングロック手段の係止凹部と係止凸部の係止状態を示す拡大断面図である。 コネクタハウジングの同士が重なり合う直前の状態をコネクタハウジングロック手段の形成側から見た側面図である。 図6に示したコネクタハウジング同士が重なり合う直前の状態を拡大して示した図である。 コネクタハウジング同士の重なり合う直前の状態を、上側コネクタハウジングより下側コネクタハウジングの方がコネクタ挿入方向に若干のずれ量aだけ先行して位置させた状態を示している。 コネクタハウジング同士が重なり合う直前の状態を、上側コネクタハウジングの方が下側コネクタハウジングよりもコネクタ挿入方向に両者積層状態で許容されるズレ量Bだけ先行して位置させた状態を示している。 コネクタハウジングにメス端子が上下逆方向で挿入されつつある状態を端子長手方向において示す断面図である。 コネクタハウジングにメス端子が上下逆挿入状態で挿入されつつある状態を端子挿入方向から見た図である。 コネクタハウジングを積層して互いに係合させた挿入側コネクタ部を受入側コネクタに嵌合する直前の状態を示している。 受入側コネクタのオスコネクタアッシーの端子形成部を示した斜視図である。 受入側コネクタのオスコネクタアッシーの端子形成部と反対側の基板面を示した図である。
符号の説明
1 ジョイントコネクタ
10 挿入側コネクタ部(メスコネクタ)
20 受入側コネクタ部(オスコネクタ)
100 コネクタハウジング
100a 側部
110 コネクタハウジングロック手段
111 係止凹部
112 係止凸部
113 挿入凹溝
114 案内リブ
115 凹溝
120 端子収容室
120a 上壁
120b 下壁
120c,120d 内壁
121 ランス
121a 係止突起
126 リブ(端子回転規制手段)
127 庇(端子回転規制手段)
128 リップ部
129 リブ
131 二重係止リブ(係止突起)
132 係止穴
150 つかみ部
160 カバー
210 オスコネクタアッシー(相手側コネクタアッシー)
211 回路基板
211a,211b 銅箔回路パターン
220 コネクタケース
220a 案内溝
221 挿入側コネクタ部受入室
222 案内用凸条部
T メス端子(接続用端子)
Ta 誤挿入防止片
Tb 係止受部
t 接続子

Claims (4)

  1. 挿入側コネクタ部と当該挿入側コネクタ部が挿入される受入側コネクタ部を備え、前記挿入側コネクタ部と受入側コネクタ部とが嵌合接続されるジョイントコネクタにおいて、
    複数の端子収容室が併設されて接続用端子を収容する複数のコネクタハウジングと、当該コネクタハウジングに設けられた係止凹部と係止凸部であって隣接するコネクタハウジングの係止凸部との係止用の係止凹部及び他の隣接するコネクタハウジングの係止凹部との係止用の係止凸部とを有し、前記コネクタハウジングを複数段に積層して合体するコネクタハウジングロック手段とを備えた挿入側コネクタ部と、
    前記挿入側コネクタ部を受け入れて保持する挿入側コネクタ部受入室を有するコネクタケースと、前記コネクタケースに装着され、前記挿入側コネクタ受入室内に突出されて挿入側コネクタ部の接続用端子と接続される複数の接続子を有する相手側コネクタアッシーとを備える受入側コネクタ部とを備え、
    前記コネクタハウジングロック手段を構成する係止凹部と係止凸部との係止面間に挿入側コネクタ部を受入側コネクタ部に挿入するコネクタ挿入方向に遊間隙が設けられ、複数のコネクタハウジングが当該コネクタ挿入方向において相対移動可能に緩く合体されていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記挿入側コネクタのコネクタハウジングには、当該コネクタハウジングの一方の面に前記端子収容室の長手方向において開口部を備えると共に、他方の面に係止突起を備え、前記係止突起は、当該コネクタハウジングへの他のコネクタハウジング積層時に被積層コネクタハウジングの開口部に進入するようになっており、かつ前記係止突起は、被積層コネクタハウジングが端子半挿入状態であっても積層コネクタハウジングの係止凸部が被積層コネクタハウジングの係止凹部に対して一端側に偏倚した状態で前記開口部に進入可能であり、かつ重ね合わされたコネクタハウジングの挿入側コネクタ挿入方向におけるずれをなくすと同時に前記積層コネクタハウジングの係止突起が前記被積層コネクタハウジングに収容された半挿入状態の端子を完全挿入状態に導くことを特徴とする、請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記挿入側コネクタのコネクタハウジングには端子に備わった誤挿入防止片と干渉して端子挿入方向まわりの端子誤挿入を防止するリップ部と、
    前記端子の誤挿入防止片の前記リップ部への乗り上げに伴う前記端子の当該端子挿入方向まわりの回転を阻止する端子回転規制手段が各端子収容室に備わったことを特徴とする、請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記端子回転規制手段は、少なくとも前記端子収容室の、端子の誤挿入防止片と離れた側の内壁に形成されて当該端子の側面と当接するリブと、前記内壁と対向する内壁の端子挿入方向に沿った一側縁部に形成された庇とから構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のジョイントコネクタ。
JP2003358797A 2003-10-20 2003-10-20 ジョイントコネクタ Expired - Fee Related JP4234561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003358797A JP4234561B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 ジョイントコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003358797A JP4234561B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 ジョイントコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005123109A JP2005123109A (ja) 2005-05-12
JP4234561B2 true JP4234561B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=34615210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003358797A Expired - Fee Related JP4234561B2 (ja) 2003-10-20 2003-10-20 ジョイントコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4234561B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4956323B2 (ja) * 2007-08-10 2012-06-20 古河電気工業株式会社 多極コネクタ及びその組み立て方法
JP5672125B2 (ja) * 2011-04-13 2015-02-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP5672137B2 (ja) * 2011-05-10 2015-02-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP5730842B2 (ja) * 2012-12-05 2015-06-10 古河電気工業株式会社 ジョイントコネクタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3731393B2 (ja) * 1999-07-27 2006-01-05 住友電装株式会社 ジョイントコネクタ
JP2002305830A (ja) * 2001-03-30 2002-10-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005123109A (ja) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1986284B1 (en) A connector and an assembling method therefor
US7347710B2 (en) Electric wire connector having a lock securing mechanism
JP4926836B2 (ja) コネクタ
US7223113B2 (en) Connector and a connector assembly
US6840789B2 (en) Connector and a method of assembling it
EP1271705B1 (en) Connector with open-stopping means for retainer
JP3066588B2 (ja) 端子保持装置を有するコネクタ装置
JP4776492B2 (ja) カードエッジコネクタ
US7267569B2 (en) Connector with a shorting terminal
JPH0690940B2 (ja) 端子金具の二重係止構造をもつ電気コネクタ
EP0905819B1 (en) A connector provided with a retainer
JP4234561B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP4753830B2 (ja) カードエッジコネクタ
JP4738310B2 (ja) 端子金具およびカードエッジコネクタ
JP2004335305A (ja) ジョイントコネクタ
JP4893452B2 (ja) コネクタ
JP4043964B2 (ja) 積層ジョイントコネクタ
JP5107004B2 (ja) 合体コネクタ
JP5964211B2 (ja) コネクタ
JP3193271B2 (ja) コネクタ
US6939170B2 (en) Connector
WO2020246428A1 (ja) 電気コネクタ及び該電気コネクタ内の接続端子の係止方法
JP7243551B2 (ja) コネクタ
JP4056489B2 (ja) コネクタのロック構造
JP2008198392A (ja) ジョイントコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081204

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4234561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees