JP2010212163A - 発光素子を使用した照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源に対する駆動電圧が相違する場合でも同一規格の照明器具を使用することができる。
【解決手段】複数のLED20a〜20nからなる光源20と、この光源の一方の電源端子24aに印加される直流駆動電圧の第1の整流・平滑回路132と、この光源の他方の電源端子24bに接続されたスイッチング素子Qaと、このスイッチング素子に供給されるスイッチング信号を得るPWM制御回路152とで照明器具を構成する。
PWM制御回路152を使用して第1の整流・平滑回路132からの電圧(AC電圧)が相違する場合でも光源を流れる電流を基準値となるように制御することで、光源の発光光量を一定にできる。これによって、光源に対する駆動電圧が相違する場合でも同一規格の照明器具を使用できる。
【選択図】 図18

Description

この発明は、発光素子を使用した照明器具に関する。詳しくは、LEDなどの発光素子をその光源として使用した照明器具であって、光源に加わる電圧が変わった場合でも一定の明るさで照明できるようにしたものである。
照明器具としての主流は、蛍光灯(電球形蛍光灯を含む)である。蛍光灯は、蛍光発光体を塗布した蛍光管内にアルゴンガスを封入したものであるが、最近では、その光源として発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))などの発光素子を使用した照明器具(LED蛍光灯)が知られている(例えば特許文献1や非特許文献1など)。
発光素子を使用した照明器具は、蛍光灯などに比べ、その耐用時間が数倍長く(50000〜60000時間)、しかも電力はほぼ1/2以下に抑えることができるので、蛍光灯などよりも優れた照明器具と言える。
発光素子を使用した照明器具を、従来の蛍光灯の代わりとして使用する場合、既存の灯具や、内部に装備された電源トランスなどを流用できれば、資源の有効利用を図ることができる。
発光素子を使用した照明器具は、現存する直線形の蛍光管と同様な管体(筒体)を使用し、その内部に複数の発光素子を並置すると共に、発光素子を取り付けた基板を両端の封止体(口金)に連結したものであって、封止体には、灯具に設けられた既存のソケットに取り付け固定される一対の電極ピンが設けられている(特許文献1および非特許文献1)。
したがって外見は蛍光灯と同じであり、封止体は筒体に固定され、筒体に固定された電極ピンをソケットに差し込んで固定することで天井などに固定された既存の灯具に取り付けられるものである。
蛍光灯は周知のように蛍光管の全方位(360°)に亘って光を発することができるのに対し、発光素子の発光は、発光面側のみであって一方向(方位としては120°程度)に限られてしまう。殆どの場合、発光素子は基板に取り付け固定されているため、発光素子を取り付けた基板面側のみが光出射面となる。
そのため、非特許文献1に開示されたLED蛍光灯などにあっては、天井に取り付けられた灯具であって、図24のように灯具11に取り付けられたソケット12の向きが天井と垂直であって、ソケット12の差し込み部分(2個の小円で示す)が天井と並行であるときには、光が床面を向くので特に問題なく今までの蛍光灯の代用として使用できる。
しかし、灯具としては同じ天井用であっても、ソケット12が図25のように天井に対してある角度をもって取り付け固定されるものもあったり、あるいは図26に示すように壁と垂直に取り付けて用いる灯具11も存在する。
このような灯具11に対して、今までの蛍光灯の代用としてそのままこの発光素子を使用した照明器具を取り付けたのでは、発光素子から出る光の向きが床面を向かない。図25の場合には、実線矢印のように天井に対して真下ではなく30°〜45°程度傾いた方向となり、図26の場合には壁と直交する方向が光の到達方向となってしまい、効率的に生活空間を照らすことができない。
特許文献1に開示されているように広角照射が可能なLEDを使用したとしても、例えば図25のように天井に傾けて取り付ける場合や、図26のように壁に取り付けて使用する場合には、天井など不要な部分をも照明することになるから、光を有効に利用できない。
また、既存の灯具に装備された電源トランスでは、これより得られる駆動電圧が蛍光灯のワット数や使用管数によって相違する。蛍光灯の明るさが20W(ワット)であるときの駆動電圧は一般にAC100Vである。
これに対して、40Wの明るさを得る蛍光灯の場合、1灯式ではAC200Vがその駆動電圧として使用され、2灯式ではAC150V、3灯式では真ん中の蛍光灯に対してはAC200Vが使用され、両側の蛍光灯に対してはAC150Vが使用される場合が多い。
特開2008−130535号公報
http//www.connect-net.co.jp/02/keiko_led.htm
ところで上述したように、既存の蛍光灯における電源電圧(AC電圧)は、ワット数や使用管数、特に使用する管数によって150Vから200V程度までばらついている。そして、特に3灯式の場合には、蛍光灯を取り付ける場所によっても使用する電源電圧が相違する。そのため、既存の灯具や電源トランスなどを流用する場合には、発光素子を使用した照明器具にあっても、使用する電源電圧に対応した仕様になっていなければならない。
一方、発光素子を使用した照明器具においては、その光源に対する駆動電圧(印加電圧)は直流電圧であるため、照明器具には電源電圧(AC電圧)から直流の駆動電圧を得るための制御回路を搭載する必要がある。
これはこの種照明装置では、印加される駆動電圧が相違しても常に一定の光量で発光するのが好ましいからである。そのためには、AC電圧が変わり、照明装置に加わる駆動電圧が相違しても同じ光量が得られるように、駆動電圧を可変するなどの対応が必要になる。つまり、使用する管数が相違し、電源トランスから供給される電源電圧が相違しても、その相違に応じて一定の光量を発光するような照明器具をそれぞれ個別に用意する必要がある。
しかし、仕様に応じた照明器具を用意した場合、既存の電源仕様にマッチした照明器具を間違いなく購入する必要がある。そればかりか、3灯式では、電源仕様の異なる照明器具が必要になる他、照明器具を取り付ける位置が正確でなければならない。
これらの購入条件や取り付け条件はユーザにとっては、なかなか難しい問題である。できれば、使用する管数に拘わらず、共通に使用できて、使用する管数を意識することなく同じような光量が得られる照明器具であるのが好ましい。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、発光素子を使用した照明器具にあって、使用する管数などが相違しても、そのそれぞれが常に一定の光量を発光するような照明器具を提案するものである。
この発明に係る発光素子を使用した照明器具は、複数の発光素子からなる光源と、この光源の一方の電源端子に印加される直流駆動電圧の供給源と、この光源の他方の電源端子に接続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子に供給されるスイッチング信号を得る制御回路とからなる。
制御回路によって光源の光量が一定となるようにその電流値を制御する。
供給源である電源トランス100からの電圧(AC電圧)が150Vから200Vに変わると、この電圧変化に対してスイッチング信号のパルス幅が制御されてスイッチング素子を流れる電流が基準の値iaoとなるように制御される。
このPWM制御によって光源の発光光量が一定となり、ユーザは灯具に使用されている管数を気にすることなく、換言すれば光源に対する駆動電圧が相違する場合でも同一規格の照明器具を使用することができる。
光源を構成する発光素子の発光特性にバラツキがあったとしても、同様な制御によって光源の発光光量を一定に制御できる。
この発明では、複数の発光素子からなる光源と、この光源の一方の電源端子に印加される直流駆動電圧の供給源と、この光源の他方の電源端子に接続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子に供給されるスイッチング信号を得る制御回路とで照明器具を構成したものである。
そして、制御回路を使用して電源トランスからの電圧(AC電圧)が相違する場合でも光源を流れる電流を基準値となるように制御することで、光源の発光光量を一定にできる。これによって、ユーザは灯具に使用されている管数を気にすることなく、同一規格の照明器具を使用することができる特徴を有する。
この発明に係る発光素子を使用した照明器具の第1の実施例を示す要部の概略平面図である。 保護筒体の一例を示す断面図である。 複数の発光素子の接続配置例を示す図である。 断線時の使用状態を示す発光素子の接続図である。 図1の要部の断面図である。 封止体の側面図である。 その縦断面図である。 回転筒体の一例を示す断面図である。 押圧体の一例を示す断面図である。 照明器具の取り付け状態を示す図である(その1)。 照明器具の取り付け状態を示す図である(その2)。 光源の照明方向の調節位置関係を示す図である。 蛍光灯の説明図である。 ラピッド点灯方式の電源回路である。 グロー点灯方式の電源回路である。 本照明器具をグロー点灯方式の電源回路に適用した場合の接続図である。 本照明器具をラピッド点灯方式の電源回路に適用した場合の接続図である。 本照明器具に適用される制御回路の一例を示す接続図である。 第2の実施例を示す要部の断面図である。 封止体の左側面図である。 図19のE−E線上断面図である。 ゴムパッキン材の断面図である。 口金の側面図である。 既存の蛍光灯用灯具とソケットとの関係を示す図である(その1)。 既存の蛍光灯用灯具とソケットとの関係を示す図である(その2)。 既存の蛍光灯用灯具とソケットとの関係を示す図である(その3)。
続いてこの発明に係る発光素子を使用した照明器具(以下単に照明器具と言う)の一例を図面を参照して詳細に説明する。
図1はこの発明を適用した照明器具10の要部の構成図である。この照明器具10も、従来の蛍光灯と同じく筒状の器具本体10Aと、この器具本体10Aの左右両端に取り付けられた一対の口金10Bとで構成される。
口金10Bには一対の電極ピン62が植立され、これら一対の電極ピン62が後述する灯具11に設けられたソケット12(図10参照)の差し込み口に差し込まれて、灯具11に機械的に取り付け固定されると共に、電気的な接続が図られる。
器具本体10Aは、所定の長さと太さを有する保護筒体40を有し、この保護筒体40内に複数の発光素子からなる光源20が取り付け固定される。発光素子としては、発光ダイオード(LED)や、エレクトロルミネセンス(EL)効果を利用した有機EL素子などが利用される。発光色は任意に選定できるが、以下の例は、白色光を発するLEDを使用した場合である。本照明器具10を以下LED照明器具と称する。
保護筒体40は、図2に示すように半透明な樹脂で成型された一対のハーフ40A、40Bで構成され、両者が連結部42、42を介して合体されて筒状体となされる。半割りの保護筒体40を使用したのは、取り付け作業性を考慮したものであるが、もちろん一本の筒体を使用することもできる。
図2の例では、下ハーフ42B側に光源20が取り付け固定される。
光源20は、保護筒体40とほぼ同じ長さの取り付け基板30の一面30aに取り付け固定される。光源20は所定の明るさ(照度)を得るため、図3のようにn個のLEDが並列接続されたものを単位発光素子として、これらがm個直列接続されたものが使用される。
この例では、図3に示すようにn=3,m=54の場合であって、54個の単位発光素子22A〜22Mが直列接続されて1つの光源20となされる。このようにトータル162個のLEDを使用すると共に、直列接続された光源20の両端子24a,24bに所定の駆動電圧を印加することで、40W相当の明るさを得ることができる。
ところで、上述したLEDの並置配列を行うことによって、これら複数のLEDは図4のように接続されたことになる。
このように複数個、例えば図4のように3個のLEDを並列接続するのは、次のような理由による。同じ数のLEDを1個づつ直列に接続しても1つの光源20とすることができるが、このように単純に直列接続すると、直列接続された内の1つのLEDでも断線したりすると、光源20全体が発光しなくなる。つまり、1本の蛍光管が切れたのと同じ状態となってしまう。これでは、好ましくない。
そこで、図4のように複数個のLEDを並列接続しておき、それらを直列接続すれば、例えば並列接続された内の1つのLED例えば20aが断線して使用できなくなったとしても、他のLED20bおよび20cが健全である限り、光源20全体に亘り駆動電流を供給することができ、LED照明器具は点灯し続けることができる。明るさは、ほんの僅かではあるが暗くなる。しかし、認識できる程度の暗さにはならない。
図4の例では、1個のLEDの電圧降下分を3V(ボルト)とし、その定格電流が30mAのものを使用したとき、通常は20mAの電流をそれぞれのLEDに流すように構成する。このとき1個分のLEDが断線すると、残り2個のLEDにはそれぞれ30mAの電流が流れるが、何れも定格電流以内であるので、3個のLEDを並列接続して単位発光素子とした場合には、1個のLEDが断線しても光源20全体に電流を流し続けることができる。
取り付け基板30としてはプリント基板を使用することができ、この取り付け基板の一面(図2では下面30a側)に、図3に示すように一定の間隔Pを保持して並置した状態で複数のLED20a〜20n(n=162)が実装される。一定の間隔Pとしては2〜3mmが適当である。
取り付け基板30は図1に示すように、保護筒体40の内面に接するように、その内径よりも僅かに小さな幅となされているが、その幅や保護筒体40の内径などは任意である。取り付け基板30の上面30b側には、図2のように制御回路(CTL)130が実装されるが、これについては後述する。
制御回路130などから発する熱を効率よく放散させるためには、保護筒体40、特に上ハーフ40Aとしては放熱効果が高くなるようなコーティングを施すか、あるいは放熱効果が大きくなるように、ガラス粉末などを混入させた樹脂で成形することが考えられる。
保護筒体40および取り付け基板30の双方は、その両端が封止体50によって相互が連結されて固定される。一対の封止体50は同一構成であるので、左端部側の封止体50について説明する。
図5〜図7に示すように、この封止体50は一端側に環状凹部54を有した樹脂製の筒状胴部51で構成され、図の例ではその右端部側に筒状フランジ52が一体に設けられている。この筒状フランジ52との間には段部51aが形成され、この段部51aを利用して保護筒体40の端面が筒状フランジ52の外周面に嵌合されて、封止体50に連結される。
筒状フランジ52は図6のように半割された上下の筒状フランジ52a,52bとなされて、保護筒体40の端面が嵌合し易くなるようになされているが、連続するフランジとして構成することもできる。
図7に示すように筒状胴部51の中心は軸筒55となされ、この軸筒55を挟むように板状のストッパ59が一対植立されている(図6参照)。図5に示すように半割された筒状フランジ52aと52bとの間に介挿された取り付け基板30の端面を一対のストッパ59に当接させることで、保護筒体40に固定された取り付け基板30の位置だしを行っている。
筒状胴部51の環状内底56には、図5〜図7にそれぞれ示すように、所定の円周上に複数の係合孔57が等間隔に穿設されている。係合孔57は光源20の照射方向を調節するときに使用されるもので、詳細は後述する。図6の例では30°置きに12個の係合孔57(57a〜57l)が穿設される。係合孔57は特に貫通孔である必要はない。
封止体50の環状凹部54側には口金10Bが回動自在に連結される。口金10Bは筒状をなす金属製の有底管体であって、その有底部側には口金10B本体とは絶縁された一対の電極ピン62が植立され、これら電極ピン62に接続されたリード線が取り付け基板30に設けられた電源端子24a,24bに接続される。
口金10Bの開口部と封止体50の環状凹部54との間に調節部材80が介在される。
調節部材80は回転筒体80Aと連結部材80Bで構成される。回転筒体80Aは環状凹部54に内接するような大きさに選定される。そのため、図8に示すように一端が開口され、他端部が有底部82となされた筒体であり、回転筒体80Aの外径は環状凹部54の内径とほぼ等しくなるようにその大きさが選定される。
有底部82の中心部には封止体50に設けられた軸筒55の外周に装着できる大きさの透孔86が穿設されている。回転筒体80Aの長さは口金10Bの長さより僅かに長く、回転筒体80Aを環状凹部54内に装着した状態で、口金10Bの開口端面が筒状胴部51と衝合するような長さに選定される。
図8にも示すように、有底部82の外面82aには、上述した係合孔57と対峙する位置であって、この係合孔57に係合するような太さと長さを有した係合突起84が設けられる。この係合突起84は180°の間隔で一対設けられる。
回転筒体80Aは封止体50に対して回動自在に連結される。そのため、この回転筒体80Aは連結部材80Bを介して封止体50に連結される。
連結部材80Bは押圧体90と押圧バネ96とで構成される。押圧体90は図5および図9に示すように、筒状体であり、その先端部には一対の係止爪92が設けられ、他端部にはリング状の押圧フランジ94が設けられたものである。
押圧体90の筒状外径は図5および図7に示すように、軸筒55に設けられた小径部55a内に嵌着できる太さとなされると共に、押圧体90の長さは、内径段部55bに係止爪92が係止できる長さに選定される。
こうすることで、押圧フランジ94は軸筒55の端面と対接した状態で軸筒55に嵌合される。したがって押圧フランジ94は軸筒55の外径よりも僅かに大きい。
なお、図9に示すように押圧フランジ94には係止爪92に対応した位置に一対の透孔95が設けられているが、これは押圧体90を一体成形するときに必要な逃げ孔である。
図5に示すように環状凹部54内に回転筒体80Aを装着すると共に、軸筒55の外周面に押圧バネ96を介挿した状態でこの軸筒55内に押圧体90を嵌着する。そして、回転筒体80Aに口金10Bを嵌着固定する。
こうすれば、口金10Bは封止体50に対して弾性的に連結されたことになり、口金10Bは常時封止体50側に弾性的に偏倚された状態にあり、係合突起84は係合孔57に係合した状態となっているから、口金10Bの回動は阻止された状態にある。
これに対して、図5のように矢印Aのように口金10Bを引っ張れば、係合突起84と係合孔57との係合が解除されるため、口金10Bは封止体50に対してフリーな状態となり、封止体50を含む器具本体10Aと口金10Bとの連結関係がフリーになる。
これによって、器具本体10Aの口金10Bに対する相対位置を自由に(この例では30°間隔で)調節することができる。器具本体10Aには光源20が固定されているので、器具本体10Aの口金10Bに対する相対位置を調節できることは、光源20の照射方向つまりLED照明器具10の照明方向を任意に調節できることを意味する。
口金10Bはソケット12に差し込まれると灯具11にその取り付け位置が固定されるものであるから、例えば図10に示すような灯具11の場合にはソケット12が天井に対して斜めに取り付けられているため、この場合には器具本体10Aを回転させて光源20の照射方向が鎖線矢印方向となるように、器具本体10Aと口金10Bの相対位置関係を調節した状態でLED照明器具10が灯具11に取り付けられる。
図11に示す灯具11の場合には、器具本体10Aと口金10Bの相対位置関係が90°となるように調節した上でLED照明器具10が灯具11に取り付けられる。
器具本体10Aに対する口金10Bの相対調節位置を分かり易くするため、この例では図1および図12に示すように、口金10Bには基準となるマーク64が刻印され、一方このマーク64と対峙する封止体50の筒状胴部51の周面には、係合孔57の位置に合わせて30°ごとにマーク66が刻印されると共に、左右回転の識別ができるような調節角度情報68が刻印されている。
ユーザはこの相対的な調節角度情報68を確認しながら、同じ角度だけ左右の口金10Bを回して調節した上で取り付け作業に移ることになる。調節角度情報68を確認しながら取り付け作業を行うことで、左右の口金10Bを反対方向に調節してしまうような初歩的な間違いを回避できる。
続いて、この発明に使用される制御回路について図13以下を参照して説明する。
まず、従来の蛍光灯は図13のように管体内の左右両極にフィラメント69を有し、それぞれが電極ピンに接続されている。従来においても蛍光灯に対する電源回路が設けられる。点灯方式がラピッド方式であるときの電源回路例を図14に示す。
ここで、説明の都合上左側の電極ピン62に符号62aと62bを付し、右側の電極ピン62に符号62cと62dを付す。同様に、左側のソケット12のピン差し込み端子(以下端子という)に記号aとbを付し、右側のソケット12の端子に記号cとdを付す。
ラピッド方式の場合には、電源トランス100の入力端子102に、交流100Vか200Vが加わる。一次コイル104の両端には照明器具に印加されるAC電圧(150Vあるいは200V)が得られ、これがソケット12に設けられた一方の端子bとdに印加される。また、二次コイル106,108より得られる所定のフィラメント駆動電圧(4V程度)がソケット12の他方の端子aとcに印加される。
この発明では、このような既存の電源回路用電源トランスをそのままLED照明器具10の電源回路として利用できるように工夫する。
まず、LED照明器具10内に設置された制御回路130と、口金10Bに植立された電極ピン62との関係は、図14に示すように例えば電極ピン62aが制御回路130に対する電源端子24aに接続され、電極ピン62dが他方の電源端子24bに接続されたものとなっているものとする。
制御回路130内で生成された直流駆動電圧Vaが光源20に印加される。AC電圧が150Vであるときは、その1.4倍の210V程度の駆動電圧Vaとなり、200Vであるときは、280V程度の駆動電圧Vaとなる。
このようにLED照明器具10にあっては、原理的には左側の口金10Bに植立された一方の電極ピン62aと、右側の口金10Bに植立された一方の電極ピン62dとの間のみ光源20に対する駆動電圧が印加される構成である。そうした場合、ラピッド方式の場合には、端子aとd若しくは端子bとcとの間にしか点灯用の駆動電圧が印加されないが、端子aとb間および端子cとd間は、二次コイル106、108を介してそれぞれが接続されているので、端子a〜dのそれぞれに点灯用のAC電圧が印加された状態となっている。
そのため、図14のようにソケット12にLED照明器具10を差し込んだ時はもちろんのこと、端子bに電極ピン62aが差し込まれ、端子dに電極ピン62dが差し込まれたような場合でも、電極ピン62aと62dの間には所定のAC電圧が印加される。その結果、このAC電圧を整流した直流電圧を駆動電圧Vaとして光源20に印加すれば、電極ピンの差し込み方に拘わらずLED照明器具10を点灯させることができる。
一方、点灯方式がグロー方式であるときには、図15の例では、端子bとdとの間にグロー放電管110が介在されると共に、昇圧用の一次コイル104のみを有した電源トランス100が使用される。LED照明器具10の場合にはグロー放電管110を外して使用する。
そのため、端子bとdは完全に解放されているから、例えば図のようにLED照明器具10をソケットに取り付けたときには、このLED照明器具10にはAC電圧が全く印加されないことになる。したがって、LED照明器具10の取り付け方次第によって点灯したり、しなかったりすることになる。
しかし、本来ならばどのような取り付け方でも点灯した方が好ましく、さらには点灯方式に拘わらず安全に点灯した方が好ましい。つまり、ラピッド方式の電源回路を備えた灯具であっても、グロー方式の電源回路を備えた灯具であっても、共通して使用できるLED照明器具10であることが好ましい。
そのためには、図16のように電極ピン62aと62bの間および電極ピン62cと62dの間を結線する。好ましくはフューズFa、Fbを介して結線する。こうすると、グロー方式の場合には図16に示すように端子aとbの間はフューズFaを介して結線され、端子cとdの間も他方のフューズFb介して結線されていることになる。したがって、
端子a→電極ピン62b→フューズFa→制御回路130→電極ピン62d→端子c
のルートでAC電圧を制御回路130に供給できる。
この逆の差し込み方でも、
端子a→電極ピン62a→制御回路130→フューズFb→電極ピン62c→端子c
のルートでAC電圧を制御回路130に供給できる。
一方、ラピッド方式の場合には、図17に示すように端子aとbの間は二次コイル106を介して結線され、端子cとdの間も他方の二次コイル108を介して結線されていることになる。したがって、
一次コイル104→二次コイル106→端子a→電極ピン62a→フューズFa→電極ピン62b→端子b→一次コイル104
の電流ループが形成される。
ここで、LED照明器具10に流れる電流を170mAとしたとき、ラピッド方式におけるフィラメント(ヒータ)69に流れる電流は550mA以上となるから、この電流(550mA)によってフューズFaが溶断する。
同様に、
一次コイル104→二次コイル108→端子c→電極ピン62c→フューズFb→電極ピン62d→端子d→一次コイル104
の電流ループが形成されるため、そのとき流れる電流によってフューズFbも溶断する。
フューズFa,Fbが溶断しても端子aと電極ピン62aとが接続されており、端子dと電極ピン62dとが接続されているので、制御回路130にはそれぞれ所定のAC電圧を供給できる。
このように、ラピッド方式の場合には、フューズFa,Fbがそれぞれ溶断されてLED照明器具10の内部回路は断線し、この断線によって二次コイル106,108には電流が流れなくなる。これによって使用中、二次コイル106,108が過度に加熱されるようなおそれがなくなる。
図17とは逆の差し込み方でも、
一次コイル104→二次コイル106→端子a→電極ピン62b→フューズFa→電極ピン62a→端子b→一次コイル104
の電流ループが形成されるため、そのとき流れる電流によってフューズFaが溶断する。 同様に、
一次コイル104→二次コイル108→端子c→電極ピン62d→フューズFb→電極ピン62c→端子d→一次コイル104
の電流ループが形成されるため、そのとき流れる電流によってフューズFbも溶断するから、前と同じ結果となる。
このように、フューズFa、Fbを介在させることで、既存の点灯方式によらず、このLED照明器具10を使用できるようになるので、ユーザは点灯方式の違いを確認する作業を省ける。フューズFa、Fbに代えて正特性サーミスタなどを使用すれば、ラピッド方式とグロー方式との間を交互に使用することができる。
なお、点灯方式がインバータ方式の場合には、その内部回路が器具メーカによって異なる制御方式を採用している場合が多いので、インバータ方式の灯具に適用する場合には、別途用意された電源回路用電源トランスを使用することになる。
図18はこの発明を適用できる制御回路130の一例を示す。制御回路130は上述したように電圧変換機能を有する。図18のように、電極ピン62aと62bとの間にはフューズFaが接続され、電極ピン62cと62dとの間にはフューズFbが接続される。
これらフューズFa,Fbに代えて自己復帰形の正特性サーミスタなどを使用すれば、ラピッド方式の灯具から外したLED照明器具10を、そのままグロー方式の灯具に取り付けて使用することができる。
つまり、グロー方式の場合には170mA程度の電流では正特性サーミスタの温度が上がらず、それに伴ってこの正特性サーミスタの抵抗値も大きくならないから正特性サーミスタを介した電路が形成される。しかし、ラピッド方式の場合には550mA以上の電流が流れるので正特性サーミスタが発熱して自己抵抗が非常に大きくなる。これによって二次コイル106,108に流れる電流が制限されて加熱されにくくなり、電源トランス100の安全性を確保できる。
この例では電極ピン62aと62bとに印加されたAC電圧は、フューズFcと電源オン時における電流制限用のサーミスタを介してノイズ軽減回路131に供給される。40Wの明るさとなるようにするには、上述したようなLEDを使用するときには162個程度必要になるので、この場合には150Vあるいは200VのAC電圧が必要である。これに対して20W程度の明るさであるときには、100VのAC電圧で差し支えない。
ノイズ軽減回路131はコンデンサC1とバリスターSA1との並列回路で構成される。ノイズ軽減回路131を介して、AC電圧はブリッジ接続されたダイオードとコンデンサC2とで構成された第1の整流・平滑回路132に供給される。
第1の整流・平滑回路132は光源20に対する直流の駆動電圧Vaを得るためのもので、上述した例では162V以上の駆動電圧Vaとなるように設定される。
ここで、上述した光源20を構成する単位発光素子の電圧降下分が3Vであるときには、これを54個直列接続すると、光源20全体には162V以上の駆動電圧Vaを印加する必要がある。そして、光源20の明るさ(照度)を一定に保持するには光源20を流れる電流を一定値に制御する必要がある。
図18に示す構成例の場合には、光源20に印加される電圧をPWM制御することで、光源20を流れる電流iaを一定値に制御する構成が採用されている。光源20が必要とする直流駆動電圧の供給源は第1の整流・平滑回路132であって、ここで得られた駆動電圧Vaが光源20側に供給される。
上述したように灯具11に装備された電源トランス100から出力されるAC電圧は150Vまたは200Vであり、その値が使用される管数によって相違するので、駆動電圧Vaもそれに応じて変化する。
この電圧変化分に拘わらず一定の光量を発光させるため、換言すれば駆動電圧Vaの電圧変化分を吸収するために、制御回路130には光量制御回路150が設けられている。まず、光量制御回路150に対する電圧供給系から説明する。
電極ピン62aと62bとの間に供給されたAC電圧は第2の整流・平滑回路134に供給されて、低電圧この例では後段のツエナーダイオードZD1によって5.6V程度の駆動電圧Vbに制限される。
第2の整流・平滑回路134もブリッジ接続されたダイオードとコンデンサC5とで構成されるが、その入力系にはコンデンサC3,C4をAC電圧に対するインピーダンス素子として機能させる並列回路構成のインピーダンス回路136,138が設けられている。
コンデンサC3,C4を入力電圧(その周波数は50Hzまたは60Hz)に対するインピーダンス素子として働かせることで、発熱を伴うことなく、低電圧となされた駆動電圧Vbを得ることができる。インピーダンス回路136,138はまた、コンデンサC3,C4に対して並列接続された抵抗器R1,R2を利用した放電回路としても機能する。
駆動電圧Vbは5V以上の電圧であるが、これがさらに電圧安定化回路140に供給されて安定化された5V程度の駆動電圧Vcとなされる。駆動電圧Vcは光量制御回路150を構成するPWM制御回路152の電源電圧として供給される。
光量制御回路150は、LED照明器具10に加わるAC電圧が変わったり、光源20の発光特性が変動したりした場合でも常に一定の明るさとなるようにするための制御回路である。AC電圧は、ワット数、点灯方式、管数によって変化する。
例えば20WのものではAC100Vであるが、40Wの場合には1灯式では200V,2灯式では150V、3灯式では150Vと200Vの双方が使用されるように、照明器具によってAC電圧にバラツキがあるからである。
本例では、光量制御回路150は、光源20に印加される駆動電圧VaをPWM変調(Pulse Width Modulation)することで、一定の光量を得るようにしている。
そのため、図18に示すようにこの光量制御回路150にあっては、光源20に対する電源路にトランジスタなどのスイッチング素子Qaを接続し、このスイッチング素子Qaをスイッチングすることで、駆動電圧VaをPWM制御する。
光源20に設けられた電源端子24aには駆動電圧Vaが印加されると共に、電源端子24bと接地間にスイッチング素子(この例ではパワーFET)Qaが接続され、そのエミッタに流れる電流iaが抵抗器R3を介してPWM制御回路152に供給される。この例ではPWM制御回路152としてマイコン(例えばPIC2F615)が使用され、その1つの入力端子1にエミッタ電圧が入力電圧として供給される。
PWM制御回路152では、所定周波数のPWMスイッチング信号が生成される。PWM制御回路152のスイッチング周波数としては、30kHz位の高周波信号を使用しているが、その数値は一例に過ぎない。そして、PWM制御回路152では電流iaが一定値(基準値iao)となるようなパルス幅を有したPWMスイッチング信号が出力端子2より抵抗器R4を介してスイッチング素子Qaのベースに供給される。
PWMスイッチング信号のパルス幅のデューティーサイクルを制御することで、スイッチング素子Qaのオン期間を制御できるから、これで電流値を一定にコントロールできる。
光量制御回路150としてPWM制御方式を採用した場合、スイッチング素子Qaのオフとなっている期間でも光源20には駆動電圧Vaを継続して印加する必要がある。そのためこの例では、光源20の電源端子24a側にインダクタンス素子であるコイルL(図ではLaとLb)を接続すると共に、このコイルLと電源端子24bとの間に、そのアノードが電源端子24b側となるようにダイオードDaを接続した起電力発生回路160を設ける。
スイッチング素子Qaがオフすると、コイルLa、Lbには逆起電力(逆起電圧)が発生する。この逆起電力を利用して光源20およびダイオードDaを介した閉ループ(電流ループ)162を形成する。こうすれば、スイッチング素子Qaがオフの期間でも光源20には逆起電力が光源20に対する駆動電圧として印加されるから、光源20は常に点灯状態となる。しかも、光源20に流れる電流iaはPWM制御回路152の働きで常に一定に制御されるので、その明るさも一定(光量一定)となる。
なお、どの程度の明るさに制御するかは、予めPWM制御回路152にその制御値をセットしておく。例えばAC電圧が150Vのときの駆動電圧Vaが光源20に印加されたときに、目的の明るさ(基準光量)となる電流iaoを求め、この電流iaoが得られたときのPWMスイッチング信号におけるパルス幅のデューティー比をプリセットする。光源20の明るさは照度計を用いて測る。LED20a〜20nの発光特性にはバラツキがあるからである。プリセット情報は外部プリセット端子154を使用して入力する。
こうすれば、AC電圧が200Vとなったとしても、基準光量となるようにPWMスイッチング信号のデューティー比が制御される。つまり、この場合にはPWMスイッチング信号としては、スイッチング素子Qaのオン期間を短くするようなパルス幅に制御されたものとなっている。
こうすれば、光源20を構成するLED20a〜20nの発光特性にバラツキがあったとしても、上述したと同様に光源20全体の光量が基準光量となるように制御される。
また、明るさを微調整したいときは、PWM制御回路152の制御端子3に供給される制御電圧を調節する。この制御電圧は可変抵抗器VR1によって微調整できる。
このようにこの制御回路130にあっては、第1にフューズFa,Fbを用いることでラピッド方式とグロー方式の何れの点灯方式にも対応したLED照明器具とすることができ、第2に第2の整流・平滑回路134に対してコンデンサC3,C4によるインピーダンス回路136,138を設けることで発熱を伴うことなく、100V以上のAC電圧を5V程度の駆動電圧Vbまで落とすことができ、第3に光量制御回路150を搭載することで、光源20に印加される駆動電圧を生成するためのAC電圧が相違しても、光源20の明るさを常に一定に制御することができ、第4に起電力発生回路160をPWM制御系に追加して、このPWM化された駆動電圧をそのまま利用することで、光量制御と同時に光源20の常時点灯を確保できるなどの機能を達成できる。
上述した第2の特徴によって、制御回路130からの発熱を抑制できるので、この制御回路130を図2のように保護筒体40内に組み込まれた取り付け基板30に実装しても特に問題は起きない。
上述した第3の特徴は、既存の灯具11に使用されている管数の多少に拘わらず同じLED照明器具10を使用できることを意味する。したがって、3灯式であっても同じLED照明器具10を使用できるから、管数を気にすることなく同一規格のLED照明器具10を用いて、バラツキのない光量で全てのLED照明器具10を発光させることができる。
図19以下に第2の実施例について説明する。第1の実施例との相違点は、保護筒体40の両端に取り付けられる口金連結手段としての封止体200および口金220そのものの構造の違いである。
図19に示すように、封止体200は保護筒体40の端面側から嵌着される筒状の筒体嵌合部200Aと、保護筒体40の端面より外部に突出した筒状の口金装着部200Bとで構成される。
筒体嵌合部200Aと口金装着部200Bとの連結部には筒体嵌合部200Aよりも径大で、保護筒体40と同径となされた照明方向調節部材の一部として機能する環状の鍔部(フランジ)210が設けられている。
筒体嵌合部200Aは、その両端が開口された所定の肉厚を有する筒状体であって、半割構成である。半割された切り込み部213の幅は上述した取り付け基板30の板厚よりも若干広目となされ、取り付け基板30の端面側を装着固定できるようになっている。
筒体嵌合部200Aの外径は保護筒体40の内径とほぼ等しくなされると共に、その外周面には半ばより後方に向かって複数の凹部、この例では図21にも示すようにほぼ120°の角間隔を保持して3つの凹部211が穿設されている。
凹部211は球体240を配置(設置)するためのもので、前方に向かって多少の傾斜が付けられており、しかも軸方向に対しては球体240の直径よりも多少長目の凹部となっている。球体240は筒体嵌合部200Aの抜け止めとして使用する。そのため、球体240は凹部211に配置された状態で、筒体嵌合部200Aの外径よりも僅かに突出するような直径を有した弾力性のあるゴム材や樹脂成型品が使用される。
筒体嵌合部200Aの外周にはゴムパッキン材230が装着される。ゴムパッキン材230は図19および図22のように筒体嵌合部200Aのうち鍔部210側よりの外径とほぼ同じ内径を有する環状体である。このゴムパッキン材230は保護筒体40の外径とほぼ同じ外径となされ、筒体嵌合部200Aを保護筒体40に嵌合させたとき、保護筒体40とゴムパッキン材230とが面一となるように設計されている。
ゴムパッキン材230にあって、凹部211に対応した位置には筒体嵌合部200A側に突出した凸部232が設けられている。球体240の周面をその凸面で押圧できるようにこの凸部232は、凹部211内にはめ込める大きさと長さに選定される。そのため、凸部232の部分のみゴムパッキン材230は肉厚となっている(図22参照)。
筒体嵌合部200Aと一体化された口金装着部200Bは、後端縁側の一部が閉塞された筒状体であって、照明方向調節部材の一部としても機能する。図20に示すように後端縁側を一部閉塞するように横長で所定幅となされた短冊状の板体201は後述するようにスプリング受け板として機能する。スプリング受け板201のほぼ中央部(筒体の軸心部)には貫通孔202が穿設されている。
スプリング受け板201の上下はほぼ半円状の空孔203となされているが、この空孔203は後述する電極ピン250の挿入孔として使用される。電極ピン250の挿入孔として機能するため、空孔203の形状は円形などでもよい。
鍔部210の右端側面は図19に示すように上述したゴムパッキン材230の端面と接している。鍔部210の平坦面には図20に示すように複数の、この例ではほぼ30°間隔で方形状をなす係合孔215が複数穿設されている。またこれら係合孔215の内面であって筒体嵌合部200Aと口金装着部200Bとの連結部分には段部217が形成されている。これらの段部217は後述する口金220を装着するときのストッパとして機能する。
口金220は有底筒状体であって樹脂製である。口金220の内径とその長さは口金装着部200Bの外径と長さにほぼ等しい。そして、図23のようにほぼ180°の間隔を保持して一対の係合片236が設けられている。係合片236は係合孔215と係合できる程度の大きさとなされる。
口金装着部200Bを構成する筒状体の長さは図19に示すように、係合片236が段部217に当接したとき、口金220が口金装着部200Bに完全に装着されるような長さに選定される。
口金220の有底部220aには口金の内部に延びる胴部221が設けられる。胴部221は上述した貫通孔202を貫通できる大きさであって、筒体嵌合部200Aまでは到達しない長さに選定される。胴部221を挟んでその上下には一対の電極ピン250が植立される。電極ピン250はインサート成形若しくは圧入によって有底部220aに固定される。
口金220は口金装着部200Bの外周面に装着される。このとき、一対の係合片236が対応する係合孔215に係合するように装着される。口金220を装着した後は、図19に示すように胴部221の回りにスプリング222を装着してからワッシャー234を介してネジ235で止める。
このようにスプリング222を介在させることで、口金220は口金装着部200Bに対して回動自在に嵌着されたことになる。そして、電極ピン250はリード線252によって取り付け基板30の端子24a、24bに接続される。
封止体200は、図19に示すようにこれに口金220を装着した状態でゴムパッキン材230および球体240をそれぞれ介して保護筒体40の端面側から嵌合される。筒体嵌合部200Aを保護筒体40側に一旦嵌合すると、球体240と凹部211における傾斜部の作用で保護筒体40内面との密着性がよくなって、筒体嵌合部200Aつまり封止体200は簡単には抜けなくなる。これは、図19の矢印B方向への力が加わると、球体240が凹部211の傾斜面側に押されるため、球体240が保護筒体40の内面により密着するように作用するからである。
一方、スプリング222に抗して口金220を矢印B側に引くと、係合片236が係合孔215から外れるので、口金220は口金装着部200Bに対して自在に回動できる状態となる。口金220を矢印C側若しくはこれと反対側に回動させることで、保護筒体40に対する電極ピン250のピン突出位置をこの例では30°単位で調節できる。これによって、第1の実施例と同じように光源の照射方向(照明方向)を自在に調節できる。
この発明は、工場、店舗から一般の家屋まで、何れの場所においてもその照明器具として使用することができる。
10・・・照明器具
10A・・・器具本体
10B,220・・・口金
20・・・光源
20A〜20M・・・発光素子
30・・・取り付け基板
40・・・保護筒体
50,200・・・封止体
54・・・環状凹部
80・・・調節部材
80A・・・回転筒体
80B・・・連結部材
84・・・押圧体
86・・・押圧バネ
100・・・電源トランス(安定器)
130・・・制御回路
132,134・・・整流・平滑回路
136,138・・・インピーダンス回路
152・・・PWM制御回路
Qa・・・スイッチング素子
160・・・起電力発生回路
200A・・・筒体嵌合部
200B・・・口金装着部
210・・・鍔部
220・・・口金
230・・・ゴムパッキン材
240・・・球体
222・・・スプリング

Claims (4)

  1. 複数の発光素子からなる光源と、
    この光源の一方の電源端子に印加される直流駆動電圧の供給源と、
    上記光源の他方の電源端子に接続されたスイッチング素子と、
    このスイッチング素子に供給されるスイッチング信号を得る制御回路とからなり、
    上記制御回路によって上記光源の光量が一定となるように制御される
    ことを特徴とする発光素子を使用した照明器具。
  2. 上記制御回路は、PWM制御回路であって、基準光量であるときのPWMスイッチング信号をプリセットするためのプリセット情報入力端子が上記制御回路に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の発光素子を使用した照明器具。
  3. 上記一対の電源端子の間には、起電力発生回路が設けられ、
    上記スイッチング素子がオフの期間に、上記起電力発生回路で発生した逆起電圧が上記光源にその駆動電圧として印加される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の発光素子を使用した照明器具。
  4. 上記発光素子は発光ダイオード、有機EL素子である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか記載の発光素子を使用した照明器具。
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