JP4314344B2 - 増粘剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は増粘剤に関する。さらに詳しくは水系エマルション、水系エマルション塗料などに有用な増粘剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来増粘剤としては天然物、半合成品(ヒドロキシエチルセルロ−スなど)、合成品と多くの物が知られている。合成品の中でもポリアクリル酸系やポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体など多くが知られている。例えば水系エマルション塗料用にこれらの増粘剤を用いた場合、天然物、半合成品、ポリアクリル酸系はレベリング性が悪く、レベリング性を付与するためにポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体が用いられている。ポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体としては、ウレタン変成ポリオキシアルキレングリコ−ル、エステル変成ポリオキシアルキレングリコ−ル、エポキシ変成ポリオキシアルキレングリコ−ルなど多くが知られている。(特公昭52−25840号、特公平1−55292号、特開昭58−213074、特開昭58−164671)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体は、増粘力が小さく目標の増粘性を得るために多量の添加量を必要とし、コストパフォ−マンスに劣るものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、低添加量で高増粘性を発揮する増粘剤組成物並びに当該増粘剤組成物を配合してなる水系エマルション、水系エマルション塗料を提供することを目的とする。
【0005】
本発明者らは鋭意検討の結果、特定の要件を備えた化合物が目的に合致することを見出し本発明に至った。すなわち、本発明の増粘剤組成物は一般式(1)で示される化合物の種以上を含み、その中でcが1であるものを35〜88質量%含み、cが2であるものを12〜40質量%含み、cが3であるものを20質量%以下含み、cが4以上であるものを15質量%以下含み、重量平均分子量が10,000〜40,000であることを特徴とするものである。
Figure 0004314344
Figure 0004314344
[式中、X、Zは炭素数6〜36のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基およびアリールアルキルアリール基からなる群から選ばれる官能基であり、Yはジイソシアネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、OR、OR’、OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、a、b、dは1〜500の整数であり、cは1以上の整数である。]
【0006】
また、本発明は上記の増粘剤組成物を0.01〜10質量%配合してなる水系エマルションである。
【0007】
さらに、本発明は上記の増粘剤組成物を0.01〜10質量%配合してなる水系エマルション塗料である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一般式(1)中のX、Zは、炭素数6〜36のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基およびアリールアルキルアリール基からなる群から選ばれる疎水性官能基である。
【0009】
炭素数6〜36のアルキル基としては、例えばヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル基、トリデシル基、イソトリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、オクタデシル基、イソステアリル基などがあげられる。
【0010】
炭素数6〜36のシクロアルキル基としては、例えばシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、メチルシクロペンチル基、メチルシクロヘキシル基、メチルシクロヘプチル基などがあげられる。
【0011】
炭素数6〜36のアルケニル基としては、例えばヘキセニル基、ヘキサジエニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、テトラデセニル基、オレイル基などがあげられる。
【0012】
炭素数6〜36のシクロアルケニル基としては、例えば2,4−シクロヘキサジエニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル基、メチルシクロペンテニル基、メチルシクロヘキセニル基、メチルシクロヘプテニル基などがあげられる。
【0013】
炭素数6〜36のアリール基としては、例えばフェニル基、αーナフチル基、βーナフチル基、アントリル基、ピレニル基などがあげられる。
【0014】
炭素数6〜36のアルキルアリール基としては、例えばトルイル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、ペンチルフェニル基、ヘキシルフェニル基、ヘプチルフェニル基、オクチルフェニル基、ノニルフェニル基、デシルフェニル基、ウンデシルフェニル基、ドデシルフェニル基、トリデシルフェニル基などがあげられる。
【0015】
炭素数6〜36のアリールアルキル基としては、例えばベンジル基、ベンズヒドリル基などがあげられる。
【0016】
炭素数6〜36のアリールアルキルアリール基としては、例えばスチレン化フェニル基、ベンジルフェニル基などがあげられる。
【0017】
これらのうち好ましくは炭素数8〜26の疎水性官能基であり、さらに好ましくは炭素数12〜24の疎水性官能基である。炭素数6未満では増粘効果が少なく、炭素数36を越えると原料が高価でコストパフォーマンスに劣る。X、Zは同種でもよく、異種の組み合わせでもよい。
【0018】
本発明の一般式(1)中のYはジイソシアネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、ジイソシアネ−ト化合物としては特に限定されない。ジイソシアネ−ト化合物としては例えば、脂肪族系ジイソシアネ−ト化合物、芳香族系ジイソシアネ−ト化合物、脂環族系ジイソシアネ−ト化合物などがあげられる。
【0019】
脂肪族系ジイソシアネ−ト化合物としては例えば、メチレンジイソシアネ−ト、ジメチレンジイソシアネ−ト、トリメチレンジイソシアネ−ト、テトラメチレンジイソシアネ−ト、ペンタメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、ヘプタメチレンジイソシアネ−ト、オクタメチレンジイソシアネ−ト、ノナメチレンジイソシアネ−ト、デカメチレンジイソシアネ−ト、ジプロピルエ−テルジイソシアネ−ト、2,2−ジメチルペンタンジイソシアネ−ト、3−メトキシヘキサンジイソシアネ−ト、2,2,4−トリメチルペンタンジイソシアネ−ト、3−ブトキシヘキサンジイソシアネ−ト、1,4−ブチレングリコ−ルジプロピルエ−テルジイソシアネ−ト、メタキシリレンジイソシアネ−ト、パラキシリレンジイソシアネ−ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネ−トなどがあげられる。
【0020】
芳香族系ジイソシアネ−ト化合物としては例えば、メタフェニレンジイソシアネ−ト、パラフェニレンジイソシアネ−ト、2,4−トリレンジイソシアネ−ト、2,6−トリレンジイソシアネ−ト、ジメチルベンゼンジイソシアネ−ト、エチルベンゼンジイソシアネ−ト、イソプロピルベンゼンジイソシアネ−ト、ビフェニルジイソシアネ−ト、トリジンジイソシアネ−ト、3,3’−ジメトキシビフェニルジイソシアネ−ト、ナフタレンジイソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、2,2’−ジメチルジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ−ト、3,3’−ジメトキシジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ−ト、4,4’−ジメトキシジフェニルメタン−3,3’−ジイソシアネ−ト、4,4’−ジエトキシジフェニルメタン−3,3’−ジイソシアネ−ト、2,2’−ジメチル−5,5’−ジメトキシジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ−トなどがあげられる。
【0021】
脂環族系ジイソシアネ−ト化合物としては例えば、シクロヘキシルジイソシアネ−ト、水添キシリレンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネ−トなどがあげられる。
【0022】
本発明の一般式(1)中のOR、OR’、OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレン基である。炭素数が2未満および4を越えると増粘性が低下する。炭素数2〜4のオキシアルキレン基としてはオキシエチレン基、オキシプロピレン基およびオキシブチレン基などがあげられる。これらのうちオキシエチレン基は必須である。オキシエチレン基の割合は、好ましくは全オキシアルキレン基の60重量%以上、さらに好ましくは全オキシアルキレン基の80重量%以上、特に好ましくは全オキシアルキレン基の90重量%以上である。オキシエチレン基が60重量%未満では増粘性が低下する。OR、OR’、OR”は2種以上のオキシアルキレン基をブロックまたはランダムに繋いだものでも良い。(OR)a、(OR’)b、(OR”)dは同種でもよく、異種の組み合わせでもよい。
【0023】
本発明の一般式(1)中のa、b、dは各々、OR、OR’、OR”の繰り返し単位を表わし、1〜500の整数であり、好ましくは2〜400であり、さらに好ましくは2〜300である。1未満および500を越えると増粘性が低下する。
【0024】
Figure 0004314344
内の繰り返し単位を表わし、1以上の整数である。
【0025】
cの構成としては、cが1であるものを35質量%以上含み、cが2であるものを40質量%以下含み、cが3であるものを20質量%以下含み、cが4以上であるものを15質量%以下含む。好ましくはcが1であるものを40質量%以上含み、cが2であるものを35質量%以下含み、cが3であるものを15質量%以下含み、cが4以上であるものを10質量%以下含む。さらに好ましくはcが1であるものを45質量%以上含み、cが2であるものを35質量%以下含み、cが3であるものを15質量%以下含み、cが4以上であるものを10質量%以下含む。cが1であるものを35質量%未満含む場合、増粘性が低下する。cが4以上であるものを15質量%より多く含む場合、増粘性が低下する。
【0026】
本発明の一般式(1)における増粘剤組成物の重量平均分子量は、10,000〜40,000であり、好ましくは15,000〜35,000、さらに好ましくは20,000〜30,000である。重量平均分子量が10,000未満および40,000を越えると増粘性が低下する。
【0027】
本発明における増粘剤組成物の重量平均分子量および重量平均分子量分布(cの分布)は、分子量既知のポリスチレンを標準物質としてゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ(G.P.C.)を用いて測定することができる。例えば、東ソ−(株)製、型式HLC−8120GPCのゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ(G.P.C.)を用いて以下の条件で測定できる。カラムには東ソ−製、型式SuperH−4000×2本と型式SuperH−3000×1本を用い、カラム温度は40℃、検出器は示差屈折計(RI検出器)、溶離液としてTHF(試薬1級、片山化学工業製)を用い、流速は0.5ml/min.、試料濃度は1%、試料溶液注入量は10μl、デ−タ処理機は東ソ−(株)製、型式SC−8020、分子量既知のポリスチレンの標準物質として東ソ−(株)製、TSK標準ポリスチレンを用いる。
【0028】
本発明の増粘剤組成物を合成する方法としては、公知のウレタン化反応を用いて合成することができる。例えばポリエ−テルモノオ−ル、ポリエ−テルジオ−ルおよびジイソシアネ−トを2〜10時間反応して合成できる。例えば、ポリエ−テルモノオ−ル、ポリエ−テルジオ−ルおよびジイソシアネ−トから合成する場合、一括仕込みによる合成方法でもよく、またポリエ−テルジオ−ルとジイソシアネ−トを反応させた後ポリエ−テルモノオ−ルと反応させ合成する方法、あるいはポリエ−テルモノオ−ルとジイソシアネ−トを反応させた後ポリエ−テルジオ−ルと反応させ合成する方法でもよい。反応により一部副生成物ができる場合があるが、主生成物は一般式(1)の化合物であり、副生成物との混合物で使用できる。
【0029】
反応温度は40〜130℃であり好ましくは70〜100℃である。40℃未満では反応が遅く時間がかかりすぎる欠点があり、また、130℃より高い温度では異常な副反応が起こり好ましくない。
【0030】
これらの反応において、必要に応じて使用される溶剤は活性水素を含有しないことを要し、例えば芳香族系溶剤としてトルエン、キシレンなど、脂肪族系溶剤として石油エ−テル、n−ヘキサンなど、脂環式系溶剤としてシクロヘキサン、シクロヘキサノン、デカリンなど、ハロゲン含有溶剤としてクロロホルム、四塩化炭素、エチレンジクロライド、クロルベンゼンなど、エステル系溶剤として酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ペンチルなど、ケトン系溶剤としてメチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどがあげられる。
【0031】
また必要に応じてウレタン化反応に使用される触媒としては、例えばアミン系化合物としてトリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ヘプタメチルジエチレントリアミン、N−メチルモルホリン、ベンジルトリエチルアンモニウムハイドロオキサイドなど、金属含有化合物として塩化第1スズ、塩化第2スズ、オクチル酸スズ、オクチル酸鉛、ジブチルチンジラウレ−ト、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、ナフテン酸カリウム、三塩化アンチモンなどがあげられる。触媒添加量は仕込み全質量に対し、0.001〜1質量%である。また添加方法は通常反応初期に加えるが反応中に分割して添加してもよい。
【0032】
次に本発明の増粘剤組成物を配合してなる水系エマルションおよび水系エマルション塗料について説明する。
【0033】
本発明の水系エマルションは、増粘剤組成物を水系エマルションに対して0.01〜10質量%配合したものであり、好ましくは0.05〜5質量%配合したものである。配合量が0.01質量%未満では増粘効果が発現せず、10質量%を越えると増粘し過ぎる。
【0034】
本発明の水系エマルション塗料は、増粘剤組成物を水系エマルション塗料に対して0.01〜10質量%配合したものであり、好ましくは0.05〜5質量%配合したものである。配合量が0.01質量%未満では増粘効果が発現せず、10質量%を越えると増粘し過ぎる。
【0035】
本発明の増粘剤組成物の添加方法としては、水系エマルションおよび水系エマルション塗料に直接配合してもよく、また添加前に適当な粘度になるように水あるいは溶剤で増粘剤を希釈してから配合してもよい。また例えばエマルション塗料に対してはグラインディングステ−ジ(混練工程)に添加してもよく、レットダウンステ−ジ(調整工程)に添加してもよい。
【0036】
本発明の増粘剤組成物を用いることができる水系エマルションとしてはアクリル系樹脂エマルション、酢酸ビニル系樹脂エマルション、塩化ビニル系樹脂エマルション、アクリルスチレン系樹脂エマルション、シリコン樹脂エマルション、ウレタン樹脂エマルション、エポキシ樹脂エマルション、フッ素樹脂エマルション、SBラテックス、SBRラテックス、ABSラテックス、NBRラテックス、CRラテックスなどがあげられる。
【0037】
本発明の増粘剤組成物を用いることができる水系エマルション塗料は通常水系エマルション、顔料、水、添加剤からなる。水系エマルションとしてはアクリル系樹脂エマルション、酢酸ビニル系樹脂エマルション、塩化ビニル系樹脂エマルション、アクリルスチレン系樹脂エマルション、シリコン樹脂エマルション、ウレタン樹脂エマルション、エポキシ樹脂エマルション、フッ素樹脂エマルション、SBラテックス、SBRラテックス、ABSラテックス、NBRラテックス、CRラテックスなどがあげられる。顔料としては炭酸カルシウム、酸化チタン、サチンホワイト、硫酸バリウム、タルク、酸化亜鉛、石膏、シリカ、フェライトなどの無機顔料、ポリスチレン系プラスチックピグメントなどの有機顔料があげられる。水系エマルション塗料の製造方法としては、ボ−ルミル、サンドグラインドミルなどを用いて顔料を分散し(グラインディングステ−ジ)、その後水系エマルションを配合(レットダウンステ−ジ)し製造する。
【0038】
本発明の増粘剤組成物が有用な水系エマルション、水系エマルション塗料以外の水性系には、紙、革および繊維工業に対する水系塗料組成物、洗浄剤、接着剤、ワックス、磨き剤、化粧品、洗面用化粧品、医薬品、農薬などがあげられる。
【0039】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。文中に部または%とあるのは質量部または質量%の意味である。
【0040】
(実施例A〜N)
製造例A〜Nにより本発明の実施例A〜Nの増粘剤組成物を得た。
【0041】
(製造例A)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を300部、オクタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを50モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを494部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しキシリレンジイソシアネ−トを28.2部加え、窒素気流下90〜95℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例A)を得た。
【0042】
(製造例B)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を480部、イコシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを249部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを53.8部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例B)を得た。
【0043】
(製造例C)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を240部、ヘキシルフェノ−ルにエチレンオキサイドを20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを423部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを40.3部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例C)を得た。
【0044】
(製造例D)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル20000(分子量20000)を300部、スチレン化フェノ−ルにエチレンオキサイドを5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを355部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを28.7部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例D)を得た。
【0045】
(製造例E)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、エチレンオキサイドとブチレンオキサイドを質量比88:12の割合でランダム共重合させた分子量6000のポリエ−テルジオ−ルを360部、ペンタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを30モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを372部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを30.2部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例E)を得た。
【0046】
(製造例F)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを重量比84:16の割合でランダム共重合させた分子量7300のポリエ−テルジオ−ルを439部、γ−アントロ−ルにエチレンオキサイドを20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを258部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを31.3部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例F)を得た。
【0047】
(製造例G)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル4000(分子量4000)を400部、オクタコシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを10モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを340部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しテトラメチレンジイソシアネ−トを42部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例G)を得た。
【0048】
(製造例H)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル1000(分子量1000)を6部、オクタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを420モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを674部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを4.2部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例H)を得た。
【0049】
(製造例I)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、エチレンオキサイドとブチレンオキサイドを重量比71:29の割合でランダム共重合させた分子量7400のポリエ−テルジオ−ルを446部、炭素数32の飽和脂肪族アルコ−ルにエチレンオキサイドを10モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを217部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却し水添キシリレンジイソシアネ−トを34.6部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例I)を得た。
【0050】
(製造例J)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を240部、ヘキサデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを50モル付加し、次いでプロピレンオキサイドを15モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを530部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを20.2部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例J)を得た。
【0051】
(製造例K)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を270部、スチレン化フェノ−ルにエチレンオキサイドを20モル付加し、次いでプロピレンオキサイドを5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを384部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを22.7部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例K)を得た。
【0052】
(製造例L)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を480部、トリフェニルフェノ−ルにエチレンオキサイドを5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを174部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを40.3部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例L)を得た。
【0053】
(製造例M)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル10000(分子量10000)を300部、トリベンジルフェノ−ルにエチレンオキサイドを30モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを505部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しキシリレンジイソシアネ−トを33.8部加え、窒素気流下90〜95℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例M)を得た。
【0054】
(製造例N)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を240部、イソステアリルアルコ−ルにエチレンオキサイドを50モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを395部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを20.2部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例N)を得た。
【0055】
(比較例O〜U)
製造例O〜Uにより本発明の比較例M〜Sの増粘剤組成物を得た。
【0056】
(製造例O)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を540部、ヘキサデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを30モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを281部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを31.3部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例O)を得た。
【0057】
(製造例P)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を480部、ブチルアルコ−ルにエチレンオキサイドを20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを305部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを40.3部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例P)を得た。
【0058】
(製造例Q)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル20000(分子量20000)を400部、ペンタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを100モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを370部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しキシリレンジイソシアネ−トを11.3部加え、窒素気流下90〜95℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例Q)を得た。
【0059】
(製造例R)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量6000)を600部、オクタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを33部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却し水添キシリレンジイソシアネ−トを25.6部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例R)を得た。
【0060】
(製造例S)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル4000(分子量4000)を400部、オクチルフェノ−ルにエチレンオキサイドを10モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを388部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを69.6部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例S)を得た。
【0061】
(製造例T)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを質量比50:50の割合でランダム共重合させた分子量7000のポリエ−テルジオ−ルを490部、ペンタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを10モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを178部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを35.3部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例T)を得た。
【0062】
(製造例U)
温度計、窒素導入管および高粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコ−ル2000(分子量2000)を12部、ラウリルアルコ−ルにエチレンオキサイドを600モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを638部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しテトラメチレンジイソシアネ−トを2.5部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例U)を得た。
【0063】
本発明の増粘剤の実施例A〜N、比較例O〜Uの重量平均分子量、重量平均分子量分布(cの分布)を表1に示した。
【0064】
【表1】
Figure 0004314344
【0065】
実施例A〜N、比較例O〜Uの性能を以下の方法により評価した。結果を表2に示した。
【0066】
本発明の実施例A〜N、比較例O〜Uの増粘剤30部、ブチルトリグリコ−ルエ−テル20部と水50部を均一配合し各々の増粘剤溶液を得た。
【0067】
評価例:水系エマルション塗料での増粘性評価
二酸化チタン〔石原産業(株)製、R−630〕254部、分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパ−サント5040〕10部、消泡剤〔ヘンケルKGaA製、デヒドラン1620〕0.5部、消泡剤〔サンノプコ(株)製、SNデフォ−マ−380〕8部、防腐剤〔サンノプコ(株)製、ノプコサイドSN−215〕1部、水163部、単層弾性塗料用エマルション(アクリルスチレン系)531部、エチレングリコ−ル10部、造膜助剤〔イ−ストマンケミカルカンパニ−製、テキサノ−ル〕22部、SNシックナ−634〔サンノプコ(株)製〕9部および増粘剤溶液16部なる配合の水系エマルション塗料を作成した。なお、増粘剤溶液を配合しないものをブランクとした。その後作成塗料を25℃に温調した後、20rpmでの粘度((株)東京計器製B型粘度計)を測定した。
増粘性:25℃においてブランクに比べ粘度が高くなる程増粘性は高い。
【0068】
【表2】
Figure 0004314344
【0069】
【発明の効果】
本発明の効果は、低添加量で高増粘性を発揮する新規な増粘剤組成物並びに当該増粘剤組成物を配合してなる水系エマルションおよび水系エマルション塗料を提供したことにある。本発明の増粘剤を配合してなる水系エマルション塗料は低添加量で目標の塗料粘度まで到達できるためコストパフォ−マンスに極めて優れ工業的に有用であるという特徴を有する。

Claims (3)

  1. 一般式(1)で示される化合物の種以上を含み、その中でcが1であるものを35〜88質量%含み、cが2であるものを12〜40質量%含み、cが3であるものを20質量%以下含み、cが4以上であるものを15質量%以下含み、重量平均分子量が10,000〜40,000であることを特徴とする増粘剤組成物。
    Figure 0004314344
    Figure 0004314344
    [式中、X、Zは炭素数6〜36のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基およびアリールアルキルアリール基からなる群から選ばれる官能基であり、Yはジイソシアネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、OR、OR’、OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、a、b、dは1〜500の整数であり、cは1以上の整数である。]
  2. 請求項1に記載の増粘剤組成物を0.01〜10質量%配合してなる水系エマルション。
  3. 請求項1に記載の増粘剤組成物を0.01〜10質量%配合してなる水系エマルション塗料。
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