JP4312374B2 - 液注出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液注出容器、とくに内容液をシャワー状に噴出させるようにした液注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャップ本体の頂壁に設けた円錐状注出開口部に開口弁を嵌挿し、容器口部を下方に向けたときに、開口弁が液圧によって開かれて、リング状の注出口が形成され、胴部のスクイズにより内容液が、リング状あるいはシャワー状に噴出されるようにした液注出容器は、従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の容器は、内容液を注出するために容器を傾け、容器口部を横にしたとき、さらに、容器口部を下方にむけたときに、ウォーターハンマー作用によって内容液が噴出されるという問題があった。
また、容器を傾け始めてから、所要の方向に向けるまでの間に、液圧によって開口弁が開かれ、不要な個所に内容液が溢散させるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決することを課題とし、注出時に、液移動によるウォーターハンマー作用による内容液の溢散を押さえるとともに、開口弁が徐々に開かれ、容器口部を下方に向けたときには、容器の内容液が注出されるようにした液注出容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、液注出容器として、キャップ基体の上壁に設けた上方に広がる円錐状弁座を具えた注出開口部と、該注出開口部に係合する開口弁を備えた液注出容器において、開口弁が、中央に透孔を穿孔した円錐状弁部と、下端にばね受け部を設けた円筒部とからなり、キャップ基体の上壁下面とばね受け部との間に圧縮ばねを弾装した構成を採用する。
【0006】
シャワー状に噴出させるために、上記構成に付加して、注出開口部の円錐状弁座面に凸部を形成し、開口弁の円錐状弁部に前記凸部と係合する凹部を設け、内容液をシャワー状に噴出するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0007】
さらに、二重筒状のシャワーとするために、注出開口部の円錐状弁座面に形成した凸部が突条であり、開口弁の円錐状弁部に設けた凹部が凹溝であって、突条の山面が開口弁の解放時にも凹溝内に位置するように設け、内容液を二重シャワー状に噴出するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明液注出容器の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bはキャップで、いずれも合成樹脂によって成形されている。
容器Aには、内容液として洗剤、化粧料その他が収納される。
容器Aは、口部1と胴部2、底部とからなり、口部1外周には、ねじ3が螺設されている。
【0009】
図1,2に示すように、キャップBは、キャップ基体B1と、該キャップ基体B1に三点ヒンジの蝶番機構B2によって開閉自在として取着された開閉蓋B3とからなっている。
キャップ基体B1は、側周壁4と上壁5とを具え、側周壁4の内周には口部1のねじ3に螺合するねじ6が螺設され、外周上端縁には、段部7が設けられている。
【0010】
外周の所定位置には、段部7から切り下げられた凹部8が刻設され、その下端から蝶番機構B2の押え板9が連設され、凹部8の両側の段部7周縁には、蝶番10が連設されている。
蝶番機構B2の反対側の周面には、段部7下方を切欠いて凹部11が設けられている。
【0011】
図3に示すように、上壁5の上面には、注出開口部12が立設されており、該注出開口部12は、上部が広がった円錐状弁座13と、該円錐状弁座13の下部に連設された円形の流通孔14とを具えている。
【0012】
注出開口部12には、開口弁15が係合されており、開口弁15は、円錐状弁座13に係合する円錐状弁部16と円筒部17とからなり、中央には、透孔18が穿孔されている。
円筒部17の下端には、ばね受け部19が設けられており、該ばね受け部19と注出開口部12の下面20との間に、圧縮ばね21が弾装されている。
【0013】
図2に示すように、上壁5の凹部11の上方の上端周縁には、一定範囲にわたる膨出部22が設けられている。
上壁5の下面には、容器Aの口部1内周に嵌合し、容器内部を密封する密封リング23が垂設されている。
【0014】
開閉蓋B3は、頂壁30と側周壁31とからなり、頂壁30の下面には、注出開口部12の周面12aに係合する密封リング32が垂設されており、その内周には、開口弁15の円錐状弁部16を円錐状弁座13に圧接させ、注出開口部12を密封する押圧リング33が垂設されており、中心には、透孔18を閉鎖する密封ピン34が垂設されている。
【0015】
頂壁30には、切欠部35が刻設され、その始端には、蝶番機構B2の押え板9の一端が連設されている。
側周壁31下端部には、押え板9を挟むよう蝶番10の一端が連設されており、蝶番機構B2の反対側の下端周縁には、つまみ36が突設されている。
つまみ36の内周には、膨出部22に係合する一定巾の凹溝37が設けられている。
【0016】
次に、本発明液注出容器の作用効果について説明する。
液注出容器は、使用時に容器口部1を下方に向けることによって、内容物を注出させる。
内容液の注出にあたって、開閉蓋B3を開き容器Aを傾けた場合には、内容液のウォーターハンマー作用によりキャップB上壁5内面に衝撃的に液圧がかかるが、開口弁15は、圧縮ばね21によって閉鎖方向に付勢されており、ばねが急激に圧縮されないため、開口弁15は開かれない。
そのため、容器Aを傾けたときに、一時的に内容液が飛び出すことはない。
【0017】
図4に示すように、容器口部1を下方に向けると、液圧によって圧縮ばね21の力に抗して開口弁15が開かれ、円錐筒状の開口が形成され、透孔18より空気が導入されることと相まって、内容液が円錐状弁部16の円錐面に沿って、リング状に注出される。
そして、落下に従って、円錐筒リングが分断されて細流に集束され、シャワー状となって落下することになる。
【0018】
内容液が少なくなり液圧が低下したときには、胴部2を押圧することによって注出させることができる。
場合によっては容器をスクイズタイプとし、最初から胴部を押圧することによって、内容液を噴出させることもできる。
その場合は、透孔18からも注出されるが、胴部2の押圧を解くと透孔18から空気が導入される。
また、胴部2の押圧により、圧縮ばね21に大きな力がかかり、開口弁15が大きく開かれるが、ばね力を適宜に設定することにより、円錐筒状の開口の大きさを制限することができる。
【0019】
注出後に容器Aを正立させると、圧縮ばね21が復元することによって注出開口部12が閉鎖され、開閉蓋B3を閉じると、押圧リング33によって開口弁15が押さえられるので、容器Aを横倒ししたり、倒立させても開口弁15が開かれない。
【0020】
次に、注出開口部と開口弁の実施例について説明する。
前記実施形態では、注出当初には、円錐筒のリング状として注出させるようにしたが、本実施例は、当初から噴流を分離させ、シャワー状に噴出させるようにしたものである。
【0021】
図5,6に示すように、注出開口部12の円錐状弁座13には、周方向に等間隔をおいて、突条40が配設され、開口弁15の円錐状弁部16には、突条40が係合する凹溝41が刻設されている。
突条40の高さは、開口弁15が開放されたときにもその山面40aが凹溝41内に位置するようになっている。
突条40と突条40との間隔、高さ、巾は、適宜に選択することができ、そのことによって噴出口の位置をかえることができる。
【0022】
図6に示すように、開口弁15が開かれたときには、内容液は、突条40の山面40aと凹溝41の谷面41aとの間、および突条40間の円錐状弁座13と円錐状弁部16との間から噴出され、内外二重のシャワーとして噴出される。
【0023】
上記実施例において、突条40の山面を低くすれば、図7に示すように、注出開口部12は、内外が連続することになるが、当初から連続したリング状の薄膜を形成しないでシャワー状に噴出される。
また、上記実施例では、突条40と凹溝41を組み合わせるようにしたが、それに限らず、図8に示すような円弧状の凸部50と凹部51との組合せ、その他、円錐筒状の開口の円形を乱すようにするものであれば、内容液を開口からシャワー状に噴出させることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
キャップ上壁の注出開口部と開口弁との間に圧縮ばねを弾装したから、容器を傾けた時にウォーターハンマー作用による内容液の噴出を阻止することができる。
【0025】
開口弁に透孔を設けたから、液圧によって開口弁を開き、円錐筒状の開口から内容液をリング状またはシャワー状に噴出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明注出容器の断面正面図である。
【図2】キャップの開閉蓋を180度開いたときの説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図である。
【図3】注出開口部と開口弁の拡大説明図である。
【図4】内容液注出時の説明図である。
【図5】注出開口部と開口弁の実施例であって、(a)は上面図、(b)は縦断面図である。
【図6】 実施例の噴出時の説明図で、(a)は縦断面図、(b)は噴出開口の形状を示す説明図、(c)は図(a)のA−A線における断面の展開図である。
【図7】 上記実施例の変形説明図で、図6(a)におけるA−A線における断面の展開図である。
【図8】 注出開口部と開口弁の別実施例である。
【符号の説明】
A 容器
B キャップ
B1 キャップ基体
B2 蝶番機構
B3 開閉蓋
1 口部
2 胴部
4 側周壁
5 上壁
12 注出開口部
13 円錐状弁座
14 流通孔
15 開口弁
16 円錐状弁部
17 円筒部
18 透孔
19 ばね受け部
20 下面
21 圧縮ばね
30 頂壁
31 側周壁
32 密封リング
33 押圧リング
34 密封ピン
40 突条
41 凹溝
50 凸部
51 凹部

Claims (2)

  1. キャップ基体の上壁に立設され上方に広がる円錐状弁座を具えた注出開口部と、該注出開口部に係合する開口弁を備えた液注出容器において、
    開口弁が、中央に透孔を穿孔した円錐状弁部と、下端にばね受け部を設けた円筒部とからなり、
    キャップ基体の上壁下面とばね受け部との間に圧縮ばねを弾装し、
    注出開口部の円錐状弁座面に凸部を形成し、開口弁の円錐状弁部に前記凸部と係合する凹部を設け、内容液をシャワー状に噴出するようにしたことを特徴とする液注出容器。」
  2. 注出開口部の円錐状弁座面に形成した凸部が突条であり、開口弁の円錐状弁部に設けた凹部が凹溝であって、
    突条の山面が開口弁の解放時にも凹溝内に位置するように設け、内容液を二重シャワー状に噴出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の液注出容器。
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