JP4316066B2 - 計量部材を備えた液注出容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、計量部材を備えた液注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器内に計量部材を装着し、注出量を計量して注出口より注出するようにした液注出容器は、従来より提案されている。
従来の液注出容器は、例えば図6に示すように、容器Aaは、容器口部50と胴部51を具えており、容器口部50に、外筒52と有蓋の内筒53、両者を連結する底壁54とからなる計量部材Baを取着するようにしていた。
【0003】
そして、計量部材Baは、内筒53の上端部に複数のスリット55を設けてスリット55下端以外の室内を計量部とし、計量にあたっては、胴部51を押圧することによって、内筒53下端に取着されたパイプを通じて内容液を計量部材Baの室内に押し上げ、次いで、胴部51の押圧を解いたときに、余分な液をスリット55より容器内に戻し、スリット55下端までの液を計量した内容液として計量部材Baの計量部に保持されるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内容液の注出にあたって、胴部を大きく押圧すると、計量部材の室内を充たし、さらに注出口からオーバーフローすることもあった。
また、計量部材の室内に押上げた液が多くなると、計量部より上昇した液を戻すのに時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決することを課題として、胴部の押圧量を一定とし、計量を迅速に行えるようスクイズ規制筒を設けた液注出容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、計量部材を備えた液注出容器として、胴部を扁平状とし、口部内に計量部材を嵌挿取着した容器と、注出口を具えた中栓およびキャップとを備えた液注出容器であって、計量部材が、計量室とその下方に連設されたスクイズ規制筒とからなり、計量室は、外筒と内筒と、底壁とを具え、外筒の下方にスクイズ規制筒を垂設し、内筒の下端に連通筒が垂設され、連通筒とスクイズ規制筒との間に複数の補強リブが架設され、連通筒下端に、下端部が容器底部に接するパイプが嵌挿されており、扁平状胴部の前後面に、スクイズ規制筒から所定距離離れて位置させた押圧部を設け、胴部押圧にあたって、該押圧部をスクイズ規制筒に衝接させて一定量の内容液を計量室に押上げるよう規制したことを特徴とする構成を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bは容器内に装着された計量部材、Cは中蓋、Dは上蓋で、いずれも合成樹脂で成形されている。
【0008】
容器Aは、図2〜4に示すように、口部1と胴部2と底部3とからなり、口部1には、上端縮径部4とねじ5、保持環6が設けられており、その下方は、胴部2に続く拡径部7となっている。
【0009】
胴部2は、円筒形の上部胴部8と断面扁平状の下部胴部9とを具えており、下部胴部9の短径は、上部胴部8の径より大きく、上部胴部8と下部胴部9との間には、肩部10が形成されている。
下部胴部9は、前後の壁面11a,bと左右の側壁面12a,bとからなっており、前後の壁面11a,bには、楕円形その他適宜の形状の凹部13が設けられている。
【0010】
計量部材Bは、図2,4,5に示すように、計量室B1と計量室B1の下方に連接されたスクイズ規制筒B2とを具えており、計量室B1は、外筒15と内筒16と二つの筒を連結する底壁17とからなっている。
外筒15の上端には、フランジ18が突設されており、パッキン19を介して、容器口部1上端に接合するようにされている。
内筒16の上端は、上壁20となっており、内筒16の上端部には、複数個のスリット21が設けられている。
底壁17からスリット21の下端までの計量室B1によって、計量部が形成されている。
【0011】
前記外筒15の下端外周縁から下方に延びるよう、スクイズ規制筒B2が連接されており、内筒16の下端には、内周面を同一とする連通筒22が下垂されている。
スクイズ規制筒B2には、縦溝23が設けられ、スクイズ規制筒B2と連通筒22との間には、補強リブ24が架設されている。
連通筒22の下端には、パイプ25が嵌挿され、パイプ25の下端は、側方に向けられ、下端部の一部が容器Aの底部3上面に接するようにしている。
【0012】
中蓋Cは、図2に示すように、注出ヘッド30を立設した頂壁31と側周壁32とを具えており、注出ヘッド30は、上端に注出口33を設けた錘状の周壁34と、該周壁34の下端に連設する円形の筒壁35とからなり、筒壁35の外周面には、ねじ36が螺設されている。
側周壁32の内周には、容器口部1のねじ5に螺合するねじ37が螺設されており、側周壁32の内側には、計量部材Bの外筒15内周に係合する係合リング38が垂設されている。
【0013】
上蓋Dは、図2に示すように、頂壁40と側周壁41とからなっており、頂壁40の内周には、前記中蓋Cの注出口33を密封する栓42が垂設されている。
側周壁41の内周には、前記中蓋Cの注出ヘッド30のねじ36に螺合するねじ43が螺設されており、外周面には、一定間隔をおいて多数のリブ44が突設されている。
【0014】
次に、液注出容器の使用態様と作用効果について説明する。
上蓋Dをとって胴部2を押圧すると、内容液は、パイプ25と連通筒22を通じて計量室B1内に押上げられ、押圧を解くと、胴部2の復元力により容器A内は減圧状態になるので、注出口33より空気が吸入されるとともに、計量室B1内に押上げられていた内容液のうちスリット21下端より上方の部分は、スリット21を通じて容器A内に戻され、スリット21下端より下にある内容液は、そのまま計量室B1内に残ることになる。
かくして、一定の内容液が計量されるのである。
【0015】
次に、容器Aを倒立させると、計量室B1内の内容液は、注出ヘッド30側に移動し、次いで、胴部2を押圧すると、注出口33より計量室B1内の内容液を注出することができる。
【0016】
上記実施形態では、前後の壁面11a,bにスクイズ規制筒B2に衝接する凹部13を設けているが、壁面11a,bとスクイズ規制筒B2との距離が短い場合には、凹部はとくに設けなくてもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
計量部材の下方にスクイズ規制筒を連接し、胴部の押圧量を一定にして一定量の内容液を計量室に押上げるようにしたから、計量時に多量の内容液を押上げ、注出口より溢れさせたりすることはない。
また、計量分を越える余分な液が少なくなるので、計量が効率的に行われるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液注出容器の一部断面正面図である。
【図2】注出容器の分解図である。
【図3】容器の上面図である。
【図4】図2のA−A線における断面図である。
【図5】計量部材の一部断面説明図である。
【図6】 従来の液注出容器の説明図である。
【符号の説明】
A、Aa 容器
B、Ba 計量部材
B1 計量室
B2 スクイズ規制筒
C 中蓋
D 上蓋
1、50 口部
2、51 胴部
8 上部胴部
9 下部胴部
10 肩部
11a,b 壁面
13 凹部
15、52 外筒
16、53 内筒
17、54 底壁
21、55 スリット
24 補強リブ
25 パイプ
30 注出ヘッド
33 注出口
Claims (1)
- 胴部を扁平状とし、口部内に計量部材を嵌挿取着した容器と、注出口を具えた中栓およびキャップとを備えた液注出容器であって、
計量部材が、計量室とその下方に連設されたスクイズ規制筒とからなり、
計量室は、外筒と内筒と、底壁とを具え、外筒の下方にスクイズ規制筒を垂設し、
内筒の下端に連通筒が垂設され、連通筒とスクイズ規制筒との間に複数の補強リブが架設され、
連通筒下端に、下端部が容器底部に接するパイプが嵌挿されており、
扁平状胴部の前後面に、スクイズ規制筒から所定距離離れて位置させた押圧部を設け、胴部押圧にあたって、該押圧部をスクイズ規制筒に衝接させて一定量の内容液を計量室に押上げるよう規制したことを特徴とする計量部材を備えた液注出容器。
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