JP4314054B2 - 露光装置及びデバイスの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造工程において用いられる露光装置で、レチクルパターンをシリコンウエハ上に投影して転写する投影露光装置に関するものであり、その中でも、特にEUV光(Extreme Ultraviolet 極紫外光)である13〜14nm程度の波長の露光光を光源として使用し、真空内をミラー光学系より投影露光するEUV露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例を第10、11図に示す。
【0003】
101は励起レーザーであり、この励起レーザーをガス化、液化、噴霧化した光源材料に向けて照射して、光源材料原子をプラズマ励起することにより発光させる。この励起レーザーにはYAG固体レーザー等を用いる。
【0004】
102は内部は真空に維持された構造を持つ光源発光部である。ここで、102Aは光源Aで、実際の露光光源の発光ポイントを示す。
【0005】
103は露光装置全体を格納する真空チャンバーで、真空ポンプ104により真空状態を維持することを可能にするチャンバーである。
【0006】
105は光源発光部102からの露光光を導入成形する露光光導入部(照明光学系)で、ミラーA〜D(105A〜105D)により構成され、露光光を均質化かつ整形する。
【0007】
106はレチクルステージで、レチクルステージ上の可動部には、露光パターンの反射原盤である原版106Aが搭載されている。
【0008】
107は原版から反射した露光パターンを縮小投影する、縮小投影ミラー光学系で、ミラーA〜E(107A〜107E)に順次投影反射し最終的に規定の縮小倍率比で縮小投影される。
【0009】
108はウエハステージで、原版により反射縮小投影されたパターンを露光するSi基板であるウエハ108Aを、所定の露光位置に位置決めする為に、XYZ、XY軸回りのチルト、Z軸回りの回転方向の6軸駆動可能に位置決め制御される。
【0010】
109はレチクルステージ支持体で、レチクルステージ105を装置設置床に対して支持する。110は投影系本体で、縮小投影ミラー光学系107を装置設置床に対して支持する。111はウエハステージ支持体で、ウエハステージ108を装置設置床に対して支持する。
【0011】
以上のレチクルステージ支持体と投影系本体とウエハステージ支持体により分離独立して支持されたレチクルステージと、縮小投影ミラー光学系とウエハステージとは、それぞれの位置計測を行い、それらを所定の相対位置に連続して維持制御する手段(不図示)が設けられている。
【0012】
また、レチクルステージ支持体109と投影系本体110とウエハステージ支持体111はそれぞれ独立して設けられており、それぞれ装置設置床からの振動を絶縁するマウント(不図示)が設けられている。
【0013】
112は装置外部から装置内部に搬入した原版106A(レチクル)を一時的に保管するレチクルストッカーである。このレチクルストッカーは内部を密閉状態に保つ保管容器を備えており、この保管容器内には複数のレチクルが保管されている。
【0014】
113はレチクルストッカー112から使用するレチクルを選択して搬送するレチクルチェンジャーである。
【0015】
114はXYZ及びZ軸周りに回転可能な回転ハンドから成るレチクルアライメントユニットである。レチクルチェンジャー113から原版を受け取り、レチクルステージ106端部に設けられたレチクルアライメントスコープ115部分に180度回転搬送し、縮小投影ミラー光学系107基準に設けられたアライメントマーク115Aに対して原盤上をXYZ軸回転方向に微動してアライメントする。アライメントを終了した原版はレチクルステージ106上にチャッキングされる。
【0016】
116は装置外部から一旦装置内部にウエハ108Aを保管するウエハストッカーであり、このウエハストッカーは複数枚のウエハを保管可能な保管容器を備えている。
【0017】
117はウエハ搬送ロボットで、ウエアストッカーから露光処理するウエハを選定し、ウエハメカプリアライメント温調機118に運ぶ。
【0018】
このウエハメカプリアライメント温調機118では、ウエハの回転方向の送り込み粗調整を行うと同時に、ウエハ温度を露光装置内部温調温度に合わせ込む。
【0019】
119はウエハ送り込みハンドで、ウエハメカプリアライメント温調機118にてアライメントと温調されたウエハをウエハステージ108に送り込む。
【0020】
120及び121はゲートバルブで、装置外部からレチクル及びウエハを挿入するゲートを開閉する機構である。122も同じくゲートバルブで、装置内部でウエハストッカー116と露光空間及びウエハメカプリアライメント温調機118空間と露光空間を隔壁で分離し、ウエハ108Aを搬送(搬入搬出)するときのみ開閉する。
【0021】
このように、隔壁で分離することにより108A、ウエハの装置外部との搬送搬出の際に、一旦大気開放される容積を最小限にして、速やかに真空平衡状態にすることを可能にしている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成の露光装置において、図11に示すように、ミラーA〜Eを鏡筒107Fに対して位置決めした場合、ミラーがミラー自身の重力により自重変形(図中矢印方向)が発生してしまう。EUV光を用いた露光装置に用いるミラーの面形状精度は1nm程度以下と極めて厳しい面形状精度が要求されているため、ミラーが自重変形をしてしまうとミラーの面形状の精度を保証出来なくなる。
【0023】
投影光学系内のミラーの面形状精度が悪化すると、投影光学系の結像性能の悪化(収差が大きくなる)及び照度低下を招く。
【0024】
また照明光学系内のミラーの面形状精度が悪化した場合、マスクへの照度が低下してしまったり、照度ムラが発生してしまったり、特に光源ミラーが自重変形する場合は光源の集光不良等の照度悪化を招く結果となる。
【0025】
そこで、本願発明では、ミラーの面形状を高精度に調整することが可能な光学系(照明光学系及び/又は投影光学系)、又はこのような光学系を有する露光装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の露光装置は、原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に力を加える加力手段を有し、前記加力手段は、コイルおよびマグネットを利用したローレンツ力発生手段、マグネットを利用した磁気吸引力発生手段、静電吸引力発生手段のいずれか又はそれらの組み合わせを備えることを特徴としている。
また、本発明の別の観点では、原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に力を加える加力手段と、前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記加力手段を制御する制御手段とを有することを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図1〜9を用いて説明する。
【0028】
(実施例1)
101は励起レーザーであり、この励起レーザーをガス化、液化、噴霧化した光源材料に向けて照射して、光源材料原子をプラズマ励起することにより発光させる。この励起レーザーにはYAG固体レーザー等を用いる。
【0029】
2は光源発光部で内部は真空に維持されている。ここで、2Aは光源Aであり、実際の露光光源の発光点を示している。
【0030】
3は露光装置全体を格納する真空チャンバーであり、真空ポンプ4により内部を真空状態を維持するように構成されている。
【0031】
5は光源発光部2からの露光光を導入成形する露光光導入部であり(光源発光部2からの照明光で原版6Aを照明する照明光学系であり)、この露光光導入部はミラーA〜D(5A〜5D)により構成され、原版を均一に照明するように照明光を整形する。ここで、この露光光導入部(照明光学系)は、4枚のミラーで構成されている必要は無く、4〜8枚のミラーで構成するようにすれば良い。それ以上多いと原版を照明する照明光の照度が落ちてしまうためあまり好ましく無い。
【0032】
6はレチクルステージで、このレチクルステージ上の可動部には、露光パターンの反射原盤である原盤6Aが搭載されている。
【0033】
7は原盤6Aに形成されたパターンを縮小投影する縮小投影ミラー光学系である。この縮小投影ミラー光学系はミラーA〜E(7A〜7E)により構成されており、前述のパターンからの光を前述のミラーA〜Eで反射することにより、原版に形成されたパターンを規定の縮小倍率比でウエハに縮小投影する。7FはミラーA〜Eを保持する鏡筒である。ここで、この縮小投影ミラー光学系は5枚のミラーで構成されている必要は無く、4枚、6枚、7枚、8枚等であっても構わない。
【0034】
8はウエハステージで、原盤5Aにより反射縮小投影されたパターンを露光するSi基板であるウエハ8Aを、所定の露光位置に位置決めする為に、XYZ、XY軸回りのチルト、Z軸回りの回転方向の6軸駆動可能に位置決め制御される。
【0035】
9はレチクルステージ支持体で、レチクルステージ5を装置設置床に対して支持する。10は投影系本体で、縮小投影ミラー光学系7を装置設置床に対して支持する。11はウエハステージ支持体で、ウエハステージ8を装置設置床に対して支持する。
【0036】
さらに、前述のレチクルステージ支持体と投影系本体とウエハステージ支持体により分離独立して支持された、レチクルステージと投影光学系とウエハステージで、投影光学系とウエハステージ及びレチクルステージの間は、互いの相対位置を位置計測しその位置計測結果に従って相対位置を制御する手段(不図示)が設けられている。また、レチクルステージ支持体と投影系本体とウエハステージ支持体には、装置設置床からの振動を絶縁(減衰)するマウント(不図示)が設けられている。
【0037】
12は装置外部から装置内部に搬入した原版6A(レチクル)を一時的に保管するレチクルストッカーである。このレチクルストッカーは内部を密閉状態に保つ保管容器を備えており、この保管容器内には異なるパターンを有するレチクルや異なる露光条件(照明条件等)に合わせたレチクル(パターン幅、縦横比等が互いに異なるレチクル等)が保管されている。
【0038】
13はレチクルストッカー12から使用するレチクルを選択して搬送するレチクルチェンジャーである。
【0039】
14はXYZ及びZ軸周りに回転可能な回転ハンドから成るレチクルアライメントユニットで、レチクルチェンジャー13から原盤6Aを受け取り、レチクルステージ6端部に設けられた、レチクルアライメントスコープ15部分に180度回転搬送し、縮小投影ミラー光学系7基準に設けられたアライメントマーク15Aに対して原盤6A上をXYZ軸回転方向に微動してアライメントする。アライメントを終了した原盤6Aはレチクルステージ6上にチャッキングされる。
【0040】
16は装置外部から一旦装置内部にウエハ108Aを保管するウエハストッカーであり、このウエハストッカーは複数枚のウエハを保管可能な保管容器を備えている。
【0041】
17はウエハ搬送ロボットで、ウエハストッカー16から露光処理するウエハ8Aを選定し、ウエハメカプリアライメント温調機18に運ぶ。
【0042】
このウエハメカプリアライメント温調機18では、ウエハの回転方向の送り込み粗調整を行うと同時に、ウエハ温度を露光装置内部温調温度に合わせ込む。
【0043】
19はウエハ送り込みハンドで、ウエハメカプリアライメント温調機18にてアライメントと温調されたウエハ8Aをウエハステージ8に送り込む。
【0044】
20及び21はゲートバルブで、装置外部からレチクル及びウエハを搬入するゲート、及び/又は装置内部からレチクル及びウエハを搬出するゲートを開閉する機構である。
【0045】
22、も同じくゲートバルブで、装置内部でウエハストッカー16及びウエハメカプリアライメント温調機18空間と露光空間を隔壁で分離し、ウエハ8Aを搬送(搬入搬出)するときのみ開閉する。
【0046】
このように、隔壁で分離することによりウエハ8Aの装置外部との搬送(搬入搬出)の際に、一旦大気開放される容積を最小限にして、速やかに真空平行状態にすることを可能にしている。
【0047】
ここで、図2に実施例1の概略図を示す。ここでは、縮小投影ミラー光学系7のミラーC(7C)及びミラーE(7E)を例に示す。
【0048】
ミラー7C側には、鏡筒と連結されたミラー保持エレメント25Dが配置されている。さらに、このミラー保持エレメント上に設けられたミラー変位計測手段25Fと、ミラーの鉛直方向の自重変形を補償する自重補償や自重変形による位置を補償する位置補償を行うための自重補償力発生手段25G及びZ推力発生手段25Jと、ミラー7Cの水平方向(XY方向)の位置を補償する水平位置補償推力発生手段25Hとを有しており、25G,25J,25Hは、駆動コイルとマグネットより成るローレンツ力発生手段より構成されている。
【0049】
ミラー7E側には、鏡筒と連結されたミラー保持エレメント26Dが配置されている。さらに、このミラー保持エレメント上に設けられたミラー変位計測手段26Fと、ミラーの鉛直方向の自重変形を補償する自重補償や自重変形による位置を補償する位置補償を行うための自重補償力発生手段256及びZ推力発生手段26Jと、ミラー7Eの水平方向(XY方向)の位置を補償する水平位置補償推力発生手段26Hとを有しており、26G,26J,26Hは、駆動コイルとマグネットより成るローレンツ力発生手段より構成されている。
【0050】
ここで、投影光学系の全射ミラーを通しての収差目標値の計測実施方法を説明する。
【0051】
図3に示すように、レチクルステージ6のレチクルチャックスライダー6B(レチクルステージスライダー)が退避した状態で、図3のように波面計測光源供給光ファイバー23A(波面計測光供給ファイバー)から供給された計測光を波面計測光源出射口23から出射して、計測光が投影系ミラー反射面の全面で反射し、ウエハステージ8可動部に搭載された波面計測受光センサー24にて受光する。この波面計測受光センサーによる検出結果に基いて、投影系(反射ミラー全体)の波面収差を計測している。
【0052】
次に、波面計測受光センサー24にて計測された波面計測値を用いて、波面計測値演算回路28にて波面収差量を算出する。この波面収差量に基いて、ミラー自重補償+鉛直水平補償補正駆動テーブル演算回路29にて、ミラーA〜E(7A〜7E)の補正駆動方向及び駆動量(又は力の印可方向及び印加量)を算出し、上記25G、25J、25H、26G、26J、26H等(ミラーA〜Eすべてに関して位置計測、位置補償、力の印加手段を備えるのが好ましいが、すべてのミラーではなく、一部のミラーに対してのみ位置計測、位置補償、力の印加手段等を備えるように構成しても良い。)を有するミラー自重補償+水平鉛直補償駆動手段30へ目標値として伝達される。
【0053】
同時にミラーA〜E(7A〜7E)の各位置情報は、25F、26F等のミラー変位計測手段からの信号をミラー系変位計測演算回路27によってまとめることにより、鏡筒からのミラー位置及びミラー間の相対位置が計測する。
【0054】
上述のように、25G、25J、25H、26G、26J、26H等を有するミラー自重補償+水平鉛直補償駆動手段30により各ミラーを目標位置に駆動した後(さらにミラーの鏡筒からの相対位置を計測した後)、再度波面計測(波面計測判定確認)を行い、波面収差が規格値を満たしていれば(波面収差が所定量以下ならば)補正終了となり、波面収差が規格値を満たしていなければ(波面収差が所定量より大きければ)再度残留波面収差量を波面計測演算回路で算出して、上記補正を繰り返すことにより波面収差を目標規格値に追い込む。
【0055】
ちなみに、目標とする波面収差量は、ミラー位置を投影系単体で初期に調整して、収差を適正な目標量以下に追い込んだ値とする為、このとき発生している波面収差量が装置の目標収差量となり、またこのときの各ミラーの位置及び形状がミラー位置及びミラー形状の原点となる。勿論、目標とする波面収差量は別の値を用いても良いし、ミラー位置、ミラー形状の原点も初期調整時のものでなくても構わない。また、波面収差量のみに関して目標値を設定し、ミラー位置、ミラー形状に関しては特に原点という概念は導入しなくても良い。
【0056】
ミラー位置原点に対して、25G、25J、25H、26G、26J、26H等を有するミラー自重補償+水平鉛直補償駆動手段30(ミラー駆動手段)によりミラーを駆動することにより、収差を目標位置に追い込むことが可能になる。
【0057】
(実施例2)
実施例2を図4を用いて説明する。
【0058】
自重補償力発生手段として、実施例1ではローレンツ力を用いたが、ローレンツ力以外に、永久磁石による吸引力を用いる方法もある。この実施例2では永久磁石を用いた点が実施例1と異なる。
【0059】
つまり、自重補償力発生手段25K、26Kがマグネットを有しており、このマグネットを用いてミラーの略重心軸上に重力と反対方向の力をミラーに対して発生させる。このようにミラーの重力とマグネットの磁力とを相殺することにより、ミラーの自重変形を補償(ミラーの自重変形を小さくするように補償)する。
【0060】
ここで、実施例2のように永久磁石を用いた自重補償では、マグネット吸引力制御をマグネット間(ミラーに取り付けたマグネットと鏡筒又は鏡筒に連結したミラー保持エレメントに取り付けたマグネットとの間)のギャップ調整手段(不図示)により行う必要がある。
【0061】
(実施例3)
実施例3を図5を用いて説明する。
【0062】
自重補償力発生手段として、ローレンツ力以外に、静電吸着力による吸引力を用いる方法もある。実施例3では、自重補償力発生手段25L,26Lが静電吸引力を用いてミラーの自重補償(ミラーの自重変形を小さくするように補償する)を行うように構成した。
【0063】
ここでは、ミラーの略重心軸上に重力と反対方向の静電吸引力(自重補償力)を発生させることにより、ミラーの自重変形を補償している。つまり、ミラーの重力と静電吸引力をほぼ相殺することにより、ミラーの自重変形量を小さくしている。
【0064】
ここで、実施例3のように静電吸引力を用いて自重補償を行う場合には、静電チャック等の印加電位の制御が必要である。
【0065】
(実施例4)
実施例4を図6を用いて説明する。
【0066】
実施例1では、自重補償力発生手段とXYZ位置補償手段を併設して、反射ミラーを非接触で保持、位置制御を行っているが、この実施例4(図6)のようにXYZ位置制御を行わず自重補償のみ行うことも考えられる。ここではミラー変位計測手段25F及び自重補償力発生手段25Mは、実施例1と同じ構成で、ミラーC(7C)自身はミラー保持エレメント25Dに位置変位手段等を介さずに固定されている。
【0067】
また、同じくミラー変位計測手段26F及び自重補償力発生手段26Mは実施例1と同じ構成であり、ミラーE(7E)自身はミラー保持エレメント26Dに位置変位手段等を介さずに固定されている。
【0068】
以上のように、自重補償手段のみ設けるミラーの場合、最終補正精度が比較的低い部位のミラー(そのミラーに対して必要とされる位置精度、面形状精度が相対的に低いミラー)に用いられる。しかしながら、自重補償力のミラー面内での分布を高精度に調整する際に、図7に示すように、複数の自重補償力発生手段25Nをミラー背面に適宜分散して設けることにより、ミラーの面形状を微調整することが可能となるため、高精度な自重補償(ミラー面の自重変形量を高精度に補償する)が可能となる。
【0069】
この実施例4における作業の流れを示すフローチャートが図8である。ここで、レチクルステージ6のレチクルステージスライダー(レチクルチャックスライダー)6Bが退避した状態で、図示のように波面計測光源光供給光ファイバー23Aから供給された計測光を波面計測光源出射口23から出射して、計測光が投影系ミラー反射面の全面で反射し、図に示すようにウエハステージ8可動部に搭載された波面計測受光センサー24にて検出された検出結果に基づいて、投影系(反射ミラー全面)の波面収差が計測される。
【0070】
次に、波面計測受光センサー24にて計測された波面計測値に基いて波面計測値演算回路28にて波面収差量を算出する。この波面収差量(波面計測演算値)に基いてミラー自重補償補正駆動テーブル演算回路31にて、ミラーA〜E(7A〜7E)の補正駆動方向及び駆動量及び力印可量が算出され、25N、26N等より成るミラー自重補償駆動手段32へ目標値として伝達される。
【0071】
同時にミラーA〜E(7A〜7E)の各位置情報は、ミラー変位計測手段25F、26Fからの信号をミラー系変位計測演算回路27にまとめることにより、鏡筒からのミラー位置及びミラー間の相対位置が計測される。
【0072】
25N、26N等を有するミラー自重補償駆動手段30により各ミラーを目標位置に駆動した後、再度波面収差計測(波面計測判定確認)を行い、波面収差が規格値を満たしていれば補正終了となり、波面収差が規格値を満たしていなければ、再度残留波面収差量を波面計測演算回路で算出して、上記補正を繰り返すことにより目標規格値に追い込む。
【0073】
ちなみに、目標とする波面収差量は、ミラー位置を投影系単体で初期に調整して、収差を適正な目標量以下に追い込んだ値とする為、このとき発生している波面収差量が装置の目標収差量となり、またこのときの各ミラーの位置及び形状がミラー位置及びミラー形状の原点となる。勿論、目標とする波面収差量は別の値を用いても良いし、ミラー位置、ミラー形状の原点も初期調整時のものでなくても構わない。また、波面収差量のみに関して目標値を設定し、ミラー位置、ミラー形状に関しては特に原点という概念は導入しなくても良い。
【0074】
ミラー位置原点に対して、25N、26N等を有するミラー自重補償駆動手段30によりミラーを駆動することにより、収差を目標位置に追い込むことが可能になる。
【0075】
(実施例5)
実施例5を図9を用いて説明する。本実施例は実施例4とほぼ構成が同じである。異なる点は、自重補償力発生手段25P、26Pとして、実施例2、3のように、永久磁石あるいは静電力等を用いている点である。その他の点においては略実施例4と同じである。
【0076】
ここで、各ミラーC,Eは鏡筒に対して固定して連結された(変位手段等を介さずに連結された)ミラー保持エレメントに直接支持されている。
【0077】
ここまで、実施例1乃至5について説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0078】
例えば、力を印加したり、変位させたりするミラーは、ミラーC,Eに限らずミラーA〜Fのいずれのミラーであっても構わないし、勿論ミラーは6枚に限らない。また、力を印加したり、変位させたりするミラーは、投影系のミラーに限らず照明系のミラーであっても構わない。
【0079】
また、本実施例では波面収差に着目して、波面収差に基いてミラーに力を加えたり、ミラーを変位させたりしていたが、波面収差の検出結果ではなく他の基準値(例えば他の収差、特定のミラーの変形量)に基いてミラーに力を加えたり、ミラーを変位させたりしても構わない。
【0080】
次に、図12及び図13を参照して、上述の露光装置3000を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図12は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。本実施形態においては、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いてリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
【0081】
図13は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置500によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置3000を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
【0082】
以上、本冷却装置を露光装置に適応した例を示した。本発明の冷却装置はEUV光に限定することなく、他のエキシマレーザ光にも適応することが可能である。また、マスクやウエハなどにも適応することが可能である。
【0083】
本願実施態様は以下のように記載することができる。
【0084】
(実施態様1) 原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に力を加える加力手段を有することを特徴とする露光装置。
【0085】
(実施態様2) 前記加力手段は、永久磁石あるいは電磁石あるいはローレンツ力あるいは静電力のいずれか又はそれらの組み合わせを用いていることを特徴とする実施態様1記載の露光装置。
【0086】
(実施態様3) 前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記加力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする実施態様1又は2記載の露光装置。
【0087】
(実施態様4) 前記制御手段が、前記計測結果に基づいて前記少なくとも1つの光学部材の自重方向の変形に対する補正量を算出し、該算出結果に従って前記加力手段を制御することを特徴とする実施態様3記載の露光装置。
【0088】
(実施態様5) 前記基板を駆動する基板駆動ステージを有し、前記波面収差計測手段は前記基板駆動ステージ上に設けられたことを特徴とする実施態様3又は4記載の露光装置。
【0089】
(実施態様6) 前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に、前記少なくとも1つの光学部材の位置を調整することが可能な位置調整手段を有することを特徴とする実施態様1乃至5いずれかに記載の露光装置。
【0090】
(実施態様7) 前記位置調整手段は、永久磁石あるいは電磁石あるいはローレンツ力あるいは静電力のいずれか又はそれらの組み合わせを用いていることを特徴とする実施態様6記載の露光装置。
【0091】
(実施態様8) 前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記位置調整手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする実施態様6又は7記載の露光装置。
【0092】
(実施態様9) 前記制御手段が、前記計測結果に基づいて前記少なくとも1つの光学部材の位置に対する補正量を算出し、該算出結果に従って前記位置調整手段を制御することを特徴とする実施態様8記載の露光装置。
【0093】
(実施態様10) 前記基板を駆動する基板駆動ステージを有し、前記波面収差計測手段は前記基板駆動ステージ上に設けられたことを特徴とする実施態様8又は9記載の露光装置。
【0094】
(実施態様11) 原版のパターンを照明し、前記パターンからの光を基板上に導いて前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に支持する支持手段を有することを特徴とする露光装置。
【0095】
(実施態様12) 前記支持手段は、永久磁石あるいは電磁石あるいはローレンツ力あるいは静電力のいずれか又はそれらの組み合わせを用いていることを特徴とする実施態様11記載の露光装置。
【0096】
(実施態様13) 前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記位置調整手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする実施態様11又は12記載の露光装置。
【0097】
(実施態様14) 前記制御手段が、前記計測結果に基づいて前記少なくとも1つの光学部材の自重方向の変形に対する補正量を算出し、該算出結果に従って前記支持手段を制御することを特徴とする実施態様13記載の露光装置。
【0098】
(実施態様15) 前記基板を駆動する基板駆動ステージを有し、前記波面収差計測手段は前記基板駆動ステージ上に設けられたことを特徴とする実施態様13又は14記載の露光装置。
【0099】
(実施態様16) 前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に、前記少なくとも1つの光学部材の位置を調整することが可能な位置調整手段を有することを特徴とする実施態様11乃至15いずれかに記載の露光装置。
【0100】
(実施態様17) 前記位置調整手段は、永久磁石あるいは電磁石あるいはローレンツ力あるいは静電力のいずれか又はそれらの組み合わせを用いていることを特徴とする実施態様16記載の露光装置。
【0101】
(実施態様18) 前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記位置調整手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする実施態様16又は17記載の露光装置。
【0102】
(実施態様19) 前記制御手段が、前記計測結果に基づいて前記少なくとも1つの光学部材の位置に対する補正量を算出し、該算出結果に従って前記位置調整手段を制御することを特徴とする実施態様18記載の露光装置。
【0103】
(実施態様20) 前記基板を駆動する基板駆動ステージを有し、前記波面収差計測手段は前記基板駆動ステージ上に設けられたことを特徴とする実施態様18又は19記載の露光装置。
【0104】
(実施態様21) 前記少なくとも1つの光学部材が、該露光装置で用いる光を反射する反射部材であることを特徴とする実施態様1乃至20いずれかに記載の露光装置。
【0105】
(実施態様22) 実施態様1乃至21いずれかに記載の露光装置を用いて前記基板を露光する工程と、前記露光された基板を現像する工程とを有することを特徴とするデバイスの製造方法。
【0106】
【発明の効果】
本発明により、露光装置上でのミラーの自重変形及び面内並進シフト方向及び鉛直方向の微小変位及び回転軸倒れの補正が可能になり、投影系反射ミラーの波面補正をすることが可能になり、ミラー面精度(光学収差)の悪化を防ぎ、投影光学系の場合ウエハへの結像性能の悪化及び照度低下を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に示す露光装置全体図
【図2】実施例に示す投影系ミラー詳細図
【図3】実施例に示すミラー波面計測手段構成図
【図4】他の実施例1に示す投影系ミラー詳細図
【図5】他の実施例2に示す投影系ミラー詳細図
【図6】他の実施例3に示す投影系ミラー詳細図
【図7】他の実施例3に示す投影系ミラー詳細図
【図8】他の実施例3に示すミラー波面計測手段構成図
【図9】他の実施例4に示す投影系ミラー詳細図
【図10】従来例に示す露光装置全体図
【図11】従来例に示す投影系ミラー詳細図
【図12】デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである
【図13】図12に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである
【符号の説明】
1 励起レーザー
2 光源発光部
2A 光源A
3 真空チャンバー
4 真空ポンプ
5 露光光導入部(照明光学系)
5A ミラーA
5B ミラーB
5C ミラーC
5D ミラーD
6 レチクルステージ
6A 原盤
7 縮小投影ミラー光学系
7A ミラーA
7B ミラーB
7C ミラーC
7D ミラーD
7E ミラーE
7F 鏡筒
8 ウエハステージ
8A ウエハ
9 レチクルステージ支持体
10 露光装置本体
11 ウエハステージ支持体
12 レチクルストッカー
13 レチクルチェンジャー
14 レチクルアライメントユニット
15 レチクルアライメントスコープ
16 ウエハストッカー
17 ウエハ搬送ロボット
18 ウエハメカプリアライメント温調機
19 ウエハ送り込みハンド
20 ゲートバルブ
21 ゲートバルブ
22 ゲートバルブ
23 波面計測光源出射口
23A 波面計測光源光供給光ファイバー
24 波面計測受光センサー
25D ミラー保持エレメント
25F ミラー変位計測手段
25G 自重補償力発生手段(ローレンツ)
25H XY水平位置補償推力発生手段
25J Z推力発生手段
25K 自重補償力発生手段(マグネット)
25L 自重補償力発生手段(静電吸引力)
25M 自重補償力発生手段(ローレンツ)
25N 自重補償力発生手段(ローレンツ)
25P 自重補償力発生手段(マグネット)
26D ミラー保持エレメント
26F ミラー変位計測手段
26G 自重補償力発生手段(ローレンツ)
26H XY水平位置補償推力発生手段
26J Z推力発生手段
26K 自重補償力発生手段(マグネット)
26L 自重補償力発生手段(静電吸引力)
26M 自重補償力発生手段(ローレンツ)
26N 自重補償力発生手段(ローレンツ)
26P 自重補償力発生手段(マグネット)
27 ミラー系変位計測演算回路
28 波面計測値演算回路
29 ミラー自重補償+鉛直水平補正駆動テーブル演算回路
30 ミラー自重補償+水平鉛直補償駆動制御手段
101 励起レーザー
102 光源発光部
102A 光源A
102B 露光光
103 真空チャンバー
104 真空ポンプ
105 露光光導入部
105A ミラーA
105B ミラーB
105C ミラーC
105D ミラーD
106 レチクルステージ
106A 原版
107 縮小投影ミラー光学系
107A ミラーA
107B ミラーB
107C ミラーC
107D ミラーD
107E ミラーE
107F 鏡筒
108 ウエハステージ
108A ウエハ
109 レチクルステージ支持体
110 露光装置本体
111 ウエハステージ支持体
112 レチクルストッカー
113 レチクルチェンジャー
114 レチクルアライメントユニット
115 レチクルアライメントスコープ
116 ウエハストッカー
117 ウエハ搬送ロボット
118 ウエハメカプリアライメント温調機
119 ウエハ送り込みハンド
120 ゲートバルブ
121 ゲートバルブ
122 ゲートバルブ
Claims (14)
- 原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に力を加える加力手段を有し、
前記加力手段は、コイルおよびマグネットを利用したローレンツ力発生手段、マグネットを利用した磁気吸引力発生手段、静電吸引力発生手段のいずれか又はそれらの組み合わせを備えることを特徴とする露光装置。 - 原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に力を加える加力手段と、
前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記加力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする露光装置。 - 前記制御手段が、前記計測結果に基づいて前記少なくとも1つの光学部材の自重方向の変形に対する補正量を算出し、該算出結果に従って前記加力手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
- 前記基板を駆動する基板駆動ステージを有し、前記波面収差計測手段は前記基板駆動ステージ上に設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の露光装置。
- 前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に、前記少なくとも1つの光学部材の位置を調整することが可能な位置調整手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置。
- 前記位置調整手段は、コイルおよびマグネットを利用したローレンツ力発生手段、マグネットを利用した磁気吸引力発生手段、静電吸引力発生手段のいずれか又はそれらの組み合わせを備えることを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
- 前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記位置調整手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の露光装置。
- 前記制御手段が、前記計測結果に基づいて前記少なくとも1つの光学部材の位置に対する補正量を算出し、該算出結果に従って前記位置調整手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
- 前記基板を駆動する基板駆動ステージを有し、前記波面収差計測手段は前記基板駆動ステージ上に設けられたことを特徴とする請求項7又は8に記載の露光装置。
- 原版のパターンを照明し、前記パターンからの光を基板上に導いて前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの光学部材と、前記少なくとも1つの光学部材の自重変形量が小さくなるように、前記少なくとも1つの光学部材に対して非接触に支持する支持手段を有し、
前記支持手段は、コイルおよびマグネットを利用したローレンツ力発生手段、マグネットを利用した磁気吸引力発生手段、静電吸引力発生手段のいずれか又はそれらの組み合わせを備えることを特徴とする露光装置。 - 原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの反射部材と、少なくとも1つの反射部材の反射面の裏側に対して重力と反対方向の力を加える加力手段を有し、
前記加力手段は、コイルおよびマグネットを利用したローレンツ力発生手段、マグネットを利用した磁気吸引力発生手段、静電吸引力発生手段のいずれか又はそれらの組み合わせを備えることを特徴とする露光装置。 - 原版のパターンを照明する照明光学系と、前記パターンからの光を基板上に導く投影光学系とを有し、前記基板を露光する露光装置であって、
前記露光装置が少なくとも1つの反射部材と、前記少なくとも1つの反射部材の反射面の裏側に対して重力と反対方向の力を加える加力手段と、
前記投影光学系の波面収差を計測する波面収差計測手段と、該波面収差計測手段の計測結果に基づいて、前記加力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする露光装置。 - 前記少なくとも1つの光学部材が、該露光装置で用いる光を反射する反射部材であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の露光装置。
- 請求項1乃至13いずれかに記載の露光装置を用いて前記基板を露光する工程と、前記露光された基板を現像する工程とを有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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