JP4314213B2 - シフトレンジ選択装置 - Google Patents
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このようなシフトバイワイヤシステムをはじめとするバイワイヤシステムでは、アクチュエータを構成するモータの回転角度を、ホール素子などにより磁気的に検出している(特許文献2参照)。
(第1参考例)
図1は、本発明の第1参考例による車両制御システム1を示している。例えば四輪の車両に搭載される車両制御システム1は、自動変速機制御システム2、シフトレンジ選択装置としてのシフトバイワイヤシステム3、エンジン制御システム4および統合ECU10などから構成されている。
上述のように、シフトバイワイヤシステム3は、駆動力を発生するモータ32から自動変速機20のシフトレンジを切り換えるマニュアルバルブ22までの間に減速部33および変速機構部31などの機械的な動力伝達機構を有している。そのため、減速部33および変速機構部31などを構成する各要素には、各部材の寸法公差だけでなく円滑な作動を達成するために所定の「あそび」が設定されている。その結果、モータ32からマニュアルバルブ22までの間には、「ガタ」などの緩みが生じる。また、モータ32からマニュアルバルブ22までの間には、摩耗などの経年的な形状の変化によっても緩みが生じる。
SBW−ECU13は、所定の時期にシフトバイワイヤシステム3の緩みの検出を実行する。SBW−ECU13は、緩みを検出するためのプログラムを記録した記録媒体または緩みを検出するための電子回路を有している。
SBW−ECU13は、シフトレンジを「Pレンジ」、「Rレンジ」または「Nレンジ」から「Dレンジ」へ切り換える要求があるか否かを検出する(S101)。例えば、車両を発進させるとき、車両の搭乗者はシフトレンジを「Pレンジ」、「Rレンジ」または「Nレンジ」から「Dレンジ」へ切り換える。また、統合ECU10によって、車両を統合して制御する場合、車両の状態によって強制的にシフトレンジを「Pレンジ」、「Rレンジ」または「Nレンジ」から「Dレンジ」へ切り換えることも考えられる。このとき、SBW−ECU13は、シフトレンジの切り換え要求があったと判断する。
S101において、シフトレンジを「Pレンジ」、「Rレンジ」または「Nレンジ」から「Dレンジ」へ切り換える要求がなかったとき、上述のステップS102は省略される。
S103において、シフトレンジを「Dレンジ」から「Nレンジ」、「Rレンジ」または「Pレンジ」へ切り換える要求がなかったとき、上述のステップS104は省略される。
そこで、SBW−ECU13は、モータ32の正回転時におけるエンコーダ34のカウントAとモータ32の逆回転時におけるエンコーダ34のカウントBとの差を緩みとして算出する。SBW−ECU13は、算出した緩みをカウントC1としてメモリ15に記憶する。
SBW−ECU13は、シフトバイワイヤシステム3のモータ32からマニュアルバルブ22までの緩みが検出されると、シフトレンジを切り換える際にこの緩みを含めてモータ32を制御する。すなわち、SBW−ECU13は、シフトレンジを「Pレンジ」側から「Rレンジ」、「Nレンジ」または「Dレンジ」側へ切り換えるとき、モータ32を所定の回転角度だけ正回転させるための信号に、緩みのカウントC1を加味した信号をモータ32へ出力する。同様に、SBW−ECU13は、シフトレンジを「Dレンジ」側から「Nレンジ」、「Rレンジ」または「Pレンジ」側へ切り換えるとき、モータ32を所定の回転角度だけ逆回転させるための信号に、緩みのカウントC1を加味した信号をモータ32へ出力する。これにより、モータ32は、緩みのカウントC1を加味して正回転方向または逆回転方向へ回転駆動され、マニュアルバルブ22はあるシフトレンジから所望のシフトレンジへ迅速かつ正確に切り換えられる。したがって、マニュアルバルブ22の位置の精度を高めることができるとともに、マニュアルバルブ22の移動応答性を高めることができる。
上述の第1参考例では、ニュートラルスイッチ70はマニュアルバルブ22の移動に対応するディテントプレート52の回転角度を検出する構成とした。しかし、ニュートラルスイッチ70は、マニュアルバルブ22の軸方向の移動量を直接検出する構成としてもよい。
また、上述の第1参考例では、ニュートラルスイッチ70はディテントプレート52上に形成されているが、駆動軸部材51と同軸上にあればディテントプレート52と別体でも良い。
本発明の第1実施形態による緩みの検出について図6に基づいて説明する。なお、シフトバイワイヤシステム3およびこれを備える車両制御システム1の全体構成は第1参考例と同一であるので、構成についての説明は省略する。
SBW−ECU13は、所定の時期にシフトバイワイヤシステム3の緩みの検出を実行する。本実施形態の場合、SBW−ECU13はシフトレンジとして「Pレンジ」が選択されているとき、緩みの検出を実行する。シフトレンジが「Pレンジ」のとき、緩みの検出を実行することにより、例えば車両のエンジン40が始動された直後などのように、車両の搭乗者に違和感を与えることなく緩みの検出を実行することができる。なお、緩みの検出は、「Pレンジ」に限らず、その他のレンジで実行することもできる。
SBW−ECU13は、シフトレンジを切り換える際に上述の手順で検出した緩みを加味してモータ32を制御する。これにより、マニュアルバルブ22はあるシフトレンジから所望のシフトレンジへ迅速かつ正確に切り換えられる。したがって、マニュアルバルブ22の位置の精度を高めることができるとともに、マニュアルバルブ22の移動応答性を高めることができる。
また、S203、S207でモータ通電停止する際は、急に通電を停止すると凹部61の底611へ移動する速度が速くなりすぎてモータ32が慣性で回りストッパ53がガタの中を移動する場合がある。そのため、通電は徐々に停止するとガタの検出に効果的である。
Claims (2)
- 入力された信号に応じて所定の角度回転するモータと、
前記モータの回転角度を検出するエンコーダと、
前記モータによって駆動され、自動変速機のシフトレンジをPレンジ、Rレンジ、NレンジまたはDレンジのいずれかに選択するレンジ位置選択機構と、
前記モータによって回転駆動される駆動軸部材と、
前記駆動軸部材から径方向に伸びて設置され、径方向において前記駆動軸部材とは反対側の端部にPレンジ、Rレンジ、NレンジまたはDレンジに対応する凹部を有し、前記駆動軸部材とともに回転し、前記駆動軸部材の回転運動を前記レンジ位置選択機構の切換状態に変換するディテントプレートと、
前記ディテントプレートと噛み合って、前記レンジ位置選択機構の切換状態を決定するストッパと、
前記自動変速機のシフトレンジが所定のレンジにあるとき、前記モータを所定の角度正回転または逆回転し、前記エンコーダで検出された前記モータの回転角度と前記レンジ位置選択機構の位置とから、前記モータと前記レンジ位置選択機構との間に生じる緩みを検出する緩み検出部と、
前記ディテントプレートのいずれかの特定凹部に前記ストッパが噛み合っている状態において、前記ストッパが前記特定凹部内に位置する範囲内で前記モータを一方向へ所定角度回転させた後に前記モータへの通電を停止したとき、前記所定角度回転した位置から変化する前記モータの回転角度を記憶する第一記憶部と、
前記ストッパが前記特定凹部内に位置する範囲内で前記モータを反対方向へ前記所定角度回転させた後に前記モータへの通電を停止したとき、前記所定角度回転した位置から変化する前記モータの回転角度を記憶する第二記憶部と、
前記緩み検出部で検出された前記モータと前記レンジ位置選択機構との間の緩みを含めた所定の回転角度を目標値として前記モータへ信号を出力する制御部と、を備え、
前記緩み検出部は、前記第一記憶部に記憶された前記モータの回転角度と前記第二記憶部に記憶された前記モータの回転角度との差から緩みを検出するシフトレンジ選択装置。 - 前記特定凹部は、前記自動変速機のPレンジに対応する請求項1記載のシフトレンジ選択装置。
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