JP5124729B2 - 粘性改良剤 - Google Patents
粘性改良剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5124729B2 JP5124729B2 JP2007164413A JP2007164413A JP5124729B2 JP 5124729 B2 JP5124729 B2 JP 5124729B2 JP 2007164413 A JP2007164413 A JP 2007164413A JP 2007164413 A JP2007164413 A JP 2007164413A JP 5124729 B2 JP5124729 B2 JP 5124729B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- diisocyanate
- viscosity improver
- mixture
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
水溶性高分子の応用と市場(シーエムシー出版、1984年発行)
したがって、工業用塗料(PCM及び重防蝕塗料等)の水系化を容易に達成できる。
直鎖アルキルとしては、n−ペンタコシル、n−ヘキサコシル、n−ヘプタコシル、n−オクタコシル、n−ノナコシル、n−トリアコンチル、n−ヘントリアコンチル、n−ドトリアコンチル、n−トリトリアコンチル、n−テトラトリアコンチル、n−ペンタトリアコンチル、n−ヘキサトリアコンチル、n−ヘプタトリアコンチル、n−オクタトリアコンチル、n−ノナトリアコンチル、n−テトラコンチル、n−ペンタコンチル及びn−ヘキサコンチル等が挙げられる。
脂肪族ジイソシアネ−トとしては、炭素数3〜15の脂肪族ジイソシアネート等が使用でき、メチレンジイソシアネ−ト、ジメチレンジイソシアネ−ト、トリメチレンジイソシアネ−ト、テトラメチレンジイソシアネ−ト、ペンタメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、ヘプタメチレンジイソシアネ−ト、オクタメチレンジイソシアネ−ト、ノナメチレンジイソシアネ−ト、デカメチレンジイソシアネ−ト、ビス(イソシアナトプロピル)エーテル、2,2−ジメチルペンタンジイソシアネ−ト、1,1−ジメチルブタン−1,4−ジイソシアネート、3−メトキシヘキサン−1,6−ジイソシアネ−ト、2,2,4−トリメチルペンタン−1,5−ジイソシアネ−ト、3−ブトキシ−1,6−ヘキサンジイソシアネ−ト及び1,4−ビス(イソシアナトプロピルオキシ)ブタン等が挙げられる。
一般式(1)で示される化合物には、オキシエチレン基が必ず含まれており、その含有量(重量%)は、オキシアルキレン基の合計重量に基づいて、少なくとも80が好ましく、さらに好ましくは85以上、特に好ましくは90以上である。この範囲であると、仕上り性がさらに良好となる。
bは、40〜500の整数であり、好ましくは55〜400、さらに好ましくは70〜300である。この範囲であると、仕上り性がさらに良好となる。
cは、1〜5の整数であり、好ましくは1〜4、さらに好ましくは1〜3である。この範囲であると、仕上り性がさらに良好となる。
混合物の場合、一般式(1)で示されるウレタン化合物(A)の重量平均分子量(Mw)は、1万〜10万が好ましく、さらに好ましくは1.5万〜8万、特に好ましくは2万〜6万である。この範囲であると、仕上り性がさらに良好となる。
ポリエーテルモノオールとしては、ブラウノンUNAシリーズ{青木油脂工業(株)}及びユニトックスシリーズ{東洋ペトロライト(株);「ユニトックス」はペトロライト コーポレーションの登録商標である。}等が使用できる。また、アルコールを公知のポリオキシアルキレン化反応を用いて反応させて得られるポリエーテルモノオールも使用できる。アルコールとしては、ユニリンアルコールシリーズ{東洋ペトロライト(株);「ユニリン」はペトロライト コ―ポレ―ションの登録商標である。}及びISOFOLシリーズ{SASOL社;サゾル ジャーマニー ゲーエムベーハーの登録商標である。}等が使用できる。
有機溶剤としては、特に限定されないが、アルコール及びエーテル等が含まれる。
アルコールとしては、炭素数1〜8のモノオール及び炭素数1〜12のジオール等が含まれる。モノールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、イソプロピルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール及び2−エチルヘキシルアルコール等が挙げられる。ジオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール及びテトラプロピレングリコール等が挙げられる。
本発明の粘性改良剤は、各種水性液体のうち、水乳化体用及び水系塗料用として好適である。
水乳化体用としては、水系塗料用のエマルションが適している。
水系塗料としては、水系エマルション塗料が適しており、さらに工業用エマルション塗料、次に自動車塗料を除く工業用エマルション塗料、特に建築、建材、PCM又は重防食用の水系エマルション塗料が適している。
水系エマルション塗料(特に工業用エマルション塗料)は、エマルション、水性樹脂、硬化剤、顔料、有機溶剤、水及びその他の添加剤等から構成される。
エマルションとしては、アクリル樹脂エマルション、酢酸ビニル樹脂エマルション、塩化ビニル樹脂エマルション、アクリルスチレン樹脂エマルション、シリコーン樹脂エマルション、ウレタン樹脂エマルション、エポキシ樹脂エマルション、フッ素樹脂エマルション、SBラテックス、SBRラテックス、ABSラテックス、NBRラテックス及びCRラテックス等が挙げられる。
有機溶剤としては、上記と同様の有機溶剤等が使用できる。
その他の添加剤としては、上記と同様の添加剤等が使用できる。
本発明の粘性改良剤を水性液体(特にエマルション塗料)等に配合させる場合、粘性改良剤の含有量(重量%)は、エマルション塗料の重量に基づいて、0.01〜10が好ましく、さらに好ましくは0.05〜7.5、特に好ましくは0.1〜5である。この範囲であると、エマルション塗料の粘度がさらに良好となる。
PEG−6000S{三洋化成工業(株)製、ポリエチレングリコ−ル、水酸基価(OH−V):13.5、数平均分子量8300(OH−Vから換算した数平均分子量である。以下同様。)}996部(0.12モル部)、及びイソヘキサコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド1モル付加物(OH−V:62.2、数平均分子量902)108部(0.12モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした(カールフィッシャー法、以下同様)。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト{三井武田ケミカル(株)製、タケネート700}30.2部(0.18モル部)及びジブチル錫ジラウレート[三共有機合成(株)製、STANN BL]0.2部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(1)とした。なお、ジ−n−ブチルアミンのジオキサン溶液を用いるイソシアナト基含有量測定法にてイソシアナト基の消失を確認した(以下、同じ)。また、ポリスチレン標準によるGPC測定による重量平均分子量(Mw)は6.0万であった。
PEG−2000{三洋化成工業(株)製、ポリエチレングリコ−ル、OH−V:56.1、数平均分子量2000}100部(0.05モル部)、及びn−ペンタコシルアルコ−ル/エチレンオキシド200モル付加物(OH−V:6.1、数平均分子量9200)917部(0.1モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、キシリレンジイソシアネ−ト{三井武田ケミカル(株)製、タケネート500}18.8部(0.1モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.22部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(2)とした。なお、Mwは1.0万であった。
PEG−20000{三洋化成工業(株)製、ポリエチレングリコ−ル、OH−V:5.6、数平均分子量20000}1000部(0.05モル部)、及びn−トリアコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド2モル付加物(OH−V:106.7、数平均分子量526)26.3部(0.05モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト12.6部(0.075モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.2部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(3)とした。なお、Mwは10.0万であった。
PEG−4000S{三洋化成工業(株)製、ポリエチレングリコ−ル、OH−V:34.0、数平均分子量3300}495部(0.15モル部)、及びイソペンタコンテニルアルコ−ル/エチレンオキシド180モル付加物(OH−V:6.5、数平均分子量8600)864部(0.1モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、イソホロンジイソシアネ−ト{住友バイエルウレタン(株)製、IPDI}44.4部(0.2モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.24部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(4)とした。なお、Mwは3.82万であった。
PEG−2000(OH−V:56.1、数平均分子量2000)1000部(0.5モル部)、及びn−テトラコンテニルアルコ−ル/エチレンオキシド3モル付加物(OH−V:79.2、数平均分子量708)142部(0.2モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、キシリレンジイソシアネ−ト113部(0.6モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.21部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(5)とした。なお、Mwは4.25万であった。
PEG−13000{三洋化成工業(株)製、ポリエチレングリコ−ル、OH−V:8.6、数平均分子量13000}522部(0.04モル部)、及びn−ペンタトリアコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド160モル付加物(OH−V:7.4、数平均分子量7500)302部(0.04モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト10.1部(0.06モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.18部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(6)とした。なお、Mwは8.0万であった。
PEG−6000S(OH−V:13.5、数平均分子量8300)498部(0.06モル部)、及びn−トリアコンチルアルコ−ル/プロピレンオキシド6モル/エチレンオキシド80モルブロック付加物(OH−V:13.0、数平均分子量4310)517部(0.12モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、イソホロンジイソシアネ−ト26.6部(0.12モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.2部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(7)とした。なお、Mwは3.28万であった。
エチレンオキシド150モル/プロピレンオキシド12モルランダム付加物(OH−V:15.4、数平均分子量7300)438部(0.06モル部)、及びn−テトラコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド50モル付加物(OH−V:11.3、数平均分子量2780)333部(0.12モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト20.2部(0.12モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.2部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(8)とした。なお、Mwは2.0万であった。
エチレンオキシド200モル/プロピレンオキシド26モルランダム付加物(OH−V:10.9、数平均分子量10300)1031部(0.1モル部)、及びイソトリアコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド5モル付加物(OH−V:85.3、数平均分子量658)132部(0.2モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、キシリレンジイソシアネ−ト37.6部(0.2モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.22部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(9)とした。なお、Mwは3.64万であった。
PEG−2000(OH−V:56.1、数平均分子量2000)400部(0.2モル部)、及びn−テトラコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド40モル付加物(OH−V:24.0、数平均分子量2340)468部(0.2モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト50.4部(0.3モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.18部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(10)とした。なお、Mwは1.5万であった。
エチレンオキシド250モル/ブチレンオキシド38モルランダム付加物(OH−V:8.2、数平均分子量14000)824部(0.06モル部)、及びn−トリアコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド60モル付加物(OH−V:18.2、数平均分子量308)369部(0.12モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト20.2部(0.12モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.24部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(11)とした。なお、Mwは5.26万であった。
PEG−1000(OH−V:112.2、数平均分子量1000)400部(0.4モル部)、及びn−ペンタコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド10モル付加物(OH−V:48.4、数平均分子量1160)926部(0.8モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト134.4部(0.8モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.25部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(12)とした。なお、Mwは0.81万であった。
PEG−6000S(OH−V:13.5、数平均分子量8300)830部(0.1モル部)、及びイソステアリルアルコ−ル/エチレンオキシド50モル付加物(OH−V:22.7、数平均分子量2470)494部(0.2モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、キシリレンジイソシアネ−ト37.6部(0.2モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.26部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(13)とした。なお、Mwは3.42万であった。
PEG−13000(OH−V:8.6、数平均分子量13000)783部(0.06モル部)、及びイソテトラコンチルアルコ−ル/エチレンオキシド250モル付加物(OH−V:4.8、数平均分子量12000)463部(0.04モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト13.4部(0.08モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.22部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(14)とした。なお、Mwは11.22万であった。
PEG−2000(OH−V:56.1、数平均分子量2000)1200部(0.6モル部)、及びイソステアリルアルコ−ル/エチレンオキシド20モル付加物(OH−V:48.8、数平均分子量1150)230部(0.2モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、イソホロンジイソシアネ−ト155.4部(0.7モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.26部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(15)とした。なお、Mwは4.67万であった。
エチレンオキシド60モル/プロピレンオキシド30モルランダム付加物(OH−V:25.6、数平均分子量4380)876部(0.2モル部)、及びn−ペンタコンテニルアルコ−ル/エチレンオキシド10モル付加物(OH−V:48.5、数平均分子量1160)231部(0.2モル部)を混合して、減圧下(−0.095〜−0.098MPa)にて90〜100℃で3時間脱水し、混合物の水分含量を0.005%以下とした。次いで、この混合物を70℃に冷却し、キシリレンジイソシアネ−ト56.4部(0.3モル部)及びジブチル錫ジラウレート0.21部を加え、窒素気流下、80〜100℃にて10時間反応させ、淡黄色粘稠液状のウレタン化合物を得た。これを本発明の粘性改良剤(16)とした。なお、Mwは3.53万であった。
ポリエチレングリコール(Mn:10000)ジイソステアレートを比較用の粘性改良剤(17)とした。
特開2000−313845公報に記載された製造例1に準拠して、メタクリル酸/アクリル酸ブチル=35/65重量%のアクリルポリマー(Mw:45万)エマルション(30重量%)を製造し、これを比較用の粘性改良剤(18)とした。
<タレ防止性>
(1)評価液の調製
評価用試料(粘性改良剤)10部、ブチルセロソルブ55部及び水35部を均一混合し評価液を調製した。なお、比較例7で得た粘性改良剤(18)だけは脱イオン水で3倍に希釈したものを評価液として用いた。
次いで、この評価液2.5部、アクリルエマルション{ボンコートEC−819、大日本インキ化学(株)製}240部、水溶性アクリル樹脂{ボンコート3980、大日本インキ化学(株)製}180部、水溶性メラミン樹脂{サイメル370、三井サイアナミッド(株)製}42部、二酸化チタン{タイペークCR−95、石原産業(株)製}192部、ブチルセロソルブ70部、脱イオン水504部及び消泡剤{SNデフォーマー399、サンノプコ(株)製}2部を均一混合して、調整溶液を得た。
この調整溶液の粘度{フォードカップNO.4(安田精機製作所(株)製)}が30秒になるように、調整溶液を脱イオン水で希釈して評価用エマルション塗料を得た。
脱脂したブリキ板(20cm×30cm、厚み:0.3mm)に評価用エマルション塗料を膜厚40μmになるようにエアスプレー塗装(ワイダーW−88カップガン、岩田塗装機(株)製、膜厚傾斜塗装、排圧:4kg/cm2)して、塗装ブリキ板を得た。
塗装ブリキ板を垂直に立てかけ10分間ブース内でセッティング(ブース内温度:25℃、相対湿度:75%RH)し、直後の塗料の垂れ具合を肉眼にて観察して次の基準で評価した。
○:塗料の垂れ跡がない
△:塗料の垂れ跡が少しある
×:塗料の垂れ跡が多くある
タレ防止性を評価した後、塗装ブリキ板を160℃のオーブンに20分間水平にして放置して焼き付けブリキ板を得た。焼き付けブリキ板を室温(約25℃)に冷却した後、塗膜表面を肉眼にて観察して次の基準で評価した。
○:ハジキ、クレーターが殆ど無い
△:ハジキ、クレーターが少しある
×:ハジキ、クレーターが多くある
平滑性の評価に引き続き、塗膜表面について、20°グロスをそれぞれ6箇所測定し{光沢度計VGS−300A、日本電色工業(株)製}、これらの平均値を鮮映性とした。この値が高い程、鮮映性に優れていることを示す。
鮮映性の評価に引き続き、焼き付けブリキ板を25℃の溶剤(石油ベンジン/トルエン=90%/10%)に4時間浸せきした後、取り出して2時間垂直に立てかけてから、塗膜表面の状態を肉眼にて観察して次の基準で評価した。
○:しわ、膨れ、はがれ、割れが殆ど無い
△:しわ、膨れ、はがれ、割れが少しある
×:しわ、膨れ、はがれ、割れが多くある
Claims (3)
- 請求項1に記載された粘性改良剤を含有してなる水乳化体。
- 請求項1に記載された粘性改良剤を含有してなる建築、建材、PCM又は重防蝕用水系エマルション塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164413A JP5124729B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | 粘性改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007164413A JP5124729B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | 粘性改良剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009001688A JP2009001688A (ja) | 2009-01-08 |
JP5124729B2 true JP5124729B2 (ja) | 2013-01-23 |
Family
ID=40318441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007164413A Expired - Fee Related JP5124729B2 (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | 粘性改良剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5124729B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104428334B (zh) * | 2012-07-06 | 2016-08-31 | 住友精化株式会社 | 改性聚环氧烷 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4314344B2 (ja) * | 2000-03-09 | 2009-08-12 | サンノプコ株式会社 | 増粘剤組成物 |
JP4650967B2 (ja) * | 2000-08-28 | 2011-03-16 | 株式会社Adeka | 増粘、粘性調整剤を含有する水系メタリックベース塗料組成物 |
JP3936967B2 (ja) * | 2002-08-23 | 2007-06-27 | サンノプコ株式会社 | 水系コーティング剤用流動性改良剤 |
-
2007
- 2007-06-21 JP JP2007164413A patent/JP5124729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009001688A (ja) | 2009-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1178740A (en) | Coating compositions base on polyol-containing film forming components and organic alcoholic reactive diluents | |
DK2668240T3 (en) | Moisturizing and dispersing agent, method of preparation and use | |
KR100431683B1 (ko) | 수분산성코팅조성물용플루오로우레탄첨가제 | |
RU2520454C2 (ru) | Отверждающиеся в условиях окружающей среды покрытия на водной основе для поверхностей, допускающих запись и стирание | |
SE437667B (sv) | Detalj belagd med en vermeherdande hartskomposition, samt vermeherdande hartskomposition | |
KR20120115969A (ko) | 수지 가교제 | |
JP5017515B2 (ja) | 粘性改良剤 | |
US20090088516A1 (en) | Method to improve the color acceptance of viscosity stabilized latex paints | |
EP2749596A1 (en) | A crosslinkable composition and method of producing the same | |
JP2019142999A (ja) | 水性2液型ポリウレタン塗料組成物 | |
CN108884200A (zh) | 聚氨酯树脂组合物、涂布剂及物品 | |
JP2009001687A (ja) | 粘性改良剤 | |
JP4904463B2 (ja) | 粘性改良剤 | |
TWI595016B (zh) | 活性能量線硬化型水性樹脂組成物、活性能量線硬化型水性塗料、及以該塗料塗覆之物品 | |
JP5124729B2 (ja) | 粘性改良剤 | |
JP5023287B2 (ja) | 粘性改良剤 | |
JP5492530B2 (ja) | 水性塗料用の濡れ性向上剤 | |
JP6765257B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、水性塗料組成物、硬化塗膜及び塗装物 | |
JP2006257141A (ja) | 二液硬化型水性被覆組成物及び塗膜形成方法 | |
CN109121415A (zh) | 具有晾置时间添加剂的涂料配制物 | |
CN107810216B (zh) | 用于耐用的外用涂料的可交联的氟化聚氨酯添加剂 | |
JP4904464B2 (ja) | 粘性改良剤 | |
JP4787942B2 (ja) | 粘性改良剤 | |
US9187675B2 (en) | Method for producing a colour and/or effect-producing multi-layered coating | |
JPH0753661A (ja) | 水性ポリウレタン及びそれを含有する水性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120619 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120723 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120828 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |