JP4315868B2 - 照明器具のコード調節具 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば天井から吊り下げて設置する照明器具の電力供給コードの長さを調節するのに用いられる照明器具のコード調節具に関する。
天井から吊り下げて使用する照明器具は、天井に設けられた引っ掛けシーリングソケットに装着される引っ掛けシーリングプラグから引き出されている電力供給コードを介して吊り下げられるようになっている。そして、部屋毎の天井の高さなどの違いから照明器具の高さ位置を変える場合には、前記電力供給コードの吊り下げ長さを調節している。
一般的には、例えば電力供給コードを途中で折り曲げて短くする部品を使用したり、電力供給コードをまとめて縛ったりするなど、外見からは体裁が悪い方法により前記電力供給コードの長さを調節していた。
このような状況から、従来すでに、前記電力供給コードを途中で余分の長さ分を折り曲げて保持できるように構成した照明器具のコード調節具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このコード調節具は、図9に示すように、コード調節具本体101に、上側コード挿通孔102を設け、その下方に、電力供給コードMを引き出す下側コード挿通孔103を設け、上側コード挿通孔102と下側コード挿通孔103との間における凸部104を挟んで上側および下側位置にそれぞれ左上がりおよび右上がりの傾斜溝105,106を形成し、引っ掛けシーリングプラグから延びた電力供給コードMを下側コード挿通孔103挿通させた後に、該電力供給コードMを左上がりの傾斜溝105を通過させ、電力供給コードMの長さを調節して余分となる部分をループ状に巻いてから、今度は、右上がりの傾斜溝106を通過させ、最後に、電力供給用コードMを下側コード挿通孔103から引き出すようにしたものであり、前記電力供給コードMは、左上がりの傾斜溝105の入り口エッジ105aと右上がりの傾斜溝106の出口エッジ106aとの摩擦力で抜け止めされる。
特開2003−338216号公報
しかし、上記公知技術では、電力供給コードMの途中を左上がりの傾斜溝105を通過させから長さ調節をして余分となる部分を弛ませて巻いた状態で、今度は、右上がりの傾斜溝106を通過させるので、電力供給コードMの長さ調節に手間がかかるうえ、電力供給コードを適正に前記左上がりの傾斜溝105の入り口エッジ105aと右上がりの傾斜溝106の出口エッジ106aとに引っ掛けないと、せっかく長さ調整しても電力供給コードが弛んでしまうおそれがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、照明器具の高さに応じた電力供給コードの長さを簡単に調節できるうえ、その調節状態を確実に維持でき、使い易い照明器具のコード調節具を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、この発明は、以下の手段を提供する。
(1)引っ掛けシーリングプラグと照明器具とを電気的に接続する電力供給コードに装着される調節具本体と、前記電力供給コードを挿通させて前記調節具本体を覆うカバーとを備えた照明器具のコード調節具において、前記調節具本体は、互いに対向配設されるとともに、連結部を介して一体化された上下一対の壁部のうちの上壁部に形成されて、前記電力供給コードが挿通される上側コード挿通孔と、前記下壁部に形成されて、前記電力供給コードが挿通される下側コード挿通孔と、前記上側コード挿通孔および下側コード挿通孔のうちの少なくともいずれか一方の周囲に形成された電力供給コード圧接用の複数の弾性圧接片と、前記複数の弾性圧接片を縮径変形させて電力供給コードに圧接させるとともに、圧接状態を解除可能にロックするロック部材と、を備え、前記ロック部材は、中心部の孔を介して前記弾性圧接片に水平面内で回転変移可能に嵌合された環状体からなり、前記孔の周縁には、前記各弾性圧接片を位置させて縮経させる径小縁部と縮経を解除する径大縁部とが周方向に交互配置に形成されているとともに、前記環状体を回転変移させることによって、弾性圧接片が径小縁部に位置する状態と径大縁部に位置する状態を、転換可能となされており、前記連結部には抜け止め片が突設されるとともに、前記環状体の外周面には、該環状体の弾性圧接片への嵌合時に、前記抜け止め片を通過させるための1個又は複数個の溝部が、環状体の厚み方向の全長にわたって設けられ、さらに、前記弾性圧接片が形成された上壁部及び/または下壁部の前記環状体と対向する面には、係合突起が形成される一方、該係合突起と対向する環状体の面には、環状体の厚み方向に相対的に突出した山部の両側に、わずかの間隔をあけて環状体の厚みの減少した凹部が形成され、前記抜け止め片に対して環状体の前記溝部を通過させることにより、環状体を前記弾性圧接片に嵌合し、環状体を上壁部及び/または下壁部と抜け止め片との間に配置した後、環状体を水平面内で回転させることにより、弾性圧接片を環状体の前記径小縁部に位置させて弾性圧接片を縮経状態にロックしたときに、環状体は前記抜け止め片によって抜け止め状態となされると共に、前記上壁部及び/または下壁部の係合突起が、環状体の一方の凹部から山部を超えて他方の凹部へと強制的に相対移動するものとなされていることを特徴とする照明器具のコード調節具。
(2)前記上側コード挿通孔及び下側コード挿通孔のいずれの周囲にも、前記電力供給コード圧接用の複数の弾性圧接片が突出状態に形成されるとともに、前記上下の弾性圧接片のいずれにも前記環状体が嵌合されてなる前項2に記載の照明器具のコード調節具。
請求項1の発明に係る照明器具のコード調節具によれば、電力供給コードをコード調節具本体におけるコード挿通孔に通して、長さ調節した状態でロック部材をロック操作すれば、コード挿通孔周囲の複数の弾性圧接片が縮径されて前記電力供給コードを圧接して抜け止めされる。つまり、電力供給コードの長さ調節作業がロック部材の操作のみで簡単に行うことができ、電力供給コードの圧接状態がロック部材でロックされるので、調節後に電力供給コードが不用意に緩んだりするおそれがなくなり、使い易くなる。しかも、電力供給コードの長さを再度調整する場合は、ロック部材による弾性圧接片のコードへの圧接状態を解除すれば良いから、コード長さの調節を極めて簡単に行うことができる。
しかも、ロック部材としての環状体を回転変移させて、環状体の孔の径小縁部に弾性圧接片を位置させると、弾性圧接片は縮経状態となり、電力供給コードに対して複数の弾性圧接片を圧接できる。また、この状態から、環状体の孔の径大縁部に弾性圧接片が位置するように環状体を回転変移させることにより、弾性圧接片の縮経状態を解除できる。従って、電力供給コードの引っ張り動作に応動する部品で電力供給コードを圧接させるものなどと違って、環状体を回転変移させるだけの簡単な操作でありながら、前記電力供給コードに対する圧接動作とその解除を確実に行わせることが可能となり、操作性が良い。
請求項2の発明の照明器具のコード調節具によれば、上側のコード挿通孔周囲の弾性圧接片と下側のコード挿通孔周囲の弾性圧接片との両方で電力供給コードが圧接されるので、電力供給コードの緩み防止効果が一層強化される。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、それぞれこの発明の一実施形態に係る照明器具のコード調節具を示す分解斜視図および組立断面図である。
図1および図2において、この照明器具のコード調節具Aは、引っ掛けシーリングプラグ1から引き出された電力供給コードMの途中に配備される調節具本体2と、この調節具本体2を覆うカバー3とを備えている。
前記引っ掛けシーリングプラグ1は、天井Fに設けられた引っ掛けシーリングソケット10に着脱可能に装着され、かつ電気的に接続されるものであり、内部から電力供給コードMが引き出されており、コードMの先端には照明器具Nにおけるランプソケット(図示せず)が電気的に接続されている。つまり、照明器具Nは、電力供給コードMを介して引っ掛けシーリングソケット10側から電力が供給される。
前記調節具本体2は、合成樹脂などからなり、水平状の上下両壁部21,22と、これら上下両壁部21,22を連結する左右一対の垂直状の連結片23,23とを備えており、全体として略糸巻形に成形されている。
前記上壁部21は、平面形状が、例えば長方形に形成されており、その上面には、長手方向(左右方向)の両端部に位置して、前記引っ掛けシーリングプラグ1を挟持可能な左右一対の挟持片21a,21bなどが立設されている。
また、この上壁部21の中央部には、前記電力供給コードMを挿通させる上側コード挿通孔24が形成されている。
前記上壁部21の下面側において、前記上側コード挿通孔24の周縁には、図3に示すように、先端に内向きの突部25aを有し、縮径状態で前記電力供給コードMを圧接する複数個(この実施形態では4個)の弾性圧接片25が、相互に間隔をあけて、下方突出状態に一体形成されている。
この弾性圧接片25には、圧接状態をロックする部材の一例として、環状体26が回転変移可能に嵌合されている。
この環状体26は、合成樹脂などからなり、図5(A)〜(C)に示すように、中心部に孔26aを有している。この環状体26の孔26aの周縁部には、4個の径小縁部26bと4個の径大縁部26cとが交互配置に形成されている。
前記径小縁部26bは、環状体26を水平面内で所定方向に回転させて各弾性圧接片25の外周面を径小縁部26bに当接保持させることにより(図8参照)、各弾性圧接片25を内方に押圧して縮径状態を保持するための部位である。そして、弾性圧接片25の縮経状態では、その先端の内向き突部25aが電力供給コードMに圧接するとともに、圧接状態がロックされるようになっている。なお、弾性圧接片25を内方に押圧して縮径状態としたときの弾性圧接片25の傾斜に対応して、環状体26の径小縁部26bにおける内周面は、図5(B)に示すように、環状体26の厚み方向の全体が下広がりの傾斜面26hとなされている。
一方、前記径大縁部26cは、環状体26を水平面内で逆方向に回転させて各弾性圧接片25をこの径大縁部26cに位置させることにより(図8(A)参照)、各弾性圧接片25の内方への押圧力を解放して弾性圧接片25を径大方向に弾性復帰させ、弾性圧接片25の縮径状態を解除するための部位である。そして、弾性圧接片25の縮径が解除された状態では、電力供給コードMに対する圧接状態のロックも解除されるようになっている。
このように、環状体26を水平面内で回転変移させることにより、弾性圧接片25が径小縁部26bに位置する状態と径大縁部26cに位置する状態を転換可能となされているが、この実施形態では、各径大縁部26cの周方向両側に存在する2個の径小縁部26bのうち、径大縁部26cと一方の径小縁部26bとの間では弾性圧接片25の位置がスムーズに転換されるが、径大縁部26cと他方の径小縁部26bとの間では転換できないように、径大縁部26cと径小縁部26bとの連接部の形状が設定されて、ロックとその解除の方向性が予め一義的に設定されている。
符号26dは、環状体26の外周面に突設された回転操作用の把手である。
また、各弾性圧接片25の先端部は外方にも突出して、弾性圧接片25に外嵌めされた環状体26の抜け止め対策が講じられているが、図2に示すように、前記連結片23にも環状体26の細幅の抜け止め片23aが突設されている。この抜け止め片23aは、上壁部21の下面から環状体26の厚さ相当分下方の位置に設けられており、弾性圧接片25に外嵌めされた環状体26の下面にほぼ当接して、環状体26の抜け落ちを防止するものとなされている。
なお、環状体26を弾性圧接片25に嵌合させる際に、抜け止め片23aが通過障害となるのを防ぐため、環状体26の外周面には厚み方向全長にわたる1個又は複数個の溝部26eが形成されており、環状体26を弾性圧接片25に嵌合させる際には、この溝部26eを抜け止め片23aが通過するように、環状体26を移動させれば良いものとなされている。
さらに、この実施形態では、環状体26が電力供給コードMに対する圧接状態が解除される方向に不用意に回転するのを防止するため、次のような対策が講じられている。
すなわち、図3に示すように、上壁部21の下面にはピン状の係合突起21cが下方に突出形成される一方、環状体26の上面の所定位置には、図5に示すように、周方向にわずかの間隔をあけて厚みの減少した2個の凹部26f、26fが形成され、これら2個の凹部26f、26fの間に、相対的に突出した山部26gが形成されている。
そして、環状体26を前記弾性圧接片25に嵌合して上壁部21と抜け止め片23aとの間に配置した後、環状体26を水平面内で回転させることにより、弾性圧接片25を環状体26の径小縁部26bに位置させて弾性圧接片25を縮経状態にロックしたときに、上壁部21の下面の係合突起21cが、環状体26の一方の凹部26fから山部26gを超えて他方の凹部26fへと強制的に相対移動するものとなされている。従って、このロック状態から環状体26を逆方向に回転させてロックを解除しようとすると、前記環状体26の凹部26f、26f間の山部26gを強制的に超える力が付与されなければならないことから、不用意なロック解除方向の回転が防止される。
一方、前記下壁部22は、前記上壁部21に連結片23,23を介して連成されており、平面形状が、例えば長方形に形成されている。
この下壁部22の中央部には、前記上側コード挿通孔24を通過した電力供給コードMを挿通させる下側コード挿通孔27が形成されている。
前記下壁部22の上面側において、前記下側コード挿通孔27の周りには、図4に示すように、先端に内向きの突部28aを有し、縮径状態で前記電力供給コードMを圧接する複数個(この実施形態では4個)の弾性圧接片28が、相互に間隔をあけて、上方突出状態に一体形成されている。これらの弾性圧接片28の構成は、前記弾性圧接片25と突出の向きが上下逆である点を除いて同じである。
この弾性圧接片28には、圧接状態をロックする部材の一例として、環状体26が回転変移可能に嵌合されている。
この環状体26の構成は、図5に示した環状体26と上下の向きが逆である点を除き、同一の構成であるので、図5に示した環状体26と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
従って、環状体26を、その凹部26f、26f及び山部26gが形成されている面(図5の上面)を下向きにした状態で、弾性圧接片28に外嵌めし、回転変移させることにより、弾性圧接片28が径小縁部26bに位置する縮経状態(ロック状態)と径大縁部26cに位置する弾性復帰状態(ロック解除状態)とが転換可能となっている。
さらに、上側の環状体26の場合と同様に、垂直状の連結片23には図2に示すように、、下壁部22の上面から環状体26の厚さ相当分上方の位置に細幅の抜け止め片23bが設けられており、弾性圧接片28に外嵌めされた環状体26の上面にほぼ当接して、環状体26の抜けを防止するものとなされている。
さらに、上側の環状体26の場合と同様に、下側の環状体26が電力供給コードMに対する圧接状態が解除される方向に不用意に回転するのを防止するため、図4に示すように、下壁部22の上面にはピン状の係合突起22aが上方に突出形成されている。そして、前記下側の環状体26を前記弾性圧接片28に嵌合して下壁部22と抜け止め片23bとの間に配置した後、環状体26を水平面内で回転させることにより、弾性圧接片28を径小縁部26bに位置させて弾性圧接片28を縮経状態にロックしたときに、下壁部22の下面の係合突起22aが、環状体26の一方の凹部26fから山部26gを超えて他方の凹部26fへと強制的に相対移動するものとなされている。従って、このロック状態から環状体26を逆方向に回転させてロックを解除しようとすると、前記環状体26の凹部26f、26f間の山部26gを強制的に超える力が付与されなければならないことから、不用意なロック解除方向の回転が防止される。
前記連結片23,23の各外面には、照明器具Nの高さ位置を調節した際に上下の壁21,22間において、電力供給コードMの余分な部位を引っ掛けるための突出片29,29が一体形成されている。
前記カバー3は、合成樹脂などにより略逆釣り鐘形に成形されており、下壁面31aは、中央側に向かって下り勾配の傾斜面で構成されている。この下壁面31aの中央には、前記電力供給コードMを挿通させるコード挿通孔31が形成されており、このコード挿通孔31の周囲には、図6に示すように、先端に内向きの突部32aを有し、前記電力供給コードMを圧接する複数の弾性圧接片32が上方突出状態に一体形成されている。これらの弾性圧接片32によるコードMに対する弾性圧接力は、前記カバー3が自重で滑り落ちない程度に設定されている。
次に、上記構成の照明器具のコード調節具Aの使用手順を説明する。
予め、コード調節具本体2における上側弾性圧接片25および下側弾性圧接片28にそれぞれ環状体26を嵌合しておく。嵌合に際しては、上下の各抜け止め片23a、23bが環状体26の溝部26eを通過するように環状体26を移動させれば良い。また、カバー3も下端に照明器具Nが接続された電力供給コードMに通しておく。
この後、図7に示すように、電力供給コードMをコード調節具本体2における上側および下側コード挿通孔24,27に挿入してから、その上端側を前記引っ掛けシーリングプラグ1に電気的に接続する。そして、この状態で市販に供される。
照明器具を購入したユーザが、前記引っ掛けシーリングプラグ1とコード調節具本体2との間の電力供給コードMの長さを調節する場合は、その長さを調整してから、前記上側の弾性圧接片25に嵌合されている環状体26を、その弾性圧接片25が径小縁部26bに位置する状態となるまで回転変移させれば、図8(B)に示すように、弾性圧接片25が強制的に縮径されて、その先端の内向き突部25aを介して電力供給コードMを圧接するので、調節した位置に係止される。
このように、環状体26により電力供給コードMに対する弾性圧接片25の縮径状態がロックされるから、電力供給コードMとコード調節具本体2とが相対的に位置ずれを起こしたりするのが確実に防止される。
照明器具Nの高さ位置を調節する場合は、下側コード挿通孔27を挿通した電力供給コードMの長さを前記コード調節具本体2における上壁部21と下壁部22との間で調整する。例えば照明器具Nを高い位置に設定したい場合は、電力供給コードMの余分な部分を図2に示すように前記上壁部21と下壁部22との間で弛ませる。
その時、電力供給コードMにおける前記上下の壁部21,22間での余剰部位は、ループ状にしてから前記連結部23,23の周りに巻いたのち最後に前記突出部29,29に掛け留めしておけばよい。
そして、前記下側の弾性圧接片28に嵌合されている環状体26を、その弾性圧接片28が径小縁部26bに位置する状態となるまで回転変移させれば、図8(B)に示すように、弾性圧接片28が強制的に縮径されて、その先端の内向き突部28aを介して電力供給コードMを圧接するので、電力供給コードMが調節した長さに保持され、これにより、前記照明器具Nの高さを所望の位置に設定することができる。
このように、環状体26により電力供給コードMに対する弾性圧接片28の縮径状態がロックされるから、電力供給コードMが不用意に緩んだりするのが抑止される。
こうして前記電力供給コードMの長さを調節した後、前記引っ掛けシーリングプラグ1を引っ掛けシーリングソケット10に装着して電気的に接続する。
最後に、前記カバー3を上方移動させて、その上端を天井Fに当接させる。カバー3はその弾性圧接片32が電力供給コードMに圧接するので、自重でずれることなく、所定位置に保持される。これにより、前記コード調節具本体2がカバー3で覆われるので、外観の体裁もよい。
なお、コード長さを再調節する場合には、環状体26を、弾性圧接片25あるいは28が径大縁部26cに位置する状態となるまで逆方向に回転変移させればよい。図8(A)に示すように、弾性圧接片25あるいは28が環状体26の径大縁部26cに達すると、弾性圧接片25あるいは28は拡径方向に弾性復帰して縮径状態が解除され、コードMに対する圧接状態が解除される。
なお、弾性圧接片25あるいは28が径大縁部26cに位置する状態となるまで環状体26を回転変移させるには、前述したように、ピン状の係合突起21a、22aが環状体26の2個の凹部26f、26f間の山部26gを強制的に通過するように環状体26を回転させる必要があるため、環状体26の意図しない不用意な回転変移を防止でき、弾性圧接片25、28の縮径変形状態をより強固に保持させることができる。
このように、環状体26の回転操作により、簡単にかつ確実に、コードMに対する圧接状態のロックとその解除を行うことができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。例えば、上記実施形態では、環状体環状体26の孔26aに、弾性圧接片25及び28の個数に対応して、4個の径小縁部26bと4個の径大縁部26cとを交互配置に形成したが、弾性圧接片25、28を対向配置に2個形成するとともに、環状体26の孔26aの形状を楕円形状あるいは長円形状としても良い。この場合は、孔6aの短径方向の縁部が径小縁部、長径方向の縁部が径大縁部に相当するものとなる。そして、短径方向が前記2個の弾性圧接片25、28の対向方向に合致すると、前記長径と短径との差分に応じて前記弾性圧接片25、28が縮径されて、その先端の内向き突部25aが電力供給コードMに圧接するとともに、圧接状態がロックされ、長径方向が前記2個の弾性圧接片25、28の対向方向に合致するように環状体を90度回転変移させると、ロックが解除される構成としても良い。また、他のロック部材の使用も可能である。
この発明の一実施形態に係る照明器具のコード調節具を示す分解斜視図である。 同じく照明器具のコード調節具を示す断面図である。 上側コード挿入孔の周囲の弾性圧接片を示す拡大断面図である。 下側コード挿入孔の周囲の弾性圧接片を示す拡大断面図である。 (A)は上側コード挿通孔を弾性圧接片を介して縮径させる環状体を示す平面図、(B)は図3(A)のX−X線に沿った断面図、(C)は図3(A)のY−Y線に沿った断面図である。 カバーにおける弾性圧接片を示す拡大断面図である。 コード調節具の組み付け状況の説明図である。 (A)は弾性圧接片の縮径状態を解除した状態の説明図、(B)は弾性圧接片の縮径状態をロックした状態の説明図である。 従来の照明器具のコード調節具の説明図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・引っ掛けシーリングプラグ
2・・・・・・・・・コード調節具本体
3・・・・・・・・・カバー
21・・・・・・・・上壁部
22・・・・・・・・下壁部
23,23・・・・・連結部
24・・・・・・・・上側コード挿通孔
27・・・・・・・・下側コード挿入孔
25,28・・・・・弾性圧接片
26,29・・・・・ロック部材(環状体)
26a,29a・・・環状体の孔
M・・・・・・・・・電力供給コード
N・・・・・・・・・照明器具

Claims (2)

  1. 引っ掛けシーリングプラグと照明器具とを電気的に接続する電力供給コードに装着される調節具本体と、前記電力供給コードを挿通させて前記調節具本体を覆うカバーとを備えた照明器具のコード調節具において、
    前記調節具本体は、
    互いに対向配設されるとともに、連結部を介して一体化された上下一対の壁部のうちの上壁部に形成されて、前記電力供給コードが挿通される上側コード挿通孔と、
    前記下壁部に形成されて、前記電力供給コードが挿通される下側コード挿通孔と、
    前記上側コード挿通孔および下側コード挿通孔のうちの少なくともいずれか一方の周囲に形成された電力供給コード圧接用の複数の弾性圧接片と、
    前記複数の弾性圧接片を縮径変形させて電力供給コードに圧接させるとともに、圧接状態を解除可能にロックするロック部材と、
    を備え
    前記ロック部材は、中心部の孔を介して前記弾性圧接片に水平面内で回転変移可能に嵌合された環状体からなり、
    前記孔の周縁には、前記各弾性圧接片を位置させて縮経させる径小縁部と縮経を解除する径大縁部とが周方向に交互配置に形成されているとともに、前記環状体を回転変移させることによって、弾性圧接片が径小縁部に位置する状態と径大縁部に位置する状態を、転換可能となされており、
    前記連結部には抜け止め片が突設されるとともに、前記環状体の外周面には、該環状体の弾性圧接片への嵌合時に、前記抜け止め片を通過させるための1個又は複数個の溝部が、環状体の厚み方向の全長にわたって設けられ、
    さらに、前記弾性圧接片が形成された上壁部及び/または下壁部の前記環状体と対向する面には、係合突起が形成される一方、該係合突起と対向する環状体の面には、環状体の厚み方向に相対的に突出した山部の両側に、わずかの間隔をあけて環状体の厚みの減少した凹部が形成され、
    前記抜け止め片に対して環状体の前記溝部を通過させることにより、環状体を前記弾性圧接片に嵌合し、環状体を上壁部及び/または下壁部と抜け止め片との間に配置した後、環状体を水平面内で回転させることにより、弾性圧接片を環状体の前記径小縁部に位置させて弾性圧接片を縮経状態にロックしたときに、環状体は前記抜け止め片によって抜け止め状態となされると共に、前記上壁部及び/または下壁部の係合突起が、環状体の一方の凹部から山部を超えて他方の凹部へと強制的に相対移動するものとなされていることを特徴とする照明器具のコード調節具。
  2. 前記上側コード挿通孔及び下側コード挿通孔のいずれの周囲にも、前記電力供給コード圧接用の複数の弾性圧接片が突出状態に形成されるとともに、前記上下の弾性圧接片のいずれにも前記環状体が嵌合されてなる請求項2に記載の照明器具のコード調節具。
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