JP2014157744A - 発光回路、発光モジュール及び照明装置 - Google Patents

発光回路、発光モジュール及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回路部品点数を低減しつつ調光による発光色の変化が可能な発光モジュール及び照明装置を提供する。
【解決手段】LEDモジュール100は、直列に接続された複数のLED111で構成され第1分岐電流I1が流れるLEDアレイ111Aと、直列に接続された複数のLED121で構成され第2分岐電流I2が流れるLEDアレイ121Aと、LEDアレイ121Aに直列に接続され、LED111の数だけ順方向電圧Vt1が加算された電圧である第1順方向加算電圧と、LED121の数だけ順方向電圧Vt2が加算された電圧である第2順方向加算電圧との差分電圧に応じて第2分岐電流I2を流させるトランジスタ122とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含む発光回路、発光モジュール、及び当該発光モジュールを備えた照明装置に関する。
従来、調光機能を有する照明装置が広く利用されている。例えば、白熱電球を用いた照明装置では、光源であるフィラメントに流れる電流の大きさを変化させることで、照明装置を調光できる。ところで、例えば、白熱電球を暗い状態から明るい状態とする調光時において、白熱電球の発光色はオレンジ色から白色へと変化する。これは、白熱電球の発光色がフィラメントの温度等により変化し、白熱電球の発光の色温度は、フィラメントの温度が低いほど小さくなるためである。なお、フィラメントの温度は、フィラメントに流れる電流の大きさにより変化する。
一方、近年、白熱電球の代替品として、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を有する発光モジュールを利用した照明装置が普及しつつある。一般に、LEDチップに流れる電流の大きさを変化させても、LEDチップの発光色は変化しない。これは、LEDチップの発光色はLEDチップを構成する半導体材料のバンドギャップに依存し、電流の大きさに依存しないためである。そのため、調光機能を有する従来の照明装置において、LEDを光源として利用するランプ(以下、LEDランプと記載する。)を白熱電球の代替品として用いると、調光時におけるLEDランプの発光色に対して、ユーザが違和感を持つ恐れがある。
これに対して、特許文献1では、LEDを用いても発光色を変化できるLEDモジュールが提案されている。
図11は、特許文献1に記載された従来のLEDモジュールの回路図である。同図に示されるように、LEDモジュール900において、赤色LED921a、921b、921c、・・・、921d、921e及び921fが直列に接続された赤色LEDアレイ921と、白色LED922a、922b、・・・、922c、922dが直列に接続された白色LEDアレイ922とが並列に接続されている。なお、白色LEDアレイ922には、バイポーラトランジスタ924及び抵抗素子926が直列に接続されている。バイポーラトランジスタ924のベース端子は、抵抗素子925を介して可変電圧源927に接続されている。また、バイポーラトランジスタ924のコレクタ端子は、白色LED922dのカソード端子に接続され、エミッタ端子は、抵抗素子926に接続されている。
LEDモジュール900は、可変電流源933に接続されている。交流電源931から供給された交流電力は、AC/DCコンバータ932で交直変換され、可変電流源933に供給される。従って、LEDモジュール900には、可変電流源933から電流が供給される。
LEDモジュール900では、バイポーラトランジスタ924のベースエミッタ間の電圧を変化させることでベース電流を変化できる。ここで、バイポーラトランジスタ924のベース電流が大きくなるほど、コレクタ電流が大きくなり、白色LEDアレイ922に流れる電流は大きくなる。可変電流源933から供給される電流のうち、白色LEDアレイ922に流れる電流を大きくすると、赤色LEDアレイ921に流れる電流が相対的に小さくなり、LEDモジュール900の発光色が白色へと近づく。一方、白色LEDアレイ922に流れる電流を小さくすると、赤色LEDアレイ921に流れる電流が相対的に大きくなり、LEDモジュール900の発光色がオレンジ色へと近づく。
特開2009−9782号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたLEDモジュールでは、調光に伴ってLEDモジュール900の発光色を変化させるには、バイポーラトランジスタ924のベースエミッタ間の電圧を適宜指示する必要がある。このベースエミッタ間の電圧を適宜指示するための構成として、可変電流源933からの電流供給線のみならず、抵抗素子925に印加電圧を適宜指示するための信号線、可変電圧源927及び抵抗素子926などの回路要素が必要となる。つまり、調光に伴ってLEDモジュール900の発光色を変化させるためには、付加すべき回路要素が多くなるという課題がある。
また、付加すべき回路要素が多いという上記問題は、調光に伴い発光色を変化させる場合のみでなく、配光特性の異なる複数のLEDアレイを配置して、調光に伴い配光性を変化させる場合にも同様に発生する。つまり、上記課題は、複数のLEDアレイを配置することにより、調光に伴い発光色の変化や配光性の変化といった、発光に伴う演出効果を発揮させる場合に生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、回路部品点数を低減しつつ調光に伴う発光演出効果を発揮させることが可能な発光回路、発光モジュール及び照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る発光回路の一態様は、可変電流が流れることにより当該可変電流に応じた発光をする発光回路であって、第1発光素子または直列に接続された複数の前記第1発光素子で構成され、前記可変電流の第1分岐電流が流れる第1発光部と、第2発光素子または直列に接続された複数の前記第2発光素子で構成され、前記可変電流と前記第1分岐電流との差分電流である第2分岐電流が流れる第2発光部と、前記第2発光部に直列に接続され、前記第1発光部を構成する前記第1発光素子の数だけ前記第1発光素子が発生する順方向電圧が加算された電圧である第1順方向加算電圧と、前記第2発光部を構成する前記第2発光素子の数だけ前記第2発光素子が発生する順方向電圧が加算された電圧である第2順方向加算電圧との差分電圧に応じて前記第2分岐電流を流させる電流制御素子とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記第1発光素子は、第1発光色で発光し、前記第2発光素子は、前記第1発光色とは異なる第2発光色で発光するとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記第1発光部の配光特性は、前記第2発光部の配光特性と異なるとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記第1発光部を構成する前記第1発光素子の配列状態と、前記第2発光部を構成する前記第2発光素子の配列状態とが異なることにより、前記第1発光部の配光特性と前記第2発光部の配光特性とが異なるとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記電流制御素子は、第1端子、第2端子及び制御端子を有し、前記第1端子及び前記第2端子が前記第2分岐電流の経路上に配置され、前記制御端子に入力される制御信号により、前記第1端子と前記第2端子との間に発生する前記差分電圧に対応した前記第2分岐電流を流すとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記電流制御素子は、NPNバイポーラトランジスタであり、前記制御端子は、ベース端子であり、前記第1端子はコレクタ端子であり、前記第2端子はエミッタ端子であり、前記第1端子は、前記第2端子よりも前記第2分岐電流の経路の高電位側に配置され、前記制御端子と前記第1端子とは抵抗素子を介して接続されているとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記電流制御素子は、PNPバイポーラトランジスタであり、前記制御端子は、ベース端子であり、前記第1端子はエミッタ端子であり、前記第2端子はコレクタ端子であり、前記第1端子は、前記第2端子よりも前記第2分岐電流の経路の高電位側に配置され、前記制御端子と前記第2端子とは抵抗素子を介して接続されているとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記第1発光部は、アノード側である第1アノード端子と、カソード側である第1カソード端子とを有し、前記第2発光部は、アノード側である第2アノード端子と、カソード側である第2カソード端子とを有し、前記第1端子と前記第1アノード端子とが、前記可変電流を供給する可変電流源の高電位側端子に接続され、前記第2端子と前記第2アノード端子とが接続され、前記第1カソード端子と前記第2カソード端子とが、前記可変電流源の低電位側端子に接続されているとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記電流制御素子は、抵抗素子であるとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記第1発光部は、アノード側である第1アノード端子と、カソード側である第1カソード端子とを有し、前記第2発光部は、アノード側である第2アノード端子と、カソード側である第2カソード端子とを有し、前記第1アノード端子と前記抵抗素子の一端とが、前記可変電流を供給する可変電流源の高電位側端子に接続され、前記第2アノード端子と前記抵抗素子の他端とが接続され、前記第1カソード端子と前記第2カソード端子とが、前記可変電流源の低電位側端子に接続されているとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記可変電流の変化に対する前記第2分岐電流の変化率は、前記変化に対する前記第1分岐電流の変化率よりも小さいとしてもよい。
また、本発明に係る発光回路の一態様において、前記第1発光色は白色であり、前記第2発光色は赤色であるとしてもよい。
また、本発明に係る発光モジュールの一態様は、実装基板と、前記実装基板上に形成された、上記記載の発光回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置の一態様は、交流電源を用いて調光度を表す交流調光信号を生成する調光器と、前記交流調光信号に応じて前記可変電流を生成する可変電流源と、前記可変電流源から前記可変電流を受ける上記記載の発光モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明に係る発光回路、発光モジュール及び照明装置によれば、第2分岐電流の経路上に設けられた電流制御素子により、可変電流の変化に対する第2分岐電流の変化率は第1分岐電流の変化率よりも小さくなるので、可変電流の変化に対して第1分岐電流と第2分岐電流との比率が変化する。よって、信号線などの配線及び回路部品を低減しつつ輝度変化に連動した発光演出効果を発揮することが可能となる。
実施の形態1に係るLEDモジュールを備えるランプを含む照明装置の断面図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの斜視図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの回路構成図である。 抵抗素子の抵抗値が100kΩの場合の、実施の形態1に係るLEDモジュールの電流特性を表すグラフである。 抵抗素子の抵抗値が220kΩの場合の、実施の形態1に係るLEDモジュールの電流特性を表すグラフである。 抵抗素子の抵抗値が390kΩの場合の、実施の形態1に係るLEDモジュールの電流特性を表すグラフである。 実施の形態1に係るLEDモジュールの第1の色温度特性を表すグラフである。 実施の形態1に係るLEDモジュールの第2の色温度特性を表すグラフである。 交流調光信号における導通位相角を説明する図である。 実施の形態2に係るLEDモジュールの回路構成図である。 実施の形態2に係るLEDモジュールの電流特性を表すグラフである。 実施の形態3に係るLEDランプの斜視図である。 実施の形態3に係るLEDモジュールにおける部品配置レイアウト図を示す第1の例である。 実施の形態3に係るLEDモジュールにおける部品配置レイアウト図を示す第2の例である。 実施の形態3に係るLEDモジュールの光路を表す断面概略図である。 実施の形態3に係るLEDランプの照度比で表された配光曲線図である。 実施の形態3に係るLEDランプの照度で表された配光曲線図である。 特許文献1に記載された従来のLEDモジュールの回路図である。
以下、本発明の実施の形態に係る発光回路、発光モジュール及び照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[照明装置の構成]
図1Aは、実施の形態1に係るLEDモジュールを備えるランプを含む照明装置の断面図である。同図に示されるように、LEDランプ10は、照明装置1に取り付けられる。LEDランプ10は、グローブ11と、外部ケース12と、口金13とで構成され、LEDモジュール100(図1Aに図示せず)を内蔵している。さらに、外部ケース12及び口金13の内部には、調光器から出力された交流調光信号に応じて可変電流を生成し当該可変電流をLEDモジュール100に供給する可変電流源を含む駆動回路(図1Aに図示せず)が配置されている。この構成により、調光操作に対応した可変電流がLEDモジュール100に供給され、LEDランプ10は調光される。
照明装置1は、LEDランプ10と、LEDランプ10と電気的に接続され且つLEDランプ10を保持するソケット20と、LEDランプ10から発せられた光を所定方向に反射させる椀状の反射板30とを備える。さらに、照明装置1は、交流電源を用いて調光度を表す交流調光信号を生成する調光器(図1Aに図示せず)を備える。実施の形態1に係る照明装置1としては、いわゆる、ダウンライト用照明器具を例示している。
照明装置1は、接続部40を介して外部交流電源と接続される。反射板30は、天井50の開口の周部下面に当接する形で天井50に取り付けられている。反射板30の上部に配置されたソケット20は、天井50の裏側に位置する。
なお、図1Aに示される照明装置1の構造は単なる一例であり、前述のダウンライト用照明器具に限定されるものでない。
[発光モジュールの構成]
図1Bは、実施の形態1に係るLEDモジュールの斜視図である。同図に示されるように、LEDモジュール100は、実装基板101と、直列に接続された複数のLED111と、LED111とは発光色が異なる、直列に接続された複数のLED121と、トランジスタ122と、抵抗素子123とを備えた発光モジュールである。直列に接続された複数のLED111は、LEDアレイ111Aを構成し、直列に接続された複数のLED121は、LEDアレイ121Aを構成している。LED111は、例えば、青色LEDチップと黄色蛍光体を含む封止体とで構成された、白色光で発光する第1発光素子であり、LED121は、例えば、青色LEDチップと赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含む封止体とで構成された、赤色光で発光する第2発光素子である。なお、封止体は、例えば、シリコーン樹脂のような透光性材料と蛍光体とからなる。図1Bでは、LED111及びLED121は、それぞれ5個としているが、LEDの個数はこれに限らない。
実装基板101には、LED111及びLED121に配線を接続できるような、配線パターン103が形成されている。また、実装基板101には、貫通孔102が形成されている。LED111及びLED121等に接続された配線は、貫通孔102を通り、LEDランプ10の外部ケース12及び口金13の内部に設けられた駆動回路に接続される。なお、貫通孔102において、配線を半田付けすることで、配線と実装基板101とが固定される。
なお、実装基板101の形状は、図1Bに示されるような四角形状に限定されない。実装されるLEDランプ10の形状に合わせて、例えば、円形または楕円形であってもよい。また、LEDアレイ111A及び121Aの配置も、図1Bに示されるような直線状配置に限定されない。実装されるLEDランプ10の形状に合わせて、例えば、円形配置または楕円形配置であってもよいし、また、LEDアレイ111A及び121Aにおける電気的な上記接続形態を維持しつつLED111とLED121とが交互配置されるような形態であってもよい。
[発光回路の構成]
図2は、実施の形態1に係るLEDモジュールの回路構成図である。同図に示されるように、照明装置1は、調光器160とLEDランプ10とを備える。
交流電源150は、例えば、電圧実効値100Vの交流を出力するものである。
調光器160は、交流電源150から供給された交流信号を、交流電圧波形の一部が欠けた信号である交流調光信号に変換する、位相制御式の調光器である。調光器160は、調光度に応じて交流信号を位相制御することにより、交流信号を交流調光信号に変化させる。より具体的には、入力された交流信号を、調光度に応じた位相角範囲において電圧がゼロとなる信号である調光信号を生成する。交流調光信号の具体的な波形については、図4Cを用いて後述する。調光操作は、例えば、壁に設けた調光装置等をユーザが操作することで実施される。これにより、可変電流源180からLEDモジュール100に向けて出力される直流可変電流Itの大きさは、調光器160によって位相制御された交流調光電圧の大きさに基づいて変化する。
LEDランプ10は、整流平滑回路170と、可変電流源180と、LEDモジュール100とを備える。
整流平滑回路170は、例えば、ダイオードブリッジからなる整流回路と、コンデンサからなる平滑回路とを備え、調光器160から出力された交流調光信号を整流し平滑化する。
可変電流源180は、整流平滑回路170で整流平滑化された調光信号に応じた直流可変電流を生成し、LEDモジュール100に供給する。具体的には、例えば、室内をより明るくしたい場合には、調光器の操作を通じて可変電流を大きくし、室内をより暗くしたい場合には、調光器の操作を通じて可変電流を小さくする。
LEDモジュール100は、直列に接続された複数のLED111で構成されたLEDアレイ111Aと、直列に接続された複数のLED121で構成されたLEDアレイ121Aと、コレクタ端子及びエミッタ端子がLEDアレイ121Aに直列に接続されたトランジスタ122と、トランジスタ122のコレクタ端子とベース端子とを接続する抵抗素子123とを備えた発光回路を含む。トランジスタ122は、例えば、NPNバイポーラトランジスタである。
LEDアレイ111Aのアノード側である第1アノード端子とトランジスタ122のコレクタ端子とは、可変電流源180の高電位側端子に接続されている。LEDアレイ111Aのカソード側である第1カソード端子とLEDアレイ121Aのカソード側である第2カソード端子とは、可変電流源180の低電位側端子に接続されている。LEDアレイ121Aのアノード側である第2アノード端子は、トランジスタ122のエミッタ端子に接続されている。言い換えれば、可変電流源180の高電位側端子と低電位側端子との間に、LEDアレイ111Aの回路と、LEDアレイ121A及びトランジスタ122の直列回路とが並列接続されている。
上記回路構成より、可変電流源180から出力された直流可変電流Itは、LEDアレイ111Aで構成された第1発光部を流れる第1分岐電流I1と、LEDアレイ121Aで構成された第2発光部を流れる第2分岐電流I2とに分岐される。
LEDアレイ111Aを構成するLED111は、第1発光素子であり、第1分岐電流I1が流れることにより順方向電圧Vt1を発生する。また、LEDアレイ121Aを構成するLED121は、第2発光素子であり、第2分岐電流I2が流れることにより順方向電圧Vt2を発生する。白色光を発光するLED111の順方向電圧Vt1は、例えば、3.5V(青色LEDチップを用いた場合)であり、赤色光を発光するLED121の順方向電圧Vt2は、例えば、2.1V(赤色LEDチップを用いた場合)である。
ここで、LED111の配置数を6個、LED111の配置数を6個とすると、LEDアレイ111Aで発生する順方向電圧Vt1が直列加算された第1順方向加算電圧は、21.0V(3.5V×6個)となり、LEDアレイ121Aで発生する順方向電圧Vt2が直列加算された第2順方向加算電圧は、12.6V(2.1V×6個)となる。また、直流可変電流Itの所定の電流範囲において、順方向電圧Vt1は第1分岐電流I1の変化に対しほぼ一定であり、順方向電圧V2は第2分岐電流I2の変化に対しほぼ一定である。
これより、可変電流源180からLEDモジュール100へ直流可変電流Itが供給された場合には、上記所定の電流範囲において、第1分岐電流I1の経路と第2分岐電流I2の経路との間には、第1順方向加算電圧と第2順方向加算電圧との差分電圧Vdである8.4V(21.0V−12.6V)が常に発生する。この差分電圧Vdは、トランジスタ122のコレクタエミッタ間電圧VCEとなる。抵抗素子123には、コレクタエミッタ間に発生する上記差分電圧Vdに対応したコレクタ電流Ic及びベース電流Ibが流れる。つまり、トランジスタ122は、LEDアレイ121Aに直列に接続され、LEDアレイ111Aを構成するLED111の数だけ順方向電圧Vt1が加算された電圧である第1順方向加算電圧と、LEDアレイ121Aを構成するLED121の数だけ順方向電圧Vt2が加算された電圧である第2順方向加算電圧との差分電圧Vdに応じて、第2分岐電流I2の電流値を制御する電流制御素子である。
上述したトランジスタ122の動作によれば、LEDアレイ111AとLEDアレイ121Aとの構成で決定される差分電圧Vdは、上記所定の電流範囲においてほぼ一定となる。よって、ベース電流Ib及びコレクタ電流Icはほぼ一定値を維持するため、上記所定の電流範囲において、直流可変電流Itが変化しても第2分岐電流I2はほぼ一定となる。よって、直流可変電流Itの変化は、ほとんど第1分岐電流I1の変化となる。つまり、所定の調光範囲において、調光度の変化に対する第2分岐電流I2の電流変化率は、当該変化に対する直流可変電流Itの電流変化率よりも小さい。直流可変電流Itの変化に対する第1分岐電流I1と第2分岐電流I2との変化態様の差により、直流可変電流Itの大きさが変化すると、第1分岐電流I1と第2分岐電流I2との割合が変化することとなる。つまり、調光度に応じて発光色の異なる2種のLED111及び121に流れる電流比率が変化することで、調光操作に連動させてLEDモジュール100の発光色を変化させることが可能となる。
また、上記発光回路を構成するにあたり、発光素子であるLED以外に必要な回路部品は、トランジスタ122及び抵抗素子123のみである。よって、トランジスタ122のベースコレクタ間電圧またはベースエミッタ間電圧を可変させるための可変電圧回路及び信号線などの回路部品を低減しつつ調光度に応じた発光色の変化が可能となる。
また、本実施の形態では、トランジスタ122として、NPNバイポーラトランジスタを例示したが、トランジスタ122は、PNPバイポーラトランジスタであってもよい。具体的には、LEDアレイ111Aのアノード端子とPNPバイポーラトランジスタのエミッタ端子とが、可変電流源180の高電位側端子に接続される。LEDアレイ111Aのカソード端子とLEDアレイ121Aのカソード端子とが、可変電流源180の低電位側端子に接続される。LEDアレイ121Aのアノード端子が、PNPバイポーラトランジスタのコレクタ端子に接続される。PNPバイポーラトランジスタのベース端子とコレクタ端子とは抵抗素子を介して接続される。この構成においても、トランジスタ122としてNPNバイポーラトランジスタを用いた場合と同様の効果が奏される。
つまり、トランジスタ122は、第1端子、第2端子及び制御端子を有し、第1端子及び第2端子が第2分岐電流I2の経路上に配置され、制御端子に入力される制御信号により、第1端子と第2端子との間に発生する差分電圧に対応した第2分岐電流I2を流す。
ここで、トランジスタ122がNPNバイポーラトランジスタの場合、上記制御端子はベース端子、上記第1端子はコレクタ端子、及び上記第2端子はエミッタ端子に相当する。コレクタ端子は、エミッタ端子よりも第2分岐電流I2の経路の高電位側に配置され、ベース端子とコレクタ端子とは抵抗素子を介して接続される。
また、トランジスタ122がPNPバイポーラトランジスタの場合、上記制御端子はベース端子、上記第1端子はエミッタ端子、及び上記第2端子はコレクタ端子に相当する。エミッタ端子は、コレクタ端子よりも第2分岐電流I2の経路の高電位側に配置され、ベース端子とコレクタ端子とは抵抗素子を介して接続される。
また、トランジスタ122は、電界効果型トランジスタであってもよい。この場合には、例えば、電界効果型トランジスタのドレイン端子及びソース端子を第2分岐電流I2の径路上に配置し、差分電圧Vdに対応した電圧がゲートソース間に印加されるような接続構成とすることにより、トランジスタ122としてバイポーラトランジスタを用いた場合と同様の効果が奏される。
[発光モジュールの特性]
図3A、図3B及び図3Cは、それぞれ、抵抗素子の抵抗値が100kΩ、220kΩ及び390kΩの場合の、実施の形態1に係るLEDモジュールの電流特性を表すグラフである。図3A、図3B及び図3Cにおいて、横軸は、調光操作に応じて可変電流源180から供給される直流可変電流Itを表し、縦軸は、LEDモジュール100を流れる第1分岐電流I1及び第2分岐電流I2を表している。上記各図に表されたLEDモジュール100の電流特性は、以下の回路構成をシミュレーションした結果である。LED111は、順方向電圧Vt1が約3Vで蛍光体が白色(色温度6500K)のLEDを使用し、LEDアレイ111Aは、LED111を16個直列に接続している。また、LED121は、順方向電圧Vt2が約3Vで蛍光体がオレンジ色(色温度2200K)のLEDを使用し、LEDアレイ121Aは、LED121を14個直列に接続している。この構成により、第1順方向加算電圧は、48V(Vt1×個数)となり、第2順方向加算電圧は、42V(Vt2×個数)となり、差分電圧Vdは6Vとなる。
上記構成において、図3A〜図3Cの全てに見られるように、直流可変電流Itの増加に対する第2分岐電流I2の増加率は、直流可変電流Itの増加に対する第1分岐電流I1の増加率よりも小さい。これは、LEDモジュールの回路構成で説明したように、差分電圧Vdによりベース電流Ib及びコレクタ電流Icはほぼ一定値を維持するため、所定の電流範囲において直流可変電流Itが変化しても第2分岐電流I2の変化が小さい(殆ど変化しない)ことに起因するものである。一方、第2分岐電流I2の変化に対して、直流可変電流Itの変化は、ほとんど第1分岐電流I1の変化となる。つまり、図3A〜図3Cのグラフから、直流可変電流Itの増加につれ第1分岐電流I1の電流比率が増加することで、発光輝度の増加につれ色温度つまり発光色を変化させている。上記シミュレーションで設定したLEDの構成例によれば、LEDランプ10の発光色は、調光操作を介して明るく設定することにより白色へと近づき、暗く設定することによりオレンジ色へと近づく。
さらに、抵抗素子123の抵抗値が大きいほど、直流可変電流Itの増加に伴う第1分岐電流I1の電流比率が高くなっている。これは、差分電圧Vdに対応した電圧降下が発生する抵抗素子123に流れるベース電流Ibが、抵抗値が大きいほど小さくなり、これに伴ってコレクタ電流Ic及び第2分岐電流I2も小さくなることに起因するものである。
図4A及び図4Bは、それぞれ、実施の形態1に係るLEDモジュールの第1及び第2の色温度特性を表すグラフである。また、図4Cは、交流調光信号における導通位相角を説明する図である。図4A及び図4Bにおいて、横軸は、LEDモジュールの色温度を表し、縦軸は、調光器160から出力される交流調光信号の導通位相角を表している。
ここで、導通位相角について簡単に説明する。図4Cの各図において、交流電源から供給される交流電圧が負電圧から0Vとなったとき(ゼロクロスとも言う)の位相である位相角0°を基準として、この位相角から、指示された調光度に対応する位相角までの範囲において電圧を0Vとする。そして、指示された調光度に対応する位相角において、調光信号の電圧を、交流電源150から供給された交流電圧まで立ち上げる。ここで、調光器160が調光信号を立ち上げる位相角から位相角180°までの角度範囲を導通位相角と定義する。よって、例えば、室内をより明るくしたい場合には、調光操作を通じて導通位相角は大きくなり、室内をより暗くしたい場合には調光操作を通じて導通位相角は小さくなる。
図4Aのグラフは、図2に示されたLEDモジュール100の回路構成において、LEDアレイ111Aを、色温度が2700KであるLED111を直列接続したものとし、かつ、LEDアレイ121Aを、色温度が2200KであるLED121を直列接続したものとした場合の、LEDモジュール100から発光される光の色温度を表している。
調光機能がない、または、調光機能があっても導通位相角の変化と可変電圧回路とが連動していない従来の構成では、導通位相角の変化に対して色温度はほぼ一定であることから、調光の変化に対して発光色が変わっていない。
これに対して、本実施の形態に係るLEDモジュール100では、導通位相角の変化に対して、LED111とLED121の色温度を反映した色温度範囲内で色温度が変化している。さらに、抵抗素子123の抵抗値が大きいほど、LEDモジュール100の色温度はLED111の色温度に漸近していき、抵抗素子123の抵抗値が小さいほど、LEDモジュール100の色温度範囲が広がっている。特に、抵抗素子123が100kΩでは、白熱電球と同様の色温度特性を実現している。
図4Bのグラフは、図2に示されたLEDモジュール100の回路構成において、LEDアレイ111Aを、色温度が6500KであるLED111を直列接続したものとし、かつ、LEDアレイ121Aを、色温度が2200KであるLED121を直列接続したものとした場合の、LEDモジュール100から発光される光の色温度を表している。本実施の形態に係るLEDモジュール100では、導通位相角の変化に対して、LED111とLED121の色温度を反映した色温度範囲内で色温度が変化している。さらに、抵抗素子123の抵抗値が大きいほど、LEDモジュール100の色温度はLED111の色温度に漸近していき、抵抗素子123の抵抗値が小さいほど低い色温度へとシフトする。
以上より、本実施の形態に係るLEDモジュール100によれば、LED111及びLED121の発光色、色温度及び直列接続数、ならびに、トランジスタのベース端子に接続される抵抗素子の抵抗値を適宜選択することにより、LED以外の回路部品点数を低減しつつ、調光度の変化に対応した所望の発光色変化を実現することが可能となる。つまり、順方向加算電圧の異なる複数のLEDアレイを配置することにより、少ない回路部品点数で、調光に伴う発光色の変化といった発光に伴う演出効果を発揮させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、LEDアレイ111A及びLEDアレイ121Aの直列接続数が異なる場合を想定してシミュレーションを実行したが、本発明に係るLEDモジュールはこれに限定されない。LEDアレイ111AとLEDアレイ121Aとの直列接続数が同じであっても、LED111及びLED121の順方向電圧異ならせた場合も、本発明に係るLEDモジュールに含まれる。この場合でも、差分電圧Vdが発生し、これにより、LEDアレイ111A及びLEDアレイ121Aの直列接続数を異ならせた上記構成のLEDモジュールと同様の効果が奏される。
(実施の形態2)
実施の形態1に係るLEDモジュール100においては、電流制御素子としてトランジスタを用いた。しかし、電流制御素子はこれに限定されるものではない。例えば、電流制御素子として、2端子を有する抵抗素子を用いてもよい。
以下、実施の形態2に係る抵抗素子を用いたLEDモジュール130について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、実施の形態1に係るLEDモジュール100と同じ構成については説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
LEDモジュール130は、実装基板101と、直列に接続された複数のLED111と、LED111とは発光色が異なる、直列に接続された複数のLED121と、抵抗素子124とを備える。
[発光モジュールの回路構成]
図5は、実施の形態2に係るLEDモジュールの回路構成図である。同図に示されるように、LEDモジュール130は、直列に接続された複数のLED111で構成されたLEDアレイ111Aと、直列に接続された複数のLED121で構成されたLEDアレイ121Aと、LEDアレイ121Aに直列に接続された抵抗素子124とを備えた発光回路を含む。
LEDアレイ111Aのアノード側である第1アノード端子と抵抗素子124の一端とは、可変電流源180の高電位側端子に接続されている。LEDアレイ111Aのカソード側である第1カソード端子とLEDアレイ121Aのカソード側である第2カソード端子とは、可変電流源180の低電位側端子に接続されている。LEDアレイ121Aのアノード側である第2アノード端子は、抵抗素子124の他端に接続されている。言い換えれば、可変電流源180の高電位側端子と低電位側端子との間に、LEDアレイ111Aの回路と、LEDアレイ121A及び抵抗素子124の直列回路とが並列接続されている。
上記回路構成より、可変電流源180から出力された直流可変電流Itは、LEDアレイ111Aで構成された第1発光部を流れる第1分岐電流I1と、LEDアレイ121Aで構成された第2発光部を流れる第2分岐電流I2とに分岐される。
LEDアレイ111Aを構成するLED111は第1発光素子であり、第1分岐電流I1が流れることにより順方向電圧Vt1を発生する。また、LEDアレイ121Aを構成するLED121は第2発光素子であり、第2分岐電流I2が流れることにより順方向電圧Vt2を発生する。LED111の順方向電圧Vt1は、例えば、3.5V(青色LEDチップの場合)であり、LED111は白色光を発光する。また、LED121の順方向電圧Vt2は、例えば、2.1V(赤色LEDチップの場合)であり、LED111は赤色光を発光する。
ここで、LED111の配置数を6個、LED121の配置数を6個とすると、LEDアレイ111Aで発生する順方向電圧Vt1が直列加算された第1順方向加算電圧は、21.0Vとなり、LEDアレイ121Aで発生する順方向電圧Vt2が直列加算された第2順方向加算電圧は、12.6Vとなる。また、所定の直流可変電流Itの範囲において、順方向電圧Vt1は、第1分岐電流I1の変化に対しほぼ一定であり、順方向電圧V2は、第2分岐電流I2の変化に対しほぼ一定である。
これより、可変電流源180からLEDモジュール130へ可変電流が供給された場合には、所定の可変電流範囲において、第1分岐電流I1の経路と第2分岐電流I1の経路との間には、第1順方向加算電圧と第2順方向加算電圧との差分電圧Vdである8.4Vが常に発生する。よって、抵抗素子124には常に差分電圧Vdの電圧降下が発生する。言い換えると、抵抗素子124には、差分電圧Vdを抵抗素子124に発生させるような第2分岐電流I2が流れる。つまり、抵抗素子124は、LEDアレイ121Aに直列に接続され、LEDアレイ111Aを構成するLED111の数だけ順方向電圧Vt1が加算された電圧である第1順方向加算電圧と、LEDアレイ121Aを構成するLED121の数だけ順方向電圧Vt2が加算された電圧である第2順方向加算電圧との差分電圧Vdに応じて第2分岐電流I2を流させる電流制御素子である。
上記抵抗素子124の配置によれば、LEDアレイ111AとLEDアレイ121Aとの構成で決定される差分電圧Vdにより、第2分岐電流I2はほぼ一定値を維持するため、所定の範囲において直流可変電流Itが変化しても第2分岐電流I2は殆ど変化しない。よって、直流可変電流Itの変化は、殆ど第1分岐電流I1の変化に反映される。よって、直流可変電流Itの大きさが変化すると、直流可変電流Itに占める第1分岐電流I1と第2分岐電流I2との割合が変化することとなる。つまり、発光色の異なる2種のLEDに流れる電流比率が変化することで、調光操作に連動させて発光色を変化させることが可能となる。
また、上記発光回路を構成するにあたり、発光素子であるLED以外に必要な回路部品は、抵抗素子124のみである。よって、信号線などの配線及び回路部品を低減しつつ調光度に応じた発光色の変化が可能となる。
[発光モジュールの特性]
図6は、実施の形態2に係るLEDモジュールの電流特性を表すグラフである。図6にいて、横軸は、調光操作に応じて可変電流源180から供給される直流可変電流Itを表し、縦軸は、LEDモジュール130を流れる第1分岐電流I1及び第2分岐電流I2を表している。図6に表されたLEDモジュール130の電流特性は、以下の回路構成をシミュレーションした結果である。LED111及び121の順方向電圧及び蛍光体、ならびにLEDアレイ111A及び121AのLED直列接続数の態様は、実施の形態1と同じである。この構成により、第1順方向加算電圧は、48V(Vt1×個数)となり、第2順方向加算電圧は、42V(Vt2×個数)となり、差分電圧Vdは6Vとなる。
上記構成において、図6に見られるように、直流可変電流Itの増加に対する第2分岐電流I2の増加率は、直流可変電流Itの増加に対する第1分岐電流I1の増加率よりも小さい。これは、LEDモジュールの回路構成で説明したように、差分電圧Vdがほぼ一定であることにより第2分岐電流I2の変化が小さい(ほぼ一定値を維持する)ため、所定の範囲において直流可変電流Itが変化しても第2分岐電流I2は殆ど変化しないことに起因するものである。これにより、直流可変電流Itの変化は、殆ど第1分岐電流I1の変化に反映される。つまり、図6のグラフから、直流可変電流Itの増加につれ第1分岐電流I1の電流比率が増加することで、発光輝度の増加につれ色温度つまり発光色を変化させている。上記シミュレーションで設定したLEDの構成例によれば、LEDランプ10は、調光操作を介して明るく設定することにより白色へと近づき、暗く設定することによりオレンジ色へと近づく。
(実施の形態3)
実施の形態1及び2では、電流制御素子の配置により、発光色の異なる2つのLEDアレイに流れる分岐電流比を、調光度に応じて変化させて発光色及び色温度の変化といった発光演出効果を発揮させる照明装置及びLEDモジュールを説明した。本実施の形態では、電流制御素子の配置により、配光特性の異なる2つのLEDアレイに流れる分岐電流比を、調光度に応じて変化させて配光性の変化といった発光演出効果を発揮させる照明装置及びLEDモジュールについて説明する。
以下、実施の形態3に係る電流制御素子を用いたLEDモジュールについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、実施の形態1に係るLEDモジュール100と同じ構成については説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
[LEDランプの構成]
図7は、実施の形態3に係るLEDランプの斜視図である。LEDランプ60は、図1Aに示された照明装置1に取り付けられる。LEDランプ60は、グローブ61と、外部ケース62と、口金63とで構成され、LEDモジュール200を内蔵している。さらに、外部ケース62及び口金63の内部には、調光器から出力された交流調光信号に応じて可変電流を生成し当該可変電流をLEDモジュール200に供給する可変電流源を含む駆動回路(図7に図示せず)が配置されている。この構成により、調光操作に対応した可変電流がLEDモジュール200に供給され、LEDランプ60は調光される。
LEDランプ60では、略円環形状の平面である基台の上面が、実装基板201となっており、当該実装基板201上に、複数のLED211と複数のLED221とが実装されている。
図8Aは、実施の形態3に係るLEDモジュールにおける部品配置レイアウト図を示す第1の例であり、図8Bは、実施の形態3に係るLEDモジュールにおける部品配置レイアウト図を示す第2の例である。図8Aのレイアウトでは、トランジスタ222及び抵抗素子223からなる電流制御素子が第2分岐電流I2側に配置され、図8Bのレイアウトでは、トランジスタ222及び抵抗素子223からなる電流制御素子が第1分岐電流I1側に配置されている点のみが異なる。LED211の順方向電圧がLED211の数だけ直列加算された第1順方向加算電圧Vt1が、LED221の順方向電圧がLED221の数だけ直列加算された第2順方向加算電圧Vt2よりも大きい場合には、図8Aのレイアウトが採用される。一方、Vt1がVt2よりも小さい場合には、図8Bのレイアウトが採用される。
LEDモジュール200は、実装基板201と、LEDアレイ211Aと、LEDアレイ211Aとは配光特性が異なるLEDアレイ221Aと、電流制御素子とを備えた発光モジュールである。図8A及び図8Bに表されたように、LEDアレイ211Aは、直列に接続された複数のLED211で構成され、例えば、実装基板201の外周領域に円環状に配置される。一方、LEDアレイ221Aは、直列に接続された複数のLED221で構成され、例えば、実装基板201の中央領域に集約配置される。つまり、LEDアレイ211Aを構成するLED211の配列状態と、LEDアレイ221Aを構成するLED221の配列状態とが異なることにより、第1発光部であるLEDアレイ211Aの配光特性と、第2発光部であるLEDアレイ221Aの配光特性とが異なっている。
LED211は、例えば、青色LEDチップと黄色蛍光体を含む封止体とで構成された、白色光で発光する第1発光素子であり、LED221も、青色LEDチップと黄色蛍光体を含む封止体とで構成された、白色光で発光する第2発光素子である。封止体は、例えば、シリコーン樹脂のような透光性材料と蛍光体とからなる。LEDアレイ211Aは、直流可変電流Itの第1分岐電流I1が流れる第1発光部であり、LEDアレイ221Aは、直流可変電流Itの第2分岐電流I2が流れる第2発光部である。本実施の形態では、LEDアレイ211Aの配光特性は、LEDアレイ221Aの配光特性と異なっている。図8A及び図8Bでは、LED211は18個、LED221は4個としているが、LEDの個数はこれに限らない。
実装基板201には、LED211及びLED221に配線を接続できるような、配線パターン203が形成されている。なお、電流制御素子は、実装基板201上に配置されず、実装基板裏面側に配置されてもよい。
また、LEDアレイ211A及び221Aの配置は、それぞれ、図8A及び図8Bに示されるような円環形状及び中央集約配置に限定されない。実装されるLEDランプ60の形状に合わせて、例えば、矩形配置または楕円形配置であってもよい。
また、実装基板201は略円環形状に限定されず、LEDランプ60の形状に合わせてどのような形状であっても良い。また、実装基板201の表面は、LEDを平面配置できるのであれば、必ずしも全体が平面である必要はない。さらに、実装基板201の裏面も平面に限定されない。
LEDモジュール200は、例えば、ねじを用いて反射部材64と共に基台に共締めで固定されている。なお、LEDモジュール200は基台へ接着または係合などで固定されていても良い。
反射部材64は、例えば、下方側よりも上方側の方が外径の大きい略円筒状であって、その筒軸と実装基板201の表面とが直交するような姿勢で、LEDアレイ211Aから浮いた状態で、LEDモジュール200の上方に配置されている。
反射部材64には、外周面の周方向に沿って間隔を空けて、複数の開口部65が設けられている。具体的には、LED211の数と同じ数の開口部65が、LED211と一対一の関係で対向するように、外周面の周方向に沿って等間隔を空けて設けられている。
なお、本実施の形態では、開口部65は貫通した孔であって何も嵌め込まれていないが、開口部65はこのような構成でなくとも光が上方へ漏れる構成であれば良く、例えば開口部65の全部または一部に透光性の部材が嵌め込まれており、当該透光性の部材を透過して光が前方へ漏れる構成でも良い。また、開口部65の数は、必ずしもLED211と同じである必要はなく、LED211の数よりも多くても少なくても良く、1つであっても複数であっても良い。
図9は、実施の形態3に係るLEDモジュールの光路を表す断面概略図である。同図に示されるように、LED221からの出射光は、上方の光路L1に従い出射する。一方、LED211からの出射光は、開口部65を通過して上方の光路L2に従い出射する成分と、反射部材64の外周面で反射して側方の光路L3に従い出射する成分とを有する。つまり、LED211からの出射光は、反射部材64により上方及び側方へと拡散し、LEDアレイ221AとLEDアレイ211Aとは、配光角が異なる。
[発光回路の構成]
上記のように構成されたLEDランプ60が有するLEDモジュール200の回路構成は、実施の形態1に係る、図2に示された回路と同じである。また、電流制御素子220の回路構成も同様であり、トランジスタ222が図2のトランジスタ122に相当し、抵抗素子223が、図2の抵抗素子123に相当する。
以下、図8A及び図8Bに示されたレイアウト構成のうち、図8Aに示されたレイアウト構成について説明する。
トランジスタ222の動作によれば、LEDアレイ211AとLEDアレイ221Aとの構成で決定される差分電圧Vdは、上記所定の電流範囲においてほぼ一定となる。よって、ベース電流Ib及びコレクタ電流Icはほぼ一定値を維持するため、上記所定の電流範囲において、直流可変電流Itが変化しても第2分岐電流I2はほぼ一定となる。よって、直流可変電流Itの変化は、ほとんど第1分岐電流I1の変化となる。つまり、所定の調光範囲において、調光度の変化に対する第2分岐電流I2の電流変化率は、当該変化に対する直流可変電流Itの電流変化率よりも小さい。直流可変電流Itの変化に対する第1分岐電流I1と第2分岐電流I2との変化態様の差により、直流可変電流Itの大きさが変化すると、第1分岐電流I1と第2分岐電流I2との割合が変化することとなる。つまり、調光度に応じて配光特性の異なる2種のLEDアレイ211A及び221Aに流れる電流比率が変化することで、調光操作に連動させてLEDモジュール200の配光性を変化させることが可能となる。
また、上記発光回路を構成するにあたり、発光素子であるLED以外に必要な回路部品は、トランジスタ222及び抵抗素子223のみである。よって、トランジスタ222のベースコレクタ間電圧またはベースエミッタ間電圧を可変させるための可変電圧回路及び信号線などの回路部品を低減しつつ調光度に応じた配光性の変化が可能となる。
[発光モジュールの特性]
次に、本発明の実施の形態3に係るLEDモジュール200の配光特性について、図10A及び図10Bを用いて説明する。
図10Aは、実施の形態3に係るLEDランプの照度比で表された配光曲線図であり、図10Bは、実施の形態3に係るLEDランプの照度で表された配光曲線図である。図10Aにおける配光曲線図は、LEDランプ60の上下方向を含む360°の各方向に対する照度の大きさを表しており、LEDランプ60のランプ軸に沿った上方側の方向を0°、ランプ軸に沿った下方側の方向を180°(−180°)として、時計回り及び反時計回りにそれぞれ10°間隔に目盛を刻んでいる。配光曲線図の径方向に付した目盛(0.1〜1.0)は照度比を表しており、当該照度比は各配光曲線における最大値を1.0(100%)とする相対的な大きさで表されている。このように、図10Aでは、LEDランプ60のランプ軸を基準として−180°〜+180°の範囲内における照度比を表している。
ここで、図10A及び図10Bの配光特性を示すLEDモジュール200において、LED211は、順方向電圧Vt1が約3Vで蛍光体が温白色(色温度2800K)のLEDを使用し、LEDアレイ211Aは、LED211を8個直列に接続している。また、LED221は、順方向電圧Vt2が約3Vで蛍光体が温色(色温度2800K)のLEDを使用し、LEDアレイ221Aは、LED221を4個直列に接続している。この構成により、第1順方向加算電圧は、24V(Vt1×個数)となり、第2順方向加算電圧は、12V(Vt2×個数)となり、差分電圧Vdは12Vとなる。また、LEDアレイ211Aは、実装基板201の外周領域に円環状に配置され、反射部材64により上方だけでなく側方へも出射する配光特性となっている。一方、LEDアレイ221Aは、実装基板201の中央領域に集約配置され、反射部材64の影響を受けずに上方へ出射する配光特性となっている。つまり、LEDアレイ211Aを構成するLED211の配列状態と、LEDアレイ221Aを構成するLED221の配列状態とが異なることにより、第1発光部であるLEDアレイ211Aの配光特性と、第2発光部であるLEDアレイ221Aの配光特性とは異なっている。また、抵抗素子223の抵抗値は、100kΩである。
図10Aにおいて、配光特性は、配光角に基づき評価した。配光角とは、LEDランプにおける照度の最大値の半分以上の照度が出射される角度範囲の大きさをいう。例えば、図10Aに示される配光曲線の場合、配光角は、照度比が0.5(50%)以上となる角度範囲の大きさである。図10Aに示されるように、調光度が小さい場合(導通位相角70°)のLEDランプ60の配光角は約110°であり、調光度が中の場合(導通位相角90°)のLEDランプ60の配光角は約130°であり、調光度が大きい場合(導通位相角110°)のLEDランプ60の配光角は約140°である。つまり、調光度が大きくなるほど、直流可変電流Itに対する第1分岐電流I1の割合が大きくなり、配光角が大きくなっている。
図10Bにおける配光曲線図の径方向に付した目盛(0.1〜1.0)は調光器の最大出力を1とした時の照度の比率を表している。図10Bに示すように、調光度が大きくなるにつれ、配光角が大きくなるとともに、照度も増加している。つまり、明るくするとともに配光角が広くなる。
上記配光特性において、直流可変電流Itの増加に対する第2分岐電流I2の増加率は、直流可変電流Itの増加に対する第1分岐電流I1の増加率よりも小さい。これは、LEDモジュールの回路構成で説明したように、差分電圧Vdによりベース電流Ib及びコレクタ電流Icはほぼ一定値を維持するため、所定の電流範囲において直流可変電流Itが変化しても第2分岐電流I2の変化が小さい(殆ど変化しない)ことに起因するものである。一方、第2分岐電流I2の変化に対して、直流可変電流Itの変化は、ほとんど第1分岐電流I1の変化となる。つまり、図10A及び図10Bのグラフから、直流可変電流Itの増加につれ第1分岐電流I1の電流比率が増加することで、発光輝度の増加につれ配光角を変化させている。本実施の形態のLEDの構成例によれば、LEDランプ60の配光性は、調光操作を介して明るく設定することにより配光角が広くなり、暗く設定することにより配光角が狭くなる。
以上より、本実施の形態に係るLEDモジュール200によれば、LEDアレイ211A及びLEDアレイ221Aの配光特性及び直列接続数、ならびに、トランジスタのベース端子に接続される抵抗素子の抵抗値を適宜選択することにより、LED以外の回路部品点数を低減しつつ、調光度の変化に対応した所望の配光性変化を実現することが可能となる。つまり、順方向加算電圧の異なる複数のLEDアレイを配置することにより、少ない回路部品点数で、調光に伴う配光性の変化といった発光に伴う演出効果を発揮させることが可能となる。
以上、本発明に係る発光回路、発光モジュール及び照明装置について、実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれる。
例えば、実施の形態3に係るLEDモジュール200において、実施の形態2で示されたように、電流制御素子220の回路構成を抵抗素子のみとしたLEDモジュールも、本発明に含まれる。
また、例えば、実施の形態1〜3では、LEDアレイの構成として、直列に接続された複数のLEDを想定したが、LEDアレイは、それぞれ、1個のLEDで構成されてもよい。但し、この場合には、LEDの順方向電圧は異なることが条件となる。さらに、LEDモジュールの輝度変化に対して有意的に発光色の変化が認識され得るために、順方向電圧の差は0.7V以上であることが好ましい。
また、実施の形態1〜3では、直流可変電流Itの分岐電流として2つの分岐電流径路を想定したが、3以上の分岐電流径路であってもよい。具体的には、分岐電流径路ごとに、異なる発光色または異なる配光特性かつ異なる順方向加算電圧を有するLEDアレイを配置し、最も順方向加算電圧の大きいLEDアレイの電流径路以外の電流径路に電流制御素子を配置する。この構成を有するLEDモジュールも、本発明に含まれ、同様の効果が奏される。
また、上記実施の形態では、赤色で発光するLEDとして、青色LEDチップと赤色蛍光体および緑色蛍光体を含む封止体とで構成されたLEDを示したが、これに限らず、例えば、赤色LEDチップのみから構成してもよい。
また、調光器160は、ユーザが指示する調光度に応じて導通位相角を変化させてもよいし、あるいは、調光器160は光センサが受光した光量に応じて導通位相角を変化させてもよい。
また、上記実施の形態では、LEDモジュールを電球型ランプに適用したが、これに限らず、例えば、シーリングライトおよびハロゲンランプ等にも適用できる。
また、上記実施の形態では、照明装置1がLEDランプ10または60と調光器160とを備える構成を例に説明を行ったが、照明装置は、駆動回路、LEDモジュール100及び調光器160を備える構成であればよく、グローブや外部ケースといった筐体を備えなくてもよい。
また、照明装置1は、1つのLEDランプ10または60を備えるが、複数、例えば、2個以上のLEDランプ10または60を備えても構わない。
また、上記回路図に示す回路構成は、一例であり、本発明は上記回路構成に限定されない。つまり、上記回路構成と同様に、本発明の特徴的な機能を実現できる回路も本発明に含まれる。例えば、上記回路構成と同様の機能を実現できる範囲で、ある素子に対して、直列又は並列に、トランジスタ、抵抗素子、又は容量素子等の素子を接続したものも本発明に含まれる。言い換えると、上記実施の形態における「接続される」とは、2つの端子(ノード)が直接接続される場合に限定されるものではなく、同様の機能が実現できる範囲において、当該2つの端子(ノード)が、素子を介して接続される場合も含む。
本発明に係る回路は、例えば、白熱電球に代替する調光機能を有する照明装置に利用可能である。
1 照明装置
10、60 LEDランプ
11、61 グローブ
12、62 外部ケース
13、63 口金
20 ソケット
30 反射板
40 接続部
50 天井
64 反射部材
65 開口部
100、130、200、900 LEDモジュール(発光モジュール)
101、201 実装基板
102 貫通孔
103、203 配線パターン
111、121、211、221 LED(発光素子)
111A、121A、211A、221A LEDアレイ(発光部)
122、222 トランジスタ
123、124、223、925、926 抵抗素子
150、931 交流電源
160 調光器
170 整流平滑回路
180、933 可変電流源
220 電流制御素子
921 赤色LEDアレイ
921a、921b、921c、921d、921e、921f 赤色LED
922 白色LEDアレイ
922a、922b、922c、922d 白色LED
924 バイポーラトランジスタ
927 可変電圧源
932 AC/DCコンバータ

Claims (14)

  1. 可変電流が流れることにより当該可変電流に応じた発光をする発光回路であって、
    第1発光素子または直列に接続された複数の前記第1発光素子で構成され、前記可変電流の第1分岐電流が流れる第1発光部と、
    第2発光素子または直列に接続された複数の前記第2発光素子で構成され、前記可変電流と前記第1分岐電流との差分電流である第2分岐電流が流れる第2発光部と、
    前記第2発光部に直列に接続され、前記第1発光部を構成する前記第1発光素子の数だけ前記第1発光素子が発生する順方向電圧が加算された電圧である第1順方向加算電圧と、前記第2発光部を構成する前記第2発光素子の数だけ前記第2発光素子が発生する順方向電圧が加算された電圧である第2順方向加算電圧との差分電圧に応じて前記第2分岐電流を流させる電流制御素子とを備える
    発光回路。
  2. 前記第1発光素子は、第1発光色で発光し、
    前記第2発光素子は、前記第1発光色とは異なる第2発光色で発光する
    請求項1に記載の発光回路。
  3. 前記第1発光部の配光特性は、前記第2発光部の配光特性と異なる
    請求項1に記載の発光回路。
  4. 前記第1発光部を構成する前記第1発光素子の配列状態と、前記第2発光部を構成する前記第2発光素子の配列状態とが異なることにより、前記第1発光部の配光特性と前記第2発光部の配光特性とが異なる
    請求項3に記載の発光回路。
  5. 前記電流制御素子は、第1端子、第2端子及び制御端子を有し、前記第1端子及び前記第2端子が前記第2分岐電流の経路上に配置され、前記制御端子に入力される制御信号により、前記第1端子と前記第2端子との間に発生する前記差分電圧に対応した前記第2分岐電流を流す
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光回路。
  6. 前記電流制御素子は、NPNバイポーラトランジスタであり、
    前記制御端子は、ベース端子であり、
    前記第1端子はコレクタ端子であり、前記第2端子はエミッタ端子であり、
    前記第1端子は、前記第2端子よりも前記第2分岐電流の経路の高電位側に配置され、
    前記制御端子と前記第1端子とは抵抗素子を介して接続されている
    請求項5に記載の発光回路。
  7. 前記電流制御素子は、PNPバイポーラトランジスタであり、
    前記制御端子は、ベース端子であり、
    前記第1端子はエミッタ端子であり、前記第2端子はコレクタ端子であり、
    前記第1端子は、前記第2端子よりも前記第2分岐電流の経路の高電位側に配置され、
    前記制御端子と前記第2端子とは抵抗素子を介して接続されている
    請求項5に記載の発光回路。
  8. 前記第1発光部は、アノード側である第1アノード端子と、カソード側である第1カソード端子とを有し、
    前記第2発光部は、アノード側である第2アノード端子と、カソード側である第2カソード端子とを有し、
    前記第1端子と前記第1アノード端子とが、前記可変電流を供給する可変電流源の高電位側端子に接続され、
    前記第2端子と前記第2アノード端子とが接続され、
    前記第1カソード端子と前記第2カソード端子とが、前記可変電流源の低電位側端子に接続されている
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の発光回路。
  9. 前記電流制御素子は、抵抗素子である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光回路。
  10. 前記第1発光部は、アノード側である第1アノード端子と、カソード側である第1カソード端子とを有し、
    前記第2発光部は、アノード側である第2アノード端子と、カソード側である第2カソード端子とを有し、
    前記第1アノード端子と前記抵抗素子の一端とが、前記可変電流を供給する可変電流源の高電位側端子に接続され、
    前記第2アノード端子と前記抵抗素子の他端とが接続され、
    前記第1カソード端子と前記第2カソード端子とが、前記可変電流源の低電位側端子に接続されている
    請求項9に記載の発光回路。
  11. 前記可変電流の変化に対する前記第2分岐電流の変化率は、前記変化に対する前記第1分岐電流の変化率よりも小さい
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の発光回路。
  12. 前記第1発光色は白色であり、
    前記第2発光色は赤色である
    請求項2、5〜11のいずれか1項に記載の発光回路。
  13. 実装基板と、
    前記実装基板上に形成された、請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光回路とを備える
    発光モジュール。
  14. 交流電源を用いて調光度を表す交流調光信号を生成する調光器と、
    前記交流調光信号に応じて前記可変電流を生成する可変電流源と、
    前記可変電流源から前記可変電流を受ける、請求項13に記載の発光モジュールとを備える
    照明装置。
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