JP2017010695A - 照明器具 - Google Patents

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Sota Inoue
創太 井上
政義 角濱
Masayoshi Kadohama
政義 角濱
奥村 明彦
Akihiko Okumura
明彦 奥村
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Abstract

【課題】給電コードの長さを調節するためのコード調節具の小径化並びに薄肉化に貢献することができる照明器具を提供すること。
【解決手段】被取付部と照明装置本体とを電気的に接続する調節具本体と、調節具本体と接続した照明光源を取り付けるソケットと、を備え、調節具本体は、接続部材と、外部電源からの電力を電絡させる給電コードと、給電コードによる被取付部と照明装置本体との相対距離に相当する長さを調節する断面形状が直線状のコード調節具と、接続部材とコード調節具とを覆うカバーと、を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、照明器具、特に、給電コードによって照明装置本体を吊持した照明器具に関する。
従来、例えば、天井に設置した被取付部に給電コードの一端を係合することにより照明装置本体の吊持及び電力を供給するようにした照明器具が周知である。
このような、照明器具では、使用者の間取り、天井高、身長等によって照明装置本体の高さを調節するため、給電コードの長さを調節可能としている。この際、給電コードの先端には、被取付部と係合するためのシーリングプラグを設けていることから、実際には照明装置本体の内部等に余剰の給電コードを収納可能としている。
また、給電コードは全長が長いほど汎用性を高くすることができることから、余剰の給電コードをコンパクトにかつ整然と収納可能とするのが好ましい。
そこで、シーリングプラグを覆うカバーを、給電コードに沿って変位可能となるように、給電コードの中途部に設けるとともに、カバー内部に給電コードを折り返すための片を一体に突出させた筒状の巻取部材を配置した照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許4315868号公報
しかしながら、このような巻取部材は、給電コードを折り返した状態で照明装置本体を吊持するため、照明装置本体の加重を集中して支えなければならないことから、ある程度の強度を確保する必要がある。このため、巻取部材全体が大径化したり厚肉化してしまうという問題が生じていた。
本発明は、上述のような課題を解決するために、給電コードの長さを調節するためのコード調節具の小径化並びに薄肉化に貢献することができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明に係る照明器具は、上記目的を達成するため、被取付部と照明装置本体とを電気的に接続する調節具本体と、調節具本体と接続した照明光源を取り付けるソケットと、を備え、調節具本体は、接続部材と、外部電源からの電力を電絡させる給電コードと、給電コードによる被取付部と照明装置本体との相対距離に相当する長さを調節する断面形状が直線状のコード調節具と、接続部材とコード調節具とを覆うカバーと、を備えるものである。
本発明によれば、給電コードの長さを調節するためのコード調節具の小径化並びに薄肉化に貢献することができる。
本発明の一実施の形態に係る照明器具の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用されるソケットの縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用されるソケットのソケットカバーを取り外した状態の要部の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具の概略の回路図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用されるローゼットタイプにおける上側巻き付け方式の調節具本体の要部の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用されるローゼットタイプにおける上側巻き付け方式の調節具本体の要部の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用されるローゼットタイプにおけるコード調節具に対して給電コードを上側から巻き付ける例の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用される他のローゼットタイプにおける下側巻き付け方式の調節具本体の要部の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用される他のローゼットタイプにおける下側巻き付け方式の調節具本体の要部の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用される他のローゼットタイプにおけるコード調節具に対する給電コードを下側から巻き付ける例の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用される他のローゼットタイプにおける両側巻き付け方式の調節具本体の要部の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用される他のローゼットタイプにおける両側巻き付け方式の調節具本体の要部の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用される他のローゼットタイプにおけるコード調節具に対する給電コードを両側から巻き付ける例の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る照明器具に適用されるレールタイプにおける調節具本体の要部の斜視図である。
<概要>
本発明の一態様に係る照明器具は、被取付部と照明装置本体とを電気的に接続する調節具本体と、前記調節具本体と接続した照明光源を取り付けるソケットと、を備え、前記調節具本体は、接続部材と、外部電源からの電力を電絡させる給電コードと、前記給電コードによる前記被取付部と前記照明装置本体との相対距離に相当する長さを調節する断面形状が直線状のコード調節具と、前記接続部材と前記コード調節具とを覆うカバーと、を備える。
他の一態様に係る照明器具において、前記ソケットは、前記外部電源からの電力を電絡する出力端子部と、前記外部電源から前記出力端子部へと向う回路構成上における高電位側又は低電位側にカスケード接続した複数の過電流保護素子と、を備える。
他の一態様に係る照明器具において、前記接続部材は、前記外部電源からの電力を電絡する出力端子部と、前記外部電源から前記出力端子部へと向う回路構成上における高電位側又は低電位側にカスケード接続した複数の過電流保護素子と、を備える。
他の一態様に係る照明器具において、前記複数の過電流保護素子は、所定の特性値以下となったときに自己復帰する復帰型である。
他の一態様に係る照明器具において、前記複数の過電流保護素子には、少なくとも高低で2つの異なった特性値を有するものを用いる。
他の一態様に係る照明器具において、前記複数の過電流保護素子のうち、特性値の低い前記過電流保護素子を前記外部電源側に配置し、特性値の高い前記過電流保護素子を前記前記照明光源側に配置した。
他の一態様に係る照明器具において、前記過電流保護素子には、所定温度を超えると電流を遮断する正の温度係数を有するサーミスタが用いられ、前記特性値の高低は、前記過電流保護素子の最大定格電圧(V)、保持電流値(A)、トリップ電流値(A)、又は、前記過電流保護素子そのものの過熱に対する前記所定温度の何れか一つ以上を基準としている。
他の一態様に係る照明器具において、前記複数の過電流保護素子には、同一の特性値を有するものを用いる。
他の一態様に係る照明器具において、前記過電流保護素子には、所定温度を超えると電流を遮断する正の温度係数を有するサーミスタが用いられる。
他の一態様に係る照明器具において、前記接続部材は、固定用の引掛シーリングプラグ又はガイドレール用のスライドシーリングプラグである。
<実施の形態>
次に、本発明の一実施形態に係る照明器具をペンダント型の照明器具に適用し、図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施の形態は本発明の照明器具における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組み合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1において、照明器具1は、照明光源2を着脱可能に装着した照明装置本体3と、照明装置本体3を図示しない天井等から吊持するとともに外部電源からの電力を照明光源2に供給する給電コード4と、天井に配置した被取付部(例えば、ローゼット)と照明装置本体3とを電気的に接続する調節具本体5と、を備える。
照明光源2は、一つ以上の発光素子(図示せず)を実装した発光素子型の電球を用いている。なお、発光素子には、例えば、面発光型のLED素子を用いており、ユーザが所望する明るさに応じて数や色調の異なる複数種類のものを任意に選択することができる。照明光源2には、例えば、E17口金やE26口金に無色透明若しくは乳白色のカバーでLED素子及び電源回路を覆っている。
照明装置本体3は、照明光源2から照射した照明光束の一部を下方に向けて拡散反射する傘部6と、傘部6を保持するとともに照明光源2を保持するソケット7と、を備える。
ソケット7は、図2及び図3に示すように、照明光源2の口金(図示せず)と係合する受口金8と、受口金8の裏側に配置した基板9と、基板9に配置した2つの過電流保護素子10と、外部電源からの電力を基板9へと電絡する給電コード4と、受口金8と基板9とを搭載したソケット本体11と、給電コードを貫通させるとともにソケット本体11を嵌合状態で保持するソケットカバー12と、傘部6を下方から支持するホルダー13と、を備える。受口金8は、高電位側電力入力端21と接続されている出力端子部14Aと、低電位側電力入力端22と接続されている受口金部14Bと、で構成されている。
基板9には、一端を基板9に接続するとともに他端を受口金8の内部に臨ませた出力端子部14Aと、過電流保護素子10と、給電コード4を接続する高電位側電力入力端21及び低電位側電力入力端22と、を実装している。
ソケット本体11は、難燃性ポリカ等による樹脂の一体成型品であり、基板9を支持するベース11aと、ベース11aから立ち上がるランス状の係合爪11bと、受口金8を収納状態で保持する筒状の支持部11cと、を備える。また、支持部11cの外周には、ホルダー13と螺合してホルダー13を軸線方向に沿って変位可能に支持する。
ソケットカバー12は、難燃性ポリカ等の樹脂でドーム形状を呈しており、係合爪11bと係合することでソケット本体11と係合した状態でベース11aを覆うものである。ソケットカバー12の頂上部には給電コード4を貫通させて基板9の高電位側電力入力端21及び低電位側電力入力端22に結線するための貫通穴12aを備える。ソケット本体11とソケットカバー112とは、係合爪11bにより係合されてソケット7を形成する。
次に、図4に基づいて、照明器具1の回路構成を説明する。外部電源ACは、給電コード4からソケット7に電力が供給される。ソケット7は、電力を供給する給電コード4を結線する高電位側電力入力端21、低電位側電力入力端22、過電流保護素子10を備えた基板9と、出力端子部14A及び受口金部14Bを備えた受口金8と、を備える。なお、照明光源2の電源回路の図示及び説明は公知の技術を適用することができるため、ここでは省略する。
複数の過電流保護素子10は、外部電源ACから出力端子部14Aへと向う回路構成上における高電位側(又は低電位側)にカスケード接続している。複数の過電流保護素子10は、所定の特性値以下となったときに自己復帰する復帰型であって、所定温度を超えると電流を遮断(高抵抗化による阻止)する正の温度係数を有するサーミスタ(ポリスイッチ)を用いている。
次に、複数の過電流保護素子10の適用例を説明する。本実施の形態において、複数の過電流保護素子10には、異なる特性値を有するものを用いている。
ここで、特性値とは、製造時の最大定格電圧(V)、保持電流値(A)、トリップ電流値(A)、又は、過電流保護素子10そのものの過熱に対する所定温度を示す。そのうえで、複数の過電流保護素子10には、意図的に少なくとも高低で2つの異なった特性値となるように、異なる種類のものを用いている。
例えば、本実施の形態では、規格上で少なくとも一つの特性値(例えば、所定温度)が高低で差を有するように異なる種類のものを用いている。この際、複数の過電流保護素子10のうち、特性値の低い過電流保護素子10を外部電源AC側に配置し、特性値の高い過電流保護素子10を照明光源2側に配置することが望ましい。
これにより、過電流保護素子10は、照明光源2が発光素子型の電球の場合と白熱型の電球の場合とで、受口金8に装着したときの電流値を感知して、白熱型の電球の場合には電流を流さないようにすることができる。
一方、複数の過電流保護素子10には、規格上で同一の特性値を有するものを用いてもよい。なお、ここでの規格上とは、製造時の最大定格電圧(V)、保持電流値(A)、トリップ電流値(A)、又は、過電流保護素子10そのものの過熱に対する所定温度、の設定値が同一の特性値であることを意味する。
このような構成とすれば、複数の過電流保護素子10に何らかの不具合が発生した場合に、1つの閾値であっても必ず動作させる安全性を確保することができ、照明光源2が発光素子型の電球の場合と白熱型の電球の場合とで、受口金8に装着したときの電流値を感知して、白熱型の電球の場合には電流を流さないようにすることができる。
ところで、本発明の照明器具1は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
例えば、過電流保護素子10は、製造会社や製造工場の立地国が異なると、温湿度、重力、電力等の製造環境が大きく異なる。このため、規格として最大定格電圧(V)、保持電流値(A)、トリップ電流値(A)、又は、過電流保護素子10そのものの過熱に対する所定温度といった規格上の特性値は同一であっても、製造時の誤差を含めて多少の差が発生する場合がある。
したがって、規格上の特性値としては同一であっても、このような製造時の誤差を含めた実際の特性値が高低差を有するため、異なる種類のものあえて用いなくてもよい。これにより、実質的に同一の特性値でありながら、厳密には異なる特性値の複数の過電流保護素子10を用いていることとなる。
このため、上述した規格上で同一の特性値を有する複数の過電流保護素子10を用いている場合の1つの閾値に対する安全性の確保に加え、異なる特性値を有する複数の過電流保護素子10を用いている場合の複数の閾値に対する安全性を確保することができる。
これにより、過電流保護素子10は、照明光源2が発光素子型の電球の場合と白熱型の電球の場合とで、受口金8に装着したときの電流値を感知して、白熱型の電球の場合には電流を流さないようにすることができる。
また、復帰型の過電流保護素子10は、反応が瞬発的ではないためサージ等による誤動作を抑制することができ、一つの過熱温度に対応した閾値に対して、確実性及び安全性をより一層向上することができる。
しかも、複数の過電流保護素子10を、例えば、国産と海外産とのように種類を異ならせて使用することにより、製品のばらつきと信頼性に対応することができる。
例えば、上記実施の形態では、本発明の照明器具1としてペンダントライト型に適用したものを開示したが、例えば、ダウンライト型、アップライト型やスポットライト型などを本発明の照明装置に適用可能である。
また、上記実施の形態では、複数の過電流保護素子10を、高電位側に2つ直列に配置したものを開示したが、3つ以上でもよいし、高電位側と低電位側とで振り分けて配置してもよい。
調節具本体5は、図5及び図6に示すように、給電コード4に加え、給電コード4の一端を接続した接続部材としての引掛シーリングプラグSPと、給電コード4による被取付部(天井側のローゼット)と照明装置本体3との相対距離に相当する長さを調節する断面形状が直線状のコード調節具15と、コード調節具15の下端に接続したコード案内具16と、コード調節具15の下端でコード案内具16と係合する下蓋17と、有底円筒形状のカバー18と、カバー18の底部に配置して下方に向けて径縮する締付具19と、を備える。
コード調節具15は、上端に位置してネジ等(図示せず)を介して引掛シーリングプラグSPを固定する固定皿部15aと、給電コード4を螺旋状に巻き付けるように上下方向に沿って軸線を有する有底円筒形状の巻付部15bと、を一体に備える。
固定皿部15aは、引掛シーリングプラグSPの下端形状と略一致しており、本実施の形態では略矩形であり、引掛シーリングプラグSPの下端の一部を嵌め込むように深さを有している。固定皿部15aは、引掛シーリングプラグSPの下端面から引き出した給電コード4を貫通させる上端貫通穴15cを形成している。したがって、給電コード4は、この上端貫通穴15cを貫通させた状態で引掛シーリングプラグSPと接合する。また、固定皿部15aに引掛シーリングプラグSPを固定することにより、給電コード4の天井側の一端の天井との位置関係を固定することができる。
巻付部15bは、軸線方向に沿って中空であり、底部15dに給電コード4が貫通するするとともに側面に向けて開放する下端貫通穴15eを形成している。巻付部15bは、給電コード4の中途部を引き出すことができるように、軸線方向に沿う開口長さ及び周方向に沿う開口幅を有する導出スリット部15fを形成している。なお、図6において、導出スリット部15fは、見掛け上で半割としているが、説明の便宜上であって、軸線方向に沿う開口長さ及び周方向に沿う開口幅を限定するものではない。さらに、導出スリット部15fは、鋭断面で形成されて、給電コード4を巻く作業が行い易い構造となっている。
本実施の形態において、導出スリット部15fの軸線方向に沿う開口長さは、巻付部15bの下端は下端貫通穴15eと連通しており、巻付部15bの上端は上端貫通穴15cの近傍にまで延在している。また、導出スリット部15fの周方向に沿う開口幅は給電コード4の直径以上としている。なお、導出スリット部15fの上端は上端貫通穴15cに連通させてもよい。
コード案内具16は、上端を軸線周りで相対回転可能となるようにコード調節具15の底部15dと係合する係合部16aと、給電コード4を貫通させる軸部16bと、軸部16bの下端に軸線方向に沿って延在して形成した一つ以上の先割スリット部16cと、を一体に備える。なお、底部15dと係合部16aとは、係合すると固定される形状となっており、さらに、軸部16bの外周は雄ネジとなっている。
下蓋17は、コード案内具16の軸部16bと螺合する雌ネジを形成した内筒部17aと、コード調節具15の下端と係合する外筒部17bと、を一体に備える。下蓋17は、内筒部17aの上端とコード調節具15の底部15dとコード案内具16の係合部16aの下端とを係合することにより、コード調節具15に対するコード案内具16の相対回転を規制する。したがって、外筒部17bの内径はコード調節具15の下端の外径よりもやや大径としてコード調節具15と内接するのが望ましい。この際、その径の差は、下蓋17の樹脂材料及び外筒部17bの肉厚等の強度によって決定する。
カバー18は、天井に配置した被取付部としてのローゼット(図示せず)に係合させた取り付け状態において、接続部材としての引掛シーリングプラグSPと、コード調節具15と、を覆っている。カバー18は、照明装置本体3を給電コード4で吊持している状態で可撓性を有する給電コード4の軸線に沿って進退動可能である。カバー18は、締付具19の上端と当接することによって位置決め可能となっている。
締付具19は、コード案内具16の軸部16bの下端と螺合するように少なくとも上端寄りの一部に雌ネジを形成するとともに下端に向けて徐々に縮径する貫通穴19aを軸線方向に沿って形成している。これにより、締付具19は、貫通穴19aの上端を軸部16bの下端に螺合させることによってコード案内具16に保持させることができる。この際、コード案内具16の軸部16bの下端は、先割スリット部16cにより縮径しつつ給電コード4の中途部を締め付けて保持する。
したがって、給電コード4の中途部は、引掛シーリングプラグSPと軸部16bの下端との高さHで規定することができ、結果的に、給電コード4による被取付部(天井側のローゼット)と照明装置本体3との相対距離に相当する長さを規定することができる。
次に、給電コード4の中途部の長さを調節する一例を説明する。例えば、給電コード4による照明装置本体3の吊持状態の長さが最大の長さとなっている状態から短くする場合には、締付具19とコード案内具16との螺合状態を解除してコード案内具16の下端による給電コード4の締め付けを解除する。
次に、図7に示すように、コード案内具16を下端貫通穴15eの開放端から抜き出して給電コード4の中途部を自由端とするとともに、コード案内具16を給電コード4の下方に向けて移動させ、給電コードの余剰分を導出スリット部15fから引き出して所望の長さに調節する。
そして、給電コード4をコード調節具15に上側から螺合させ、図5に示すように、再びコード案内具16を下端貫通穴15eの開放端から挿入した後、締付具19とコード案内具16とを螺合してコード案内具16の下端により給電コード4を締め付ける。
これにより、給電コード4の一端と中途部との両側を規定しつつ、その間の余剰部分を巻付部15bに螺旋状に巻き付けることができる。この際、天井からの実質的な給電コード4の長さは、引掛シーリングプラグSPの上端からコード案内具16の下端までの高さHを固定した状態で、螺旋状に巻き付けた分だけ短くしたことになる。
なお、図8〜図10に示すように、コード調節具15の上端貫通穴15cを固定皿部15aの側面に開放するスリット状とすれば、コード調節具15に対して引掛シーリングプラグSP及び給電コード4の上端を自由端とすることができる。これにより、給電コード4の中途部を巻付部15bに下側から螺旋状に巻き付けることができる。
この際、導出スリット部15fの軸線方向に沿う開口長さは、巻付部15bの下端は下端貫通穴15eの近傍にまで延在しており、巻付部15bの上端は上端貫通穴15cと連通している。また、導出スリット部15fの周方向に沿う開口幅は給電コード4の直径以上としている。なお、導出スリット部15fの下端は下端貫通穴15eに連通させてもよい。
このような構成とした場合、図10に示すように、引掛シーリングプラグSPをローゼットから取り外した後、コード案内具16の下端による給電コード4の締め付けを解除したうえで、引掛シーリングプラグSPと固定皿部15aとの嵌め合い状態を解除する。
次に、コード案内具16を下端貫通穴15eの開放端から抜き出しつつ給電コード4の下方に向けてコード案内具16を移動させ、給電コードの余剰分を導出スリット部15fから引き出して所望の長さに調節する。
そして、給電コード4をコード調節具15に上側から巻き付け、図8に示すように、再びコード案内具16を下端貫通穴15eの開放端から挿入するとともに、引掛シーリングプラグSPを固定皿部15aに嵌め合わせる。この後、締付具19とコード案内具16とを螺合してコード案内具16の下端により給電コード4を締め付ける。
これにより、給電コード4の一端と中途部との両側を規定しつつ、その間の余剰部分を巻付部15bに螺旋状に巻き付けることができる。
また、図11〜図13に示すように、引掛シーリングプラグSP及びコード案内具16をコード案内具16から外すことなく給電コード4の長さを調整することも可能である。この場合、上端貫通穴15c及び下端貫通穴15eは側面に開放せず、単なる貫通穴でもよい。
したがって、導出スリット部15fの軸線方向に沿う開口長さは、巻付部15bの下端は下端貫通穴15eの近傍にまで延在しており、巻付部15bの上端は上端貫通穴15cの近傍にまで延在していればよい。また、導出スリット部15fの周方向に沿う開口幅は給電コード4の直径以上とする。
このような構成とした場合、図13に示すように、コード案内具16の下端による給電コード4の締め付けを解除する。
次に、給電コード4の余剰分を導出スリット部15fから引き出して所望の長さに調節する。
そして、給電コード4の一端と中途部との両側を規定しつつ、引き出した余剰部分をコード調節具15に巻き付け、図11に示すように、再び締付具19とコード案内具16とを螺合してコード案内具16の下端により給電コード4を締め付ける。
これにより、給電コード4の一端と中途部との両側を規定しつつ、その間の余剰部分を巻付部15bに螺旋状に巻き付けることができる。
このように、本発明の照明器具1は、被取付部(天井側のローゼット)と照明装置本体3とを電気的に接続する調節具本体5と、調節具本体5と接続した照明光源2を取り付けるソケット7と、を備え、調節具本体5は、引掛シーリングプラグSPと、外部電源からの電力を電絡させる給電コード4と、給電コード4による被取付部と照明装置本体3との相対距離に相当する長さを調節する断面形状が直線状のコード調節具15と、引掛シーリングプラグSPとコード調節具15とを覆うカバー18と、を備えることにより、給電コード4の長さを調節するためのコード調節具15の小径化並びに薄肉化に貢献することができる。
ところで、本発明の照明器具1は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
例えば、接続部材としてのシーリングプラグは、天井に固定する固定用の引掛シーリングプラグSPに替えて、図14に示すように、ガイドレール用のスライドシーリングプラグSPとしてもよい。
例えば、上記実施の形態では、本発明の照明器具1としてペンダント型に適用したものを開示したが、例えば、アップライト型やスポットライト型などを本発明の照明器具に適用可能である。
また、上記実施の形態では、複数の過電流保護素子10を、高電位側に2つ直列に配置したものを開示したが、3つ以上でもよいし、高電位側と低電位側とで振り分けて配置してもよい。
さらに、複数の過電流保護素子10を備えたソケット7に替えて、過電流保護素子10を備えていない通常のソケットとしてもよい。この場合、接続部材に基板を収納して、同様に複数の過電流保護素子を備える。これにより、外部電源から出力端子部へと向う回路構成上における高電位側又は低電位側にカスケード接続した複数の過電流保護素子を備えることになり、通常のソケットでも過電流保護素子を備えた照明器具を構成することができる。
以上説明したように、本発明に係る照明器具1は、給電コードの長さを調節するためのコード調節具の小径化並びに薄肉化に貢献することができるという効果を有し、給電コードによって照明装置本体を吊持した照明器具全般に有用である。
1 照明器具
2 照明光源
4 給電コード
5 調節具本体
7 ソケット
10 過電流保護素子
13 出力端子部
15 コード調節具
18 カバー
SP シーリングプラグ(接続部材)

Claims (10)

  1. 被取付部と照明装置本体とを電気的に接続する調節具本体と、
    前記調節具本体と接続した照明光源を取り付けるソケットと、
    を備え、
    前記調節具本体は、
    接続部材と、
    外部電源からの電力を電絡させる給電コードと、
    前記給電コードによる前記被取付部と前記照明装置本体との相対距離に相当する長さを調節する断面形状が直線状のコード調節具と、
    前記接続部材と前記コード調節具とを覆うカバーと、
    を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記ソケットは、
    前記外部電源からの電力を電絡する出力端子部と、
    前記外部電源から前記出力端子部へと向う回路構成上における高電位側又は低電位側にカスケード接続した複数の過電流保護素子と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記接続部材は、
    前記外部電源からの電力を電絡する出力端子部と、
    前記外部電源から前記出力端子部へと向う回路構成上における高電位側又は低電位側にカスケード接続した複数の過電流保護素子と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  4. 前記複数の過電流保護素子は、
    所定の特性値以下となったときに自己復帰する復帰型である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1の請求項に記載の照明器具。
  5. 前記複数の過電流保護素子には、
    少なくとも高低で2つの異なった特性値を有するものを用いる
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1の請求項に記載の照明器具。
  6. 前記複数の過電流保護素子のうち、
    特性値の低い前記過電流保護素子を前記外部電源側に配置し、
    特性値の高い前記過電流保護素子を前記前記照明光源側に配置した
    ことを特徴とする請求項5に記載の照明器具。
  7. 前記過電流保護素子には、所定温度を超えると電流を遮断する正の温度係数を有するサーミスタが用いられ、
    前記特性値の高低は、
    前記過電流保護素子の最大定格電圧(V)、保持電流値(A)、トリップ電流値(A)、又は、前記過電流保護素子そのものの過熱に対する前記所定温度の何れか一つ以上を基準としている
    ことを特徴とする請求項6に記載の照明器具。
  8. 前記複数の過電流保護素子には、
    同一の特性値を有するものを用いる
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1の請求項に記載の照明器具。
  9. 前記過電流保護素子には、所定温度を超えると電流を遮断する正の温度係数を有するサーミスタが用いられる
    ことを特徴とする請求項8に記載の照明器具。
  10. 前記接続部材は、
    固定用の引掛シーリングプラグ又はガイドレール用のスライドシーリングプラグである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1の請求項に記載の照明器具。
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