JP2015056377A - 照明用光源及び照明装置 - Google Patents

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暁良 高橋
和浩 武田
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Abstract

【課題】明るさ及び消費電力を変化させずに光色を切り替えることが可能なLEDランプを提供する。
【解決手段】直管LEDランプ1は、基板11上の長手方向に直線状に配置され直列接続されたLED素子200で構成されたLEDアレイ200Aと、基板11上の長手方向に直線状に配置され直列接続されたLED素子100で構成され、LEDアレイ200Aと異なる光色で発光するLEDアレイ100Aと、LEDアレイ100Aへ電流が流れる経路に配置されたFETスイッチSW2と、LEDアレイへ供給される電力の合算値を変化させず電力を出力する定電力出力回路20とを備え、LED素子200の直列接続数はLED素子100の直列接続数より大きく、LEDアレイ200Aの順方向加算電圧はLEDアレイ100Aの順方向加算電圧より大きく、LED素子200とLED素子100とは同一直線上に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含む照明用光源及び当該照明用光源を備えた照明装置に関する。
近年、白熱電球の代替品として、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を有する発光モジュールを利用した照明装置が普及しつつある。一般に、LEDチップに流れる電流の大きさを変化させても、LEDチップの発光色は変化しない。これは、LEDチップの発光色はLEDチップを構成する半導体材料のバンドギャップに依存し、電流の大きさに依存しないためである。
これに対して、特許文献1では、LEDを用いても発光色を変化できるLEDモジュールが提案されている。
図10は、特許文献1に記載された従来のLEDモジュールの回路図である。同図に示されるように、LEDモジュール900において、赤色LED921a、921b、921c、・・・、921d、921e及び921fが直列に接続された赤色LEDアレイ921と、白色LED922a、922b、・・・、922c、922dが直列に接続された白色LEDアレイ922とが並列に接続されている。なお、白色LEDアレイ922には、バイポーラトランジスタ924及び抵抗素子926が直列に接続されている。バイポーラトランジスタ924のベース端子は、抵抗素子925を介して可変電圧源927に接続されている。また、バイポーラトランジスタ924のコレクタ端子は、白色LED922dのカソード端子に接続され、エミッタ端子は、抵抗素子926に接続されている。
LEDモジュール900は、可変電流源933に接続されている。交流電源931から供給された交流電力は、AC/DCコンバータ932で交直変換され、可変電流源933に供給される。従って、LEDモジュール900には、可変電流源933から電流が供給される。
LEDモジュール900では、バイポーラトランジスタ924のベースエミッタ間の電圧を変化させることでベース電流を変化できる。ここで、バイポーラトランジスタ924のベース電流が大きくなるほど、コレクタ電流が大きくなり、白色LEDアレイ922に流れる電流は大きくなる。可変電流源933から供給される電流のうち、白色LEDアレイ922に流れる電流を大きくすると、赤色LEDアレイ921に流れる電流が相対的に小さくなり、LEDモジュール900の発光色が白色へと近づく。一方、白色LEDアレイ922に流れる電流を小さくすると、赤色LEDアレイ921に流れる電流が相対的に大きくなり、LEDモジュール900の発光色がオレンジ色へと近づく。
特開2009−09782号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたLEDモジュールは、調光に伴ってLEDモジュール900の発光色を変化させるための構成となっており、明るさ及び消費電力を変化させずに光色のみを切り替えることは不可能である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、明るさ及び消費電力を変化させずに光色を切り替えることが可能な照明用光源及び照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明用光源の一態様は、長尺状の基板と、前記基板上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数の第1発光素子で構成された第1発光部と、前記基板上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数の第2発光素子で構成され、前記第1発光部と異なる光色で発光する第2発光部と、前記第1発光部へ電流が流れる経路である第1電流径路及び前記第2発光部へ電流が流れる経路である第2電流径路のうち、前記第2電流径路上に配置された第1スイッチ素子と、前記第1スイッチ素子の導通及び非導通の切り替え前後において、前記第1発光部及び前記第2発光部へ供給される電力の合算値を変化させずに前記第1発光部及び前記第2発光部へ電力を出力する定電力出力回路とを備え、前記複数の第1発光素子の直列接続数は、前記複数の第2発光素子の直列接続数より大きく、前記複数の第1発光素子の直列接続数だけ第1発光素子の順方向電圧が加算された電圧値である第1順方向加算電圧は、前記複数の第2発光素子の直列接続数だけ第2発光素子の順方向電圧が加算された電圧値である第2順方向加算電圧より大きく、前記複数の第1発光素子と前記複数の第2発光素子とは同一直線上に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記複数の第2発光素子から任意に選ばれた2つの発光素子の間には、少なくとも1つの前記第1発光素子が配置されているとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1発光素子の順方向電圧と前記第2発光素子の順方向電圧とは等しく、前記第1発光素子及び前記第2発光素子の表面には、互いに異なる蛍光体が配置されており、前記第1発光部の発光効率は、前記第2発光部の発光効率よりも低いとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1発光部の発光量と、前記第2発光部の発光量とは等しいとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1スイッチ素子は、前記第1発光部のアノード側である第1アノード端子と前記第2発光部のアノード側である第2アノード端子との間、または、前記第1発光部のカソード側である第1カソード端子と前記第2発光部のカソード側である第2カソード端子との間に直列接続され、前記定電力出力回路は、負極側出力端子が前記第1カソード端子と前記第2カソード端子または前記第2カソード端子に接続された前記第1スイッチ素子とに接続され、正極側出力端子が前記第1アノード端子と前記第2アノード端子または前記第2アノード端子に接続された前記第1スイッチ素子とに接続されているとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1電流径路は、前記第1スイッチ素子を通らない経路であり、前記第2電流径路は、前記第1スイッチ素子を通る経路であり、前記第1スイッチ素子が非導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第1発光部及び前記第2発光部のうち前記第1発光部のみに電力が供給され、前記第1スイッチ素子が導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第2発光部に主電力が供給されるとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1順方向加算電圧と前記第2順方向加算電圧との電圧差は、4V以上であり、前記第1スイッチ素子が導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第1発光部及び前記第2発光部のうち前記第2発光部のみに電力が供給されるとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1順方向加算電圧と前記第2順方向加算電圧との電圧差は、2V以上4V未満であり、前記第1スイッチ素子が導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第2発光部に主電力が供給され、前記第1発光部に前記主電力よりも小さい電力が供給されるとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記定電力出力回路は、前記第1発光部と並列接続され、かつ、前記第2発光部及び前記第1スイッチ素子の直列接続部と並列接続されたインダクタと、正極側入力端子と負極側入力端子との間に前記インダクタと直列接続された第2スイッチ素子と、前記第2スイッチ素子の導通及び非導通を制御する発振制御部とを備え、前記第2スイッチ素子が導通状態の場合、電源から前記インダクタに電流が流れることにより前記インダクタが充電され、前記第2スイッチ素子が非導通状態の場合、前記充電により前記インダクタに蓄えられた磁気エネルギーを、前記第1発光部または前記第2発光部へ放出するとしてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記第1発光部の発光色は電球色であり、前記第2発光部の発光色は昼光色であるとしてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様は、上記記載の照明用光源を備えることを特徴とする。
本発明に係る照明用光源及び照明装置によれば、光色の異なる複数の発光部のうち、発光素子の直列接続数が大きい発光部は順方向加算電圧が大きく、第1スイッチ素子により発光部の電流パスが切り替えられ、定電力出力回路により一定電力が供給されるので、明るさ及び消費電力を変化させずに光色を切り替えることが可能となる。また、2つの発光部を構成する発光素子が同一直線上に配置されているので、配光特性を変化させずに光色を切り替えることが可能となる。よって、配光特性を調整するための光学機構を簡素化できる。
実施の形態1に係る直管LEDランプの概観斜視図である。 実施の形態1に係る直管LEDランプの管軸方向における断面図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールにおけるLED素子の配置レイアウト図の一例である。 実施の形態1に係るLEDランプのブロック構成図である。 実施の形態1に係るLEDランプのFETスイッチがオン状態の場合の電流径路を示す状態遷移図である。 実施の形態1に係るLEDランプのFETスイッチがオフ状態の場合の電流径路を示す状態遷移図である。 実施の形態1に係るLEDランプを含む回路構成図である。 実施の形態1の変形例に係るLEDランプを含む回路構成図である。 実施の形態2に係る照明装置の概観斜視図である。 特許文献1に記載された従来のLEDモジュールの回路図である。 光色切り替えが可能な従来の照明用光源の構成を表す図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、「背景技術」の欄において記載した従来のLEDランプに関し、以下の問題が生じることを見出した。
特許文献1に記載されたLEDモジュールは、調光に伴ってLEDモジュール900の発光色を変化させるための構成となっており、明るさ及び消費電力を変化させずに光色のみを切り替えることは不可能である。これに対して、調光を伴わずに光色を切り替える照明用光源として、図11に示されるような照明用光源の構成が挙げられる。
図11は、光色切り替えが可能な従来の照明用光源の構成を表す図である。同図に記載された従来の照明用光源は、LEDアレイ511A及び521Aと、FETスイッチSW51及びSW52と、定電流出力回路520と、選択制御回路530とを備える。LEDアレイ511A及び521Aは、それぞれ、LEDが直列接続されたアレイであり、LEDアレイ511AとLEDアレイ521Aとは、光色が異なっている。定電流出力回路520は、例えばバックコンバータであり、選択制御回路530により定電流が流れる経路が切り替えられることにより、LEDアレイ511A及び521Aのいずれかに定電流を流す。上記構成において、光色を切り替えるため、つまり、LEDアレイ511A及び521Aの一方から他方へと電流径路を切り替えるには、LEDアレイ511A及び521Aのそれぞれの配線ラインに設けられたFETスイッチSW51及びSW52のオンオフを排他的に切り替えなければならない。
しかしながら、定電流出力回路520を用いた上記構成において光色を切り替える場合には以下のような問題が発生する。LEDアレイ511A及び521Aの光色を異ならせる方法として、一般的には、LEDアレイ511A及び521Aのチップの仕様は同じで、当該チップ上に配置された蛍光体を異ならせることで光色を変化させる。この場合には、LEDアレイ511A及び521Aチップ数が同じ、かつ、一定電流を流しても、蛍光体の効率の違いにより、電流径路の切り替え時に明るさが変化するという問題が生じる。また、明るさの変動を解消すべく、LEDアレイ511A及び521Aチップ数を異ならせると、LEDアレイ511A及び521Aの電流は同じでも発生電圧が異なる。この構成で定電流出力回路520から定電流を流すと、消費電力が異なるという問題が生じる。
このような問題を解決するために、本発明の一態様に係る照明用光源は、長尺状の基板と、前記基板上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数の第1発光素子で構成された第1発光部と、前記基板上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数の第2発光素子で構成され、前記第1発光部と異なる光色で発光する第2発光部と、前記第1発光部へ電流が流れる経路である第1電流径路及び前記第2発光部へ電流が流れる経路である第2電流径路のうち、前記第2電流径路上に配置された第1スイッチ素子と、前記第1スイッチ素子の導通及び非導通の切り替え前後において、前記第1発光部及び前記第2発光部へ供給される電力の合算値を変化させずに前記第1発光部及び前記第2発光部へ電力を出力する定電力出力回路とを備え、前記複数の第1発光素子の直列接続数は、前記複数の第2発光素子の直列接続数より大きく、前記複数の第1発光素子の直列接続数だけ第1発光素子の順方向電圧が加算された電圧値である第1順方向加算電圧は、前記複数の第2発光素子の直列接続数だけ第2発光素子の順方向電圧が加算された電圧値である第2順方向加算電圧より大きく、前記複数の第1発光素子と前記複数の第2発光素子とは同一直線上に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、光色の異なる複数の発光部のうち、発光素子の直列接続数が大きい発光部は順方向加算電圧が大きく、第1スイッチ素子により発光部の電流パスが切り替えられ、定電力出力回路により一定電力が供給されるので、明るさ及び消費電力を変化させずに光色を切り替えることが可能となる。また、2つの発光部を構成する発光素子が同一直線上に配置されているので、配光特性を変化させずに光色を切り替えることが可能となる。よって、配光特性を調整するための光学機構を簡素化できる。
以下、本発明の実施の形態に係る照明用光源及び照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態に係る直管LEDランプ1について説明する。なお、本実施の形態に係る直管LEDランプ1は、従来の直管形蛍光ランプに代替する照明用光源である。
[ランプの全体構成]
まず、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプ1の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る直管LEDランプの概観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る直管LEDランプの管軸方向における断面図である。直管LEDランプ1は、図1に示すように、LEDモジュール10と、LEDモジュール10を収納する長尺状の筐体320と、基台330と、筐体320の長手方向(管軸方向)の一方の端部に設けられた給電用口金(給電側口金)340と、筐体320の長手方向の他方の端部に設けられた非給電用口金350と、点灯回路(図外)とを備えた照明用光源である。そして、直管LEDランプ1では、給電用口金340、非給電用口金350及び筐体320によって長尺状かつ円筒状のランプ筐体(外囲器)が構成されている。直管LEDランプ1は、給電用口金340及び非給電用口金350が、給電ピン341及び非給電ピン351により照明器具のソケットに取り付けられることで照明器具に支持される。
また、筐体320内には、LEDモジュール10に供給される電力を通すコネクタ及び外部信号に応じてスイッチ素子を切り替える選択制御回路と、定電力をLEDモジュール10に供給する定電力出力回路(図1に図示せず)とを含む駆動回路360が配置されている。駆動回路360は、外部電源からの電力を、給電ピン341を介して受電する。定電力出力回路は、選択制御回路により選択されたLEDアレイに定電力を供給する。これにより、直管LEDランプ1は、選択されたLEDアレイの光色にて発光する。
また、本実施の形態における直管LEDランプ1は、LEDモジュール10に対して給電用口金340のみから給電を行う片側給電方式を採用している。つまり、直管LEDランプ1は、照明器具等からの電力を給電用口金340のみから受電する。
以下、直管LEDランプ1の各構成部材について詳述する。
[筐体]
筐体320は、LEDモジュール10を覆う透光性を有する長尺状の透光性カバーであって、図1に示すように、本実施形態では、両端部に開口を有する長尺筒体からなる直管状の外管である。筐体320は、透明樹脂材料又はガラスによって構成することができる。
例えば、直管としての筐体320としては、シリカ(SiO)が70〜72[%]のソーダ石灰ガラスからなり、熱伝導率が約1.0[W/m・K]のガラス管を用いることができる。また、例えば、アクリルまたはポリカーボネート等の樹脂材料から構成されたプラスチック管を用いることができる。
なお、筐体320の外面又は内面に拡散処理を施すことにより、LEDモジュール10からの光を拡散させることができる。拡散処理としては、例えば、ガラス管等の筐体320の内面にシリカや炭酸カルシウム等を塗布する方法がある。
なお、筐体320は、LEDモジュール10からの光を拡散させるための光拡散機能を有する光拡散部を備えてもよい。これにより、LEDモジュール10から発せられた光を、筐体320を通過する際に拡散させることができる。光拡散部としては、例えば、筐体320の内面及び外面の少なくともいずれかに形成された光拡散シート又は光拡散膜等がある。具体的には、シリカや炭酸カルシウム等の光拡散材(微粒子)を含有する樹脂や白色顔料を筐体320の内面及び外面の少なくともいずれかに付着させて形成された乳白色の光拡散膜がある。その他の光拡散部としては、筐体320の内部及び外部の少なくともいずれかに設けられたレンズ構造物、又は筐体320の内面及び外面の少なくともいずれかに形成された凹部又は凸部がある。例えば、筐体320の内面及び外面の少なくともいずれかにドットパターンを印刷したり、筐体320の一部を加工したりすることで、筐体320に光拡散機能(光拡散部)を持たせることもできる。また、筐体320そのものを、光拡散材が分散された樹脂材料等を用いて成型することで、筐体320に光拡散機能(光拡散部)を持たせることもできる。
[基台]
図1及び図2に示すように、基台330は、LEDモジュール10及び駆動回路360を保持(支持)し、LEDモジュール10と駆動回路360とを熱的に結合している。また、基台330は、筐体320の内面に固着されており、基台330の熱は筐体320に熱伝導して筐体320の外面からランプ外部に放熱される。基台330の筐体320と接していない面は、LEDモジュール10を載置する板状の載置部となっている。本実施の形態において、基台330の表面である載置部の載置面は、長尺状の矩形平面である。
基台330は、金属等の高熱伝導性材料によって構成することが好ましく、例えば、アルミニウムで構成される。なお、基台330は、樹脂により構成されてもよい。この場合、熱伝導率の高い樹脂材料を用いることが好ましい。
[LEDモジュールの構成]
LEDモジュール10は、直管LEDランプ1の光源モジュールであり、図2に示すように、筐体320によって覆われる形で、基台330表面の載置部に固定されている。載置部への固定方法は、接着剤やネジ等による固定の他、ツメ、スライド、シリコン、リベット、カシメなど、様々である。
LEDモジュール10は、図1及び図2に示すように、筐体320の管軸方向において長尺状であり、基板11上に、SMD(Surface Mount Device)型の複数のLED素子100と複数のLED素子200とが実装されている。同図に示されるように、LEDモジュール10は、基板11と、複数のLED素子100と、LED素子100とは光色が異なる複数のLED素子200と、FETスイッチSW2を含む駆動回路360とを備えた発光モジュールである。なお、図2では、FETスイッチSW2を含む駆動回路360は、基板11上に配置されていないが、基板11の端部に実装されてもよい。あるいは、図2のように、基板11上の接続端子に接続されたリード線を介して、給電用口金340の内部に配置されてもよい。
図3は、実施の形態1に係るLEDモジュールの構成を示す斜視図である。同図に示されたLEDモジュール10は、図1に示された直管LEDランプ1の構成要素である。
直管LEDランプ1では、長尺状の矩形平面である基台の上面が、基板11となっており、当該基板11上に、SMD(Surface Mount Device)型の複数のLED素子100と複数のLED素子200とが実装されている。同図に示されるように、LEDモジュール10は、基板11と、複数のLED素子100で構成されたLEDアレイ100Aと、複数のLED素子200で構成されLEDアレイ100Aとは発光色が異なるLEDアレイ200Aと、FETスイッチSW2(図示せず)と、接続端子14とを備えた発光モジュールである。
LEDアレイ200Aは、基板11上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数のLED素子200で構成された第1発光部である。LEDアレイ100Aは、基板11上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数のLED素子100で構成され、LEDアレイ200Aと異なる光色で発光する第2発光部である。また、複数のLED素子100と複数のLED素子200とは、同一直線上に配置されている。
SMD型のLED素子100は、樹脂製のパッケージ(容器)101と、パッケージ101の凹部の中に実装されたLEDチップ102と、当該凹部内に封入された封止部材(蛍光体含有樹脂)103とを備える。なお、SMD型のLED素子200も、LED素子100と同様の構成である。LED素子200は、例えば、順方向電圧Vfが3VのLEDチップとオレンジ色蛍光体(色温度2700K)を含む封止部材とで構成された、電球色で発光する第1発光素子であり、LED素子100は、例えば、順方向電圧Vfが3VのLEDチップ102と白色蛍光体(色温度6500K)を含む封止部材103とで構成された、昼光色で発光する第2発光素子である。なお、封止部材は、例えば、シリコーン樹脂のような透光性材料と蛍光体とからなる。
ここで、LED素子200の直列接続数だけ順方向電圧Vfが加算された電圧値である第1順方向加算電圧は、LED素子100の直列接続数だけ順方向電圧Vfが加算された電圧値である第2順方向加算電圧より大きい。また、本実施の形態では、LED素子200の順方向電圧とLED素子100の順方向電圧とは等しく、LED素子200の直列接続数は、LED素子100の直列接続数より大きい。つまり、LEDアレイの順方向加算電圧が異なり、それぞれのLEDアレイを流れる場合の電圧降下量が異なる。これにより、LEDアレイを流れる電流径路のうち、電圧降下量の小さい電流径路に選択的に電流を流すことが可能となる。
基板11は、少なくとも表面が絶縁性の材料により構成された、LED素子を実装するためのLED実装用基板であって、例えば長尺状の基板である。基板11としては、例えば、ガラスエポキシ基板(CEM−3、FR−4等)、紙フェノールや紙エポキシからなる基板(FR−1等)、ポリイミド等から構成される可撓性を有するフレキシブル基板、又はメタルベース基板を用いることができる。メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成されたアルミニウム合金基板、鉄合金基板又は銅合金基板等を用いることができる。基板11の表面及び裏面は、平面視したとき、矩形状となっている。また、基板表面には、反射性向上及び配線保護のため、白色レジストが塗布されていてもよい。
図4は、実施の形態1に係るLEDモジュールにおけるLED素子の配置レイアウト図の一例である。同図には、基板11を平面視した場合のLED素子及び配線の配置レイアウトが表されている。
基板11上に直線状に配置された複数のLED素子100が、配線104により直列接続され、LEDアレイ100Aを構成している。また、基板11上に直線状に配置された複数のLED素子200が、配線204により直列接続され、LEDアレイ200Aを構成している。また、LEDアレイ100Aのカソード端子とLEDアレイ200Aのカソード端子とは共通の配線304に接続されている。配線104、204及び304は、基板11上に形成されている。配線104、204及び304のレイアウトにより、複数のLED素子100と複数のLED素子200とは、同一直線上に配置されている。
また、基板11には、図3に示されたような接続端子14が形成されている。配線104、204及び304は、接続端子14と接続され、給電用口金340の内部に設けられた駆動回路360に接続される。なお、接続端子14において、リード配線を半田付けすることで、当該リード配線と基板11とが固定される。
ここで、図4に表された素子レイアウトでは、複数のLED素子100から任意に選ばれた2つのLED素子100の間には、少なくとも1つのLED素子200が配置されている。本実施の形態では、LED素子200とLED素子100との配置数比は、4:3となるよう配列されている。図4に表された素子レイアウトによれば、配置数の少ないLED素子100同士は隣接しないので、LED素子200とLED素子100との配置数比に応じて、可能な限りLED素子200とLED素子100とが交互配置される。よって、例えば、長尺状の基板11の上方に配光調整手段を設けなくとも、配光特性を合わせることが可能となり、光学機構を簡素化できる。
なお、LEDアレイ100A及び200Aの配置は、図3及び図4に示されるような直線配置に限定されない。直管LEDランプ1の配光特性等に合わせて、例えば、所定の曲線上に一列配置されてもよい。
また、基板11の表面は、LED素子を平面配置できるのであれば、必ずしも全体が平面である必要はない。さらに、基板11の裏面も平面に限定されない。
ここで、SMD型のLED素子100及び200は、それぞれ、図4に示されるように、並列接続されたLEDチップ102A及び102B、ならびに、並列接続されたLEDチップ202A及び202Bを備えても良い。この構成において、LED素子200は、例えば、順方向電圧Vfが3VのLEDチップ202A及び202Bとオレンジ色蛍光体(色温度2700K)を含む封止部材とで構成され、電球色で発光する。また、LED素子100は、例えば、順方向電圧Vfが3VのLEDチップ102A及び102Bと白色蛍光体(色温度6500K)を含む封止部材103とで構成され、昼光色で発光する。
図4に示されたLED素子の構成の場合、LEDアレイ100Aが有する、並列接続された1組のLEDチップ102A及び102Bの合成順方向電圧は、Vf/2となる。同様に、LEDアレイ200Aが有する、並列接続された1組のLEDチップ202A及び202Bの合成順方向電圧は、Vf/2となる。LEDチップ202A及び202Bの並列接続組の直列接続数だけ合成順方向電圧が加算された電圧値が、第1順方向加算電圧となる。また、LEDチップ102A及び102Bの並列接続組の直列接続数だけ合成順方向電圧が加算された電圧値が、第2順方向加算電圧となる。この関係において、第1順方向加算電圧は第2順方向加算電圧より大きい。また、本実施の形態では、LEDチップ102A、102B、202A及び202Bの順方向電圧は等しい。この関係において、LEDアレイ200Aを構成するLEDチップの並列接続組の直列接続数は、LEDアレイ100Aを構成するLEDチップの並列接続組の直列接続数よりも大きい。つまり、LEDアレイの順方向加算電圧が異なり、それぞれのLEDアレイを流れる場合の電圧降下量が異なる。これにより、LEDアレイを流れる電流径路のうち、電圧降下量の小さい電流径路に選択的に電流を流すことが可能となる。
また、LEDアレイ200Aを通る第1電流径路は、FETスイッチSW2を通らない経路であり、LEDアレイ100Aを通る第2電流径路は、FETスイッチSW2を通る経路である。この構成により、FETスイッチSW2が非導通状態の場合、定電力出力回路20からLEDアレイ200Aにのみ電力が供給され、FETスイッチSW2が導通状態の場合、定電力出力回路20からLEDアレイ100Aに電力が供給される。
なお、図2では、LED素子200とLED素子100との個数比を4:3としているが、LED素子の個数比はこれに限らない。LEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aの構成の差異として、互いの発光色が異なり、かつ、LEDチップ1個あたりの順方向電圧Vf(または合成順方向電圧)が直列加算された電圧である順方向加算電圧(以下、トータルVfと記す場合がある)の差が、略LEDチップ1個分の順方向電圧Vf、例えば、2.5V程度以上であればよい。これについては、図6A及び図6Bを用いて後述する。
[LEDランプの構成]
図5は、実施の形態1に係るLEDランプのブロック構成図である。同図に示されるように、直管LEDランプ1は、LEDモジュール10と、定電力出力回路20と、選択制御回路30とを備える。また、LEDモジュール10には、図3及び図4で示されたように、LEDアレイ100Aと、LEDアレイ200Aと、FETスイッチSW2とが配置されている。
図4で示されたように、LEDアレイ200Aは、直列に接続された複数のLED素子200で構成され、アノード側である第1アノード端子とカソード側である第1カソード端子とを有する第1発光部である。LEDアレイ100Aは、直列に接続された複数のLED素子100で構成され、アノード側である第2アノード端子とカソード側である第2カソード端子とを有し、第1発光部と異なる光色で発光する第2発光部である。また、LEDアレイ200Aのカソード端子とLEDアレイ100Aのカソード端子とが接続され、LEDアレイ200Aのアノード端子とLEDアレイ100Aのアノード端子とが、FETスイッチSW2を介して接続されている。なお、図4では、LED素子200とLED素子100とは、例えば、双方とも順方向電圧Vfが等しいLEDチップで構成されているとしたが、これに限られない。LED素子200とLED素子100とは、双方とも順方向電圧Vfが等しいLEDチップで構成されている必要はなく、アレイとしての光色が異なり、かつ、LEDアレイ200Aの順方向加算電圧がLEDアレイ100Aの順方向加算電圧より大きければよい。
本実施の形態において、例えば、LED素子200は、順方向電圧Vfが3VであるLEDチップとオレンジ色蛍光体を含む封止部材とで構成された、電球色で発光する第1発光素子である。また、LED素子100は、順方向電圧Vfが3VであるLEDチップと白色蛍光体を含む封止部材とで構成された、昼光色で発光する第2発光素子である。ここで、LEDアレイ200Aは、2つのLEDチップが並列接続されたLED素子200が24個直列接続された構成であるとすると、トータルVfは、36V(=3V/2×24個)である。また、LEDアレイ100Aは、2つのLEDチップが並列接続されたLED素子100が18個直列接続された構成であるとすると、トータルVfは、27V(=3V/2×18個)である。
FETスイッチSW2は、ソース端子及びドレイン端子が第1アノード端子と第2アノード端子との間との間に接続され、第1発光部へ電流が流れる経路である第1電流径路と第2発光部へ電流が流れる経路である第2電流径路とを切り替える第1スイッチ素子である。つまり、FETスイッチSW2は、定電力出力回路20からLEDアレイ200Aを流れる第1電流径路、及び、定電力出力回路20からLEDアレイ100Aを流れる第2電流径路のうち、順方向加算電圧の小さい方の第2電流径路上にソース端子及びドレイン端子が直列接続されている。また、FETスイッチSW2のゲート端子には、選択制御回路30からの選択制御信号が印加される。
選択制御回路30は、外部信号を受け、当該外部信号に基づいて選択制御信号及び電力制御信号を、それぞれ、FETスイッチSW2及び定電力出力回路20へ出力する。
FETスイッチSW2は、ゲート端子に入力された選択制御信号によりオンオフを切り替えるp型のFETである。この切り替え動作により、定電力出力回路20からLEDアレイ200AまたはLEDアレイ100Aへ一定電力が供給される。
定電力出力回路20は、一定の電力制御信号のもとでは、FETスイッチSW2のオンオフ動作によりLEDモジュール10に供給する電力量を変化させない。つまり、定電力出力回路20は、FETスイッチSW2の導通及び非導通の切り替え前に電流が流れているLEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aの一方と、当該切り替え後に電流が流れているLEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aの他方とに対して、同じ電力値を出力する。一方、定電力出力回路20は、選択制御回路30からの電力制御信号により、LEDモジュール10に供給する電力量を、例えば、PWM方式に基づいたデューティー調整により制御する。
つまり、直管LEDランプ1は、光色の切り替えに対して明るさ及び電力量を変化させず一定とすることが可能である。加えて、直管LEDランプ1は、外部(調光)信号に応じて明るさ及び電力量を変化させる機能も有する。
なお、本実施の形態では、2つのLEDアレイが電気的に並列接続され、当該2つのLEDアレイが同一直線上に配置された構成を例示したが、3つ以上のLEDアレイが電気的に並列接続され、当該3つ以上のLEDアレイが同一直線上に配置された構成であってもよい。例えば、n個のLEDアレイが電気的に並列接続された構成の場合、それぞれのLEDアレイのトータルVfが異なり、隣接するLEDアレイのアノード端子間に、FETスイッチが直列挿入されていればよい。但し、n個のLEDアレイのうちトータルVfが最大であるLEDアレイを通る電流径路にはFETスイッチが配置されない。つまり、n個のLEDアレイが電気的に並列接続された構成の場合、FETスイッチは(n−1)個必要となる。
以下、FETスイッチSW2のオンオフ動作と電流径路との関係について図6A及び図6Bを用いて説明する。
図6Aは、実施の形態1に係るLEDランプのFETスイッチがオン状態の場合の電流径路を示す状態遷移図であり、図6Bは、実施の形態1に係るLEDランプのFETスイッチがオフ状態の場合の電流径路を示す状態遷移図である。ここで、上述したように、LEDアレイ200Aの順方向加算電圧(以下、トータルVfと記す場合がある)は36Vであり、LEDアレイ100Aの順方向加算電圧は27Vであり、順方向加算電圧の差は9Vである。
上記構成において、まず、選択制御信号によりFETスイッチSW2がオン状態である場合、定電力出力回路20から供給される電流は、トータルVfの小さいLEDアレイ100Aを通る電流径路を流れ、昼光色で発光する。つまり、両LEDアレイのトータルVfの差は4V以上であり、FETスイッチSW2が導通状態の場合、定電力出力回路20からLEDアレイ100Aのみに電力が供給される。
これに対して、選択制御信号によりFETスイッチSW2がオフ状態である場合、LEDアレイ100Aを通る電流径路は遮断され、定電力出力回路20から供給される電流は、LEDアレイ200Aを通る電流径路を流れ、電球色で発光する。
ここで、例えば、LEDアレイ200Aの蛍光体の発光効率が低く、LEDアレイ100Aの蛍光体の発光効率が高い。LEDアレイ200A及び100Aの双方を定電力回路20に接続して両アレイを同じ照度で駆動するには、発光効率の悪いLEDアレイ200AのLED素子数量を増やすなどして両アレイを構成するLED素子の直列接続数を調整する。本実施の形態では、LEDアレイ200Aのほうが直列接続数が大きいので、LEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aの照度が同じ状態で、光色を切り替えることが可能となる。つまり、発光効率の低いLEDアレイ200Aの方がLED素子が多く配置され、また、配置数の少ないLED素子100同士は隣接しないので、LED素子200とLED素子100との配置数の割合に応じて、可能な限りLED素子200とLED素子100とが交互配置される。
上記2つの電流径路を流れる場合、電力制御信号が一定である状況では、FETスイッチSW2による電流径路の切り替えがあった場合であっても、定電力出力回路20は、同じ電力値をLEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aへ供給することが可能となる。
また、LEDアレイの電流径路を切り替える回路素子はFETスイッチSW2一つのみなので、回路部品点数を低減しつつ、明るさ及び消費電力を変化させずに光色を切り替えることが可能となる。
なお、図6Aの状態遷移において、LEDアレイ100AのトータルVfに対して、LEDアレイ200AのトータルVfが4V以上大きい場合、LEDアレイを流れる電流を、完全にLEDアレイ100Aに流すことが可能となる。
これに対して、LEDアレイ100Aの順方向加算電圧に対して、LEDアレイ200Aの順方向加算電圧が2V以上〜4V未満だけ大きい場合、LEDアレイ100Aに流れる電流を支配的としつつ、LEDアレイ200Aにも微小な電流が流れるので、発光色を混色させて調色することも可能となる。つまり、FETスイッチSW2が導通状態の場合、定電力出力回路20からLEDアレイ100Aに主電力が供給され、LEDアレイ200Aに当該主電力よりも小さい電力が供給される。この場合、定電力出力回路20は、FETスイッチSW2の導通及び非導通の切り替え前後において、LEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aへ供給される電力の合算値を変化させずにLEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aへ電力を出力する。
[LEDランプの回路構成]
次に、直管LEDランプ1の回路構成、特に、定電力出力回路20の回路構成について図7を用いて説明する。
図7は、実施の形態1に係るLEDランプを含む駆動回路の構成図である。同図には、LEDモジュール10、定電力出力回路20、選択制御回路30、整流回路40、フィルタ回路50、及び交流電源60が示されている。定電力出力回路20と、選択制御回路30と、整流回路40と、フィルタ回路50とは、LEDモジュール10を駆動する駆動回路を構成し、LEDランプ2は、当該駆動回路と、LEDモジュール10とを備える。
交流電源60は、例えば、電圧実効値100Vの交流を出力するものである。
整流回路40は、例えば、4つのダイオードD1〜D4で構成されたダイオードブリッジからなる整流回路である。
フィルタ回路50は、整流回路40によって整流された電流を電解コンデンサC1により平滑化し、かつ、所定の周波数にフィルタリングする。
定電力出力回路20は、トランスL2の1次側コイルがLEDアレイ200A及び100Aと並列接続され、FETスイッチSW1がトランスL2の1次側コイルと直列接続されたバックブースト回路を構成している。整流回路40及びフィルタ回路50を介して定電力出力回路20に供給された電流は、磁気エネルギーとしてトランスL2に蓄えられる。また、定電力出力回路20は、トランスL2に蓄えられた磁気エネルギーを、所定のタイミングでLEDモジュール10へ放出する。
選択制御回路30は、マイコンMC1と、FETスイッチSW3及びSW4とを備える。例えば、LEDアレイ100Aを発光させるための外部信号がマイコンMC1に入力されると、マイコンMC1は、FETスイッチSW3をオン状態にする選択制御信号をFETスイッチSW3のゲートに出力する。これにより、FETスイッチSW3がオン状態となり、p型のFETスイッチSW2のゲート電圧がプルダウンされFETスイッチSW2がオン状態となる。これにより、LEDモジュール10に供給される電流は、LEDアレイ100Aを通る電流径路を選択的に流れる。一方、LEDアレイ200Aを発光させるための外部信号がマイコンMC1に入力されると、マイコンMC1は、FETスイッチSW3をオフ状態にする選択制御信号をFETスイッチSW3のゲートに出力する。これにより、FETスイッチSW3がオフ状態となり、p型のFETスイッチSW2のゲート電圧がハイレベルとなりFETスイッチSW2がオフ状態となる。これにより、LEDモジュール10に供給される電流は、LEDアレイ200Aを通る電流径路を選択的に流れる。
これに加え、例えば、LEDモジュール10の明るさ(照度)を変更するための外部信号がマイコンMC1に入力されると、マイコンMC1はFETスイッチSW4のオンオフ動作を制御する信号をFETスイッチSW4のゲートに出力する。これにより、FETスイッチSW4が所定の周期でオンオフすることにより、FETスイッチSW1の発振周波数を制御するための出力制御信号が発振制御部21のIC1へと供給される。
つまり、FETスイッチSW3は、発光色を切り替えるためのスイッチ素子であり、FETスイッチSW4は、照度を切り替えるためのスイッチ素子である。
[定電力出力回路の構成及び動作]
定電力出力回路20は、トランスL2と、FETスイッチSW1と、ダイオードD6と、抵抗R9と、発振制御部21とを備える。発振制御部21は、FETスイッチSW1の導通及び非導通を制御するIC1を有している。以下、各構成要素の接続関係を説明する。
トランスL2の1次側コイルの高電位側端子とFETスイッチSW1のドレイン端子とが接続されている。また、整流回路40及びフィルタ回路50に接続された定電力出力回路20の正極側入力端子とトランスL2の1次側コイルの低電位側端子(定電力出力回路20の負極側出力端子)とが接続されている。また、FETスイッチSW1のソース端子と整流回路40及びフィルタ回路50に接続された定電力出力回路20の負極側入力端子とが抵抗R11を介して接続されている。また、FETスイッチSW1のソース端子とIC1のISENSE端子との間には、抵抗R9が直列挿入されている。また、トランスL2の2次側コイルからは、抵抗R7及びダイオードD5を経てIC1の電源電圧Vccが供給されている。また、トランスL2の1次側コイルの高電位側端子とダイオードD6のアノード端子とが接続され、ダイオードD6のカソード端子(定電力出力回路20の正極側出力端子)とLEDアレイ200Aのアノード端子とが接続されている。また、トランスL2の1次側コイルの低電位側端子とLEDアレイ200Aのカソード端子とが接続されている。なお、本実施の形態において、トランスL2のインダクタンスは、例えば、0.8mHである。
つまり、トランスL2の1次側コイルは、LEDアレイ200Aと並列接続され、かつ、LEDアレイ100A及びFETスイッチSW2の直列接続部と並列接続されたインダクタである。また、FETスイッチSW1は、定電力出力回路20の正極側入力端子及び負極側入力端子の間にトランスL2と直列接続された第2スイッチ素子である。定電力出力回路20の負極側出力端子は、LEDアレイ200A及び100Aのカソード端子に接続され、正極側出力端子がLEDアレイ200Aのアノード端子とFETスイッチSW2とに接続され、FETスイッチSW2の導通及び非導通の切り替え前後に電流が流れるLEDアレイ200A及びLEDアレイ100Aに対して、同じ電力値を出力する。
上記回路構成において、FETスイッチSW1及びSW2のスイッチング動作とLEDモジュール10の発光動作との関係を具体的に説明する。
まず、時刻t0において、FETスイッチSW2がオフ状態であるとする。また、FETスイッチSW1がオン状態であるとし、整流回路40及びフィルタ回路50を介して整流平滑化された電流が、トランスL2(1次側)、FETスイッチSW1、抵抗R11を流れているとする。この間、電源側からの電力供給により、トランスL2に蓄えられる磁気エネルギーは増加していく。このとき、IC1は、抵抗R9によりトランスL2に流れる電流をモニタしている。また、LEDアレイ200A及び100Aのカソード側端子が定電力出力回路20の正極側入力端子(負極側出力端子)に接続されているので、トランスL2への上記充電時には、また、LEDアレイ200A及び100Aへは、電流は流れない。
次に、時刻t1において、IC1は、トランスL2に流れる電流が所定の電流値に到達すると、FETスイッチSW1をオフ状態にする。このとき、電源側からの電力供給は遮断され、トランスL2(1次側)→ダイオードD6→LEDアレイ200A→トランスL2(1次側)の電流径路で、トランスL2に蓄えられた磁気エネルギーが放出され、LEDアレイ200Aが発光する。
次に、時刻t2において、IC1は、FETスイッチSW1をオン状態にする。これにより、電源側からトランスL2への電力供給が開始され、トランスL2に蓄えられる磁気エネルギーは増加し、LEDアレイ200Aの発光が停止する。
IC1は、選択制御回路30からの電力制御信号に基づいて、FETスイッチSW1のオン期間(t0−t1)とオフ期間(t1−t2)との比であるデューティー比を決定し、FETスイッチSW1をPWM制御する。このデューティー比により、FETスイッチSW1のオンオフが繰り返されることで、LEDモジュール10には一定電力が供給され、所定の照度で発光する。ここで、FETスイッチSW2がオフ状態の期間では、トランスL2に蓄えられた磁気エネルギーに対応した電力が、LEDアレイ200Aに供給される。なお、本実施の形態において、FETスイッチSW1のスイッチング周波数は、例えば、66.5kHzである。
次に、時刻t3において、発光色を切り替えるための外部信号が選択制御回路30に入力されたとする。このとき、FETスイッチSW3はオン状態へと変化し、これにより、FETスイッチSW2がオン状態へと変化する。
次に、時刻t4において、IC1は、トランスL2に流れる電流が所定の電流値に到達すると、FETスイッチSW1をオフ状態にする。このとき、電源側からの電力供給は遮断され、トランスL2(1次側)→ダイオードD6→LEDアレイ100A→トランスL2(1次側)の電流径路で、トランスL2に蓄えられた磁気エネルギーが放出され、LEDアレイ100Aが発光する。
次に、時刻t5において、IC1は、FETスイッチSW1をオン状態にする。これにより、電源側からトランスL2への電力供給が開始され、トランスL2に蓄えられる磁気エネルギーは増加し、LEDアレイ100Aの発光が停止する。
時刻t3−時刻t5において、IC1は、時刻t0−t3の期間における電力制御信号と同じ電力制御信号に基づいて、時刻t0−t2におけるデューティー比と同じデューティー比でFETスイッチSW1をPWM制御する。このデューティー比により、LEDモジュール10は、時刻t0−時刻t3における照度と同じ照度に設定される。ここで、FETスイッチSW2がオン状態の期間では、FETスイッチSW2がオフ状態の期間においてLEDアレイ200Aに供給された電力と同様の電力が、LEDアレイ100Aに供給される。
つまり、FETスイッチSW1が導通状態の場合、電源からトランスL2の1次側コイルに電流が流れることによりトランスL2が充電され、FETスイッチSW1が非導通状態の場合、当該充電によりトランスL2の1次側コイルに蓄えられた磁気エネルギーを、LEDアレイ200AまたはLEDアレイ100Aへ放出する。また、LEDアレイ200Aと並列にコンデンサC3が配置されることにより、LEDアレイに流れる電流を平滑し、光出力のムラを抑えることが可能となる。
上記構成及び動作において、本実施の形態に係る直管LEDランプ1は、従来の照明用光源の駆動回路として使用される定電流回路を用いず定電力出力回路を使用しているので、トランスL2に蓄えられた所定量の磁気エネルギーのみによりLEDアレイに電力が供給される。よって、LEDモジュール10に設けられた複数の電流径路の電圧降下量が異なっても、各LEDアレイに供給される電力は一定となる。
なお、バックブースト方式の定電力出力回路20によれば、FETスイッチSW1がオンである期間中、トランスL2には磁気エネルギーが蓄積され続けるので、大きな順方向加算電圧を有するLEDアレイにも十分電力供給することが可能となる。
なお、LEDモジュール10の回路構成において、FETスイッチSW2はLEDアレイ200A及び100Aの高電位側に配置されているが、LEDアレイ200A及び100Aの低電位側に配置されてもよい。
なお、本実施の形態における、直管LEDランプ1が有する駆動回路において、スイッチ素子としてFETを用いているが、バイポーラトランジスタを用いてもよい。
図8は、実施の形態1の変形例に係るLEDランプを含む回路構成図である。同図に示された駆動回路の構成は、図7に示された駆動回路の構成と比較して、LEDモジュール10のスイッチ素子としてFETスイッチSW2の替わりにPNP型のバイポーラトランジスタSW5が配置されている点、及び、選択制御回路30のスイッチ素子としてFETスイッチSW3の替わりにNPN型のバイポーラトランジスタSW6が配置されている点が異なる。
例えば、LEDアレイ100Aを発光させるための外部信号がマイコンMC1に入力されると、マイコンMC1はバイポーラトランジスタSW6のベース−エミッタ電流を流すための選択制御信号をバイポーラトランジスタSW6のベースに出力する。これにより、バイポーラトランジスタSW6がオン状態となり、バイポーラトランジスタSW6のコレクタ−エミッタ電流により、PNP型のバイポーラトランジスタSW5のエミッタ−ベース電流が流れ、バイポーラトランジスタSW5のエミッタ−コレクタ電流が流れる。これにより、LEDモジュール10に供給される電流は、LEDアレイ100Aを通る電流径路を選択的に流れる。一方、LEDアレイ200Aを発光させるための外部信号がマイコンMC1に入力されると、マイコンMC1はバイポーラトランジスタSW6をオフ状態にする選択制御信号をバイポーラトランジスタSW6のベースに出力する。これにより、バイポーラトランジスタSW6がオフ状態となり、バイポーラトランジスタSW5もオフ状態となる。これにより、LEDモジュール10に供給される電流は、LEDアレイ200Aを通る電流径路を選択的に流れる。
以上、本実施の形態に係る直管LEDランプ1によれば、(1)光色の異なる2つのLEDアレイのうち、LED素子の直列接続数が大きいLEDアレイ200Aは順方向加算電圧が大きく、(2)第1スイッチ素子によりLEDアレイの電流パスが切り替えられ、(3)定電力出力回路20によりLEDアレイに一定電力が供給される。これにより、明るさ及び消費電力を変化させずに光色を切り替えることが可能となる。また、2つのLEDアレイを構成するLED素子が同一直線上に配置されているので、直管LEDランプ1において、配光特性を変化させずに光色切り替えが可能となる。さらに、配光調整のための光学機構を簡素化できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る照明装置2について、図9を用いて説明する。
図9は、実施の形態2に係る照明装置の概観斜視図である。同図に示されるように、本実施の形態に係る照明装置2は、ベースライトであって、直管LEDランプ1と照明器具400とを備える。
直管LEDランプ1は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1であって、照明装置2の照明用光源として用いられる。なお、本実施の形態では、2本の直管LEDランプ1を用いている。
照明器具400は、直管LEDランプ1と電気的に接続され、かつ、当該直管LEDランプ1を保持する一対のソケット410と、ソケット410が取り付けられる器具本体420とを備える。器具本体420は、例えばアルミ鋼板をプレス加工等することによって成型することができる。また、器具本体420の内面は、直管LEDランプ1から発せられた光を所定方向(例えば、下方である)に反射させる反射面となっている。
このように構成される照明器具400は、例えば天井等に固定具を介して装着される。なお、照明器具400には、直管LEDランプ1の点灯を制御するための回路等が内蔵されていてもよい。また、直管LEDランプ1を覆うようにカバー部材が設けられていてもよい。
(その他)
以上、本発明に係る照明用光源及び照明装置について、実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれる。
また、実施の形態1において、LEDモジュールを構成するLEDとして、パッケージ化されたSMD型のLED素子を用いたが、これに限らない。例えば、実装基板上に複数のLEDチップが直接実装され、複数のLEDチップを蛍光体含有樹脂(封止部材)によって一括封止した構成であるCOB(Chip On Board)型のLEDモジュールとしても構わない。
また、例えば、実施の形態1では、LEDアレイの構成として、直列に接続された複数のLEDを想定したが、LEDアレイは、それぞれ、1個のLEDで構成されてもよい。但し、この場合には、LEDの順方向電圧は異なること、及び発光色が異なることが条件となる。
また、実施の形態1において、定電力出力回路20を含む駆動回路360は、給電用口金340の内部に配置されるとしたが、定電力出力回路20は、照明器具側に配置されていてもよい。
また、上記実施の形態では、昼光色で発光するLEDアレイと電球色で発光するLEDアレイとの切り替え構成を例示したが、これに限らず、例えば、赤色、緑色及び青色で発光する3つのLEDアレイを同一直線上に配置し、明るさ及び消費電力を変化させずに切り替える構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、LEDモジュールを直管LEDランプに適用したが、これに限らず、例えば、電球型ランプ、シーリングライト及びハロゲンランプ等にも適用できる。
また、照明装置2は、2本の直管LEDランプ1を備えるが、1本、あるいは、3本以上の直管LEDランプ1を備えても構わない。
また、上記回路図に示す回路構成は、一例であり、本発明は上記回路構成に限定されない。つまり、上記回路構成と同様に、本発明の特徴的な機能を実現できる回路も本発明に含まれる。例えば、上記回路構成と同様の機能を実現できる範囲で、ある素子に対して、直列又は並列に、トランジスタ、抵抗素子、容量素子、または誘導素子等の素子を接続したものも本発明に含まれる。言い換えると、上記実施の形態における「接続される」とは、2つの端子(ノード)が直接接続される場合に限定されるものではなく、同様の機能が実現できる範囲において、当該2つの端子(ノード)が、素子を介して接続される場合も含む。
1 直管LEDランプ
2 照明装置
10、900 LEDモジュール
11 基板
14 接続端子
20 定電力出力回路
21 発振制御部
30、530 選択制御回路
40 整流回路
50 フィルタ回路
60、931 交流電源
100、200 LED素子
100A、200A、511A、521A LEDアレイ(発光部)
101 パッケージ
102、102A、102B、202A、202B LEDチップ
103 封止部材
104、204、304 配線
320 筐体
330 基台
340 給電用口金(給電側口金)
341 給電ピン
350 非給電用口金
351 非給電ピン
360 駆動回路
400 照明器具
410 ソケット
420 器具本体
520 定電流出力回路
921 赤色LEDアレイ
921a、921b、921c、921d、921e、921f 赤色LED
922 白色LEDアレイ
922a、922b、922c、922d 白色LED
924 バイポーラトランジスタ
927 可変電圧源
932 AC/DCコンバータ
933 可変電流源
SW1、SW2、SW3、SW4、SW51、SW52 FETスイッチ
SW5、SW6 バイポーラトランジスタ

Claims (11)

  1. 長尺状の基板と、
    前記基板上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数の第1発光素子で構成された第1発光部と、
    前記基板上の長手方向に直線状に配置され、直列に電気接続された複数の第2発光素子で構成され、前記第1発光部と異なる光色で発光する第2発光部と、
    前記第1発光部へ電流が流れる経路である第1電流径路及び前記第2発光部へ電流が流れる経路である第2電流径路のうち、前記第2電流径路上に配置された第1スイッチ素子と、
    前記第1スイッチ素子の導通及び非導通の切り替え前後において、前記第1発光部及び前記第2発光部へ供給される電力の合算値を変化させずに前記第1発光部及び前記第2発光部へ電力を出力する定電力出力回路とを備え、
    前記複数の第1発光素子の直列接続数は、前記複数の第2発光素子の直列接続数より大きく、
    前記複数の第1発光素子の直列接続数だけ第1発光素子の順方向電圧が加算された電圧値である第1順方向加算電圧は、前記複数の第2発光素子の直列接続数だけ第2発光素子の順方向電圧が加算された電圧値である第2順方向加算電圧より大きく、
    前記複数の第1発光素子と前記複数の第2発光素子とは同一直線上に配置されている
    照明用光源。
  2. 前記複数の第2発光素子から任意に選ばれた2つの発光素子の間には、少なくとも1つの前記第1発光素子が配置されている
    請求項1に記載の照明用光源。
  3. 前記第1発光素子の順方向電圧と前記第2発光素子の順方向電圧とは等しく、
    前記第1発光素子及び前記第2発光素子の表面には、互いに異なる蛍光体が配置されており、
    前記第1発光部の発光効率は、前記第2発光部の発光効率よりも低い
    請求項1に記載の照明用光源。
  4. 前記第1発光部の発光量と、前記第2発光部の発光量とは等しい
    請求項3に記載の照明用光源。
  5. 前記第1スイッチ素子は、前記第1発光部のアノード側である第1アノード端子と前記第2発光部のアノード側である第2アノード端子との間、または、前記第1発光部のカソード側である第1カソード端子と前記第2発光部のカソード側である第2カソード端子との間に直列接続され、
    前記定電力出力回路は、負極側出力端子が前記第1カソード端子と前記第2カソード端子または前記第2カソード端子に接続された前記第1スイッチ素子とに接続され、正極側出力端子が前記第1アノード端子と前記第2アノード端子または前記第2アノード端子に接続された前記第1スイッチ素子とに接続されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明用光源。
  6. 前記第1電流径路は、前記第1スイッチ素子を通らない経路であり、
    前記第2電流径路は、前記第1スイッチ素子を通る経路であり、
    前記第1スイッチ素子が非導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第1発光部及び前記第2発光部のうち前記第1発光部のみに電力が供給され、
    前記第1スイッチ素子が導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第2発光部に主電力が供給される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明用光源。
  7. 前記第1順方向加算電圧と前記第2順方向加算電圧との電圧差は、4V以上であり、
    前記第1スイッチ素子が導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第1発光部及び前記第2発光部のうち前記第2発光部のみに電力が供給される
    請求項6に記載の照明用光源。
  8. 前記第1順方向加算電圧と前記第2順方向加算電圧との電圧差は、2V以上4V未満であり、
    前記第1スイッチ素子が導通状態の場合、前記定電力出力回路から前記第2発光部に主電力が供給され、前記第1発光部に前記主電力よりも小さい電力が供給される
    請求項6に記載の照明用光源。
  9. 前記定電力出力回路は、
    前記第1発光部と並列接続され、かつ、前記第2発光部及び前記第1スイッチ素子の直列接続部と並列接続されたインダクタと、
    正極側入力端子と負極側入力端子との間に前記インダクタと直列接続された第2スイッチ素子と、
    前記第2スイッチ素子の導通及び非導通を制御する発振制御部とを備え、
    前記第2スイッチ素子が導通状態の場合、電源から前記インダクタに電流が流れることにより前記インダクタが充電され、
    前記第2スイッチ素子が非導通状態の場合、前記充電により前記インダクタに蓄えられた磁気エネルギーを、前記第1発光部または前記第2発光部へ放出する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明用光源。
  10. 前記第1発光部の発光色は電球色であり、
    前記第2発光部の発光色は昼光色である
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明用光源。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明用光源を備える
    照明装置。
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